★★★イタリアについて話そう15★★★

このエントリーをはてなブックマークに追加
722嘆きの滝夫人。続き
アントニオ「ところで滝、何を描いてるの?」
滝    「あたしよ。私を描いてる。」
アントニオ 「え?花の絵じゃないか?滝」
滝     「馬鹿ねアントニオ何を描いたって人はいつも
      自分を描いてるのよ。ミラノに来てからは絵を
      描く事が多くなったわ。なぜかしら。」
アントニオ「僕が当ててあげる。イタリアが君を自由にした
      んだよ。絵を描きたくなるほどに。」
滝    「そうだわ。そうよアントニオ。でも不自由になった
      事もあるのよ」
アントニオ「えっ??」不安げに滝を見つめるアントニオ。

:滝はゆっくりと振り返って微笑みながらアントニオに答えた:

滝    「だって、私あなたに捕まったんですもの!」