【モージョレール】詩を書く喪女【銀色夏喪】

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1彼氏いない歴774年
どうせもてないし、詩でも書こうぜ

・詩を書くのが好きな喪女さんは是非投稿して下さい。
詩を書いてみたいけどでもまだ書いたことない、って喪女さんも練習がてらにどうぞ。
・読み専の喪女さんは「好き!」とか「イイ!」の一言で良いので気に入った詩に感想を言ってあげて下さい。
きっと詩書きさんの活力になります。
・ついでに好きな詩や詩人についての雑談なんかもどうぞ。
2彼氏いない歴774年:2010/03/13(土) 06:36:26 ID:buTNMxs8
2ゲトー

代理人さん、ありがとう
3彼氏いない歴774年:2010/03/14(日) 20:17:41 ID:OFeUF5Yo
期待age
4彼氏いない歴774年:2010/03/14(日) 22:28:11 ID:G8p6AUMu
ボードレールが切なそうな顔でこのスレを眺めています

詩も好きだけど和歌も好きage
季節感に敏感な日本で良かった
5彼氏いない歴774年:2010/03/14(日) 22:42:38 ID:OFeUF5Yo
以前あった詩スレに貼ったものの使い回しですが投下
6彼氏いない歴774年:2010/03/14(日) 22:43:02 ID:kre7ReCT
みみずくずっくりむんぐりで

しか思いつかない
7あくまのうた:2010/03/14(日) 22:46:18 ID:OFeUF5Yo
君は追いかけていたんだ 綺麗な蝶々
届きそうで届かない 光る羽根に手を伸ばし

迷子になった可哀相な君

あくまが見付けて歌い出す


歌おうよ 歌おうか あくまのうたを

もう帰れないよ 帰しはしないさ
ぼくは やさしい あくま

可哀相な君に 虹色のお花をあげる



静かな静かな夜が来て 君が泣いていた
流れ星100個集めても 君の願いは叶わない

独りになった可哀相な君

あくまが楽しげに歌い出す


踊ろうよ 踊ろうか あくまのうたで

君は失くした もう戻りはしない
ぼくは やさしい あくま

可哀相な君に 月の涙をあげよう


何処かで誰かが 今夜も呟く
不幸の破片を辿って あくまの影が笑う



歌おうよ 歌おうか あくまのうたを

もう帰れないよ 帰しはしないさ

ぼくは やさしい あくま


可哀相な君が手を伸ばせば
ほら、すぐに


ぼくは やさしい あくま

可哀相な君の手を握ってあげる
8彼氏いない歴774年:2010/03/15(月) 16:21:38 ID:7s25aFZC
a
9彼氏いない歴774年:2010/03/15(月) 16:24:32 ID:I0ITf73y
のちのおもひに

夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を

うららかに青い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
――そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……

夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもひ
忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには

夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう




(´;ω;`)ぶわっ
10彼氏いない歴774年:2010/03/15(月) 22:24:57 ID:ihNIFZPK
『嘘つきなお姫様』

時計の針 揃えたら
深い 深い 空へと 落ちて逝く

瞼を閉じて 重ねた毛布の数が
思い出せ無くなる頃

あなたの声は もう聞こえない


見失った境界線
虚ろに魅入られた 心がさ迷う

失くしたのは 時計かしら?
それとも蒼い宝石?

お日様に見捨てられた 森の中
歌を忘れた オルゴールを抱いて
探し続けてる

可哀相なアリス
絵本から出られない


虫食いだらけの物語
本当の事は枕の中に隠して

偽りだらけのお姫様は
あなたを騙す
キスの仕方は知ってるの

月に翳した本が 羽ばたいて
物語のカケラを 振り撒いていく

夜明け迄には魔法が解けて
あなたは 綺麗なあの人に夢中

嘘をつき過ぎたお姫様
幸せにはなれなくて
ベッドの中で 泣き続けてる



さて、そろそろ終わらせましょうか
美味しい不幸を御馳走様

おやすみのベルが 鳴り響く

迎えた朝に呼ばれて 眠らせたはずの真実が
ドレスを、肌を突き破り
くすんだ花を咲かせた
11彼氏いない歴774年:2010/03/16(火) 15:12:26 ID:vEhM/jEb
>>9
なんだろう、心臓を掴まれたような気分だ
ぐぐったら立原道造ってひとのうたなんだな
素敵な詩を教えてくれてありがとう スレチなんだろうけど
12彼氏いない歴774年:2010/03/16(火) 23:53:20 ID:8Tv8Jb1x
もって詩人さんが増えますようにage
13彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 00:04:25 ID:viCMigUq
冬は過ぎ去り、季節は春へ
想いは募り、声に出す
林檎の私が、雫を零す
私の中身、君に届かず
虫に喰われて傷ついた

そして卒業、私は泣いた





恋したかった(´;ω;`)
14彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 00:10:36 ID:h8mPrZWM
>>9いいちこのCMを彷彿とさせる
15彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 02:45:47 ID:m+V8rUO4
幻の家

料理人が青空を握る。四本の指あとがついて、次第に鶏が血をながす。ここでも
太陽はつぶれてゐる。
たづねてくる空の看守。日光が駆け出すのを見る。
たれも住んでないからつぽの白い家。
人々の長い夢はこの家のまはりを幾重にもとりまいては花瓣のやうに衰へてゐた。
死が徐に私の指にすがりつく。夜の殻を一枚づつとつてゐる。
この家は遠い世界の遠い思ひ出へと華麗な道が続いてゐる。



左川ちか
16彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 03:45:49 ID:sWeJL08B
>>15
何だか詩集が読みたくなるわ
前に買って積んでる谷川俊太郎と銀色夏生の詩集掘り起こしてみようかな?
17彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 13:57:12 ID:m+V8rUO4
自由

ふたつに切られた
鏡の中と、ぼくの部屋の果物に
空っぽの貝殻のぼくのベッドに
ぼくは君の名前を書こう

食いしん坊で大人しいぼくの犬に
その立てた耳に
そのぎこちない前足に
ぼくは君の名前を書こう

ぼくの戸口の踏み台に
慣れ親しんだ物に
祝福された炎の波に
ぼくは君の名前を書こう

破壊されたぼくの隠れ家に
崩れ落ちたぼくの灯台に
ぼくの倦怠の壁に
ぼくは君の名前を書こう

希望のない不在に
裸の孤独に
死の歩みに
ぼくは君の名前を書こう

よみがえった健康に
消えた危機に
記憶のない希望に
ぼくは君の名前を書こう

そして、ひとつの言葉の力で
ぼくはまた人生を始める
ほくは君を知るために生まれた
君に名づけるために

自由(リベルテ)と。


エリュアール
18彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 14:10:39 ID:/QEhhi59
昔よく詩書いてたので一番気に入ってるのを貼ってみる

