■■□□イタリアについて話そう22□□■■

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230blue wind
目覚まし時計 4(4)



「いままでありがとう!!ずっと使おうとしてたんだけど・・壊れたなら・・
修理しようと思ったけど・・・なぜかそんな気がしない・・・
なんか・・・捨てなきゃいけない気がする。
どうしてかな??じゃ今日までご苦労さまでした。
あれ・・なんでかな??涙が・・・・あれ・・
止まらない・・・・・」


「麻紀!!麻紀!!!ま〜き〜〜〜!!!!!
俺は・・・俺は・・・・俺は・・・・」
「まるで人と人の別れみたい!!不思議な目覚ま
し時計だったね・・・さてと・・そろそろいかな
きゃ!!いままでありがとう!!」
 
「ゴミの山・・・・夢の島に到着か・・・・・とう
とう・・・麻紀に言えなかった・・・目覚まし時計
になっても・・・神さまがくれた最後のチャンスだ
ったのに・・・夢の島・・・夢がつまった島・・・
かなわなかった夢・・・そして・・・かなわない恋」
 
 
清掃員A:あれ・・なにかベルがなってる・・なにかな?? 
清掃員B:いや・・あれは目覚まし時計のベルだろう!!とうとう壊れたか・・・
 


豊が最後になにを言っているのかは誰も知らない・・
好きだといえたのか・・・泣いているのかさえ・・
麻紀と呼んでいるのか・・・
誰にも・・・
 




finire