幼馴染というか、近所で小学校からの知り合いの男がいる。
最初に会ったのは奴が越して来た3年の時中学まで何度かクラスもだったがよく遊んだわけではない。
ただ、奴は当時から喪女人生を歩んでいた私と会話してくれる唯一の男だった。
高校までは奴も喪男人生を送っていたんだが、馬鹿短大に行った私と違い有名私大に入り
垢抜けてリア充の仲間入りをし彼女とかもいた。
いつのまにか自分とは違う世界の住人になっていた。
でも、たまに顔を合わすと「喪女最近どう?」って奴から声を掛けてくれる優しさを
無口・デブス・彼いない暦=年齢・定職なし20代後半の私にもずっと持っていてくれるいい人だった。
前置きは長くなったが、昨夜10時頃帰宅時間がかさなり駅から一緒に帰った時の会話。
喪「彼女さんとは上手く行ってるんでしょ、羨ましいなぁ」
幼「…夏に分かれたんだ」
喪「…ゴメンね、気遣いが足らなくて、でも幼なら直ぐに新しい人見付かるよ」
幼「…もう彼女とか結婚とか良いや、一生女の事を信じられない」
喪「…」
私がフォロー出来ない地雷を踏んだと思って沈黙すると何を勘違いしたか奴は
幼「あっ、喪女の事は女だとは見てないから、、、あっ」
私が何か言う暇も与えず、急に焦りだして
幼「違うんだ、喪女を女性として魅力がないと思ってるんじゃなくて、人として信頼してるって意味で、、」
うーとか声を上げながら頭をかきむしる(この時点でスレタイ)
幼「とにかく喪女は、僕の大切な友達だから!、、信じて、」
喪「…う、うん」
その後、誤魔化すためか饒舌になった奴は彼女と別れた経緯を一人で話し始めた。
簡単に言えば彼女の浮気癖をずっと見抜けなかった自分に、自信をなくしたらしい。
で、別れ際に
幼「ごめん、勝手に相談しちゃって」
喪「…私、聞くしか出来なかったよ?恋愛に縁がないから、役に立てなくて」
幼「いいんだよ、喪女には何時までもそうしていてくれるだけで、、じゃあ」
喪「…うん」
期待すべきなのかなぁ、、私のデブスはガチだけど