ラストノート

あおぞら
とうめいな鍵盤に
ちいさな指 滑らせた
まじり気のない風に乗り
どこまでも飛んでゆく旋律
まるで あの夏の日差し、
みたいに

うすめたインク、
キングズブルーのかき氷
しゃんしゃんしゃらりと唄いつつ
町じゅうに降り積もる
思い出という、ものたち
まるで あの夏の水平線、
みたいに

ヒマワリの花びらを
古ぼけた辞書に挟んで
それで あの夏を
のこしておいたつもりでいた
カラカラのくちなし色の
いずこに夏が在るのやら、

押しつぶす
乾いた花は崩れ
そっとモノトーンに馴染んでゆく
はらはら 粉っぽさを感じた指先は
時雨の街より だいぶ つめたい

ああ、夏は
夏はもう
朽ち果てた過去のものがたり
鮮やかな響きのワルツすら
今や虚しいだけで
透きとおった空気は
全てを無に帰し自ら染まる

春の色彩は奪われた色、





思えば10代後半が一番書けた気がする。
高校卒業する頃からだんだん書けなくなって、成人してからはもう全然。
19彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 14:46:15 ID:m+V8rUO4
>>18
夏の思い出を懐かしむ柔らかい詩なのに最後になぜ「春」の色彩?ちょっと唐突。
1、2連は爽やかで青々しい印象なのに、5連で鬱ラストになるのが残念。
「全てを無に帰し自ら染まる」という一文も固くて作風がいきなり変わったようで全体的に統一感がない。

連の順番を3、4、1、2にするとだいぶ読後感が違ってきて、可愛らしい詩になると思います。
「みたいに」で終われば詩に広がりが出ます。
5、6連は削除
20彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 14:52:13 ID:m+V8rUO4
ラストノート

ヒマワリの花びらを
古ぼけた辞書に挟んで
それで あの夏を
のこしておいたつもりでいた
カラカラのくちなし色の
いずこに夏が在るのやら、

押しつぶす
乾いた花は崩れ
そっとモノトーンに馴染んでゆく
はらはら 粉っぽさを感じた指先は
時雨の街より だいぶ つめたい

あおぞら
とうめいな鍵盤に
ちいさな指 滑らせた
まじり気のない風に乗り
どこまでも飛んでゆく旋律
まるで あの夏の日差し、
みたいに

うすめたインク、
キングズブルーのかき氷
しゃんしゃんしゃらりと唄いつつ
町じゅうに降り積もる
思い出という、ものたち
まるで あの夏の水平線、
みたいに



変えてみました。
このように連の順番を変えるだけでとても良い詩になります。
中二病詩と読まれる詩の違いは読者の視点に立てるかどうか、独り善がりではないかどうかです。
21彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 18:16:25 ID:/QEhhi59
>>19>>20
ありがとうございます。

何年も前の詩なのですが、書いたのは冬から春に移り変わる、ちょうど今くらいの時期です。

夏の鮮やかな色彩は、秋(彩度の低い、鈍い色み)を経て冬(無彩色あるいは透明)となるまでに奪われてゆく。

春にまた芽吹く色彩はあの夏から奪われたもの、という、四季の移り変わりを描いた詩、というのが書いた側の考えるところでしたが確かに夏の思い出の詩のように読めますね。
(夏の思い出も要素のひとつではあるのだけど、作者側としてはそれだけのつもりではなかった。読者にうまく読ませることができてないですね…)

最後、鬱っぽく読めてしまうかなぁ
冬という無の季節に「それでもまた春が来る」という救いを見る、むしろ明るいラストのつもりだった

難しいな。
22彼氏いない歴774年:2010/03/17(水) 21:44:53 ID:cL57k77q
DROP

歪む顔が醒めてガラスに無情
演じて泣くのも飽きる頃
黒と赤を交えて吐かれて
反対側に来てしまった二十五時
色混じりの塊の
溶けた甘味が憎たらしい
貴方の好きな名前の通り
倒して落してあげる
噛み砕けば
散らばる破片が愛おしい
23彼氏いない歴774年:2010/03/20(土) 22:52:29 ID:cW8njKb8
age
24彼氏いない歴774年:2010/03/20(土) 23:18:15 ID:DJsKKlBr
帰途


言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
意味が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか

あなたが美しい言葉に復讐されても
そいつは ぼくとは無関係だ
きみが静かな意味に血を流したところで
そいつも無関係だ

あなたのやさしい眼のなかにある涙
きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦
ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう

あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか
きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
ふるえるような夕焼けのひびきがあるか

言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる


(田村隆一)
25彼氏いない歴774年:2010/03/20(土) 23:21:28 ID:5uvJiADN
このスレのルール

1 名前:彼氏いない歴774年[] 投稿日:2010/03/13(土) 06:30:33 ID:wnTq5pMj
どうせもてないし、詩でも書こうぜ

・詩を書くのが好きな喪女さんは是非投稿して下さい。
詩を書いてみたいけどでもまだ書いたことない、って喪女さんも練習がてらにどうぞ。
・読み専の喪女さんは「好き!」とか「イイ!」の一言で良いので気に入った詩に感想を言ってあげて下さい。
きっと詩書きさんの活力になります。
・ついでに好きな詩や詩人についての雑談なんかもどうぞ。
26彼氏いない歴774年:2010/03/21(日) 12:43:50 ID:ED5n4hqK
たむらぁあああああーーーーーーー!

さいはてたひw

皆、私、未来のスズキシロウコになるよ
27彼氏いない歴774年:2010/03/21(日) 15:38:58 ID:oHRWQHa/
茨木のりこが好き。
ああいう若くみずみずしい感性をもったままおばあさんになるのは難しそう。
28彼氏いない歴774年:2010/03/23(火) 20:47:19 ID:RdeV0Tis
29彼氏いない歴774年:2010/03/25(木) 20:37:43 ID:+8px+Ipw
age
30生ゴミ:2010/03/27(土) 07:56:13 ID:GiX/ou2l
日常は断片的で ラインからはみ出た私を
今日も誰かが 「必要ない」と捨てていく

輪郭線がぼやけて よく見えない
私の胸の奥の 正体を隠す様に

荒れていく部屋
ゴミに塗れて 腐っていた

誰も認めてくれない私を、私自身が認められなくて
邪魔者扱い

悔しくて 泣いてみるけれど
無機質な感情が 無表情にそれを眺めてる

何処までも可愛気が無くて
少しだけ、笑ってみた


生きたまま 酷い臭いを振り撒いて
街を歩けば
通りすがりの人達が
眉をしかめて 私を見るわ

ボロボロになって 崩れかけた身体で
地面を這い着くばってみても
私は土には還れない


閉鎖的な日常の 隙間で躓き、転んだ私を
今日も誰もが 気付かず踏み付けていく

そんな鈍臭い私の 「トモダチ」と云えば
この右手の鳴らない電話だけで

親指だけの 無言の会話
見えない「トモダチ」は
優しかった


足元の紙クズで 人の姿を真似て
街に出てみれば
顔も知らない人達が
みんな私を 避けて通るわ

寄って来るのは 臭いに引かれた ハエばかり

誰も私を愛せない

お母さん、ごめんなさい
貴女がお腹を痛めて産んだ ソレはゴミでした


俯いたままだった頭が ガラクタの中に落ちる

「愛されたかったな…」

呟いた言葉は 聞かれることもなく
割れた鉢植えの 残骸と一緒に
埋められた
31彼氏いない歴774年:2010/03/27(土) 20:24:50 ID:Fs2qkKpk
悲しい空
それは灰色の天井

