1 :
彼氏いない歴774年:
>>1乙!
旅エッセイスト宮田珠己の本が大好きだ
サラリーマン辞めて旅行しまくってるオッサンで、この人の話は全体的にふざけてるw
読み始めると、こんな文章自分でも書けそうだわと思いつつ(失礼)、
ついうっかり引き込まれてしまうような面白さがあって、クセになる
落ち込んでるときなんかに読むと、ゲラゲラ笑って少し元気になれるよ
気になる人は、『ときどき意味もなくずんずん歩く』でも読んでみてね
4 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 12:55:19 ID:U2PZPplg
>>1乙!
宮田珠己おもしろいよね
『ときどき〜』と『私の旅になにをする』が好きだな
6 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 14:15:03 ID:U2PZPplg
喪女ならきっと東海林さだおがツボだと思う
細かいだろ!っていう心理描写や重箱の隅なネタ多し
>>1乙!
人文書が好きだ
けど値段が高くてなかなか手が出ない
田舎住まいだからブコフとかでもあんま見かけない
大きい本屋さんがオアシスです
8 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 22:21:22 ID:LROyjJBJ
筒井康隆の家族八景読んだ。読みやすくて面白かった。
七瀬ふたたびはまだ読んでないけど、お手伝い設定ではないんだね。
9 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 22:46:01 ID:StwzCsxz
京極を読み返し〜
10 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 22:56:45 ID:4JM4jZCK
ジェームズ・クラベルの「23分間の奇跡」。
新しくクラスにやってきた若くてきれいな先生は、
笑顔で歌がうまくて、クラスの生徒全員の顔と名前を覚えてる。
生徒の質問には誠実に答えてくれて、優しくて…。
新しい先生は、生徒の心をあっという間につかんでしまう。
そして…「どうして国旗に忠誠を誓うの?」
「国旗は小さく切って、みんなで分けましょう」
「旗ざおは窓から投げちゃえば?」
実は「新しい先生」は、戦争が終わって占領された国に、
戦勝国から「正しい教育」をするために派遣された教員。
最初は疑っていた子どもたちに、威圧的でなく、明るくて優しく語りかけ
国旗を生徒に切り刻ませて、洗脳を完了するまでがわずか「23分」。
過去の話か、現在の話か、淡々と進む洗脳教育が、とにかく怖い。
「新しい先生」は、教師としての授業の技術はすごく高くて
暴力的でなく優しく笑顔で生徒に接していて、
生徒全員の考えを実に自然に短時間で塗り替えるところにゾッとした。
ユーチューブに、舞台を現代日本に置き換えたドラマ版があるよ。
(「世にも奇妙な物語」)
新しい先生役の賀来千香子の芝居がうますぎで怖いです。
パラドックス13読んだ
面白かったけど東野はミステリのが好きだな
12 :
彼氏いない歴774年:2010/03/06(土) 23:22:34 ID:u2JQlYmi
>>11 同感です。東野のあの頃ぼくらは〜てかもあまり面白くなかったなぁ
伊坂幸太郎の終末フール読んだ。
短編で読みやすくて2時間くらいで読み終えたよ。
SFってラノベみたいなイメージがあって苦手だったのに
(ラノベ否定ではない、ラノベも読む)
ハインラインでハマって、
ヴォネガットでのめり込んで
フィリップ・K・ディックで虜に…
関係ないけど中也の詩を10編ほど空で言えるようになった
詩もいいですね
短文に情景や情感がつまっていて…
うまくいえないけど心がぎゅっとなったり余韻に浸れて清々しい気持ちになる
私は最近室生犀星が好き
穂村弘の短歌にハマった。
「手紙魔まみ、夏の引越し」を図書館で借りたんだけど、フセンまみれになっちゃった。
(ただ挿絵が喪女にはきつい)
『製氷皿に静かな水を運びつつ 天国なんか通過する汽車』
…この人の感性、どうなってるんだ、怖い。
でもエッセイ(「世界音痴」とか)では、ちょっととぼけた面白いおっちゃんなんだな。
オススメです。
詩や短歌俳句が分かる人うらやましい…
私ちっとも良さがわからなくて
有名なの読むたびに自分の感性を否定されてる気分になる
詩心のない人間なんだろうなぁ
>>16 感動しよう、きっといいものなんだからって詩を読むのはつまんないよ。
いつか何かのきっかけで、誰かの言葉が身に近く感じられるかもしれないのを楽しみにしてるといいよ。
自分は母親が死んでしばらくして、新聞の俳句欄が目にとまった。
投稿句だから素人の作。同じこと感じてる人が世界中にいるんだなーと思った
母の日やいませば山とある話
萩原朔太郎の詩がすごい好きだなあ
あと詩とはちょっと違うけど夢野久作の「猟奇歌」っていうのも好み
中二病でサーセン
「猟奇歌」立ち読みで、これはだめだ、全部読んだら気が狂うと思った
「私の嫌いな10の言葉」
著者の主張には同意できない部分も多いけど
無理矢理ポジティブに生きなくてもいいというか
一人でいたい、他人が好きではないという自分の感性を大事にしてもよいのだなぁと少し安心した
>>16 そんなあなたに
「カキフライがないなら来なかった」
ラブリーボーン読んだ。
スージーがみんなに愛されてて幸せだなあと思った。
ジャックがかっこいい
穂村は男ぶりっこって感じ<エッセイ
枡野浩一好きな私参上。
短歌も小説も、心の中でボクシングしてるみたいで好き。
週間朝日での子供に会いたいしか書いてないコラムも好きだった。
あと、谷川俊太郎と若山牧水が好き。
最近森見登美彦を読んでる。面白い!って思うんだけど、内容を全然覚えてられない。樋口さんは好き
山本周五郎のオススメありませんか?『さぶ』は面白かった
森見登美彦の本は京都の地名がよく出てきて身近に感じる一方、
言い回しが気取ってる感じがして、あまり好きになれなかった…
『きつねの話』はそうでもなかったけど
今更ながら川上未映子の「わたくし率イン歯ー、または世界」を読んだ
最後はあれでいいのんか?そこがええのんか?と思った
>>25 「赤ひげ診療譚」「雨あがる」
メジャーなんでもう読んでたらすまん
新堂冬樹の「ギャングスタ」読んだ
読み終わったばかりなのに何ひとつ印象に残ってない!不思議!
>>24 枡野好きだ。
その子供に会いたいコラム、本になってるよ。
「あるきかたがただしくない」ってタイトルだったかな。
赤裸々過ぎて尊敬するわ
29 :
彼氏いない歴774年:2010/03/09(火) 14:55:58 ID:2Dt0QYe+
>>24
森見登美彦いいよね。なんというか、喪男ぶりにイラっとしない稀有の人。喪女の
悪口言ったりしないタイプの。
「ふはふはした夢のような黒髪の乙女がいいのだ」
「またそんな意味不明のわがままを言う!」
(こんなんだったかな?)
こんなやりとり、喪女の中でも割とある。
「騎士(シヴァルリ)の息子」ロビン・ホブ
「七王国の玉座」ジョージ・R・R・マーティン
人間関係が複雑な非熱血系ファンタジー大好き
タニス・リーの平たい地球シリーズ、小野不由美の十二国記、ロジャー・ゼラズニイの真世界シリーズとか
色々好きなシリーズはあるけど、ファーシーアの一族と氷と炎の歌はホント好きだ
何回も読み返して、そのたび面白いなーと感じる
31 :
彼氏いない歴774年:2010/03/10(水) 03:10:48 ID:0DTQTAuq
>>25 『彦左衛門外記』と『楽天旅日記』
どっちもお笑い路線ですが
>>29 森見の中で茶髪は論外なんだろうなあといつも思うw
33 :
24:2010/03/10(水) 18:16:14 ID:vLm4cXi0
>>28 ありがとう。早速読んでみようと思う。
>>29 うん。だから、既婚と知った時衝撃だった。
『毒になる親』読んでみた。なんてか、心が折れるね。
島田荘司「龍臥亭幻想」
ちょっと強引な箇所もあるけど、さすが一気読みの面白さでした。
石岡も50代ですか。御手洗ももう日本に戻ってこないんだろうなぁ(ノД`)
>>8 筒井康隆の「七瀬三部作」は人気あるよね。
私も家族八景読んでハマり、七瀬ふたたびも読んだよ。
家族八景がおもしろかったならこちらもおすすめ!
