■■□□イタリアについて話そう22□□■■

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89blue wind
目覚まし時計 3(4)



「さあて・・・じゃ明日の6時にセットしてっと・・じゃ明日もおねがいね!!」
白い手が目覚まし時計をセットした。 
「あれ??なんか今日のこの時計、雰囲気違う気がする。なにが違うのかな??あっわかった
、今日話題に出て照れてるのかな??じゃオヤスミ!!」ちゅっ


「うっ・・うれしいな!!でも最初で最後のKISSか・・・」
豊の最後の幸せなひとときは終わる。最後の最後のひととき・・・・

「うーーーんよく寝た・・・・あれっ???えーーーもうこんな時間??なんで??もう
間に合わない!!いそがないと・・・目覚まし鳴ったっけ??無意識に止めてたのかな?
セットし忘れはなかったと・・・・」
いそいでまず携帯に連絡してみると・・・・
「電波の届かない場所にいるか電源が・・・」
「つながらない!!ますます急がないと!!」
 

「ごめん・・麻紀、もう麻紀の幸せな一時をだまってみていれなくて・・もう壊れるから・
そんなに泣かないで!!俺が仕事しなかったせいで・・・そんなに泣かないで・・・・・
俺が悪かった・・俺のせいでふられたのかな?
そうだろう・・・では・・・さようなら!!それでも俺は・・・麻紀を・・麻紀を・・・」
豊は覚悟を決めた。いや・・決めていた。