【多重とかは】wj総合361【もう勘弁】

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845お前名無しだろ
大森は無傷だった。いや、正確には長州の元プロにしては荒過ぎる技のせいで
怪我はしているのだが・・・。では、さっきの銃声は一体。

薄れゆく意識の中で大森が目にしたのは、目の前で声も立てずに倒れ逝く
吉田の身体であった。一瞬の看取りも許されないまま死んでゆく吉田。正確
に打ち抜かれた吉田の心臓部からは大量の血が吹き出していた。死んだはず
の大森の意識が急激に現世に呼び戻されてゆく。そして生き返った大森の目
が最初に捕らえたものが死んでゆく吉田と吉田に銃口を向けたまま震えの
止まらない越中だった。越中も相当の至近距離で撃った為なのか、右腕を中心
にかなりの返り血を浴びていた。銃を撃ったことなど無かったのだろう。普通そうだ。

越中「・・・・・」
越中は呆然と立ち尽くしていた。

健介「・・・・・」
健介は何やら取り乱したようにあれこれ言ってるのだが、口の動きが早すぎて解らない。動転しているのだろう。

大森「越中さん・・・」