ちょっと雰囲気変わるけど、孤独だった七瀬に仲間が増えていくのを見るのは良かった。
三作目のエディプスはまた雰囲気変わるけど、七瀬が好きなら読んでもいいかも。
山田風太郎先生の「風来忍法帖」を読んだよ。
女を攫って犯して売り捌く香具師7人の外道ぶりに
最初はこいつらが敵役なのかと思った。
陰惨なシーンは多々あるけど全体的に明るい雰囲気。
香具師が死ぬ直前の
「ムシみたいな人生だったけど・・・最後に素晴らしいことをやったよな。」
という台詞は喪である自分の心を打った。
>>36 漫画の鳴門をはじめて読んだ時は「こいつら忍者じゃねえ!」って思ったもんだが
風太郎先生の確か甲賀忍法帖読んだら「こいつら人間じゃねえ!」だったので
まだまだ自分は理解が甘かったと思い知ったな…
>>8>>35 七瀬シリーズは子供のころに読んだから結構気持ち悪かった
>>38 自分は成人してから読んだけど、やっぱり気持ち悪さは感じたな。
人間のずるさ、汚さみたいなのがね。
七瀬ふたたびが一番好きで、完結編のエディプスの恋人はイマイチだったんだけど
読み返してみたら
ラスボスが、七瀬を懐柔するために、ふたたびで○○れた2人をひょいっと○○させて
イヤだ駄目だそんなのおかしい!と彼女が否定したらまたひょいと○した
ってシーンの巧さと七瀬の絶望に舌巻いた。
(○○とかがまた、ジャンプ的なそれじゃなくて、まんまUndo+Redoなんだよね。
ワープロさえ普及してなかった時代に書かれたなんてなあ)
そんでもってそのトラウマ直撃的絶望・足場総崩れ的恐怖より
ラスボスが七瀬の○で○○するから七瀬自身はお預けくらわされる…という
嫌悪感の方が彼女にとって宇宙規模で重大だってのがw
自分の中で、七瀬シリーズは家族八景から七瀬ふたたびの前半までがピークだった
七瀬ふたたびの後半辺りから、筒井康隆がキレ気味に書いたかのように感じてきて
エディプスの恋人はそこまでして抹殺したかったのか…と物悲しくなった。
人気が出ちゃったせいで収拾つかなくなったキャラクターの悲しみを感じる。
家族八景だけ読んでそのうち続編読もうかと思ってたけど迷ってきたw
「エディプスの恋人」好きだけどなあ
内面をあの文章(?)で表現するのは初めて読んだときビビッた
筒井康隆は歪んだ人間描くのが本当うまいと思った
郵便局員とか七瀬に付きまとう教員とか
「家族八景」「七瀬ふたたび」がリセットされてるのがちょっとどうかと思うけど
新堂冬樹「殺し合う家族」
あの事件を元ネタにするとかちょっと不謹慎すぎだろ
これは遺族に訴えられてもいいレベル
『テンペスト』池上永一
これがギャグマンガだったら楽しめたかも
女装しても身バレしないのはオスカル様だけでいい
>>43 リセット(ヒロインが死んで終わったのに、何事もなく三作目が始まる)自体が
あのヒトが愛する男へのプレゼントとしてやらかしたことだから
作者が「自作をなかったことにして人気ヒロインを使いまわした」わけではないよ。
というかたぶん八景から「続編を書くとしたらこうだよなやっぱり」的に予定されてた結末だと思う
>>41さんとかは筒井康隆の自作品の(というかキャラの)扱い方に慣れてないか
単に波長が合わないかなのでは
谷川俊太郎の新刊エッセイ読んでる。
淡々としていていいかも。
>>42 >>45さんも言っているけど、
どんな作品だって良いと評価する人、イマイチだと思う人はいるし、
やはり自分で読んでみるのがいいんじゃないかな?
重松清の「きみの友達」・・・!!
本当良かった。興奮さめやらぬ。
前スレでレビュー?書いてくれた人ありがとう。
ここで薦められてるのを買い始めてからハズレなしで嬉しいわ
司馬遼太郎先生の「新撰組血風録」読みました。
戦いの描写が前口上含めて2〜3行で終わったりするんだけど、
そのシンプルさが良い。
台詞も「隊規により誅戮する」とか、受ける方も潔く「心得た」とかね、
男らしく颯然としていて萌えるw
主要人物のキャラが立っていて、司馬先生にしては娯楽的要素が濃ゆめで
新撰組ファンが増えそうな作品だった。
ていうか新撰組も竜馬も
司馬遼が書いてから人気が出たんだけど
牧野修「忌まわしい匣」
途中まですごい面白いんだけどオチが残念な話が多かった。
電波な文章といい、映画やアニメからの豪快なパクリっぷりといい
平山夢明に通ずるものがあるので他の本も読んでみる。
前スレで永遠の0教えてくれた人、ありがとう。
今日読み終わった。ものすごい話だった。
是非みんなにも読んで欲しい。
>>49 血風録、土方が出てくる度に餅焼いてる話があったと
思うんだけど、なんか笑えて好きなシーンだった。
燃えよ剣と合わせて読むとさらに面白いね。
>>52 私もこのスレ見て「永遠の0」読んだよ。
良い話だけど自分は切なすぎてもう読めないな。
親父が家族のために頑張るっていうのに弱いんだ。
「壬生義士伝」然り「ザ・ロード」然り。
児童文学だけど「ウルフ谷の兄弟」読んだ。
兄と弟、それぞれの思いにすげー泣けた。
多分子供の頃に読んでもここまで心に響かなかったと思う。
紹介してくれた新聞の書評欄の人ありがとう。
>>53 あったあったw
「前髪の惣三郎」だった気がする。
かなり熱心に焼いてて、相談しに来てる部下に振る舞うんだよね。
私もここ好きw
>>55 丁寧に完璧に焼いてたんだっけか。
あれは土方のキャラを表すシーンだったね。
司馬さんうまいなぁと思った。
太宰治の「人間失格」を呼んだよ。
どんなタイプの人が読んでも、本当の自己を曝け出せず
道化を演じて安心する葉蔵の性格に大なり小なり
共感をおぼえると思うんだけど、喪の自分にはそれがひとしおだったよ。
文章は巧みで流れるように読めた。
次は斜陽にチャレンジ。
高橋歩の本
てっきり世界一周の旅行記だと思って買ったらただのポエムと写真集だった
他の本をめくってみてもどれも似たようなものばかり
熱い思いみたいなのは感じたけど、読ませる本ではなかったわ
渡辺眞子の「犬と、いのち」読んだ。
覚悟してたけど写真は厳選されてるだけあって見れたし
文章も読みやすくてスラスラ読めた。
今更だけど、山本文緒「恋愛中毒」読んだ。
30代女子が主人公の本は、20代の時は完全なフィクションとして読めたのが
30代になって読むと、、、ちがうね。
ロバートNペック「豚の死なない日」
淡々としてるけどなかなかヘビーだった。
最後まで読んで題名を理解。
ラストは会社の昼休み中に読んだんで涙が出そうになって困った。
イタチ犬とピンキーを○○するとこは辛すぎる。
>>61 地味にいいよね。同じように最後に理解したよ。
続編もあるみたいだね。
三十代は女子・・・なのか?
age
ここ数ヶ月ずーっと落ち込んでるから読書ばっかしてる。
今までにないペースで読み進めてるよ。
読書中はその世界に入り込めるから、ずいぶん助けられてるなぁ。
やっぱり本はいいね。
吉行淳之介「女をめぐる断想」「犬が育てた猫」
面白かった。冷めてるところが好き。
最近姫野カオルコにはまってる。
何冊か読んだ中では「ツイラク」が一番面白かった。久々にいい小説読んだ気分。
最後が気になって眠たいのに夜通し読んでしまったw
あと映画観てからずっと読みたいと思ってた「贖罪」も読んだ。
原作もよく出来てたなー。
竜馬がゆくの巻末に載っていたので知った。
「天翔ける女」白石一郎
内容は大浦慶伝。竜馬がゆくの華々しいかんじのお慶を想像して読むと
意外に悲しく波乱な生涯なので驚く。
特定の男を持たない(実は恵まれない)キャリアウーマンなので、
喪としても、一人で生きていこうと思っている人にとってはなかなかトラウマになりそうな作品。
ドストエフスキーの「罪と罰」を中ニ病乙とか思ってたけど
読みもせず食わず嫌いはよくないなと考えを改めて読み始めた。
主人公に感情移入はできないけど、サスペンスみたいでスリルあって面白い!
