で、全体の感想なんですが…「か、か、かっちょええ〜!」
基本的にはこのヒトコトに尽きてしまうのですがそれではあまりにも能がないので。
● 別にいわゆる「昭和プロレス」崇拝、平成プロレス全否定派ではありませんが
こうしてみてみるとひとつひとつの技の説得力が素晴らしいですね。藤波の技各種は
もちろんのこと、剛竜馬のジャーマン、サイドS、ネックブリーカー、レイ・メンドーサの
ブレーンバスターなど、平成プロレスでつなぎ技に成り下がってしまった数々の大技の
凄みを再確認できたことは嬉しいです。
● ドラゴンレッグロールクラッチ・・・いいです!ジャーマンもDロケットもいいですが
今回ビデオをみて一番良かったのがこれ。ぜひ西村あたりに後継してほしいものです。
● これもガイシュツかもしれませんが、私が藤波を好きな理由のひとつに、当時から現在に
至るまでニーパットをつけないコスチューム、というのがあります。そのことに今回ビデオを
みて改めて気付きました。
●vsカルロス・ホセ・エストラーダ 戦
記念すべきWWWFジュニア王座奪取試合&ドラゴンSH初公開!「ドラゴンSHはその場の思い
つきだった」という藤波のコメントにもあらためてこの人すげぇ〜って思いました。
●vs剛竜馬 戦
全体の感想でも書きましたが剛は素晴らしい選手でした(過去形ですが)。本多多聞のデッドエンド
を彷彿させるジャーマンは見事の一言。ただし藤波自身が語っているとおり、猪木vsS・小林の代理
戦争といった趣が強く、どこまでも凛々しく爽快な藤波に対してどこまでもクドくて暑苦しい剛という
どうしようもないスター性の違い…(^_^; ただ強いだけでは一流にはなれても超一流にはなれないと
いう世の無常を痛感させられたカードです。
印象的だったのは藤波がテイクダウンを取るのにみせた、ドラスクの原型とも思えるムーヴ。相手の
足を片手で掴み、もう片方の手をスイングして巻き込むドラスクに対し、この試合でみせたのは足を
両手で抱え込んで自らが回転しながら相手を倒す形でした。
●vsマンド・ゲレロ 戦
飛龍原爆解禁!!! さんのおっしゃるとおりの好勝負でした。でもなにげに一番印象深いのは
フィニッシュの藤波のジャーマンに対する実況の「ドラゴン飛龍!ドラゴン飛龍!」(笑)
●レイ・メンドーサ 戦
このビデオに収録されている試合の中では初めてドラゴンロケットが登場、まさにロケット!
藤波のプロレスの振幅の広さが実証されている試合だと思います。
飛龍原爆解禁!!! さんご推薦のダブルリストアームソルトも美しい。私の中でこの技のbPの
使い手は工藤めぐみだったりしたのですが再考ですね(笑)
あと、藤波がみせた、座った相手に足をフックさせての(ストレッチプラムを連想すると分かり
易い)腕固めはけっこうエグイと思いました。
●vsペロ・アグレヨ 戦
このスレではおなじみ(?)の、フィニッシュがドラゴンSHでギブアップという試合。藤波のエルボー
スマッシュが新鮮♪福岡晶のぐるぐるパンチを彷彿させます・・・って私は別に女子プロヲタでは
ありませんので、念のため(^_^;
観客層も当時は背広姿のサラリーマンが難しい顔をしてリングサイドを陣取っているのが当たり前ですが、
この試合から黄色い声援と悲鳴がひっきりなしに聞こえてきます。こうした新しいファン層を開拓したのも
藤波の隠れた(?)功績だと思います。
また、全篇を通してみられる華麗なドロップキックですが、この試合を境に形が変わっています。
具体的には、この試合以前にはジャンプする際にやや斜めに跳んで蹴った反動で反転する形(今でいえば
三沢型)でしたが、この試合以降は現在の正面跳び(豊田真奈美型)になっています。足の負傷との因果
関係は不明ですが、もし詳しい方がいらっしゃればフォロー頂ければ幸いです。
●vsエル・カネック 戦
藤波の気性の激しさを垣間見れる1戦。マスク剥ぎの報復で痛めた足のシューズを
脱がされ裸足で放った撃墜ドロップキックがフィニッシュ。負傷が痛々しいです。
●vsトニー・ロコ 戦
記憶には全然ないので実質はじめて見たけど素晴らしいですねぇ>トニー・ロコ
ハーフスタンディング式腹固めともいうべきメキシカンストレッチや、吊り天井の際に
腕をとらずフックした両足に全体重をかけて前傾する拷問技など、私的には非常にみる
べきものが多かった1戦でした。
●vs剛竜馬 戦
一瞬の逆さ押さえこみでまさかの王座転落する試合(2日後に奪回するが)。さきにも
書きましたが、剛自身が「藤波はライバル」と公言するだけあって素晴らしいです。
あと、剛との試合でみられるのは張り手合戦。私は思います。藤波の張り手というのは
長州におけるストンピングと同様の意味で、最強の必殺技だなぁ、と。
●vs木村健吾 戦
メキシコ帰り・白タイツの健吾兄さんとの試合。健吾兄さんのバックドロップ、卍固め、
コブラツイストなどは実に切れ味抜群で「本当の猪木ムーヴ後継者はコイツじゃないのか」
と当時こどもゴコロに感じたことを思い出しました。
え〜、以上です。長々とすいません&ご静読サンクスでした・・・ハァ、疲れた
177 :
飛龍原爆解禁!!!:01/10/21 06:05 ID:wHlumwO/
>169〜176 旧スレ1さん
丁寧な観戦記、ご苦労様です。
仰る通り、藤波を始め、猪木、坂口、長州らはサポーター類を一切着けませんでしたね。
