1 :
猪木:
>>1 これはすごい偶然だよ。
まさかオーストラリア留学中にこんなバカしてるとはね。
中学以来だなあ。なつかしいなぁ。
1よ、いや、倉重よ。
君は早熟でチンポ臭かったよね。あだ名は「倉重キン」だったよな。
でもまだエロいスレ立ててるとこ見ると、やっぱりスケベなようだね。
しかも大した嫌われ者のようじゃないか。
昔から屁理屈コイて周りにウザがられていたもんな。
お前の兄ちゃんが異質な病気で死んだ日の事を思い出されるよ。
いつも兄ちゃんの話題になると嫌がってたもんな。兄ちゃんは同級生のイジメで
変な病気になってずっと収容施設にいるって事知られたくなくて。
でも今はお前が兄ちゃんみたいになってるのはいただけないな。
そうか。今でも警察と隣り合わせの生活をしているんだね。
変わらない君を見れてうれしいよ。
じゃあね
このあいだ、ドームでラリアットしたんですよ。ラリアット。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいでうてないんです。
で、よく見たらなんか昇りがっ立ってて、脇固め、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、脇固めごきで普段うってるラリアットを封印てんじゃねーよ、ボケが。
脇固めだよ、脇固め。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人でドームか。おめでてーな。
よーしパパ、猪木にラリアットくらわすぞ、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、俺のバンソウコウやるからその席空けろと。
ラリアットってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
ロープ下のヒロ斉藤にいつ足引っ張られてもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。家族連れは、すっこんでろ。
で、やっとラリアットでたかと思ったら、隣の奴が、世界一のラリアットだ、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、世界一のラリアットなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、世界一のラリアットか、だ。
お前は本当にラリアットを見たいのかと問いたい。問い詰めたい。水道橋の改札に着くまで問い詰めたい。
お前、世界一って言いたいだけちゃうんかと。
ラリアット通の俺から言わせてもらえば今、ラリアット通の間での最新流行はやっぱり、幻の飯塚ラリアット、これだね。
飯塚のラリアットから背後霊スリーパー。これが通の試合。
飯塚のラリアットってのは大一番で多めに出る。
これで、それに解説山崎。これ最強。
しかしこれをすると次から失神K.O.という危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、ラリアット合戦でオナニーでもしてなさいってこった
最終編の後があるなんてヤマトみたい
sageでもそもそやってください
5 :
りょ:01/09/28 18:16 ID:Syj9uoFA
職人のみなさま
邪魔になったり、あらしさんを呼び込んだりしたくないので
書き込みを控えてました。
っていうか、控えすぎました。
のんびりでいいですので、続行期待。
では、また一観客に戻ります・・・いちおうage
7 :
お前名無しだろ:01/09/29 09:00 ID:SJ9UrSi6
age
8 :
猪木 ◆CG28uNUc :01/09/29 09:44 ID:KdhhNz0k
頑張れ新スレ!
というわけで新スレを立てましたが、今日から出張です。
しばらく上げられませんので。他の読者の皆様よろしくお願いしまーす。
職人の皆様はマイペースで頑張って下さい。自分も文才があれば書くんだけど。
こればかりは才能の違い。仕方がありませんね。
「選ばれた物の恍惚と不安」存分に楽しんでください。選ばれなかった俺はなんなんだ!
ちょっと悔しい。
こっちも保全age
10 :
お前名無しだろ:01/09/29 21:31 ID:tAK72h/2
DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
こっちもヤバイぞage。
>8
猪木さんがいなかったら、このスレなかったし…選ばれし者ですよ、十分に。
ageときます。
[2日目 午後5:20頃 二子橋・神奈川県側]
昼過ぎから降り出した雨は強弱を繰返しながら続いている。
プログラム開始後、殆どの者が道場から離れる一方だったが、人数が少なくなった現在、
危険だと判っていても道場の近くに戻ろうという心理が働き始める。
カシンも例外ではなかった。
立入禁止区域を避け、雨脚の弱くなった隙を縫って少しずつ道場近辺へと移動していた。
普段なら行き交う車の騒音や排気、隣接する鉄橋を忙しく通過する電車の音で騒々しい場所だが
現在は厚い雲に覆われた天空から堕ちる雨滴だけが、寂しく路上で跳ねている。
当然、普段なら行楽客で賑わう河川敷やサイクリングロードにも人陰はない。
遠くなった雷鳴----自然の奏でる音だけが、この世界に残されていた。
対岸まで見通せる橋の上を、カシンはゆっくりと歩き始める。
小糠雨に煙る色褪せた景色を眺め、何かに想いを馳せるかのように。
それは春に見た満開の桜並木だったかもしれない。或いはこの地域の夏の風物詩である花火大会…。
どちらも目紛しく過ぎて行く月日に、季節の移り変わりを告げる役目を果たしていた筈である。
しかし本当の処、カシンの眼に何が映っていたのかは…判らない。
----只、ゆっくりと歩いている。
[同時刻 東急新玉川線二子橋・神奈川県側]
プログラム開始以来、先制攻撃を常とした事がサムライをここまで生き残らせていた。
その代償として満身創痍ではあったが、精神的な疲労は感じていない。
打たれ強い体質であることに加え、皮肉にも『狂気』が原動力となってサムライを戦へと駆り立てる。
隠れ場所の医院を後にし、豪雨の中を闇雲に徘徊したサムライに天運は味方した。
弱まった雨脚に誘われるように姿を現したカシンを発見したのは一時間も前になる。
その後、隙を伺いながら尾行を続け…漸く機会を得ようとしていた。
道場の方角に向かって移動するカシンの進路から二子橋を渡ることを推測し、
見失う危険も承知で尾行を解いた。
二子新地駅から東急新玉川線を伝い、隣接する二子橋をじっと凝視める。
雨に打たれるままにした身体の大部分は冷えていたが、傷口からジワリと拡がる熱と
内から滾る心がそれを補う。
普段、滅多に使わない鎮痛剤の効果はまだ持続していたが、念の為、追加した。
武器の確認を済ませ、標的の動向を再確認する。
----眼下にカシンの姿が見える。
ゆっくりと持ち上げたボウガンの照準が、確実に標的を捉え…狂気の矢は放たれた。
いいかげんやめりゃーいいのに・・・・・引き際を誤ると哀れだな
いちいちケチつけるしか能が無い貴方の方が相当哀れですけどね(w
煽り・荒らしは放置で。
頑張れ!職人!
あげ!
/ / | \ ヽ
/i. / ,,,,,;;;;=:::...、 ヽ i
| ∠,,, ''' __ ` i. |
/| i'´ ヽ ,. 'i'''''i>、 ! !
! ! !,;i'''(''`;, :. ':‐`'''´` `i .|
トi、 .| ''''´´ ;| i !
ヽ. ! . . /!;// i'
`!:. :..、.‐'' ' / // i'. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽi. ,___,、 ./ // ./. |
ノ| ; .:',.r==‐`‐ / // _ 〈 < どんどんつまらなくなるね。昔は面白かったのに
ノノ;ヽ ヽ:::::::'''´ /´ ,! ! |
' '´ \ .:: ´ /,、,,; ,!. \________
` ;,、__....::::: 。・.,;;::::.
````ヽ 。::';=''´ ``、
`i ,,。;:':;''´ ::..、:、
,.:::‐‐,; .,,;:;':':'''` ヽ:、
,.:''´ ;:iレ;:'' ::.
.,i .:。´'':;'' :. :.
i /,:;..,:;'' .:. :.
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..:' 。;''´´ . :.
人,,:;'`' :.:..:. :.
ノr'' ̄`‐::.、 . :. : .i
/,:;'' ノ \_ :. :.、 i
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/ j,,/''"`ヽ /彳●ゝヽ \
丿 丿 彳●ゞヽ|ヽ`ー´ ) 〉 )
ノノノ ノ ゙゙゙ ー´ノ \ヽ 丿 | /
( (|ヽ `ヽ Cヽ ))ヽ // 罠よ!これは罠よ!絶対そうよ!
( |\_/ヽ ´`~´` /|ノ
\ \ ヽ\ <´⌒v⌒`フ /
\ | \ ヽ ̄ ̄ノ´//
 ̄ ̄\\ \  ̄ ̄/ ノ
 ̄\_____/
早めあげ
そろそろage
おお!隙間さーん!待ってました〜!
…場所設定が細かいですね。スゴイなあ。
つか、私が「多摩川河川敷」ってネタ振ったんでしたね。ありがとう。
続き、楽しみに待ってます。
24 :
お前名無しだろ:01/10/01 22:13 ID:HYKV.T6g
age
保存あげ!
続けるのかやめるのかはっきりしてくれ。
意味なくageてある恥ずかしいスレ、これだけだぞ。
ちょっと飽きちゃったりで先月半ばから見てなかったけど
今日一気に読んでみたらやっぱ面白かったわ
つーか、最終スレというのが読めないんだけど
このスレ前までに展開あるならhtml化されるまで読むのを
また控えるから誰か親切な人、教えて下さい
>>27 最終スレ、いくつか作品がUPされていたんですけど…倉庫行き食らっちゃいました。
私が最後に書き込んだところまでで良ければ、HTMLで保存してますけど。
…ご覧になりますか?
すみません。
正直、お願いします。
31 :
猪木123da-:01/10/02 23:29 ID:papYl0RQ
保存あげしておきましょう!
Jrマニアさん。ありがとう。やっと出張から帰ってこれました。
>>26 続けるって言ってるじゃん。日本語読めないのかな。でもさ職人の皆さんが書き上げるのは時間がかかる訳よ。
だからみんな上げてくれているんでしょ。倉庫に行かないように。時間がかかるんだよね。文章書くのって。
1ヶ月2ヶ月の期間はは当たり前!待ちますよ私は、もうちょっとでエンディングが見れるのなら。
やっぱり猪木の戦場での活躍を見るまでは止められません。
職人さん頑張って下さい。辛いと思いますが最後までやりとげましょう!
悪い事言わないから、ここでしない方がいいと思う。
マターリやるなら、どこかにHP作って、1回だけリンク貼って終わった方がいいよ。
職人さんって、シロウトさんでしょ?
一気に書き上げなきゃ、いつまでかかるか分からないわけでしょ?
ノアのヤツは、一人で一気に書きあげたから、読んでる方も一気に読んで、
一気に消化できたけど、ここはハッキリ言って消化不良だよ。
行き当たりばったりに無闇に長編になってる同人誌みたいな感じがする。
ありがちな「未完の大作」にならない事だけを祈りつつ。
>>31 お前こそ場の雰囲気嫁。
お前らの寒いノリがプ板全体をどれだけいたくしてるか、頼むから考えてくれ。頼む。
>>33 ただの1スレッドにそんなに影響力があるとは知らんかった(藁
激励age
というか、最近Jrマニアさんとか隙間さんの様に女性陣の活躍ばかり目立つ。
頑張れ、男性陣!(ZNLさん、カンコさん)
プ板、連続投稿規制がかかったらしいですよ。
作家さんたち、アップする時大変かも・・・。
35だが書いた後、急に気付いた。念押すが二人とも♂だよね?
>>36 アップする作家さん自体がいなくなっちゃった、という説もあるが(W
頑張れ、隙間産業者さん!!
39 :
猪木 ◆CG28uNUc :01/10/03 23:00 ID:dAWTg8GY
ありゃりゃ!ジュニアマニアさんて女性の方だったの。
申し訳ないずっと男だと思っていました。
すいません!あげ!
801女は金本の代わりに成瀬×稔で楽しんでるんだろうか?
あ、猪木さんお帰りなさい。
>35
すみません。サボってるわけじゃないんですがなかなか話がまとまらなくて…
>37
男です。カンコさんも男性です。
定期あげ
age
age.age
次の作品待ち遠しい、頑張ってください。
46 :
補完職人:01/10/05 15:53 ID:???
[3日目 午前9時]
「ブレークバニーの小池祥絵を呼べ…。」
猪木は佐山に命じた。
「しかし、女性の投入は…。」
「フフフ、うちの男どもは女に無縁だからな、女の色香が勝つか、男の怒張が勝つか、
見てみたいじゃないか。ファンもそれをのぞんでいるんだよ。あと、乙葉も呼んでおけ。」
「は、はい。」
佐山はしぶしぶと了解した。
「そんな小池祥絵や乙葉が喜んで参加するはずない。どうせなら、好き放題陵辱してしまって、
参戦させよう。そうだ。それがいい!」
残ってるのはカシンとサムライと蝶野と武藤に西村に・・・だから、
だれが3P権を手にするんだ!?
乙葉VS小池でキャットファイトもいいかも・・・
あとは真鍋と大仁田も参戦させて!
高田は出ないの?
大矢と藤原と…
まだまだいるぢゃん!
aiko?
50 :
:01/10/06 01:11 ID:Bwf0vt1A
変なのであがってるけど、改めて連休期待あげ
あげておこう
面白くないから小さな世界で盛り上がっててね
53 :
お前名無しだろ:01/10/06 14:48 ID:LGdRJz72
あげましょー
54 :
正直:01/10/06 14:50 ID:Qwtb4/xo
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| | | | ┃─┃| < 正直、すまんかった
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職人さん(ZNLさん・Jrマニアさん)、お疲れ様。
どうやら隙間産業者さん、氏んだね(違ってたらスマソ)
でも一週間経過して続編がUPしないってやっぱりヘンだよ。
これだけ煽りがキツイと仕方がないかもしれないが、女性だし。
だからカシン-サムライは無視して話進めればいいんじゃないかな、と思います。
正直終わらないよ、他人の進行気にしてたら。期待してます、頑張れ!
追伸:佐山好きの俺としてはブチギレる所が是非見たい。
カンコさーん、カムバック!頑張ってる二人を見殺しにするな!
数ある作品の中で木戸編に一番感動した一読者より
…すみません、また試合のせいで連休中にはUP出来そうにありません。
何とか今日までに仕上げたかったんですが…本当に申し訳ないです。
>56
「氏んだ」って表現はちょっと(汗 ですが確かに音沙汰無いですからね…
もし今私が書いてる話が終わっても隙間さんが出てこなければ考えないといけないか…
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| | | | ┃─┃| < 正直、あげておく
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59 :
ハゲ:01/10/07 22:44 ID:ynN7qU7.
揚げ
60 :
お前名無しだろ:01/10/08 09:01 ID:k9T6GaNk
朝ge
今から東京どーむ行ってきます。
ヒュン----背後から一陣の風が耳元を掠めたのと同時に、右頬にカッと熱が拡がる。
カシンは左に飛び退りながら振り返ったが、路上には相変わらず人陰はなかった。
ヒュン----ニ度目の飛来物の気配に、反射的にジュラルミンの盾を構える。
ガッと金属を弾く音と衝撃----その方向に襲撃者を視認すると盾とジュラルミンケースを
放り投げ、ベルトに挟んでいたグロッグを抜き2、3発連射。
弾かれるように倒れた襲撃者の姿は、鉄橋の影に隠れた。
視線を固定したままグロッグを構え、用心深く襲撃者が倒れた辺りまで移動するカシンの
マスクの下では、右頬をジンと痺れるような痛みと共に雨とは違う暖かな感触が伝う。
神経を研澄まし気配を探るが、強くなり始めた雨と増水した多摩川の流れる音、そして
再び近付いてきた雷鳴が視聴覚を鈍化させていた。時間の流れが渦を巻くように、
緩急の感覚が喪失する。実際には僅か二、三分の間が、永遠にも思われ…
ヒュン----三度カシンを襲ったボウガンの矢が、手元からグロッグを弾き飛ばす。
「----!」 予想外の方向から襲撃に、常人なら降り返って相手を確認してしまう所だが
一瞬が命取りになる世界に身を投じていたカシンは、サッと前回転して追撃の矢を避け、
腰から抜いたS&W M629Cを構える。
*
鉄橋の上を匍匐前進しながら雷鳴の間隔を計り、サムライは光速と音速の時間差を読んだ。
絶好の機会を逃したものの、依然、勝機は自分にあるのだと信じる心が、怯む事のない行動を
可能にする----最接近した部分から二子橋に飛び移るという危険な行為も、その産物である。
雷鳴に合わせて気配を隠蔽し、着地点で転がるように受け身を取って衝撃を最小限に抑えつつ
「ある物」に近付いた。
睨むようにカシンを見遣り、悟られなかった事を確認。足元に転がったジュラルミンケースを
手探りで開いて、『戦利品』の中から手触りだけで目的の物を選び取る。
それは殺傷能力に優れた武器類ではなく、ライガー殺害の決定的な証拠----マスクだった。
サムライは無表情のまま、頭頂部の固定ベルトを左腕に通して両手をフリーにすると
ボウガンを構え、無防備なカシンの側面を突いて攻撃を再開。
片目という遠近感の狂いを勘で修正し、三本目、続けて四本目の矢を放ち、カシンに向かって
全速力で駆け出す。
グロッグを弾かれたものの、追撃から逃れたカシンがS&W M629Cを構え、迎撃体勢にあるのを
視認すると、サムライはボウガン本体を投げ付けて銃口を逸らし、一気に間合いを詰めた。
隙を突いて首を捕ろうとしたサムライの動きを察し、カシンは寸前に首を抜く。
バランスを崩したサムライの後頭部に銃のグリップを叩き込み、間髪入れず、衝撃に沈んだ身体に
膝を突き上げた。まともに顎に入った蹴りの勢いで仰向けに倒れたサムライを跨ぎ、
カシンは容赦なく引金を引く----しかし寸前に足首を捕られ、体勢を崩した。
路上で跳躍した銃弾----そこにサムライの姿はない。
カシンの足を支えに腕力だけでスライドしたサムライがスッと立ち上がる。
背後から両腕ごとホールドにかかるが、カシンが腰を落として逃れようとして、結果的に首を捕る
形になった。だが締め上げは同時に負傷した右腕を苛み、カシンの抵抗に敢え無く外される。
一進一退の攻防----それは嘗て闘いの場であったリング上と同じであった。
揉み合いながら路上を転がる二人は、既にどちらも武器を手放していた。
己の肉体のみで相手に挑む----お互いが忘れかけていた「何か」を思い出しているかのように。
----しかし現実は容赦ない。二人を支配しているのは「私闘」。
「中西殺ったんだろ?!」 カシンが叫ぶように問う。
「ライガー狩りは楽しんだか?」 サムライは腕にしたマスクを見せつけながら問う。
その問いは応えを求めたものではなかった。各々が心に蟠った激情を吐き出したに過ぎない。
そうして死者への手向けのように、再び無言の格闘が始まる。
時間無制限の「死」でしか終わらない闘い。
文字通りの「死闘」はどちらが制してもおかしくなかった。
しかしこのプログラムの本当の終焉を理解していた分、カシンが有利であった。
生き残る----それが最優先事項。
カシンは隙を突いてジュラルミンケースに駆け寄り、武器を取る。それは皮肉にもライガーから
奪われた武器----ブッシュナイフであった。素早く死角に入ると、カシンはナイフを降り下ろす。
*
潰れた左眼の死角を狙ったカシンの攻撃は左肩を直撃した。
骨まで喰い込んだナイフの感触は、始めヒヤリと冷たく次の瞬間には燃え上がるような熱に変わる。
吹き出した大量の血は、既に余す所無く濡れていたシャツを染め上げ、腕を伝ってライガーの
マスクをも血塗れにした。より濃くなった深紅のマスクを凝視めるサムライの脳裏に様々な記憶が
渦を巻き、膨れ上がった感情が胸を圧迫し…遂に「死」が自分を捉えた事を知る。
サムライは最期に自らを鼓舞させる為、獣の様な咆哮を上げた。
手負い獣の様に咆哮したサムライが血の吹き出す肩でタックルをかけ、
カシンは欄干に押し付けられた。
圧迫と、激しい雨でさえ流し切れない濃厚な血の匂いに一瞬息を詰まらせながら
横に払い退けると、サムライは無抵抗のまま、勢いで欄干を越えた。
「----っ!」 反射的に伸ばしたカシンの腕を掠め、サムライの身体は墜落する。
マスクに隠された表情がどんなものであったのかは判らないが、僅かに口元が
微笑していたように見えたのは…気の所為ではない。
その笑みが何を意味していたのかは、最早知る由もないのだが----。
増水した多摩川の濁流に、サムライの姿は呑まれた。
虚しく宙を掻いた手を…カシンはゆっくりと握り締める。
----何時の間にか遠離った雷鳴が、弔鐘のように響いていた。
何だか消化不良って気もしますが、サムライ編終了。
リアル追求したものの間違いあり…二子新地駅は東急田園都市線のようですし、
隣接した橋を実際飛び越えられるかも謎。(参考資料はそれらしき一枚の写真のみ…)
まぁ、その辺は適当に脳内修正して頂ければと思います。
>56様 氏者復活(W 女だけど煽りは気になりませんでした。寧ろ賛否両論あっての
ものだと思いますので。只、進行の妨げになっていた自覚はあるので、その点は深く反省デス…
最期に、遅筆な所為で皆様に御迷惑お掛けした事
秀逸キャラのサムライを生かし切れなかった事を深くお詫び致します。
後は一読者としてラストを楽しみにしています。ZNL様、Jrマニア様、頑張って下さい!
それにしても投稿規制解除はないんでしょうか…かなり辛い。
煽りじゃなくて本音言っていい?
悪いけどこれがサムライの終りじゃ納得行かないYO ナンダカナァ・・・・
待望の新作!age
71 :
318:01/10/08 22:14 ID:???
>Jrマニアさん
金本、T2000入りしちゃいましたね(藁 本気でカシン萌えに転向しようかな>私
保存あげ
もいっちょあげ
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76 :
お前名無しだろ:01/10/10 08:25 ID:S7AJ7rI.
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| | | | ┃─┃| < 正直、 俺もT2000入ろうかな?
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久々に見たらサムライが寒い死に方してた・・・鬱だ
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なんかよくわからんけど危なそうなのでage
まだやってたんだ、これ
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終っているのか、まだなのか、微妙あげ
83 :
お前名無しだろ:01/10/12 08:36 ID:9cHW2D7M
今後このスレはAAやネタの練習用に使いましょう
84 :
終了業者:01/10/12 08:43 ID:???
大竹「ハッ!夢か・・・、続きが見たかった・・・」
三村「夢かよ!」
三村&大竹「バンザーイ!バンザーイ!」
職人さんが頑張っているのであげ
続きが読みたいので、age
保存あげ
age
定期あげ
あげたい気分だね
[2日目午後4時頃:中華料理店]
大きな店内に鈍い銃声が響き店の扉が開かれる。銃声は扉の鍵を壊すための物だったらしい。
扉の開かれたそこには、右手にデザートイーグルを携えた武藤敬司が立っていた。
武藤は懐かしげに店内を眺めながら店の奥へと歩を進める。
更にその武藤の後に続く影があった。野上彰だ。
武藤は無言のまま店内に幾つもある大きな円形のテーブルの一つ近付き、
机の上に逆さまに置かれた椅子をいくつか放り投げた。
そしてできたスペースに野上の方を向いて座り、やっと口を開く。
「ここならいいだろ?話すにしても殺し合うにしても。」
それを聞いた野上は、立ったまま何とも言えないような表情を見せた。
ここで時は少しだけ遡る。
この店の前で野上は昔を思い出ていた。
武藤と蝶野、この自分と同期の中でもほぼ同時にデビューした2人と交わした他愛も無い約束。
『一番初めにタイトルを獲った奴がここでメシを奢ろう』
そして3年後のある日、海外遠征から帰ってきた武藤が第4代のIWGPタッグ王者に輝いた。
その次の日の晩、約束などすっかり忘れていた野上は2人に首根っこを掴まれ、
二人に脅され小突かれしながら訳も分からずここに連れてこられた。
ようやく約束を思い出した時に見た、この店の華美な装飾の施された門構えに随分期待したものだ。
色々と思い出しているうちに野上は誰に聞かせるともなく呟きだした。
「そういやこの店の料理って…」
「高いクセにえらい不味かったよな。」
「!!?」
誰かの声が背後で自分に合わせた。
全く予期しなかった声に野上は懐からグロック34を抜きながら弾かれるように振り向く。
だが無防備なまま立っている武藤を視界に捉え、グロックは途中で止まった。
自分が生き残るために武藤も殺さなければならないし、当然そのつもりだったのだが
色々思い出していたせいで思わず手を止めてしまったのかも知れない。
そんな戸惑う野上を横目に武藤は扉に向かうと手に銃を持ち店の扉に向ける。
二度の銃声の後、扉が開くことを確認した武藤は野上の方を向き直った。
「彰、中入れよ。」
それだけ言うと武藤は店へ入っていく。
野上は複雑な感情を抱きながらもなんとなく武藤の雰囲気に押されその後に続いた。
一応手持ちの二丁の銃の存在を確かめて。
[2日目午後4時5分頃:中華料理店]
「で、お前何人くらい殺したの?」
武藤は昨日の夕飯の献立でも聞くかのような調子で野上に問い掛けた。
「い、いや、何人ってオレそんなに殺してないですよ!」
野上は慌てて否定して見せた。そんな野上の態度に武藤は笑みを漏らす。
「ハハッ、そうやって何人騙したかって聞いてんだよ、ムービースター。」
「………やっぱバレてます?ムトさんには敵わねぇなぁ。」
野上はイタズラのばれた子供のような顔を見せた。これも半分演技かもしれないが。
「…昔っから見てる奴の嘘ってのは結構分かるみたいだな……」
不意に武藤は伏し目がちになり呟く。
「何かあったんですか?」
「……何でもないよ。それでお前、誰殺したの?」
「健介?アイツもつくづく運が無いヤツだよなぁ…」
野上の報告を一通り聞いて、しみじみと武藤は首を左右に振る。色々思う所があるようだ。
「運って言うか何て言うか(苦笑)ま、仮にも元チャンピオンとは思えなかったですけど。
それより武藤さんはどうなんです?」
過去に争った相手へのリスペクトのせいか野上の言葉を武藤は少しきつい表情で咎める。
「おい『それより』って言い方はねぇだろ。」
「あ、スンマセン。いや正直スマンかった(笑)」
武藤は仕方なさそうに小さく溜息をついた。
「…やれやれ、もういいよ。しかしこのゲームで一番元気なんじゃないか?オマエ。」
「かも知れませんね。でムトさんはどうなんすか?」
野上はどんどん調子が上がってきているらしい。
「俺は…」『ギィィ』「!!」
武藤が言いかけたところで店の扉が軋みながら開いた。
二人が反射的に銃を向けたそこには、こちらに銃を向ける蝶野正洋がいた。
[2日目午後3時10分頃:病院]
蝶野はトイレの洗面所で顔を洗っている。
中西から「生きる権利」を貰った蝶野はそのままずっと病室に潜み、
中西の実質の仇であるサムライが戻るのを待っていた。
あの男はどうしても自分の手で葬らなければならない、そう思ったからだ。
しかしいくら待ってもサムライは現れず、今に至っている。
この極限状況下において神経を張り詰めさせたまま時を過ごすのは並大抵のことではない。
それが9時間も続き蝶野の精神は極度に消耗していた。
蝶野も流石に耐え切れなくなり、一度息を抜く為にトイレへ向かったのだ。
特に催していなかったが無理矢理用を足し、洗面所で手を洗ったあと
両手に溜めた水を顔に押し付けた。
気温に比べれば幾らかは冷たい水が顔に触れると、少し楽になる気がした。
濡れた顔をタオルで拭い大きく一つ溜息をつく。そして慎重に辺りの気配を探りながら
中西の眠る病室へと戻っていった。しかしその間全く人の気配は感じられなかった。
(どこに行きやがった、松田の野郎…)
蝶野は毒突きながら病室の扉を静かに開ける。だが病室には思いもかけない先客がいた。
「ヨッ!オマエだったのか。元気そうだな、蝶野。」
突然自分に向けられたあまりに場違いな声に蝶野は懐の銃を抜くのも忘れたまま声の主を見た。
視線の先の馳浩はいつものように背広を着て笑顔を湛えていた。
(は、馳さん?)
思えばこのゲームが始まってから、蝶野は自分に敵意を向けない健康な人間に初めて会った。
その嬉しさに、思わず馳に駆け寄りそうになる。
しかし蝶野踏み止まった。不自然だ。どうして馳はこんなに平然としているのか?
ベッドで眠る中西の遺体は見た筈だ。しかし顔色一つ変わっていない。
更に蝶野が部屋に入って来た時も少しも慌てなかった。そして手には武器も持っていない。
まるで入って来るのを知っていたかのようだ。それ以外にも妙な違和感を感じる。
蝶野には目の前の男が自分の知る馳浩とは違う気がしてならなかった。
「馳さん……あんたこれまでに誰を殺した?」
目の前の男を試す意味で問い掛けてみた。答えによっては…蝶野は懐の銃を確認する。
その問い掛けに馳は片眉を少しだけ吊り上げたが、それ以外表情に何の変化も見せぬまま
まるで数字でも数えるかのように何でもない顔で、今までの『戦績』を挙げ出した。
「んー?…え〜と小鉄さんだろ、それから服部さんと後藤さんに橋本。
保永さんも俺が殺ったことになるか。あと、た…棚橋?かな。若手のヤツ。」
もう途中から馳の声は殆ど蝶野の耳に届いてはいなかった。
そして次の瞬間、蝶野はただ黙って懐からベレッタM93Rを引き抜き、馳に向ける。
それでも馳は身じろぎ一つ見せない。既に蝶野の悪い予感は確信に変わっていた。
「おいおい待てよ、ホントに真面目な奴だな。俺は話があって来たんだぜ。」
無言のまま自分にべレッタを向ける蝶野を無視して馳は続ける。
「なぁ、俺と組まないか?」
「は!?……何言ってんだよ?」
蝶野には完全に理解できなかった。一体この男が何を考えているのか。
「いや何人か殺したら飽きちゃってさぁ、でやっぱ俺だって生き残りたいワケよ。
その為には仲間ってのもいたほうがいいだろ?その方がお前だって…」
「フザケンナコラァ、エー!テメェなんかと組めるかよ、馳ェ!!」
蝶野の怒声が病室中に響く。そんな蝶野の剣幕にも馳は軽く溜息をつくだけだった。
「…アンタ一体どうしちまったんだよ……」
一転して蝶野は悲しげな顔を見せる。むしろこれが本当の蝶野の顔ではあるが。
「どうしたって言われてもなぁ。確かに前とは違うけど、俺もよく分かんないし。
ただすごく気分いいんだよな。このゲーム始まってから。」
◆ZNLiv1KU さん、ありがとう!
で結局まだ終らんの?
新作バンザイ!!age
俺もあげ!age
◆ZNLiv1KU さん!お疲れ様です!!この調子で
ゆっくりと頑張ってください!!
オイラもageで
やっぱいい!おもしろいよ。
プ板の中に、ひとつくらいこんなゆっくりなスレあってもいいよね
age
「3」が圧縮されたみたいなので一応保全レス。
age
111 :
お前名無しだろ:01/10/19 08:23 ID:yX0rbctb
この圧縮スピードはかなり危険あげ
112 :
お前名無しだろ:01/10/19 13:04 ID:1ocXGLDX
あげ
113 :
蝦夷子:01/10/19 14:23 ID:???
[2日目 PM18:00 多摩川河川敷]
乙葉はとぼとぼと1人で歩いていた。
佐山と部下の坂本一生は打ち合わせどおり、
後から車で追いかけて坂本が車の中に引きずり込んだ。
乙葉が悲鳴を上げかけたので、慌ててその場から離れた。
2人の興奮はピークに達した。
後部のドアはあらかじめ内側から開かないようにしていたので、
2人は余裕の態度で獲物を見ていた。
ドアを開けようとノブをガチャガチャしている乙葉の様を楽しみながら笑っていた。
佐山はレイプは初めてだが、坂本は過去に経験があるらしい・・。
たまらなくなった佐山は即座に襲いかかった。
坂本も佐山の車を使っているので快く1番を譲ってくれた。
坂本はビデオカメラの準備を始めた。
「いやっお願い、やめて!」かわいい声で抵抗する乙葉を見て佐山の理性は完全に吹き飛んだ。
「おまえこんな状況でホントで止めてもらえると思う?!」
思いっきり服を破った。
>>113 本筋から離れすぎ。萎えるからヨソでやってくれ。
113はどうでもいいとして、サムライvsカシンのあっさりさにしんみり。
序盤だったらあれぐらいでもよかったけど、もうみんな思い入れアリアリだからね(w
でも、これからも期待
116 :
工藤探偵事務所:01/10/19 18:42 ID:swqYjXXo
どうでもいいけど坂本一生ってまだ佐山のとこにいるんかぁ?
とにかくあげ!
119 :
お前名無しだろ:01/10/20 10:06 ID:KfOtzpny
よかよか
誰かが書いたサムライ死んだの無しにして
ZNLiv1KUさんに改めてサムライの死を書いてもらえないだろうか
122 :
お前名無しだろ:01/10/20 13:21 ID:wjVdrz4/
>>120
それはスゲー失礼だろ・・
自分勝手すぎ!
>>122 言ってる事は正しい
でも120と121の気持ちもよーーーーくわかる。
それくらいあのサムライの終りは寒かった
124 :
お前名無しだろ:01/10/20 17:58 ID:ZgQ+I9El
あげとけ
つべこべ言わず、あげ!
あげに賛成
127 :
お前名無しだろ:01/10/21 22:00 ID:TYYkAiwN
フ、あげだ。
128 :
120:01/10/21 22:24 ID:???
>>122 正直、スマンカッタ
失礼なの重々承知です。
でも、俺が悪者になっていいから書きなおして欲しい
サムライってこの物語の最も予想以上にいいキャラだと思う
普通に考えたら、始めの頃に死んじゃうキャラだもん>松田
だからこそ狂ったサムライは魅力的・・・・だった
>>128 賛成。
前に誰か書いてたけど、普通格的に言えば残る連中がバタバタ死んだのが面白かったし
特に武藤が悪党だったのと、サムライの狂いぷり・野上の役者ぷりが衝撃的だった
ある意味、最大の功労者なんだからどうにかして欲しいと思う>漏れも
>>129 その気持ちもわかるんだけどね。
確かに俺もあのサムライの死に様は納得いかない。
でも作者がああいう死なせ方をした以上俺ら読者は
納得いかなくても受け入れるしかないんじゃないかな。
131 :
お前名無しだろ:01/10/22 11:13 ID:bxYsky/6
GOKU−DOってだれだー!?
正直、前座奮闘記読んだ後ここ読むのタルイ。
>132
あまりそういう事を言うものではない
>132
だったらこっち読まなきゃいいだろうが、
て言うか黙ってろ粘着野郎
サムライの最期はサムライらしくてよかったんじゃねえの?
文句ある奴には、だったらお前ら書いてみろって言いたいね
作家さんがた頑張って下さい
age
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi/wres/1002555811/l50より転載 101 :ニシオ@週刊ファイト :01/10/20 14:09 ID:JPMbUxD5
猪木引退のときに猪木を意識したファイトをして、さらに闘魂注入ビンタをくらったとき、
新日レスラー内でかなりヒートを買ったらしい。
その後、どっかの地方で真中くらいの試合順で橋本とのシングルが唐突に組まれリング上で
公開リンチに近い制裁試合があったとのこと(橋本はまだ“破壊王”と呼ばれていたころ)
ヴァリスからその試合のビデオも出てる。
102 :お前名無しだろ :01/10/20 23:09 ID:???
>>101 うわ、かわいそすぎる
新日のレスラーって結構陰湿なのね
なんでみんな西村さんのように爽やかになれないのかしら?
新日のレスラーは西村以外氏ね。
age
がんばれ、職人さん
「?……」
蝶野には馳の言葉は理解出来なかった。
当然馳の身体に起きた異常は誰も、猪木や馳自身ですら知らないのだから無理もない。
「…さっさと消えてくれ。オレはアンタとは組む気は無い。」
「なんだやっぱダメ?しょうがねぇな、他探すか。ま、お前も殺されないように頑張れよ。」
馳はそう言うと、自分に銃を向ける蝶野の横を通りすぎて出口のドアノブに手をかけた。
「…おい待てよ。」
蝶野が馳を呼び止める。ベレッタは向けたままだ。
「俺の言った『消えろ』ってのは出て行けって事じゃない、死ねって事だ。
アンタを生かしとく訳にはいかないんだよ。」
言い終えた蝶野は、引き金にかけた指に力を込めながら自分に背を向けたままの馳を見た。
――――笑っている。
向こうを向いたままで顔は見えないが、背中に銃を向けられた状態で確かに馳は笑っていた。
「今の」馳の持つ空気、態度の異常さが蝶野の背筋に言い様の無い悪寒を走らせる。
だがそれを意地でねじ伏せ蝶野は引き金を引いた。
しかしもうそこに誰もいなかった。すでに馳は素早くドアを開け、廊下へと出ていたのだ。
蝶野も部屋を出て、廊下を走る馳の背中を捉え再び銃を放つ。
だが弾は虚しく床を削り、それに気付いた馳は窓を突き破り外へと飛び出した。
蝶野も馳の後を追い、窓から外へと出る。
3m程の高さの外壁と病棟に囲まれたそこには植物が生い茂り、馳の姿を認めることも出来ない。
それでも蝶野は葉の擦れる音を頼りに数発銃弾を放つ。すると辺りは静寂に包まれた。
耳を澄ませ物音を探るが何も聞こえてこない。2分程待った所で蝶野は着弾の確認に動いた。
その直後、乾いた音の後に蝶野の首の左側を衝撃が掠める。
「!…つぁっ」
馳の反撃だと気付くのには数秒を要した。今まで『実戦』経験の無かった蝶野は馳の反撃が無いのを
離れた距離での攻撃手段を持たないからだ、と安易に考えてしまっていた。
その間違いに気づいた時には、既に茂みから現れた馳に間合いを詰められてしまっていた。
蝶野は銃を向ける前に押し倒されはずみで銃を落としてしまう。
「動きが硬いな蝶野。慣れてないだろ、んん?」
馳は馬乗りになった蝶野の額にトカレフを押し付けながら勝ち誇るように薄笑いを浮かべた。
苦渋に満ちた顔のまま、蝶野は馳を見上げている。
「そんな顔すんなよ。しょうがないって、お前は殺しには向かないんだから。」
「じゃあお前は向いてるのか?」
「あれ?…越中さん、なんでここにいんの?」
突然の言葉に反応して馳が見上げた先で、ブローニングを構える越中が喋っていた。
「あれだけドンパチやってりゃ気付くだろ。それより蝶野から離れろ。」
それでも馳は越中の呼吸のほんの一瞬の隙を突いて胸元からSIGザウエルP226を抜き越中に向けた。
「ちっ!…」
この銃は棚橋から奪い、拾った永田のデイパックの弾を込めたものだ。
つまり『とっかえだまシステム』で永田が吉江のベレッタの弾、
吉江が棚橋のザウエルの弾、そして棚橋が永田の銃の弾を持っていたのである。
ただ越中も舌打ちで悔しがりこそしたが怯みはしなかった。
「馳、腕が一本足りないんじゃないか?」
越中が言い終えた頃には馳の背後から西村が銃を向けていた。
「このまま消えるなら見逃してやる。でも戦うなら少なくともお前は死ぬぞ。」
「大丈夫か、蝶野。」
三人から離れていく馳を見張りながら越中は蝶野に話し掛ける。
だが蝶野は答えるよりも先に落とした銃を拾い上げ馳に向かって発砲を始めた。
「おい!何してんだ、やめろって!」
「アイツはここで殺しとかないといけないんですよ!」
蝶野は止めに入る越中と揉み合う。その時横から西村の声が聞こえた。
「危ない!!」
二人がその声に反応した時には乾いた連続音が聞こえ、越中の左ふくらはぎに銃弾が当たっていた。
越中はバランスを崩して倒れる。
蝶野は反撃したがすでに馳は弾が当たらない程遠くに逃げた後だった。
その右手には永田の武器だったマイクロウージーが握られていた。
[2日目午後3時40分頃:病室]
「越中さん、本当にすみませんでした。」
事情を説明しながら何度となく越中に謝っていた。
「何度も言うなって、そういう事ならしょうがないだろ。」
越中は治療を終えた足を眺めながら言った。
「足も肉持っていかれただけだったしな。それよりさっきも言ったが俺達と組まないか?」
「……その話なんですが…お断りさせて下さい。」
「どうしてなんですか、蝶野さん。僕らが信用できないんですか?」
西村が詰め寄る。
「そういう事じゃない。現にオレは助けてもらってるだろう。
ただどうしても会いたい奴と殺さなきゃいけない奴がいるんだ。
…これがあればそれも出来そうだしな。」
蝶野はさっき拾った馳のレーダーを見た。蝶野と戦った時に落としたのだろう。
「でも…」
「行かせてやれって、西村。蝶野、今日の夜12時に俺らがいる場所を教えとく。
用事が終わって合流する気になったら来いよ。」
「…不満そうだな。」
越中は釈然としない表情で蝶野を見送った西村に話しかけた。
「不満です。折角まともな人に会えたと思ったのに。」
「あいつにはあいつの考えがある。こんな状況なんだ、
やりたいことのある奴にはガタガタ言わずにやらせてやれって。」
「でも僕らと一緒に行動する方が安全じゃないですか。」
「俺達を戦いに巻き込みたくないんだろうな。そしてそれ以上に自分でカタをつけたいんだ。
松田だけじゃなく武藤とも戦うかも知れないんだからな。
どういう事になろうと自分を納得させたいってことだろ。」
「……そういうことなんですか…」
「プライドが高いのに他人に気を遣う奴ってのは大変だよなぁ。」
「…そうですね…12時にまた会えると良いですね。」
「そうだな…って俺達も他人の心配してる場合じゃないけど。」
「あははは。」
蝶野ともこうやって話が出来れば良いのに、
西村は蝶野の張り詰めた顔を思い出しながらそう思い彼の無事を祈った。
おお、武藤対蝶野が見れそう。
ZNLさん、ご苦労様!
