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たきーの ◆s.Tukino :
EC統合時より問題視されていたイタリアン・マフィアの流出。
これを早急に改善しなければ、イタリアのEC(後のEU)加盟は
不可能とされていました。
しかし、イタリア政府の昨年からの動きを見るとどうもそれは在り得ないと
思えてきます。原因はやはりベルルスコーニ首相。
一代であの地位まで上り詰めた企業家です。
首相‐マフィア
この系図はなかなか崩せそうにもありません。
80年代初頭まで、マフィアはイタリア中を跋扈していました。
その後、警察は幹部トーマゾ・ブッシェッタの自供によりマフィアの実体に
迫りました。それ以前は闇の中の彷徨う捜査だったと聞きます。
それからです。警察とマフィアとの戦争が始まったのは。
警察の大捜査により多くのマフィアが監獄行きになりました。しかし、
90年代には入り、マフィアの大報復が始まりました。
ジョバンニ-ファルコーネ判事殺人事件,ミーノ・ペコレッリ記者殺害事件などです。
これらの裁判(1999年)はまだ記憶に残っていると思います。
この流れから言いますと、ベルルスコーニとその反勢力の争いが気になります。
また血生臭い事になるのは勘弁です。