メルロ=ポンティ, モーリス(Merleau-Ponty, Maurice, 1908-1961)
「われわれの身体とは、自ら動くもの、言い換えれば、世界の眺望から切り離せないもの、
いや実は実現されたこの眺望そのものであるが、 こうしたものであるかぎりでの身体こそ、
たんに幾何学的綜合だけではなしにあらゆる表現の働きの、文化的世界を構成するあらゆる獲得物の、
可能性の条件である。思考とは自発的なものであると言われているが、
それは思考が自分自身と合体するという意味ではなく、反対に、思考は自らをのり超えてゆくという意味であって、
発語(la parole)はまさしく、思考が真理へと自分を永遠化してゆく運動にほかならない。」(『知覚の現象学』より)
メルロ・ポンティはフランスの哲学者です。
はまちも昔(かなり昔ですが)勉強しました・・・。(懐かしい)