…で、まだ途中よね?この話。頑張っておくれー!
>150
昨日あの後第3スレ見返したら思い切り宣言がありました…本っ当にごめんなさい(大汗
それでまだこれから蝶野&武藤&AKIRAの続きがあるんですが、
今まで考えてた話では確実にそちらに影響を与える結果になるので、
新しく考えないといけないんですがさっぱりアイディアが…
なのですぐには続きが書けません。ご容赦を…
>151
いえいえ。好きに書いて下さいなー。
18時ごろにサムライとの戦いを終えたカシンが動き出す所までで話を止めてますので。
私は武藤と馳とカシンが使えれば結構でございますです。頑張ってくだされ。
age
うおおお−
やっぱり面白いわ−
職人さん頑張って下さい!
そう言えば過去スレ、全部見れなくなっちゃったね・・・
あのPart1〜2の頃の熱気が懐かしい・・頑張れ
>152
そういうことじゃないんです…
ぶっちゃけますが「彼」にはあえて死んでもらうつもりだったんです。
それが無理なんで全部ストップになってるんです…
読者の方、ごめんなさい。ネタバレっぽい話になっちゃうけど。
>156
さっき思ったんですけどね。
『最終スレ』の40〜41にUPした部分に繋がれば全然大丈夫です。
(隙間さんのサムライ編も含めて)
本当にその部分とその直後にカシンが動き出す部分までしか文章化してないんで。
それにカシン様の降臨(爆)はいつでもオッケーな状態なんで、いつ何時でも書けますから。
どんな状態になっても、カシンの最終目標は「あのお方」だし。
大丈夫です。私の方は気にせずに好きに書いて下さい。
なんか私の文章のせいで締め付けちゃうの申し訳ないし、もったいないと思うので…。
何度もごめんなさいね。本当に…。
158 :
OB:01/10/24 23:21 ID:???
>>156 文章の匂わせ方からしてそうだと思ったYO!!
好きなように書こうよ、ZNLさん!!
もうラストなんだから、思いのままに書いてみればいいって!
age
最終スレと3が見れるようになったぞ!あげ
このスレ削除依頼出てた…ビックリした。
でも、かばってくれてる人もいた。うれしかった。ありがとう。それだけ。
越中スレ共々削除依頼が出てましたねぇ(w
もう笑い事ですわ、ホンマに。
>Jrマニアさん
もう謝る言葉も無いです…
せめてすこしでも新作早く上げれるように頑張ります。
>158
ありがとうございます。「好きに」書かせて頂くつもりです…
>162
あい〜や!ごゆっくりどうぞ…なんて言ってられない状況かも(w
頑張ってください。これしか言えないけど。ゴメン。
でも、あせって質を落とす必要はないと思うから。
ま、イザとなったらまたスレ立てりゃあいいさ!(w
寝る前にあげとく
倉庫行きすれすれあげ
ageda!
monnkuaruka!konoyarou!
限りなくsage
何気に、バトルロワイアル2もカチューシャなしで読めるようになってる。
いっきに読みました。面白い。
がんばってください。最後まで。。。
age
あげついでに質問です。
かちゅでプ板見れなくなっちゃったよね?
これって、URL設定でなんとかならんの?
スレ違いで正直すまんけど、誰か教えてくだされ
まだ削除されてねぇのかよ
あげよう
おはよっちゅ。あげ
アンダ173さん、ありがとう!かちゅから書きこむの久々w
あげ?
177 :
お前名無しだろ:01/10/29 14:54 ID:t4mXB3rI
一気に読ませていただきました。
反論多数あるようでしたが、サムライ編のあっけない終わり方は結構好きです。
もうここまでかかるのに2ヶ月かかっているんですね、すごい!
…とココで一つ提案なんですけど、エンディングの部分で詰まっているように
(勝手に)思っているのですが、皆さん文才があるようなので各人マルチエンディングにして
後で、意見出し合って、良い部分抽出してをまとめるって方法はどうでしょうか?
…思いつきの無責任発言なので、気に障ったら無視してくださいね。
チャイニーズあげ!
明け方保全あげ
180 :
お前名無しだろ:01/10/30 15:41 ID:eJyfqPoM
ん〜、誰も書く気配が無いから、つなぎで私が書こうかな〜。
>>13-14、
>>62-67の次の部分です。
前スレで書いた冒頭の部分も含めてUPします。
でも、本当に冒頭部分だけです。
あまりにもUPがなくて寂れてしまうのもアレなんで。
>◆ZNLiv1KUさん
こんな感じでカシンは動き出します。
この後どうなるかはまったく未定です。
狙いは定めているものの…思い通りに行かないのもまた一興かと。
たまにはカシンに屈辱と虚空感を味わせたい気もしてます(w
[2日目午後6時前:多摩川河川敷]
西の空に浮かぶ雲がほんのりと赤らんでゆく…。
日中に降っていた雨はいつの間にかあがり、雲の切れ間から青空が垣間見える。
カシンの疲れは、心身共にピークに達していた。
それでもカシンにはやらなくてはいけない事があった。
――――倒さねば。まず、ヤツを倒さねば。
その一心が、疲れ果てたカシンを突き動かしていた。
約束をしたんだ。保永さんと…生き延びる、と。
そしてプロレスをするんだ、と。
「お前はプロレス界に必要なレスラーだ」と言ってくれた、師の為に。
そして何よりも…プロレスを愛する、自分自身の為に。
子供の頃に憧れた、特撮ヒーロー達。
それがそのまま生身で抜け出してきたかのように思えた、プロレスラー。
とりわけマスクマンは、ヒーローその物だと思った。
「いつか自分も…」と薄らボンヤリ思っていた。
…あの頃の自分に嘘をつきたくない。
アマレスで「同世代に敵なし」と言われた、学生時代。
「闘魂クラブ」入団を決めると、皆口々に言った。
「将来はプロレスラーになる気なのか!?」「もったいない」と。
確かにアマレスは好きだし、大事だ。オリンピックにだって出たかった。
それでも…プロレスが一番好きだった。
自分の選んだ道は間違っていなかったと、今でも思っている。
…あの頃の自分を否定したくない。
「格闘技戦に一番向いているのは石澤だ」と言われた、プロ転向後。
格闘技戦、VT戦に興味があったのは本当だ。
だからサンボを習ったり、ブラジルまで柔術を習いに行ったりした。
実際に試合も経験した。今後も試合をしてみたいと思っている。
それでも…プロレスラーを辞める気にはならない。
強さを証明する格闘技戦よりも、プロレスの方が難しく、奥深く…楽しいから。
だから、帰ってきた。マスクを脱いで戦った後、再びマスクを被った。
「やっぱり自分はプロレスラーなんだ」と。
「やっぱり自分はプロレスが好きでたまらないんだ」と痛感した。
…あの時の思いを忘れてはいけない。
とはいえ、馳がどこにいるのか全く見当がつかない。
たった一人の人間を探し出すには、このゲームのフィールドはあまりにも広過ぎた。
それに、馳を探してる最中に他の誰かに遭遇して戦う羽目になる可能性がある。
そう、今のサムライのように。
無駄な戦いをしてこれ以上体力を消耗するのは避けたいが、相手がその気なら付き合わねばなるまい。
「今生き残っているのは…馳、武藤、西村、蝶野…越中…それとAKIRAか」
自分を入れて、あと7人。蝶野と越中とAKIRAには、まだ一度も遭遇していない。
やる気になっているのは、馳と武藤。
蝶野と西村は、道場での様子から察すれば穏健派であろう事がわかる。
越中も…たぶん穏健派だろう。藤波のあの姿を見てゲームに乗って来るとは思えない。
「問題はAKIRAか…」
穏健派の連中には全面降伏すればいいが、やる気なヤツにはそれなりに動かねばならない。
人の事を言えた義理ではないが、AKIRAというヤツは考えている事がサッパリつかめない。
くわえてあの身体能力――――身軽な身のこなしに翻弄される可能性は高い。
…そう考えると、AKIRAにだけは遭遇しない事を祈りたくなる。
そして西村…降伏しても、はたして信じてくれるかどうか?
目の前で天山を殺ったのは自分なだけに…どうなるか。
「どうせ信じちゃくれないだろうな…」
今までの自分の言動のせいだと思うと、カシンは苦笑いするしかなかった。
「ま、最後は自分を信じるしかないよな…」
己の肉体と頭脳、そして今まで負けなかった運を信じて。
カシンは荷物を確認し、銃をベルトに差し直した。
土手に上がってジッと辺りを見まわし、様子を探る。
「――――こっちだな」
カシンは自分の勘を信じ、西に向かって土手を駆け下りていった。
…とりあえずここまで。
続き…書いちゃってもいい?>◆ZNLiv1KUさん
同じ時間で進んでるみたいだから、書いちゃったモン勝ちって事で(w
おお。すすんでる。
期待です。
職人の皆さんがんばってください。
もっと早くこのスレを知ってたら
勇気を出して・・・・。かも・・・。
うはぁ!UP失敗してる(爆)。
途中抜けてる・・・ので追加UP。
>>182-184 かつてのライバル達は、この手で葬り去ってしまった。
今後、試合の相手を探すのはひと苦労かもしれない。
それは一度ゲームに乗ってしまった、自分への裁きとして受けとめよう。
プロレスを忘れ保身へと走ってしまった、自分への戒めとして受けとめよう。
今はただ、この無益なゲームを終わらせなければならない。
最初で最後。本気で殺りに行く。ヤツらを殺りに。
まずは馳浩…そして、諸悪の根源。アントニオ猪木。
「…誰も殺らないなら、俺が殺ってやる!」
ヒールのマスクマンは、二度とないであろう正義を全身にたぎらせて立ちあがった。
>>185-187
192 :
昔からの読者:01/10/30 21:25 ID:7UjGBNyf
>>186 そうだよね・・後半のキーマンは俺もAKIRAと見てる。
常識的に考えれば穏健派・・でもこの時点で残ってるという事自体・・・
生き残れないだろうけど、滅茶苦茶掻き回してもらいたいな。
しかしAKIRAをこういう設定に持ってくるとは・・・
改めてこのスレの職人サンのレベルの高さに驚嘆。期待してます!!
イラクあげ
[2日目午後4時10分頃:中華料理店]
「あれ?蝶野じゃん!ホントに生きてたんだな。入って来いよ。」
武藤は銃を下ろし、場に似つかわしくない程の笑顔を浮かべて蝶野を招いた。
覚悟を決めて店に踏み込んだ蝶野は勿論、一緒にいた野上も驚いている。
「ほら、彰も蝶野も銃下ろせよ。たまにはゆっくり話さねぇ?最後になるかも知れないんだしさ。」
蝶野は武藤のマイペースぶりに勧められるまま席に着き2人に中西や馳との事を話した。
越中達のことは2人に迷惑が掛かる可能性を考え伏せておいた。
「…へぇ〜松田にセンセイかぁ。」
「やっぱりみんな頑張ってんですね。石澤も動いてるみたいだし。」
「他人事みてえに言うなよ。お前も大概だろ?」
「いやそうですけどね。あ、俺まだ武藤さんの話聞いてませんよ。」
「うるせーな。わかってるよ、次話すって。」
蝶野の話に反応した二人のやりとり。まるで下積み時代のプロレス談義のようだ、
ふと蝶野の脳裏にそんな懐かしさが去来する。口には出さないが武藤も人恋しかったのだろう。
「こんな状況」なら無理も無い………こんな状況?
蝶野はやっと現実を思い出す。いま自分たちが巻き込まれているふざけたデスゲーム。
目の前で楽しそうにしている二人はその話をしているのだ。
今生き残っている者は皆人殺しだ。だがそれぞれのスタンスから大別して3種類の人間に分けられる。
西村の様にこのゲームを真っ向から否定し殺人を拒否しながらもある種の偶然で生き残っている者、
越中や蝶野の様に否定はするがある部分を受け入れている者、
そして基本的にこのゲームを肯定する者。馳、そして目の前の二人のように。
既に懐かしさは影を潜めた。それと同時に懐に挿した二丁の銃が質量を増していく。
「……野!おい蝶野、聞いてんのか?」
「えっ?…あぁ武藤さん、どうしたんですか。」
「どうしたじゃねぇよ。ボーッとして話聞いてねぇじゃん。やっぱ中西の事思い出した?」
「えぇちょっと、ね…」
(違うんだ、武藤さん…オレはこれからアンタと彰を…)
「………殺すんだ。」
蝶野は銃を抜いた。様々な想いと共に。
場を静寂が支配している。
黒の総帥と呼ばれる男の両手に握られた黒い鉄の塊がそれを強要していた。
塊の先端が捉えた先で二人の男はそれぞれの表情を見せる。
武藤はいくらか驚いた顔をしていた。だが野上の表情には妙な含みがあった。
「随分余裕だな、彰。」
蝶野が口を開く。
「まぁ、ね。昔取った杵柄ってヤツかな?人の表情見るのは得意だし。何より付き合い長いでしょ。」
返す野上の顔には笑みが浮かんでいる。銃口を向けられた事に対する緊張も多少はあるようだが。
「…でも蝶野さん、それ安全装置外れてませんよ?」
「!」
その言葉に蝶野は視線を下ろし野上に向けている銃、マカロフPMを見た。
考えれば成瀬の遺体から入手してから一度も使っていない事を思い出したからだ。
しかし安全装置などどうすればいいのか全く知らない。
そこで一つの疑問、野上は本当に銃について知っているのか?答えはすぐに出た。
「チョーノさんってほんっとに素直なんだから(笑)」
視線を戻したときには野上も蝶野と武藤の両方に銃を向けていた。はめられたのだ。
野上はたっぷりの余裕を顔に出しながら続ける。
「これで蝶野さんとは五分ですね。不利なのは武藤さ…アレ?」
いつの間にか武藤と野上の間に大きな銃があった。デザートイーグルだ。
「…バレてました?」
「今のはちょっとな。そんな三文芝居じゃ蝶野しか騙せねぇぞ。」
それまでのくだけた表情は武藤には既に無かった。
武藤は右手のデザートイーグルを野上、左手にFNファイブセブンという銃を蝶野に向けている。
そのことで三人の間にはそれぞれの伸ばされた腕と銃によりいびつな三角形が出来ていた。
店内の空気が張り詰めていく。
今まで無かった、というより全員が隠していた緊張感が一気に噴き出し、
場の空気を目視できそうな勢いで塗り替えていった。
そして耳に痛いほどの沈黙。三人ともが残りの二人に、二人の向ける銃口に目を走らせる。
その状況で野上が口を開いた。
「でもいいんですか武藤さん。その銃片手で撃てます?反動スゴイでしょ。」
「……確かにえらい反動だったな、さっき撃ったけど。
じゃあ撃てるかどうかお前の身体で試そうか?」
「…………」
そしてまた沈黙が訪れ、誰も動けずにただ時間だけが過ぎる。
店内には時計も無く時間の経過がわからない。
まだ5分も経っていないような、30分以上続いているかのような心地悪い沈黙は続いた。
全員が額から汗を流す。蒸し暑い店内と緊張が余計に発汗を促した。
そんな時に不意に物音が聞こえた。一度だけなら全員が幻聴だと思ったかも知れない。
だが物音は店の奥から確実に三人のいる所へと近付いていた。足音だ。
一番最初に蝶野の顔色が変わった。足音の主を見たのだ。
続いて野上。完全に武藤の背後から足音は聞こえていた。
振り向くに振り向けない状態に武藤は苛立つ。
そんな武藤の心中を察したわけではないのだろうが蝶野はその人物に話しかけた。
「なんであんたが…ここにいるんだ……佐山…さん。」
おお・・・・・レザボア・ドッグスみたいだ
◆ZNLiv1KUさんお疲れさま
なるほどね・・・ここで佐山ね・・・
>>185 ・・・大谷、ここでも忘れられてる・・・(涙
◆ZNLiv1KUさん、おつかれさまー!
一読者として続きが楽しみだー!
>>203 大谷は12時過ぎに山ちゃんと両リンで逝っちゃいました…。
>>204 いや、6時前だから大谷死んだの知らない筈なんだけど・・>カシン
細かいツッコミで正直スマソ
>>205 …ああっ!ホントだ…(爆)
ご指摘ありがとうございます!すみませんでした…。
うーん…回想シーン盛りこんでごまかすしかないか(苦笑)
>>206 いや、いらないと思うよ>回想シーン
だって大谷だから(w
ブルガリアあげ
総長捕手あげ
コソボあげ
予定外の客人に、
蝶野たちの周りに静寂がただよう。
「佐山さん…なんであんたがここに…?」
蝶野がその沈黙を破った。
「こいつらも参加者だ。好きにしろ。せめてもの俺からの餞別だ。俺はもう猪木にはついていけない…。」
佐山はそういうと、
緊縛された乙葉と小池祥絵を、
蝶野たちの前に投げ出した。
「さ、佐山さん…」
「あばよ。蝶野・武藤・彰…すまなかった………………オレの分まで生きろよ」
「さ、佐山さん…あんたまさか…?」
蝶野や武藤たちの敵対関係も一時やんだ。
「オレはおまえ達にとんでもないことをしてしまった。本当に許してくれ。
猪木を止められなかったことが悔やまれてしょうがない…ケジメを付けてくる。」
そういうと、
佐山はおもむろに伝説の虎マスクを取り出した。
伝説のマスクマン、タイガーマスクの復活であった。
佐山が去ったあと、
全裸で縛られた乙葉と小池祥絵だけが残った。
「う、うん…。」
乙葉が悩ましげな声をあげた。眼を覚ましてしまったようだ。
そしてこれが乙葉たちの不幸の始まりとなる…。
212 :
お前名無しだろ:01/11/01 22:57 ID:icnxWMpD
何コイツ・・・
いいとこなんだから邪魔すんな
コリアあげ
保守sageなんつーのもあり?
ジャーマンあげ
「蝶野さん!武藤さん!やっちゃいましょう!」
そこにはいつもの卑屈なAKIRAがいた…。
「きゃっ!いや〜〜〜!」
悲鳴にもならない声を乙葉があげる…。
「げ〜っへっへっへっへ!」
いつのまにかAKIRAは自慢の欲棒をさらけだしていた。
餅つきパワーボムあげ
ムトウ禿?
211,216はなしの方向で
プライドあげ
221 :
お前名無しだろ:01/11/04 14:54 ID:E+qzIkzs
o小原あげ
222 :
猪木:01/11/04 14:55 ID:???
お前らもうちょっとガンバレよ!!
223 :
本物:01/11/04 22:23 ID:7exWLwGc
↑ こいつは偽者です。気長に待ってマース!by猪木
223にLOVEを感じる・・・
職人でないので、アラシ避け保全sage
226 :
お前名無しだろ:01/11/05 22:07 ID:CONMCjZD
コソボあげ
227 :
お前名無しだろ:01/11/06 09:58 ID:0h3Prmcu
あげておこう
[2日目午後4時35分頃:中華料理店]
武藤は驚きのあまり今の状態も忘れ振り向いた。とはいえ他の二人ももう忘れていたが。
そこには確かに佐山聡が立っていた。迷彩のアーミールックに身を包み粘り気のある笑顔で。
佐山の存在を確認した武藤は一瞬間を空けた後言った。
「佐山さん何であのカッコイイ胴着じゃないの?掣圏道だっけ。
シュークリームの食い過ぎで着られるサイズなかったの?」
野上は笑いを堪えきれずに軽く吹き出した。
だがそれでも笑みを崩さない佐山に気味悪さを感じ武藤達の表情はやや固まる。
そんな場の雰囲気にも冷静なまま蝶野は佐山に聞いた。
「なんであんたがここに居るんだ?」
「君らに餌になってもらおうと思ってね。」
「餌?…どういう意味だ。」
「分かりやすく言うと、お前らに死んでもらうって事だ。」
今この場に居ること自体が不思議な男から聞かれた意外な台詞に全員が身構える。
そのまま武藤はデザートイーグルを佐山に向けた。もちろん両手で。しかし、
「武藤さん!銃はヤバいって。足元足元!」
野上の声に止められ視線を落とした。そして佐山の足元の2つの物体に気付く。
業務用の5キロLPガスボンベ。佐山に気を取られ気付いていなかったのだ。
「そうそう、銃はやめといた方がいい。とっくに厨房はガスが充満してるしこっちにも来てる。
そろそろ匂って来てるだろう。」
武藤は鼻に意識を集中して空気を吸い込んだ。微かに、だが確かにガスの匂いが混じっている。
「チッ、大分前に裏口からでも入ってきてたな。」
舌打ちしながら仕方なく武藤は銃を懐に仕舞った。その様子に佐山の笑みが更に粘り気を増す。
「正解。ずっと様子は見てたよ。ガス臭くてちょっとキツかったがね。」
「それよりさっきの死ねってのはどういう事だ。殺し合いをさせてるのはテメェらだろうが。」
蝶野が口を挟んだ。佐山はそんな蝶野を鼻で笑ってから答えた。
「…あのなぁ、お前らの生き死になんざどうでも良くなったんだよ。
そんな事より100倍大事な用事ができてな。」
「ハァ?何言ってんのアンタ。つーかアタマ大丈夫?」
野上は呆れ顔で佐山を馬鹿にした。だがまるで佐山の耳には届いていないようだ。
「『あの男』を殺す為には俺の手にしっかり血をつけとかなきゃダメなんだよ。
狂気が足りないんだ今の俺には。お前らはそれを補う餌なんだよ、分かるだろ。」
さっきまでは常人の物に見えていた佐山の目がみるみる狂気を帯びていくのが分かる。
そしてそれに併せて口元の笑みが亀裂のように広がっていく。
「んなもん分からねぇよ。」
武藤は腰からサバイバルナイフを抜いた。それを見て佐山は笑う。
「あぁ、それで長州を殺したんだっけな。あと坂口やマサも殺ったし、恩を仇で返しすぎだろ、全く。」
武藤以外の二人の顔が強張る。特に蝶野は驚きを隠せずにいた。
よりにもよって恩師とも言える人間を武藤が、それも3人も殺していたことに。更に佐山は続けた。
「でもその後がダメだ。ぱったり殺せなくなりやがった、このヘタレが!
ちょっと優しい言葉かけられたくらいでせっかく貰ったチャンスをドブに捨てやがって。
お前らがそんなだから猪木さんがゆっくり隠居も出来ない。」
「何言ってんだか。アゴはただのでしゃばりだっつーの。」
不機嫌な顔で野上が言った。その野上を佐山は鬼のような形相で睨む。
「お前らは何も分かってない。ニ十年近くも『アントニオ猪木』を傍で見ながら少しも、だ。
『アントニオ猪木』を超える男が居れば猪木さんははあっさりその座を譲ったんだ。
だが一向に現れやしない。この先もまるでその気配が無い。どれだけあの人が無理をしているか…。」
佐山の眼から涙が溢れた。だが野上はさっぱり理解出来ずに困惑している。
「猪木さんは誰かを、『アントニオ猪木』を殺せる誰かを待っている。
俺は随分遠回りしたがやっとそれに気付いた。しかし全てが足りない。及ばない。
神と悪魔の棲む『アントニオ猪木』には。だからこそあの男を超える物が要る。」
「その為に俺たち身内を殺す事が必要だってことか。くだらねぇ。」
言い終わると同時に武藤は佐山との間合いを一気に詰め、佐山の胸を目掛けナイフを突き出す。
「少しは理解出来たらしいな…一応天才と言われただけはある。」
だが佐山は喋りながら、武藤の突き出した右手を左手の甲で払い
安全靴を履いた左足を武藤の右膝の表にめり込ませた。
「〜〜〜〜っ!!!!!」
ただでさえ痛みきっている膝を曲がらない方向に蹴られ、武藤は痛みに声すら出せずに地面を転がる。
「狙いはいい。銃もそうだが的の小さい頭部にそうそう素人が当てられるもんじゃないから、なっ!」
続けて佐山は、言い終わりに併せ武藤の横っ腹を蹴り上げた。武藤は更に悶絶する。
「ただやはりネックはその膝だな。踏み込みにスピードも勢いもまるで無い。問題外だ。」
佐山の表情はいつの間にかこの上なく冷徹に変貌していた。
さっきまで笑い、怒り、泣いていたとは思えない程に。
まだ終わらず…いつも以上にダラダラ長くてすみません。
でも時間が少しあるのと進みが良くなってきたので早ければ明日にでも…
もう少しで終わるつもりなんで我慢して下さい(汗
235 :
お前名無しだろ:01/11/06 20:17 ID:W6jpPA1J
あげぇ
236 :
猪木:01/11/06 20:21 ID:???
ごくろうさn
この佐山はよい!きっとリクエストした人も満足だろう。
ただZNLさん、全然sageてないよ(w
238 :
:01/11/06 22:33 ID:???
すげえ、マジ尊敬するよ>ZNLさん
緊迫感が伝わってくる
いよいよクライマックスの予感!?
239 :
お前名無しだろ:01/11/07 16:55 ID:a8RZdVX2
あげ
カナダあげ
今この場に居ること自体が不思議な男から聞かれた意外な台詞に全員が身構える。
そのまま武藤は自慢の肉棒を乙葉に向けた。もちろん右手で。しかし、
「武藤さん!生はヤバいって。足元足元!」
野上の声に止められ視線を落とした。そして佐山の足元の2つの物体に気付く。
スカトロ用だった。佐山に気を取られ気付いていなかったのだ。
「そうそう、生はやめといた方がいい。とっくに厨房は臭いが充満してるしこっちにも来てる。
そろそろ匂って来てるだろう。」
保全レス
ケニアあげ
佐山最高!保全sage
ageるけど許せ
キューバ上げ
保全age
ZNLiv1KUさん、ご苦労様です!
で、相談が。
中華料理店に辿り着く前の武藤、書いてもいいですか?
自分の話で書いてボツらせた武藤が、新作読んだらそのまま使えそうなんですよ。
アレ以降、実は誰も殺していない武藤…気になって書いていたんですが。
ZNLさんも同じ所を突っ込んでいたので、いかがかな?と。
武藤の心理描写(?)なんで、邪魔ならやめておきます。
前回UPした日から派手に風邪ひいてます。
そのせいでまだ書けてません。私は予告しちゃ駄目ですね…ごめんなさい
>248
Jrマニアさんも風邪みたいですね。こっちより酷そう(w 武藤はどうぞ使って下さい。
本当に勝手に武藤使った上にお待たせして反省しきりです…
しかも寝込んでる間にアイディアが出来て今の話もう少し増えそうなんです(苦笑
今書いてますんでもう少しだけお待ち下さい…>ALL
>249
いやいや、そちらもお大事に…。私のはどっちかっつーと○○痛が辛くて(苦笑)
じゃあ、武藤はageないでおきます。全部終わってからいけそうだったら番外でって事で。
さ、今日はPRIDEだ。見ながら話を考えよう…。
ブラジルあげ
まだあったの?
腹減ったあげ
254 :
お前名無しだろ:01/11/11 21:51 ID:3URI4/i7
age
業務連絡〜。
カンコ君さん、カンコ君さん。
HP作成にあたり作品のHTMLに勤しんでいた所
「死んだ中西を成瀬に変更して…」ってのがありましたよね?
そこら辺をチェックしてたら、永田が中西の死を知って嘆くシーン
http://kaba.2ch.net/wres/kako/1000/10005/1000500030.html ↑の173なんですが…を発見しました。
この時点で中西の生死は判明してない事になる訳で。
…どうしましょうか?
「飯塚に殺されかけたのにその飯塚が目の前で殺されて嘆いてる」
という内容で書き換えてもいいでしょうか?
それともカンコ君さんに直して頂くか…。
隠居中にお呼び立てして申し訳ないのですが、お返事いただければ幸いです。
フレンチあげ
連絡希望age
258 :
お前名無しだろ:01/11/13 20:58 ID:Y3+HQGlO
age
南アフリカあげ
age
佐山はうずくまる武藤に一瞥もくれずバイバルナイフ拾い上げた。
そしてポケットから別のナイフを出しその刃の先を武藤に駆け寄ろうとする蝶野に向ける。
次の瞬間にはその刃は蝶野の腹部に突き立っていた。
スペツナズナイフ――刃の部分を飛ばすことの出来る殺傷能力の高いナイフ――だ。
何が起こったか分からないまま蝶野が倒れこむ。
「!!?」
野上の武藤も驚きに固まった。だが佐山はさも当然と言わんばかりに吐き捨てる。
「そんなに驚くなよ。そいつに支給された武器は釣り糸なんだ。
それでどうやって戦う?必殺仕事人か(笑)
それに俺の相手にそんなポンコツは要らないから仕方ないだろう。」
「ポンコツ?」
言葉の意味が分からず野上は聞くともなしに呟いた。
「あぁお前らは知らなかったんだったな。そいつはどの道もうじき死ぬんだよ、癌でな。」
「……癌?」
野上は戸惑う。誰の事だ?蝶野?でも蝶野はこの間も普通にリングに上がっていたじゃないか。
「表向きは内臓疾患だったな。でも本当はあちこちに転移して手遅れになった癌なんだよ。
でどうせなら最期までリングに上がりたいなんて言ったらしいぞ。
会社にとっちゃ迷惑な話だよなぁいつ死ぬか分からんのに。でも人気考えりゃそうそう断れんしなぁ。」
野上は蝶野を見た。蝶野はなんとか起き上がり壁にもたれかかっている。
そのナイフの突き刺さった腹部は絶え間なく血を流し、素人目にはとても大丈夫とは思えない状態だった。
「なぁ野上、小川の死体から持ってきたポン刀があるだろう。そんな奴はいいから早くかかって来い。」
「…ケッ何でも知ってんだな。でも別にここでやり合う必要はねーんだよ。」
野上は背後にある店の出入り口に目を向けた。そう、外に出ればいい。そうすればガスは関係無くなる。
しかしその考えも見透かしたような佐山の笑い声に遮られた。
「ハハハそこの扉なら開かないぞ。外から閉めさせといたから。」
「折角高い税金払ってるんだ、使えるものは自衛隊でも使わないと。」
そう言って佐山はトランシーバーを手に持って見せる。自分が命令して閉めさせた、と言いたいらしい。
「これで自分の置かれた状況が分かったか?。この店には窓も無い。
変に高級ぶった店の造りが災いしたなぁ、アハハハ。」
心底楽しそうに笑う佐山を尻目に、野上は鬱陶しそうに顔をしかめ舌打ちしながら
デイパックの中の日本刀を一息で鞘から抜いた。
ここまで思い付く限りの策で生き延びてきた野上の考えは全て佐山に見抜かれている。
それでも野上の顔はまだ余裕を漂わせていた。
「良かったねぇ、国会議員になれなかったってのに自衛隊をアゴで使えてさ。猪木のおかげだけに(笑)
でも佐山さんさぁ、俺の趣味が『剣術』って知ってた?」
野上は刀を構える。その佇まいから先程の言葉が虚勢でないことは容易に見て取れた。
だがその野上を見て佐山はサバイバルナイフを地面に放り捨てた。
そして佐山は丸腰のまま、野上に向かって無言の上に薄笑いで手招きをした。
佐山の挑発に野上の顔が不快感に歪む。いや正確には『そう見えるように』演技をした。
普通なら野上は挑発する側の人間である。だからこそ冷静に考えることが出来た。
佐山という人間は自分と同じく計算高い。それはあの男が今の状況を作り出したことからも実証されている。
つまり何の打算も無く丸腰になるような男ではない。さっきは武藤を素手であしらった。
しかし何か、恐らくスペツナズナイフ以上に性質(たち)の悪いものがあるとほぼ確信していた。
だから敢えて挑発に乗り手の内を探る、その為の演技なのだ。
刀を持つ手に力を込め、冷静さを欠いたフリで佐山に走り寄る。
勿論佐山に妙な動きがあった時には反応できるよう気配りは忘れずに。
しかしあと2mのところまで迫っても佐山は身構え以外の動きを見せない。
野上はそのまま佐山に切りかかった。横薙ぎに振られた切っ先が佐山のがら空きの脇腹に達しかける。
だが野上はそこで刀の軌道を止め攻撃を突きに切り替えた。
佐山が防御すらしないことから野上は恐らく防弾チョッキでも着込んでいると予想した。
そして防弾チョッキの類は刃物で突き刺される場合には殆ど役には立たない。
だからこそこれで佐山を殺せる…筈だった。
刀の先端は野上の読みも虚しく佐山の大きな腹で止まっている。予測は見事に当たっていた。
ただ惜しむらくは、佐山の身に付けた防具は渾身の突きすら通さないほど強力な物だったことだった。
次の動作を起こす前に右手で服の首元を掴まれ思い切り佐山の方に引き付けられる。
その次の瞬間には佐山の左肘が野上の側頭部を捉えていた。
瞬時に打点をずらした為こめかみには当てられずに済んだが衝撃が側頭部を突き抜ける。
一瞬思考が停止し足が制御を失い倒れそうになる。しかし佐山の手は首元を持ったままそれを許さない。
更に膝を地面についた野上の鳩尾に佐山は右膝を叩き込んだ。
鳩尾に受けた衝撃で野上の思考が戻る。だがその代わりに訪れた息も出来ない痛みに襲われた。
「…ぅぁぁっ…ぇふ……ぁぐぅ…」
呼吸どころか咳も出来ずに地べたに這いつくばる野上を見下ろしながら佐山は満面の笑みを浮かべた。
「…ぐほっ……ゴホッ、ゴホ…てめ……汚ね…ぞ……ぐぁっ!」
ようやく呼吸が戻りだした野上の背中を踏みつけ、佐山は再び怒りに満ちた顔になり胸元を親指で指した。
「本当にバカだなお前は。汚い?銃弾も刃物も通さねぇこのスーツがか?騙しなんざやって当然だろうが!
俺が殺すのは『アントニオ猪木』だぞ?あの男には何でもありなんだ!こんなもんで足りるかよ!」
佐山は野上を一喝すると武藤にしたのと同じように横っ腹を蹴り上げた。野上が痛みに転がる。
そして佐山は野上に近づき拾い上げた日本刀の先端を野上の肩口にゆっくり押し込んでいった。
「ぐぁあぁっぁぁ!」
野上の肉の感触を刀伝いに右手に味わい、佐山の快感は沸点に達する。
「アッハッハッハッこれだよ。俺が欲しかったのはこの感触なんだよ。もっとだ、もっと味わわせてくれ。」
佐山は野上の肩から刀を引き抜くと最高の快楽を得るために刀を振り上げた。
「いい加減にしとけこのサド野郎!」
残念ながらお楽しみは突然背後から飛んできた椅子によって阻まれた。佐山は前のめりに膝をつく。
怒りの表情で振り返った先で今椅子を投げた武藤が店の出入り口の前に立っている。
そしてその背後の、佐山が命令して封鎖させた筈の扉は何故か開いていた。
数分前――――武藤は痛む右膝を庇いながら椅子を支えに立ち上がる。
佐山と対峙する野上を手伝わねばと思ったがその前に蝶野の様子を窺うために振り返った。
だが蝶野はさっきまでの場所にはいない。驚いた武藤がさらに見回すと、
血を流しながらも壁にもたれて立ち上がり、佐山に閉ざされた筈の出入り口へと向かう蝶野が見えた。
[ さっきの佐山の言葉が聞こえなかったのか?腹刺されちゃ仕方ないか… ]
武藤は仕方なく方向転換して右足を引き摺りながら蝶野を追いかける。
この時にはさっきまで銃を向け合っていたことなどすっかり忘れていた。
「おい蝶野、ドアは開かねぇんだよ。じっとしてろ。」
ドアの前で蝶野に追いついた武藤は声をかける。だが蝶野はそれを無視して扉の取っ手に手を掛けた。
「おい!蝶野…」
「ゴホ…聞こえてますよ…でも口で言ってただけでしょ…」
「そうは言ってもお前……!」
武藤の口が止まる。蝶野が少し押しただけ両開きの扉の間に隙間が出来たからだ。
僅かに出来た隙間から外の光が差し込む。
その縦に真っ直ぐに伸びた線は一ヶ所、真ん中のあたりが欠けていた。丁度表側の取っ手のあたりだ。
この様子から武藤は予想した。この扉の取っ手は太い棒状の物なのだが、
どうやらこの扉は今左右の扉の取っ手に何か棒のような物を渡してあるだけではないかと。
もしそうなら杜撰な仕事だ。まず佐山の指示通りではないだろうがおかげでここを出られる。
武藤は蝶野を扉の横の壁にもたれさせると、痛みを堪えて距離をとり助走をつけて扉の中央に体当たりした。
何かが弾けるような音が鳴って扉は拍子抜けするほど簡単に開く。
見れば3cm程の太さの細い棒が二つに折れて地面に落ちていた。
棒の残骸を眺め、すっかり佐山の口車を信じきっていた自分に武藤は軽く苦笑いした。
「彰、早く来い!ここを出るぞ!」
武藤の声が響く。野上は身体を起こして状況を把握し立ち上がろうとしたが、
既に佐山は立ち上がり今にも武藤達の方へ向かおうとしていた。
「ふざけやがってあの(自衛隊員の)ボケが!後でブッ殺してやる。」
だが走り出そうとした佐山の右足の甲に痛みが走る。
足元を見ると野上が、さっき佐山の捨てたサバイバルナイフを靴の上から突き刺していた。
「ぐぅ……野上ぃぃ…」
「へっ足の先までは着込めなかったみたいだな。とりあえずさっきのお返しさせてもらうぜ。」
野上はナイフを抜こうとしゃがんだ佐山の顔面に蹴りを入れ、素早く立ち上がって出口へと走った。
「おい蝶野、出るぞ。立てるか?」
武藤は蝶野を立ち上がらせようとしていた。
蝶野の顔色は土色になっており、額には大粒の汗が浮んでいる。
蝶野の肩に手を回した所で蝶野はかなりはっきりした口調で武藤に呟きだした。
「…なぁ武藤さん…」
「なんだ?大丈夫か?」
「坂口さんらを殺したとき…どんな気分だった?」
武藤は言葉に詰まった。あの時の、坂口とマサを撃ったときの光景が甦る。
自分たちに銃を向ける武藤に笑いかける二人。身体を気遣ってくれる二人。
あの後から武藤の銃を握る手は明らかに鈍っていた。佐山に対してもどこか本気になれない部分があった。
後ろめたさが蝶野の言葉でくっきりと浮かんでくる。なんと言えばいいのか答えに窮する。
「二人とも早く、佐山が来るって!俺先に出るぜ。」
出入口まで来た野上の声に武藤は我に返った。そしてとりあえず蝶野を連れて出ようとする。
だが武藤を真っ直ぐ見る蝶野の目は答えを待っていた。それを聞くまで動く気は無いらしい。
武藤は仕方無く溜息をつき呟くように答えた。
「…長州さんの時は正直何とも思わなかった。坂口さんらの時は……最悪だった。」
その言葉を聞くと、蝶野は釣り糸と紙切れを武藤に手渡して言った。
「外からこの糸でドアを開かないようにしてくれ。もう裏口は閉めてある。」
言葉の通り、蝶野は店に踏み込む前に中の人間を裏口から出られなくするために
釣り糸で裏口のドアノブを近くの電柱と何重にも固く結び付けておいたのだ。
まさか中に佐山も居るなどとは知らなかったが。
「ちょっお前何言って…」
立ち上がった蝶野は言葉を待たずに武藤を外へと突き飛ばした。
「おい!蝶野…」
「ガタガタうるせぇぞ武藤!オレは蝶野だ。オレの死に場所はオレが決めんだ。
テメェは黙って言う事聞いときゃいいんだよ!分かったか、アァ!?」
蝶野は武藤の言葉をかき消すように叫んだ。
腹に刺さったナイフを抜き、胸元から出したサングラスをかけて武藤に背を向ける。
「蝶野ぉどけぇ!」
更に走ってくる佐山の顔面をケンカキックで蹴り飛ばした。
だがそれと同時に蝶野の腹部から勢い良く血が吹き出し、流れ出る血が勢いを増す。
それでも蝶野は両足を踏ん張らせて地面に立ち尽くし叫んだ。
「武藤、早く閉めやがれ!ガスが無くなっちまうだろうが!」
蝶野の最後の強がりが武藤には余計に悲しく映った。
「………このお人好しのバカ野郎が…」
武藤は苦悶の表情で扉を閉め、震える手で取っ手の間に釣り糸を何度も通し固く縛りつける。
もう膝の痛みなど忘れていた。空はまた雨を降らせていた。
「…これで終わりだな、佐山。…ゴホッ」
咳を受けた手の平に血が飛び散る。その手を固く握りもう片方の手で拳銃を天井に向けた。
「蝶野ぉ、やってくれるじゃねえかこの死に損ないが!
