【イタ】イタリアについて話そう 30【スレ】

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532アナル作家 ◆N6ANALLovE
イタリアOFF会の風景@ローマ その6

テルミニ駅にもどってきた。
空港組みの皆さんをバスに乗せたまま、俺は一人降りて構内へ。
俺が小旗を持って待ち合わせの1番線ホーム、一番先頭に向かうと
既にここでも日本人の集団が待っていた。

「おーい!ローマーーー!!ここだ!!」
と、手を振る人がいる。アナルさんだ!!!
何もOFF会の時にまで王子様のカッコしなくても・・・。
アナルさんはフリフリのブラウスに中世風のラメ入りパンツをはいていた・・・。
浮いてますよ。アナルさん。それじゃ、イカホモです。
手にはまた大きな包みを持っている。
「から揚げ、持ってきたぞ!!」
・・・・・・と、思ったよ。

「ローマタンだー!!揚げっ!!」
その声に振り返ると女の子がこっちを見てニコニコしていた。
「エビコロ、何にも持ってこなかったよ!ごめんね!」
「エビコロタン!!いや、主婦の方々がたくさん持ってきてるから、心配しなくても
大丈夫だよ。」
「漏れのから揚げもあるしな。」わかりました、って。アナルさん。
それにしても、予想を裏切らないカワイさだ・・・・・・。エビコロ、揚げっ!
「ローマ、オホモダチだ。」
アナルさんが腕を取って奥ゆかしげな男を紹介した。
オホモダチはなんだか恥ずかしそうだ。
「よろしくお願いしますっ!」

それにしても、今回はコテハン大集合だなー。
すごいOFF会になりそうだ。(と、同時にコテハン紹介だけでこの小説が終わるような気もしてきた)
533アナル作家 ◆N6ANALLovE :02/11/06 19:51
イタリアOFF会の風景@ローマ その7

バスに乗り込むと此処未さんとエビコロタンが大騒ぎになった。
既に二人の世界になっているので俺たちの入る隙はない。
エビコロ、酒臭いと思わないのかな?
ふと、アナルさんを見るとその二人をすごい形相で見ている・・・・・。
まあまあ、アナルさん、オホモダチ君もいることだし。
「全く、これ以上ベタベタしたら承知しないからっ!」
そう、つぶやくアナルさんには殺意すら感じました。・・・・・・・。

「アナルさん、会いたかった!」
「ふぃーみーーーーーーーん!!!」
ふぃーみんさんの一言で、アナルさん、機嫌を直したようだ。
その後、アナルさんはマルクスマンさんやもう一つさんたちとも
和気藹々となり、此処未さんに特にどう、ということもなくなった。
とりあえずほっとした。
アナルさんは主婦の方々にも人気があった。既にから揚げを見せびらかしている。

ホテルでみんなの荷物を降ろすと、最終集合地点、
コロッセオを目指した。
たきーのさんもいるはず!
うすどんさんも!!
534アナル作家 ◆N6ANALLovE :02/11/06 19:51
イタリアOFF会の風景@ローマ その8

秋晴れのローマの風景にコロッセオは素晴らしく映えていた。
俺たちの乗ったバスが到着する。
相変わらず日本人の観光客が大勢いる。
俺は知らず知らずのうちにイタスレの中でイメージされているたきーのさんを探していた。

あっ!!!
あの、ガリヲタのAAにクリソツな人は!!!
たきーのさん、たきーのさんに違いないっ!
周りには既にOFF会の参加者と思われる人たちが集まっている。
俺はバスを降りると小走りにその集団の方へと向かっていった。

「あっ!ローマさんですねー!!!」
伊初が言った。お姐さんもいる!そして・・・・・・。

「はじめまして。たきーのです。ご苦労様です。」
キターーーーーーーーーーーー!!!

たきーのさんに会うために他の面々もバスから降りてきた。
異常な興奮状態になった怪しい日本人集団はコロッセオをバックに
怪しいオーラを振り撒きまくっている。
そこだけが異様だ。俺もうれしいのだが、周りを気にしてしまっていた。

と、そのとき小太りな男がコロッセオの中から出てきた。
535アナル作家 ◆N6ANALLovE :02/11/06 19:51
イタリアOFF会の風景@ローマ その9

「うぃっす!俺だ。うすどんだ。」
キターーーーーーーーーーーー!!!

うすどんさんは既にコロッセオの中に入って観光したらしい。
「いや、さっき、そこにいるローマ兵のかっこしたヤツと写真とって、
ボラレちゃったよ〜。」
と、早速ボラレた様だ。うすどんさんらしい。
イタスレにも注意するようにレスがあったと思ったが・・・・。
うすどんさん、イタスレ読んでいるようで読んでないんだな。

はまちさんは夜になってからコロッセオに来るらしい。
俺たちはコロッセオの前で記念撮影を終えると
郊外のティボリへと向かうことになった。

イタスレの住人はやっぱり多かった。
ローマにはROM専の人や名無しさんもたくさんいたようで、
飛び入り参加者も含めて、もう大型バスに入りきれない人数となってしまった。
俺は知り合いのマイクロバスの運転手に電話を入れ、急遽手配した。

うすどんさんも人気があった。しかし、本人の意向とは違って野郎組に。
女性の住人が大半だと予想していたのだが、こうやって見ると男が多い。
海外生活で寂しい思いをしている野郎が多い、ってことか・・・。

たきーのさんは既にバスの中で『神』と書かれた帽子をかぶせられていた。
536アナル作家 ◆N6ANALLovE :02/11/06 19:51
イタリアOFF会の風景@ローマ その10

ティボリは美しい庭園だった。
今日は天気もいいので絶好のハイキングコースとなった。

「ハドリアヌス帝か・・・。ゲイだったんだよな。」
ポツリとオホモダチが言った。
確かにティボリを造ったハドリアヌス帝はゲイだった。
その趣味は豪華絢爛を極めている。
「漏れの格好がぴったりだな。この庭園には。」
アナルさん、確かに。

ふぃーみんさんは折りたたみ式の自転車を取り出してみたものの、
やはり誰もそんなことをする人はいないので、すごすごとバスの中へ戻しに行った。
マルクスマンでさえチャリになんか乗っていない。
「チャリ、乗らないんですか?」恐る恐るふぃーみんが聞く。
「あ、チャリは明日以降、イタリアを周遊するので、そのときに乗るんですよ。」
「そうなんですか・・・・・。」
ふぃーみんさん、寂しそうだ。

ティボリ庭園を一通り見て満足した俺たちは
バーベキューが出来る施設へと向かった。
俺の彼女が既に現地に行っていろいろと準備しているはず。
料理はしないが、こういうときにいつも助けてくれる。

そこにつく頃、日は既に沈みかけていた。