どこまでも続く無限の連なり
鎖の束

晴れることのない絶望の淵
永遠に続く落下点

その悲しみに私は溺れ
その深さに心を閉ざす

終わることのない苦痛に囚われながら
それでも光の海に憧れる

地獄に酔いながら
それでも望み
そしてまた落ちていく

321/2:2010/03/28(日) 01:09:26 ID:arkp7fEW
あの綺麗な夕べ、
あたしは確かに一度死んだのです
ひだの揺れるスカートをどこまでも欲した
こどものあたしは死んだのです
光、光を求めてやまない
その瞳は
蛍光スタンドのスイッチひとつで
しあわせだ、と呟いた
夢みたい、と微笑んだ
それだけで生きていけると
すべての意味がそこにあると
思い込んで泣いていた
ちいさなあたしは死んだのです
あたしが殺めたのです、
この手で。

占いのカードを引き裂きました
もう戻りません
こどものあたしは死んだのです
かばんの底のメモ帳も捨てて
灰色のごみ箱をうっとりと眺めた
そこからはじまるのです
そうやってやり直そうと思ったのです
そのときから、
もう戻らないと。

答えは案外、なんてことないものでした
その行為に意味なんて無いのです
ただ、爪あとを
深く残しておきたかった
傷つけられた記憶をあざやかに
歪みとして
弱みとして
あたしだって、完璧ではありませんので
たまにはこどものあたしで泣きたいのです
誰もいない片隅で、
誰にも知られずに。
332/2:2010/03/28(日) 01:10:33 ID:arkp7fEW
あなたはなんと言って笑うでしょう?
あたしをなんと言って傷つけるでしょう?
もう、どうでもいい
夜は明けたから
とっくに、
カーテンを閉め切っていただけで。

世界は面白いほど輝きだした
あたしは一歩踏み出した
待ち望んでいた「一歩」です
あたしがこうやってばかなことをやっているうちに
あと何歩進めるか、わからないけれど
進んだ先に何かあるなんて、
望んでもいないけれど。

しいて言えば、
やわらかな陽の光がご褒美で
あたしはそれでいいと思ったのです
それだけで、
生きていけると。


高2の春に書いたものだけど結構気にいってる。ガキくさくて。
いまはもうほとんど書かなくなっちゃったな……
34彼氏いない歴774年:2010/03/30(火) 04:50:39 ID:QrcCZNeP
>>32-33
確かになんだかフレッシュな感じがするよ
眩しいというかなんというかw
35彼氏いない歴774年:2010/04/02(金) 19:02:48 ID:P56Mh2an
age
36彼氏いない歴774年:2010/04/02(金) 23:15:16 ID:K81tMd9I
片耳にあいた穴
ふざけてあいた穴
足りないまま
生まれてきたもの

答えは存在しない
消えてしまったから
誰かの両手止まらない
体中探して間違いだらけ

あなたが二度と来ないからあたしは違う人と寝る

太陽が青色に見えるのは
あなたのせいじゃない
思うとき
本当は何一つもいらない
だけどあたしは
足りないまま
生まれてしまった


某SNSのどっかの詩コミュニティの投稿から。読み人知らず。
その時のスレのお題が「エロス」。
37彼氏いない歴774年:2010/04/03(土) 23:44:24 ID:H00B5Wtt
自分が書いた詩じゃなくてもいいってことにします?
38彼氏いない歴774年:2010/04/04(日) 23:21:59 ID:FCmt1os7
>>34
感想ありがとう。
このころのぴかぴかした感じ、もう二度と帰ってこないんだろうけど
こうして言葉に残ったものを大切にしたいなあと思うよ。
これだけじゃなんなので……短いけど投下させてもらいます
>>37のいうように自分の好きな詩を貼っていくのでもいいと思うけどやっぱり自作が読みたい。
もっといろんな喪女の詩を読みたいなぁ。きっと皆おもしろい詩を書くんだろうに。

まだここにいたい
もうここには戻れない
誰もわたしの手など
引いてくれやしないから
ただこの両足に負担を掛けるまでの
ほんの僅かな間だけ
意志が神経を駆け巡る
短い猶予で
短い反抗期を試しているだけ
39彼氏いない歴774年:2010/04/05(月) 22:37:11 ID:+xFdKvCg
私も喪女が書いた詩を読みたい
プロや上手だなあと思った詩ばかりのせるスレになると自分も投稿しずらいし

好きな詩を紹介したい人も多そうだから別でスレ立てるのもいいかもしれない
40彼氏いない歴774年:2010/04/07(水) 11:53:05 ID:HooVr/eW
十月
八日
の蝉

君、きみ、
いったいどうするつもりなのか
門柱の陰に張り付いて
秋風をやりすごし
どこへ行くつもりなのか
鳴く元気はないのだね
何かあてはないのかい

土中なにを夢みた?
寝坊するような夢をか

鳴く元気もないのだね
君は
命の一度を間違えたと見える
私は
十月八日の蝉を覚えておくから

どこへなりとも行きなさい
どこへなりとも
行きなさい


書いてみたけど難しいね
みんなすごいな…
41彼氏いない歴774年:2010/04/08(木) 21:45:56 ID:8wOLe1Iq
16の頃に書いた詩を見つけたので載せてみる
良かったら感想ください

My six teen days

実は何も思ってない
誰かと同じになりたいと
一瞬思って捨てるまいにち
孤独を愛してる
ただ独りでしか居れないだけかもしれないけど
目に見えないものと戦うし
見えてるのも好きじゃない
それなのに、好きには会う事すらできない
自分を疑って不安になるけど
本当は愛してる事もしっている
今日も選択する潔さを褒めて
羨ましいとも思うから
許してはくれませんか、すべて、すべて
終わりを知りたいときもある
居心地の悪さを許したくは無いし
できることなら都合よく生きたい
今日も私は
陽光を浴びながら
影と交わりながら
希望を歌い、憂いを帯びて
過ごしていく
いつかを夢見たりしないから、
せめてもの一瞬を
確かなものにさせて
42彼氏いない歴774年:2010/04/09(金) 07:55:30 ID:XCM98QtL
age
43彼氏いない歴774年:2010/04/09(金) 23:06:21 ID:C+UrQ/3v
ドレチカダン

コバーン
コハコパーン

ああうるっさいなー
汚れるから早く出て行ってください
分かっていますから

足が臭いからすみませんね
でも一日働いたら足は臭くなるでしょう
つまり足の臭いは働いた足への勲章ですよ

ただし私の足は朝からすでに臭いんですけど
体質です
体質だから仕方ない

スプレーシューシューさせても
防げない
臭いが足から漏れでるのを
44彼氏いない歴774年:2010/04/11(日) 13:38:48 ID:Dm8eYLdP
age
45彼氏いない歴774年:2010/04/11(日) 22:45:58 ID:qWoc18DA
若気の至りで
片付けられる

信じた嘘も
間違った反発も
無意味な感傷も

キラキラ輝いて見えるのは
もう手に入らない過去だからなのか

死にたがりな僕
死にたがりな君
ふたつ合わさっても
一つになれない
欠陥品

どうか希望だなんて
言葉を投げかけないで

いつだって僕の手には何も残ってない








お粗末
46彼氏いない歴774年:2010/04/14(水) 18:26:18 ID:+8bEQyrA
若い
47彼氏いない歴774年:2010/04/14(水) 21:29:08 ID:b2U5bSCg
「しんか」と「たいか」



何億何万何千何百何十
「しんか」を続けてきた、いきもの。


果たしてそれは「しんか」なのか「たいか」なのか
見方によれば「たいか」見方によれば「しんか」
遠くて近い
近くて遠い
似ているようで似ていない。
似ていないようで似ている。
笑っているようで笑ってない。
泣いているようで泣いていない。


余計なものがたくさんついた、いきもの
果たしてそれは
「しんか」?「たいか」?