それでも俺は死なねぇよ。お前如きに殺られてたまるかよぉ!」
今にも怒り狂わんばかりの形相で吐き捨て、佐山は店の奥、厨房の方へと走っていった。
裏口が閉ざされているのも知らずに。
「今度はテメェが焦る番だ。オレが…グブッ…引き金を引くまで精々逃げ惑いやがれ。」
蝶野の身体の限界を知らせるかのように銃を持つ手が震え口から血が溢れる。
「…畜生!なんで開かねぇんだ、くそったれがぁ!…」
佐山の叫び声が響いてくる。しかしもう蝶野の耳には届いていなかった。ガスの匂いももうしない。
明らかに全身の体温が下がっているのが分かる。天井に向けていた腕もいつの間にか下りていた。
目を開けているのも億劫だった。
276 :
お前名無しだろ:01/11/14 23:11 ID:c8FKKttO
うぉぉぉぉぉーーー!!!ちょーーーのぉぉぉぉーーー!!!!
ぼんやりした意識の中、目を閉じると妻のマルティナの顔が浮かぶ。
もう猪木のことも佐山のことも馳のこともサムライのことも、武藤や野上のことですらどうでもいい。
ただ彼女を置いて逝くことだけが心残りだった。
自分の為にドイツから友達もいない日本に来てくれた彼女。
寂しい想いをさせたくなくて片言の英語で会話した日々。
コスチュームのデザインを決めるのに何度も夜遅くまで話し合ったこともあった。
癌だと宣告されたときも優しく支えてくれた。
でも子供が出来なかったせいで彼女を独りにしてしまう。
でも子供なんていない方がこれからの彼女が縛られないんならそれで良かったんじゃないか?
でも…でも……
もう考えがまとまらない。彼女の顔にも薄い靄(もや)がかかってきた。
彼女の顔が消える前にせめて一言言いたい。彼女に最も伝わる言葉で。
「…Viel Glueck(幸運を).」
マルティナが笑ってくれた気がした。そしてふと右腕に感覚が戻る。ちゃんと別れを告げろと言うことなのか。
そしてもう一度、今度は友に向けて。最期の言葉の代わりに蝶野は引き金を引いた。
samusugi…
あと武藤と野上の話がもう少しあります。
Jrマニアさん、明日にはバトンタッチして見せますので
あとちょっとだけ我慢して下さい…
泣けたよ、泣けた・・・ひたすら泣けた
蝶野らしいLAST、感激した・・・ZNLさん、ありがとう!
ぐおー!ちょーのー
蝶野・・・・
長い事、続編を待った甲斐があったよ!
素晴らしい作品、御苦労様!!>ZNLさん
想像力豊か過ぎてキモイなこりゃ
蝶野が真っ先にあぼ〜んとはねぇ…期待してたんだけどなぁ…
ZNLさん、お疲れさまです!続きも楽しみにしています!
泣けた〜〜!!
290 :
お前名無しだろ:01/11/15 07:28 ID:eRHSQxaE
さよなら蝶野、また来て佐山age
ギリシャあげ
age
定期age
定期age
明日には、って言うから期待してたのに・・・
ZNLさん、絶対納期守らないよな(w でも待つのには慣れてるのでOKっすよ!
カンコ君さん連絡お待ちしてますage。
>280
ご苦労様です!蝶野が…でもカコイイです。
続き、ノンビリお待ちしてます。
age
>「ガタガタうるせぇぞ武藤!オレは蝶野だ。オレの死に場所はオレが決めんだ。
>テメェは黙って言う事聞いときゃいいんだよ!分かったか、アァ!?」
このスレ最高の名セリフが出ました
[2日目午後5時頃:マンション建設予定地]
今武藤と野上は[マンション建設予定地]の看板が立てられた空き地の片隅にある
このプレハブ小屋で雨を避けていた。窓からは爆発した中華料理店から立ち昇る煙がまだ見える。
休憩所として使われていたのだろうそこにはボロボロのソファーとテレビ、
あとは塗料などの入った缶などが散らばっているだけだった。
中に入った野上は空の一斗缶に手ごろな太さの材木を数本挿して小屋の真ん中に置く。
それに少量シンナーをかけ、落ちていたライターで火を着けて焚き火にした。
「シンナーが燃え尽きたら匂い無くなりますからそれまで我慢して下さいね。」
シンナーの燃焼する匂いが篭らないように窓を開けながら野上は話し掛ける。
武藤は無言でソファーに腰掛けた。中華料理店の爆発を見てからここまで武藤は口を開いていない。
気力を失った訳ではない。だが口を開く気にはなれなかった。
「じゃあ武藤さん、俺もうちょっと燃やす木探してきますね。」
焚き火の前にしゃがみ込み、タオルで顔と頭を拭きながら野上は言った。
それでも武藤は俯き加減のまま黙りこくっている。
野上は、そんな武藤の目を盗んでさっきデイパックから取り出したものをタオルに包んだ。
それを火の中へ放り込み、小屋を出て行った。
武藤は野上の行動に気付かずソファーに背中を預けて天井を仰ぎ目を瞑る。
長州力・新崎人生・マサ斎藤・坂口征二・吉江豊・前田日明・成瀬昌由・真壁伸也。
自分が死を見届けた者達の顔が浮かぶ。そして蝶野正洋。
「何の為に殺すのか」そんな今更な問いが頭を掠めた。
[長州さんを殺すときに腹は括った筈だろう…]
武藤は頭を振って忘れることに努めた。
ふと辺りを見回して野上のいないことに気付き、薪を探しに行ったことを思い出した。
[戻ってきたら話でもしよう。そうすりゃ気が紛れるか。]
そう思った直後、焚き火から大きな破裂音が聞こえ火の中から何かが飛び出した。
「それ」は真上に跳ね天井に穴を開ける。とても薪が弾けたような物ではない。
更に爆竹を大きくしたような連続音とともに火中から入れ物の缶や小屋の壁に次々と穴が開く。
―――銃弾か! 「それ」の正体は野上が火にくべた余った銃弾だった。
絶え間なく銃弾が飛び交う中を武藤はソファーから身を起こし窓から飛び出した。
それでも小屋の壁を破り銃弾が飛び出してくる。武藤は地面に伏せて銃弾の雨が止むのを待つしかなかった。
程無くして音が止み、武藤は身体を起こした。痛みが走る。流石に無事では済まなかった。
左腕上腕部の肉は抉れ右太腿を銃弾は貫通している。
佐山に蹴られた時すら比べ物にならない痛みは逆に笑いが漏れるほどだった。
「ハッ…ハハッ……あ、彰の野郎…やってくれるじゃねぇか…」
野上を非難するつもりなど無い。むしろあいつの方が正しい。
武藤は勝手に野上を仲間のように思っていた自分の甘さを非難した。
そんな武藤に追い討ちをかけるように何かのエンジン音が聞こえてくる。道路の方からだ。
道路に視線を移す。するとそこに車が現れ武藤の方を向いて止まった。
運転席に座る野上は笑顔を見せていた。
腑抜けた武藤に置き土産を施した後、野上は近くの道路脇に止められていた車の前に来ていた。
車はホンダシビックだった。
「ちぇ、FF車かよ。FRの方が好きなんだけど贅沢言ってもしょうがないしな。」
FF車とはフロントエンジン・フロントドライブ車の略で、エンジンも駆動輪も前に付いている車である。
ぼやきながら銃の柄で助手席のガラスを割り、ドアロックを解除して中に入った。
「非常事態には色々知識がある方が強いよな。俳優やって良かったよほんと♪」
色々な世界の人間に成りきる俳優という職業を経験している野上は、
そこらの人間より多くの物事に触れ、興味を持って記憶に留めていた。
そして野上は鼻歌まじりに己の知識を披露し車のエンジンを起動させる。
いささか俳優から逸脱した知識ではあったが。
新作ハケーンage
あんた、すごすぎ
すばらしい
野上、いいねぇ〜
このままマルくならないで逝って欲しいな
,/”” ”ヽ
,/ __ _ ゛
/ /““ “” ヽ |
| / -━ ━.| |
| |. “” l “ .|.|
(ヽ | r ・・i. || / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
りリリ /=三t. | < ところで俺様の出番はいつよ。
|リノ. | \アーハハ!
| 、 ー- " ノ \_______
| ”ー-- "|
|  ̄  ̄/ 丿 )_つ
⊂二 ̄⌒\ 光│ / ヽ_つ
)\ ( 速│ _/ /^\,つ
/__ ) タ ̄ ⌒ ̄_/
//// / ツ | ̄ ̄
/ / / // ̄\ プ \
/ / / (/ \ 王 \___
((/ ( _ )
age
定期上げ
あげ
明日新日見に行くんだけどさ、すごく微妙な気持ちになる。
>>310 今残ってるメンツで明日の試合に出てるのは、カシンと西村ですね。
…何かちょっと淋しいかも。
>ZNLさん
ご苦労様です。>301のメール欄…って事は、まだ続きあるのかな?
>Jrマニアさん
いつもいつも迷惑掛けております。m(_ _)m
今の話、昨日の段階で出来上がってたんですが、読み返すとかなり塩分高かったんで。
で今まだラストを決めかねてるんです。
しかも明日現役最後の公式戦でしてさすがにもう寝ないと…
もう予告は止めておきますが(反省
あとちょっとで終わりますのでもう少しだけ時間を下さい…すみません
保全レス
チェコあげ!
期待あげ
越中ファンだって!
ずいぶんとさがってるって!
越中活躍前にdat逝きは困るって!
sageで保全するのでガタガタ言うなって!
ガタガタ言うなということですよ
あげだ、あげ
\( ・∀・ )/ コソーリダッテ
あっ、小糞っ!テメッ、コノヤロッ!
何でコソーリなんだって!
それと
>>316、大丈夫。まだまだ落とさせないって!
完結まで維震し続けるから見届けてくれってことですよ。
>ZNKさん
公式戦はどうでしたか?(って何の公式戦なんだろう?)
校正はじっくりと納得いくまでやってくだされ。
ノンビリ待ってますわー。
320 :
お前名無しだろ:01/11/20 13:57 ID:1QrxVZmG
あげ
age
>>323 あらやだ。間違えちゃったよオイ。教えてくれて感謝。
ZNLさん、スマンカッタ…。
age
ポーランドあげ
\( ・∀・ )/ ホゼン
激しくあげ
a
a
で、今生き残りって誰?と聞きつつsage
カシン、武藤、野上、西村、越中、馳 (生存)
蝶野、中西、佐山 (死亡?)
こんなもんか
今畜生!あげだあげ
名スレ、「娘。ロワイアル」の言葉巧みな言い回しは凄かったが・・・。
age
age
>332
生存:カシン、野上、西村、越中、馳
死亡?:蝶野、佐山
死にかけ:武藤
こんな感じです。
ちなみに中西は、2日目昼前に蝶野にとどめをさすように願い出て死亡。
>ZNLさん
某所ではお疲れ様〜。
しかし私ら夜中に祭りに参加してる場合じゃ…(w
一応こっちにもレス。
週末新日後楽園で忙しいので、私が取りかかるとしたら週明けです。
なのでゆっくりきぼーん。頑張ってね。
age
保全。
341 :
お前名無しだろ:01/11/24 16:50 ID:wG2BlHKj
ちゃんとゴールいけるんだよね?
自分なりにフロッピーに文章を保存して後で紙に印刷するって作業やってるから。(今は2の408まで完了)
そろそろ3日目に突入した方がいいんじゃない?つうか800ぐらいで終わった方が。。。
とりあえず頑張れ!
しばらく来ないうちに展開読めなくなっちゃった・・・
とりあえず、1から全部見る方法ってもうないんですかねぇ?
>>342 ここまで来ると逆に誉めたくなるが(いい意味で)
とりあえず、あげ!
いろいろ意見はありますが。ここまできましたね。
最終の生き残りはカシン、西村、猪木ってところでしょうか?
いひょうをついて馳、野上あたりも残っても面白そう。
越中は難しいですね。結末は早いもの勝ち。
怪我を負ったらすぐに落ちこぼれ!バトルロワイアルは厳しい戦いです。
頑張ってください。
@【一日目・午前0時〜1時】新日道場(レス3〜30、36〜40)
プログラム開始。見せしめのために藤波、続いて小島が猪木の手によって殺される。
西村が高岩を殺したと勘違いしたカシンは、西村の連れの天山を銃殺し、西村とロッカー前で対決。
結局猪木に静止され、西村VSカシンは引き分けに終わる。
その後西村と藤田が合流した時に藤田が「ゲームに参加するか否か迷っている」と言う。
西村は藤田に人を殺さないでほしいとお願いして別れるが・・・。
死亡者:藤波、小島、高岩、天山
A【午前0時30分〜】児童公園のベンチ(レス31〜35)
長州が思わず高岩を撃ち重傷を負わせる。(その後高岩は@の西村の元へ行き爆死)
武藤が現れ長州と会話後、長州をナイフで殺害。
死亡者:長州
B【午前6時〜】公園(レス41〜54)
村上がジョギング中にカシンと出会い対決。カシンが村上を日本刀で惨殺。
死亡者:村上
C【午前6時30分】猪木の事務所(レス104)
猪木が側近の佐山に引退した選手や関係者も参加させる提案をする。
死亡者:無し
D【午前9時】駅の待合室(レス55〜56)
永田が支給された武器を確認。とっかえだまシステムに怒る。
死亡者:無し
E【午後12時30分】コンビニ(レス73〜83)
カシンが村上を惨殺したのを目撃した新崎人生はコンビニへと走る。
そこを拠点にしようとした人生だがカシンが待ち伏せしていた。
殺されそうになった人生だったが途中で武藤が登場してカシンは退去。
人生を助けたかに見えた武藤だったが構わず人生を射殺。
死亡者:人生
F【午後2時】場所不明(レス138〜142)
後藤と同行していた馳だったがタイガー服部を見つけると服部の首をへし折る。
馳の横に服部の死体があるのを見た後藤は逃げようとするが踏みとどまる。
向き直り馳に銃を構えるが、馳が後藤の前頭葉に組み込まれた発信機を爆破させた。
後藤のデリンジャーを回収しようとするが、
突然出てきたエル・サムライ(松田納)が先に手に取り逃げていった。
死亡者:タイガー服部、後藤
G【午後3時】高校の図書館(レス84〜88)
柴田の前にカシンが現れる。
カシンを信頼しきっていた柴田だったがラーメンの中にタバコを混ぜられもがき苦しむ。
死亡者:無し
H【午後3時30分】場所不明(レス105)
後発組の田中リングアナと山本小鉄は同行していたが小鉄が田中の腹をドスで切りつける。
だがその小鉄も馳の持つ金属バットで撲殺された。
死亡者:田中アナ、山本小鉄
I【午後5時】スポーツジム(レス57〜60)
ジムでサンドバックを叩いていた小原の前に藤田が現れる。
小原は藤田とスパーリングをして汗を流すが、スパーが終わると藤田にサイレンサーを装備したベレッタで撃ち殺された。
死亡者:小原
J【午後5時30分〜】橋本の行きつけのバー(レス61〜72)
橋本が支給された毒薬で自殺しようとすると、村上が死んだのを知った小川が現れて橋本に問い詰める。
橋本の犯行ではないことを悟った小川は橋本へ共闘を呼びかける。
その時サムライが登場して二人は追い詰められるがなんとか返り討ちにする。
寂れたビルのトイレに二人は逃げ込み、重傷の橋本を置いて食料の調達に出かけた小川だったが、帰った時には橋本は息絶えていた。
どうやら馳浩が殺害したらしい。
死亡者:橋本
K【午後6時〜】ホビーショップ(レス89〜103)
金本と田中稔は装備の調達のためにホビーショップに立ち寄っている時、そのすぐ外でカシンとライガーが戦っていた。
ライガーを殺したカシンはホビーショップ中に進入し、続いて金本と田中を殺すとホビーショップが爆発した。
死亡者:ライガー、金本、田中稔
L【午後6時30分】体育館(レス125〜127)
マサ斎藤と坂口征二は二人して体育館にたたずんでいた。
二人がスパーリングをした後寝転んでいると、武藤がやってきた。
二人から情報収集をした後に武藤は銃を突きつけて銃殺してしまった。
しかしマサと坂口から受けたあまりに落ち着き払った態度に、武藤は戸惑いを隠せないでいた。
この時の武藤のショックが後々に妥協という形で影響してくる。
死亡者:マサ斎藤、坂口
M【午後6時30分〜】高校の校舎(レス114〜118)
なんとか生きていた柴田は図書館から高校の校舎へと向かった。
生物室に入ると井上の屍を発見してしまう。
悲劇に暮れている柴田の後頭部を銃弾で襲ったのが鈴木健三であった。
死亡者:柴田、井上
N【午後7時】校舎の屋上(レス121〜124)
校舎の屋上からKのホビーショップの爆破と店から逃走するカシンを目撃した健三は少々驚いていた。
少しして振り返るとそのカシンが目の前にいたのだ。
健三は銃でカシンを撃つが、防弾チョッキを着ていたのを知らない健三はスキを突かれてカシンに殺されるのであった。
死亡者:鈴木
O【午後8時】路地裏(レス119)
辻よしなりは同行者のはずの棚橋に愛想を尽かされ、一人震えていた。
そこへボウガンを持ったもう正気ではないサムライが現れてボウガンの的にされて悪夢を味わう事になる。
死亡者:無し
P【午後9時】高校の図書館(レス120)
棚橋、高校の図書館で馳に殺害される。馳は本で何かを調べていた。
死亡者:棚橋
Q【午後11時〜二日目・午前0時】不動産業者の事務所〜運送業者の倉庫(レス146〜151)
瀕死の状態になっている辻を見かけた吉江は現実を見せつけられた衝撃で走って逃げていた。
不動産業者に逃げ込んだ吉江の所に越中がやってくる。
吉江は動揺を露にしていたが越中に殺意はなく、吉江は手を引かれ越中の隠れ場所に連れていかれた。
運送業者の倉庫の中には永田と飯塚がいて、吉江は辻の事を話していた。
そこに深夜十二時の定期放送が流れて脱落者が挙げられるのであった。
死亡者:無し
R【二日目・午前0時30分】一軒家(レス235〜248)
一軒家の中で洗濯物をする保永をカシンが見つける。
カシンは保永に対して殺意はなく、とりあえず別れることになった。
だがその後すぐに馳が保永の元へやってきて、先ほど本で調べて作った火炎瓶を使って保永を殺そうとする。
それを察知したカシンが保永のいた、燃え盛る一軒家の中へ入って保永を救出しようとするが、
保永はカシンにどうせ助からないんだからと自分を撃つように言う。
涙を流しながらカシンは意を決して保永の最後の希望に応える。
死亡者:保永
S【二日目・午前1時30分】バー(スレッド「2」のレス124〜127)
酒を飲んでいた安田の元にヒロ斉藤、その後に平田がやって来る。
平田は二人に組もうと言ったかと思うとすぐに安田、ヒロの順に銃弾を発射した。
死亡者:安田、ヒロ斉藤
21【午前3時30分】自動車整備工場(レス106〜110)
工場の片隅で息を潜めていた佐々木健介の元に野上彰がやってくる。
野上が健介を見ると慌てて命乞いを始める。
全く野上を殺す気なんてない健介は野上を落ち着かせようとするが、油断した健介を野上が策略通りに殺してしまう。
死亡者:健介
22【午前4時45分】デパート(レス152〜154)
デパートで爆弾の材料を探していた永田と飯塚だったが飯塚が裏切って永田を殺そうとする。
だがサムライのボウガンの矢が飯塚の腹を突いて、それに対して永田はサムライに銃弾を当て退散させた。
自分を裏切ろうとした飯塚に対して永田は駆け寄り声をかけるが飯塚はまもなく息絶えてしまった。
これの30分前に健介の遺体を発見した吉江は動揺して越中達から離れてしまったらしい。
死亡者:飯塚
23【午前5時】場所不明(レス143〜145)
また一人になって健介のことを考えていた吉江の前に予想だにしなかった男がやってくる。前田日明。
どうやら前田はこのゲームの参加者ではなかったのだが、兵士を振り切って、一般人立ち入り禁止区域に侵入したらしい。
目的は成瀬に話があったらしいが、関係ないはずの吉江を撲殺する。
死亡者:吉江
24【午前5時10分】場所不明(レス164〜169)
吉江が前田になぶられているのを見ていた武藤。
前田に自分の存在を気付かれた武藤は前田を殺そうとする。
そこに成瀬が突如出現して前田を撃ってきた。
今の新日本にとどまっていたかった成瀬はそれを邪魔しようとするであろう前田を撃ったのだ。
しかし前田の目的は迷惑をかけた成瀬に対して謝るといったものだった。
前田の所に駆け寄り、自分のやったことを責めている成瀬の背後から乾いた銃声がなる。
成瀬に対して発砲したカシンだった。
気づかれないように距離をとって前田と成瀬を観察していた武藤とカシンが対峙するが、
互いが今戦う時ではないと直感した二人は互いに背をむけ歩き去っていった。
死亡者:前田、成瀬
25【午前5時30分】場所不明(レス128〜137)
これより以前の時間の、猪木を道連れにしようとした木戸修の計画は失敗していた。
休んでいる木戸の目の前には西村がいた。
自らの思いを託せる相手だと感じた木戸は西村に対して戦いを挑む。
だが、西村が説得してとりあえず行動を共にしようとしたその時、大谷晋二郎の弾が木戸をとらえていた。
死亡者:木戸
26【午前6時】ゲームエリア内全体(レス157〜160、170〜172)
二日目の朝6時の定期放送が流れる。
猪木は脱落者を発表後、まだ人を殺してない人間に対して、あと6時間以内に一人殺さないと脳内の発信機を爆破させると脅す。
そして見せしめとして今朝投降してきた木村健吾の頭をぶっ放してみせた。
死亡者:木村
27【午前7時】公園(レス176〜181)
木村の最期を見届けた西村は木戸の亡骸を埋めるために公園の奥に入っていった。
そこへ藤田がスタート時以来再び西村の元へ姿を現す。
しかし藤田は最初に西村から約束されたとおりに人を殺さなかったわけではなかった。
藤田は西村を追い詰めるが、プロレスからもこのゲームからも逃げようとしている藤田の姿勢を西村は攻め立てる。
藤田が動揺したスキに西村がついに藤田の腹部を短刀で刺してしまった。
死亡者:藤田
28【午前7時〜8時以降】猪木事務所(レス193〜204)
猪木が格闘技探偵団バトラーツの石川雄規と島田雄二を徴集する。
中西学を素手で殺す事が目的らしい。
蝶野も久々に登場。
死亡者:石川、中西
29【午前7時15分〜】自動車整備工場(レス185〜186)
爆弾を作りながら、永田は越中に、ジャンボ鶴田が昔試験的に行われた『プログラム』の生き残りだという事実を聞かされて驚く。
そして鶴田がこの世を去ったのも手術中のショック死などではなく、国家の手によって消された可能性まであるという事らしい。
死亡者:無し
30【午前8時】病院(レス155〜156)
いつの間にかサムライに手足を縛られた中西。
中西はサムライにストレス解消の道具としていいようになぶられる。
死亡者:無し
31【午前8時30分〜】一軒家(レス161〜163、182〜184、190〜192)
真壁はノートン、スーパーJ、フライ、ワグナーJrと一緒にいた。
無理やり途中参加させられていた四人の外人選手を途中で拾って、状況を把握していない四人に説明していたらしい。
一軒家に隠れていた五人だったが突如キッチンのワグナーがJに包丁を振り下ろす。
その後一もんちゃくあって、焦った真壁は思わずフライを撃ってしまう。
その様子を観察していた武藤だったが、真壁に気付かれ、駆け寄ってこられると真壁のデザートイーグルを取り上げた。
死亡者:ノートン、スーパーJ、フライ、ワグナーJr
32【午前8時40分】高校の図書館(レス187〜189)
マシン(平田)と野上の対決。
性能に勝るマシンを野上が退けた。
死亡者:無し
33【午前8時40分】自動車整備工場(レス205)
永田と越中の会話です。
死亡者:無し
34【午前8時50分】自動車整備工場付近(レス206〜210)
越中と永田が野上に会う。野上に殺意があることを悟り警戒していた越中達の前にマシンが現れる。
マシンが怒り狂うのを見た野上は驚き退散。
越中達にも危害を加えるマシンだったので、越中がマシンを攻撃。
永田にマシンの止めを打たせようとしたが、永田はついにできずに自らの銃を喉元に当てて・・・。
死亡者:マシン、永田
35【午前9時】場所不明(レス176)
大谷晋二郎は体力と兵器性能で圧倒的優位に立ちながらも、
山崎一夫のインサイドワークの術中に嵌り、もがいていた。
死亡者:無し
365 :
お前名無しだろ:01/11/25 01:26 ID:i4ZpidJo
367 :
365:01/11/25 02:14 ID:i4ZpidJo
>>366 うわぁ!そんなんあったんや。。。
とりあえず職人さん、焦らなくていいから頑張って完成させてください!
応援してるって!
368 :
お前名無しだろ:01/11/25 02:42 ID:b1nDR+0b
>>366 あのさ、根本的な質問といおうかなんと言おうか。。。
最初で高岩が死ぬときって
長州に撃たれる→玄関のロッカーへ→西村が外した手榴弾の破片が当たる→死ぬ
だよね!?
つまり西村が外へ飛び出した時になった銃声は、長州が思わず高岩に向けてのものだったと。
ならこの時間経過の順番を理解しやすいように編集してほしいんスけど。
あっ、わかってるなら後々でいいですよ。
作家さん達、ノイローゼにならん程度に最後まで頑張ってくんろ!
age
age
age
南アフリカあげ
昼sageり
>368
えっと、あの場面は長州が高岩撃っちゃってビビって逃走した後なんです。
撃っちゃったシーンは、回想なわけです。
だからあの順番でOKなんです。
実際、元ネタになった「ときメモ」版でもあの順番なんで…。
あげるしかないね
age
つまらないから早く倉庫行け
age
age
>377
プ板らしさだなぁ
つーことでホゼン
薩摩あげ
保全。
セボン
カテナジオあげ
殺しあえー!!
マターリ待ち
age
いい音楽を聞いた後には、このスレをあげたくなるね
保全レス。
あげとこ
ごめん
393 :
お前名無しだろ:01/11/30 15:31 ID:/+FRQyUG
age
おまえらに問う!! これほどまでにラリアットプロレスに
批判的なおまえらが、なぜ三沢のエルボーについては
ほとんど言及しない? なぜだ? どう違うんだ?
aaaaa
出かける前のあげ
あとインデックスの一番下、猪木の放送が流れたから「〜午後11時半」はNG!
400トターイ
こりゃ年内にも終らんな・・・
ふふふ!あげ
ZNLさん、どうした?もうネタ思い付かんのか?
でも無理だったら無理ってハッキリ言ったほうが良いよ・・・
>398
やっぱそこ気になりますよね。
「ときメモ」編のままなんですが…後で修正しておきます。
>399
倉庫に辿り着いたのが11時半。
その後吉江の話を聞いて放送が流れる…って感じなんですが、ダメですかね?
>404
確認したって!こっちも後でリンクします。ちょっと待っててください。
さて、本職に戻ります。新作age。導入部のみですが…。
[2日目午後6時前:デパート]
病院を出た西村と越中は、デパートに来ていた。
越中が永田と飯塚に調達を頼んでいた「爆弾」を作る為の材料を再び手に入れる為に。
一度は完成した爆弾であったが、今までのゴタゴタと夕方まで降り続いた雨のせいで使い物にならなくなってしまったのだ。
「…最初っから自分で探しに来れば良かったのかもな」
越中はおもちゃ売り場の倉庫を漁りながらポツリと呟いた。
「そうすれば飯塚も永田も…」
「やまめしょう、越中さん。もう過ぎた事です。今更何を言っても仕方ないじゃないですか」
愚痴る越中の言葉を西村が遮った。
「…そうだな…今はとにかく、コレを完成させるのが先だな」
そう言うと越中は、手に持った花火の袋に目を落とした。
「西村、俺の頼んだ物は見つかったか?」
「はい、一通り持ってきましたけど…でも、こんなので爆弾作れるんですか?」
そう言う西村が手に持っている物は、缶詰ほどの大きさの蓋付きのアルミ缶、ネジ、ガラスのコップ、それに厚紙とガムテープ。
西村はそれを丁寧に床に並べた。
「まあ見てろって」
越中は手にした花火の袋を開きながらニヤッと笑った。
材料を器用に組みたてる越中。西村はそれをキョトンとした顔で見つめていた。
「…越中さん、何でそんな物の作り方知ってるんですか?」
「ああ…お前には話してなかったっけか」
そう言うと越中は、今朝方永田に話したのと同じ話を西村にした。
「そうですか…鶴田さんが…藤波さんが殺られたのも…」
「かもしれないって事だ」
越中は手を休めることなく淡々と答えた。
「俺達は…俺達は、こんな事の為にプロレスラーになったんじゃないのに」
西村はぎゅっと唇を噛み締めて呟いた。
「仕方ないだろ、こうなっちまったんだから。お前もさっき言ったじゃねぇか。
『今更何を言っても仕方ない』って。だから今出来る事をやるしかないんだって!」
越中は最後の爆弾を作り終えると顔を上げて、西村にそう語りかけた。
そしていくつかの爆弾をビニール袋に詰め、西村に手渡した。
「お前も半分持ってろ。使い方はわかるな?」
「…はい」
「よーし、じゃあ腹ごしらえでもするか。
食品売り場に何かあるだろう?『腹が減っては戦は出来ぬ』ってな」
そう言いながら残りの爆弾と数種類の打ち上げ花火をデイパックにしまい込み、越中は立ち上がった。
その時、あのいまいましい音楽が流れ始めた。
「…もう6時か」
西村がため息混じりに呟いた。
…ここまで。
放送はちょっと待ってね。
初めてご本尊越中を書いてドキドキだって!(w
>ZNLさん
すまん。勝手に話進めるよ。
越中、西村、そして私と言えばの彼を使います。
もしかしたらもう一人出てくるかも。いや、出てくる。
不死鳥の如く…あの狂人は簡単に死なないと思うから。
あ、放送書けないじゃん。
>>302の続き…武藤どうなるんだ?
せめてそこだけでもはっきりしてもらえると助かるんだけど…いかが?>ZNLさん
新作あげ!ちなみに一番最初にスレ立てた物ですが、ちゃんと見てますよ。
こっそり名無しであげていまーす。頑張ってください。
412 :
お前名無しだろ:01/12/03 17:23 ID:E7jTZXga
久々に始まりましたな。期待してます。
ご本尊sage
――――――――――――――――――
Jrマニアさん、リンクありがとうだ。フォルァ !!
______r――――――――――――――――
/. ∧_∧ | これからも楽しみにしてるかモナ〜
/(.o´Д`o ;)| ______
V| アノゥ、オレハ… | /.∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V (´∀` ) < 作者の皆さん、頑張って下さいね
__.∧w∧__∧ ∧.( ∞ )_ \______________
( ,゚Д)日( ´∀)∇
― / | ― ( )――――
\(__.ノ ━┳━)
━┳━ └ ┃―・゛
正面向かせるべきだった。申し訳ない(汗)。
圧縮回避レス。
ageda
>403とは別人だが、ZNLさん、引退するならハッキリ言った方がいいよ。
やっぱり期待して待ってる人間がこれだけいるんだからさ。
前にあなたがボロクソに言ったカ○コ君さんのように(笑)
(まぁあの去り方もどうかとは思うが・・・)
タダで期待してるだけなので、図々しいことは言わない
職人以外の人間は座して待つのみsage
保全あげ
インディアあげ
ピーター出せ。
今年もあとわずか
武藤との距離は約10m。だがシビックは武藤の方を向いたままなかなか動かない。
まるで肉食獣が獲物の品定めを行うかのように。
その様子に苛立った武藤が懐の銃に手を伸ばそうとする。
それを待っていたかのようにシビックは飛び出した。
野上はアクセルを踏み込む。とは言ってもまだ殺す気はないが。あくまで様子見だ。
雨のせいで傷口を確認することは出来ないが、武藤の緩慢な動きから置き土産の効果が見てとれた。
それでも武藤はその場を飛び退き紙一重で躱した。
その様子に野上は満足げに笑みを浮かべる。この程度で死なれては困るから。
そして少し走って方向転換し再び武藤を視界に捉えた。
立ち上がるのも困難であろう状態で、武藤は足を引き摺りながら必死に距離を開けようとしている。
敷地から道路に出ようとしているのか。
その姿に不意に野上の目頭が少し熱くなる。
自分とほぼ同時にデビューしながら常に追いつけない存在だった武藤と蝶野。
そして二人の中でも特に天才と呼ばれたこの武藤は憧れであり、絶対に敵わない存在だと思っていた。
だがその憧れの、何度もチャンピオンベルトをその腰に巻いた男は今自分の前で無様に必死に逃げている。
その変わり果てた姿が野上に‘らしくない’感情を抱かせた。
しかし涙など流す気は無い。無駄な感傷が死を招くことは熟知している。野上は自分を切り換えた。
もう手を抜く気は無くなった。無様に逃げ回る武藤など本人にとっては当然野上もこれ以上見たくなかった。
しばらく様子を見ていた為武藤との距離は30m程になっている。
「じゃあな、武藤敬司。」
武藤に最後の言葉を告げ、野上はアクセルを踏んだ。
シビックのエンジン音が一際大きくなる。背中越しに受ける音はまるで獣の唸り声のようだ。
今度は仕留めにくるつもりだろう。
「クソッ」
武藤は、今の自分の状態からして加速してくる車の回避は余りに困難だと考えた。
懐からFNファイブセブンを取り出し一度眺めた後、向き直ってそれを構える。
そして急発進するシビックに向け、傷に響く衝撃に耐えながら何度も引き金を引いた。
武藤の足掻きに気付き野上は座席に身を屈める。
しかし一発は助手席の方のフロントガラスに穴を開けたが、他は何発かが車体に当たっただけだった。
野上は更にアクセルを踏む足に力を込める。同時にシビックの速度が上がる。
あと20m・15・10…まだ無駄な抵抗を続ける過去のチャンピオンはもう目の前だった。
しかし――ボゥンッ――とくぐもった爆発音と共にボンネットは火と煙を噴き出した。
更にハンドルが野上の意思を無視して左に回り、武藤を目前にして進路は大きく横に逸れていく。
ボンネットの中がどんな状態かは分からないが、この車が制御不能になったことだけは
勝手に回り切って固定されたハンドルが雄弁に物語っていた。
「んだよ!?何発か当たっただけじゃねぇか、これだからFFはっ…」
八つ当たり気味に毒づく野上の横目に武藤の顔見え、それが離れて行く。その顔を見て野上は呟いた。
「へっ結局お客さんの期待通りのブックかよ…」
そしてシビックは轟音と金切り音とタイヤの擦れる音を同時に奏でてコンクリートの壁に激突した。
「ふぅ…」
武藤は大きく溜息をつき銃に視線を落とす。
長州から奪ったこの銃の妙な文体の説明書の中の一文を思い出していた。
――この銃、FNファイブセブンは200m先のケプラーヘルメットを貫通し、
50mの距離ではなんとレベルVAクラスの防弾チョッキを貫通する。
VAクラスだぞ。わかるか?わかんねーか。
まぁつまり現在存在するほとんどの防弾ベストが役に立たない、というとっても過剰防衛な銃な訳だ。
で、なにが言いたいかっていうとお前はラッキーってことだ。――
説明書は不快なものだったがこの銃は役に立った。普通の銃ではこうはいかなかったかも知れない。
武藤はこの銃にチャンピオンベルトにでもするかのように口づけた。
[2日目午後5時40分頃:マンション建設予定地]
「…痛ってぇな……」
野上は目を覚ました。衝突のせいで身体のあちこちに痛みはあるがどうやら生きているらしい。まだ殆ど動けないが。
壁にぶつかる直前にサイドブレーキを必死で引いたおかげかも知れない、などとまだはっきりしない頭で考えた。
そこでふと疑問が頭を掠める。天井が見えるということは寝転んでいるようだ。
それも天井に見覚えがある。さっきのプレハブ小屋だ。
野上は部屋中に視線を走らせた。そして見覚えのある頭を頭上に見つける。
壁にもたれた武藤が見下ろしていた。
「…助けてくれたんすか。」
野上は寝転んだまま憮然とした表情で話し掛ける。
武藤は立ち上がらずに身体を引き摺るように野上の横に移動し顔を覗き込んだ。
「不満そうだな。」
「不満ですよ。あんたはそんな人間じゃないでしょう、蝶野さんじゃあるまいし。」
野上は助けてもらった恩も忘れて捲し立てる。
「おいおい、助けなきゃ今頃黒焦げになってったってのにお前ってヤツは…ったく。
…そういやまだ言ってなかったな…」
武藤は坂口達を殺した時のことを、ゆっくりと思い出しながら野上に話しだした。
「…それが俺を助けた事と関係あるんすか?」
武藤の話を聞き終えた野上は身体を起こしながら聞いた。武藤は伏し目がちに答える。
「ちょっと坂口さんらの気持ちが分かった気がしてな。お前にはまだ先があるだろ。
思ったんだよ。別に生き残るのは俺じゃなくてもいいんだってさ…
あの人らや蝶野も多分そんな気持ちだったんだろうな…。」
「……武藤さん…」
野上は俯き、拳を固め微かに身体を震わせる。そして静かに、抑揚を押さえた声で呟いた。
「あんたもそんなもんか…ヘタレの武藤敬司なんざいらねーよ。」
感動などする訳がない。それどころか武藤の言葉は野上にとって失望に他ならないものだった。
陳腐な感傷に囚われた武藤など見たくはなかった。その想いが瞬時に殺意に変わる。
野上はワルサーPPKを武藤に向けていた。
「!……彰…」
「知ってるかい?親切の押し売りはお節介って言うんだぜ。」
何の感傷も抱かずに野上は引き金を引いた。
小屋の中に届く雨音は小さくなっていた。今日は降ったり止んだりの天気らしい。
その雨音を縫うようにカチンという音が数回響く。
野上は理解出来ずに更に繰り返し引き金を引いた。だがワルサーが銃弾を吐き出す事は無かった。
「無駄だな。弾入ってねぇんだもん。」
武藤は半ば勝ち誇ったような笑みを浮かべながら呟いた。
そして野上の視線は武藤が持つデザートイーグルの銃口に注がれる。
「運試しだよ運試し。お前が撃ってくるのは分かってたからさ、片方の銃だけ弾抜いといたって訳だ。
さっきも言ったろ?俺が生き残らなくてもいいって。…ただ、そいつが俺より強けりゃ、の話なんだよな。」
デザートイーグルを向ける武藤の左腕と右足は付け根が布切れで縛ってある。
「俺の勝ち…だな。」
武藤の呼吸は微かに荒れていた。だがそんなことが気にならないほど野上の視線は銃口に向けられている。
頭をフル回転させて助かる手段を考えた。
だが野上の頭脳は求める結果を導き出す答えを割り出してはくれない。
体中を鳥肌が覆うような錯覚を覚えるほど野上は自身の死を恐怖した。
何人もの死体を見たがまさか自分にその順番が巡ってくるとは。まさかここまで自分が死を恐れるとは。
自分と敵しかいない。この敵には簡単な騙しなど通じない。この場面を切り抜ける手段が無い。
死という名の蛇が鎌首をもたげ喉元に食らいつこうとしている。
――死ぬ?ふざけるな!何の為にここまでやってきたんだよ!結局武藤の噛ませ犬で終わるのかよ!?
