健介 新日に辞表! どうなる?

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394何故俺と"鈴木みのる"か?
塩介
「俺は気持ちの中でとまどっています。
上井さんにしてみれば、俺に気をきかしてくれていろんな事やってもらったかもしれない。
今ある事実と真実は違う。
9月27日に上井さんとライガーがパンクラスに行きました。
その10分前くらいに俺のところにライガーから"パンクラスの事務所で尾崎社長と会うから"と連絡がありました。
俺はその時、ライガーが何故俺の代わりに試合をするのか、何故そこでライガーが出てくるのかわからなかったんです。
ライガーと鈴木みのるの試合はドリームマッチだと思いますよ。
俺もその試合の実現はいいことだと思う。
だけど俺の代わりじゃないんですよ!
今、俺の知らないところで話が広がり、知らないところで対戦が決まり進んで行った。
俺は昨日から一睡もせず、ここに来るまでもずっと悩んでいました。
話を最初に戻すと、何故俺と"鈴木みのる"か?という事をよく考えてもらいたいんですけど、俺と鈴木は新日の前座の時から一緒に練習していた。
お互い汗を流して、"今は一番下だけど、絶対に強くなるんだ" と純粋な気持ちで練習をして、その練習を試合にぶつけ、競い合っていました。
俺と鈴木が最後に新日本のリングで試合をした時、"また、やろう、上に上がってやろう!"とそういう言葉を交わし、約束をした。
それは会社からどうのこうのじゃないですよ。
自分のピュアな気持ち、それだけでした。
純粋な、子ども同士の約束のようなものですよ。
ストレートで純粋な、競い合った男同士の約束なんですよ。
でも、今団体が違う。
所属選手はしょうがないと言われればそれだけかもしれない。
でも、俺達の今の気持ち、俺が今こういう気持ちだってことは、鈴木にも同じ気持ちがあると思いますよ。
俺がここまで来ても、変わらない当時の俺が今ここにいる。
だから、ドームで鈴木に会った時は、"やっとその時が来たんだ"とそういう気持ちで、鳥肌が立ちました。
それからいろいろありました。
俺と鈴木の試合だったものが、俺達だけの試合だったはずが、新日本対パンクラスというものになっていた」