【結局ハッスル】高山善廣 総合スレ4【モンスター軍?】

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 2005年1月4日。
 私はあの「高山善廣さんと夢の実況コラボレーション」を経験しました。
 今回はその時の体験談を語らせて頂きます。

 一昨年の12月、私はある番組で高山さんとご一緒になり、高山さんの試合を
 実況させて欲しいと依頼しました。
 高山さんの答えは
 「俺の試合を実況する前に、一度、吉野が実況で俺が解説をしたい。」
 「そこで、俺の試合の実況を吉野に任せてよいか判断してやる。」
 当時の私は、「はい!!高山さんに認めてもらえるように頑張ります!!」と
 元気良く答えました。

 そして迎えた「西村修対小島聡」の一戦。
 私は高山さんに文字通り試されました。

 吉野「高山さん、この両者、全くタイプが違う二人ですよね。」
 高山「そうか?」
 私は心の中で、「えー!!そうくるの!!」と動揺しながら
 吉野「いわゆる西村修は寝技を中心とするクラシカルなスタイルですが、
 小島はラリアットに代表されるパワープロレスが持ち味ですよね!!」
 高山「そうだな。いや、吉野が本当に勉強しているか試したんだよ。」
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私は心の中で、「高山さん!!お願いですからドームの大事な試合で
 試さないで下さい!!
 たたでさえ、東京ドームという大舞台での実況で緊張している私に、
 「高山善廣」という大きな存在が私を試すなんて、小心者の私にとって
 大いなる試練でありました。

 さらに、
 吉野「高山さん、この小島の自称世界一のラリアット!!まじかで見て
 いかかですが?」
 高山「まだまだだね。世界一ではないだろ。でも東京一ぐらいの威力はあるな。」
 吉野「高山善廣公認、東京一のラリアットが西村を襲う!!」
 高山「吉野、おもしろくねえよ。」
 私は心の中で「ひえー!!」と思いながら、最後まで自分の実況のリズムに
 乗りきれないまま試合が終わってしまいました。


 そして迎えた、「天山広吉対蝶野正洋対長州力」の巴戦。
 私は「西村修対小島聡」戦の反省を活かし、高山さんに少しでも多くの「高山節」
 による解説をしてもらおうと考え実況に臨みました。
 しかし、そこで私はトンデモナイ失敗をしてしまいました。

 吉野「天山に対して蝶野が急所攻撃!!」
    「高山さん、これは痛いですよね!!」
 高山「オマエ!!わかるだろ!!」
 吉野「わかります!!これは痛い!!」

 私は実況しながら、あまりにつまらない質問をしてしまった後悔の念に
 駆られていました。
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 そして、試合後は、動揺して全く自分の実況リズムに乗れないまま、試合が
 終わってしまった自分に対する情けない気持ちで一杯になりました。

 私は、東京ドームという大舞台での実況という重圧と、「高山善廣」という
 不世出のプロレスラーに試されている重圧に完全に打ち負かされました。

 私は東京ドームの中心で「高山さん!!もう一度チャンスを下さい!!」と
 叫びたくなりました。

 「高山善廣さんとの夢のコラボレーション」が悪夢のコラボレーションにならないよう、
 今年も実況道に精進します。