必死で最悪のイメージを振り切ろうと努力し足掻く。
だが目の前の武藤という名の死神はその鎌を人差し指で振り下ろすところだった。
「あははははははははは。あっひゃはははははは・・・」
半ば狂気じみた笑い声がプレハブ小屋を包む。
武藤のこめかみにグロック34を押し付けながら天を仰ぎ、野上は笑いを堪えきれなかった。
傍にはさっき武藤を殴った血のついた特殊警棒とデザートイーグルが落ちている。
野上はさっきまでの恐怖心の反動で笑いが後から後から噴き出した。
――まさか不発だったとは。
武藤のデザートイーグルからも弾は出なかったのだ。
雨に打たれ続けたせいなのか元々不発弾が混じっていたのかは分からないがとんでもなく幸運だった。
弾が出なかった時の武藤の間抜けな表情もビビりまくっていた自分も遠い昔のようだ。
その武藤の顔面に特殊警棒をめり込ませ、すかさず銃を突きつけるともう馬鹿笑いが止まらなかった。
そして一頻り笑った所でさぞや悔しがっているであろう武藤に話しかける。
「しっかし神様ってヤツぁ素晴らしいブック書きやがる。ウチの奴らにも見せてやりたいね。そう思わね?」
しかし頬の肉が少し裂けた武藤はいたって冷静だった。
「別に思わねぇな。映画なんかじゃわりと良くあるんじゃねぇか?
それよりこのブックにゃまだ続きがあるんだぜ。」
そして続けて出た武藤の言葉に野上は耳を疑った。
「さっきのは嘘さ。その銃にも弾は入ってねぇよ。」
「!!?」
野上の思考は混乱した。嘘だろ?ハッタリだ。そう思いながらも思い込むことは出来なかった。
「そう言っといた方がお前も楽に死ねると思ったんだけどな。ま、嘘だと思うんなら引いてみな。」
武藤の表情は何の作意も匂わせない。対称的に野上の顔は引き攣っていた。
[そんな嘘をつく筈が無い。でも最初から死ぬつもりが無いなら両方弾を抜くのが普通だ。
いや殺すつもりなら気絶している間に出来ただろう。そうだハッタリだ。]
「やっぱり俺の勝ちだろ?」
やっと結論は出たが、出すのが遅すぎた。
野上が思考を彷徨わせている間の一瞬の隙に武藤は怪我人とは思えぬ動作で
グロックを掴んで方向を逸らし、会心の速度で銃を野上の鼻先に押し付けていた。
「………やっぱり嘘かよ。」
今の野上にはこれだけ言うのが精一杯だった。
「悪いな。ホラ、俺って何やらせても天才だから。いい演技だったろ?」
「…どこが。最悪の演技だったぜ……ふっ…ハハハ」
それまで強張りきっていた野上の顔は何故か次第に口元から緩み出し、笑いを漏らす。
「あ〜あ、やっぱあんたにゃ敵わねーか。そう思ったら気抜けちゃったよ。」
嘘ではなかった。
武藤との差をはっきりと認識した時、
あれほど高まっていた恐怖心は野上の中からすっかり霧散していた。
「さっさと殺ってくれよ。焦らされんのは好きじゃねーしさ、女でも何でも。」
「…駄目だな、お前に…まだやってもらうことがある…」
「え?」
途端に武藤の身体は地震でも来たかのように震え出し、銃を床に落として崩れ落ちていった。
「おい……何してんだよ…?」
野上は自分の足元に、そしてそれ以外にも床のあちこちに血痕が散っているのに気付く。
その夥しい血の量は今の武藤の状態を語るのに十分だった。
無言で床に仰向けで大の字になっている武藤を見下ろす。その髭は所々白い毛が混じっていた。
その視線に気付いたのか地面を背にしながら武藤も足元の野上を見下ろす。
そして右腕を動かし人差し指でしっかりと野上の顔を指差し白い歯を見せる。
「お前は絶対に生き残れ。そうすりゃお前より強かった俺が一番になるからな。」
武藤が悪ガキのような笑顔でそう言い放つと、その右腕はゆっくり下りていった。
野上はしばらく武藤を見下ろしていた。武藤の胸の浮き沈みが次第に小さくなっていく。
「…いい加減な事言ってんじゃねーよ。死んだヤツが一番の訳ないだろ。
生き残ったもの勝ちなんだよ。つまり俺の勝ちだ。残念だったな。」
野上は語気は荒げず蔑むような視線を送りながら吐き捨てた。
もう武藤に聞こえているとは思えないが。
しばらく眺めた後、ずっと握っていたグロックを武藤に向け引き金を引く。
武藤の身体は着弾の衝撃で動いたがそれ以上の反応は見られなかった。
「言われなくても生き残るに決まってじゃん。武藤敬司に勝ったのに他のヤツに負ける訳ねーからな。」
野上は武藤に背を向け出発の準備を始めた。
[2日目午後6時:エリア全体]
いつもの様に『炎のファイター』がエリア中に響き渡る。
『元気ですかーッ!!』
これもいつもの挨拶。だが聞いていた者の多くは多少違和感を感じたかも知れない。
『え〜皆さん今晩は。私は猪木さんではなくて春一番でございます。』
声の主は素に戻り遠慮がちに自己紹介した。
定時放送が近づいても猪木が現れそうもなかったため急遽呼び出されたのだ。
『えっと良く分からないのですが猪木さんが、
あのお忙しいとかで僭越ながらそ、その代役で私が放送させて頂きます、ハイ。
それでここからは猪木さんの原稿を読み上げます。』
また猪木のモノマネに戻る。
『えー、では脱落者を発表する…ところなんだがもう人数も随分減ってしまった。
そこで盛り上げるために名前を挙げるのはやめようと思う。
面白そうだろ?ン〜フフフ。代わりに残りの人数を発表する。あと5人だ!
ここまで来たら生き残らなきゃ嘘だぞ。皆馬鹿になって頑張れ!
そうすれば楽しいことがあるかも知れんぞ。…とのことです。』
また素の声になった。
『何を競っているのか教えて貰えませんでしたが、もう少しです。
残った5人の方は是非頑張って…えっあっスミマセン。』
マイクの向こうで怒られているらしい。春一番が台本に無い事を言ったせいだろう。
すこしやり取りがあって再び猪木の声の春一番が戻って来た。
『えーそれでは健闘を祈って皆さんもご唱和下さい。
いくぞーっ!!イーチッ、ニーッ、サーンッ、ダーーー!!!』
いつも通りの終わり方の後『炎のファイター』が流れ、放送はゆっくりフェードアウトしていった。
武藤死亡あげ
感動!!
もうROM専の人間に口を挟む余地は一切ありません。
待ちましょう新作を。見届けましょう最後まで。
なんか野上が生き残るのが一番リアルに思えてきた
ZNLさん、お疲れ
>>443 anata totemo kimo
ZNLさん復活バンザイ!!age
わーい!ZNLさんおかえりー!
放送が春一番とは…ヤラレタ(w
そういや猪木はどっかに行っちゃってるんでしたっけ。
武藤逝っちゃいましたかあ。南無。
>>446 猪木は疲れて寝てるはず。
でもよく覚えてたなぁ、春一番ネタ(笑)>ZNLさん
age
保全!
age
保全
新作期待あげ!
453 :
お前名無しだろ:01/12/10 13:31 ID:ntprTF52
あげ
バトルロワイアル
西村、カシン、越中、野上、馳?
うわぁ〜馳を忘れてました…
>>441の残り人数は「6人」です。
hozen
458 :
お前名無しだろ:01/12/11 12:35 ID:SSBedGix
o
age
あげ!
あと6人しかいないのにまだ二日目の夕方すか?
ちょっと6時間ぐらい空白の時間作ったほうがいいんじゃない?
アゴがいんだよアゴが
age
6にんて、猪木込み?
>464
春一番込み
さりげなくあげ
まだやってたのか
お疲れさんです
468 :
お前名無しだろ:01/12/14 23:47 ID:USjR4rK4
職人の皆様、おつかれさんです。
春一番、ダチョウ vs 熊殺し。
469 :
お前名無しだろ:01/12/15 23:15 ID:kU/ltpp9
age
保全ならsageで十分なんだから職人以外はageんなよ
>470
新作がないのにあがってるとガックリするよね
二日目途中まででいいからまとめてくんさい。
年明けまでにお願いします。
スマソ
あげちた
つまんないから下げてください
>>472 年末のお楽しみにしていただけるように努力します。
下げ保存も圧縮されたら終わりでしょ!だからあげ!
>477
sageでもレスが付いていれば圧縮免れるよ。
っちゅーことでsage。
クソ
完全な歯抜けハケーン!
一日目の午後6〜12時と思われる棚橋が図書館で馳に殺されるシーン!
スレッド『3』のレス120にあります。
ここが抜けてると馳が図書館で火炎瓶の作り方を調べてるシーンが抜ける。
後の保永が殺られるシーンとのつながりもある。
>>480 ご指摘ありがとうですー。レス番号まで…ありがたい。
えっと、タナは0時の放送の脱落者に入ってないので
0時過ぎてからの脱落にしたのです。
だからこの後に(0時過ぎてから)そのシーンが出てきます。
なんか他のネタスレと近いのは気のせい(藁
483 :
480:01/12/18 15:23 ID:???
保全
底にいると心配なので新作ageを期待しつつ保全
保全sage
あえてあげ!新作待ってマース!
400まで下がってたぞ
一応あげとく
ageもsageも期待は同じってことですな。
19時間放置なのでsage
Jrマニアさんの新作期待sage
やばいな
このスレも潮時か?
がんばれage
職人が社会人なら、この時期に新作期待は無理でしょう……保全
hozen
494 :
493:01/12/22 00:35 ID:???
やばい、34時間半放置。保全sage
495 :
493:01/12/22 00:36 ID:???
いや違う、10時間半か
保全。
497 :
sage:01/12/22 19:41 ID:+q9xP9P8
おいらも保全しる!
早く終わったら
1月中には絶対終わってほしい
500げっと。
掲示板削除されたのか。よかったな〜荒らし。
でも、おれ荒らしのレス掲示板ごと保存してるんだよねー。
一応、向こうの管理人が訴えると言うなら保存してるログを提出するけどな(w
まじで誠意を見せて謝っとけよ.
ちょうど半年の2月13日までに完全に終了させるっていう方向でいかない?
それまで50日あるし気合入れたら絶対できる範囲だと思うよ。
HPの編集とかは今はどうでもいいと思う。
とりあえず終わらせる事、それに尽きるべきだと思う。
保全
hozen
メリークリスマス!
このスレッドは500レスを超えました。
新しいスレッドを立ててくださいです。。。
>>502 2月13日完了説同意。そこらへんまでに完全に終わらせるのが一番できそうな感じがする。
年明けまでに職人さんはなんか今年の締めの言葉お願い。
サンタさん来てないか……
つうかさあ、職人はマジでなんかひとことあって然るべきでは?
別に新作出ないからムカツクとかじゃないけど、それでもやっぱり
「〜までには」とかいってそのあとず〜っとほったらかしっていうの
何回もあったでしょ?それってどうなん?
なんで書いてもない人が半年間なんて期限をつけたりするかな〜?
バトロア作家さんって金もらって書いてるわけじゃないでしょ?
偉そうに催促ばっかりしてさー。ゆっくり待てばいいじゃないの。
むーん、ごめんなさい。頑張ります。
年内目標だったのになあ…申し訳ない。
今、ちょっと書けてないので…
書いてはいるんだけど満足できないのでここにUP出来ないんです。
納得いかない物を見てもらっても仕方ないと思うのです。
待ってていただけるのは、とても嬉しいです。ありがとう。
>>511 いつまでも待ちますよ!頑張ってください。
なあ>512よ、職人ですらsageてるのに
なんでそんなことでいちいちageるんだ?
うるさいな!お前には関係ないだろ!
年末年始に2chこれない……なくなってませんように
マターリ新作待ちage
保全
あげるのみ!
保全のみ!
お久しぶりです。
長引いているのは全て私の責任です。
Jrマニアさん、また509さん他待ってくださっている方々、本当に申し訳ありません。
実はこの一ヶ月ほど特に忙しく正直2chどころではありませんでした。
異常にUPが遅かったのはそのせいと私の力が至らず遅筆のせいです。
そして年が明けてからも忙しいままだと思われます。
ですから、今はその気はありませんが今後もこのスレに関わる皆さんに迷惑をかけ続けるようなら
不本意ながら引退も考えているのが現状です。
ただ、(私の言葉では説得力はありませんが)やはり自力で終わらせたいとは思っています。
これから帰省しなければいけないので年内には続きをUP出来ませんが
今も書いている話、考えている話はあります。もし待って頂けるのならムシのいい話ですが来年も宜しくお願いします。
ではみなさん、良いお年を。
◆ZNLiv1KUさん、来年も楽しみにしてまーす♪
作家のみなさま、よいお年を迎えてください
たのしみにしてます!
よかった、まだあったんだ。つうわけで保全sage
>>520 別スレでのメッセージ、確かに受け取った。
こちらこそその節はいささか言葉が過ぎた。すまない。
ここの住人にもいろいろ意見があるみたいだけど
揺れているみたいだからオレが決めてやるよ、なあ。
いろいろあるだろうが最後までおまえがやれ、おまえが!
中西と成瀬のTシャツ好きなだけやるから頑張れ、バカッ!
待つわ
猪木祭りの引き分け続きで糞スレ乱舞が予想されます
みなさん保全に頑張りましょうsage
hozen
400まで下がったのでage
オメデト保全
531 :
お前名無しだろ:02/01/01 09:46 ID:D57LRSc0
age
あけましておめでとうございます。
昨日の石澤の試合の放送時間の短さにヘコみまくりです(w
ZNLさん、待ってるよー。私も頑張ります。
今年もよろしく。保全レスに感謝。
age
ago
元旦保全
age
hozen
hozen2
age
540 :
あげ:02/01/03 17:00 ID:wRuoXA/H
age
ほぜn
age
・・・・・・・・・・・なんだ、このスレ?
ほぜん
「中西祭り」警戒保全(w
ドームも終わったんで、頑張って話書きます。
あと、年末年始用にHP更新できなくって申し訳ありませんでした…。
今さらなんだけどカシンvs馳は必須カードでカシンvs西村をラストに持ってくるのはNGね
>546
カシンvs西村のようなベタなのは考えにないんで安心してください。
ZNLさんはどうなのかわからんけど…。
個人的な「オチ」は決まってるんですけど、そこまでの道のりが決まらない。
まるでプロレスしてる気分ですよ(w
カシンをどう動かすかがねえ…悩みどころです。越中もだけど。
なまじっか好きな選手だけに、どうしよう?って考え込んじゃいます。
俺的には西村VS馳をキボ〜ン>LAST
西村「お前だ!いつも陰に隠れて!人をオモチャにして!」
馳P「中途半端な感傷は世界を破滅に導くだけだ、少年!!」
西村「お前だけは許せない!俺の体をみんなに貸すぞー!!(亡霊達集合)」
馳P「・・・・貴様の精神も一緒に連れていく、西村修・・・・・・」
馳死亡、西村精神崩壊(藁。わかる人だけ楽しんでくれ。
他の配役はヤザン:AKIRA、エマ:越中、フォウ:木戸さん(爆、ロザミィ:藤田(大爆
カシンは・・・・シャア(クワトロ)だな、最後は逃亡するっていうオチで。
>546、>548
つまらんカキコで職人の選択肢を閉ざすなよ。
マスターベーションというのは一人でやるもんだぞ(w
一旦あげ
>マスターベーションというのは一人でやるもんだぞ(w
アイタタタタタタタ・・・・・・・・・・
帰っていいよ
>>549 ていうか職人呼ばわりしてる時点でアンタが一番偉そうなんだが(w
Jrマニアさんも「そうはしない」って言ってるんだから、別にいいじゃん。
目くじら立てるなよ、ツマラン事で。鑑賞側も希望くらい言ってもいいんでないの?
俺はこのスレのAKIRAの非情さが好きなので、最後まで残って欲しい。
でも最初からやり直したら随分違う流れになるんだろうな。特に安田は重宝されそう>娘ネタで
hozen
休みボケ
>>552 549の言ってるのは正しいと思うぞ。
書く側にしたらここであれこれ予想を書かれたら構想とカブったときにイヤじゃない?
546はまだしも548なんて思いっきりじゃん。希望でもなんでもないよ。希望と予想は別。
そういう意味でオナーニレス反対に同意、
>>551こそ帰ってよし!
>>555 いや、まさか
>>548を真似る事はないだろ。
希望でも何でもないと思うぞ、あれは。単なるZガンダムの最終回のパクリ(w
むしろ俺としてはフォウ=木戸に激怒!!俺のフォウに喧嘩売ってるのか!!
そんな俺でも
>>549の捨て台詞は見ててコソバユイものを感じる(w
まぁ
>>548みたいな素人は、何時までも「ハマーンたんハァハァ」って言ってろってこった
黙って待ってろ!
保全
永田裕志:小型マシンガン[マイクロウージー9ミリ](とっかえだまシステム・吉江のベレッタ92FSの弾を所有)
棚橋弘至:銃[SIGザウエルP226](とっかえだまシステム・永田のマイクロウージー9ミリの弾を所有)
吉江豊:銃[ベレッタ92FS](とっかえだまシステム・棚橋のSIGザウエルP226の弾を所有)
大谷晋二郎:ショットガン(種類不明)、塩酸ビン
飯塚高史:銃[ブローニング・ハイパワー9ミリ]
長州力:銃[FNファイブセブン]
藤田和之:銃[ベレッタM1934コマーシャル](サイレンサー装備)
金本浩二:銃[スミス&ウェスンM629C]
ヒロ斉藤:銃[グロック34]
後藤達俊:銃[デリンジャー]
真壁伸也:銃[デザートイーグル]
成瀬昌由:銃[マカロフPM]
保永昇男:銃[ワルサーPPK9ミリ](オートマチック)
田中秀和:銃[トカロフ](ロシア製)
カシン:銃(種類不明)、スタンガン
鈴木健三:銃(種類不明)
越中詩郎:偽者の銃[ニューナンブM58]
サムライ:ボウガン
安田忠夫:手榴弾
田中稔:時限装置付きの爆弾
馳浩:闘魂スイッチ
武藤敬司:サバイバルナイフ
村上一成:日本刀
ライガー:ブッシュナイフ
山本小鉄:短刀[ドス]
木戸修:短刀(種類不明)
西村修:鎖鎌
小川直也:モップ(自身で調達?)、ジュラルミンの盾
タイガー服部:金属バット
平田淳嗣:吹き矢
柴田勝頼:探知レーダー
橋本真也:毒薬
天山広吉:クラッカー、水鉄砲
佐々木健介:目潰しスプレー
野上彰:警棒
山崎一夫:手裏剣
蝶野正洋:釣り糸
辻よしなり:ダーツ(的つき)
坂口征二:ピコピコハンマー
マサ斎藤:手錠
新崎人生:数珠
高岩竜一:不明
小原道由:不明
井上亘:不明
中西学:不明
木村健悟:不明
スコット・ノートン:不明
スーパーJ:不明
ドクトル・ワグナーJr:不明
ドン・フライ:不明
石川雄規:トランシーバー
島田裕二:トランシーバー
佐山聡:スペツナズナイフ
562 :
↑:02/01/09 03:08 ID:???
愚かな我輩に武器一覧を作らせてもらいました。。。
カシンの銃の種類が表記されていなかったのは意外でした。
>>562 スゲー!お疲れさまでした
一覧で見ると、これまたおもろいですね
これ見てカシンの銃はコルト・ガバメントあたりかなーと思いました
これから種類出てくるんかな
564 :
548:02/01/09 19:20 ID:???
>>556 別にフォウに喧嘩売ってないって(藁
ただ主人公を助ける為に自分の身を捨てて死んでいくのがカブッタだけ。
気分を害したなら悪かった。あとオレはハマーン様ハァハァじゃねぇ!!(プルたん、ハァハァ・・・・・)
>>562 御苦労。ただうろ覚えだが幾つか訂正を。
高岩→武器はスタンガン。カシンは高岩死亡後、それをくすね取った。
西村→武器はクラッカー。鎖鎌は職人の勘違い。後で訂正してたよ、確か。
井上→武器は拳銃。野上にだまされて奪い取られて殺されたはず。
エンドまでテキトーに遊びながら待ってるからさ、頑張ってね、職人さん達!!
(と言ってももう二人しかいないか)
500番台は不安上げ!
>548
わっ…わかんない…ガンダムはファーストだけしか…。
どっちかっちゃあマクロスファンだし、私(爆)。
あと>564での訂正感謝です。
>549
選択肢というか…どうやっていい意味で期待を裏切ろうか?悩みますね。
でも参考になるから構わないですよ。皆で予想して楽しんでもらっても。
>552
安田、今なら確かに重宝しそうですね(w
>559-562
すごーい!これ、その内HPに転載させてもらって構わないですか?
カシンの武器は…単に私が火器類に疎い為に特定出来なかったんです(w
…いろんな人がここを見てくれてるんですね。
自分達(作家)だけで成立してる訳じゃない事を改めて実感。
本当に皆さんには感謝です。いつもありがとう。
[2日目午後6時過ぎ:デパート]
「…何で春さんが?」
「さぁな。大方いつもの気まぐれであの人がどっか行ったまま帰って来ないから
代わりに呼び出されて原稿読まされたんだろ…馬鹿馬鹿しい!」
本当に馬鹿馬鹿しくて苛ついているのだろう。越中は吐き捨てるようにそう言った。
「でもそれなら佐山さんが放送をするはずじゃないですか?佐山さんもいないって…変ですよ」
西村は冷静に、真顔でそう呟いた。
「…確かにおかしいな。佐山…どこにいったんだ?」
「何か仕掛けてきたりするとか…嫌な予感がしますよ」
「そうだな。あいつらが何か動いてる事は確かだな。って事はもうちょっと武器を増やした方が…」
そういうと越中は黙り込み、考え事を始めた。
「…越中さん?」
「………そうだ!おい西村、紙とペン出せ!」
「は?」
「いいから早く出せって!」
そう言われた西村が紙とペンをデイパックから取り出すと、越中はそれを引ったくり、何やら文を書き始めた。
「筆談ですか?突然どうしてんですか?」
「万が一佐山が動いてるとしたら、俺達の会話は筒抜けだ。聞かれたら元も子もないからな」
そう言いながら越中は紙にペンを走らせ続け、書き終えると西村に手渡した。
「新しい武器を思いついたんだ。でも俺達はマイクロチップで管理されている。
当然会話も…口に出したらバレちまうからな。だからそれを黙って読め」
「は…そうか盗聴されてるのか…え、ああ!なるほど!」
西村はメモを読み終えると感嘆の声をあげた。
「お前が持ってた天山のアレで思いついたんだって。ま、アレ自体は使えないけどな」
越中はそう言うと得意げな笑みを浮かべた。
「でも、ここならアレより使える物ありますもんね。他の道具もあるし」
「ああ。で、西村。悪いが『中身』を調達してきてくれないか?俺は外に出て走れる程の余裕がないからな」
越中は申し訳なさそうに足を擦りながらそう言った。
「わかりました。じゃあ越中さんはここで他の物を調達してきて下さい」
「おう。集合場所は…地下のエレベーターの前でどうだ?食料も調達したいし」
「越中さん…さっきから食料、食料って…よっぽど腹減ってるんですね」
そう言って西村は苦笑した。
「ばっ…バカヤロー!仕方ないだろって!この二日まともな飯食ってないんだって!
とにかくっ!道具の調達と食料の調達!とっととやっちまおう!」
図星を突かれた越中は照れ隠しの為か、まくし立てるように言葉を吐いた。
そんな越中を見て西村はクスクス笑いながら荷物を背負い
「はい、早いとこ準備して飯食いましょうね。じゃ、行って来ます!」
そう言って外へと駆け出していった。
[2日目午後6時過ぎ:駅前]
川から走り続け、気付いたら駅前に辿り着いていた。
「喉…渇いた…」
カシンは駅の改札横にある売店のドアノブをジュラルミンケースで叩き壊した。
ドアを開け中に入り、冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出して一気に飲み干した。
そして二本目の缶を手にして、狭い床に座り込んだ。
己の勘を信じて走って来たものの、当てがあるわけではなかった。
「ここまで来たけど…どうするかな、これから」
昼と夕方の二度の格闘で体力をかなり消耗していた。
「とりあえずどこか休める場所を探すか…」
この売店でも休めなくはないが、万が一誰かに見つかった場合、狭すぎて逃げ道がない。
もっと安全な場所を探すのが得策に思えた。
「もう一息ついたら行くか」
そう思い、手にした缶のプルタブを開け口に付けた時、外から複数の人間の足音が聞こえてきた。
規則正しい足音に、ガシャッ、ガシャッと鈍い金属音が重なって響く。
「――――軍隊か!?」
カシンは息を殺して壊れたドアノブの隙間からそっと外の様子を覗った。
そこには数人の兵隊と…道場にいるはずの佐山の姿があった。
ここまで。
あまりお待たせするのもアレなんでダッシュで書いてみた。
続きは連休中にでも。でもあまり期待しないで待っててね♪(w
げっ…誤字ハケーン。
>568の
「筆談ですか?突然どうしてんですか?」 は
「筆談ですか?突然どうしたんですか?」 だわ。
いくら西村が江戸っ子だからって…こんな事言わないって…れヴぃ〜
573 :
お前名無しだろ:02/01/10 15:08 ID:8dLdiYK3
Jrマニアさんお疲れさま!ってことでage
新作ワショーイあげ
575 :
お前名無しだろ:02/01/11 11:44 ID:xK1IimQw
どうなるのさぁ〜〜????
>>564 そうだったんですか。ありがとうございます。
ただ井上の武器は銃でもなかったような。。。
なぜなら野上が後の平田戦の時で銃を持っていないんです。
野上が初登場時に健介を殺したときの武器も曖昧ですけど
とりあえず健介殺害の時に使ったのは警棒なんじゃないでしょうか?
そう考えると→井上:警棒、野上:不明 という説のもなります。
少なくとも野上が平田から銃を奪って、それで初めて銃を手に入れたのは間違いないんです。
難しい問題なのでちょっと皆さんも考えてみてください。
>>Jrマニアさん
ぜひどうぞ!無能な僕にはこの程度のお手伝いしかできないんですから。
佐山生きてる!蝶野と一緒にあぼーんじゃなかったんだ!
↑ちょっと名前がヘンになってる。。。
>>576 今確認してみた所、野上の支給武器は警棒です。
健介殺害時に使用した武器は、亘から奪い取った銃(形式不明)。
「破裂音と共に健介の視界・嗅覚・聴覚・思考、その全てが消し飛んだ。」
とあるので、殴ったのではなく銃で撃ったのが正しいかと。
平田の武器は吹き矢。
「吹き矢だぜ、吹き矢!! どう戦うんだよ、一体!?」
と、野上が(死んだ)健介に語りかけています。
ちなみにこの吹き矢に付いていた薬品は毒ではなく睡眠薬でした。
被害者は保永。カシンにボヤいてるシーンがあります。
(…って私が書いたんだけど(ワラ)
http://kaba.2ch.net/wres/kako/1000/10005/1000500030.html 以上、↑の109-110を参照しました。
ちょいと私もお手伝い〜♪(んな暇あったら早く話書けって!)
佐山…あのまま殺すにゃ勿体無いから生き残りです。
お久しぶりです。
支給武器に関してですが私は「井上から警棒を奪った」と判断して
平田と戦ったときは、吹き矢、警棒、目潰しスプレーしか持っていないことになってます。
それと野上の武器は「各種銃弾詰め合わせ」にしてしまってます。>最終スレの放送参照?
状況からして平田から弾を奪っている暇もないし、
銃弾を火にくべて飛び散らせたかったので(w そうしました。
あと中西の武器は金槌、外人連中は銀弾鉄砲などのオモチャです。
それと忘れられてますが(w 真壁がデザートイーグル(武藤所有)です。
あ、小原はサイレンサー付きの銃です。(西村が所持)
>Jrマニアさん
…あれ?Jrマニアさんの言ってた「あいつ」って佐山だったんですか。
狂人って言ってたのでてっきり「E.S」の方だと思ってました(汗
放送を6人に変更したのもそのせいだったんですが…確認とって置けばよかったか…
で実は私も佐山を殺す気はサラサラ無かったんで
佐山が生きているってシーンを完成直前まで書いてるんです。
…しかも完成間近(鬱藁
今日中に完成したらUPしちゃ駄目でしょうか?他のストーリーには絡んでないんですが…
>580
やーやーどうも!お元気でしたか?
曖昧な書き方しなきゃ良かったですね(鬱
佐山、この後ひと仕事するんですよ…私の頭の中ではそうなってる。
でもまだ文章化されてないんですよ。まだ妄想の段階で。
佐山がどうやって生き残ったか?っての考え中だったんで
良かったらUPしてもらえませんか?そうすると私の手間が省ける(ワラ
E.S復活でもオッケーですよ。つか復活させちゃいますか?(何度目だよ、E.S復活するの)
それでまた悶々と妄想モード(爆)に入れば絡めた話作れますから。
さ、お互い頑張りますか!
あ、そだ。>560の稔の爆弾は「闘魂式時限爆弾」って名前です(ワラ
あ、でももうJrマニアさんも書いてますよね。
すみませんでした。忘れて下さい。
うわっ思いきり書き込みがカブってるし(w
じゃあすみませんが書いてUPさせていただきます。
これで今日中に出来なかったら激鬱ですね…がんがります。
で「E.S」はどうしようかな(w
[2日目午後5時40分頃:火災現場]
新日本プロレスの道場に程近い世田谷区等々力7丁目。
辺りには軍のジープや消防車が散乱している。
更に銃火器で武装した自衛隊員がゲーム参加者の襲撃に備え近辺を見張っていた。
つい先刻までここでは火災の消火活動が行われていた。
消化ホースを片付け終えて3人ほどの隊員が会話している。
「何で俺らが消防士の真似事させられるんだよ。これで二軒目だぞ?」
「しゃーないやろ。『マグロ拾い』隊よりマシやで。」
「そうですよ、赤嶺さん。死体の回収の方がよっぽど嫌じゃないですか。僕だったら頭おかしくなりますよ。
今回のは建物が吹っ飛んでたから鎮火も早かったし、消防士の真似の方がマシですよ。」
後輩であろう人物に赤嶺と呼ばれた男はそれなりに納得した面持ちで続ける。
「まぁ確かにマグロ拾いよりはいいか。
あの佐山ってのが一緒に吹っ飛んでくれたからちょっとは気が晴れたけど。
プロレスラーなんかに命令される筋合いなんか無ぇからな。」
「あ、そういやお前何かやらされてなかった?」
関西弁の男が思い付いたように尋ねる。
「ああ、ここにあった店のドアの…ん?」
会話は鎮火によって訪れたばかりの静寂を打ち消すエンジン音に遮られた。
騒音の正体は街辻から突如として姿を現した自衛隊の90式戦車。
120mm滑腔砲を携えた市街地にはあまりに不釣合いなそれは、
進路上にあった1台のジープを路傍のゴミのように踏み潰しながら瓦礫の山の前で動きを止めた。
そして呆気にとられる自衛隊員たちの視線の中、
昇降口の蓋が開き、そこから夕日を背に影が伸びる。
現れた影の正体は隊員たちの頭痛の種、アントニオ猪木だった。
隊員たちのざわめきの中、一人の男が戦車の上に立つ猪木に食って掛かるように身を乗り出した。
「猪木さん!あなたいい加減にしてもらえませんか!」
詰め寄った人物はこの小隊の隊長だった。男は更に捲し立てる。
「勝手に戦車を持ち出すなんて何を考えてるんだ!
あなたの勝手な行動にはこっちは本当にうんざりしてるんですよ!
『管理側に対する直接的な反抗』以外で参加者を死なせた以上あなたの責任追及は免れ得ない。
上層部から通達があるまで本部でじっとして…」
男の言葉が途切れる。戦車の砲身が周波数の高い音を立てながらこちらを向こうとしていたからだ。
そして男に完全に砲門が向けられる。
他の隊員たちは散り散りにその場から離れ小隊長一人が残った。
[この場に居る者達の長として、そして己の行動の正しさを示す為に引く訳にはいかない。
なにより、自分に諫言を呈する者一人に――如何にこの男がまともではないとは言え――
まさか戦車砲など撃つ訳が無い。只の脅しの筈だ。]
しかし戦車の上からサングラス越しに自分を見下ろす猪木の笑顔に小隊長の顔は自然と引き攣っていた。
「男が細けぇ事をウダウダ言うんじゃねぇバカヤロウ。」
猪木の抑揚の無い声に男の血の気は引いて行く。
そして戦車が徐々に下がり男との距離を10mほど空けた。
男は動かない。まだ冗談だとでも思っているのか。それとも恐怖で動けないのか。
「撃て。」
猪木はそれだけ言った。
「柿原さん!!」
隊員の一人が隊長の名を呼ぶ。
その声に振り向こうとしたまま柿原小隊長の身体は轟音と共に消し飛んだ。
おいおいおい、いのきぃ〜(藁 age
>>578 Jrマニアさん
いえいえ、『3』の187をご覧ください。
>野上の武器で今使えるのは、警棒、目潰しスプレー、そして吹き矢。戦力の違いは明らかである。
このシーンで野上は確実に銃をもっていません。弾切れも考えられないでしょう。
馳も小鉄を金属バットで撲殺してるし前田も素手で吉江を殺してるので
警棒でケンスキーを殺るのも自然なことです。
↑いや、そういう問題じゃないか(w
>>578 Jrマニアさん
平田の武器が吹き矢なのはちゃんと書いてるYO!
>>579 ◆ZNLiv1KUさん
>それと忘れられてますが(w 真壁がデザートイーグル(武藤所有)です。
それもちゃんと書きましたよ!
>あ、小原はサイレンサー付きの銃です。(西村が所持)
それは藤田が死んだときに西村が手に入れたですか?
それなら藤田がスタート時から持っているので小原の物ではありません。
×手に入れたですか?
○手に入れた銃ですか?
つまり559-561を訂正すると
高岩:不明→スタンガン
西村:鎖鎌→クラッカー
天山:クラッカー、水鉄砲→水鉄砲
野上:警棒→各種銃弾詰め合わせ
井上:不明→警棒
中西:不明→金槌
稔:時限装置式の爆弾→闘魂式時限爆弾
外人集団:不明→駄菓子屋のオモチャ
でよろしいでしょうか?
>590で指摘してること、◆ZNLiv1KUさんが>579で書いてるわ。
くどい感じになっちゃってスイマセソ
撃てって言われて大砲を欝兵士もかなりのドキュソですな〜ワラ
E・S復活は実現したらかなり楽しみです!
残り三十時間もあるんだからもっと時間を飛ばしてもいいのに。
この調子だと朝方にエンディングって感じかも。
>591
あらやだ。何で平田の武器の事わざわざ書いたんだろ、私。スマソ。
で、問題の野上。
>590のそれも考えたんだけど、『3』の110で
「…やっぱり飛び道具があると便利だよな。警棒、支給されたってさぁ…
でもこれ、井上には勿体無い武器だよねぇ?」
って野上が言ってるのを、私は
野上→警棒
井上→銃(形式不明・野上が奪い取った)
と解釈してたんですよね。弾は「詰め合わせ」なだけに1セットしかなかったとか(ワラ
でも後の話がややっこしくなるから結論は>593でいいと思いますわ。
>ZNLさん
お疲れ様ー!
「撃て」かあ…佐山の選挙の時の演説を思い出しますな(ワラ
しかし猪木まで外に出て来ていたとは…おもしろいわ。
もうこうなったら3日目に入る前に話終わらせちゃいましょうか?(ワラ
そんな勢いがありますな。まあ書いてる自分らのせいなんだけどね。
597 :
名無し:02/01/12 16:34 ID:X1DUhIrQ
佐山の鉄拳、蝶野「うわー!
598 :
お前名無しだろ:02/01/12 16:45 ID:EvSkGwNj
もういいよ、猪木の勝ちで(w 誰も勝てねぇだろ、戦車には
ひつこいけど、野上がヴアー殺したのは拳銃じゃない?>Jrマニアさん指摘の通り
前後の表現見ると、そっちの方が絶対自然だって。
>野上の武器で今使えるのは、警棒、目潰しスプレー、そして吹き矢。戦力の違いは明らかである。
しょうがないよ、書いた職人さんが違うから。
そこで折衷案として、ヴアーを殺した時には弾一発しかなかったってのはどう?
