【イタ】イタリアについて話そう 34【スレ】

このエントリーをはてなブックマークに追加
222滝夫人の首飾り
タ「アントニオ、御粥美味しかったわ」
ア「良かった・・そう言ってくれると、また作っちゃうよ(ンフ」
はしゃぐアントニオを尻目に滝はソワソワしだす。
タ「アントニオ、今日は記念日の日なの。そこの引き出しの中の首飾りを
取って頂戴。」
ア「滝、沢山あって分からないよ・・どれだい?同じようなものばかり・・」
タ「右から二番目よ(ンフ♪二十年前に初めて作ったものよ」
ア「ヘー、もう象牙は獲れないから貴重だね。この色の違いって象の年齢
の違いかい?」
と言いつつ首飾りを滝の首にソッとつけるアントニオ。
タ「様々な年齢、そしてもう獲れない物ばかりよ・・ホラっ
♪カラカラカラカラカラカラ・・・・・・・なんて素敵な音色だこと!」

まるでインドの女神カーリーの様に目を見開き舌を出し、体を揺すって
おどける滝。
223滝夫人の首飾り2:03/01/14 17:02
ア「ウ・・うん。いい音色だね。」
タ「そうでしょう。この音色は愛と憎しみ、苦しみと喜びの音色よ。
その一つ一つが互いに手を取り合ってぶつかり合いハーモニーを
奏でるの♪そして滝への賛美を歌う!ホラ!♪カラカラカラカラカラ」
ア「Che bella!・・・・とにかく綺麗だ、綺麗だ滝!」
タ「アントニオ、今、聞こえなかった?人の呻き声のようなものが・・」
ア「ソ・・・・空耳だよ滝・・。風にも耳があるんだし・・きっと風が話したんだよ」
タ「そうかしら(笑)イタリアに来て私の技術も磨かれたもんだわ・・・・・
アントニオ、来年は私と一緒にキャンプ場に逝きましょうね・・・・・・・
あなたの為に。黄昏に。」
ア[P・・pp・・Posso fartelo ....sapere.....」
タ「逝きましょうね(微笑)」

♪愛の死 Wagner[Toristan und Isolde]−LIebestod.
と共に 糸冬了