私もそこが好きでした。(別にサポーターが悪いとは思ってませんが)
ドラゴンレッグロールクラッチ・・・やはりいいですよねぇ。
この技にかけては藤波が世界一だったと私も思っています。
あと、剛は確かにクドくて暑苦しい・・・同感です。(嫌いじゃないですヨ)
178 :
K2:01/10/21 13:04 ID:k4fUUzCx
>169〜176 旧スレ1さん
お疲れ様です!楽しく読ませて頂きました。
ジュニア藤波はカッコイイ!の一言ですよね。ヘビー藤波は
新鮮さや華やかこそ凱旋時より薄れたものの、ひとつひとつの
技を大事にする、ハートを感じさせてくれる最高の
レスラーです(私にとって)。
179 :
飛龍生ソーメン:01/10/21 13:34 ID:FW0EIQWJ
>>165 991.1.17のベイダー戦と言えば…、ゴングの三者三様で絶賛され、
「今年始まったばかりだけど、年末まで忘れないでおきたいね」との
コメントがありました。
にもかかわかず、年末どころかそのときの前半期ベストバウトを挙
げるときにはもう忘れられていたという……(T_T)。
180 :
お前名無しだろ:01/10/21 14:48 ID:zB6LPU11
>179
うーん、あれは「藤波史的」名勝負ですからね。みんなその辺で
絶賛したんでしょうがそういう視点ではNWA戦や20周年をとるでしょう、忙しい記者さんは。
私の記憶違いでなければ浜松の長州戦が割に厳しい評価だった分
ベイダー戦の評価が高くなったのでは?
負傷の引き金であり、武道館での試合が流れ藤波絶叫、という
因縁の相手でしたしね。
181 :
飛龍生ソーメン:01/10/21 18:52 ID:FW0EIQWJ
>>169-176 木村健吾との試合は、彼のベストバウトだと思います。
藤波にとっても、ジュニア時代の試合ではチャボ戦に匹敵する名勝負
では? 少なくともわたしはそう思います。
ドロップキックの話題はわたしも何度か振っているのですが、なぜか食
いつきが悪いです。
わたしはプロレス技で1番好きなのはドロップキックで、いい一発が見れ
ると必ず巻き戻してスローで見直すほどです。
藤波のドロップキックに関しては、残念ながらどんどん衰えていっていま
すね。当初は"正面跳びの側面蹴り前方受け身"というとてつもなく高度だ
ったものが…いまでは"正面跳びの尻受け身"になっている……。
182 :
飛龍原爆解禁!!!:01/10/21 19:55 ID:wHlumwO/
>181
エストラーダ戦やマンド戦で見せたドロップキックはまさにそれです。
『ドラゴンスープレックス』のレコードジャケがエストラーダ戦でのその写真でした。
(生ソーメンさん、旧スレでもドロップキックについて触れておられましたね)
空中で見事に"旋回"する様は後年トム・ジンクやダグ・ファーナスも見せてくれましたが、藤波は助走無しで至近距離から見舞ってましたからねぇ、凄かったです。
ヘビー級に移ってからも、"正面跳びの側面蹴り"は何度か見せてくれましたが、「キックの瞬間に相手から目が離れているのでつま先だけでの"チップ"が多くなった」という指摘が何かの本でありました。
それでも私は、S60年頃までは、他のレスラーに比べれば藤波はまだまだ一流の"ドロップキッカー"だったと思うのですが・・・
183 :
53:01/10/22 00:47 ID:GdhgZTD+
旧スレ1さん
観戦記、ご苦労さまでした。
読み応えありました。
さて、ドロップキックは確かに変化しましたね。
何故変わったのか判らないのでレスにはなってませんが、
当初は猪木と同じ飛び方だったのに。
また、飛距離も矢の様に飛んでゆくものから徐々に
その場で迎撃するものに変化していったのは、ちょっと悲しかった。
長州戦では、正面飛びで自爆してサソリの餌食になってましたから。
木戸(旧UWF移籍以前)もドロップキックの名手と言われてましたね。
ドロップキックをうまく出来るというのはテクニシャンとしての指標になってたのかな?
旧スレ1さん、私もさっき、『Jr.ヘビー列伝 1』借りてきて観たところっス!!
(置いてあるビデオ屋をやっと見つけたモンで・・・)
剛に見舞った藤波のスラップ(張り手)は強烈でしたっスね。
S54.10.2剛戦での藤波、コワかったっス。
ゴング前、握手すると見せかけて顔面に一撃!! 張り手合戦では打ち勝ったうえに天龍のような顔面キック!!!
よく、『藤波は"受け身"のレスラーだ』と云われるケド、決してそんな事は無いっスよ。
ここ一番(例えばS58.7.7長州戦)での喧嘩度胸、荒っぽさは超一流っス!!
その"凄み"をたま〜に垣間見せてくれるコトも、ドラゴンの魅力でスよね。
185 :
お前名無しだろ:01/10/22 03:51 ID:jchgV5NH
ドロップキックですか。期間限定でよければ鶴藤長天てみんな
ある意味名手だったと思いません?あの天龍も細いころは
しなやかに跳んでいたような。長州が'89〜'91にときおり見せた
それはフォームの綺麗さでは日本人屈指でしたし、ジャンボの
若いころの異常な跳躍力と後年の破壊力はいわずもがな。
三銃士、健介、三沢、川田あたりまでの日本人エースはたいてい
ドロップキックでおおつ!というシーンがありましたよね。
この技がこれから淘汰されていくとしたら寂しいですね・・・