そんなこと、分かっていたのに。
48彼氏いない歴774年:2010/04/15(木) 19:04:22 ID:fAYV1urs
age
49彼氏いない歴774年:2010/04/18(日) 04:49:29 ID:pFAMvLVH
捕手
50彼氏いない歴774年:2010/04/19(月) 12:54:43 ID:9TmlotVy
age
51彼氏いない歴774年:2010/04/20(火) 18:24:24 ID:ehk03O0f
人増えないねえ…
前にあった詩スレはそれなり人が居た気もするんだけど
52彼氏いない歴774年:2010/04/23(金) 22:25:53 ID:whMNllPW
53彼氏いない歴774年:2010/04/24(土) 05:57:33 ID:A9ZnINNq
愛するあなたとの恋をこの国は許してくれない
どこか違う国へ行けたら二人幸せになれるのかな
夢の中でしかあなたと触れ合えないならば
こんな現実いらないよね
その黒い髪を撫でる指を
その黒い瞳に映る瞬間を
私は今日も望んでる
そっと紙を撫で上げ
そっと画面に口づけ
あなたは次元の違う人
無機質な世界に咲く海の花

うる星の竜之介を思って書いたが我ながら痛いorz
54彼氏いない歴774年:2010/04/24(土) 12:01:45 ID:9GAR8BkG
GJ……
泪が出るほど共感した
辛いよね、次元を越えた恋
55彼氏いない歴774年:2010/04/24(土) 22:59:58 ID:A9ZnINNq
>>53です
>>54さんありがとう!共感して頂けて嬉しいです

寝る前に まぶたの裏に 焼き付けて
夢で会えたら 愛しい君よ

中二の頃授業で書いた短歌
KOFの草薙京様にあてた物
56彼氏いない歴774年:2010/04/25(日) 04:12:23 ID:F5eHBmmm
>>55
気持ちが痛い程よく分かるwww
寝る前いつも次元を超えた世界に想いを馳せながら眠りにつくわw
57彼氏いない歴774年:2010/04/27(火) 16:55:51 ID:WplD1qJ9
58彼氏いない歴774年:2010/04/29(木) 20:57:20 ID:vOUdaS1e
世界中の悲しみを
喜びのグラスに注ぎ、飲み干そう
最後の一滴は君に捧ぐ
59彼氏いない歴774年:2010/04/30(金) 01:48:57 ID:C5tSX4HR
落とし物はそれです
貴方の左頬に光る、それです
僕があの日手を伸ばしたのは、
そう
貴方の
そして
あの子の
切ない気持ち知っていたから
だから僕は貴方にこの手を
今日の貴方の左頬を濡らさぬよう
だけど貴方はすり抜けて
それでも夏に溶けていった
僕の右手だけ、
未だフラッペを握り締める
夏、ですね
ふと窓の外を眺めれば
溶けていったのは貴方だけじゃなくて
僕の学生服もとうに溶けたけど
そうですね
新しい夏がこの部屋に来れるように
僕の右手も
嗚呼
落とし物は、
僕のあの夏の日でしたね
60彼氏いない歴774年:2010/04/30(金) 19:57:05 ID:r81aNi28
どんより雲が町を満たす
不気味な夜には 月も寝床に身を隠す

ふっ、と覗いた井戸の中
もしも菊の花を見掛けたなら
暗い夜道に御用心

指を失くした人形が
きっと貴方に声を掛ける

「私の薬指をご存知かしら?」



目覚めた貴方の目の前で
白い衣の女が微笑む

女はきっと こう言うでしょう

「あの橋の向こうまで行きましょう」

赤い衣に着替えた女が
真っ赤な口で高らかと笑う
暗い洞穴のような瞳で



月も怯える 不気味な夜には御用心

小指を失くした三毛猫が
貴方を探して町をさ迷う

貴方を見付けた三毛猫が

「いただきます」

と、一鳴きすれば
ぽっかり空いた洞穴に
貴方を加えて引きずり込む



何処かに突然現れる
真っ黒な穴に食べられた
夜は静かに終わりを告げ
貴方を忘れた町が動き出す
61彼氏いない歴774年:2010/05/03(月) 22:10:05 ID:t3ZqrR7t
柔らかさに飛び込むと
指先から溶けていった

どうでもいいと決めたそれさえ
ゆっくりと溶けた

ただ、あたたかさだけが残って
彼女も溶けた

気がつきゃ僕は
コンクリートの上で焼かれてた

干からびた
ミミズといっしょ

土にも還れなさそう

だれか蹴って
蹴って、排水溝に落して

熱くて、今日も奪われる

ぐにぐにと、他人に踏まれて

僕は今日も、道路のうえ

そらのした
62彼氏いない歴774年:2010/05/03(月) 22:27:28 ID:jbDIS+wZ
蛍光灯


ぱりんと割れでもしたならば、
そこから虫さんこんにちは。
飛んで火にいる夏の虫、
夏を越えても生きたのか。
活き活き羽ばたき小さき虫よ、
今度はつがいをつくる旅。
急がば廻れや急がば廻れ、
わたしゃ人の子されどもね。
虫けらに劣る活力に、
虫けらに劣る魅力なり。
嫉妬のあまりにほふろうと、
あな憎らしや肉無しめ。
しかしまあなんと蛍光灯めが、
行く手に刃で邪魔立てを。
血みどろ見るのはごめんだね、
虫さん今度は左様ならばと。
わたしゃ虚しく見送ろう、
あな憎らしや蛍光灯。
63彼氏いない歴774年:2010/05/09(日) 01:52:23 ID:QBg8JIDv
Age
64彼氏いない歴774年:2010/05/09(日) 02:53:26 ID:ZR8ZUplv
今日もヒトリのあたしの部屋
君からの声受け取りました
電車にてひそめた声は
震えるような
慈しむような
君の想い詰まった、
確かな音でした
僕のメイルは
それを聴くための唄
君を待つ
君を包む唄
夏のような春の日
僕を笑わせる為にした、君の意地悪と
君を笑わせる為にした、僕の我慢
また消えて仕舞わぬよう
背を向けて、後退り
『わかっているよ』
『言葉は要らない』
この手を、離したことは一度もない
君は酷く綺麗で
僕は酷く愚かで
嗚呼、
今日もまた酷く蒸す日曜日
会いたい
会えない
縛りたい
縛れない
要らない
何もかも
欲しい
全部あげる
一つ在るのは、ただの慕情
嗚呼、夏は
忘れたふりした砂浜を
今年も僕の瞼に、
映すのですね
嗚呼、海は
気付かぬふりした指環を、
今年も君の鼓膜に
置いてゆくのですね
65彼氏いない歴774年:2010/05/14(金) 00:53:26 ID:60x3xG9L



