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539心の洗濯
阪神大震災の話。
これは相思相愛の本当に仲むつまじい夫婦の話。
家屋が倒壊して夫婦が壁や柱の下敷きになったが
運良く夫だけがそこから這い出る事が出来た。
夫は愛する妻を瓦礫の下から救い出そうとするものの
なんと火災の炎がみるみる動けない妻に迫って来る。
炎熱と煙に咳き込む夫婦。
「あんた、あたしの事はええから早よ逃げて!」
「お前を放って行けるはずないやろが!」
しかし火の手はみるまに下敷きになって動けない妻にせまる。
目の前で煙火に焼き殺される愛妻。
救いたいのに自力ではどうする事もできない夫。
その夫はその後、あまりの精神的苦痛から妻の名をどうしても思い出す事ができなかったそうだ。
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毎日顔を合わせているといっても家族はいつまでも永遠じゃない。
今お互いに生きているこの時を大切にしなければ・・。
540心の洗濯:04/04/04 19:09 ID:???
ビールは横に冷やすとうまい、と父は言っていた。
そんなわけはないと、と言っても聞かず、冷蔵庫に決まってビールを横にして冷やしていた。
酒以外煙草もギャンブルやらない親父にとって、ビールに関してだけこだわりを
持っていたのかもしれない。酒が飲めなかった俺は、一緒に飲むこともなかった。

 親父が死んだ時、なぜかそんなに悲しくなかった。あっけないな、とは思ったが、
何か時間が寸断されるような感覚はなかった。親戚が自宅にきて、これからのことを
話し合っているときに、ふと何か酒が飲みたくなり、冷蔵庫を開けた。

 横になったビールがあった。時間がぎゅっと凝縮されて、思い出すべきことが多すぎて、泣いた。