210 :
お前名無しだろ:
萌え萌えになってきたので、新日Uターン時のファイトの井上時評を引用(猪木引退時
のファイト縮刷版より)日付けは昭和60年12月17日
+++++++++++++++++++++++++++++;
(…)はっきり言うが、プロレスとは失業対策事業ではない。まして猪木プロレス
に決別し、ニューウエイブの旗を揚げた男達が、どんな事情があるにせよ、
追い込まれたぎりぎりの状態の中で妥協してほしくはなかった。
誰に聞いても「団体が潰れたので錦の御旗をすてて新日プロに泣きついた」としか
言わない
211 :
お前名無しだろ:04/09/18 13:56:36 ID:XRdJmFIw
野上彰
212 :
210:04/09/18 13:59:39 ID:P7jOWFrM
(…)団体が潰れ失業したので仕方なく絶対に帰ってはならないところ
へスゴスゴ帰っていったーどう弁護しても一部のフアンにはこの思いが
ついて回る。
闘う男達はどんな理由があっても闘わねばならない。まして生きていくためには
信念もイデオロギーも捨てねばなるまい。猪木にしても、信念としたプロレス
を生かしきっていない。馬場など顔をしかめてのプロレスであったろう。かくいう
本誌にしても書きたいことを洗いざらい書いてきたわけではない。
213 :
210:04/09/18 14:04:57 ID:P7jOWFrM
生きるということはプロレスの戦い以上に過酷で惨めである。だから
「最大限、自分の信念を生かしながら、新日という `新しいジャングル`
で闘って欲しい」というしかない。UWFの五人にやめてしまえと言える人間
などどこにもいないはずだ。
(…)UWFの名は残っても、シューティングはもはや存在しない。どんな崇高
な理念でも、営利団体として成り立たねば三文の価値もないと言われるのが
辛い。間違いなくUWFは正しい方向だった(…)
214 :
お前名無しだろ:04/09/18 14:10:03 ID:TrdJZHB9
名文だなあ、泣けるわ。
215 :
210:04/09/18 14:12:35 ID:P7jOWFrM
フアンの期待に背を向けても新日プロのリングへ上がろうとしている前田。
そっとしてやるべきだろうが、どっちみち避けて通れぬ痛みの途ならば、その心
の激痛とうめきに耐えるべきである。(…)
これからのUWF5人衆は辛い言葉と活字にさいなまれよう。マスコミとは口も聞かない
前田の姿が目に浮かぶ。
だがこれも試練。前田が本当に大輪の華を咲かせるのはこれからだ。自分が目指した
道を新日プロで実現させるのも男・前田であればやれる。
(・・)その苦痛のなかでフアンとマスコミを納得させて欲しい。おいしい言葉を
並べられた方が楽だ。砂の混じった塩をなめて苦しめ。それしかフアンにわかって
もらえる道はない