！！ 越中詩郎 専用 スレッド45 ！！
結果的に、発売前に私が推測で延々言っていたことが、どうやらほぼそのまま的中してしまったようですね。リメイク版。
自分でプレイしていない以上、「リメイクとしての評価部分」と「ゲーム／商品としての完成度」は切り分けて考えますし、「完成度」の部分には何も言うことができないので、「リメイクであること」の方について書かせていただきます。
で、私の視点から見る、現状出てきているリメイク版に対する不満というのは、つまりは、オリジナルのＰＳ（ファンタシースター）のどこが良かったのか？ どこが悪かったのか？ という部分に関しての見切りにズレがあるのではと感じられます。
いろいろなところの評判を見るにつけ、どーにもリメイク版のリメイクの仕方……というか、リメイクのあたっての基本思想として、
「ＰＳ（１）というのは、ＲＰＧが少なかった当時だから評価されたゲームだった」
「ＰＳ（１）というのはいま遊んでも面白くない／今となっては魅力がない古臭いゲームである」
「ＰＳ（１）というのは王道的ＲＰＧだが、王道すぎて普通なゲームである」
↓
「だから、『イマ風』のシステム的／表現的アレンジを加えないと『いけない』ゲームである」
……と考えられているようなフシがありますね。
自分でプレイしていない以上、「リメイクとしての評価部分」と「ゲーム／商品としての完成度」は切り分けて考えますし、「完成度」の部分には何も言うことができないので、「リメイクであること」の方について書かせていただきます。
で、私の視点から見る、現状出てきているリメイク版に対する不満というのは、つまりは、オリジナルのＰＳ（ファンタシースター）のどこが良かったのか？ どこが悪かったのか？ という部分に関しての見切りにズレがあるのではと感じられます。
いろいろなところの評判を見るにつけ、どーにもリメイク版のリメイクの仕方……というか、リメイクのあたっての基本思想として、
「ＰＳ（１）というのは、ＲＰＧが少なかった当時だから評価されたゲームだった」
「ＰＳ（１）というのはいま遊んでも面白くない／今となっては魅力がない古臭いゲームである」
「ＰＳ（１）というのは王道的ＲＰＧだが、王道すぎて普通なゲームである」
↓
「だから、『イマ風』のシステム的／表現的アレンジを加えないと『いけない』ゲームである」
……と考えられているようなフシがありますね。
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でも、オリジナル版を支持してきたワタクシのような人間としては、ＰＳ１というのはそういうゲームではないと思っているわけです。
むしろＰＳ１って、革新や挑戦のカタマリみたいなゲームだったと思うわけで、決して「当時だからＯＫだったゲーム」でも「王道的ですごく普通のゲーム」でもないと。
まあさすがにＰＳ１はもう１５年以上前のゲームですから、かつて革新的・挑戦的だった部分も、今となっては別に普通のレベルになってしまったところも多々あります。
しかし、あのバーチャル感溢れる３Ｄダンジョンと戦闘シーン、特に戦闘時の迫力のある主観視点で表示される敵キャラクタのアニメーションは、ＰＳ２や４、どころか、最新のＲＰＧと比べてみてさえ、未だに魅力的に見えるものだと思うのですよ。
……というあたりというのは、ＰＳ１をプレイして、ちゃんと汲み取ろうとする姿勢さえあれば理解できる部分だと思うのです。
しかし、リメイク版については、そういう「普通の姿勢」がそもそも取られていないように思います。
ＰＳ１の独自の魅力だった部分を切り捨てて、「よくあるタイプ」のシステムに改変してしまう。
それでいて、そこにさらに現在のゲームに「よくあるシステム」（よーするに「コラボ」とか「キャラの掛け合い漫才」とか、そのあたりのことです）を乗せて、「ふう、イマ風にリメイクすることができたぜ」と満足してしまっている……、そんな風に感じ取れてしまいますね。
そんなの「クリエイト」じゃないっす。
「すごいもの」を「普通のもの」に変えてしまったうえ、「よくあるシステム」を乗っけてみました……。
そんなのは「クリエイト」じゃないです。
そんなものにはワクワクできないです。
むしろＰＳ１って、革新や挑戦のカタマリみたいなゲームだったと思うわけで、決して「当時だからＯＫだったゲーム」でも「王道的ですごく普通のゲーム」でもないと。
まあさすがにＰＳ１はもう１５年以上前のゲームですから、かつて革新的・挑戦的だった部分も、今となっては別に普通のレベルになってしまったところも多々あります。