中ニ御用達小説じゃなくて、主人公が中ニくさいという意味だったのか。
当時のペテルブルグがものすごい臭そうというのが
文章からこれでもかというほど伝わってくる…
三崎亜記の文章と世界観が好きだ。
ほんと、世界観が独特っていうか変だけど
そこにすごい引き込まれる
特に「失われた町」が凄い好き!おすすめだよ!
他にも三崎さん好きな人いないかなー。
>>69 読んだこと無いけど面白そうな本を出してる人だなと思ってた。
なおかつ男なんだよね。女だと思ってたよ。
71 :
彼氏いない歴774年:2010/04/05(月) 20:36:44 ID:cxZyxIgE
エッセイが好きで、養老孟司さんや吉本隆明さんの本を読んできました。
小説は、川上弘美さんや遠藤周作さん、吉田修一さん。
最近、ちょっと気分が落ち込んでなかなか元気になれないんでるんですが、こんな私に何かオススメの本があったら、是非紹介して下さい。
>>71 小説ならヒートアイランド、エッセイなら中島らも先生のやつがお勧めです。
飯嶋和一好きな喪女はいませんか?
結構悲惨な話でも読後感が不思議と爽快なのが特徴です。
ところで、喪レスキンパッションシリーズのブックジャーナル買ってみた。
今年は読書記録をつけてみる予定。
>>73 飯嶋和一、ぐぐってみたけど面白そうだね。ちなみにあなたの一番のおすすめは何??
読書記録私もしたいけど、幾度となく挫折しているよ・・。
筆無精はいかんね。
>>74 「雷電本紀」かな
主人公は江戸時代の力士雷電なんだけど、
裏主人公とでもいうべき商人の生き方がカッコイイ
さよなら!あがり症/麻生けんたろう
あがり関係の本はかなり読んできたけどこの本が一番読んだ後に希望が出てきた
まずは興味を持つ事を心がけようと思う
飯嶋和一、始祖鳥記を夢中になって読んだなー
雷電も好きだった。でも自分のベストは黄金旅風かな。
うわついてない、落ち付いて骨太な文章ですごく好き。
わくわくドキドキスケールのでかい話をあちこち場面を移しながら
緻密に活写してて映画みたい。で結末がアンハッピーだよね大抵…
78 :
彼氏いない歴774年:2010/04/06(火) 22:54:41 ID:RJ7OJpEZ
>>73-74 某SNSサイトのブックレビューを
自分の読書記代わりにしてた時は手軽でよかったよ
結局ノートに手書きに戻ったけど
川端康成「雪国」
女の、自分でもなんだか訳がわかんないー!みたいな錯乱や意地っ張りぶりはすごくうまくて
なるほど女好きでよく観察している…と思わされたんだけども
主人公しまむらのまったくもってどこがいいんだか全然わからん粘着質ぶりが恐ろしい
しかも大層なナルシストで、この女おれに惚れている…とかそんな自分が好き(はぁととかの
描きっぷりが逆に恐ろしい
惚れてる?のか?どうしちゃったんだみたいな女の(男から見た)混乱ぶりは良く描けてるのに
「惚れられてるおれ」の(女から見た)よさが全然ないのがいっそ見事
ぷよぷよ半太りで全然こってなくて按摩さんに「いい御身分で」みたいなこと言われてる男w
昨晩、あしながおじさんを読み返した。
想像力豊かでいきいきとした手紙と物語の内容に引き込まれた。
読み返すと以前は心に留めることもなかった文章に釘付けになったりして面白かった。
ああいった手紙を出す相手はいないけど、挿絵つきの日記をつけてみたくなった。
眠狂四郎買った
「素数たちの孤独」タイトルに惹かれて読んだ。
女の子の喪っぷりにシンクロしてやばかった・・・
今は「デミアン」数年ぶりに読んでいるけど、これすごい。
すごい中二っぷり。すごいBL臭。
なんか理想の同人誌見つけた!って感覚に近くて
ヘッセ先生ごめんなさいって気持ちになったw
貴志祐介「新世界より」を読んでる。思いっきり現実逃避できて良いw
こんな感じの、異常な事態に見舞われて頭がクラクラきそうな小説って何かありますか?
ジャンルは違うけど、高校の時に読んだ
宮部みゆきの「模倣犯」に近い感覚がしたような
シャトゥーン ヒグマの森
子供向け絵本みたいなタイトルを聞いてほのぼのストーリーだと勘違いしていたが、
血しぶきが飛ぶ背景に仁王立ちするバイオのタイラントみたいな爪のヒグマの表紙で気づく。
北海道の山間部で孤立したグループが凶暴な子連れメスヒグマに次々に食い殺される話。
山暮らしにしては準備が足りないんじゃないかとか、なんでそこでそういうこと言うかなあとか、
突っ込みどころは多数。脇役には厳しいシャトゥーンが主役級に対してはつめが甘い。
図書館で借りた本で、一気に読めたのでまあよかった。
笑っちゃったのが、ヒグマに食いつかれてぶんぶん振り回されてる人に向かって、動物の
専門家が「○○君!落ち着いて!」と叫ぶところ。無理。
妄想スレ読んでたらハーレクインロマンスとか、もしくはそれ系のラノベ?みたいな小説読みたいなあと思ったんだけどオススメないかなあ?
正直甘々ならなんでもいいんだけど、お姫様&王子様みたいな人が出てくるのが読んでみたいかもw
教えてください!
>>85 ハーレクインは一時期嵌ったけど、ムリ!
リア充ヤリマンじゃなきゃ女じゃないみたいな雰囲気。
もちろん、そうじゃないのもあるけど
多数の地雷を嗅ぎ分ける能力が発達していないと難しい。
ハーレとBLは互換可能なので、もし耐性あるならそっちでもいいかも。
ラノベならやっぱりコバルト文庫じゃなかろうか。
あんまり読んでいないけど、ちょーシリーズは面白かった。
甘々なら有川浩・・・
図書館戦争で砂吐いて死にそうになったわ
女の子向けのラノベはいかが?
