★★★★イタリアについて話そう10★★★★

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777たきーの ◆s.Tukino
リン酸カルシウム(便宜上石灰と考えます)について。
カルシウムイオンとリン酸イオンが結びついたものです。

では、カルシウムイオンとリン酸イオンとは何かということになります。
イオンでない限り、体内には吸収されません。(そうとは言い切れませんが)
これらはイオン状(Ca~2+,HPO4~2-)で初めて血中に吸収されます。
カルシウムイオンとリン酸イオンとは、
Ca~2+ + HPO4~2- ←→ CaHPO4 (平衡を保っている状態です)


リン酸カルシウム(CaHPO4)は骨の主要なミネラルです。
ビタミンDの力を借りてカルシウムイオンとリン酸イオンが、腸内で吸収されます。
その後、血液中(正確には血漿中)で運ばれます。
この吸収を阻害されると不要物と認識され、対外に出されます。
通常その時は、腎臓にある尿細管で約99%のミネラルは再吸収されます。
しかし、何かの疾患にかかっていると、カルシウムイオンの再吸収が減少し
尿として対外に出されます。このままでいると腎不全などになるようです。

骨格の形成には必要なミネラルな訳です。
しかし、結合場所を誤ると、今までで述べた様な事に成るわけです。
栄養の取り方は満遍なく、摂取する必要があるということです。
水だけで、ミネラルを補給しようとは考えないことです。

よって、この結論ですが、リン酸イオンと水に含まれるカルシウムイオンが
交わることによって床を白くすることになります。
体内に吸収される前のリン酸カルシウムが蓄積すると
病気になる恐れがあると言う事ですね。

いい忘れですが、カルシウムイオンやリン酸イオンは、
乳製品にも多く含まれていますよ。
小中学校で習う保健体育の教科書に
骨格の形成に必要な栄養として書かれています。