【ｲﾀ】イタリアについて話そう　26【ｽﾚ】

【レッジオ・ディ・カラブリア（イタリア）５日＝石倉勇】セリエＡ・レッジーナＭＦ
中村俊輔（２４）の本拠地、レッジオ・ディ・カラブリア市が、複数の旅行誌で新た
に大特集されることが５日、わかった。観光とは無縁だった当地も、すでに２ゴー
ルを決めた俊輔効果で、旅行者急増。ジュゼッペ・スコペレッティ市長（３５）、ク
ラブ幹部とも、ウハウハだ。〔写真：カラブリアに来たい人、この指、とまれ。
ハーイ？＝撮影・江角和宏〕

ブーツ型地形のイタリアで“つま先”に位置するレッジオ・ディ・カラブリア。日本
人にとって“未開の秘境”だった南イタリアを、俊輔の“黄金の左足”が一気に照
らし出す。日本の旅行誌で、紹介ページが増やされることになった。

「来週にも現地取材が行われることになりました。これまで知られていなかったカラブリアの知名度
が、飛躍することを期待しています」とカラブリア市関係者が明らかにした。

年間１４００万人と日本人観光客の渡航先ランク第９位のイタリア。これまで、旅行者のバイブル的
な存在『地球の歩き方』（ダイヤモンド・ビッグ社）でも、カラブリア州のコーナーは１ページだけ。シチリ
ア島への玄関口に過ぎなかった。

それが、俊輔加入で一変。日本の旅行誌数誌から取材攻勢があり、特集ページが組まれるほどに
なったのだ。

「日本からの観光客を年間１０万人期待している」とジョゼッペ・スコペレッティ市長が力を込めた通
り、９月２２日のセリエＡホーム開幕戦のインターミラノ戦には、約５００人が日本から集結。天才ＭＦ
バッジョを擁するブレシャ戦を控えた５日朝も、街角に日本人ファンの姿があふれた。

ミラノ、ローマを訪れる年間２００万人超の日本人旅行者流入を狙い、ルイジ・フェデーレ州知事と
市役所は、日本語のガイドブックやインフォメーションデスクを市内や空港に準備。

「これで雑誌との相乗効果も期待できる」と同市長は大喜び。見どころは、青い海。そして、黄金の
左足。俊輔が魅惑の南都に、日本人を誘う。