538 :
小説(イタリアOFF会の風景) 8:
はまちが次の言葉を言おうとしたときに、バ−ルに突然
その男は入って来た。日本人だ。中年でがっちりした体格。
誰を探しているのか、銀ブチ眼鏡の奥から大きな目が
飛び出そうな勢いであたりをきょろきょろ見回している。
その男はがっちりしたス−ツケ−スを持ち、上着を脱いで
片手にかけているが、白いワイシャツは汗でびったりくっ
ついてしまっている。
俺は思わず気持悪いと思ってしまった。
男の顔からは滝のような汗が流れ落ち、ハンカチでしきりに
汗をぬぐっている。
はまちの席の後ろまで来ると男は言った。
「イタリアのOFF会ってここでしょうか?」
「そうです」と答える俺。
そして次の瞬間、その男の口から信じられない言葉が!
「遅れてすみません。私がたき-のです」
539 :
小説(イタリアOFF会の風景) 9:02/03/20 01:51
「あんたが、たき-ののわけがない!」と絶叫するはまち。
いったいどう-なってしまうのか!?
次回、とんでもない修羅場を迎える小説「OFF会の風景」
絶対見逃すな!!!