804 :
夢:
世界選手権を制覇し、真剣勝負をやりつくした小川にとって、
柔道引退後もなお、リアルファイトをやる意味は全く無かった。
01巡業、WWE観戦を通じて、プロレスの楽しさを知った小川。
今まで名勝負と言えるのは、希代の名ジョバー橋本相手の偽VTのみ。
橋本さんだけでなく、相手が誰であっても客を喜ばせる試合をしたい!
小川に今必要なのは格闘技の練習ではなく、プロレスの修行だった。
そこで提示された今回の試合、一体何の意味があるというのか。
805 :
夢:02/08/03 12:34 ID:???
入場、いつもの顔だ。テンションは全く落ちていない。
が、セコンドはプレデターとコリノ?ゴングが鳴る。
なぜかガファリの技を避けない小川、一気に窮地に追い込まれる。
タックルから一気にテイクダウンされそうになる。危ない。
何と小川がローブロー!そこへコリノからパイプイスが。
小川、イスをふりかざし、ガファリに一撃!場内騒然。
小川の反則が告げられ、あわてて関係者がリングイン。
が、プレデターがこれを一蹴、チェーンをガファリに巻く。
小川がマイクを持ってリング中央に立った…
806 :
夢:02/08/03 12:35 ID:???
「格闘技ファンの皆様、目を覚まして下さい!」
小川が吠えた。チェーンで絞められたガファリを引きずりながら。
「俺は、プロレスをやりたいんだ」いつの間にか橋本も笑顔で並ぶ。
抗議の嵐、マスコミは茶番劇と酷評、日テレ出入禁止、UFO解雇。
そして、全てを敵に回した小川は、成田にいた。
01専属となった小川は、WWEファーム団体へ向かうのだ。
2年契約のあの人と戦えるタイムリミットは、あと1年半しかない。
果たして、辿り着けるのだろうか。本当の闘いが始まった。
END