【多重とかは】wj総合361【もう勘弁】

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876お前名無しだろ
その晩、大森は嫁と5周年目のささやかなパーティーを開いた。

嫁「今日、長州さんがこの村に見えたらしいわよ」

大森「ああ・・・」

嫁「なんでも小さな村々をまわって人々と喜ばすための村おこしと
  慈善事業を一環としたプロレス団体を旗揚げするんだって
  村長さんと話し込んでたみたい。あなた何か聞いていたの?
  <俺には大森の力が必要だ>ってしきりに言ってたみたいだけど」

長州一人だけが寂しそうにどっかりとど真ん中に写ったチラシを嫁が取り出す。
<長州力の新団>(仮)あの団体の大物も登場予定、こうご期待!と書いてある

大森「ああ・・・」
嫁「どうしたの?何か変わったことでもあったの?」

大森「いや、何でもないんだ。5年間、本当に色々苦労を
    かけてスマンカッタ。」

嫁「プッ、あなたが冗談言うなんて珍しいわね。」  大森「〜」嫁「〜」

それから二人は取り留めの無い会話をした後、大森夫婦は
床についた。大森は明日からやることが増えた、心配事も増えた。
それを思うと大森はなかなか眠れなかった。だが確信していた。

(きっとまた明日からも幸せな生活が続くのであろう。)