伯爵と妖精とかそんな感じじゃないっけ
「氷川清話」読んだ。
内容は勝海舟による古今の人物評や時局批判、体験談、人生訓など。
自己啓発書として読んでもなかなか有用。
体験談は純粋に面白い。
よく生き抜いたなという感じ。
各項が勝の独特な語り口調記されていて
妙に引き付けられた。
>>85 榛名しおり辺りはどうかな
講談社のホワイトハート文庫っつーことで、
少女小説だと侮って読んでみると意外にちゃんとしてて面白い
西洋モノで、歴史上の有名人とかも出てくる
甘々なだけではないんだけど、っていうか結構壮絶なんだけど、
ラブストーリー部分では萌えたぎった
正直、一般小説と同じくらい少女小説も好きw
けど、いざ甘々で人に勧めやすいのって思いだそうとしてもとっさに浮かばない
>>85 一冊完結型なら、ホワイトハートの『雄飛の花嫁』(森崎朝香)かな
中華風の世界観で、宮廷モノが好みならぜひ
花嫁シリーズとして何冊も出てるけど、最近のは微妙だから注意
バッカーノ!1710 成田良悟
シリーズ4巻まで読んで力尽きてたんだけど、
本屋にあったから買って読んでみたら物凄く恋愛小説だった
切ないし主要キャラかっこいいし良い話なので思わず未読の他の本ポチッちゃった
ただあまり甘くは無いから
>>85向けではないかも
岩井志麻子が好き。
作品も作者のキャラも。
あの温度と湿度、女についての書き方はこの人しかできないと思う。
エッセイがまた面白い。
有川浩の植物図鑑
表紙が可愛かったから読んでみたんだけど死にたくなった
ジブリの「耳をすませば」より破壊力すごいんだぜ?
でも作者どんな人かと画像検索したらなんか安心した、てか女だったのかよ
なんだかんだ言いながら面白かったんだけどな
有川は見た目アレだけど仕事を全力サポートしてくれる旦那がいるリア充なんだぜorz
今更宮部みゆきのブレイブストーリー読了
現代作家が書く片手間ファンタジーだと思っていて本当にすみませんでした
クライマックスでボロ泣き
ブレイブストーリーはいいよね
映画でなんか色々削られてて悲しかったんだぜ
97 :
彼氏いない歴774年:2010/04/11(日) 23:16:55 ID:mqy6yucD
>>25 遅くて申し訳ないが
山本周五郎の短編で「裏の木戸は開いている」というのが秀逸デス。
西村寿行の「鬼女哀し」オススメ
私は喪女なんだなぁと再認識できた。
>>96 ブレイブストーリーは、RPG好きな自分にはとても良かった。
映画、あれは自分の中では抹殺したいものだぜw
同じ作者の「ドリームバスター」も結構好きだ。
>>99 横からすまんが、自分もその二つ好きだ
「ドリームバスター」「ブレイブストーリー」を読んでから
「模倣犯」やら「火車」やらを読んだので、こんなに違う作品が書けるなんてとびっくりしたw
あと宮部みゆきは「幻色江戸ごよみ」なんかの時代ものも切なくて好き
自分はファンタジー苦手だから
ブレイブストーリーの前半が日常話だったのがとっつきやすく
話に入りこみやすくて良かったなぁ
長い長い殺人は始球式して
ステップファザーステップは一巻だけ読んでもういいかと思った
宮部みゆきはこれ3作しか読んでないけど
男の子の書き方が気色悪い以外はすっと読みやすいイメージ
主人公が家出する設定の本でオススメある?
とりあえず海辺のカフカを読もうと思うんだけど他のもあったらお願いします
103 :
彼氏いない歴774年:2010/04/12(月) 21:49:03 ID:Glff9Yz7
大正やその前後の若い娘のキラキラした生活を書いてあるような小説ないかな
性愛がないのがいい
川端康成の乙女の港が気になってる
「だむかん」柄澤昌幸
対人恐怖症気味な自分としては主人公が羨ましくて仕方が無くて全然共感できなかった
仕事しなくていいんならそれに越したことはないのに
しかもそれで平均以上の給料もらえるとか
なんつー恵まれた環境
スティーブン・キングの「シャイニング」の管理人の仕事も羨ましく思ったことを思い出した
ラストのキャンパー共、ざまあwwwwwすぎる
106 :
102:2010/04/13(火) 00:34:45 ID:YGINb0sC
>>105 教えてくれてありがとう
実はクローディアの秘密は読んだことあったんだ
昔の事で書くの忘れちゃって申し訳ない
自分もクローディアの秘密は好きだから誰かにオススメしたい
>>103 趣味が合いそうな予感
乙女の港はオススメだよ。エスのこと書いてるけど、三角関係あっても性愛はないし
たしか絶版になってしまったハードカバーで読むのを勧める。
中原淳一の押絵とあわせて素敵な作品
太宰治の「女生徒」は多感な時期の女学生の内面がしっかり描かれてるよ
ちょっと毛色が違うけど、森茉莉の「甘い蜜の部屋」もいいよ。
こっちは性愛大丈夫なら読んでみて。
ファンタジーが好きな人いないかな?
子供っぽいけど、ハリーポッターとか大好きだ。
おすすめあったら知りたい。
白い巨塔→女学生の友→沈まぬ太陽
小説は啓発系の本よりずっと啓発される
>>108 中学のころ読み漁ったものだから古いものばかりだけど
ダレン・シャン、ネシャン・サーガ、ハウルシリーズ、クレストマンシーシリーズ、ゲド戦記
西の善き魔女、童話物語、どろぼうの神さま、レッドウォール伝説シリーズ
ハリポタというか学園物好きならクレストマンシーかな
ネシャンのラルフ・イーザウ、ハウルやクレストマンシーのダイアナ・ウィン・ジョーンズは
どちらも良作が多くてお薦め
和製ファンタジーが大丈夫ならぜひ荻原規子、上橋菜穂子、たつみや章も読んでいただきたい
あとファンタジー好きとしては指輪物語、ナルニア物語、ゲド戦記は必読かとw
私はナルニア嫌いだけどな!
童話物語いいよね
すごく好き
>>108 「バーティミアス」面白いよ!
周りで読んでる人が全然いなくて寂しいんだけど、一番好きなファンタジーだ。
登場人物がちょっとひねくれてるのがまたいい。
三部作なんだが、いい意味でもっと続いてほしかった。
金原瑞人さんの翻訳したものって大体面白い気がするw
>>110 横だけど参考になった。いろいろと読みたいなー。
あと「十二国記」とかも読みたい。
>ハウルシリーズ
>荻原規子、上橋菜穂子、たつみや章
この辺は学校の図書館で借り漁ったな…なつかしいw
荻原規子なら「空色勾玉」と「これは王国のかぎ」が特に好き。
113 :
彼氏いない歴774年:2010/04/13(火) 21:39:35 ID:r8+6oThH
本多孝好のWILLを読んだら
自分の理想の葬式について
色々考えてしまった
「ぼくのメジャースプーン」という本を何となく買ってみて、
今読み終わったところだけど結構胸にきた…
2chっぽいのがでてくるシーンがあるからなおさらだあー
ふみちゃんが凄くかわいい
この人の本は初めて読んだけど作者買いしても良い出来だったので、明日にでもまた本屋へ行く
定番だけど、ミヒャエル・エンデのモモと果てしない物語もいいよね。
108さんじゃないけど
>>110ありがとう!私も児童ファンタジー好きだから、挙げられたもの読んでみる!
116 :
彼氏いない歴774年:2010/04/13(火) 23:00:55 ID:y/zzZGeU
デルフィニア戦記オヌヌメ
>>115 同じく好き
モモは私が読書好きになったきっかけとも言える一冊
果てしない物語はとにかく先が気になって気になって、夜更かしして読んだ記憶があるw
ああいうお話って、大人になった今読むとまた違う感想持つのかなぁ
ひさびさにもう一回読んでみようかな
119 :
110:2010/04/14(水) 08:44:41 ID:PYKfEsjG
私としたことがエンデを挙げ忘れるなんて…;
エンデ好きにはラルフ・イーザウをお薦め!
同じドイツ出身で、本人もエンデの影響を自認してて、児童文学界ではほぼ後継扱い
エンデに比べるとやっぱり劣る部分もあるけど
作品読んでるとパロディやオマージュがかなり出てくるから
エンデ好きには楽しい作家ですw
>>118 モモは、大人でも全部は読み解けないほどの
暗喩が織り込まれてるらしいからいいかも
おお
最近児童文学に回帰してたから何か嬉しい
モモ
はてしない物語
はるかな国の兄弟
お姫様とゴブリンの話
カーディとお姫様の話
北風のうしろの国
あとドリトル先生シリーズとか
偕成社の少女名作シリーズ、文庫で復刊してくれないかな…
最近、「黒ねこサンゴロウ」シリーズに嵌った人間には嬉しい流れ。
あんな短くて子供向けの本なのに
ギュギュっと悲哀やら何やら盛り込まれててあなどれねぇ!って思った。
「ドルフィン・エクスプレス」も読みたかったけど
目も前でお子様に纏めて借りられ・・・早く返して来ーい!