井上が乱心して拳銃撃ちまくって、野上が説得して殺した時にはもう一発しか・・って展開。
それしか辻褄合わないっしょ?大きなお世話だけど。
「詰合せセット」は武器の宝庫、マシンからクスね盗った事にして。マシンなら何でも持ってるよ、この際(w
でも最初から始めたら・・塩の今際のセリフは絶対「ヴアーーー!!」なんだろうな〜
>前後の表現見ると、そっちの方が絶対自然だって。
その「前後の表現」ってヤツこそ“しょうがないよ、書いた職人さんが違うから”。
健介殺したのは警棒だってZNLさんが指摘してて、Jrマニアさんもそれでイイって言ってるじゃん。
もうなにもこの決定に意義を唱える要素はないはず。
場の空気は凍りつき全ての者に沈黙を強いる。
その様子を見つめながら猪木は微笑んだ。自身の行為の威嚇効果にご満悦のようだ。
だがそれ以上構うことは無く、戦車から取り出したスピーカーを傍らに置き、マイクを握り締めた。
「俺と戦うつもりでいながら蝶野なんぞに一杯食わされた大馬鹿者、佐山聡!いたら出て来いッ!!」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
暫し沈黙が続く。猪木はその間も勿論堂々と戦車の上に立ち尽くしている。
そんな中ふと誰からとも無く笑い声が漏れ、数瞬後には猪木以外の全員が笑っていた。
普通ならばとても笑える状況ではない。しかし
猪木の余りに常軌を逸した行動は常人である彼らの理解を軽く飛び越え
笑うことしか出来なかったのかも知れない。
そんな狂った笑い声を全身に浴び夕日に照らされた猪木は輝いていた。
笑い声が薄れ出した頃、隊員の一人の顔が硬直する。
それを口火にその周りの者達から連鎖するように表情が固まって行き、
その者達は一箇所を見つめていた。
異変に他の隊員たちも気付き出し、場に完全に笑いはなくなる。
そして静かになった時、多くの隊員たちに聞き取れる音が瓦礫の山から聞こえてきた。
…カツン……カツン…カツン…
金属を金属で叩くような音。瓦礫に包まれているせいか聞き取りづらいが確かに聞こえる。
猪木の自信に溢れた笑みに変化は無かった。
隊員たちはジープのウインチなどを使って瓦礫を退かせていく。
全員がもう何が何だか分からないままその作業を行っていた。
そして大きなコンクリートの塊の下から黒い鉄の蓋が見つかる。下水道の蓋だ。
蓋を見つけた隊員たちが猪木を振り返る。
「開けろ。」
猪木がそう言うと隊員の一人が蓋に手をかけ持ち上げた。
隊員たちの視線が下水口に注がれる。そこからゆっくりと恰幅のいい男が現れた。
その男は間違いなく佐山聡だった。
周りのざわめきの中、猪木は戦車の上から佐山と視線を合わせる。
そしてニヤリと笑うとそこから降りることも言葉を交わすことも無く
戦車に乗り込みその場を去っていった。
「赤嶺君はいますか?」
猪木が去るのを確認した佐山はまだ狐に抓まれたような顔の隊員たちに尋ねる。
その表情は気味が悪いくらい穏やかだ。
「は、はい…」
一人の男が名乗り出る。さっき佐山の死を喜んでいた男だ。
「私が君に何て言ったか覚えてますか?」
佐山は優しい笑顔で問い掛ける。表情もだが口調もいやに優しかった。
「えっ…と、『店の扉が開かないようにしろ』だったと思いますが…。」
「その通り、確かにそう言いました。…で、誰が細〜い木の棒一本突っ込んどけっつった?」
突然佐山の表情も口調も一変したかと思うと、死角から来た佐山の拳が赤嶺の顎の先を掠めた。
赤嶺の顔が横に振れ、振り子のように元の位置に戻った後腰が砕けたようにぺたんと座り込んだ。
脳が揺れて立っていられなくなったのだ。
更に佐山は丁度いい位置に来た赤嶺の顔面に膝を打ち込んだ。
顔面を血に染め倒れた同僚を心配して駆け寄る者たちを尻目に、
佐山は停めてあるジープの一台に乗り込みエンジンを掛けると空を睨む。
「見たか蝶野、言っただろ?『俺はお前如きにゃ殺られない』ってな。
お友達がそっちに逝くのを精々悔しがりながら待ってろ。」
佐山の言葉に反応したように、夕日に染まった空はその赤味を増した気がした。
これでとりあえず終わりです。いつももっと短く終わる予定なんですが…
小隊長殺害はUP直前まで銃殺だったんですがいきなり思い付いて変更しました。
まぁ10m程度の距離からできちんと当てられるのかとかツッコミどころは多々ありますが
概ね好評だったみたいで(w インパクトを優先して良かったかな、と。
>599
野上がヴアー(w を殺した場面なんですが確かに引っ掛かってました。
警棒をそんなに誉めるかな?とは思ってたんですが銃と明確に示されてなかったのでそのまま行った気がします。
今思えばカンコさんが何も言わなかったのは気を遣って黙っててくれたのかな、と思えます。
>591
間違いだらけですみません。どうやら目と記憶が腐ってたらしいです(^^;
カンコさんで思い出したのですが、随分前になりますが
>>418さんの書いていた
>前にあなたがボロクソに言ったカ○コ君さんのように(笑) がずっと引っ掛かってました。
カンコさんを罵ったりしたつもりは無いんですが…
こんな言い方も何ですが所詮2ちゃんの1スレっドですから辞める辞めないは
職人本人の自由だと思っていましたし今も思っています。
だからカンコさんが辞めてしまったことを残念と思いこそすれ、恨んだりはしていません。
でもそう取れるような書き方になったのかも知れませんね…
そう感じたのなら今更ですが謝ります。カンコさん、すみませんでした。
みなさん余計な文章失礼しました。
age
ZNLさんお疲れ様です。佐山、、、しぶといね〜
でも改めて見るとカンコさんって面白かったけど、武器の種類とか結構
いい加減だったんだな、と(笑)
ZNLさんおつかれさま!
よーし、佐山出て来たぞー。次は私の番ですね。頑張ります。
佐山、高飛車キャラでイイのね。うふふー。
>609
武器の種類に関しては…仕方ないですよー。
だってね、職人複数いる上に
タイムテーブル通りに話が進んでいればわかりやすいけど
みんな好き勝手に書いていたから(ワラ
こんがらがってゴチャゴチャになっちゃうんですよ。
HP作りながら「あ、何でこんな所間違ってるんだろ」ってぐらいの
ケアレスミスがポロポロ出てきましたからねえ。
言い訳しちゃって正直スマン。
休日あげ
モーニング保全。
hozen
保全。
あ、誤爆。スマン。ちなみにカシン契約保留の記事だ。
カシンは全日の人間ですから、もうここには参加できません
などと煽ってみる
>617
うん…そうだね…どうしよっか…アーハハハ…鬱。
いや、書くけどね。書くけど今日は勘弁。
新日&カシンファン的に心の整理がつかん…れヴぃ〜
保全レス。
>>618お察しします……しかし、ホントにどうなっちゃうんだろう>新日
新日崩壊祭り保全レス。
なんか更新ムードだからガムバッテ!
あげとくね!
い、いのき……
保全しとこう。
同じく
上げだ!このやろう!
こ、更新…!
すんません、ノアと全日のバトロワってあるらしいんですけど読んだことないんでうpしてもらえませんか?
保全
まだぁ〜?
ホゼンダッテ
>>630 ありがとうございます!
おそらくこの指摘をするのは初めてですけど、永島取締役ってどこいったんすけね(爆
永島が終盤のポイントだったりして。
ほぜん
うp、ちょっと無理です。ごめんなさいsage。
>>634 ん?永島?いたっけ?(爆
後で調べてみます。すんません。
トルコ!ユセフじゃないぜ!あげ!
保全。
この位置心臓に悪いんで上げるわ
越中と西村が蝶野と夜中に会う約束してたシーンは忘れないでほしい。
家のPCが逝きました・・・
10分待ってもWindowsのタイトル画面から先に進みません。(激鬱
どうやらハードディスクをそれ以上読み込まないようです。何がどうなってんのかサッパリ・・・
すみませんがもう少しお待ちください・・・・・・
保全。
保全が必要!
>Jrマニアさん
>>248 >>250 ↑で書いてた武藤番外編というのがもし今あるならほんの気紛れのためにうpしてほしいです。
っていうか今月中にもう一回更新してほしいなぁ。
>ZNLさん
とりあえず携帯使ってでも続き書いといてほしいです。
>作者様
神をも恐れぬ発言をさせていただくのですが、重要ではない場面をこの僕に書かせていただけないでしょうか?
あくまでも重要ではない箇所で構いません。
今現在作者さんお二人が手をつけていない人物がいるのなら作文を直訴致したいのでございます。
肝心である僕の文章力についてですが、お二人の文章力には劣ることは必至ですけれども“それなり“にならいけると思います。
ネタバレ防止のために今自らのアドレスを表記しております。
ですので作者様直々のメールにより今後の展開の大まかな展開をお聞きした上で書かせていただきたいのです。
無論どのようなご注文でも受けます。そして更新前には作者様に読んで頂いた後に、ご自由に修正して頂いてから更新します。
念のため申しておきますと、このことは何かネタバレを誘うような裏のある策略などではございません。
『正直者』という名のHNなのです。
さらに2ちゃんねる内でありながらメルアドを晒すという、それこそ神をも恐れぬ行動をとっているのであります。
僕の行動が今までのこのスレの道のりを冒涜しているかのように思われるのも覚悟の上です。
もちろんそれ以前に「助けなんていらねえよ!」とお思いなのでしたら速やかに退散いたします。
その場合はほんの戯言と受け止めてください。
>今後の展開の大まかな展開
ああ……(´Д`;)早速頼りなさそうなミス
>>644 ああ、アレですかあ…うーん。
何かねえ、今の時期ちょいとばかしリアルな話なんですよね(藁
そうでもないかな?まあそれでも良ければうpします。
>>645 いや、私は好きに書いていただいて構いませんよ。相談もいりませんし。
メルアド晒すと言う諸刃の剣をかざして頂いておいてアレなんですが(苦笑
ZNLさんはどうかわかんないですが、大まかな展開…ってのがないんですよ、私は(藁
脳内でグチャグチャ広がってる何パターンもの話があって。
それがいきなり一つにまとまった時に文章化してるもんで。
今現在西村、越中、カシン、佐山を出した所で話が止まっています。
ZNLさんはそのせいで話進められないのかもしれないですね(ゴメンね
出て来ていないのは馳、AKIRA、猪木と…あ、サムライ復活させるって話もあったな。
まあとにかく…私は好きにやっていただいていいんじゃないか?と思います。
今までだって連絡も取らずに何とかやってきてましたからね。どうにかなるさっ!
時間遡って穴埋めするっていう「隙間産業者さん方式」もありますし。
ZNLさんがOKならどうぞ書いちゃってください。職人さん増えるとこっちも助かります(藁
>>644さんのリクエストにお答えして、武藤番外編です。
話的には
>>93に繋がるザッピングストーリーみたいな感じです。
この話が気に入らない方は脳内あぼ〜んしちゃってください。
[2日目午後3時半頃:街中]
マサと坂口を殺めた後、武藤は混乱していた。
人生に手をかけた時、人生は自分に向かって「何…で…」と問いた。
それは信じていた人間に手をかけられた事が信じられなくて発せられた言葉だった。
しかしマサと坂口は
「膝、大事にしろよ」「お前はウチのエースなんだからな」
そう言って、自らの命を差し出して来た。
その言葉もまた、自分を信じていてくれたからこそ発せられたものだ。
なぜ自分を殺そうとしてるヤツに、思いやる言葉なんてかけられるのか…。
なぜ信じていた人間に殺されようとしているのに、驚かないのか…。
なぜ無抵抗なまま弾を受けたのか…。
わからない…わからない…どうしてもわからない。
だいたい自分がそんなに信頼を受けているなんて、考えてもみなかった。
真壁だってそうだ。
自害する間際に言った「いままでありがとうございました、むとうさん」 という言葉。
ありがとうもクソも、真壁に何かしてやった覚えなんて何もないのに。
「なんなんだよ、みんな…いまさら…」
武藤には、わからなかった。
「孤高の天才」と呼ばれ、特別視されてきた。
それ故に、心を開いて全てをさらけ出して語り合える人間なんてほとんどいなかった。
自分を理解してくれている人間なんていないと思っていた。
「どうせ俺を利用したいだけなんだろう!?俺の事、わかろうともしないくせに…」
近づいてくる人間全てに、そういう気持ちを抱いていた。
そうやって壁を作っていたから、信頼なんてされていないと思っていた。
いや、信頼されていたとしても、普通のそれとは違うと思っていた。
周囲は自分を「天才」と呼ぶ。
何をやっても「武藤なら出来てあたり前」と言われる。
「さあ、次は何をやってくれるんだ!?」という、過剰な期待。
それが自分に対する「信頼」ってやつだと思っていた。
自分だって人間だから、葛藤だってあるのに…それをさらけ出す事は許されなかった。
「天才」に対する「信頼」。それが許してくれなかった。
いや、自分が勝手に許さなかっただけなのかもしれない。
「天才」のプライドが…己の驕りが、周囲に壁を作っていただけなのかもしれない。
「長州さんだってなあ…信じていてくれたんだろうなあ…こんな俺でも」
自分は長州の事を心底信用した事はないけれど…長州は多少なりとも信じていてくれたのだろう。
そうでなければ、手をかけられてあんなに驚かなかっただろう。そして人生も…。
「ああ、もう…堂々巡りじゃねぇか」
そうやっていろいろ考えてるうちに、どんどん訳がわからなくなってきた。
だからカシンに遭遇した時も、手を出さずにおいた。
真壁にだって、手を出すつもりはなかった。
モヤモヤしたまま戦ったら、自分が殺られてしまうから。
このままじゃ危ない…このモヤモヤを晴らさないと…。
そんな事を考えながら歩いていて、気付いたらある店の近くに辿り着いた。
若手の頃に「いつか行きたい」と思っていた、中華料理店。
蝶野や野上と食事を賭けた、あの店だ。
迷いのせいなのか?忘れかけていた遠い思い出が蘇る。
「フッ…ボーッとして…俺とした事が…」
そう思いながらも、足は中華料理店へと向かっていた。
そこに行ったからって、迷いが消えるなんて思っていなかった。
でも…もしかしたら。もしかしたら…。
躊躇いながら、根拠の無い期待を抱きながら、結局店の前まで来てしまった。
ふと店の前を見ると、先客がいた―――AKIRAだ。
武藤は反射的に銃に手をかけようとした。
しかしそれよりも早く口が動き、言葉を発していた。
「高いクセにえらい不味かったよな」
驚いたAKIRAが、こちらを振り返る。
(何やってんだ!?俺…)
武藤は気持ちとは裏腹に声をかけてしまった己を責めた。
(…仕方ない。なるようになるさ)
そう思い直し、武藤はAKIRAのいる店の前へと歩を進めた。
以上「武藤番外編」でした。おそまつ。
>Jrマニアさん
ありがとうございます。しかしながらラストの方の展開をお考えでらっしゃるようなので
「こいつとあいつを戦わせて、あいつは殺してもよし!」みたいな非常に抽象的な注文を頂きたいのです。
少なくとも最後の最後まで殺せないのは誰なのでしょうか?
とりあえず現時点で文章化されてない野上vs井上、野上vs平田辺りならためしに書いてみます。
塩分高めなら即逝ってきます。
[1日目午後6時前後:高校の生物室]
野上彰は今高校の生物室に身を潜めている。
身を潜めているといっても彼は決してこの現実から逃げようとしているのではない。
だからと言ってこのゲームに反発するつもりがあるかといったらそれもまた違う。
しっかりと闘いのための準備を整えているのだ。
この男は闘魂三銃士と同時期にデビューを果たした。
ジュニア級として一時期はベルトを巻くものの、群を抜いた存在感があったわけではない。
さらにそれ以降の経緯が本人にとって苦々しいものであった。
飯塚とJ.J.JACKSなるグループを結成するが、双方とも自分自信のキャラに対してどこか吹っ切れることができぬままに解散。
その後平成維新軍に加入するが、これまたどうも自分なりの折り合いがつかないままで長期欠場を余儀なくされた。
さらにその後蝶野と合体することとなるが、それが彼にとって順風満帆なレスラー生活の始まりを告げるものとはならなかった。
いや、この事は『同期の蝶野の手下』になるという認め難くも認めざるを得ない事実を自らに突きつける出来事となったのだ。
体格が秀でてるわけでもない。才能が群を抜いてるわけでもない。参謀役として動き回るほどの曲者とは程遠い。
彼は今まで誰かのかませ犬になるか下で働くかしかできずにいた。
そこへ突然この殺人ゲームの戦場へと投げ出されることとなったのだ。
ここまでパッとしない男だと半ば諦めが漂うと思われるが野上は違った。
このゲームはプロレスとは別次元の闘いだ。
最も腕っ節が強い男が勝つわけではない、最も殺人への割り切りができた男が勝つのだ。
さらに彼には『演技力』という武器があった。このゲームをあくまでも舞台の上だと自己暗示すればいい。
真に暗示が掛かれば殺人でさえも恐ろしいほどに割り切ってできるはずだ。
そしてこの演技力は相手を油断させるためには非常に頼りになるはずである。
正気な人間ならば簡単に殺人へと走る事はない。そして「これは夢だ」と現実逃避するものである。
さらにそういう男は、実はその逃避が非常に前向きな考えではない事に気付かない。
だからその正気を捨てられない男に近づくには自分もそんな男になりすます。
そこから先はスキを突いて殺せないはずはない。
「よーし、これで二つ完成したな。それにしても作るのにだいぶ手間かかるんだな…これって。」
彼が今製作していた物は濃度100%に近い硫酸である。
これだけ濃度が高い硫酸だと手から被っただけで骨まで溶けるほど強力な溶液となる。
高校の時に実験でやったろ過作業を思い出して、その作業を繰り返して作った物だ。
「時間もかかるし、もうこれ以上は作りたくねえな。でもしょうがねえか、支給された武器が『各種銃弾詰め合わせ』なんだもん(苦笑
あんなもんじゃ不意打ちなんて喰らわせらんねえっての!でもこんだけ濃度の高い硫酸だったらそらマジでヤバイんだろうなぁ……。」
野上はビンに入れた硫酸を一つ、両手で慎重に持ちながら生物室内を見渡す。
「なにかで試してみようか……。」
目についたのは教室の窓側に並んでいる水槽。淡水魚やカエル、ザリガニなどがその中に入ってある。
「あれだな…あいつらで試させてもらおう。」
野上は硫酸ビンを教卓に置き、水槽に向かうと手ごろな大きさのザリガニを水槽から出して持ってくる。
それを教卓の上に置いた。「はあ……。今からこのザリガニ君に硫酸をかけるわけだな。」
少しばかりためらいつつも、ザリガニ相手に戸惑ってはいられないとばかりにほんの20ccほどの硫酸を注ぎ込んだ。
シューーッ
ザリガニの背中が蒸発するかのように溶け出す。
「うわっ!グロッ!気色わりいなー、全くよぉ。でも人間に至ってはこんなモンじゃねえんだからな。やっぱちょっくら戸惑っちまうよな……。
…つうかスゲエなおい!木でできた教卓まで溶けて貫通してるじゃん!これなら別にザリガニで試さなくてもよかったじゃねえか。」
コツコツコツ……
「ヤ、ヤベッ!」廊下から突然足音が聞こえ出したのでさすがに野上は驚いた。
だが冷静に教卓の下に隠れ込み、聴覚を研ぎ澄ませながら相手の動きを覗う。
ガラガラ……
自分の今いる教室の後ろのドアが開く音が聞こえた。
「…すいません、誰かいらっしゃるんですか?」
その声を聞いた野上はかなり安心したと同時に、冷静にこの後とるべき最善の行動を考えた。
(入ってきやがったのは井上の奴か。ひとまず安心だ。向こうから襲ってくるとは思えねえからな。
さてと……。いつのタイミングで現われようか。教卓に隠れ込んだこと自体で不信がられそうだからな。)
「……だ、誰もいないんですか?」
このまま井上が入ってくる可能性は高いが逆に教室に入らずにそのまま素通りされるかもしれない。
野上からするとできれば後者の方を避けたかった。
せっかく遭遇した相手が無抵抗としか考えられない井上なのである。ここは殺して武器を頂戴するチャンスだ。
井上が動揺してこちらに武器を向けることさえ防げれば楽勝なはず。
ガラガラ……
またドアが閉まる音がした。
ただこの音は井上が教室内に進入してきた音なのか、廊下側に出て行った音なのかがどうも判別できない。
焦った野上は思わず井上を立ち止めようとして叫んだ。
「おい、井上だろ!?俺だ、野上彰だ!待ってくれよ!」
叫びながら思い切り立ち上がる野上。それと同時に少しばかりの後悔も感じた。
「う、うわぁー!!ううう、撃たないでーー!!」
井上は教室内に進入していたのだ。そして野上の不意打ちじみた突然の登場に思わず腰を抜かしてしまう。
「ちょっと待てよ、待ってくれ井上!落ち着いてくれよ!」
「いやだーーやめてくれーー!!お、お…俺も柴田みたいにするつもりなんだろーーー!!」
「……柴田?どういう事だ?教えてくれ、井上!柴田がどうしたんだ?」
「こっちに来ないでくれーーー!」
歩み寄ってくる野上に対して井上は武器らしき物を投げつけた。
それをよけた野上は自分の後ろの壁に当たった武器らしき物に目をやる。
警棒―――それを見た野上は多少拍子抜けした。なんだ、そんな物持ってやがったのか。
しかし野上は演技の一環として安心した顔を作った。
「ハハハッ!安心したぜ井上!俺もてっきりお前がヤベエ武器持ってやがるんじゃねえかって思ってたんだよ。
そしたらそんな棒持ってるんだもん(笑)。大丈夫だ、俺だって何にも持ってねえよ!」
「野上…さん?」
野上の満面の笑みを見た井上は一気に我にかえって安堵感が溢れ出す。
「野上さん、本当に…本当に撃たないんですね?俺…野上さんを信用していいんですね?」
「当たり前だろ。人殺し?よく考えろよ。そんなことできるわけねえじゃねえか。」
「の…ノガさぁーん!」
突然なんの前触れもなしに井上が立ち上がって接近してきた。
当初は接近した直後に不意打ちを喰らわせようと考えていた野上にとっては逆に不意打ちを喰らった格好だ。
しかたなく野上は近づいてくる井上を抱擁する。
「ハハハ…いきなり抱きついてきて気持ちワリいよ、離れろっての。まあ心配だったんだな。でももう安心しろよ。」
その後一応の冷静さを取り戻した井上は野上と共に教壇に腰を掛けて話し込んだ。
内容は柴田についてだ。それについては野上も多少なりに興味があったので聞き込んだ。
「つまりこっから少し北にある図書館内で泡吹いて倒れてたわけだ、柴田は。」
「そうなんですよ。柴田にあんな事した人許せないし、怖いし。俺、どうしたらいいのかわからなくて……。」
「でも本当に死んでたのか?倒れてただけかもしれねえぞ。」
「はい、それについては俺自身動揺してたもんではっきりわからないですよ。確かに顔面は真っ青でしたけれども、もしかしたら…」
その時突然、夕方6時の放送が流れてきた。
放送を聞き終えた二人。少し間を空けた後に野上が口を開いた。
「今、柴田の名前上がらなかったよな?」
「はい、確かに上がってなかったみたいです。」
「だろ?なーんだ、柴田も生きてるんじゃねえか。よかったなー。もしかしてまだ図書館にいるかもしれねえぞ。近いから行ってみようか?」
ここまで喋った瞬間に野上は自分のすべき事を思い出す。
―――そうだ。こんなところでおしゃべりもいい加減やめにしないと。ここで思い切って殺れなかったら後々まで割り切って殺せなくなるぞ。
「じゃあ、ノガさん。今から二人して柴田がまだいるかどうか見てきましょうよ!」
井上はそう言って自分のシューズの靴紐を締め直し始めた。
―――早く殺さなくては―――強迫観念を抱きながらその様子を見つめる野上。
野上は静かに立ち上がって教卓に置かれたビンを手にとった。
「じゃあ早いとこ行ってみましょ………」
「ちょっと待て。」
後から立ち上がった井上の後ろの首筋をガッチリ掴んだ野上は一言つぶやく。
「な、なんのつもりでしょうか……野上…サン…」
「お前、さっき撃たないでって言ったよな?そりゃあ撃たないさ。銃持ってねえんだもん。」
「ね、ねえ……そりゃあ…ねえ?まま、まさか…まさか人殺しなんて…ねえ?」
「俺も銃がなかったら他の方法を考えるさ。常に前向きに生きていこうと考えてるからな。」
「一体……一体何をお考えなので…しょう…か…?」
野上は思い切って手に持った硫酸を井上の脳天へ流し込んだ。
「ギャーーーーッ!!!」
井上の頭蓋骨が溶けて煙が上がった。
「今度生まれてきたらもっと賢く育ててもらえよ。」
( ・∀・)あつかましくも書かせていただきました。
悪くなかったら野上vs平田の挿話も書かせていただきたいであります。
あくまでもこれらは武藤編と同様に番外編ということで
もしもこの文章を採用させていただけるのでしたら本編終了後のうpでお願いします。
それにしてもこの話によると柴田と井上ってすれ違いだったということになりますね。
ロミオとジュリエットみたい。
>>658 ( ・∀・)あっ、カンコ君さんではございませぬ。
>>669 おおっ!亘がちゃんと殺されてる〜!(藁
ありがとう!正直気になってたんですよ〜。
どうにかしてやらないと、亘に悪いなーって。
しかし、その溶けちゃった状態の亘を見て
よく柴田は亘ってわかったなあ…とか言ってみたりして(藁
(柴田が死んだ亘を見つける所ね)
あ、顔が溶けてなきゃ平気か。脳天から後ろが溶けたって事で。
ノガちゃん初っ端からキラーでカコイイですー。
野上と平田もどうぞ。何か面白い話があれば、いくらでも。
あとエンディングは私の中では決まってないです。
誰かあぼーんされちゃっても、話はいくらでも思いつくと思うし。
とりあえずは…他の人が読んで「面白い終わり方だったな」っていう
人選と話を心がければよいかと。
あ、出来れば改行は
>>668ぐらいの幅でやっていただけると嬉しいです。
あんまり長いと強制改行されて読みづらくなっちゃうので。
100%の硫酸って……というとこには目をつぶって保全sage
( ・∀・)
>>671 フフフ、実は昨日の時点で野上vs平田もほぼ完成していたので
早速うpさせていただきます。
>>672 あっ確か硫化水素って100%だと気体になりますよね。
化学に疎いもんで。すいません。
[1日目午後9時頃:ビジネス街]
野上彰は夜のビジネス街を徘徊していた。
数時間前に初めて味わった感触、人間を殺した感触がいまだに残っている。
大体、人間が殺人を犯した後は精神的に非常に不安定になってしまうものだが野上の場合違った。
むしろ井上を殺したことにより野上の精神は安定しつつある。
それは当初から不安だった「自分に殺人ができるのだろうか?」
という、どうも確信の持てない疑問を井上殺害により一気にかき消すことができたからであろう。
そしてなにより野上の『環境に速やかに適応する』という優れた能力が功を奏したのであった。
つまり彼はもはやこの殺人ゲームという環境に完全に適応しつつあるのだ。
今や野上は何事にも動じない。
これから先も無抵抗な相手なら速攻に仕事をこなし、
強敵が現われても頭脳を使って闘う覚悟ができている。
この時は今日中に立ち入り禁止区域に指定されそうなこの区域を徘徊していた。
「何か…何か武器になるモンが欲しいんだけどな。」
現時点で野上の持つ武器は、まず最初に支給された各種銃弾詰め合わせ。
銃を所持している場合ならばこれほど『当たり』なアイテムもない。
だが銃のない現時点ではこんな物は邪魔な荷物にしかなり得なかった。
だからといって銃調達後の事を考えると捨てられるはずもない。そういう意味で大変に迷惑な荷物である。
次に高校の生物室で自作した純度ほぼ100%の硫酸。
この威力は先ほど実践済みなので役には立ちそうである。
だが最初からビン二つ分しか製作なかった上に一つは使用済み、つまり残りも一つだけしかない。
最後の武器は井上から奪った警棒。素手よりはマシだといえば相違ないのだが当然多くは期待できない。
そこまで考えると現時点の野上の不安材料は武器一点に尽きるのだ。
運がいいのか否か、野上は数十メートル先にいた平田淳嗣を発見した。
「おっ?あそこに突っ立ってんのは平田のおっさんじゃねえの。どうしよっかな……話しかけよっかなぁ。」
この時なぜか野上はすぐに殺すことは考えなかった。
殺すのはあくまでも平田と談笑でも交わしてからで構わないと思った。
いくら良心を捨てたといってもなんとなく気晴らしがしたかったのかもしれない。
だがその考えはプログラムを遂行する上では賢いとは言えなかった。
「平田さあーん。こっち向いてくださーい。」
「あ、野上か…あいつこんな時でもずいぶん呑気なんだな…。」
「平田さあーん。いいですかー近づいてもー?」
相手が多少警戒しているかもしれないことを考慮して野上は近づく前に前置きをした。
「おお、野上。こっち来いよ。」
二人はとあるオフィスビルの一角にあった銀行に入った。
野上は窓口の前の席に腰掛けながら両の足を机の上に乗せて、平田に半分背を向けたままで話し始める。
「平田さん、どうですかぁ?これ始まってからなんかいろいろと動いてます?」
野上から見て入り口に近い方のソファーに腰を掛けている平田は顔を下に向けながら押し黙っている。
(このオッサン、誰も殺ってそうにねえな。こっちから一人殺ってるって言ったらどんな顔すんだろ?)
どう見てもどこか顔色の悪そうな平田の様子を垣間見した野上はためしに相手が驚くであろう言葉を投げかける。
「俺の方はねえ、今んとこ一人殺ってるんですよ。まあ井上ですけれど。」
「ああ、そうなのか…。やっぱみんなそんなもんなんだな…。」
平田はすぐにそう返事をした。そのつれない反応に驚いたのは野上の方だ。
(なんだぁこのオッサン?俺が井上殺してるって言ってるのになんで少しもビビらねえんだ?)
野上は驚いた後大人気なくも多少腹の立つ感情を覚えた。
このプログラムを遂行するにあたってのとりあえずの自らによる大きな収穫なのだ。
それに対して平田の見せる、ほとんどムダ話を聞くかのようなこの反応。
「じゃあなんですか?平田さんも誰か殺してるとか?」
「え、ああ。まあな。俺も一人殺してるんだよ。
なんであんな事やっちまったんだろう…。ホントに無念だよ。」
「エッ!ウソッ…!」
さらに平田の言葉に驚かされる野上。
今度はあからさまに驚きを見せてしまった。
その野上の反応をよそに平田は続ける。
「保永だよ。日の暮れた後だったと思うんだけど、
保永を見つけたから声掛けようか距離おこうか迷ってたんだ。
そしたらついうっかりあいつの首筋に一発放っちまったんだよ。
すまねえ、ホントにすまねえ保永。頼むから成仏してくれよ……。」
それを聞いた野上にはもう驚きの気持ちはない。
野上の興味は一気にその保永を殺したときに使った武器とやらに向いた。
(一発?放つ?それって銃持ってるって事だよな?それなら貰っとかなきゃなんねえよな。
よし、スキを見て奪ってやろう!殺すなりなんなりはその後考えりゃーいいもんな!)
野上は立ち上がって平田に詰め寄った。
「へえ、平田さんも満更でも無いんだ〜。
でもホントに保永さんを殺っちゃったって事は銃かなんか持ってるんですよね?
どんな形の銃なんですか?ちょっと今見てみたいんですけど出してみてもらえます?」
「ああ、別にいいよ。銃っていうんじゃないんだけどなぁ。」
そう言いつつ平田がデイパックから出してきた物は―――長さが50センチ有るか無いかほどの棒であった。
「ええっ!?なんですかそれは?」
「吹き矢だよ。これの矢に毒を塗りこんでから吹くんだよ。」
「へへへ、なんスか?なんスかそれー?ふきやあ〜??
吹き矢で人殺しただって?あはははははは!ひゃっはははははは!」
普通は落胆するはずの所でなぜか野上は爆笑してしまう。
「おいおい、笑ってんなよ野上。
この猛毒を矢に塗りつけるんだぞ。
すごいシャレになんない武器なんだぞ実は。」
不機嫌そうな平田はそう言いつつ付属の毒薬のケースを見せた。
中にはヘアーワックスか軟膏のようなクリーム状の毒薬らしき物体が入っている。
それを受け取った野上は笑いながら外部に書かれた文字を読んだ。
「いやあ、どうやら毒薬でもなさそうだー。
なんか書いてあるもん、『麻酔作用を促します』みたいな事が。
つまり睡眠薬で保永さん眠らしたってわけですね。
平田さんにはかなわねえよなー。吹き矢に睡眠薬塗ってサバイヴしてるんだもの。
ははははははは!ホント成仏してくださいよ保永さ〜ん!わはははははははは!」
一通り笑い終えた野上に残ったのは苛立ちであった。
平田が取り出した吹き矢は確かに滑稽な物ではあったが
よくよく考えると少しづつ腹立たしさが大半を占めてくる。
せっかくやっと拳銃という武器を入手して今後の装備的充実を得られる
と思った“矢先”に文字通り“(吹き)矢”が出てきたのである。
そしていい加減平田との井戸端会議には飽きてきたところであった。
「平田さん。平田さんが持ってる武器ってそれだけなんですか?」
「ん、ああ。まあな。これだけだ…。」
「そうですか…。それならもういいかな。」
野上は右手に警棒を持って突然威嚇を始めた。
「おい、オッサン。とりあえずその吹き矢はこっちによこしてくれや。
そんな物でも身なら守れるからな。素直に渡してくれたらケガしねえで済むぞ。」
警棒などで威嚇したところで役不足だというのは当然承知の上だ。
しかも警棒ならさっきから普通に手に持っていたので
自分自身でもまるで真剣に威嚇している感触がない。
だからこそいつの間にか巧い具合に周り込み、平田の逃げ道をふさぐことによって
武器における説得力のなさをカバーしようと努力もした。
それを見た平田は少し笑みを浮かべているかような表情を作った。
「なんだよ野上。最初から武器目当てならそう言えよ。」
「ああ、まあちょっと様子見ってヤツかな?
吹き矢なんてもらったところでどのくらい
有効活用できるのかは正に未知数ですけどね(笑)」
「そっか、じゃあやるよ。受け取れっ。」
平田は吹き矢を野上に向かって投げた。
そして野上が吹き矢を受け取ったその瞬間には
すでにワルサーPPK9ミリを構えて立っている平田がいた。
「……チクショウ……。やっぱり銃持っていやがった。
テメエもまた計算高いオッサンだったってわけだ。」
「ナメるなよ野上。俺だってこのゲームに乗った輩だ。
別に保永殺したのだってやむを得ない事だと思ってる。」
「いや、保永さんは死んでないだろ。その毒薬ってヤツを塗りこんだだけなら。」
「保永が生きてるか死んでるかは大した問題じゃあない。
どうせあいつはこんなゲームに乗る気にはならんだろうからな。
それにこの銃を奪い獲ったという収穫があったのには違いないんだ。」
「なるほどな。その銃は保永さんのだったんだ。」
「そういう事。まあ結局はお前みたいな
しょうもない男にその吹き矢が似合ってるんだろうな。」
「言ってろや。オヤジが……。」
「そうそう、一つ聞いておきたいんだが。
お前、たとえこの今の危機的状況から抜け出せたところで
最後まで生き残る自信って奴はあるのか?」
「何言ってやがんだ。俺は当然最後まで残るぜ。その自信があるんだ。
『この今の危機的状況』って奴もすぐにでも形勢逆転してやろうか?」
それを聞くと平田は冷笑した。
「ふふ、だからお前は頭が足りないんだ。」
「なんだとぉ?」
「俺もお前も言うなれば雑草。あるいは何者かのかませ犬。とりあえずそういう意味合いでは同類なんだ。
その雑草がこのゲームの勝者へと成り上がるだと?それこそ愚かな発想だとは思わないか?
底力を見せた所で最終的でも中堅狙い。そうなる事は必然だろ?それがぴったりじゃないか、俺たちは。
誰も俺らが生き残る事を望んじゃいない。あえて言うならば自分自身だけがそれを望んでいるのだ。
俺たちの骨がどこに落ち着くのか?それは知らない。塵になるんだろうなと俺は思う。
忘れ去られ、土の中に吸収され、空虚さと退屈さを欺く。それが俺たち雑草の死に様だろうが!!」
「こいつ、何言ってやがんだ……。」
平田の今まで見たことのないような迫力に野上は同様を隠せない。
「それが雑草の死に様?じゃあなぜ俺らは日々闘ってるんだ!?そしてなぜ今闘ってるんだ!?」
「なぜ闘ってる?そんなことを俺に聞くもんじゃない。
少なくとも今言えるのは、俺たちが二人して殺し合う、
それが俺たちの最もたる死に様なんだろうな。」
「ふざけんなよ…。今までのキャラに乗っかって最期を迎えろだと?
それは平田、お前だけが望んでいればいいじゃねえか。
このクソゲームには命が賭かってるんだぞ?
今度は誰かのかませ犬にはならねえ!
今こそ俺の真の実力を見せる時なんだよ!」
「そうか。今度はお前にも理解しやすい話をしてみようか。お前は所詮……」
「うるせえ、もう喋るな!!」
野上は話を続けようとする平田に対して怒鳴りつけた。
「喰らいやがれ平田ーー!!」
投げつけたのはデイパックにしまいこんでいた自作の硫酸ビンであった。
平田はよけようとしたが間に合わず、脇腹辺りにビンが命中してしまった。
「グアァアァーーーーッ」
脇腹の服の生地が一気に溶け出す。
もしも上半身が裸だったのなら致命傷であったかもしれない。
さすがに銃相手では分が悪いとみた野上は銀行の外へと走り出した。
「またそのうち会った時相手してやるよー!
その時は銃も持ってくるからまたナメて話し込むんだったらすぐ殺すぞー!」
「野上ぃいぃ……!逃げるなコラァァ……!!」
パンッ、パンッ
平田は銃を二発発砲したが命中せずに野上は走り去っていった。
この二人が翌朝図書館で再び対決することとなる。
( ・∀・)<Jrマニアさん
サムライ、僕にください!←嫁じゃないんだから(ワラ
すでに復活する場面のほんの触りの所だけ文章化されてるんです。
復活とその後の動きもある程度浮かんでおります。
皆さんもこの程度の文章でご辛抱頂けるのでしたら
よろこんで書かせてもらいます!
改行は前よりは改善されてるはずですけど
もう少しちゃんと改行するようにします。
硫酸ビンって大谷ともカブるなぁ。
あっちは塩酸ビンですけれども。
>673
いや、硫化水素と硫酸もベツモンなんだけど……
あと、ろ過って、蒸留のつもりだったのかな?
まあ、そんなことにチャチャ入れても、銃の表記がおかしいと難癖つける
ガンマニアみたいに身のない話なんで……
職人以外は頑張ってくれと言うのがこのスレの基本ですし
ただ、直すことがあったらと思ったまでの発言です。
>>688 やめなよ。このスレがおかしくなったのも新職人の途中乱入からだよ。
本筋に絡まない部分はOKだけど、ここまできたらラストはお二人に任せるべき。
>>691 そうか?俺はドンドン書いてくれるのなら嬉しいが。
他の人の考えはどうよ?
693 :
692:02/01/29 16:27 ID:???
>このスレがおかしくなったのも新職人の途中乱入からだよ。
付け足すと、途中参加の職人なんて『1』の頃からいたじゃんよ。
おねすちぃくんが及第点かどうかが問題なんだね
漏れは可
>>( ・∀・)おねすちぃ
てあの「正直者」?
きみ面白いから続けちゃっていいよ(何様?
おぉ、新作&新職人さんが。UPお疲れ様です>Jrマニアさん、おねすちぃさん
とりあえずPCを直しましたが、書きかけの新作は12GBのデータと共に逝きました。アーハハ…
でもおねすちぃさんもサムライを書いてるみたいなんで
ある意味丁度良かったとでも考えますかね(苦藁
そんなことは置いといて、いきなりですが私は引退します。
正直、私がこれからもペースアップしないまま何週間もかけてゆっくり話を書いていくことは
私もキツいですし、他の職人さんを待たせるわ読み手の方々を苛立たせるわでいいことが無いと思います。
そして私の主観ですが、現在の状況からすると職人が3人いるのは窮屈だと思うんです。
残り人数という規制がある分、せめてそれ以外は自由に書きたいし他の方にも書いて欲しいです。
それなら一番ちんたら時間をかける者、つまり私が退くべきだと思います。
未消化の伏線や書ききれなかったネタをそのままにしておくのも何ですが
こういうことは早い内にハッキリさせておいた方がいいでしょう。
Jrマニアさんとおねすちぃさんには残りを押し付ける形になってしまいますが
離脱することをお許しください。
といっても消滅する訳でもないので、パワーホールがかかったらあっさり出てくる
長州みたいなものと思っていただければ幸いです(w
出来ることがあったら(殆ど無いと思いますが…)手伝います。頑張ってください。
そして読み手の皆さん、皆さんの感想レスのおかげでここまで書いて来れたと思います。
バカな奴と思われるような言い方しますが、漫画家なんかの
「ファンレターを読むと元気が出る」というのを本当に実感することが出来ました。
そして批判的なレスに凹みました(w
ともあれこのスレに書き込むまで人に見せる文章など書いたことの無かった者の駄文を
半年近くにも渡って読んでいただけたことに本当に感謝しています。ありがとうございました。
そしてこれからもこのスレを終了まで生暖かい目で見守ってください。
相変わらずダラダラ長い上に分かりにくい駄文でしたが最後ってことでお目溢しください。
皆さん本当にありがとうございました。では。
>>699 いやぁぁぁぁぁぁっ!行かないでぇぇぇぇぇぇっ!
