まあ、昔から新日を追ってた俺みたいな人間からみても、
確かに今の新日はショッパい。
なぜこうなったか、考えてみる。
一つは「ドーム興行主体」の形態。
最初の「格闘衛星東京導夢」から始まった。
あれは、レッドブル軍団の参加があって、華やかな大会だった。
試合も番狂わせ連発。
俺の記憶では、5万3千人を動員した。
その後も、WCW勢がキャンセルした危機的状況のなかで、
全日勢が参加した「スーパーファイト・イン 闘強導夢」
、WCW勢の参加が実現した「スターケイド・イン 闘強導夢」
などなど、素晴しい興行を連発した。
そして、1月4日のドーム興行も定着。
長州対天龍、猪木対 天龍
などが実現した。
極め付けは、Uインターとの全面対抗戦。
ダフ屋が暇になるほどの盛況振り。
6万7千人を動員。
このように、当初のドーム大会は、「観客動員が見込める
カード」が決まってから計画されてきたように思う。
しかし、いつからか、歯車が狂い始めた。
ドーム興行に味をしめた新日はドーム大会を連発する。
大阪ドーム、名古屋ドーム、福岡ドーム。
そして付け焼き刃的なカードが多くなる。
例えば1998年のドーム大会。
橋本対シャムロックが目玉カードだった。
しかし、シャムロックWWF入りのためキャンセル。
急遽実現したのが、既に新日と契約していた小川のデビュー戦。
このように、「ドーム興行のため」のカード編成が増えた。
ドーム興行を行うためには、話題性が不可欠。
そのためには他団体選手の力がどうしても必要。
その結果、新日の選手の負けブックが増えた。
というか初対決では必ずと言っていいほど
負けるようになってしまった。
1999年1月4日のドーム興行。
当初目玉カードが作れず四苦八苦。
苦肉の策でUFOとの対抗戦。
直前に大仁田厚の参戦が決まり、チケットは売れたものの
悪夢の小川橋本戦。
セメントで橋本が戦士喪失。
信頼関係のない相手を使わなければならなかった新日の責任。
ドーム興行最大の功罪
ドーム主体興行でも良い点はある。
年間の試合数、以前は200を超えていたのが、
去年は120試合ほど。
そのためか、第3世代と呼ばれている選手たちの
コンディションは三銃士らが同年齢の時よりも良いように思える。
しかし、話題性だけで集客できると
勘違いしたのか、試合内容が薄くなってきた。
去年、そして今年の1月4日。
最悪の試合が続いた。
そして、新日勢は相変わらず負けてばかり。
一方、全日本プロレス。
あそこは昔から鎖国主義。
話題という事に関しては新日にいつも遅れをとっっていた。
しかし、「その分を試合内容で補おう」という努力が見られた。
そして完成されたのが、「四天王プロレス」
そのおかげで全日には「固定ファン」が増えた。
新日にも「固定ファン」はもちろんいるが、
ドームに集まるのは新日の固定ファンばかりではない。
試合話題性がないと集まらないファンが大多数。
会社側、選手側の勘違いの一つはその点。
試合のグレードが下がると固定ファンを失う事になる。
その事を分かっているのだろう。
現に、昔は新日の方が「過激」と言われたものだが、
いつのまにか逆の意見を耳にする事が多くなっている。
旧全日やノアにも問題点がない訳ではない。
あまりに、試合内容をエスカレートさせ過ぎた。
ファンもそれを当り前に感じるようになった。
その代償が小橋に代表されるように、選手の身体に及んだ。
最近のノアの試合は「四天王プロレス」の世代の
人からみると、多少物足りなく感じるようだ。
逆に言えば、ノア勢は問題点に気がついているのだ。
まだ救いがある。将来に見通しも新日より明るいかもしれない。
age
さらに新日とからむ事で、新しいファンを獲得できる
かもしれない。
かつてUWFがそうだったように。
今年以降、ノアが大化けする可能性は大。
しねっ!
1000 :
お前名無しだろ:02/01/26 22:49 ID:FHyXP370
ノア最高