イタリアについて話そう4

このエントリーをはてなブックマークに追加
506小説(イタリアOFF会の風景) 7
はまち「みんな、たき-ののカキコミにだまされるなよ。」

はまちは一体何を根拠にこんなことを言うのだろう。気でも狂ったのか?
おれは、はまちに訊いた。なぜそう思うのかと。

はまち「あのなあ、たき-のは俺達の前に姿をさらすのが嫌なわけだろ。
だったら、最初から見つかるようなバカなまねはしないさ。だけれど
も俺達とオフ会はしたい。そこで考えたのさ。」

はまちはここでふうとため息をつき、手馴れた様子でウェイタ−に
リモンチェッロを追加注文した。花子が便所から戻って来た。

はまちは続けた。
「つまり、たき-のは自分がたき-のであることを隠してオフ会に参加
 することを考えたのさ。・・・そして俺はこの中の誰が、たき-の
 であるか、だいたい分かっている。それは・・・・」