私も現時点ではすっごいゆっくりしか書けないですよ…。
パワーホールかけながら復帰をお待ちしてますわ(w
ヴアー…正直、こりゃてぇへんだ。
>ZNLさん
引退なんですか!!!??
半年近くにも及んでZNLさん、Jrマニアさん、
そして他の作家さんの作品を一読者として拝見させて頂いていたのですが
ZNLさんの引退は本当に残念としか言いようがありません。。。
当然ZNLさんがいなければこのスレがここまで素晴らしい物には成り得なかったはずです。
プロレスに猪木、新日バトロワにZNLさんぐらいの影響力が間違いなくありました。
正直、私はあくまでも中途半端な所まで書くことによって
お二人に対しての起爆剤にさえなればそれで良いかなと思っていました。
けれどもZNLさんを失う事によって、もはや私も後には引けない状態にあるのかなと多少戸惑ってます。
ただ、ZNLさんが述べられた「三人いるのは窮屈」のお言葉がどこか気になりますが。
ZNLさんの引退の要因の一つが私の出現によるものだという事実に対して反省を抱きます。
とりあえずサムライ復活は明日にでも更新できる状態ではあります。
それの更新後は「本当に自分に最後まで書かせて頂く覚悟はあるのか」を考えてみます。
いや、もはや書きとおす義務を背負ってしまっているのでしょうか?
そういう形で今後のプランが決定されるようでしたら
どうかこのあつかましく、愚かな行為とも言える途中乱入をしでかした
私の書く、他の作家さんと比べるに値しない文章にこのスレの今後を担わせて頂いてよろしいでしょうか?
おつかれさーん>ZNL
あと、よろしくー>Jr
いっしょに観戦しよう>おねす
>>698 ひたすらお疲れ様の言葉を送りたい。
マジで面白かったですよ、貴方の作品は。今まで楽しませてくれてアリガトウ。
見返すと我ながら恥ずかしい文だ…最後まできっちりやり遂げた奴みたいな書き方ですね(恥
>おねすちぃさん
書き方が悪かったというか、>699でウダウダ書いたのは結局殆ど言い訳です。
意地で続けてきたことにたまたまこのタイミングで限界が来たってだけですから反省なんて必要ありません。
いっぱいいっぱいになったヤツが居座っても老害になるのでトンズラぶっこいただけです。
義務とか考えずに気楽に書いてください。無理になったら辞めればいいと思いますし。
>Jrマニアさん
いきなりでごめんなさい。とりあえず落ちます。
自作自演でパワーホール流しながら戻ってきた時は優しくしてください(w
早速、お手伝い第一弾。
私の使っていた参加者の持っている可能性のある武器等のヘボリストです。
これにこだわる必要はありませんし抜けているものもあるかも知れませんが
参考程度になれは幸いです。
西村 ベレッタM1934コマーシャル(サイレンサー付き)、短刀、水鉄砲、爆弾(手製)
越中 ニューナンブ(偽)、ブローニングハイパワー9mm、爆弾(手製)
カシン S&W M629C、グロック、銃、スタンガン、カシングッズ(&マスク)、
防弾チョッキ、ジュラルミンの盾、ボウガン、青酸カリ
AKIRA ワルサーPPK9mm、グロック34、特殊警棒、弾丸詰め合わせの余り
FNファイブセブン、デザートイーグル
馳 マイクロウージー、SIGザウエルP226、トカレフ、ドス、金属バット
サムライ ブッシュナイフ?
>705
そう言っていただけると少し気が楽になります。文句を言われることは覚悟していたので。
これから言われるかもしれませんが(w
>>all
今かなりガチンコでこれからどうするかを悩んでおります。
書いてもいいっておっしゃってくださる方もおられれば
書かない方がいいっておっしゃる方もおられるんですよね(苦藁
仮に書くとこのスレのここまでの道のりに悪い影響を与える可能性がありますし。
でもここで書かないってなるとZNLさんがいったん身を引くとおっしゃった矢先なので
Jrマニアさんの負担が重くなるのは必至でしょう。
それまた無責任な事なのかもしれません。
そもそも私が勝手に責任だとかを背負ってるつもりでいる事自体、ひどい勘違い男ですよね。
ただ、無礼を承知で書かせていただきますと
現在Jrマニアさんが多忙な日々を送っておられるようですので
果たして何時に終了できるのだろう?というのがすべての方にあると思うのです。
ホントに今自分はこのスレと微妙な関係にあるので、もう少し考えさせてください。
>>703の最後の行の言い草、まるで自分が全部を担ってやる!
みたいなニュアンスが込められているかの如くですね。
Jrマニアさん、すいません。
やはり全ては読者の方のご意見次第ですよね。
712 :
お前名無しだろ:02/01/31 10:04 ID:6ibq5krt
あげとく!
さげとく!
Jrマニアさん、リンクさせてもらってます。事後報告ですみません。
保全するぞ
717 :
お前名無しだろ:02/02/01 18:11 ID:gYxii9it
迷わず書けよ!書けばわかるっさ!ありがとうーー!!
>>704 はーい、何とか頑張ります(w
>>706 気長にお待ちいたしております。気が向いたらまた書いてね♪
>>707は便利すぎ。アリガト。カシングッズは武器だったのか(w
関係ないけど、越中と西村はもう一個武器増えます。
>>709 気が向いたら、面白い話が出来たら書いてくださいな。
私だって気が向かないと書けない。そういう質なんで。
それでも待ってくれてるみなさんには感謝感謝です。
>>715 どうぞどうぞ!私も近いうちに遊ばせていただきます。
もちろんカシンか金本で(w
あ、こっちからもリンクしていいですか?
ノア編のリンクってどこでお願いしたらいいんでしょうねえ?
>>717 その通りですね…迷わず書いてみます。
>718
来てもらってありがとうございます。どうぞリンクしてください。
一応バナー作ってリンクコーナーに置いておきました。
それと攻撃時の問題ですが、システムは触っていないので鯖の問題かも知れません。
人数が多い方が面白いので、他の方もどんどん参加して下さい。
>>714です。
720 :
:02/02/03 20:46 ID:???
そろそろ危険age
このスレと日記スレはsageでやってくれ
722 :
:02/02/04 16:33 ID:???
sage
保全
724 :
お前名無しだろ:02/02/05 14:23 ID:ZGN89nZS
age
725 :
:02/02/06 01:26 ID:???
sage
みんなそっけないなぁ(藁
「失礼します!」
後方から兵士の一人が敬礼をして佐山に声をかけた。
「…何だ」
「携帯レーダーでこの付近に3人の選手がいる事がわかりましたので報告にあがりました」
兵士はそういうと佐山の前にA4サイズのパネルモニターを差し出した。
柴田に支給されたレーダーとは比べ物にならない、高性能のレーダーだ。
音声や画像のモニタリングは出来ないが、感知した人物を特定できる優れものだ。
モニター上に4つの光が点滅している。赤い物は佐山、黄色い物は参加選手を表していた。
「…この3人が誰か表示しろ」
「はっ」
兵士の指が黄色の光に順に触れていく。するとその横に選手の名前が表示された。
「越中…西村…おや?石澤君はこのすぐ側にいるじゃないですか」
そう言うと佐山は振り返り、駅の売店に視線を向けた。
(――――思いっきりバレてるじゃねぇか!何だよあのレーダー!反則だろ!)
カシンは焦り、息を呑んだ。
(俺の運も…ここまでか…くっそー!)
まだ保永の敵討ちも済んでいない。西村に謝罪だってしたかった。
何より猪木をこの手で倒そうと誓ったのに――――!!
どうにかならないものか…考えてみたものの、名案は浮かんでこなかった。
佐山はジッとこちらを見ている。
(やるしか…ないのか…!?)
飛び出していけばあっという間に兵士に撃たれ、身体は蜂の巣になってしまうだろう。
(やはりここはカウンターを狙うしかないな)
カシンはポケットに忍ばせたグロックとスタンガンを確認し、身構えた。
ここで死んだならば、自分はそこまでの選手だったと諦めるしかない。
「俺はプロレス界に必要ない人間なんだ!」
と、一度は声に出して叫んだ自分だ。覚悟は出来ている。
ただ、保永との約束を守りたい。だから…無駄とわかっても最後まで抗いたい。
(さあ…いつでも来やがれ!)
汗ばむ手をシャツで拭い、カシンは佐山を睨みつけた。
ジッと売店を見つめていた佐山は、踵を返し歩き出した。
「あの…そこに一人いますけど…手を下さなくてよろしいんですか?」
兵士の一人が驚いた声で佐山に声をかけた。
「構わん。石澤君に今、手を出す気はない」
そう言うと佐山はモニターが越中の存在を示したデパートの方へと歩を進めた。
(…は?「今、手を出す気はない」だって?)
カシンは佐山の言葉を聞いて緊張の糸が切れたのか、ガクッと崩れ落ちた。
そして安堵を感じると共に徐々に怒りが湧いてきた。
(俺を舐めてるのか!?それともビビって逃げたのか!?)
敵前逃亡とも取れる行動にムカついてキレそうになるのをグッと堪え、佐山の後ろ姿を見送った。
どういう事なのか…いずれ対峙する時、佐山は何をする気なのか?
「どうせロクな事考えちゃいないんだろうな」
佐山達が遠く離れた事を確認すると、カシンはポツリと呟いた。
「…だったら先手必勝だな。こっちから行ってやるよ」
狙われているのは越中と西村。まともに戦える装備など持っていないだろう。
「西村さん達を助けるのも…罪滅ぼしの内だしな」
カシンはそう呟くと、荷物を抱えそっとドアを開けた。
そして周囲を確認し、佐山が向かった入り口とは逆の、通用口がある方へと走り出した。
以上、ここまで。
中途半端に短くてスマンですー。
某所で遊んでいたおかげで書く気になってきたので頑張ります。
続きはまた…今週中にUP出来るといいなー、なんて。
期待しないで待っててください。
733 :
お前名無しだろ:02/02/06 21:27 ID:kepsu5qb
新作アップあげ!
ほえ
( ・∀・)<母さん、俺リンプ・ビズキットになる!
この丸一週間、ヒマがあるごとにこのスレの事を考えてました。
で、結局達した結論は書かせていただきたくという事です。
もうそれに対する批判を受けるのは覚悟してます。
嫌われ者になってもしょうがないと思っています。
だからこそ「リンプ・ビズキットになる!」なんです。
いやいや、大仁田厚ぐらいで例える方がちょうどいいか。
そして、やる以上は大胆に書いていくつもりです。
今から貼るサムライ編なんてその極みでしょう。
[2日目午後8時頃:多摩川河川敷]
「そうさ俺は死んじゃいない。
横たわって俺は待つ。
止まる。俺は躊躇する。
俺は存在し、俺は呼吸しようとする。
俺は思う、俺のことを考える。」
「そうさ俺は死んじゃいない。
独り悶々としてるだけ。
いつまでも待ち続ける。」
昼前からの雨は殆どやみ、既に暗闇が辺りを支配しつつある多摩川河川敷。
この場所にエル・サムライの遺体が転がっている。
先ほどカシンとのJr頂上決戦に挑んだサムライだったが
カシンのブッシュナイフによる左肩への攻撃で息絶えてしまった。
どうやら今はもう完全に心停止しているらしい。
そして約2時間前、本部では『エル・サムライ死亡確認』という記録がなされた。
今はただ、残りの参加者でプログラムが遂行されているだけの話だ。
―――ここはどこなのだろう?
自分は今、まるでわからない場所にいる。
果たして『場所にいる』という言葉が適切なのだろうか?
意識のみが在る空間、そう言えば大方間違っていないのではないか?
それにしても懐かしい感覚を覚える。曖昧だが、どこか懐かしい。
ひょっとするとこれは以前に自分が体感してきた感覚なのかもしれない。
自分の誕生前、母体にいた頃に感じた感覚に似ている気がする。
そうだ、確か自分は死を迎えたのだ。ではこの先自分はどうなるのだろう?
この先に待ち受けているのは天国?地獄?それとも輪廻?
いや、とりあえずそんな事はどうでもいい。
今はただ、すべてが終わって辿り着いたこの空間に適応していたい―――
―――自らの一生涯。
筆舌に尽くし難いその体験を強引に一文字で表現するとしたら『愚』。
ありとあらゆる愚かな周囲の環境に取り囲まれ
ありとあらゆる愚かな物事を体験し、想い、考え、行動する事であった。
特に愚考とも言えるのが多くの場面で抱いてきた怒りや憎しみ、そして狂気。
生命活動を送ることに対して普通ならマイナスのみに作用し得るであろうそれらの感情。
それと同時に生きてゆく以上は必然的に抱き続けるであろうネガティブな感情―――
―――…そう、生きてゆく以上はそれらの感情を抱き続けるのは必然的であった。
ただ自分は一番最後の数日間、怒りや憎しみ、狂気のみに振り回されていた。
そして目に映る物、頭によぎる事すべてを狂気の対象としていた。
もう少し、もう少しだけ人間らしい感情を抱きながら最後の時間を生きたかった。
あの時敢えて狂気を抱くべき相手がいたとしたら、連中に対してのみでありたかった。
人間の生命の重さをまるで理解しようとしないあの理不尽な主催者共。
奴らにだけに刃を向けるべきであった。でももう手遅れなのだ。
ただ、可能ならばもう僅かばかりの延長の時間が欲しい―――
ふと気付くとサムライは今までの不思議な空間とは少し違う所にいるのに気がついた。
今度は暗闇の空間だ。とは言っても別に先ほどまでが明るかったわけでもないが。
それに今までは地に足をつけずに浮遊しているような感覚があったが
どうやら今はしっかりと地面のような所の上を立っているらしい。
『マスクを被っていない』―――それは目をこすろうとした時に気付いた。
『今度はどこなんだ?なんだか肉体がちゃんと戻っているようだ。じゃあ俺はどうなってるんだ?』
素顔の松田納が辺りを見渡そうとするが、暗くて見渡しようが無い。
だが暗闇の奥を必死に確認しようとしばらく目を凝らしている内に目が慣れたのだろうか。
前方3メートルの辺りに人が立っているのがわかった。
その男はマスクを被ったサムライだった。
『は?どういう事だ?鏡か?いや違う。今の自分は素顔のはずだ。』
松田は全く状況を飲み込めずに呆然としている。
向かいに立つサムライもまた、その呆然とする松田を黙って睨みつけている。
その睨みつける眼は見るからに殺気や狂気に満ちていた。
そして突然サムライは松田に対して言葉を発した。
「そうさ俺は死んじゃいない。
やっとわかったろう?俺が何処にいたか。
君が眠る間、独り苦悩していた俺。
押しつぶされ耐えていた。狂気のみを抱いて。
そしてもう一度立ち上がって欲望を満たそうと思う。
絶対上手くやるだろう。
限りを尽くし、みんなを飲み込み、俺はまた前進し続けるつもりだ。」
『サムライ?…狂人になっていたのは俺…松田納ではなくて、サムライ……お前だったのか?』
この時やっと松田納は気付いた。
今まで狂気の赴くままに殺戮を重ねていたのは
自分から独立した存在のサムライというマスクそのものだったのだ。
『サムライ。お前は全ての物に敵意を剥き出しにしていたわけか?』
サムライは人形のように表情一つ崩さず松田の顔を冷たく凝視している。
『それは、それは違うぞサムライ!
狂人になれば強さを身に付けられるとでも思ったのか!?』
松田はサムライの過ちを責めるために彼の罪を認めさせようと試みた。
『お前に俺の気持ちを送る。それを真剣に聞き入れてくれないか?』
『時は決して満ちたわけじゃない。
お前の狂気という余韻だけを置き去りにして
俺たちは逝ってしまうことはできない。
人間は永続的に変わり続け
誰も前と同じでいることなどない。
サムライよ信じてくれ、俺を信じてくれ。
人間は変わり得るものだ。
お前は虚しさに縛りつけられていただけなんだ。
今夜、俺はお前が抱いたのと別の感情の元に立ち上がる。
今夜、何が正義なのかを見せつけてやる。』
「…何が正義なのかを見せつける?無駄だ。」
『お前はまだ確信を持てずにいるが
自分が間違っていたということは知っているはずだ。
もしも俺が今一度持ちこたえて残り火が消えずにいたなら
サムライよ信じてくれ、このことを信じてくれ。
今この時が断固として緊急のものであることを。
今夜、まるで俺に望みがないとお前が思っているのなら
今夜、大胆な最後の賭けに打って出ようじゃないか。』
「………。」
『今夜、不誠実なヤツらを俺が晒し者にしてやる。
俺がすべてを正しくしてやる。
お前と同じ、言われるがままに殺戮を繰り返している連中でさえ開放してやる。
命を捧げる方法を見つけてやる。
俺の人生において言葉にもできない瞬間が今夜訪れるんだ。
今夜、不可能が可能になる。
俺がお前を過去信じていたのと同じぐらい、俺を信じてくれ。
サムライよ、マスクを被った兄弟よ、過ちを犯した友人よ。
俺はお前を捨てる。俺の中から姿を消してくれ。
そして今夜もう一度俺にチャンスをくれ。俺が生き返る力を貸してくれ。』
「…………。」
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホホォッ…。」
松田納の呼吸が再び戻った。
そしてまるで目を覚ますかのようにゆっくりと上半身を起こした。
(………なんか、不思議な夢見てたみたいだ……。
いや、もしかすると今のは夢じゃなくて……?)
ゆっくりと、雲に覆われた天井を見上げてため息をつく。
奇跡は起こった。
彼は仮死状態から這い上がった。
いや、語弊を無くして書くとエル・サムライが松田納の言葉を受け入れて
自らはそのまま死を選び、そして代わりに松田が生き返る力を貸してくれたのだ。
松田の『牙を向ける対象は主催者に対してのみであるべき』という考え方に賛同してくれたかどうかはわからない。
ただ、松田の可能性に賭けてみたとは言えるのではないだろうか。
とりあえず腰を気にするかのように四つん這いをして、自分のデイパックの元へ向かった。
その中身を確認するとボウガンとその矢はしっかりと入ってある。
カシンがボウガンを回収しなかったのはおそらく荷物の量を気にしたからだろう。
それに銃を持っているのにわざわざ重いボウガンまで装備する必要はなかったはずだ。
そしてボウガンを再び内へとしまい、ゆっくりと腰を上げた。
肉体的にはすでに限界を超えているはずなのになぜか思ったより身体が身軽だ。
勿論、万全な状態とはほど遠いが。
ふと見ると何故か自らの血がついたブッシュナイフまで転がっているではないか。
完璧主義者のカシンが回収し忘れたとは考えづらいが確かにそれは転がっている。
松田はそのブッシュナイフも拾い上げてデイパックの内へとしまいこんだ。
(今度は本部が置かれている道場を巧い具合に攻撃しなくては。
そのためには“あそこ”から進入するといいかもな。)
そう考えつつ“あそこ”の方を見やった。
(と、その前に…)
松田はしっかりとした足どりで土手を降り始める。
そして未だに被っていたサムライのマスクのヒモに手をかけた。
(俺はもうヒールじゃないんだ。残り僅かな時間をベビーフェイスで勝負してやる。)
そう誓うと黒いサムライマスクを川に投げ捨てた。
( ありがとう そしてさようなら サムライ…… )
松田が内面に抱え持った良心と、それを脅かす世界に対する攻撃的な憎悪という両極端の感情。
その後者の部分のみがさらに極端に増大された果ての姿がサムライであった。
その極端なパーソナリティーゆえに真実を洞察する能力が欠落していた。
それに気付いた松田は素顔に戻る選択をしたのだ。
もう一つ付け足しておこう。
ここで敢えてこのプログラムに関する欠陥点を挙げてみるならば
一度死亡確認がなされるとその参加者の脳内の探知機も機能停止するという事である。
つまり松田は現時点から先はプログラムに基づいた監視を受けずに済むという事だ。
今から彼はプログラムの中枢部分への攻撃を開始する。
( ・∀・)<やっぱ塩だわ俺!
自分と比べてみるとわかるんですけれども
JrマニアさんとZNLさんの文章って上手です、マジで!
この後どんな批判を受けるのか考えてみると怖いです。
でもサムライ(松田)がヒールからベビーに転向したのは後悔してません。
このままサムライがヒール続けてても、ダラダラ生き残る感じで納得いかなかったんです。
で、ここは大胆に書きました。
>>672 場面の転換を表すために最初の二行は空白にした方がよかったです。
>おねすちぃ氏
…そんなに卑下する事ないよ。返って見てる側が気を使う。気楽におやりよ。
(そう言えば昔、引退した2大エース同士がお互いによく慰め合ってたのが面白かった)
面白いと思いますよ、あなたの文章。希望を言うなら、もちっと改行してくだされ(笑
2chだしな
批判はどうでもいい
某板で職人してたとき本当にそう思った
>おねすちぃ氏
ちょっと待ってー!
カシンが動くまでそのサムライ、動かさないでー!
お願いー!ダッシュで書き上げるからー!
…あなた、私と似たような事考えてるかもしれません(ニヤリ
>>754 >>755 ああ…その言葉にはホント救われました。
ありがとうございます。
>Jrマニアさん
はい、楽しみに待ってます(どんなこと考えてるのかなあ。。。)。
こんばんわ!
>>728-731の続き、一気にUPしまーす!
「今までの遅筆は何だったんだって!」とか
ガタガタ言わないでいただけると嬉しゅうございます(w
[2日目午後6時半:デパート通用口付近]
カシンは走りながら、佐山の吐いた言葉の意味を考えていた。
「『今、手を出す気はない』…って事は、俺は後回しな訳で…」
越中や西村、もしかしたら生き残っている他の選手よりも更に後、一番最後という意味かもしれない。
というか、何故参加者でもないのにわざわざフィールドに出て来て闘いに身を投じているのか?
そこが一番わからない。狙いは一体何なのか?
「会長の横で大人しくしてればいいのに、まったく………あ!」
会長!?もしや…そうか、そうなのか!?
「なるほどねぇ…それで俺は後回しって訳か」
カシンは自覚していた。自分が猪木に贔屓されている事を。
カシンにしてみれば別にどうでもいい事であったのだけれど、佐山にとってはそうではないらしい。
寵愛を受けるのは自分一人でいい。佐山の考えはそんなところだろう。
カシンは自分がやりたい事を理解してくれる猪木には感謝の念を抱いていた。
でも、それだけなのだ。
贔屓されたいが為に総合格闘技をやった訳ではない。己の意思でやったまでの事なのだ。
たまたまそれが猪木の思惑と一致しただけであって…
自分が良ければ別に猪木に賛同されなくても、それはそれで構わないのだ。
しかし佐山は、自分以外に猪木の思い通りに動く人間がいるのが気に食わない。
自分よりも若く、現役で闘う事の出来るカシンが…石澤が邪魔でならないのだろう。
だからあの時『石澤君』と言ったのだろう。
このゲームにいないはずの『石澤常光』を意識しているから。
猪木のお気に入りである『石澤常光』を抹殺したいのだろう。
「…選挙の街頭演説で警察官に向かって『凶悪犯は撃て!撃て!撃て!』
とか平気で言っちまうようなヤツだからな、あの変態デブオヤジは」
そう呟きながらカシンは軽い目眩を覚えた。いい迷惑だ。勝手に嫉妬されて…冗談じゃない!!
「ん?でも俺を狙う理由は見当ついたけど…他の選手を狙ってるのはなぜだ?」
佐山が「変態デブオヤジ」である事はわかったカシンにも、
さすがに他の選手にまで手を下そうという佐山の真意がわからなかった。
当然であろう。佐山の愛情表現は、ひねくれ者のカシンの上を行くほど歪んだ物だったから…。
そんな風にグチャグチャと考え事をしながらもカシンは走り続けた。
そしてふと左前方を見やると…自分と同じ方向に向かって走る人影がいる事に気付いた。
「…あ!あれは――――」
カシンは人影が誰であるかを確認すると、走るのを止めた。
そしてその人影の方に向かって真っ直ぐに歩いて行った。
西村はポリタンクを両手で抱えて走っていた。
中にはガソリンが入っている。越中が調達してきて欲しいと頼んだものだ。
別に走って戻る必要はないのだろうけど
「足に怪我を負っている越中さんを一人にしておくのは危険だ」
と判断した為、急いで戻らなければと走っているのだった。
そしてその最中、西村は自分と同じ方向を目指して右前方から走り込んで来る人影を視界に捕らえた。
(――――カシン!!!)
…あの道場での争い以来、約二日ぶりの再会であった。
カシンも西村の存在に気付いたのか、走るのを止めてこちらに向かってゆっくりと歩いて来た。
(こんな時に…よりによって一番厄介なヤツに出くわしてしまった…)
西村は心の中で舌打ちをした。そして、走るのを止めてカシンに視線を向けた。
不思議な事に、カシンからは闘いの意志を感じ取れなかった。
でもあの時もそうだった。何食わぬ顔で近づいてきて、いきなり攻撃されたのだ。
そのせいで、天山が…今だって何を考えているかわかったもんじゃあない。
(人を撃つのは嫌だけど…ここで殺られる訳にはいかない!)
西村はポリタンクを地面に置き、ベレッタを取り出しカシンに向けて構えた。
「カシン!それ以上近づくな!俺はお前を撃ちたくない!」
その言葉を聞いてカシンは立ち止まった。2人の距離は5mほどまで詰まっていた。
西村は少し驚いた。絶対立ち止まらないと思っていたから。
そしてカシンは更に西村を驚かせる行動に出た。
持っていた荷物を一つずつ西村の方に放り投げて来たのだ。
デイパック、ジュラルミンケース、盾、そしてシャツを脱ぎ、防弾チョッキを脱いでそれも放り投げて来た。
さらにカーゴパンツのポケットからスタンガン、グロッグを取り出して
地面を滑らせるように西村の方へよこし、ポケットを全てひっくり返して見せた。
最後に腰に巻いていたカシンベルトを取り、ポーンと放り投げた。
そして両手を挙げて…全面降伏の構えを見せた。
「…どういう事だ」西村は困惑した声でカシンにたずねた。
「見ての通りです。俺は西村さんを殺る気なんてない」
その言葉に、西村はどう答えていいのか困った。
そんな西村の目をしっかりと見据えて、カシンは言葉を続けた。
「他のヤツにはどうするかわからないけど、西村さんとその仲間にだけは手を出さない。約束する」
マスク越しに見えるカシンの瞳は…いつになく真剣なものだった。
「なぜ…どうしてなんだ!?今更改心したとでも言うのか!?」
西村は声を震わせながら叫んだ。
「…俺はプロレスラーだ。プロレスをする為に新日本プロレスに入った。
殺し合いをする為に、プロレスラーに、ケンドー・カシンになったんじゃない」
カシンは静かに、きっぱりと西村に向かってそう言葉を投げかけた。
「それは…俺だって同じだ。俺だってプロレスをする為に新日に入ったんだ。
でもお前はこのゲームに乗ったじゃないか!天山を…他の選手にだって手をかけたんだろ!?」
「…その通りです。それは動かしがたい事実です。ヘタすりゃ俺が一番殺ってるはずです」
「そんな…そんなヤツの言う事を信用できると思うのか!?」
西村の言う事はもっともだった。そう言われる事をカシンは覚悟していた。
「信用出来ないなら、今ここで俺を…その銃で撃ってください。
それで気が済むのなら…罪滅ぼしになるのなら、構いませんから」
その為に武器と防具を全て西村の方に投げ渡したのだ。
どうしても西村に謝罪したかったから。断罪して欲しかったから。
(保永さん、すみません。でも西村さんに殺られるなら…仕方ないですよね?)
カシンは心の中でそう呟いた。
志し半ばになったとしても、こればっかりは仕方がない。
保永を殺めた時、あの時の西村の気持ちがわかったような気がした。
でもそれを言い訳にする気はない。言い訳した所で西村を傷つけた事実は変わらない。
そして多くの仲間を葬り去った事実は変わらないのだ。
(同じ立場になってやっと気付くなんて…俺も愚かだよな)
カシンはそんな事を考えながら、穏やかに微笑んだ。
西村はベレッタをカシンに向けたまま戸惑っていた。
カシンは信用出来ない。でも、あの瞳は嘘をついているようには見えない。
でもでも、ヤツはカシンだ。頭か信じると痛い目を見る…。
(どっちだ?どっちなんだ?嘘か真か…)
判断を間違うと、己の命が危ない。
越中との「猪木を討つ」という約束も果たせなくなる。
(俺は死ねないんだ…自分の為にも、逝ってしまった仲間の為にも!)
頭の中でいろんな思いがぐるぐると回り続けている。答えは…出て来ない。
ふとカシンの顔を見ると、今まで見た事もないほどの穏やかな表情で微笑んでいた。
(人に己の命の行方を委ねておいて…死ぬかもしれないのになぜそんな表情が…?何があったんだ!?)
何がカシンにこんな行動を取らせているのか?西村はそれが知りたかった。
「…何があったんだ」
西村はカシンに問い掛けた。
「別に…何もないですよ」
カシンはそっけなく答えた。
「何もないはずないだろう?そんな表情…今までのお前ならしないはずだ」
「…言い訳になるだけだから。言いたくないです」
「言い訳でもなんでもいい!何があったか答えろ!教えろ!
理由もないのに『撃ってくれ』なんて言葉、出て来ないだろう!?」
西村はそう叫ぶと構えた腕を下ろし、カシンの目の前へと歩み寄った。
そしてポケットからメモ帳とペンを取り出し、カシンに突きつけた。
「…は?」
カシンは事態が飲み込めず、西村の目を覗き込んだ。
西村はああそうか、と呟き、メモ帳に文字を書き込んでカシンに見せた。
『会話は全て本部に筒抜けだ。どうせ話すとまずい内容なんだろう?
だったらここに掻い摘んでで構わないから書いて説明してくれ』
カシンはそれを読み終えると、首を横に振った。
「カシン!教えろ!何があった!そして何がしたいんだ!」
その言葉を聞いたカシンは挙げていた両手を下ろし
西村の手からメモとペンを受け取って、何やら書き始めた。
「何があったかは言いたくないですけど、何がしたいかっていうのは…」
そう言いながらカシンは書き終えたメモを西村に見せた。
『俺はこのゲームを終わらせる為に猪木さんを殺る。
でもその前にあなたに謝罪がしたかった。
俺が殺ったみんなにも、本当ならば謝罪がしたい。
でももうみんないないから、せめてあなたに謝りたかった。
猪木さんを殺った後、俺はプロレスがしたい。
でもあなたに俺のした事を許してもらえないのなら、意味がない。
許されるなら、俺は猪木さんを殺りに行く。
駄目ならば、ここであなたの手で俺を殺して欲しい。償いの為に』
「…お前、同じ事考えていたのか」
西村はメモを見ながら呟いた。
「…え?」
「ここだよ」
そう言うと西村はペンで『猪木さんを殺る』という部分を丸く囲んだ。
「西村さん…も?」
「正確には俺と越中さんだ」
「越中さん?何で?」
「同じだよ…プロレスがしたいんだ。ただそれだけだよ」
西村はそういって微笑んだ。そして足元に落ちていたカシンベルトを拾い、カシンに手渡した。
「…西村さん?」
「何があったかは、もういい。お前が同じ考えなのはわかったよ。
協力できるなら…その方がいいだろ。一人でやろうなんて無茶な事考えるなよ」
そういうと西村はカシンが放り投げた物を拾い集め、カシンに身に着けるように促した。
カシンはただ黙って西村の事を見ていた。
西村はそんなカシンに目もくれずに再びメモにペンを走らせていた。
そして書き終えると、カシンにそれを見せた。
『…許すとか許さないとか、もう済んでしまった事を今更言っても仕方がない。
今ここでお前を殺ったからって、みんなが生き返る訳じゃない。
せめて残った人間で、この馬鹿げたゲームを終わらせよう。そして…新日本プロレスを創り直そう』
「それがお前の償いだよ、カシン」
西村はそう言ってカシンに優しく微笑んだ。
「…西村さん、ありがとう」
カシンはそう言うのが精一杯だった。
「さあ、行こう。越中さんが待ってるんだ。急がなきゃ」
「…あ!そうだった!越中さんがヤバイ!」
カシンはハッと我に返り、声をあげた。
「え…どういう事なんだ?」
「佐山が越中さんを狙ってる」
「佐山さん!?何で?」
「俺にもわかりません。ただ、あいつの最後のターゲットは…俺らしいんです」
そう言うとカシンは、先ほどの駅前での出来事を西村に説明した。
「…そんなくだらない理由でわざわざ出て来たのか、あの人は!?」
初代タイガー・マスクともあろう人が…西村は絶句した。
「ただ何で他の選手まで狙っているのかはわかりません。
とりあえず越中さんが危ないから、急ぎましょう!」
カシンは急いで装備を整えながら、西村にそう促した。
「そうだな…あ、カシンちょっと待って」
西村は走り出そうとしたカシンを呼びとめた。
「お前…佐山さんの息の根を止める自信、あるか?」
西村はカシンの目を見据えてそう言った。
「…え?まあ…元々そのつもりではいたんですけど…
西村さん、いいんですか?俺がまた人を殺しちゃっても」
「身を守る為だし、あの人は仲間じゃない。この際仕方がない。お前には悪いけど、一番慣れてるのは…」
「まあ、そうですね。俺が殺るのがベストでしょう。でも、何でそんな事聞くんですか?」
カシンは訝しげに西村にそうたずねた。
「ちょっと考えがあるんだ。お前には大変な思いをさせる事になるけど…」
そう言うと西村は三度ペンを取りメモに文字を書き連ねた。
そしてカシンにそれを読むように促した。
「…ああ、出来なくはないですよ。というか…やります、俺」
カシンはメモから目を上げると、西村の目をじっと見据えてそう答えた。
「そうか。何かお前ばっかり頼っちゃって申し訳ないけど…」
「いや、これぐらいさせてください。この計画を成功させる事が…俺の償いなんでしょう?」
そう言ってカシンはニッと笑った。
「悪いな。でもこれがベストだと思う。越中さんには事後承諾になっちゃうけど…
あ、そうだ!早く越中さんを助けに行かなきゃ!」
そう言い終えるや否や西村はポリタンクを取りに戻り抱え上げた。
「さ、行こうか!」
西村はそう言ってデパートへと走り出した。
「佐山のオッサンと総格やって、次は猪木さんとプロレスか…大仕事だな、俺」
そう呟いてカシンは軽く息をつくと、西村の後を追って駆け出していった。
以上!246Kだって。何キロまでいいんだっけ?
続きは連休明け以降で!明日はカシン見に逝くぞー!
>>757 うふー。いやマスクマンの使い方が似てるかもって思ったの。
でもどんな風かは来週まで秘密だ!(w
>Jrマニアさんスゴイ!
もう僕はいらないかも(いや、やっぱ過去)。
もうサムライ動かしてオッケーですか?
よーし松田書いちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない(ワラ
単純に比較してみて僕の文章は細かな描写みたいなのが少ないみたいです。
そこらへんも気をつけて書いてみます。
ビリー・ジョエルの名にかけて777獲りました!
( ・∀・)おねすちぃたん
777HITいめでとん
@○馳vs棚橋×―高校の図書館
A△カシンvs馳△―住宅街
B○野上vs健介×―自動車整備工場
B○平田vs安田&ヒロ×―バー
D飯塚&永田vsサムライ ―デパート
E○前田vs吉江×―商業地区
F武藤vs前田vs成瀬vsカシン―商業地区
G西村&木戸―公園
H朝の放送―街中
I永田&越中―自動車整備工場
J○西村vs藤田×―公園
K大谷vs山崎―?
Lサムライvs中西―病院
M真壁&外人軍団―一軒家
N○野上vs平田―私立図書館
O永田&越中vs野上vs平田(?)―自動車整備工場付近
P越中&西村の合体―自動車整備工場付近
Q○蝶野&中西vs島田&石川×―病院
R○カシンvs島田×―路地裏
S○カシンvs小川×―駐車場
21西村&越中→○大谷vs山崎×―公園
22昼の放送―街中
23サムライの応急処置―個人医院
24猪木と佐山の会話―道場
25△蝶野vs馳△―病院
26蝶野vs武藤vs野上→蝶野&武藤&野上vs佐山―中華料理店
27○カシンvsサムライ×―多摩川二子橋
28佐山の生還―火災現場(中華料理店跡)
29越中&西村の会話→夕方の放送→また会話―デパート
30佐山vsカシン!?佐山vs西村&越中!?―駅前
31サムライ(松田納)復活―多摩川河川敷
×って死んだ人だよね?
中西に×ないけど、気のせい?
でもって、街中を越中って読み間違えたのは俺だけかって!
二日目以降の時間軸をまとめておきました。
書き方が曖昧なところもあって申し訳ないんですけれど。
24の最後で佐山が「次はカシンvsサムライだ!」みたいに言ってるんですけれども
時間的には蝶野vs馳なんで、そこの順番はどうしようかと迷ってます。
ちなみに今Jrマニアさんが書いてるのが30、僕が書こうとしてるのは32になります。
>>782 ○と×っていうのはとりあえず勝ったか負けたかって感じです。
中西にも×しとくべきだったかも。
だぁーっ!カシン全日初勝利いめでとうーっ!!
でもダフ屋で5千円の席が一万円ってのは…痛かった…れヴぃ〜。
あ、れヴぃ〜と言えば越中復帰後初勝利!これまたいめでとーう!
ああ、大好きな2人が同じ日に勝ってくれて嬉しいなー。
これで筆(キーボード?)も進むってもんだわ!(w
>>776 もうちょっとだけ待ってもらっていいかしら?
カシンの闘いが終わったらひと段落なんで。ごめんなさいね。
描写はねえ…私の場合は大過ぎなんです(苦笑
説明が重複していたりして…いつかHPにまとめる時に直そうって思ってます。
「おねすちぃ」は、やっぱビリー・ジョエルだったのかあ。
>>785( ´∀`) ビリースレでオネスティーのことおねすちぃって書いてあったのが異常にツボだったんです(w
( ・∀・)←これ自体某板の某コテハンのパクリなんですけれど。
ちなみにレス300台での時間軸と配給武器一覧も僕が書かせてもらいました。
で、気合い入れた松田潜入編の長文がほぼ完成した状態なんですけれども
まだ貼っちゃダメですよね?>Jrマニアさん
( ・∀・)あ、焦らすような感じでごめんちゃい
sage
789 :
:02/02/12 20:44 ID:???
HOZEN
>>790 うむ。私もそれが気になって仕方がない。
おねすちぃ氏、申し訳ないがちゃんとしたトリップ使ってください。
適当なヤツで構わないから。
気になって新作うpを躊躇いつつsage。
>>790 >>791 ( ・∀・)厨房でした!トリップの知識ゼロでした。
IDをただ単にコピペしただけだと思ってて。
ひとつだけ場違いなリクエスト。
>ZNLさん
ここが完了してからでいいんでアナタの考えてたラストを教えてくれませんか?