しかし、あのバーチャル感溢れる３Ｄダンジョンと戦闘シーン、特に戦闘時の迫力のある主観視点で表示される敵キャラクタのアニメーションは、ＰＳ２や４、どころか、最新のＲＰＧと比べてみてさえ、未だに魅力的に見えるものだと思うのですよ。
……というあたりというのは、ＰＳ１をプレイして、ちゃんと汲み取ろうとする姿勢さえあれば理解できる部分だと思うのです。
しかし、リメイク版については、そういう「普通の姿勢」がそもそも取られていないように思います。
ＰＳ１の独自の魅力だった部分を切り捨てて、「よくあるタイプ」のシステムに改変してしまう。
それでいて、そこにさらに現在のゲームに「よくあるシステム」（よーするに「コラボ」とか「キャラの掛け合い漫才」とか、そのあたりのことです）を乗せて、「ふう、イマ風にリメイクすることができたぜ」と満足してしまっている……、そんな風に感じ取れてしまいますね。
そんなの「クリエイト」じゃないっす。
「すごいもの」を「普通のもの」に変えてしまったうえ、「よくあるシステム」を乗っけてみました……。
そんなのは「クリエイト」じゃないです。
そんなものにはワクワクできないです。
107 ：お前名無しだろ：04/03/20 08:29 ID:TOBmAk9L
キャラに関しても同様ですね。
アリサ、ミャウ、タイロン、ルツというキャラクタ「そのもの」をきちんと読み取らないまま、
その設定からくるステレオタイプなキャラクタ造形に沿わせてしまっている気がします。
アリサは「芯の強い美少女」、ミャウは「子供っぽいマスコットキャラ」、タイロンは「筋肉バカ」、
ルツは「ナルシストな美形キャラ」といった「ありがちなキャラタイプ」に当てはめてしまうことは、
すなわち本来のＰＳ１のキャラそのものを「魅力ないもの」として否定していることとほぼ同意です。
製作者側にそのつもりがないとしても、結果的に「否定している」ことになってしまっているのであれば、
私はそれを肯定することはもちろんできませんけども。
それでいて、かつ別のより良い魅力が出せているのなら、それはそれでかろうじてまだしもなのですが、
リメイク版は果たしてそういう形になっているものでしょうか？
というわけで。
いろいろな部分をチクチクと言ってはいますが、要するにワタクシが興味があるのは、
「リメイク版はＰＳ１を遊んだ時と同種の興奮や感動が味わえて、かつオリジナル版より優れているかどうか」。
その部分が最大かつ唯一の部分であるわけで。
プレイした方にはそのあたりに関してはどーですか？と改めてお尋ねしたい感じです。
その意味では、現状いろいろなところで述べられているところの、オリジナル完全賛美派の「あれがない」「これがない」、
「あれが違う」「これが違う」というような話も、リメイク容認〜肯定派の「けっこう遊べるじゃん」
「シンプルでいいよね」といった話も、どっちもわりとワタクシにとってはどーでもよかったりしていますけどもね。
……ちょっと時間かけて書いてしまったので、言ってることがふらふらしててすいません。
アリサ、ミャウ、タイロン、ルツというキャラクタ「そのもの」をきちんと読み取らないまま、
その設定からくるステレオタイプなキャラクタ造形に沿わせてしまっている気がします。
アリサは「芯の強い美少女」、ミャウは「子供っぽいマスコットキャラ」、タイロンは「筋肉バカ」、
ルツは「ナルシストな美形キャラ」といった「ありがちなキャラタイプ」に当てはめてしまうことは、
すなわち本来のＰＳ１のキャラそのものを「魅力ないもの」として否定していることとほぼ同意です。
製作者側にそのつもりがないとしても、結果的に「否定している」ことになってしまっているのであれば、
私はそれを肯定することはもちろんできませんけども。
それでいて、かつ別のより良い魅力が出せているのなら、それはそれでかろうじてまだしもなのですが、
リメイク版は果たしてそういう形になっているものでしょうか？
というわけで。
いろいろな部分をチクチクと言ってはいますが、要するにワタクシが興味があるのは、
「リメイク版はＰＳ１を遊んだ時と同種の興奮や感動が味わえて、かつオリジナル版より優れているかどうか」。
その部分が最大かつ唯一の部分であるわけで。
プレイした方にはそのあたりに関してはどーですか？と改めてお尋ねしたい感じです。
その意味では、現状いろいろなところで述べられているところの、オリジナル完全賛美派の「あれがない」「これがない」、
「あれが違う」「これが違う」というような話も、リメイク容認〜肯定派の「けっこう遊べるじゃん」
「シンプルでいいよね」といった話も、どっちもわりとワタクシにとってはどーでもよかったりしていますけどもね。
……ちょっと時間かけて書いてしまったので、言ってることがふらふらしててすいません。