★★★★イタリアについて話そう10★★★★

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776たきーの ◆s.Tukino
それでは、石灰について書きます。

これは、すき焼きにもよくいれる白滝(もしくは糸コンニャク)にも
使われている成分です。これを水とコンニャク芋に混ぜることによって、
形を整えます。上手く考えられていますよね。
だから、肉の近くに白滝を入れると肉が硬くなるのですね。
牛肉よりも豚肉の方が硬くなるように感じます。

主な成分はリン酸カルシウムです。
リン酸石灰とも言うようです。(これは知りませんでした。)
このことから石灰と呼ぶのかも知れません。
主な働きは、脊椎動物の骨、歯の主成分。
白色無定形の物質です。体内に入った金属片などの異物に膜を作るあれですね。

その兄弟にリン酸水素カルシウムと炭酸水素ナトリウム(またここでも出てきましたね。)
があります。これらは炭酸水素ナトリウム(また重曹ですね)と共に
ベーキングパウダーや園芸用の肥料、食品や水にに添加するミネラル剤などに用いられます。
よく食品のラベルに書かれている石灰分はこちらでしょう。
また、過リン酸石灰の成分で、肥料として用いられます。

つまり、石灰とは総称なのですね。用途によって成分は異なることになります。

次は、カルシウムイオンとリン酸イオンについて書きます。