是非、知りたいっす。ファンとして(いれば元祖1さんとカンコさんも)
よろしくお願いしま〜す
794 :
お前名無しだろ:02/02/14 14:17 ID:dDKZQGMo
保全age
795 :
お前名無しだろ:02/02/14 23:43 ID:lR+WAnpL
まだやってたのか!(嬉しい悲鳴)
1はどこ行った?
保全
798 :
:02/02/16 17:53 ID:???
保全sage
( ・∀・)今日気づいたので指摘するんですが
隙間産業者さんが書いたカシンvsサムライでサムライの銃が『グロッグ』(グロックですけれども)
となってますが正しくはデリンジャーだと思われます。
あと皆さんももうわかってるとは思うんですけれども負傷していたのは
左目じゃなくて右目ですね。
800 :
お前名無しだろ:02/02/17 02:21 ID:joLw6/T8
hoawn
802 :
:02/02/18 18:51 ID:???
hozen
結局カシンはどうなったのよ?
んで、1の猪木はどこに逃げた?
もう、このスレのことを忘れて、
PRIDEやK-1の連中に殺し合いをさせようとしている
いや、もう勘弁
806 :
アントニオ猪木:02/02/20 22:04 ID:RQVnPjWC
元気ですかーーー!!!元気があれば何でも出来る。1.2.3、ダーーー!!
俺はいつでもこのスレを見守っているよ!!!職人さんガンバレーーーー!!!!
行くぞーーーーー!!!!1,2,3、ダーーーーー!!!!
みなさま保全ありがとう。
すまん。風邪ひいて死んでました。
続き書いてますのでしばしお待ちを。
おねすちぃ氏にもスマンです。もちっと待ってね。
>>795 嬉しい悲鳴にこっちも嬉しい悲鳴あげちゃいますわー。
>>806 猪木さん、アリガト。
>>759-774の続きです。
…ああ、毎回長文になって収拾つかない〜♪
でも自業自得だからガタガタ言わないっ!(w
[2日目午後6時半:デパート本館1F]
「この建物内にいる筈なんですが…見当たりませんね」
レーダーを持った兵士が、モニターと自分のいる位置を交互に確認しながら呟いた。
「…お前は馬鹿か。この階にいるとは限らないだろうが!」
佐山は兵士を睨みつけながらそう吐き捨てた。
今いるデパートの本館は地下1階から地上6階、さらには屋上もある。
さすがのレーダーも立体には対応していなかった。
佐山は兵士達に命じた。
「何階にいるのか…お前達、調べて来い。越中を発見次第連絡しろ」
「はっ」
命を受けた兵士達は階段、エスカレーターへと散っていった。
「まずは越中…それからこちらへ向かっているであろう西村…順番に片付けさせてもらうとするか」
佐山はそう呟きニヤリと笑うと、靴売り場の椅子にドカッと腰を下ろした。
「猪木さんの命を狙うなんて…図々しいにも程がある。まったく…何を考えているんだか
あの人を殺っていいのは…あの人を一番理解している人間だけだ。そしてそれは…この俺だ」
嫌らしい笑みを浮かべながら佐山はブツブツと呟いた。
あの中華料理屋の瓦礫の下から自分を助け出してくれた、猪木。
『俺と戦うつもり』と、己の命を狙っている事をわかっているのに助け出してくれた、猪木。
「この恩返しは…必ず…貴方を殺す事によって返させていただきますよ、猪木さん」
…もうこの男が狂気の世界から戻る事はないのだろう。
ただひたすら、猪木を殺す為に…己にとっての邪魔者を排除していくつもりらしい。
「その為にはもっと狂わないとな。1人ずつ…嬲り殺しにすれば、もっと深く強く狂えるだろう。
クックックッ…そして最後に…猪木さんのお気に入りのアイツを殺れば…完璧だ!
そしてこの手で猪木さんを…ああ、考えただけで身震いが…たまらないなあ…」
愛憎と嫉妬と狂気の狭間で、佐山は猪木と対峙した時の事を想像し、快感に酔いしれていた。
[2日目午後6時40分:デパート本館社員専用階段]
「越中さんがいるのは何階なんですか?」
カシンは社員用の階段の前で西村に聞いた。
「あの足で階段登った事を考えると…たぶんまだ5階にいると思う。おもちゃ売り場」
「もしそこにいなかったら?」
「地下のエレベーター前で待ち合わせてる。でも足を怪我してるから…」
「6時20分頃に別れたとして、5階まで行って物色して…20分経ってるからギリギリか」
カシンはそう呟くと軽く舌打ちをした。
「とにかく5階まで行ってみるか」
西村は階段を見上げながらそう言った。
「一か八か…行ってみよう」
そう言うとカシンはポケットからグロックを取り出し、右手に握り締め階段を駆け上がり始めた。
そして西村もその後に続いた。
[2日目午後6時40分:デパート本館5F]
空のジュースのボトル、タオル、密閉できる蓋のついた瓶、そして大型の水鉄砲。
越中は必要なものを一通り床に並べて確認した。
「…これで足りるか」
それらを帆布で出来た巾着状のランドリーバッグにしまい込む。
口の紐をギュっと縛り、肩に担いで立ち上がろうとしたその時――――
カッカッカッカッ……
エスカレーターの方、階下から硬い足音が響いた。
(西村?いや、アイツはスニーカーだったはず…一体誰だ!?)
越中は警戒し、そっと立ち上がると物音を立てないように倉庫の方へと向かった。
(倉庫の奥に社員専用階段があったはずだ。そっちから降りれば…)
痛む足を引き摺り、階段のドアの前に辿り着いた。
そしてドアノブに手をかけようとした瞬間…
ガチャッ
目の前のドアノブが動き、ゆっくりとドアが開いた。
そして現れたのは…グロックを手にしたケンドー・カシン!
「――――っ!!!!!」
予想だにしなかった奴の出現に、越中はパニック状態になった。
それでも声を挙げなかったのは、まだ警戒を解いていなかったおかげかもしれない。
カシンはちょっと驚いた後、越中を見てニヤッと笑った。
(カシンはニッコリしたつもりだが、慌ててる越中には悪意のある笑みに見えたらしい)
越中はデイバッグの中から何か武器を取り出そうとするが、慌てていて侭ならない。
(ああっ!こんな時にーっ!こんな所に来るなって!)
そんな風にジタバタとする越中を見て、カシンは堪えきれなくなりプッと吹き出した。
そしてその後ろから西村がヒョイと顔を覗かせた。
「越中さん、無事でしたか?」
こみ上げる笑いを堪えながら、西村はそう問い掛けた。
「――――西村!?お前何でコイツと一緒にいるんだ???」
越中はキョトンとして、二人の顔を交互に見た。
「外で会ったんです…大丈夫、カシンは同じ目的を持った仲間です」
西村がそう言いニッコリ微笑むと、越中は力が抜けたのかヘナヘナとへたり込んでしまった。
それを見たカシンはとうとう堪えきれなくなってクックックッと声を殺して笑い出した。
「な…仲間?なんだって!?どういう事だ?…おいカシン、笑うなって!」
越中は驚きつつも、笑われた事にムッとしてそう言葉を吐いた。
「話すと長いですし…これをまず見てください」
そう言うと西村は、先程カシンとやり取りしたメモをポケットから取り出し越中に見せた。
そして越中がそれを読んでいる間に、事のあらましを新たにメモに綴り
先に渡したメモを読み終えた越中に再び手渡した。
「そうか、お前も…」
そう呟いて越中はカシンを見上げた。カシンは何も言わずに笑みをたたえ、頷いた。
「カシンに負担がかかってしまうけど、これが最善の方法だと思う…」
西村がそう語るのをさえぎるように、カシンが喋り出した。
「そう。ここであの変態オヤジを倒しちまえば、事は楽に進むはずです。
悪いけど、越中さんと西村さんじゃあ頼りなさ過ぎるし。
俺は…自慢にもならないけど慣れてますから。任せて下さい、越中さん」
「…まあ、西村が信用したんだったら、俺も信用するよ。
カシン…頼んだぞ…失敗は許されないからな!」
越中はそう言うと、カシンに手を差し伸べた。
カシンはその手をしっかりと握り返し、頷いた。
「じゃあ早速行きましょうか」
カシンはそう言うと越中の手を離し、代りにグロックをその手に握り締めた。
「越中さん、兵士の姿見ませんでした?」
西村が越中に問い掛けた。
「いや…姿は見てないけど、エスカレーターの方から足音が聞こえた。この下の階にいるらしい」
「…早いな。人数は確か…3人だったな」
カシンはそう呟くと何やら思案し始めた。そして
「エスカレーターから来る奴は、任せます。俺は階段から来る奴を仕留めますから。
爆弾使っても、ガソリンぶちまけてもいいから必ず仕留めてください」
と二人に向かって言った。
「わかった。カシン…気をつけてな」
西村が心配げに呟いた。
「…百戦錬磨ですから。ご心配なく」
自嘲気味に笑みを浮かべ、カシンはそう答えた。
そしてスタスタと倉庫を出て階段へと向かって行った。
とりあえずここまで。
え?「佐山との対決はまだなのかって!」ですって?
…すみません。頑張って書きますから!もうちょっと待ってください。
しかし私が御本尊を書くと…ギャグっぽくなってしまうのはどうして?
これだから越中スレの住人は…れヴぃ〜(w
イイッテ!!
hozen
( ・∀・)わ〜い!ガンバッテクダサイ!
保全
hozen
822 :
:02/02/26 01:15 ID:???
ほぜん
823 :
○:02/02/26 22:15 ID:???
緊急連絡です。
>Jrマニア様
これを御覧になっていたらゲームの掲示板を見てください
何故か分かりませんが・・・。
824 :
:02/02/27 02:40 ID:Df0gcfXz
age
sage
( ・∀・)<Jrマニアたん
カシンのグロック→デリンジャーに訂正
たのんます。
age
次シリーズはインディーバトルロワイヤル?
( ・∀・)<あのね
>>826で偉そうな事書いちゃったんですけれど
よくよく考えてみるとデリンジャーというのも間違いみたいでした。
サムライのデリンジャーは小川に盗られてますもんね。
そう気づいた時に沸いてきたもう一つの疑問。
カシンが今持っているグロックはサムライから奪ったものでしょう?
それならサムライは何時グロックを手に入れたのか?が不明なんです。
サムライが飯塚をデパートで撃った時にはもうグロックを手にしてると推測されます。
つまりサムライは小川戦〜飯塚&永田戦の間にグロックを入手してるはずなのですが
入手した方法が一切説明されてません。
というわけなんですが、
これまたよくよく考えてみると別に説明がなくても全然OKかなと(なんじゃそりゃ?)
どんな良質な映画でもドラマでも小さな矛盾というのはかならず出てくるし
なにより、かくいう私自身の書いたサムライ復活シーンで
「濁流に飲まれたはずのサムライが何故に土手の上で倒れてる?」
という明らかな矛盾が発生してますし。
で、その矛盾を埋めるべくサムライ復活シーンは手直しします。
サムライのグロック獲得シーンに関しては存在しなくてもいいでしょう。
今まで誰も気づかなかったんだし(w
( ・∀・)<そんでね
私、この一ヶ月に全てを賭ける気でいるんです。
生意気な事を言うとやっぱり“願わくば今年度中に完成”っていうのが
一番手頃(?)な〆切なのかなぁみたいな。
今書きながら本当自分のことを厚かましいヤツとも感じています。
ただ、『おねすちぃ』である以上は思った事は遠慮せずに書いていきたいなと。
もちろん美味しいトコ取りするなんてのじゃないッスよ!
あと二つぐらいの長文を書いたらとっとと退散するつもりです。
あくまでも私は繋ぎ役にしかすぎませんから。
最後に野上(今更ながらなんでAKIRAじゃないんだろ)編の二話は武藤編と同様番外編扱いしてください。
なんだかあそこは本編に入れてほしくないんです。
それは1日目午後6時の参加者の動きがやたらと多いので
あそこまで本編に入れちゃうとややこしいだけな感じがするからです。
ちなみに野上編の自己採点は55点、サムライ復活は45点、まだ貼ってないサムライ潜入編は67点です。
三番目でやっと他人に見せられる作品ができたかなと思ってます。
ちょっとだけお邪魔します。
>おねすちぃさん
グロックについてですが、カシンの持っている銃のうち
最初に支給された銃と健三の銃はまだ種類が特定されていませんでした。
だからそのどちらかを隙間産業者さんがグロックにしたものだと思われます。
とりあえず私はにそう判断したので、
>>707ではカシンの武器に種類不明の銃が
もう一丁あるように書きました。…ややこしいですね(苦藁
>>793さん
いまだにラストがサパーリ思い付かず…
すみませんがご期待には添えそうにありません。
以上です。失礼しました。
( ・∀・)<こりゃまたとんだ勘違いをしちまったい!
ZNLさんありがとうございます。
そうか、グロックに関してはカシンが持ってたんだ!
サムライは関係ないですね。
結局
>>829と
>>830の文章はただのお騒がせでした。
正直、すいませんでした。
ところでZNLさん、一番ラストのシーンのみ復帰してお書きになったらどうですか?
いや、Jrマニアさんとの共作みたいな形だとなおグッドです。
本当にあなたの復帰みたいなことになったとしたらみんな大喜びですよ、マジで!
私、あの中華料理店のシーン大好きなんです。
いや大好きっていうか、もうスゴイとしかいいようがないですよ!
あの三つ巴から三対一への持っていきかた、構成力ではダントツの部分でした。
ついでに一番感動的な文章はJrマニアさん作の保永編!
もうあれ読んでて(;´Д`)死なないで…死なないで保永、って何度祈ったことか。
あれ見て何も感じなかった人がいたのなら小一時間問い詰めたいですよ。
そのお二人の共作なんて実現したら私なんかじゃ生涯かかっても越えられないですよ。
いや、でも共作ってのが無理があるかも。
一ファンとして語ってしまった。
とりあえずあなたがラストの方で復帰したら言うことなしです。
hozen
( ・∀・)<age
[2日目午前6時以降:病院の駐車場]
蝶野正洋はプログラム開始以来街中を彷徨い続けていた。
幸いなのかあいにくなのか、スタート時から生きている人間には遭遇していない。
敢えて遭遇したものを言えば昨日の朝公園で見かけた長州力の遺体だけだ。
余りにも無残な惨状を晒した長州の亡骸を前にし
蝶野は絶望感や虚無感を感じずにはいられなかった。
その余韻が冷め遣らぬ間に立ち入り禁止エリアからの退出や
他の参加者から身を隠す為に各エリアを点々と移動させられる事となる。
そして今蝶野はとある病院に隣接された駐車場に来ていた。
そこに駐車されていた高級外車のガラスを叩き割り、内部の座席に横たわっている。
エンジンは動かない様に細工されているらしい。随分と抜け目のない気の配りようだ。
(あの長州さんをあんな目に遭わせやがったのは一体誰なんだろう?
あと武藤さん、それに中西も何処かでヤバイ目に遭ってなきゃいいんだが。)
時間が経つにつれ様々が想いが頭の中を複雑によぎっていく。
(何故こんなにも簡単に人間の命が奪われる状況が作られたのか?)
そしてそんな誰もが幾度となく抱いてきた疑問を今更ながら蒸し返している。
無論彼も猪木の弟子であり猪木の付き人を務めた経験があった。
白タイツの時代の彼はコブラツイストや卍固めを使いこなし
猪木の後継者、ポスト猪木とまで呼ばれていた。
実際、闘魂三銃士の中でも橋本以上に猪木イズムを継承していたのかもしれない。
さらにG1クライマックスに四年間で通算三度の優勝を果たして
“G1男”、“夏男”という異名まで得た。
だが彼には今まで自分が新日のトップだという確信を最後まで持つ事ができずにいた。
IWGPである。あの新日のトップの象徴であるIWGPがどう頑張っても獲れない。
藤波、長州、ムタ、橋本、健介…。
どのチャンピオンを引きずり降ろそうとしても何故か思い通りにいかない。
NWA世界ヘビー級ベルトを巻いたという事実ですら
IWGPを獲れない事への気紛れには成り得なかった。
そもそも他団体のベルトを獲得したところでそれが新日のトップを啓示する
という事とは全く別の意味合いにすぎない事は蝶野が一番よく知っていた。
そしてレスラー生活において一つの節目である武闘派宣言。
その武闘派宣言をしてから全ての歯車が狂いだしたと言えるのではないか?
決して負けなかったはずのG1クライマックスでもそれ以後は惜敗と惨敗の繰り返し。
八度目の挑戦で悲願達成を果たしたIWGPヘビー級ベルトも
初防衛戦を目前に椎間板脊髄症のため、やむなく王座返上。
ビジュアル面などで全国区への売り出しを成功したりし黒いカリスマと呼ばれるもの
当の本人は自分の何かに対する決定的な欠落にずっと我慢ならなかった。
蝶野は武闘派への転向を果たした時のことを再び思い出していた。
―――もしかすると、いややはりあの時が明確な分岐点だったんだろうな。
猪木イズム、自分の中の猪木さんを捨て去ろうとしたあの転向。
あの事が裏目に出たのかもしれねえな。いいや、きっとそうなんだろう。
でも後悔はしてねえさ。カリスマって称されんのも案外悪くなかったしな。
ただあの猪木さんって存在は全てのレスラーに対する
十字架みたいなモンってのは間違いねえよ。
『アントニオ猪木以降』とも言える今のプロレスは、未だにアントニオ猪木にすがりついているのだ。
アントニオ猪木が残した闘魂もストロングスタイルも外見的には今のシーンに生きている。
しかし最も重要な何かを決定的に喪失している。
それは、一人の人間が、自分の力も才能も怒りも弱さも
絶望も醜さも天国も地獄もすべてを一滴残らずプロレスに吐き出し
「さぁどうだ?」と世界を相手に崖っぷちの戦争をやっているかどうか、である。
その時、プロレスには真の闘魂が宿る。
そのことをアントニオ猪木のプロレスは教えてくれるのだ。
アントニオ猪木のアクションは今再び生々しく“闘い”を告発する。
その激流のような拳と焼きつくような絶叫は、私達一人一人を再び
『世界との全面対決』の地へ送り込む魔力を今なお持っている。
それを拒めるなら構わない。
昔の映像を見て単に昭和プロレスに懐かしさを覚えると言うなら構わない。
だが残念なことに、レスラー達は、現在のプロレス界は
未だにアントニオ猪木を過去へと葬り去れないのだ。
蝶野はふと物音を聴き取ると、今自分が不貞寝に暮れていた事に気づいた。
(……なんなんだ?誰か来やがったのか?)
身を少しばかり上げて自動車の窓から病院の正面付近を見てみると
見慣れない二人組みが小学生の如くはしゃいでいるのが目に付いた。
(あいつら…バトラーツの石川と、あとレフェリーの野郎じゃねえか。
何しに来やがったんだ奴らは。猪木さんにでも呼ばれたのか?
あのバトの連中は猪木信者だからな。なんだか嫌なコトをやらかしそうだな。)
そう感じた蝶野は数時間前に吉江と成瀬の遺体から頂戴した二丁の銃を確認し
おもむろに自動車のドアを開け、静かに外に出た。
「なんかわからんが気になるからな。尾行でもしてみるか。」
そう呟くと石川と島田が入っていった先を尾行すべく病院の中へと入っていった。
( ・∀・)チョーノの番外編を書いてみました。
武藤のがあるのなら蝶野のもあっていいかなあってな感じで。
( ・∀・)細かい所で色々パクってます。
悪くないんだが、微妙に文章が読みづらい……いや、頑張ってほしいとは思ってるよ
>おねすちぃ氏
もう少しだけ、テンション落した方が良いよ……ひとりで盛上りスギ。
文章的には十分OKだから、そこに気をつけて頑張ってくれたまい
あと私案があるなら貴方が終らせても良いと思うよ。最近、女王の姿も見掛けないし(藁
マジメに
>>848 申し訳ないです。それでも応援してくれるのならありがとうございます。
>>849 すいません。確かにテンション高かったです。
ただ、「盛り上がる」というのも兼ねて「盛り上げよう」という気でもいたんですよ。
でもやっぱりもう少し空気を読むよう気をつけます。
最後の行のご意見についてですが私で終わらせるというのは
敢えていくつかの選択肢を設けるとしたのなら出てくるでしょうね。
でも、そういうわけにはいかないでしょう。
ラストの私案というものは存在しません(w
でも仮に書く事になればいくらでも思いつくでしょうね。
続き
多分JrマニアさんもZNLさんもラストについては白紙だと思います。
それが、正にそのシーンを書く時になれば出てくるのでしょうね。
確かに今の時期は軽々しく続きを書けない時期でしょうけれども
あまり躊躇する必要もないんですよ。
私の書いた未公開の部分なんてレスで言うと50レス分ありますけれども
実質書いていた期間は5日ぐらいですからね。
私みたいな完全に初心なまま書くといくらでも進むんでしょう。
それでも去年の8〜9月のお二人を中心とした
作家さん方の書くペースの方がはるかに速かったですね。
今思うとヤバイぐらい速い更新でしたよ。
そういう所から見てもこのスレの二大作家さんは尊敬に値する方々です。
Jrマニアさんが今色々考えて(躊躇して)らっしゃるのは
このスレの長い道のりを身を持って知ってらっしゃるからかもしれません。
私は正に苦労知らずの世代ですからね(w
またしても長文スマソ。もう新たな更新があるか、呼ばれるかするまで出現しません。
hozensinaito kierutte!
>849
すまんですね。つか、女王って呼ぶなって!
>おねすちぃ氏
遅くてごめんね。スランプ&体調不良で死んでました。
「二大作家」ってカンコ君とZNLさんよね?私は死んでも違うわ…。
で。
「今年度中に終わらせる」っていうのは、私が書いてる限り、恐らく不可能です。
努力しようとは思うけど、いかんせん「書くぞー!」って思って書くタイプではないので。
ハタと思い立って書き始めるタイプなので…。
今もいろんな話が頭の中でグルグル駆け巡ってはいます。
でも、それが文章になるか?と言われると…ちょっと。
自分が納得いく、そして人に見せられる状態にならないとうp出来ません。
オナニーのような話を晒してもしょうがないというのが持論なので。
ですので、早い展開を望むのであれば私がここで放棄するのがベストでしょうね。
ただ、放棄して「逃げたな!」と言われるのも嫌なんですよねえ。
ああ、我侭ですみません。私が遅筆なのが全て悪いんですよねえ…。
「オナニーのような話を晒してもしょうがない」とは言ってみたものの
今までも十分オナニーだよなあ…とか自分で突っ込んでみたりして(w
プ板のネタスレは公開オナニーの場です
職人のオナニー見て楽しいヤツがこうやって保全するわけで。
ということでチェッカルズsage
「二大作家」=ZNLさん&Jrマニアさんに決まってらい
( ・∀・)<ちょっとマチーナ!
放棄ってあなた、そうは問屋が卸さねっての(藁
でもそれってガチな発言なんですか?
もし本当に辞めるのならあのいくつかあった謎かけみたいなのを
私にネタばらししてもらわないと。。。
つうか辞めないでください。
二大作家さんの一人なんだから。
>858 >859( ・∀・)
すいません、もうちょっと気を使った書き方があってもよかったのに。
やっぱり遅くても続けた方がいいですよ。あまり無理なさらず。
>>855-856 俺、女王のオナニーなら見たいなハァハァ・・・・・って、よしなさいって!!!!
因みに俺の中では1さん代打(懐かしい)+ZNL氏&カンコ君+創始者・猪木の四人を勝手に
『バトロワ四天王』と呼んでるのだが(笑)
・・・で、もうすぐ1000なんだけど、今後どーすんの?
『これで終りにするか!? 続けるか!? シャア!!』って感じだが(またZネタでスマソ)
( ・∀・)<正直、チンコ音頭!(何故か下ネタなノリに便乗)
出現しないとかいいながら出現しててスマンです。で、寝る前にもう一言。
もしこれ以上はキツかったとしても佐山が逝くトコまではお願いします。
一番ラストも書いてもらいたいんですけれども無理っぽかったら
ZNLさんかカンコ君さんに助けを求めましょう!(ムリ?
あともう一つ、今一応書き終わった箇所を貼っちゃおっかな?とか思ってるんですけれども
順番的には佐山編の完成を待った方がいいような気もして。。。
ぶっちゃけ貼って良いスカ??
>>861 オニーチャン(*・∀・*)エッチー
バトロワ四天王ですか?(藁
それにしても隙間産業者さんって評価低いなー(苦笑
個人的にはあの人もかなりの功労者だと思うんですけど
カシンvsサムライのせいなんでしょうね。
飯塚が死ぬトコとかスゴイ上手に書いてるんですけどね。
次のスレ立て直訴します!(・∀・ )
(ノ゚Д゚)そんじゃおやすみ
∧,,∧ ∬ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚ノ,っ━~ < こりゃあ長え夜になっちまいそうだぜ!
_と~,,, ~,,,ノ_. ∀ \__
.ミ,,,/~), .| ┷┳━
 ̄ ̄ ̄ .し'J ̄ ̄|... ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┻
860=漏れ
元気ですかーーー!!!!元気があれば何でも出来る。
おねすちぃ氏。あなた書きたくて書きたくてしょうがないってのが滲み出ているので
どんどん書いちゃってください。もともとこのスレ俺が手を引いてからいろんな職人さんが
たくさん現れて勝手気ままに作品が飛び交ってた時期が本当に活気がありましたから。
貴方がどんどん書くことによって他の職人さんも刺激を受けるかもしれないしね。
最後まで行けるのなら行っちゃってもかまわないと思いますよ。
て思っていますが、他の方の意見はどうなんでしょうかね?
>>861 あぁ以前に俺のフォウたんを侮辱した奴だな、貴様!!
ならばシャアに代って答えてやろう、「こ、後者でお願いする!!」と!(激しく板違い)
>書きたくて書きたくてしょうがないってのが滲み出ているので
ワラタ、言い得て妙。もう我慢せず書いちゃえばいいじゃん>おねすちぃ氏
でもageるのは止めてね。このスレは役割を終えて俺ら数人がヒソーリ楽しむ場だから。
もう余計な荒しとか呼び込まずマターリ見てたいんだよ。
テンション下げてって言っても無理みたいだから(w、今の調子で行ける処まで行ってみたら?
>勝手気ままに作品が飛び交ってた時期が本当に活気がありましたから
いや、アンタがカシン−村上を書いてた時がマジで一番凄かった。
861さんの意見と違って、俺は猪木→ZNL・Jrマニア・カンコ君各氏が三銃士っていう
イメージなんだよなぁ。新日と一緒で第三世代が育たなかった。
でもおねすちぃ氏が棚橋になれる様応援するよ。間違っても健想にはならんでくれ(w
>857
そう言われてみればそうですね。
でもチェッカルズはやめて(w
>860
今書いてる話はちゃんと書き上げます。その後はわかんないけど。
>861
一応嫁入り前なんで、見せるなんてそんな…(と一応反応してみる(w
1さん代打かあ。懐かしい名前だ。
>866
三銃士か…言い得て妙ですな。
じゃ、私は誰なんだろう…橋本じゃないといいんだけど(w
育たなかったのは確か。自覚あります。すんません。
健想もだけど、吉江になっちゃうのも勘弁ですね(w
>猪木さん
何とかしてください(w
868 :
866:02/03/09 00:10 ID:???
>>867 言い訳するって!永田、いいから釈明させろって!
三銃士までは(このスレも新日も)良かったって意味だって!
アンタ達3人には誰も文句つけられっこないって!
因みにこの喋り方をする御仁は第何世代なんだ、という事ですよ
>>868 スマンカッタって!
今日やっと熱が下がって、まだ頭がボンヤリしてるんだって!
ちゃんと文章解読してなかったって!
でも、気になる事があれば文句上等!維震魂で受けてやるって!
この喋り方をする御仁は…1.5世代?
何だかパチスロみたいだけどガタガタ言わない!
( ・∀・)<ワーイ、テンション上がってきたぞー!職人さん復活祭開催だー!
( ・∀・)<今ってもしかして一日目午後6時の勢い!?
( ・∀・)<Jrマニアたん、ユーが動けば世界が騒ぐ!
( ・∀・)<カンコ君さんも隙間産業者さんも全員復活キボーンキボーン!
( ・∀・)<出てこない職人さんは(・∀・)カエレ!!
( ・∀・)<ホーガン様、俺貼る!健想の逆水平みたいな文章貼る!
( ・∀・)<早速貼るぞー!微妙な文章の応酬を受けてみろゴルァ!
( ・∀・)<批判するヤツァ逝ってよし!
( ・∀・)<批判されたら( ・∀・)←逝ってよし!
[2日目午後9時半頃:道場敷地内]
―――ゴトッ…
サムライのマスクと決別した松田納は道場と隣接された合宿所に潜入している。
多摩川の河川敷にいた時に、下水路を通って道場の敷地内に進入することを思いついたのだ。
そして今道場と隣接されたこの合宿所の庭にあるマンホールを開けたところである。
マンホールを十センチほど開けて辺りの人の気配を窺い安全を確認した後
地面に右肘をついて上半身を地上に上げた。
「思ったよりうまく潜入できたもんだな。でも…これからだ。
下水路でなら探知されなかったかもしれないけど、地上に出たら違うもんな。」
ここまでは覇気を頼りに前進してきたが
よく考えるとあまりに無茶な行動に出た自分がおかしく思えてきた。
「フフ、いきなりこんな所まで入ってきてる俺って大胆過ぎだよなぁ。秒殺がいいとこかもな。
まあ別にそれでも構わねえ。敵を動揺させられるだけでも残りの奴らのためになるし。
一回死んでる奴には恐怖なんてねえんだよ。」
新日の合宿所と道場は二百坪もの面積の敷地がある。
この庭の面積だけでも百坪以上はあると思われた。
「ここら辺の植木、合宿所にいた頃によく手入れさせられてたっけ。」
そう呟きながらその植え込みの中に身を隠しつつ裏口の玄関の方を見ようとした。
するとその手前、自分から五メートルほどの位置にあった大きな物体二つを目の当たりにした。
一つは120mm滑腔砲を携えた自衛隊の90式戦車。
これと同型の戦車がもう一台配備されていたがそちらの方は猪木が使用中だ。
もう一つは対戦車戦闘能力を有するヘリコプターAH-1S。
対戦車ミサイル8発、70mmロケット弾38発を装備する強力なヘリだ。
「なんだありゃっ?あんなモンまで持ち出してんのかよ?
さすが国家の威信を掛けてやってるだけのことはあるんだな。」
あまりの迫力を持つそれらは一瞬松田の関心を惹いた。
「おっとそれどころじゃねえ。早いとこ合宿所から道場に潜入して…。
…そういや合宿所はどんな風に使われてるんだ?弾薬庫か?
そうだよ、弾薬庫だよ。だってこれだけ戦車やらヘリやら持ち出してんだぜ?
あそこは応接間、ロッカー室、洗濯場、管理人室、あと若手が住み込む部屋…。
結構広いから武器の格納庫として使ってるに決まってるな。」
松田はさっそく裏口の玄関に走り寄ろうとした。
が、人がいることに気付いた瞬間に再び茂みに身を隠した。
どうやら戦車とヘリの二台の見張りの為の巡回をしている自衛隊員が一人いるらしい。
スキを見て戦車の陰に隠れてから静かにその戦車の上に登り
そこから反対側にいた自衛隊員の背後へと一気に飛びかかった。
自衛隊員は驚きの声をあげる。
「ウワッ!!なんだっ!?」
裸絞めで一気に絞め落とそうとしたがさすがに相手は自衛隊員だ。
松田は背負い投げで切り返された。
だが松田も倒されるとすぐに隊員の両足を掴んで引っ張り尻餅をつかせた。
そして馬乗りになって隊員の口を左手でふさぎ
右手に持ったボウガンを至近距離から喉元に向けて何の躊躇もなしに発射した。
悲鳴をあげるのを防ぐために押さえていた左手を中心に自らの顔にまで返り血が飛び散った。
返り血をモノに受けた松田は一瞬ハッとした。
今の行動を自分ではあまり意識せずにやっていたから。
体が自然と殺しをやってのけたのだ。
(…サムライ……お前はこんなことをなんの戸惑いもなしに…。そして今の俺も。)
だがここまで来てそんな自分に戸惑ってはいられない。
急いで今自分が即死させた隊員の武器、9mm拳銃を回収する。
それから念のため再び戦車に登って昇降口の蓋が開くかどうか確認してみた。
「こいつを使ったら楽勝なんだけど…。まあいいや。」
当然ながら開かなかったようだ。
裏口の扉まで小走りしてドアノブを捻ってみるとこれには施錠がなされていないらしい。
建物の中に入り込むと懐かしい風景のはずの台所、食堂を緊迫した面持ちで通り抜けた。
予想以上に上手くいく松田は、何故これほど本部護衛の隊員が少ないのかと疑問を抱き始める。
何故事が上手く進むかと言うと現在、プログラム中に被災した建物の消防活動や撤去作業
さらに猪木や佐山が勝手気ままにエリア内を徘徊しているので
それら要人の護衛のために自衛隊員の殆どが動員されているからだ。
当初は百人以上の自衛隊員がこのプログラムの本部護衛を務めていたが
もしかすると現在では殆ど護衛がいない状況なのかもしれない。
だが護衛が少なくなれば人数を補充すればいいだけのはずだ。
そこの部分がなんとも気にかかるのだが…。
そして靴箱兼ロッカールームの前まで来た。
ここは最初に西村とカシンが闘った場所だ。
ここまで入ると心持ちもう半分は道場の中である。
あとはこの場所を抜ければ道場の練習用リングが置かれている部屋に行き着ける。
ロッカールームのドアを開けた松田は思わずため息をついた。
「すげえ、こんだけの武器があるだなんて。思った以上だぜ。」
そこには西村とカシンが闘ってた時には全くなかったはずの
手榴弾や迫撃砲などの火気類、それに機関銃や小銃などが所狭しと積まれていた。
「うわぁ、こりゃあもうボウガンなんて装備してられねえな。ちょっと寂しいけどさ(笑)。」
そう言うとボウガンを木製の箱の上に置いて武器の物色を始める。
通常の拳銃はさきほど回収済なので機関銃一丁と銃弾補充用のリンクベルトを両肩に掛けた。
さらに手榴弾十個ほどとプラスチック爆弾数個をデイパックにしまい込む。
そして松田にとってもう一つ気になる物があった。
「これ、スゴイ大きくて格好いいな。あれか?あの、バズーカ砲ってヤツかな?
でもちょっと違う形だぞ。重いけど持っていってみようかな。」
そう言って手に持ったのは
FIM−92スティンガー低高度地対空ミサイル・システム、通称スティンガーだ。
1人で運搬、肩に担いで発射可能な赤外線誘導低高度・短距離地対空ミサイルで
低空を高速で飛行するヘリや輸送機を爆破することが可能な超強力な兵器である。
「う、重いなこりゃ。10キロぐらいあるんじゃねえか?
でもなんかこういう武器を派手に使ってみたいもんなぁ(笑) まあいいや、置いていこう。」
[2日目午後10時前:道場内]
カチャッ
ついに松田は道場のドアを開けた。
そこには普段の練習用リングの代わりにコンピュータ等の機材類がびっしり置かれている。
さらにもう二度と見たくない猪木の写真と二度と聞きたくない『道』の
直筆の額縁があるはずの壁には大きなモニターが設置されている。
そのモニターはいくつもの小さな枠があり
それらにはあらゆる地区に設置された監視カメラからの映像や
サーモグラフィーのような画像、参加者の心拍数を表しているような画像が見受けられた。
松田はそこに人の気配を感じないとみるとそれらに見とれながら中の方に歩みを進めた。
(ここだ…ここから始まりやがったんだよ悪夢は…。)
松田は丸二日前、プログラムの始まりを告げられたこの場所でのことを思い出している。
(いつから寝てたのかも覚えてなかったけどここで目ぇ覚ましたんだよ。
それで、それで猪木のアゴ野郎が満面の笑みで入ってきやがって…。)
その時の記憶が鮮明に蘇ってくる。
なにしろたかだか四十数時間前の出来事だ。
だが松田にとっては勿論誰にとってもその四十数時間の出来事は果てしなく長く感じた。
一ヶ月か、いや半年間の出来事だと言われても誰もそれに疑いは持たないだろう。
それほど長く感じさせるまでにこの悪夢は継続していた。
そして今もなお続いているのだ。まるで永久に続くかの如く。
思えばほんの二日前までは殺人を犯すことなど考えもしなかった。
人が人を殺す事などどこか遠い世界の行為としか思えなかった。
それが突然全く普遍的な行為へと変えられてしまったのだ。
ある者はプログラムに対しての抵抗を試み、ある者は殺戮に快楽を求めた。
どちらかといえば松田は始め後者を選んだ。
―――何故、俺がこんな目に合わなければならないんだ?
最初はその疑問だけがグルグルと頭の中で渦巻いていた。
だが仲間達…と心から呼べたかどうかはわからないが
見慣れた連中の死を目の当たりにするたびに
自分はもっと悲惨な死に様を晒すのだと悟った気がしたのだ。
中途半端に妥協してしまった自分に対する会社の扱いなど知れている。
そこで疑問が一気に怒りへと変化した。
その感情の変化の過程において
後藤達俊の遺体からデリンジャーを強奪するのに成功した事もその変化に関わった。
その成功が「俺はやれる、生き残れる!」という自信につながったのかもしれない。
その後は数年分の働きを一気にすべく徹底的に他人を攻撃する事に着手した。
バーで二人組と戦ったり路地裏で無防備なまま熟睡している男をリンチしたり
病院で身体の自由を利かなくさせた男に致死量の青酸カリを注射したりした。
が、どうも駄目であった。センスが無い、そう言ってしまうと一番簡単なのかもしれない。
センスもそうであるが冷静に状況を判断してそれを行動に移す能力までもが欠けていた。
それが命取りになるという事実はサムライに最も対象的な
存在とも呼べるカシンと一騎討ちした時に気づかされることとなったのだ。
カシンと闘った時にはカシン相手とだけあってサムライも多少は冷静さを心がけていた。
だがこのプログラムの最優先事項、生き残るという事を理解しきったカシンには勝てなかった。
このプログラムに生き残るためには殺人への割り切りさえできれば良いわけではない。
そういう点でカシンという男は最もプログラムからの生還に近い男なのかもしれない。
そして当然ながら初めて味わう臨死体験。
あの不思議な感覚の中で抱いたのは虚無感と自己嫌悪、そして後悔の念であった。
つまり死んでしまっただけに感じる生きる気力と対称的な虚無感と、
徐々に自らの狂気という感情が膨張し周りの全てを徹底的に憎悪するようになって
傷つけなくてもよい者まで傷つけ続けた自己への嫌悪と後悔の念である。
“馬鹿は死ぬまで治らない”という言葉があるがこれは
この時の自分の状況を表現する最も適した格言に相違ないものだった。
もっとも逆説的に考えれば“馬鹿は死ねば治る”になるであろう。
それまた自分にとっては自らを表現していた。
その松田の前へ現われた自らの狂気を具象化した存在のサムライ。
サムライが再び殺戮を繰り返すために息を吹き返そうとしている事を
聞いた松田は必死になってサムライの過ちを認めさせ、自らの台頭を訴えた。
意外にもそれに応じてくれたサムライは消滅の道を歩んでくれたのだ。
『いや、もしかすると違うんじゃないか?』
突然松田は今までの自分の考えに対して少しばかりの意義を唱え始める。
『確かに会社から心外な扱いを受けてきたのは俺っていうよりはサムライの方だけど
サムライが自分の狂気そのものなんて考えはただの当てつけなんじゃねえか?
よく考えりゃあサムライだろうが松田だろうがそんなの関係ねえ!
両方共が俺という存在そのものだったじゃねえか!
それを俺は自分自身を納得させるためにサムライが悪者だったとかって決めつけたんだ…。』
『サムライが間違ったんじゃない、松田が正しいんじゃない。
俺自身に間違いの部分があって俺自身に正しい部分があるんだ!
