【国際】空港職員37人、旅客の荷物を集団窃盗?連携プレーも…イタリア
★ミラノの空港職員、集団ドロ?旅客の荷物を1年以上
・イタリア北部ミラノ市のマルペンサ国際空港の職員37人が、旅客の預けた荷物から貴重品を
盗んでいた疑いで警察の取り調べを受け、うち1人が28日までに逮捕された。家宅捜査で
これまでに2万5000ユーロ(約290万円)分の盗品が発見されたが、盗みは1年以上に
わたって続けられていたとみられ、すでに売りさばいたものを含めると被害額はさらに拡大する
見込みだ。イタリアのメディアの報道によると、旅客からの盗難の苦情の多さに警察が内偵を
開始。空港内に隠しビデオカメラを設置したところ、飛行機への荷物の積み降ろしなどを担当
する職員が、旅行かばんを開けて貴重品を盗んだり、ロッカー内に盗品を隠したりしていた
ことが分かったという。
中には、スノーボードを盗み、空港のフェンスの外に放り投げると、待ちかまえていた仲間が
車に積んで持ち去るという荒っぽい手口もあった。
マルペンサ空港を管理するSEA社は37人全員を盗みに関与した疑いで停職処分とした。
有罪が確定しない限り、免職にはできない労働法に従った措置だが、「行き過ぎた労働者保護」
との批判も出ている。
http://www.yomiuri.co.jp/00/20020828i304.htm