###ジャマイカンミュージック総合スレ###

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448チャー某 ◆EVuq0G5Q
レゲエってシングルのB面は大抵ダブだから、
レゲエの半分はインスト/ダブと言ってもいいかも。

なんでレゲエはダブを産み出したのか?何故B面はダブなのか?
ライブで演奏する音楽じゃなくてスタジオで作る音楽だった事が大きいんじゃないかと。
それを街頭や野外ディスコ(サウンドシステム)で聴くという習慣だったようですね。
今のクラブシーンみたいなものが最初からあったという事です。
SKA期からルードボーイが聴く下品なとしてその地位は低く、演奏を聴かせる場が無かったり、
貧しさから楽器を持つ・習うという事が一部の者に限られたという事も
スタジオ・ミュージシャンとシンガーという関係になったとも推測できます。
ドン・ドラモンドも軍隊で音楽を習ったという事ですし、楽器を持つ事の出来た人もけっして裕福であったわけではないようですが。
オーガスタス・パブロもキーボードを弾きたかったのだけど、それが叶わず
友人から借り受けたメロディカを吹いた、という話も読んだ覚えがあります。
それから路上でしか販売できなかった、つまり街頭で音楽を流して「どうだい?」ってな売り方だったようです。
それでB面にインストを収録して売り口上を喋くった、トースティング/DJの誕生ですね。
B面がインストという伝統はここからでは無いかな、と。
スタジオでの比重が大きい事から他の音楽に比べプロデューサー/ミキサーに
スポットが当たる事が早かったのではないですかね。
それでその野外ディスコですが、かなりの過当競争であったらしいです。
最初期はアメリカから渡ってきたリズム&ブルースをかけていたらしいですが
やがて自前に音楽を用意するようになり、電気技師であったKING TUBBYがディレイ等の変調をかけ
ボーカルを抜き差ししたトラックを制作したところ大受けし、皆が追随するようになった、と。
ダブの発生については、こんな感じでしょうか?