俺は何年サムライとしてプロレスやってきたんだよ?
サムライってレスラー愛してるんじゃねえのかよ?
愛するレスラーを勝手に悪人にしてしかも見捨ててんじゃねえよ!』
ガタッ
さらに突然の物音がしたのと同時に松田は我に帰った。
(ヤバイ…!うっかり今居る場所を忘れてた!)
あまりに潜入している事への緊迫感が感じられなかったので
つい場違いな考えを模索していた自分にやっと気づいた。
どこか機材類等へ身を隠そうとしたがもう遅かったようだ。
「隠れても無駄だから安心しろ。」
「お、おい…アンタまだいたのか!?」
今目の前に現われた男は…紛れもなく永島取締役である…。
ほぼ全ての人間が彼の存在を忘れていたかもしれないが
プログラム開始時にはしっかりと猪木の横に側近としてついていたことを思い出して頂きたい。
「いやぁさすがに驚くわな。こんだけ永きに渡って登場しないんだもん。
永島だけにってか?ははは、冗談じゃねえよ。とりあえず説明させてくれよ。
最初はよぉ猪木さんの側近役みたいな感じで横についとくように言われてたわけよ。
そしたら最初の放送前ぐらいからかな?急に佐山の奴が入って来て席譲らされたわけなんだ。」
「………。」
松田は何とも返しようのなく押し黙りながら、別に驚くことではないと自分に言い聞かせた。
なにしろたったの二日ぶりの遭遇なのだから。たったの二日ぶりの。
永島の方は不自然なほど言葉を続けている。
「それが佐山も遠慮がねえんだよな。
着席したかと思うと俺のこと無視してモニター見ながら猪木さんと二人して談笑だよ。
それで『今から参加者追加ですか?では放送でその事をお伝えに?』だとか
『誰か立ち寄りそうな建物をわざと開放しておきましょう。』だとか色々喋ってんだ。
そんなんだから俺はヒマだろ?だから早いとこ帰らせてもらおうとしたら猪木さんが
『帰るってどこにだ?お前の家もゲームエリア内なんじゃねえか!』って言うんだよ。
確かにそれじゃ帰りようもないから隅っこで静かに待ってたんだ。
それにしても放送の時のアナウンスぐらいやらせてくれたらいいのにさあ…。」
永島の言葉がどこまでちゃんと松田の耳に届いたかのかはわからない。
松田は永島が喋り終えてから一区切り間を開けた後に口を開いた。
「永島さん…?」
「なんだ松田?オッ、そう言えばお前こんな所まで入ってきて!
どうすんだよ!っていうか俺はどうしたらいいんだ?誰かに連絡したらいいのかな?」
「…まず聞いときたいのは、なんで本部のはずのこの場所がこんなに無防備なんですか?
猪木さんや佐山さんもいないんですか?それならどこに?」
「ああ、猪木さんは戦車で散歩だとか釘打ってエリア内に出かけてるんだよ。
そんで佐山はよくわかんねえなあ。あいつも猪木さんについていったのかもな。
あと自衛隊の連中の多くは爆破された建物の消火活動だとか遺体の撤去で出て行くだろ。
そうなると本部に待機してる隊員が減って危ないじゃねえか。
だから全権指令官の猪木さんに隊員の補充について連絡入れようとしたら
『バカヤローッ』の一点張りだよ。『本部はお前一人で守っとけ!』だもんな。
最後に官僚連中に至ってはやってられんってな具合に今は避難所みたいなトコで待機してるんだろうな。」
松田の質問に対しての答えは佐山の部分以外、永島の説明通りであった。
そう、実際の所猪木にとってはプログラムの円滑な進行などどうでもよいのだ。
自分が楽しければそれで良し、なのである。
それは佐山にも大体同じ事が言えるが、彼の場合自分の手でアントニオ猪木を潰すということや
猪木のカシンへの寵愛ぶりにジェラシーを感じたりするなどで、だいぶ複雑な事情がある。
とにかく二人が動くのは国家権力への手助けからではなく、それぞれの思惑からなのだ。
仮にプログラムの中枢機関に指定されたこの道場を参加者の誰かに攻撃されたとしても
それはこのゲームを盛り上げるイベントの一つとしか解釈しないのだろう。
「それともう一つ聞きたいんですが…。」
「ちょっと待った。俺も一つ聞かせてくれよ。なんでお前生きてんだ?
モニターで見てたんだけど、確かカシンに殺されたはずだよな。まさか生き返っただなんて言う気か?」
「…それに近い感じなんじゃないですか?」
「なんだそれは?じゃあもしかしたら幽霊なのかもなお前(笑)。
そこのモニター見てみろよ。こんなに近いのにお前の発信機の反応を示さないんだ。」
言われるままにモニターを見て自分の発信機が探知されていない様子を見た松田。
それに対して疑問を感じながらも同時に違う疑問、『何故こんなにも簡単に潜入できるのか』が解けた。
実際に探知されないという事が潜入を容易にした要因の一つとなっていた。
ちなみに松田の前者の疑問は以前に述べた通りの内容の
“死亡確認後はその参加者の脳内の探知機も機能停止するという事”で説明がつく。
「あの…もう一つ質問していいですか?」
松田は先ほど言い損ねた質問を再び聞こうとする。
「おお、どうした?」
「永島さんはこの馬鹿げたゲームをどう思ってるんでしょうか?」
永島取締役はこのプログラムに一体どういったスタンスを持って傍観しているのか?
彼が一番聞きたかった事はそこであった。その事がどうもいまいちわからない。
さっきから喋る様子を見ると少なくとも完全否定しようとしているわけではないだろう。
悪い言い方をすると永島は権力には潔く屈する男である。
こういう状況に置かれれば普段の長い物には巻かれろ的な考えで動くであろう。
だがスキさえあれば松田に対して攻撃する気があるのか否かはまた別だ。
その気まであるのかどうかの様子見のための質問でもあった。
「うーん……それはどうだろう…。
でもこんなことになっちまったら受け入れるしかないしな。
一応俺にまで身の危険が襲うことはなさそうだったのもあるし。」
(やっぱりそうか。それはそうだろうな。)
今度は松田が口を開いた。
「俺が今ここに来たのはこの場所のシステムを破壊するためだってことぐらいはわかりますよね?
じゃあそれを食い止めるために俺を殺したりする気があったりしますか?」
「ふふ、それはできねえよ。自分の手で人を殺すなんて考えもつかねえしな。」
(それもそうだよな。このオッサンが人を殺すだなんて…。)
それを聞いた松田は安心していいのかどうかと一瞬考える。
…永島は何秒間かの間を空けた後に驚くべき言葉を口にした。
「おい、もういいや。こいつ撃っちゃってくれ!」
(ハッ!?)
「永島さん!誰に言って…」
ほんの数秒が命取りになる世界に身を投じていた松田は
言い切る直前に永島の言葉の意味を把握して瞬間的に身を伏せた。
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
伏せたと同時に聞こえたのは四発の銃の発砲音。
それとほぼ同時にモニターが割れる音がする。
そしてその次の瞬間には赤いランプが回る警報音だ。
最初からいたのか否か、松田の背中の方角には二人の自衛隊員が隠れていたようだ。
松田は瞬時に前方のコンピュータ等の機材類の後ろ側に移動しそこを盾代わりにした。
それに続くかように機材類に銃弾が着弾する。
(チッ、永島の野郎!自分で殺る覚悟はなくても騙しは達者だな。)
急いで先ほど入手した機関銃に銃弾リンクベルトを装着させようとするが
焦っている上に今始めて確認する形状の銃のため装着ができない。
そうしている内に今度は後ろからライフルの発砲音が鳴った。
(ちくしょう、あっちも連射可能か!
でもこっちはどう撃てばいいのかわからねえよ!
せめてボウガンを置いてかなきゃよかったぜ…。)
「ハハハッ!格好はランボーみたいでも銃の使い方わかんねえんじゃご愁傷様だなぁ!
安心しろ!本物のスタローンも火事の時真っ先に逃げたヘタレらしいがお前もそんなモンだー!」
(永島の野郎…ここで殺されたとしても永島だけは殺っとかねえと!)
松田は腰にさしたブッシュナイフを確認しながら拳銃を構えて、なんとか接近戦に持ち込もうと考えた。
さらに今自分が隠れていた機材の上に上がり、そこを足場代わりに一気にジャンプする。
捨て身のつもりで敵との間合いを詰めるためだ。
運動神経が抜群なだけに4、5メートルも飛び、間合いを詰めるどころか一瞬にして敵の懐に入り込む。
だがその敵とは二人いる内のいずれかの隊員でもなく永島だったのだ。
「ヒィッ!!?」
驚きのあまり叫んだ永島の髪の毛を掴み自らの胸元に寄せ拳銃をこめかみに突きつけた。
そしてライフルを構えた隊員に向かってその有り様を見せ付ける。
「おい!武器を地面に置け!このオヤジの脳天ブチ抜くぞ!」
隊員はライフルをこちらに構えたまま静止している。
だがもう一人の拳銃を持った隊員がライフルを構えた隊員に意外な命令を下した。
「構わん、二人まとめて射殺しろ!」
驚いたのは松田も永島も同じであった。
それを聞いたライフルの隊員は言われるがままに銃弾を連射した。
永島が松田の盾役となったため当たる弾のどれもが永島の身体に着弾する。
「ギャアアアァーーーッッ!!」
松田も永島の身体から離れながらもライフルの隊員に拳銃を発砲した。
そのうちの二発が上手い具合に隊員の頭部に命中したらしい。
隊員は悲鳴も上げずに崩れ落ちた。
そして松田は再び別の機材類の後ろに身を隠した。
(こいつら永島如きはお構い無しってか。でも一人殺ったぞ!あともう一人だ!)
残った一人の隊員も殺られた方のライフルを手にとってからデスクの後ろに隠れた。
松田の方はデイパックからプラスチック爆弾を取り出し、使い方の手順の解読を試みようとする。
そこから少しの沈黙が続く。
ここにきて松田には余裕があったのだろうか?
プラスチック爆弾をいじりながら向こう側の隊員に話しかけ始めた。
「なあどうだ?こんな民間人相手に戦争ごっこやって。馬鹿らしいとは思わねえのか?」
返事は返ってこない。だが松田は自らの本心を続けた。
「アンタのことはなんにも知らねえけど
まさかこんな戦争ごっこ楽しむために自衛隊に入隊したワケじゃねえだろ?
俺だってこんな事するためにプロレスラーになったんじゃないんだよ。
自衛隊ってなんのためにあるんだったっけ?国民守るためにあるんだよな?
アンタがプロレス好きか嫌いかも知らないけれど
プロレスラーも殺し合いしたりはしないのは知ってるはずだ。
殺しに慣れた奴が言うのもなんだけど、俺はもう誰も殺さずに済ませたい。
俺はただこのクソッタレゲームを終わらせたいだけなんだ。そう思うだろ?」
「………。」
「もしちっともそう思わなかったらキチガイだぞアンタ。
あるいは上の人間に逆らうのが怖いからなんじゃねえのか?」
ダダダダッ!
言い終わるとすぐにライフルの乱射する音が聞こえてきた。
「返答に困ったら銃でごまかしか?頼むからお前の本心を聞かせてくれよ!」
「自分には寸分も迷い!自分は任務を遂行するのみだ!」
やっと隊員の肉声を聞くことができた。
喋らせることができたということは相手との交渉の余地があるような気もしたが…。
どうやらライフルを乱射しながらこちらに歩み寄っているらしい。
(ダメか。ならしょうがねえな…。)
隊員が松田の隠れていた機材の場所まで来て、松田の姿を確認することなく銃を乱射した。
だがそのいるはずの場所に松田はいなかったのだ。
「!」
そこの床に置かれた物体―――プラスチック爆弾。
隊員がそのプラスチック爆弾を発見した次の瞬間にそれは爆発した。
その数メートル横にいたのは爆弾のスイッチを押した松田である。
「訴えかけたけど無理だったな。」
寂しくそう呟くと、戦闘の途中に手放していた機関銃を再び拾い出す。
両肩に掛けたリンクベルトを機関銃に装着しようとしてみると今度は簡単にいくではないか。
先程できなかったのは焦っていただけだったらしい。
試し撃ちとばかりに部屋中の機器全てを的にしてその機関銃から弾を乱射した。
これで遂にこのプログラムの中枢機能は失われた事になる。
ふと永島の方を見てからそこに近づいてみる。するとまだ息があるらしい。
その倒れたままの状態の永島の手を引っ張ってデスクの所まで移動させた。
そして永島の手の甲を上にしてデスクの上に置き、おもむろにブッシュナイフでその手の甲を刺した。
「グアァ……!…なに…しやがんだマツダァ…!」
そしてそのデスクの横にプラスチック爆弾を置く。
「永島さん。このクソゲームに乗った代償は死で償うことだってのは十分ご承知でしょう?」
「カッコ…つけやがって…。」
「それじゃあ俺、あともうちょっと頑張ってきますから。」
そう言って立ち去ろうとする松田を永島は呼び止めた。
「待て…。」
「なんですか?」
「お前はこれで…プログラムが潰れるとでも思ってるかもしれんが…まだ中枢機能は破壊されてない。」
「えっ?」
「アントニオ猪木っつう…中枢機能が潰れるまでは……お前等の悪夢は終わらんぞ…。」
「フッ。」
わかってるといわんばかりに松田は冷笑したつつ、再び向き直して歩きだす。
道場の扉が閉ざされた直後、再び爆発音が部屋中に響き渡った。
[2日目午後9時半頃:道場敷地内]
警報が鳴る中、松田は道場の敷地の外を小走りで目指した。
途中5、6人の隊員が出てきたが
毎分最大800発の発射速度を持つ機関銃で一掃する。
そして無事に敷地外である道路に出た。
が、右へ曲がろうとすると目の前に飛び込んできたのはジープ5台ほどと数十人以上もの隊員。
左の方を向き直しても20メートルほど先に同じものが目に映った。
(ヤバイぞ!外周りの隊員が戻ってきたってわけか!)
やむを得ず再び道場の敷地に入って合宿所の方へ向かった。
(さっきの庭の下水路に逃げ込めばいいだろう!)
中庭に到着したと思えばこれまた派手な出迎えが待っているではないか。
90式戦車の開かれた昇降口の蓋から
74式車載7.62mm機関銃を構えた隊員が身を出して待ち構えている。
その光景をこちらが確認するや否や先に向こうの方からブッ放してきた。
たまらない松田はあわてて茂みの中に隠れる。
その松田の行動を見た車上の隊員は操縦席の隊員に茂みへ接近するように指示した。
「どこら辺に隠れてやがるんだ?」
戦車が色々と角度を変え、左右に動きながら
茂みの中にいるはずの松田を探索するが発見できない。
そのように車上の隊員が一瞬戸惑っている間に
松田は後方から戦車の上へと登っていた。
そのまま機関銃から無防備なまま背を向けている隊員に対して銃弾を放った。
松田が前方にいるとばかり勘違いして前屈みになっていた隊員は
乱射された銃弾を浴びそのまま戦車の前方へと倒れこんでいった。
続いて松田は昇降口から戦車内を覗きこもうとするが
覗き込んだのとほぼ同時に下の隊員から撃ち返されてきた。
中には運転手ともう一人撃ってきた隊員がいるらしい。
その反撃に対してデイパックから取り出した手榴弾のピンを抜き昇降口へと投げ込んだ。
それの数秒後に爆音と共に昇降口から爆風が噴き出して戦車は動きを停止した。
戦車の上から降り、ため息をつく間もなく
今度は潜入した時に通ったマンホールの方へと走り出した。
最初潜入した付近の茂みを探すが――――マンホールが見当たらない。
(閉じられたのか!?いやそんな時間はないはず。じゃあここら辺にあるはずだ!)
焦っている今の彼にとってその茂みの中の一角に隠れていた
下水路への入り口を冷静に見つけ出す事ができないでいた。
そんな中ふと振り返るとヘリのAH-1Sが
ヘリコプター特有の喧しい騒音を放っていることに気づいた。
(まずい…!あんなのを発進されたら溜まらないぞ!)
そう心で叫ぶと発進を妨害すべくさらにヘリの方向へと走り出した。
「動くなコラァ!!」
ヘリのドアを閉じようとしていた一人の隊員に対して機関銃を向けながら
言い放った言葉だったが、その言われた隊員もまた松田に対して拳銃を向けていた。
双方の間に少しの沈黙が流れた後に松田の方から言葉を放った。
「思い出してほしい。君が最初に入隊した時の事を。
こんな状況を望んで入ったのか?違うはずだ。
そうだよ、こんな事間違ってる。なんで誰もそんな簡単な事に気づかない?
いや誰もが気づいてるんだ、そんな事は。ただ指摘できないだけさ。
怖いんだ。自分より上に立つ人間に逆らってまで間違いを指摘する勇気がないんだ。」
それを聞いた隊員は松田の足元に弾丸を弾かせた。
だが松田は寸分の戸惑いも見せずに続ける。
「そう、図星を突かれた人間は大抵そうくる。
だがもう一度冷静によく考えろ。真実を洞察する能力を呼び戻せ。
上に逆らう事に恐れを抱く気持ちはわかる。
しかし、自分が自衛隊員である以前に人間である事を思い出せ。」
言い終わった松田を睨みつけている隊員は今度は松田の左肩辺りに発砲した。
「グァアアァ……!!」
「おい、こっちにいるぞ!早く来てくれ!」
左肩への衝撃で倒れ込みながら悶絶する松田を指差しながら
隊員は向こうから走ってきた三、四人の別の隊員を振り返って叫んだ。
だが、呼び込んだ三、四人の隊員までもが次々と倒れこんだのを見て驚いた。
足元を見ると地面をうつ伏せになりながらもその三、四人に機関銃を撃った松田がいた。
「お…俺は断じて……断じて一歩も引かんぞ…!!」
般若の様な形相でこちらを見上げる松田の迫力に威圧された様子を隠せずにいる。
「人として…生きるのを…何故に拒むんだ?自分の地位がそんなに大切か…?
出世したいか…?こんな国でも愛せるのか?……明らかに…
明らかに歪んだ…状況の中に立ったとしたら、その状況を拒め…拒絶しろ…反抗しろ!
俺らの自由を奪い取ろうとする連中全てを嫌え…!全部を正しくしてやれ!」
左肩への痛みは今まで経験してきた他の痛みと比べるとそれほどでもなかった。
もう痛みを存分に感じる程の感覚自体がないのかもしれない。
機関銃を床に置きゆっくりと体を起こし、膝立ちになりながら言葉を続けた。
「ヤツらに過ちをわからせてやろう。俺達ならできる。
なあ、できるよ。君は俺を夢想家だと思うかもしれない。
でも君がそれに参加してくれればきっと上手くいくはずなんだ。
でも……もし、それが無理だと言うのならば仕方がない……。」
そう言うと今度は隊員の持つ拳銃を自らの左胸に押し当てた。
「さっさと殺れよ。どうせ俺は一回死んでるんだ。
それにすでに本部の攻撃にも成功してる。
ここで殺ってくれるのならそれもそれで楽だしさ。
第一、今君が見た通り俺は殺人に手を染めすぎた。
こんな人間が生き残るべきじゃない。
もっと誠実な奴等が残ればいいんだ。」
そう言うと再び沈黙が流れる。
そして一段落間が空いてから、隊員は意外な言動に出た。
「……早く中に入れ!追っ手が来るぞ!」
そこにはヘリのドアを開けて座席を指差しながらそう言い放つ隊員がいた。
ここで味方であった隊員達の事を『追っ手』と呼んだ所を
彼の心が動いている証拠と指せるのかもしれない。
「…ありがとう。赤嶺さん。」
松田はゆっくりとヘリの中へと乗り込みながら
胸元の名札から苗字を読み取って呟いたが
赤嶺隊員はその礼に対する返事は返さなかった。
実を言うと派遣された自衛隊員全員が実はプログラムに対して何の意義性も感じていない。
元々自衛隊の役目は国土防衛や災害派遣、国際貢献のためにある。
国土防衛という主任務の他に組織や装備、能力を生かし
様々な活動を行って国民生活との関わりを持っている。
その国民生活との関わり方が今までは国民の生命、財産、幸福を脅かすものへは成り得なかった。
だが今回突然今までの活動内容とは一線を画した活動を義務づけられたのだ。
これには愛国心に基づいて任務遂行してきた隊員達から見れば当然心外なことであり
どこか投げやりな気持ちや反抗的な感情を抱きながら任務をこなすのは必然的流れである。
面目上は『国家の威信を掛けたプログラム』という捉え方をしている
自衛隊上層部も実際の所は隊員達と同じ心境らしい。
その証拠として今回動員させた隊員がたかだか百名余りだったという点や
やってられんと言わんばかりに動員部隊への全指令権を猪木に譲与した点などが挙げられる。
そう、その肝心の全権を掌握する人間が自分達の上司ではなく
アントニオ猪木という事実も隊員達の士気を低下させる原因に成り得た。
そして先ほど猪木は隊員の反抗心をさらに煽る行為に出てしまう。
理不尽な猪木に対して抗議した柿原という名の小隊長を
思い留まること無く120mm滑腔砲の餌食にしてしまったのだ。
あの光景はその場に居た隊員全員が猪木に対して
憎悪や殺意の感情を駆り立てる原動力となったのは言うまでもない。
(確かに主に恐怖心を植え付けられたのも事実ではあるが。)
もう一つの立場に立つ行政とその官僚連中。
近代日本の行政機関の立法や司法に対する優越が
一連のプログラム発案の発端とも呼べるのではないだろうか?
国会は巨大化し過ぎた行政の権力とそれら行政権を使用されることによって起こり得る
自らの身の危険を恐れ、憲法に基づいた抑圧、抵抗の試みでさえ不可能になっていた。
そこへ次官クラスの官僚達が国会へ圧力をかけた結果、機密的にプログラムの法案が可決。
そして内閣府の管轄下にある陸上自衛隊をプログラムへ強制的に動員。
これら一連の流れからして自衛隊全体の日本国政府に抱く感情も反抗心一色なのであるのだ。
『そもそも真の強者と呼べるプロレスラーを育てたところで日本国のために何になろう?』
そういう当然抱くべき疑問が自衛隊上層部にも隊員にもあるのだ。
赤嶺隊員は未だに複雑な面持ちで松田に質問を投げかけた。
「…で、どこに連れて行けと言うんだ?」
「ああ、南…南だ。具体的にどこかわかるかい?」
「都心ということか?」
「そう、都心…正確には霞ヶ関辺りだな。」
そう言いつつ松田は先程の道場内で何気なく見た物を思い返していた。
あそこの地図のモニター上に映し出されていた一つの黄色の点―――。
霞ヶ関付近を徘徊しているらしいその参加者を示した黄色の点がどうも気にかかる。
とりあえずそこに居る人物と会ってみたいと感じたのだ。
会った後どうしようかは思いつきもしない。
そんな事をいちいち考える気にもならなかった。
「…ありがとう。赤嶺さん。」
再び松田は呟くと今度は軽くうなづいた。
ヘリのメインローターが加速する中
赤嶺は目前十メートルへ走り込んで来た
ジープを見ながら松田に向かって呟いた。
「あのジープ…撃ってみるか?」
「えっ?撃つってこのヘリからか?」
「ああ、この赤いボタンを押せば70mmロケット弾が
こいつを捻れば対戦車ミサイルが照射される。
両方半誘導式だから素人でも撃てるんだ。やってみるか?」
そう言いながら、これがそうだ、とそのボタンを指差した。
「ははは……じゃあちょっと後学の為でもやらせてもらおうか。」
そう言って赤い方のボタンを押してみると
70mmロケット弾が左右から照射され
同時にそこに停まってあったジープが爆破した。
その場にいた残りの隊員も散り散りに逃げていくのがわかる。
「ハッハハハ!スッゲェなこりゃ!」
松田が爆破したジープの有様にはしゃぐ素振りを見せている。
その横で意外な事に赤嶺もまた笑顔を見せていた。
「よし、それじゃあ出発しようか。」
ヘリのメインローターが喧しい音と辺りの砂ぼこりを
吐き出しながら空を切りそして次第に上昇していく。
その松田を乗せたヘリを地上の隊員が一斉に銃弾で打ち落とそうとしていたが
自分達のする発砲行為が殆ど無駄だということはわかっていた。
『おい赤嶺、貴様!!貴様のとっている行動がわかってるのか!?』
赤嶺隊員のトランシーバーから他の隊員の肉声が聞こえてきたが
彼はそれに応じる素振りを見せもせずにトランシーバーを耳から外した。
数十メートルにまで上昇したヘリは進路である南の方角に向きを合わせた。
そして30度ほど本体を前方に傾け、灯りを失った街中を見下ろすようにしながら急発進した。
松田は急発進するヘリの中、先程の道場内で
新たに生まれ張り巡らせていた思いを反芻していた。
(サムライが死んだんじゃない。俺がサムライを勝手に葬ろうとしたんだ。
そうだよ、それならもう一度サムライのマスクを被れば
…もう一度俺は正しい形でのサムライとして……。)
噴き出してくる様々な思惑の中にはそんなものまでもが漠然とあった。
(サムライとして?じゃあ俺はもう一度プロレスをする気なのか?
生き残ろうとするのか?もうよかったはずだろう、生き残らなくても…。
せめて最後に理不尽なヤツらを叩き潰すため。
そのためだけに俺はもう一度立ち上がるチャンスを受け取ったんだ。
そうだよ、もうサムライはいらない。必要ない。
後は俺にとって相応しい死に際を自分で提供できればいいんだ。)
座席へと深く腰を掛けた松田は静かに目を閉じていった。
( ・∀・)
正直、いろんなところが微妙だと思うんですが
ここの箇所は事実上一週間足らずで書きました。
ぶっちゃけどうでしょう?
サムライを松田と表記したのには違和感があったんですが
復活した方法があれですしやむを得んかなあみたいな。
貼る前やたらとテンション高かったです(w
でも作家に「逝ってよし」って言わせた(誰が?)のは収穫なんじゃないでしょうか(w
新日本プロレス【偽装】5/2ドーム・2団体枠提供は決定している。
高木三四郎に萌えるスレッドパート2 で、
DDTは頭を下げてまで東京ドームにでてほしくない。
という書きこみに三四郎は、
「頭下げる???ただ提供してくれって言われたから、ハイって提供しただけだけど。」
と答えました。
新日からDDTにお願いしてんじゃん。
…うはぁ。ネタ被ったーっ!
と思ったけど、何とかなりそう。
願わくば午後9時半以前の話と、猪木が出てくる話はうpしないでいただきたい。
そうしないと西村が考えた「作戦」が遂行出来なくなっちゃうので。
我侭で申し訳ないが、よろしくです。
しかし、いつから野毛の道場は二百坪になったんだ?(w
ちなみにあの道場にはバスも近づけないほどの道幅しかないんですが…。
というか、そういうつもりで話を書いていたんだけど。
なので「霞ヶ関」とか出されちゃうと、かなり困る気もする。
「道場から半径10キロ」がエリアだから。
(今思うと広すぎなんだが。半径5キロで事足りてるし(w)
あと、個人的なお願い。
>おねすちぃ氏。
頼む、テンション下げてくれ。
私はかなりローテンション(やる気がないのではない)なのです。
生き残った人数も減った事だし…と、まったり考えていたのです。
このままだと、貴方と私の話はまったく噛み合わない物になりそうです。
歩幅がかなり違うみたいなんで。
もし、まだ私が話を書いてもいいのであれば「協力」してくれませんか?
923 :
:02/03/09 07:53 ID:???
>>871-917 正直、うざい。
文章も下手だし、思い入れが強すぎて独りよがりになってる。
普通のネタスレならともかく、このスレはリレー小説の形式で
成り立っているのだから一人のミスが全体の出来を左右する。
歴代の職人さんたちは優秀だったけど、この文章で台無しになった気がする。
もったいなすぎだよ。
書き込みの止まった物語を補完しようとする心意気は買うけど、
今回はやりすぎだ。この部分は無かったことにしてほしい。
遅レスでスマソ
>>866 まーだ根に持ってんのかよ!>フォウ=木戸説。おまけに答えがそっちかいっ!(笑)
俺はてっきり「そんな選択権が貴様にあるのか!」で返してくると予想してたんだが
ひょっとしてアナタ、あそこの職人さん?
>>867 オ○ニーを他人に見せるのに嫁入り前も後もそんなに関係ないと思います・・(笑)
と言うより嫁入り後に見せる奴の方が怖い(笑)しかし「1.5世代」は爆笑しました。
>>871-917 一言。話の構成や会話が全て三銃士のパクリ。それも消化不良の。
( ・∀・)<ALLありがとうございました。
これで僕の実力がわかりましたね。
失礼しました。このシーンは取り消してください。
短い間でしたが私は散ります。さようなら
>>924 もう一つ、三銃士のパクリとおっしゃいましたが
「おい、blur!BEATLSのCOME TOGETHERパクんなゴルァ!」だとか
「ジミヘンやZEPのギターのリフをパクんな!」
っていう人は世の中にはあまりいません。
バトロワ至上もっともえげつない文章を書いたのは認めますけれど
例えばどういう箇所を変えたらパクリにならずにすむんでしょうか?
少なくともこの文章は、もしかしたら私の書いたのは全部削除していただければ全て事が進むでしょう。
( ・∀・)
去るって言ったけど
去らないかもしれない
もちろん去らなくていいですよ。
自分はパクリしか出来ないから、素直に凄いと思います。
でも女王様が「待って」と言われているので、待ってくださいね。
>女王様、半径10キロは確かに広すぎましたね、今思えば3キロもあれば十分なような。
ところで昔話ですが、例の村上カシン編、当初は、田中、金本でやろうとしたんですよ。
でもなんとなくカシンにしちゃった。もしあれを田中、金本でやったら今頃は
ぜんぜん違う話になっていたかも知れませんね。じゃ、頑張ってください。
>おねすちぃ
スマン、文章の練度が圧倒的に低いんだわ
めちゃ読みづらい
それから自衛隊やら霞ヶ関も正直萎える
競馬バトロワで次から次へと敵がインフレを起こすのがあったけど、
それも全部競馬界でおさめてたしなぁ
やっぱプロレスに関係させんといかんだろう。
嘘でもいいから元自衛隊経験のあるドン荒川とか言ってくれた方がマシ。
赤嶺って誰よ?
っつーことで、なくすなまでは言わないが、
書いたものを読みなおす努力はしてほしい
しかし一日で約70レス消化ってある意味凄いよね。記録じゃないかな、素直に驚いた。
>>925-928 文章の事はとやかく言わない。言う権利もないし、言いたくもないし。
でもね…キレて「もう来ねぇよ!!」とケツまくった1時間後に「去らないかもしれない」は
ないんじゃないかな?(去れ、と言ってる訳じゃないよ。誤解しないでね)
君の感情の乱高下を見せられてる側は正直萎える。そんなもん、誰も求めてない。
批判されたくなければ投稿せねばいいだけの話。当然ながらそれが「2ちゃん」でしょ?
今の君を見てると「くれくれ君」と言うか、一緒に盛り上がって!とか僕の作品を誉めて!
という感情が前面に出過ぎてるから、観客も引いちゃうんだよ。プロレスと一緒だね(w
Jrマニアさんとか他の人が「テンション下げて」と言ってるのは多分そういう意味。
誰も君の努力や心意気を否定してはいないんだから、少しだけ落ち着こう。
そうじゃないと折角苦心して作った君の作品達が可哀想だと思わないかい?
, ' ,ヘ. ト、 、.._ / r‐、ヽ.
/ ./ ,イ/ /`メ.`ヽv::\ \\r 、ヽ
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/ u ノ> uj ::::| ヽ | i
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皆さんごめんなさい。俺は勘違いしてました。
昼間は「どうせ工房風情にはこんなモン書けないんだよ!」
と半分開き直りながらレスしましたごめんなさい。
ロキノン3月号のニルヴァーナ特集を書いた山崎さんごめんなさい。
あなたの文章をいくつかパクりました。けれども大した物は書けませんでした。
心のどこかで皆さんから「あいつは厨房なんだろうな」と思われる被害妄想に駆られていました。
実際厨房丸出しの自分にもう一人の自分が気づいていて
必死にどこかで歯止めをかけねばならんと訴えてたけど無理でした。
>>923さん 「正直、うざい」キツかったです。でもそれが真実でした。
気づかせてくれてありがとうございました。
>>924さん パクリに対して反論してすいません。
洋楽ヲタらしい意味不明な論理を掲げた自分を恥じています。
ビリージョエルさんごめんなさい。あなたの名曲に泥を塗ってしまいました。
「名盤しゃん」ごめんなさい( ・∀・)←このキャラをパクりました。
「名馬しゃん」ごめんなさい( ・∀・)←このキャラをパクりました。
フレッドダーストさんごめんなさい。俺は2ちゃんねらーでありながら
最後まで嫌われる覚悟がありませんでした。そして今も同じです。
猪木さんすみません。あなたのスレの株を暴落させてしまいました。
永島取締役ゆるしてください。あなたはもっと清い心を持っているはずだ。
松田選手ごめんなさい。あなたの素顔は一度しか見たことなかったのに。
福田選手ごめんなさい。人間が死ぬということをあまり理解しようともせず書いてしまいました。
ZNLさんJrマニアさん申し訳ないです。俺はあなた方アマチュア作家さんと同等の立場でやりとりをしていました。
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カンコ君さんごめんなさい。あなたの書いた大谷の死に際と同じような文章でごめんなさい。
>>930さん 赤嶺というのはZNLさんが過去書いた隊員のことです。無理やり繋げようと目論でいました。
あと霞ヶ関を遭えて出したのは霞ヶ関→馳浩というつなげ方を考えてました。
>>930さん うちに姉がいますが貴方ほど優しく声を掛けてくれたことは一度もなかったです。
兄降臨です。ありがとうございます。生まれ変わったら貴方の弟になりたい。
★結論★
どっちにしろその47レス分は白紙にしてください。
評価のしようのない作品を残す理由がありません。
あれは手直しをしたトコロで改善される見込みはありません。
そして自らにはもうこれ以上の生き恥じを晒す勇気がございません。
ここでコテハンとして自身を抹殺させてください。
自分がAA職人の端くれだからって文章の作家として通用すると勘違いしていました。
( ゚д゚)ポカーン
>おねすちぃ
何か一言多いんだよな(苦笑
>おねすちぃ氏
まだ、人生は50年以上残っておられるでしょう(おそらく。)
これも何かの試練だと思って、今後頑張ってください。
>937爆笑したよ
それにしても嵐の様な存在だったな>おねすちぃ。でも無風だったスレに活力を与えた
功績は評価してやりたい。方法論は別として(笑
まぁ兄と慕われた
>>930氏がしっかり教育してやってくれ(爆
941 :
930:02/03/10 03:35 ID:???
( ゚д゚)ポカーン ハ! オレカ?!
元気ですかーーーーー!!!!
ところで4スレももう終わりですね!950こえたら新スレに移動しましょう。
俺は制限かかって立てられないので他の方よろしくお願いします。
タイトルはシンプルに◇◆★新日バトルロワイヤル5★◆◇ で
過去スレのリンクとと女王様ののページリンクでいいと思います。
それでは!
はぅっ!私が知らない間に事が終結してる…(苦笑
驚いちゃったので私も…( ゚д゚)ポカーン
>924
そうか、嫁行ってもオ○ニーは人に見せる物じゃあないですよね(w
1.5世代っちゅーか、1.5号機って実際にあったかしら?
3.5号機世代なのでようわからん…
>929
いや、アレは元がそうだから仕方ないですよ。
今回の件で、試しにネットで見られる地図で半径10キロ表示したら
あまりにも広くて途方にくれたのは事実なんですが(w
田中&金本であの話書いてたら、どっちが死んでいたんだろう?気になる。
あとここで「女王」はヤメテ。何となく。バラしたのは自分だけど(w
>931
「テンション下げて」は、そんな感じです。代弁感謝。
>おねすちぃ氏
貴方によって喝を入れられたのは確かです。感謝してます。
私は…貴方の文章に対する評価は致しません。
私も貴方と同じ立場だから。評価される側だから。
また1人なのねーん。頑張りまーす。
で、
>>871-917の処遇は?それによってはサムライ編も新たに書きますけど。
>Jrマニア氏
>871-917をどうするかは別として、Jrマニアさんのサムライ読みたいっす。
どのみち>871-917の続きは書きづらそうなので無かったことにするのがよろしいかと。
がんばってくださいねー。
保全
947 :
お前名無しだろ:02/03/14 00:41 ID:s/18YUlh
保全あげ
948 :
一読者:02/03/14 01:15 ID:???
すばらしい!さすが団体内バランバランの新日を舞台にしているだけ
あって、作者同士の中傷罵倒合戦もそのまま再現するとはね
どうでもいいけどさあ、早く終わらせろよ。
ガタガタ文句いっているだけの作者は退場!
俺たちは小説読みてえんだよ。貴様らの茶番に付き合うのはこりごりだ
>948
…私も退場ですか???
950 :
一読者:02/03/15 00:12 ID:???
>949
その通り。さもなくば黙っているか自分で書く
なんで書きもしない奴が一番偉そうなんだ?何様だよ(ゲラ
Jrマニアさんがいなくなったらこのスレ終わりじゃねーかYO!
読者に書けなんて無理は言わない
ただ950として次スレは立てろ
で、立てたら黙れ
>>953 新スレは私が立てます。その時に新作ageるので。
>>950 じゃあ黙ります。書きます。
残りは雑談スレってことで。
ffvgfg
1000まで逝くと即dat落ちという噂は本当?
Jrマニアさんが転写してなかったら困るので保全sage
Jrマニアさんはかちゅ〜しゃで見てるのでdat落ちしてもログが見られるので大丈夫。
ついでに言うと1000逝っても即落ちも無いので心配しなくていいですYO!
まもなくここは 乂1000取り合戦場乂 となります。
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
多分合戦場にはならないと思われ
そうか、新日バトロワも5まで行ったか。
最初にスレを立てたときには考えても見なかったな。
きっかけはレンタルビデオのバトルロワイアルだったな。続く
レンタルビデオにはまって,原作読んでコリャ面白いと思ったよ、その頃はバトロワ
ブームみたいな感じで、各板SSが作られていたな、バトロワとはバトルロイアルの
略だから、プロレス板こそふさわしいって思ったんだ。続く!
でもな、スレ立てても誰も書いてくれないだろうし、自分でも書けないし、そこで
考えたのがパクリだったのさ。
966 :
930:02/03/23 00:19 ID:???
あんたが職人心をくすぐったわけで、正直よくやった!
>>930 で、俺が今何を狙っているかというと、スレ最下層での書き込みです。
はたして出来るのでしょうか?
できるでしょう。可能です。
969 :
アントニオ猪木:02/03/26 08:09 ID:4zhijmJK
保全
くそーいつものくせであげてしまった。
そうはいかんざきのAAが見つからなかった
hozenn
最下層はまだまだ遠いな。
元気ですかーー!!!
とりあえずビール!
/""""""""彡
/ 〈~~~~~^~~~~ヽ
| / |
| / ´\ ハ /` |
|.| - - | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(6| ` |′ | |
|| | ,,,,, 」,,,, | < 家の中では会話は英語
||| 【 一 ー 】 / |
|| \ 丁 / \____________
彡| \__/
4より5の方が深く沈んでいるよ。。。
さりげなく1000争い
1000
猪木さんの話はもうおしまい?
>>980 いや、まだ終わらないよ。どこまでしゃべったっけ、そうそう、パクリ元を見つけるのが
実を言うと一番苦労しました。最初は原作も考えたけど長すぎて無理、
そこでSSを検索で探してみたけれどいいのがなくてね・・・続く
猪木さ〜ん!本スレも見てね(はぁと(ワラ)
こっちあげてあっちもあげる
SSってなに?
さぁ
セガサターン
だな
まじ?
うん
992
993
994
995
996
997
998
999
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。