★★イタリアについて話そう8★★

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735小説(たき-のの憂鬱)
私がイタリアに来てからもう随分になるなあとテラスで考えているうちに眠く
なってしまい、読書の手を休めていつしか眠り込んでしまった。

彼が帰って来た音でハっとして目がさめるともう夕方だ。「いけない。夕食を
つくらないと」と飛び起きて夕食をいつものように手早く作り始める。
できた。おいしそうに食べる彼。イタリア人の彼は私の料理をいつも誉めてく
れる。

夕食の後片付けを済ませ、いつものように2ちゃんねるにカキコミをしていると
男が誘って来た。面倒くさいなあと思いながら相手をする。どうしてもこれだけ
は好きになれない。私は私の上で汗を流している男の体を見ているうちに、いつ
しかまた2ちゃんのことを考え始めていた・・・

終わったらしい。男がシャワ−を浴びに行った。私は再びパソコンの前に座り、
再び2ちゃんの世界へ。男があきれたように言った。
「また2ちゃん!?いいかげんにやめたら!」