「極大射程」スティーヴン・ハンター
映画観て気になったので読んだ。
飽きっぽい自分がここまで一気に読めたの久しぶりだ。
あっというまにファンになってしまったよ…。
124 :
108:2010/04/15(木) 17:23:33 ID:X/XVBajs
たくさんおすすめを教えてくれてありがとう!!
さっそく図書館行こうと思います!!
あと、結構児童文学好きが多くてうれしかったww
エンデは私も大好きです。
あと赤毛のアンとか、あしながおじさんなんかも大好き。
>
>>114 辻村さん……だよね?
私も好きだ
オススメはスロウハイツの神様だけど、やっぱり好みがあるからな
日経歌壇の選者で気になっていたんだけど
>>15に触発されて
今週を穂村弘強化週間にしてみた。おもしろいね!今年に入ってからの大当たり
『短歌の友人』は目からウロコが落ちまくった
皆川博子「人それぞれに噴火獣」
親に理解されず、周囲とも打ち解けられない小学生蕗子の孤独が抉るように描かれる
ハラハラしながら、それでも毒を求めて読むのをやめられなかったよ
なんて痛烈なラストなんだろう
同じ文庫に収録されている他の短編もおもしろくて何回も読んでる
最近佐々木譲の「警官の血」を読んで警察小説にハマりました
次に何を読むかで迷っているので何かおすすめあったら教えてください
>>128 高村薫の 「マークスの山」「照柿」「レディ・ジョーカー」
「地を這う虫」
「地を這う虫」以外は話が繋がっているから、上げた順番に読むのがおすすめ
日明恩の「それでも、警官は微笑う」「そして、警官は奔る」かなぁ?
警察小説あんまり読んだことないから
全体で見たら面白くないのかもしれないけど、私は好き
同じ作者で消防士が主人公のもあるでよ
警察小説と言えば「新宿鮫」が人気あるけど私は面白さが分からなかった
普通に探偵ものの推理小説のサイドストーリーとしての警察話が好きだw
あとは小説じゃないけど私の中の警察のイメージの90%は踊るシリーズでできています
132 :
彼氏いない歴774年:2010/04/18(日) 10:39:21 ID:TTHl5SNz
>>131 その上2つ読んだ事ある
登場人物が魅力的で面白いんだけど、人身売買とか結構重いテーマがちょっと辛かった…
私も警察もの読みたかったからおすすめ読んでみよう
134 :
128:2010/04/18(日) 22:27:18 ID:dSGr/Tzy
おすすめ教えてくれてありがとうございます!
警察小説と一口に言っても、作品数が多すぎてどれから手を出していいか悩んでいたのですごく助かりました!
明日本屋で探してみます。あと踊るもレンタルしてきますw
重松清の「きみの友だち」読了!ここで知って読んだんだけどすごくよかった。最近人間関係で悩んでたけど、少し気持ちが軽くなったよ。
「いなくなっても一生忘れない友だちが、一人、いればいい」って言葉が心に残ってる。私もそんな風に言えるようになりたいな。
「きみの友だち」いいよね!
最後の章でボロボロ泣いた
泣けるけど読後感が良い話って凄く好きだ
本多孝好「チェーン・ポイズン」読了
本多さんの痛々しい描写が好きなんだけど
これはその上で読後感が凄く良くて、本多作品の中で1番好きになった
登場する喪女の気持ちが凄くよくわかってそこがまたリアルに痛い
普通の本としても喪女作品としてもお薦め
燃えよ剣読んでる。
沖田総司がだんだん弱っていくところや、土方歳三とお雪の短い夫婦生活が切ない…
ところでデュラララ!読んだ人いませんか?買おうか迷ってる。
138 :
彼氏いない歴774年:2010/04/19(月) 09:10:13 ID:NiioJdaB
職場の男性に「喪田さんて、江國香織とか読みそう」と言われたよ!
なんだか優しい女の子みたいな感じでうれしい…。
「喪田さんて水木しげるとか読みそう」
と言われるよりは…。
(水木先生ファンの方すみません)
わろたw
たしかに水木しげる読みそうとか言われたらへこむなあ
好きだけどさw
水木しげる読みそうって言われたら、正直ちょっと嬉しい
嬉しいが、思った以上にカモフラージュ出来てないことに、かなりショックを受ける
上手く説明できないけど、こんな気持ちになる
>>137 デュラララ!ずいぶん昔に2巻まで読んだ記憶が。
リア充DQNに耐性ないと辛いので覚悟するようにw
シャンナ・スウェンドソンの「ニューヨークの魔法使い」読んだ!
前スレで挙げてくれた人本当にありがとう!すごく面白かった!
続きが気になるな〜
針の魔法 〜スワンドール奇譚〜
絵で買ったんだけど面白かった。すごくお耽美な物語だった。
貧乏な女の子がたまたま知り合ったイケメン貴公子に惹かれていちゃこら妄想してたのが親近感わいたw
144 :
彼氏いない暦774年:2010/04/19(月) 22:02:45 ID:CMwyohNN
ポー詩集
モルグ街の殺人
とにかくとことん落ち込みたくなる自己嫌悪な夜に読みたくなる
読めば読むほど…私喪女ね
中井英夫の「虚無への供物」ってどなたか読んだことありますか?
江戸川乱歩や横溝正史が好きなんですが楽しめるかなあ。
>>146 私と趣味が合いそうw夢野久作とかも読む?
虚無への供物は8年前読みかけて挫折した記憶が・・当時の私には難しすぎた
乱歩好きの友達がしきりにすすめてくるから面白いとは思うよー
>>146 あれは面白かった!
長いけど時間があるなら是非とも読んでいただきたい一冊です。
中井英夫は詩集も好きだな。
独特の世界観を作り上げていてどっぷり浸れる。
へー
>>146じゃないけど乱歩も横溝も夢野久作も大好きだから読んでみよう
身の回りに同じ趣味の本好きの人がいないからこのスレすごく楽しい
明野照葉の「汝の名」というのが、フリーペーパーとか書店で
プッシュされてたから読んだんだけどひどすぎる。
この人、女社長を取材したりしなかったんだろうか?
喪女の方は誰でも書けそうなキャラだし。
セリフがほとんどないのも読んでて辛い。
>明野照葉の「汝の名」
これのどこを評価してプッシュしてるのか
私にはさっぱり分からなかった
乙一の良さも凄さも分からない
湊「告白」読んだ
思ってた内容と違ったけどまぁ面白かった
気に入らないんだろう物に共感できたんで
作者とは旨い酒が飲める気がする
恋空とかリアル鬼ごっこがどれだけひどいか、
試しに読んでみたくなる。
153 :
彼氏いない歴774年:2010/04/22(木) 21:57:17 ID:za/DYlNt
明野照葉、信じられないくらい古臭い
名前でぐぐると公式サイトが出てくるんだけど
サイトデザインのセンスもすごすぎる
155 :
彼氏いない歴774年:2010/04/23(金) 20:41:14 ID:VG0cOFnP
>>152 リアル鬼ごっこってヒドイの代名詞なんだ。結構古い作品だね。
太宰治が好きだから、坂口安吾の「不良少年とキリスト」を読んだ。
色々な人の太宰治評を読みたいんだけど、誰か知ってる人いませんか?