背広を着た男たちの
しょぼくれた影を踏みながら
海へ行く

重く
引きずるように

横断歩道を渡り
バス停の列を抜け
老婦人の居眠りを横目に
海へ行く

日差しのコンクリートを
焦がす匂い

窓からみていたあの海は
夏の夜のように澄んでいて
祖母の注いだ麦茶ように冷たい
きっとそうなんだろう

遠くで響く
子供たちの歓声

あの海は
なにもかも全てを
青で包んで
水平線のずっとずっと向こうへ
持って行ってしまうのだろう

海へ行くのだ
66彼氏いない歴774年:2010/05/14(金) 14:52:00 ID:V4lzCgRd
>>65
>麦茶のように冷たい、きっとそうなんだろう
ってところが好き、そういう気持ちわかる気がする
67彼氏いない歴774年:2010/05/18(火) 00:45:25 ID:s47UqxBj
モージョレールって何?
68彼氏いない歴774年:2010/05/18(火) 14:00:56 ID:fO5zlnEI
ボードレールの喪女版てことじゃない?
69彼氏いない歴774年:2010/05/19(水) 19:11:15 ID:q27HALjm
>>65
いいね。読んでる間、どっか別の世界へワープできました。
70彼氏いない歴774年:2010/05/21(金) 15:00:15 ID:nzHnqWrx
恋人

私の恋人は影法師
輝く蜃気楼の中で
つねに私に寄り添う

私の恋人は宇宙の孤独
何億光年にも隔たれた
遠い星の距離

私の恋人は最後の恩赦
ただ一度だけの抱擁を夢見て
降り注ぐ矢の雨を耐える

私の恋人は万物の恋人
ありとあらゆるものが彼の所有物

私の恋人
またの名を―死
71彼氏いない歴774年:2010/05/22(土) 20:02:07 ID:eqTHWAvj
70さんの詩好き
72彼氏いない歴774年:2010/05/30(日) 01:55:09 ID:t9Pvo9rG
小さな窓からみた

紅のちぎれぐも

去り行く人たち

やがて静寂が私をむかえる
73彼氏いない歴774年:2010/06/03(木) 17:17:42 ID:1wdw5CF0
規制解除きたあああああああああ
74彼氏いない歴774年:2010/06/03(木) 19:55:54 ID:+8lt05fr
ジャム



焦げたパンに
いくら美味しいジャムを塗っても塗っても
美味しくはならない。


人もそれに同じ
「イイ人」を塗るか
「ワルイ人」を塗るか
幾ら着飾って甘い香りを漂わせても
「元」は変わらない


私にはわからない
「ジャム」の良さが
それでも、今日も、いや昨日も明日も明くる年も永久々
私は「ジャム」を塗る、だれにもわからないように塗る、塗る。


涙のジャムは削ぎ落として、笑顔のジャムを今日も
75彼氏いない歴774年:2010/06/04(金) 16:32:46 ID:37tHbyxt
祝規制解除

此処来ると何故か詩を書こうって気力が湧いててくるよ
76彼氏いない歴774年:2010/06/04(金) 17:28:22 ID:HvIsPkCM
枷の町


全てをすてた
枷が有るから
統べをすてた


いつの間にかたどり着いた、まるで心と心をあわせたかの様な偶然
それは偶然か必然か
沢山に広がる緑と歌声…ああ、居場所は此処だ
意気揚々として私は看板を見た
「かせのまち」


私は全てをすてた
かせだから
私は亡くしたすてた
冬のアスファルトの様な冷たい心をだれか
優しく撫でて助けて
だれか…


「どうしましたか」
一人の少年が、泣くことも出来ない私の元へとつりとやってきた。
ああ、彼はかせの住民だ、かせのまちだから
彼の心配そうな笑顔が、私には悪魔に――あの憎たらしい枷に見えた


「ああ、この看板ですか、古くなって、濁点がはげてしまったんですよ。」
彼は
「せ」を指差した


途端、私は、私の心は、私の体は。
昔幼子の頃屋台で買った、あのほかりとした焼き芋の様に、懐かしい、枷のない頃の様に
あたたかくなっていった

全てをすてた
枷が有ったから
全てをくれた
77彼氏いない歴774年:2010/06/04(金) 23:31:44 ID:gmdIGXC8
>「ああ、この看板ですか、古くなって、濁点がはげてしまったんですよ。」

ここ笑った。パチンコの看板のパが消えてるんですね。わかります。
78彼氏いない歴774年:2010/06/08(火) 02:18:04 ID:n6viPqzt
保守
79彼氏いない歴774年:2010/06/08(火) 17:30:59 ID:89g2u8lt
age
80彼氏いない歴774年:2010/06/10(木) 07:47:10 ID:77WN1pr2
ブスの閉ざされた心の扉を開いて
ピューと中出ししてピューと逃げたい
そう、つむじ風のように

そうして忘れられた頃にまた
顔を変えて同じことをしたい
いたずら好きの妖精のように
無邪気に
81彼氏いない歴774年:2010/06/13(日) 02:36:50 ID:RqmW2MYT
82彼氏いない歴774年:2010/06/13(日) 20:31:11 ID:vc99w+qz
中身の無い言葉を
つらつらと、
吐き出して、

憮然とした気持ちを
閉じ込めたまま
頷いて、
笑って、
媚びて、

落としたのは、
本当の友達

拾ったのは、



当時は人間関係に悩まされてた。高一の時のノートから
83「独りぼっちの唄」:2010/06/14(月) 11:01:11 ID:9KbTSCiP
大丈夫 大丈夫 私なら大丈夫
独りきりで生きていけるわ

憎たらしい位に青い空
見上げて影を飛ばす


たまの休み 世間様は
家族、友達、恋人達、何処へ行っても溢れてる

私も何処かへ行こうか? 独りきりで
話し相手は部屋のサボテンだけよ

買い物帰りに猫を見た
微笑み掛けただけで逃げられる


あぁ、どうかお気になさらずに
私なら大丈夫 独りきりには慣れてます

壁にへばり付くゴキブリみたいに
太く静かに生きていくから

嫌がらせの様に青い空
瞼を閉じて見ないふり


今日は私の誕生日
勿論誰もお祝いなんてしてくれません

料理でもしてみようか 私の為に
食べてくれる人も居ない手料理

ちょっとお醤油入れすぎたって
全く気にしなくたっていい、素敵


あぁ、どうかお気になさらずに
私なら大丈夫 独りきりはいつものことよ

毛の中に潜むノミの様に
目立たず地味に暮らしてゆくから


大丈夫 大丈夫 私なら大丈夫
独りきりで全然平気なんです

真っ赤に燃えるお日様が
私の背中を焦がすから
しょっぱい味がするのです


大丈夫 大丈夫 私なら大丈夫
独りぼっちが誰より似合う

ドシャ降りの天気雨、
打たれたって、降られたって
ずっと ずっと ずっと
生きていけるわ
84彼氏いない歴774年:2010/06/18(金) 17:22:03 ID:mIkx6aep
>>83 お誕生日おめでとう


