■カシン 20日武道館へまたも一方的要求
全日本プロレス20日の日本武道館大会で、
長井、安生とのトリオで、WAR軍の平井、嵐、
荒谷組と対戦するカシンが、怒りの無法要求。
ファン投票で決定した7・20武道館大会に敢然と
クレームを付けた。「どう見たって余った選手を寄せ集めた、
苦しさ丸出しじゃないか。意味のないカードにせめてもの
大義名分をつける意味で、オレたちの試合を誰も知らない
WAR6人タッグ王座を復活させて、決定戦にしろ」とカシンは、
一方的に要求した。
これまでブッチャーとのコンビ結成、
世界ジュニア王座戦・・・など、なぜかカシンの要求は
実現しているだけに、今回も・・・。
カシンと口裏を合わせたように策士・安生が、
「ボクの武道感のカードは、はっきり言ってテーマがない。
せめて元王者でもあるし、あの試合はWAR6人タッグ戦にしてほしい。
それともうひとつ。武藤選手が全日本をもらうならボクは、
ジャイアントサービス(GS)を牛耳らせてもらいたい」
と、あろうことかGS禅譲まで口にし始めた。
武藤の次期社長就任が決定的な中、武藤派でも
WAR軍でもないカシンら“異端集団”が間隙を縫うように
ジワジワ増殖。カシンを中心とした“横道改革”が、
いつのまにかうごき始めた。