東野のパラレルワールドラブストーリーと乾くるみのリピートが今のところ一番のお気に入りです
ミステリー小説でオススメの作品ありましたら教えてください
>>155 『書を捨て町へ出よう』に 少し出てくる。
寺山曰く、太宰はお喋りだと
あとそれに載ってるんだけど、三島由紀夫に言わせれば、太宰は30分早く起きて、ジョギングすれば死ぬことはなかったとあった。
そんだけ健康的な太宰なら今も世に残るものは書けなかったと思うw
159 :
彼氏いない歴774年:2010/04/24(土) 02:05:33 ID:O+tuv1/i
東野の新参者
途中だけどダレてきた
どうでもいい話やめてそろそろ犯人をにおわせれろ
新釈走れメロス読了。感想は最悪。原作がどれも大好きだから悲しくなった。
ぜんぜん「新釈」じゃない。パロディーを全て否定するつもりはないけど、
これってパロディー以下の単なる悪ふざけって感じがした。読み捨てレベルだな。
筒井康隆の家族八景読了
淡々と日常を描いているのに、エグい。
年齢設定も絶妙だと思う、あの年代だから行える無知な残忍さと思想
ホラー小説が好きだ
角川ホラー文庫のホラー小説大賞受賞者のはだいたい持ってる
何かオススメの小説はないかな?よいのがあれば教えてほしい
短編集が基本的に好きだが(小林泰三とか)長編でも大丈夫です
上にも出てる山田悠介は受け付けなかった…
>>162 貴志祐介の『黒い家』がダントツ。
文体も読ませるし内容も面白い。なにより読んだ後しばらくトラウマが続く。
>>162 津原泰水の「蘆屋家(あしやけ)の崩壊」なんてどう?
短編集で小粋な文体で読みやすい。そして読後に豆腐が食べたくなるw
「妖都」もおもしろかったけど、こっちは好き嫌いあるからな〜
>>164 蘆屋家の崩壊はガチで面白いよね!自分も好きだ
続編のピカルディなんちゃらは個人的に微妙ではあったけれども…
フローベールのボヴァリー夫人を読了
エンマの身勝手さ、シャルルの鈍さ、エンマの恋人たちの薄情さ、
彼らをとりまく村人たちの愚かさ、悪どさに苛々しつつも一気に読んでしまった
クライマックスの場面が、エンマの人生の理想と現実の解離を端的に象徴しているなと思った
こういう文学作品を読むと作者の人間に対する洞察力の鋭さと表現の精確さにはっとする
150年くらい前の外国の小説なのに全然古い感じがせず、予想外に面白かった
>>162 ホラー好きならたまに趣向を変えて
現実にあった殺人のドキュメンタリーもオヌヌメ
外国の殺人事件の方が派手でホラーっぽい
専門サイト(有名どころだとMONSTERSとか)で探して
興味ある事件の本を読むのに今まさにハマってる
ウェブはバカと暇人のもの
何か色々と突っ込み所が多いw
ナンシー関が今も生きてたら2ちゃねらーや荒しにつぶされてただろうとか
普通に存命中もスレはあって和やかに進んでたっつーの。
2ちゃんの祭りも色々取り上げてたけど
祭り参加者への批判も膨大にあったことも一切書かれてない。
リア充と金持ちの威を借る狐のような内容が多い。
なに?誤爆?
どこへの誤爆か気になる内容だ
ドウイできそうだし
いや、ウェブはバカと暇人のものっていう題の新書の感想だと
京極夏彦/冥談
物足りなさが残る。読むのが早い人だと3,40分で読み終えそう。
アッシャー家の崩壊/ポー
アッシャーこええぇぇ
読んでて鳥肌たった
モルグ街よりこっちを先に読むべきだった
明野照葉、あの暗さは嫌いじゃない
もうちょっと上手でセンスあればなとは思うけど
177 :
彼氏いない歴774年:2010/04/30(金) 21:01:52 ID:8376alvo
貫井徳郎と薬丸岳、 柳広司に本多孝好
読みたかった本の大半を図書館で調達できたので
良いGWを過ごせそうな予感
>>155 去年だと思うけど、教育テレビで「女性が読む太宰」みたいなシリーズを
やっていたよ。その中で「太宰は現代に生きていたら間違いなくお笑い芸人」
と言った作家がいて、内容がものすごくおもしろかった。
文章じゃないけど、興味があったら調べてみて!
最近、海外ロマンス本にはまってる。
母親が持ってたハーレクインから読み始めたんだけど、まさかここまではまるとは思ってなかった。
ヒーローとヒロインのラブラブっぷりをニヤニヤしながら読んだり、時代背景なんかを資料見ながら想像するのも楽しい。
最近は、どんどん新刊が発売されて嬉しいけど、財布の中身がやばいw
図書館行けばいいやん
181 :
彼氏いない歴774年:2010/05/01(土) 19:50:41 ID:PLpafBt0
私は本はもっぱら図書館だ。
海外ミステリーのコージーミステリーというジャンルにハマってる。
今までアガサクリスティとかばっかり読んでたんだけど、
こっちのジャンルは会話がコメディタッチなものもあって読みやすい。
謎解きより人間関係やおいしそうな料理がメインなのもポイント。
海外物は苦手だ
訳者の意志が入り込んでる気がして素直に読めない
古典が新訳で出てるの見ると
そんなんでいいのかって思ってしまう
言語解釈が原理的にいかに間接的で恣意的なものかを考えたら
母語だろうと外国語だろうと翻訳だろうとたいして変わりはしないよ
>>183 そうかなー筆者が色んな意味で選び抜いて使ってる言葉を赤の他人がいじくるんだよ
恣意的だったとしてもその起点はずれるべきじゃないだろう
「変わりはしない」なんてのは無神経だよ
著者が選んだ言葉を、赤の他人の読者が解釈する。誤読もする。
その事は何をもって正当化されるんだろう。
翻訳という営みと何が違うんだろう。
また、著者が選んだ言葉自体、著者の考えと一致しているとなぜ言えるんだろう。
そもそも、著者はその言葉を自主的に"選んで"いるのだろうか。
偶然の産物、あるいは強いられたものではないと言えるのか。
著者もまた自らの思いを言語という形に翻訳しているだけではないのか。
程度の差こそあれ言語行為として全て同質のものだと思う。
>>185 そうかなー 「質」 は一緒でも 「量」 は変わるでしょ
不確定な要素はなるべく減らしたいのが人情じゃん
でもまぁ、別に翻訳を否定してるわけじゃないよ
そんな立場じゃないし、ただ疑問に思っただけで
我輩は猫であるがI am a catだからねw
逆のことが邦訳でも起きてるって考えるとやっぱり失われるものも大きいよ
翻訳どんとこいな人と苦手な人どっちもいていいと思うよ
自分もちょっと前まで苦手だったんだけど
凄く好きな文章を書く訳者さんを見つけて、その人のものは読んでる
自分の中では本当の作者+訳者の作品っていうイメージで読んでるなあ
本当の作者さんには申し訳ないけどね
昔翻訳で読んだものを今度は原書で読んでる
ハリーポッターみたいな迷訳はさすがに勘弁して欲しい
訳が下手だとどーにもならん
私もとってつけたような翻訳の日本語が好きじゃないから、洋書は名作も話題作も一切読まないな・・・
子供のころに読んだホームズとかは面白かった
妙に古い言葉遣いも19世紀末っぽく感じて子供心にワクワクした
デメリット(翻訳読みづらい・意図間違ってるかも)がどんなにあっても、
自分にとっては「世界中の読みたい作品が読める!」ってメリットのほうが大きいや
ジョナサン・キャロルが好きで、訳者が亡くなってショックだったけど