こちらは雨です
厚い雲が空を覆い
止め処なく雨が地面を濡らしています

窓一枚
隔たれた外界は
雨に濡れない場所に居る私の孤独を浮き立たせます

エンターキーと共に吐き出された言葉は
宙を舞い 歪み 飛散し
誰とも繋がる前に消えるのかもしれません

空と大地を繋ぐ雨のように
少しでも貴方を潤す事ができるなら

雨があがった後に
雲の切れ間から零れる光が
貴方を照らしますように
85彼氏いない歴774年:2010/06/19(土) 09:42:30 ID:UpAxkfMa
愛しい人に触れられる幸福を知ることなく
ただここで朽ちていくのでしょう
行き場のない傷心とポエジーが
誰もいないサーカス小屋のピエロみたいに
笑ってる


いつからだっけ
映画でも漫画でもアニメでも泣けるのに
自分の失恋では泣けないの
涙一つこぼれたら
少しでもラクになれるのに
私のカラダはそれすら許してくれない裏切者

ああ、ただ君に会いたい
86彼氏いない歴774年:2010/06/22(火) 20:19:19 ID:h+yQpsBf
>>84
ありがとう
誕生日4月なんだけどねw

まさに私達の事ですね
貴方の言葉は確かに届きました
87彼氏いない歴774年:2010/06/26(土) 22:20:08 ID:hPgwiTkU
88彼氏いない歴774年:2010/06/28(月) 22:05:38 ID:bRp8fkNT
曇り空にきみの声を乗せている
ネコの爪で引っ掻かれない高い高いところに

89彼氏いない歴774年:2010/07/04(日) 10:47:33 ID:/alvQaGC
詩ではないけど…五七五。

黒い服 素材によっては ゴミ目立つ

ブラジャーの ホックは二連が フィットする
90彼氏いない歴774年:2010/07/06(火) 14:38:47 ID:y/94zS2u
陽炎の向こう側 楽しげな笑い声

あの中に入れなくて
私はいつも独り 遠くから眺めてるだけで

真夏の砂利道は 素足には熱くて
夜が来るのが恋しかった


差し出された手を
握り返せなかった私を
寡黙な月が照らし出す

ナイフを隠し持っていたのは
私の方なのに

きっと世界は私が思う程
怖いものではないのかも知れないけれど
少し疲れた色をしたレンズ越しに見える世界は
歪んだままで

夜が明けてしまう前に
朝に焼かれてしまう前に

逃げて逝く月を追い掛ける様に
裸足で駆け出した

通り過がる無表情で冷たい夜風は
傷付いたこの足には心地良くて

安らげる日々を 暗闇の中に求めてた

手の平から溢れ出した紺色に
溶けてしまいたいと願った心が
哀しいビロードを靡かせる

淋しい空から降りてきた
控えめな星達が 静かに奏で始める

明るくなっていく空に消されても
鳴り止まない 優しい歌を


今、こうして呼吸する世界のカケラを
悲しいものにしてしまった 私にでさえ
平等に朝は訪れる

例えあなたの望んだ明日じゃなくても


 
91彼氏いない歴774年:2010/07/09(金) 12:42:34 ID:b/Ks2jUT
優しい人になりたいと
あなたは泣いた

あなたは優しいと
私は泣いた

私を泣かせていると
あなたが泣いて
私は泣いて

優しさばかり
そればかりなのに
涙ばかりが落ちていく

誰も傷つけたくないと
その掌に刺を包み
傷つく掌を握りしめる

固く柔らかく
握りしめた掌

優しい人になりたいと
優しい人が泣いている
92彼氏いない歴774年:2010/07/09(金) 23:37:08 ID:+5cbieYF
支援
93彼氏いない歴774年:2010/07/09(金) 23:43:32 ID:s/4c0QMg
>>91
心にグッときてなんだか泣いてしまった
友達にそういう人がいるからかな
94彼氏いない歴774年:2010/07/10(土) 00:17:25 ID:b6fhNweO
いつの間にか此処まで来てた。

深い泥沼は気付かぬうちに私の脚を捕らえ、絡み付いて離さない。
薄暗い思い出の中を、暗闇が駆け足で走ってく。足跡で黒く染まってく。

いつの間にか此処まで来てた。

いつの間にこんなにふかみに嵌まっていたの?
いつから私の暗闇にランタンを持ち込んだの。

いつの間にか此処まで来てた。

こんな深淵に来る気はなかった。
気付いた時にはぽつんと光っていたランタンは、頭上に広がる空になっていた。

いつの間にか此処まで来てた。

戻れないのに先にも進めない。君の隣には永遠を感じさせる存在。

いつの間にか此処まで来てた。もうもどれない。
95彼氏いない歴774年:2010/07/10(土) 02:07:51 ID:QwubnSM8
>>91
せつない
96彼氏いない歴774年:2010/07/14(水) 21:36:40 ID:6U/HPChj
97彼氏いない歴774年:2010/07/14(水) 22:36:53 ID:Dm1sinfH
ただいま
メッセージは ありません
久しぶり。元気?
センターに 届きませんでした

咳をした
こほん、と部屋に響いた

あの子の目がぐぅるりと回った
「私、嫌われてるし」
そうじゃないよと
そんなことないよと言えと
目玉が語る

私はただ
おかえりと言ってくれる人に出会いたい

あの子に微笑む余裕をくれる
おかえりをください
98彼氏いない歴774年:2010/07/16(金) 00:05:27 ID:2guAXEbG
なにか足りないと思ったら
蝉の鳴き声が聞こえない

バケツで冷やした丸ごとすいか
お風呂上がりの扇風機
冷えたすいかを八分の一
庭に向って種飛ばし
少し冷たい夜の風サンダルの指先

遠くの町
疲れて歩く夏の夕暮れ
八分の一のスイカを買った
ベランダに出て一つ種を飛ばす
明日からまた頑張ろう
99彼氏いない歴774年:2010/07/16(金) 00:15:16 ID:rlxNnzsX
>>98
うわあああああ
なんだか胸の奥にしまっておいた夏の思い出がぶわっとよみがえった
明日カットスイカ買ってこよう
100彼氏いない歴774年:2010/07/16(金) 21:28:50 ID:Yjaryzqe
「マイクロニスト」

