伊フィアット創業家、仏ワイン「マルゴー」手放す
イタリア最大の民間企業フィアットの創業一族アニェリ家は10日、所有していた
仏ボルドーワイン「シャトー・マルゴー」の株式75%を手放す意向を表明した。
自動車の販売不振に陥るフィアットの合理化策の一環。
株式の譲渡先は「マルゴー」の株式25%を持つコリーヌ・メンツェロプロス氏。
その見返りに同氏はアニェリ一族傘下でリゾート・ホテルなどを経営するエクソールの
所有株9.6%を一族に引き渡すという。
シャトー・マルゴーはボルドーの代表的な高級ワインで、
芸術家ピカソや文豪ヘミングウェーらが愛飲したことでも知られる。(ミラノ支局) (10:21)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030311AT2M1100B11032003.html