新訳者でも十分面白かった
悪童日記とかロリータなんて、もともと作者が母国語以外で書いた名作だし
村上春樹は本人の小説より翻訳者としての方が好き
さすがに文章うまいし
翻訳どんと来い派だけど、あまりに訳が酷い時は原書読み直してる
二度手間だけど
>>194 確かに
ロンググッドバイなんかは、この場面ではそれ以外の言葉は無いと思えるくらい
しっくりとくる言葉選びだと思う
春樹の翻訳いいよね
でも私はやっぱり小説の方が好きだなー
世界の終わりと〜や羊をめぐる冒険とか面白い
遠い太鼓は、読むといつも旅に出たくなる
出版会局長「日本人は紙質や装丁にこだわりがあるから電子書籍は成功しない」
本をPCで読むなんて考えられない
いま電子書籍はまだ考えられないが、出版会局長の意見には同意しかねる
「iPhoneにワンセグお財布ケータイがないから売れない」といったauやdocomo側
「私はつぶやかない」と言って結局つぶやく谷垣氏なんかがチラついて
自分に都合悪い何かを、全体的な理由にに還元して否定するのは如何なもんかと
最近そういう人多い気がするわ
本が電子書籍に駆逐される事は無いと思うけど、
ある程度の割合を占める様にはなるんじゃないかなぁ
DSの文学全集持ってるけど、結構便利
目が疲れるし、戦前の文学は歴史的仮名遣い&正字体で読みたいから
これをメインにしようとは思わないけど
もしさ、突然失明しても、電子書籍なら音読ソフトにかけて読書できるんだよね
老眼や白内障でやむなく読書から離れた高齢者層の需要もあるはずだし
なるほど。そういう人には需要あるな
本棚から溢れ出してる本がもりもり増えてるから、
場所とらない電子書籍にはちょっと心惹かれるものがある
電子書籍ってそういうよさがあるんだ
確かに場所をとらないのは魅力的…
けどなんだかんだ言っても、紙に印刷された明朝体に美しさを覚えるなー
紙の質感とか装丁とかも…いいよね…
うん、紙を捲るあの感覚が欲しい。
自分はすでに電子書籍と紙媒体を併用しているけど、
目に優しいハードが出来たとしても、
日本では紙媒体は確かになくならないだろうなと思う。
問題は純粋に紙のほうが読む速度が早いから。
電子書籍の利点は収納問題。
雑誌なんかは全部こっちに移行しても困らない。
欲しい単行本だけ紙媒体、
こういう使い分けになるだろうなと思う。
まぁでも時代の流れには逆らえないだろうね
いずれは電子書籍になると思う
紙の本は嗜好品になってマニアが集めるようになるんじゃないかな
税金もかかって高級品になりそう
舞城王太郎「ビッチ・マグネット」
サクサク読めて面白い
けど芥川賞にはもう一歩って感じ
この人の本を読むと毎度のことなんだが、なんだかんだで人生を着実に歩んでる主人公に嫉妬
電子書籍でもいいけど
風呂で読めるようにしてほしい
ジプロクに入れればよろし
紙ならページめくりように消しゴムも同梱しておく
「薬物依存を乗り越えて」
色々考えさせられる本。でも憂鬱になった。
「ドグラ・マグラ」
マンガ版。やっぱり小説には勝てない。
あのクラクラするような濃密な空気が少なくて残念。
みんなはどんなシーンで読書してる?
私は食事時間にするクセがついちゃって、
ダラダラ食べながら読んでしまう。しかしこれが至福の時w
あとは冷え性改善も兼ねて半身浴しながら読んだり。
できることなら一日中読んでいたいくらい読書が好きだ。
ものすごい気合い入れて、iPodつけて全神経を集中させて読む
分けて読む、が出来ないたちで困る
風呂と昼休みかな
あとは、お酒を飲みながらとか、電車で
休日にお茶とおやつを用意して
ソファの端に本を積んでひたすらに読んでいく
電車通勤してた頃は通勤時間に読んでたんだけど車にかえちゃったから
休みの日に集中してがっと読むようにしてるよ
>>212 電車の中、授業中、家のベッドの上で(無音)
ほぼニートみたいなもんだから毎日自分の部屋で本読んでたら
音がついてると本が読みにくくなってしまった
集中できるから大体外にいるときに読んでる、電車の中とか
あと夜中から朝にかけての時間
あの静寂の中で読むのがたまらん
お菓子が進む本とかあるよね。
本の種類によるかな・・・
小説はまとまった時間になるべく一気読み
長いミステリーで途中中断すると、夜寝るのが恐いw
エッセイというか、ほっこり系はテレビと同時に読む
>>217 解る!
夜中は何も邪魔されないから集中して読めて好きだ
スティーブン・キング「暗黒の塔V荒地」読了
オイが生きてて本当に良かった
ジェイクとオイの交流の場面が好きでそこばかり何度も読んでる
これから更に困難の旅が続くから読みたいけど読みたくない
ハッピーエンドになって欲しいなあ
キング好きだけどダークタワーは読んでないや
読んだ方がいいのかな
>>222 知らんがなw
一応ファンタジーってなってるからそういうのも大丈夫なら1作目だけでも読んでみれば
タリスマンよりはダーク寄りというか大人向けな感じ
ドグラマグラと虚無への供物は読めても黒死館殺人事件だけは読む気がしない
うーん一応読んでおくべきなんだろうけど
「読んだ方がいい」とか「読んでおくべき」てのはなんか違う気がする
タイトルうろ覚えだけど
グーグル検索ワードを扱った本が面白かった。
てか、ここの人って小説以外あまり読まないの?
新書とか大好きだから、面白いのあったら教えて欲しい。
>>225 同感。
読書好きなら、ベストセラーは読んでいるよね?的な空気も嫌だ。
いくらおもしろくても、自分で読んでみないことには分からないし、
無理に"これはおもしろい作品っていわれているんだ"と先入観や暗示をかけて読むのもね。
>>226 私も小説ばかりなので新書でためになるものとか知りたいな。
この頃ずっと現実逃避してるから、自分のためになるようなものも読んでみたい。
まんねん貧乏 得能史子
「美大卒バブル期にフリーターやって30半ばで国際結婚した主婦のコミックエッセイ」
というとどうしようもない感じだけど、読みやすい
ダーリンは外国人みたいな薀蓄織り交ぜたコミックエッセイにちょっと疲れたんで
この作者のニート気質に結構はまった
手許にある新書をいくつか
為になるかどうかは知らない
岩波新書 自由と規律、政治の精神、日本人の英語
中公新書 ミッション・スクール、人口学への招待、科学者という仕事、ラテン語の世界
ちくま新書 組織戦略の考え方、禅的生活
文春新書 ドリトル先生の英国、日本のインテリジェンス機関
PHP新書 対話のない社会、無責任の構造
講談社現代新書 知性の限界、新書アフリカ史、武装解除、神道の逆襲
講談社ブルーバックス 紙ヒコーキで知る飛行の原理
文庫クセジュ 洞窟探検入門
NHK生活人新書 スポーツは良い子を育てるか
岩波ジュニア新書 ぼくたちのアニメ史
新潮新書 電波利権
小説が逃避とは思わないし、新書がすぐ役立つとも思わないけど、
今までと違うものを読みたくなる気分はとても分かる。
新書が読みたいなら、中規模程度の書店で新書の棚をスミからスミまで、
3往復ぐらいじっくり背表紙のタイトルを見て回ってみたら?
きっと興味を持てるものがあると思うよ。
そこからあとは自分の好奇心に任せていれば、読みたいものが次々
網の目のように広がっていく感覚を楽しむこともできるじゃないかな?