僕の身体の半分程の一日を
夜色を纏った 時計の針が刻んでいく

宇宙を旅する 大きな黒い鯨が
低く、鳴き声を響かせれば

僕は枕の下に隠した 銀のナイフを取り出して
両手いっぱいの月の雫を垂らす

それを見て、「綺麗だ」とはしゃぐ君は
いつも何故か窓の外で

この空で弱々しく輝く 星の様だと思った


やがては消えて逝く 儚い光だとしても
僕の瞼の裏に拡がる 小さな宇宙が
指先だけで感じた温もりを
忘れたくないんだ、と
寂し気に黒いカーテンを揺らす


金米糖の様な言葉をくれる
君に出会ったことだけが

ちっぽけな僕の
小さな幸せ



箱の中に押し込めた
僕の宇宙が溢れ出す

空を泳ぐ 眠ったままの魚達が
小さな小さな星達を吐き出して
波の上、ランプを燈していく

僕の秘密のナイフも
キラキラと 光の砂を身に纏って
それを見て 嬉しそうに微笑む 君は
今日も何故か窓の外で

僕はそんな君が 綺麗だと思った


独りきりの夜は 静寂の中
穏やかに侵攻する 僕の宇宙を
「おやすみ」と宥めて
そっ、と 背中を抱いてくれた

何も持たない 僕に生まれた
たった一つの 誇り

消え入りそうな 鈴の音で唄う
君のことを 守りたいと思った

ちっぽけな僕の
小さなプライド
101彼氏いない歴774年:2010/07/19(月) 17:52:06 ID:UTDYFlqn
喪女板は
羽化せぬ蝶の
憩いの場
102彼氏いない歴774年:2010/07/20(火) 23:33:43 ID:UBLq1AS1
インドである若い男女が
駆け落ちしようしていた

けれど女は男よりもカースト(身分)が下だったから
男の両親、親族により棒で殴られ蹴られして
死んだ

この国ではカーストの違う者同士の結婚は
絶対に認められない
親が決めた相手としか結婚できない
それがヒンドゥー教の掟

殺人は悪いこと
だが、この社会では「名誉殺人」として
正当化されているという
自殺に追い込む、殺害する、それが許される社会

掟破り、家柄を汚した、一族の恥
命より大事にされる宗教の掟と虚栄心

社会の大多数が感じる正義が正当だといえるのか
数の原理か
私が正しいと思うことは、間違っているのか

本気で愛し合った彼らに、何の罪があるのだ

宗教、社会、規範
誰かが定めたルールは本当に正しいものなのか
そこから逃れるものは異端者か反逆者か
従順に犬のごとく
首輪をつけて歩くことが幸せか

社会から逸脱した者は
その者自身が悪いのか罪なのか甘えなのか

私には分からない


※詩というよりコラムみたいになった
今日、新聞でこのことを読んで思ったことを書きました
103彼氏いない歴774年:2010/07/22(木) 21:29:49 ID:hIgdiGFe
age
104彼氏いない歴774年:2010/07/22(木) 22:12:09 ID:D8S3F/eF
買い物に行く

磨かれた床を歩く
黒い壁に反射する私
白手袋の女たち
鞄を買う

ワンピースを着たマネキン
5桁の数字
誰もいない店内
服を買う

雑踏を抜ける
低俗な笑い声は嫌い

ガラス張りの箱
恭しくひざまずく店員
赤いパンプスは眩しい
靴を買う

溢れる色の濁流
ポスターの外人に睨まれる
私を輝かせる一番の近道
口紅を買う


手に持った戦利品
私は綺麗になる、必死に
幾らでも出すわ
あなたが振り向いてくれるなら

気付かないふりをしよう
あなたが見向きもしないことも
うるさい電話のベルも
全部
105彼氏いない歴774年:2010/07/23(金) 17:19:16 ID:lSx60/bK
「浴室」

固体と液体の
消える境界線

その上を漂う心

溶けもしない
固まりもしない

手で掴めるはずもなく

わあわあと
涙を流す
106彼氏いない歴774年:2010/07/24(土) 03:22:48 ID:2P1YMlu4
はじめまして
こんにちは
久しぶり
さようなら

何度も交わしたあいさつに
返る声はもう無いのですね

今でも本屋であなたに似た後ろ姿が
立ち読みしているのを見ると
思わず声をかけそうになります

そっちはどう?
こっちは今年もひまわりがたくさん咲いたよ
頑張って草取って種撒いた甲斐があった
写メ送るから見てね

携帯の画面には送信に失敗したと出たけど
あなたに届く奇跡を信じています
私のアドレスは今でも変わりません

本当はありがとうと伝えたいのに
あの頃と同じ様に今でも気恥ずかしい
わかってて面白そうに笑うんでしょうね

何十年経っても
多分そっちに行っても伝えられない

だからまた会えたら久しぶりと
無事にまた会えて良かったよと
そう言おうと決めています

寂しかったと会いたかったは
こっちに置いていきます

それまでは
あなたに会える日がくるまでは
踏ん張って生きていきます

久しぶり
また会えてよかった
あなたに会えてよかった
107彼氏いない歴774年:2010/07/28(水) 10:28:31 ID:tzIi1u+j
子供のころ近付きたいと手を伸ばした空
大人になって近付いたけど
あの頃よりも空は狭くなってしまった

子供の時見ていた空は高く広く
地平線の向こうまで続いていた
きっと大人になると世界は広がると
そう思っていた

行ける所は増えたけど
どこにも行けなかったあの頃よりも
世界は小さくなってしまった

世界の果てを探して走り続けた
追いつけない虹の向こうは世界の果て
いつまでも追いかけてくる月は
世界の果てに浮かぶ太陽

世界に果ては無いと知った代わりに
自分の果てを知ってしまった

近付いた空に手を伸ばしてみる
空は高く広く地平線の向こうまで
知っている
知っているのに
どうして悲しいのだろう
108彼氏いない歴774年:2010/07/30(金) 18:30:27 ID:ClyZeT1x
無力な両手は彷徨った

汚れを洗う術も知らず

君の指先を求めた筈が

行き着いたのは私の瞼


醜い舌を飲み込んだ

口を噤めば噤むだけ

君にあげたい色彩は

胃袋の底で息絶えた


「私は誰より私が嫌い」

だから私を許して下さい
109彼氏いない歴774年:2010/07/30(金) 22:47:02 ID:UWNO46aX
積んだ塔を一人くずす
110彼氏いない歴774年:2010/08/15(日) 18:53:56 ID:ds1Dpc3B
111彼氏いない歴774年:2010/08/15(日) 19:56:22 ID:SrS5EZRZ
「マネキン」
僕の服装どうですか?僕のスタイルはどうですか?僕はイケメンですか?僕には友達はいないのです。会話もしません。僕はお人形さんでしかないんです。
112彼氏いない歴774年:2010/08/16(月) 03:23:38 ID:o9V4nweB
スレタイの
【】
わろた
113彼氏いない歴774年:2010/08/22(日) 16:00:50 ID:TixtKhiQ
醜い者が着飾るのを
あなた方笑うのですか
私が差した口紅を
私が着たワンピースを

苦しい心を誤魔化す為
惨めな気持ち抑える為
それで精一杯
なのに

憎いよこの色男
人の気も知らないで
恨めしいこの色女
目が笑ったしかめ面

放っておいて下さい
どうか放っておいて下さい
それだけがお願いです
114彼氏いない歴774年:2010/09/05(日) 19:34:07 ID:XaPZasHl
規制解除記念age
115彼氏いない歴774年:2010/09/05(日) 21:10:03 ID:O9iFzUuB
いつも死に際を夢想するくせに
捨てられないものを背負っている
気持ち悪さに吐き気がする

