■「全日社長問題」でなぜ逃げる
川田は卑怯!!
*天龍が徹底糾弾
沈黙守る川田に会見要求
*武藤との社長争奪マッチもブチ上げ
:全日 9日倉敷
生え抜き組に問題ありと次期社長問題で憎まれ役に徹している
天龍が、とうとう事の“本質”に言及した。
「この際言わせてもらえればね、次の社長がどうこうと
言われている時に、なんで渕も川田も黙ってる。
欠場中かもしれないが、川田なんて副社長だったわけだし、
この件で言いたいことがないわけない。卑怯なんだよ。
こんな時に全日本の古い体質をさらけ出してどうする」
と天龍は、この期に及んで“不在者投票”すら実行しない
川田を徹底糾弾した。
天龍の指摘通り次期社長問題が表面化して以来、
現在までに川田が発したのは「俺が戻るまでは
元子社長でいてもらいたい」のひと言のみ。立場を考えれば、
天龍ならずとも、これでは納得のしようもない。
「戻って来るまでって言っても、じゃ一体いつ復帰できるんだ。
もう9月30日に(元子社長が)勇退するのは決まってるわけだし、
その前に復帰できるのか。大体、復帰した時に武藤社長になって、
どんな顔して戻ってくる。とにかく一度、表に出て
ちゃんと言いたいことを言ってみろ」と天龍は、
川田に怒りの意見陳述を要求した。
煮え切らないかつての子分に不満爆発の天龍は、
さらに復帰Xデーでの仰天マッチを提示。なんと武藤との
“生え抜き幹部VS外様実力者〜次期社長イス争奪デスマッチ”
決行を声高に訴えた。
「もしこのままの状態であっさり次期社長が決まったら、
なんらかのしこりが残ると思う。川田だって自分の心意気を
ぶつけたい、って思いが必ずどっかにあるハズだし、
この際、川田VS武藤をやって、勝った方が次の社長をやればい。
時間は無制限、反則OKの完全決着デスマッチだな」と天龍は、
真顔で爆弾プランを披露した。
生え抜き組への怒りを大爆発させた天龍は、まだ足りんとばかりに
リング上でも大暴れ。次期社長問題で渦中の武藤と今シリーズ
初激突し、エルボー弾、イス攻撃逆水平…で“外様実力者”には
体で反対メッセージを送った。
■ウィリアムスは「武藤」拒否
スティーブ・ウィリアムスが、この日の試合前、
次期社長問題について初めて口を開いた。
「オレにとってのボスは、いつでもミセス元子。
信用できるのは彼女だけ」と事実上の武藤社長拒否を宣言した。
「ムトー、コジーマ、確かに後から来て頑張ってるが、
オレは42人が離脱した時もオールジャパンにとどまった。
それほどここを愛している。なのにナゼ次の3冠は小島なんだ。
川田なき今、次は俺しかいないだろう」とウィリアムスは、
ここぞとばかりに新日移籍組にキバをむいた。
怒りの殺人医師は、今後「バッドガイ」になることを表明。
全戦で殺人岩石落としで勝ちまくり、敵を潰しまくることを
不敵に予告。この日も予告通り相島を餌食にし、
実力行使の3冠挑戦権強奪へ戦慄の一歩を踏み出した。