★ 昔の全日本プロレス中継を語る ★

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363お前名無しだろ
>>189 >>198 >>206 >>207 >>218
実を言えば、若林さんは入社して1年ほどでCBCを退社しているのです。
そもそも若林さんは、当時のCBCの新人アナとしては、かなり期待された存
在でした。かつてCBCテレビには、「なめ猫」「小出広美」などを世に送っ
た、「ぱろぱろエブリディ」という伝説の夕方生ワイド番組がありましたが、
その後番組となった「夕焼けワイド510」の司会に大抜擢されたのが、何を
隠そう入社1年目の若林さんだったのです。しかしこの番組は、前の番組に比
べかなり地味な印象のもので、結局3ヶ月位で打ち切られました。ただ、この
番組の末期の頃に、1回なぜか「プロレス特集」をやったことがあり(セット
には第1回IWGPのポスターが貼ってあった憶えがある)、今考えると意味
深なものがありましたが…。その後の若林さんは、ラジオの30分番組のレギュ
ラーが1本あった以外は目立った活躍がなく、専らラジオのニュース読みばか
りやっていました。それを見かねたのか、先輩のK堀アナ(CBCで現役)が
「俺はT田(当時アナ、現広報部)を育てた、今度は若林を育てよう!」と番
組内で発言したほど、地味な存在になってしまったのです。ところが暫く後、
友人から「この前A川アナ(当時アナ、今は?)がラジオで『実は新人の若林
がやめましてねえ…』と話してた」という話を聞かされました。私は「まさか
人間関係でやめたのか?」と思い、同時に「これから一体どうするつもりなん
だろう…?」と、本気で心配したものでした。
364お前名無しだろ:03/09/15 12:06 ID:???
(363の続き)だからこそ、それから1年ほど経って、当時日曜正午か
らCTVでやっていた「全日本プロレス中継」の中継スタッフの紹介
のなかに「実況 若林健治」の文字を見つけたときには、驚くか驚く
まいか!しかも、暫くしたらTV情報誌に「新人の若林アナが全日本
プロレスの道場で特訓」という記事も載り、それを見て私は「違う、
厳密には新人じゃない!」と思ったと同時に、妙な疑念が沸いてくる
のを禁じ得ませんでした。それから数ヶ月位経って出てきたのが、あ
の、「恩知らずのキラー・カーン」という名台詞でした。
 「恩知らずのキラー・カーン!この恩知らずぅ〜!!!」
この台詞を聞いて、あたしゃ切れました。「何を言うか!自分だって
後ろ足で砂を掛けるようなマネしてCBCを辞めたくせに!『恩知ら
ず』ってテメエのことだろうが!!」当時は本気でそう思いました。
もっともその後、そうした「ハチャメチャ実況」をすっかり自分のス
タイルとして定着させ、かつ「恩知らず」というフレーズを自分のミ
ドルネームとして使ってみせた辺りから、そのいい意味での「開き直
り」ぶりを認めるようにはなりましたけど。
 ただ、後年「ゴング」だかのインタビューで、本人が明らかにした
ところによると、若林さんがCBCを辞めた本当の理由は、「母親の
看病のために、どうしても地方にいられなくなった」ということらし
いですね。私はこれを見て、長年の胸のつかえがとれました。「よか
った、いじめじゃなくて…」と。
 因みに、CBCで若林さんとほぼ同期入社だったアナウンサーに、
あの薬師寺対辰吉戦を実況した塩見啓一というスポーツアナがいるの
ですが(主に中日戦やボクシングの中継で活躍)、彼は立命館大学時
代、プロレス研究会に入っていたそうです。かつての同僚がプロレス
の実況アナになったと知ったとき、塩見さんはどう思ったのでしょう
か。(皮肉と思ったか?)