いつも死に時を考えているくせに
季節の続きを見る気でいる
考えの甘さにうんざりする

いつも死に場所を探しているくせに
寂しさに負けて友をつくる
頭の悪さに憐れみすら覚える

いつも死に方を考えているくせに
他人に完全に憎まれるのも怖い
心の弱さに眩暈がする

いつも死にたいと願っているくせに
大事にしているものがある
いつも死に対して真摯なくせに
そんな自分を否定して馬鹿にしてる
116彼氏いない歴774年:2010/09/06(月) 04:18:21 ID:8FOUWAjn
>91
素敵
117彼氏いない歴774年:2010/09/06(月) 04:56:38 ID:3jku5LpM
日々が満ち足りていました

愛しているのです
私を愛してくれるものなんて
籠の中のハムスターくらいだったけど
毎日うるさいツクツクボウシも
コンクリートの上で震える逃げ水も
枯れてみずぼらしい向日葵も
壊れてしまったエアコンや
蚊取り線香の匂いのする日焼けた畳や
明日も猛暑と予言する天気予報を
私は心底愛しているので
なので
118彼氏いない歴774年:2010/09/11(土) 18:01:01 ID:fLF6SCft
>>117
好きだなぁ
119彼氏いない歴774年:2010/09/12(日) 14:42:31 ID:cgScTNyA
黙り込んだ異物を横目に
今日も私は息を切らしてる

色水に沈む街
置いていかれた生温い部屋

嗚呼、目を閉じて
死んでいく音を聴いている
120彼氏いない歴774年:2010/09/13(月) 20:56:37 ID:YbcdMg4R
保守あげします!
121彼氏いない歴774年:2010/09/13(月) 21:24:51 ID:IQ6OvMEt
もうすぐアンモナイトが降ってくる
きみは捨てきれない少女の時代にためいきを吐くよ
ぼくは猫の遺影を抱きながらコールドスリープの夢を見ている
ブラウン管のテレビでは午後4時のニュース
曇り空の向こうでは星がひとつ生まれた
122彼氏いない歴774年:2010/09/13(月) 22:12:55 ID:ip7CPPgl
涼しい秋の夜
君を想う
想いをうまく伝えられなくて
君に会えなくて
ただただ君を想うばかり

君が欲しい
君なしでは生きていけない
不安で心細い
飯も食えない

もしそばにいてくれたら
どれだけ安心できるだろう
どんなに心強いだろう

愛してる 金
123彼氏いない歴774年:2010/09/16(木) 00:30:59 ID:mghecBuG
>>122
しんみりと読んでたのに最後ww
124彼氏いない歴774年:2010/09/16(木) 00:36:49 ID:WD/bA2T0
Money
125彼氏いない歴774年:2010/09/16(木) 22:44:39 ID:hdkC6dgM
>>119
退廃的で素敵ですね

肩が痛い
黒い風景 溶けた線
眠った電車の動く音
ラジオから聞こえる雑音は ブラックボックスに染み付いた姿を曖昧にする
ゴミ箱に放り込んだティッシュ
本棚に詰め込まれた本には 私が涙する理由はわからない
インクの切れたペン 飲みきった薬のシート
折れた口紅 冬が来る前に逃げ出す鳥
お湯が沸いたら髪を切ろう
126彼氏いない歴774年:2010/09/18(土) 20:58:37 ID:yxytY+zv
age
127彼氏いない歴774年:2010/09/18(土) 21:50:45 ID:fysrxZwF
夏 あなたに出会い
秋 あなたを想い
冬 あなたの面影をさがす日々
春 は、もうすぐなのに
私 は、思い出から動けない


こんな片思いしてたなぁ〜。この人以来、片思いも出来ない。
128彼氏いない歴774年:2010/09/19(日) 10:17:20 ID:uGJ9LBqk
夜 あなたと2人
月も星も雲に隠れて

あなたの瞳にさえ 私は映らない
夜が2人を隠すのなら 私の心も隠してほしい

愛する心が伝わらなくて
今宵も1人つく 夜のためいき
129彼氏いない歴774年:2010/09/19(日) 20:24:16 ID:8nKE8pjB
女とは畑である

たがやし、たがやし

種をまく
130彼氏いない歴774年:2010/09/20(月) 00:18:31 ID:a9++nXs4
「Black Child」


僕が生まれたその日から 長い長い旅は始まった

黒、持って生まれた僕の色
「不吉だ」と蔑まれ、疎まれる

街から街へ 時が経つ程に僕は傷だらけで
いつしか自信を無くし 皆に背を向け、
避ける様に一人、遠く離れていたよ

「どうしたの?」
背中を丸めて、下ばかり向いていた僕に声を掛けてくれた
僕の顔を覗き込んで 頭を撫でてくれる君の手が
とても温かかった

君は優しい生き物 それでいて少し変わっている
僕を見付けると嬉しそうな顔をして駆け寄って来る
君の目には僕のこの薄汚れた「黒」が
眩しく輝く白に映っていたの?

君は今日も僕の頭を撫でながら
僕の痩せ細って骨張った傷を見て、辛そうにする
そんな君を見て、僕も胸が苦しくなるんだ

どうか そんな顔をしないで
今、君が隣にいることが 誇らしくて喜ばしいんだ

僕に生きてる意味を与えてくれた
そう、思うよ


今日も僕を見て嬉しそうに笑う君を見て
君の目に、の「黒」が真っ白に映っていたんじゃない
君は僕のこの薄汚れ「黒」ごと、僕を受け入れてくれたんだ
って、気付いたんだ


長い長い旅の果てで
今こうして君の腕に抱かれて眠れることが幸せなんだ

生まれて初めて 泣くよ
こんな僕を愛してくれて ありがとう

君が好きだよ
131彼氏いない歴774年:2010/09/20(月) 01:31:22 ID:tk0uAVRy
暗闇から聞こえるコオロギの羽音
天井裏のねずみの足音
カラスはかぁかぁ空を飛ぶ

川が流れる

室内に
自分の尿だと気づくのに

数分かかった
132彼氏いない歴774年:2010/09/20(月) 15:40:56 ID:l0JwNf3x

嫌われることも 悪意を向けられることも
言葉を選べば「慣れた」こと
力を入れれば泣くこともない よくある一瞬

痛いことも 痛くないことも
多分生きてれば何度だってあるから
慣れれば 大丈夫

ふとした時に気づく陰口とか 不意にかけられる暴言とか
そんなこと それだけのこと 堪える 一瞬

痛いことも 痛くないことも
何度も重ねられて 慣れていくものだから
幸せも不幸せも 大丈夫

何回もそうやって口の中で呪文を唱えて
一瞬を何度も堪える
本当は誰かに傷つけられることは
何度も聞き慣れたことでも 辛いんだ

痛いことも 痛くないことも
何回も何十回も繰り返されていくものだけど
本当は大丈夫なんかじゃ ないんだよ
133彼氏いない歴774年:2010/09/20(月) 16:03:57 ID:l0JwNf3x
>>>131

心折れた…orz
134彼氏いない歴774年:2010/09/22(水) 14:20:46 ID:hXxc/KHi
五七五だけど、いいかな。

ヘヴィーです
処女、将来と
腹の脂肪
135彼氏いない歴774年:2010/09/22(水) 16:53:33 ID:qtqSLkee
実際にボードレール読んでる喪女はいるの?
136彼氏いない歴774年
age