イタリアについて話そう6

昔ここで言われていた「スローフード」
日本でも盛んになってきたみたいですよ。
こんな本まで出ています。

『スローフードな人生！』（島村奈津著・新潮社・1600円）
「スローフードとはいったい何か。
それはだらだらとやたらめったら時間をかけて食べよう、ということではない。
便利で貴重な文明の力を何をかも捨て去り、太古の人類のごとく、獲物はその手で射止め、
粉は石臼で挽けといっているわけでもない。
いわばスローフードとは、普段、漠然と口に運んでいるものを、
ここいらで一度じっくりと見つめてみてはどうだろうか、という提案である。
そうして、この毎日、胃の腑におさめている滋養と活力の素を通じて、
自分と身のまわりの人間や、自分と自然との関係を問い直そうか、という人生哲学である」
（あとがきより）