一口に新書と言っても色々あるしね
「日本人の英語」は普通に文法書読んだ方が分かり易かった
相性の問題だろうけど
新書っていつからか一気に増えたよね。
関西ウォーカーでやってる金子哲夫のコラム面白いから
本になって欲しいな。(確か値段のカラクリってコーナー)
牛丼屋や焼き芋屋とか
どうやって利益あげてるの?って職業の裏が知れて面白い。
数年前のバカの壁あたりで新書ビジネスにみんな参入してからかな。
老舗の岩波と中公以外はハズレばっかりだけどね。せいぜい講談社とちくまくらいまでかな。
光文社、新潮は手に取るのもムダ。
さおだけ屋は面白かったよ
読書をするシチュエーションについてレスくれた人ありがとう。
やっぱり図書館や夜中の無音状態が最高ですね。
しかし、
読書しながらの食事はやめないとなぁと反省中。
好みに合うか、役立つか判らないが、適当に挙げる
最近の新書はタイトルだけの物もあるので要注意かな
木下是雄:理科系の作文技術 中公新書 1981←古いが、非常にためになった
岡田斗司男:いつまでもデブと思うなよ 新潮新書 2007
湯山玲子:女装する女 新潮新書 2008
福岡伸一:生物と無生物のあいだ 講談社現代新書 2007
関岡英之の拒否できない日本と奪われる日本は衝撃的すぎて
「読まない方が幸せだったかな・・・」と思ってしまった。どっちも新書です。
2chである程度はわかってたつもりだったけどここまでとはね・・・。
本は素晴らしいな
全てが本の中にある
そう思っていた時期が私にもありました……
全てではないかもしれないけど
自分の知らなかった世界とか体験しえない世界に出会えるのは嬉しいよね
運動神経切れてるってよく言われる運動音痴なんだけど
スポーツものの臨場感が大好き
メジャーマイナー問わずルール知らなくても楽しめて
更に観戦してみたくなっちゃうような本に出会えた瞬間がとてつもなく幸せだ
>>240 なんとなく『サクリファイス』と『400』が思い浮かんだ。
>>236 いつデブは読んで15kg痩せた。
他のラインナップも全部興味をそそられる。
横からだけどどうもありがとう。
新書(選書)って面白いよね。門外漢が手にとっても基本情報は身につく。
今いる部屋の本棚にある新書類フェバリット。他の部屋にもあるけどめんどくさいし切りがないから…
「西南役伝説」石牟礼道子(朝日選書)
「身体の零度」三浦雅士(講談社選書メチエ)←しぐさを「不自然」に加工洗練することで「文化」が成立する
「舞踊の芸」武智鉄二(東京書籍)↑つながり
「詭弁論理学」野崎昭弘(中公新書)←現在の与党閣僚の答弁を念頭に置いて読むと面白うてやがて悲しき…
「自我の起源」見田宗介(岩波現代文庫?)←動物社会学からアプローチ。文章すごく綺麗。そして根っからの宮沢賢治マニア。
新書はパーソナリティ障害ってやつが面白かったなぁ
自分が人格障害/精神医療に興味あるからだけかもしれんが
積読が多すぎてどこから崩していこうか迷う
シリーズものもあるから、面白かった場合続き全部買ってまた積読増えるし……
本が沢山あるのは本好きとして嬉しいけど困る
244 :
彼氏いない歴774年:2010/05/12(水) 21:56:41 ID:P4DYRKgl
武士道シックスティーン、シリーズ3冊まとめ読みしてみた
一人称小説は苦手だったけどこれは良い
帰りの電車内で不覚にも泣きそうになった
桐野夏生の「東京島」が図書館での予約数が半端ないから我慢できずに文庫本買ってきた。
面白いけど手元に置いておきたいとは思わないだろうからブクオフ逝きな予感。
ちょうど今グロテスク読んでる
前半の学園サバイバルな感じは好きだけど
年齢重ねた後の化けの皮の剥がれっぷりに落胆してきたところ
でも面白い
グロテスクは恐ろしくて恐ろしくてしょうがなかった
二度と本を開くことはないと思う
ハリーの迷訳については当時専スレまで立ったよ
>>247 へぇー人によって感じ方が違うんだね
まぁ確かに気持ちの良い話ではないけどねぇ
>>241 ちょ、その略w
15kg、、すごいな
どういたしまして。好みに合うといいな
あっゴメンね。レコダイスレだとこの呼びかたなもんでw
どうせ喪女だし、萩原朔太郎詩集とランボー詩集とキェルケゴール「死に到る病」「おそれとおののき」「不安の概念」「哲学的断片」と
「スッタニパータ仏陀のことば」と朝の五時から読んでたら、いつの間にか講義(グループ発表あったんだった(^^))休んで
風呂にも入らず食事はイワシの缶詰で現在三時になりました。というものぐさよう
今日で三日目です割合有名な著作ばかりなのになぜかどんどん病んでいきます助けて下さい助けて下さい
あなたの気分が回復するといいですね
最近流行ってるらしいデュラララって喪女的にどうよ?
>>256 自分腐女子だから腐女子目線からしか見えないけどおいしいです
後電撃文庫が結構好きなら名前ネタ、オタク組のパロネタで楽しめる
が、DQN耐性がないとムリと言う意見をどっかで聞いた
今のデュラ人気は腐女子中心と言っても過言じゃないからなぁ
>>256 喪女的に言うなら…一般常識に照らしてまともなカップルがいないみたいなので
読んで自分を省みて鬱になる可能性は低めなんじゃないかとは思う
内容は中高生のイメージするカコイイアングラ社会のイメージを凝縮させたような話
最近のラノベ全体にいえることだけど>257さんの言うとおり
オタクネタがちらほら出るのでふだんラノベを読みつけない人が読むのにはどうだろうという感じ
ラノベなら西尾維新が好きだったなぁ
戯言シリーズとか〜世界とか
新城カズマの15x24読んだ人いる?
261 :
彼氏いない歴774年:2010/05/15(土) 17:02:45 ID:7VnsTxUG
誤爆すまs
海と毒薬と
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドと
デュラララを平行して読んでる
電車の中で読み終えて手持ちぶさたになるのが嫌で手付かずの本を鞄に入れていく
→終わりかけまで読んで帰宅
→翌朝ループ
アルスラーン戦記
連休に「黄金の羅針盤」「カラマーゾスの兄弟」と一緒に借りて
一番読みやすかったから読んでるんだけど、登場人物がござるござる言うのになれない・・・
>>259 最近の西尾は厨二病のベクトル変えてきたから微妙
微妙とかいいつつ人間シリーズも刀語も化物語も読んでるんですけど
私は戯言遣いだけでお腹いっぱいだったな。
クビシメロマンチストあたりまでは結構おもしろいと思ってたけど、
それ以降は違うとこに向かって、意地でネコソギラジカルまで読んだけど
最後は「なんだこれ」状態だった。
それでもいまだに新刊出せばかなり売れてるからすごいよなあ。
ところで西尾維新って男なのかな?
たぶん男?
西尾維新は文体がよみにくくて投げ出しちゃったな
西尾維新は新本格魔法少女りすかが至高
西尾維新ってあれラノベなのかラノベじゃないのか意味不明
大人の読むもんではない
大学生までって感じだよね、西尾維新
表紙からしてブックカバーつけないと人前じゃ読むの無理
「犬の力」上巻読み終わった
面白いけど怖いな、これ
前半は「トラフィック」って映画みたい、と思ってたけどそれより更に壮絶
レディ・ジョーカー 高村薫
文庫版を読んで脱力してなぜか号泣した
体の全部を使って読んだという気がする
爽快感とは違うけど、やるせなさとかは大きいけど、読み切ったという思いと、小説の余韻にずっと抜けられなかった
でハードカバーのレディ・ジョーカーを読み返し始めた
なんか無性に肉体労働をしたい
奈須きのこの「DDDHands」読了
視点がぐるぐる切り替わって、読んでて悪酔いした
そういう作風でないと成り立たない作品だったんだけど
ステキっぽい本を読んだYOなんて語りたいけど
実際は微妙なやつばかり読んでる
高村薫「レディ・ジョーカー」文庫版
最後の方で声出して泣いた
読み終わったあとはただ放心
頭よりも、体を使って読んだような気がする
返す刀で、ハードカバーの方を再読してる
前スレでシャンナ・スウェンドソンの魔法製作所シリーズの名前出してくれた人ありがとう!
今日四冊目読み終えました。続きが気になるー。
時代劇って全然読んだ事ないんだけど、ひょんなことから宮城谷昌光さんに興味を持ったんだけど
読みやすくてお勧めの作があったらおせーてくだされ。
ここで知った作家のシリーズ物、面白そうだけど
御手洗潔vol.3とか京極堂*伍之巻(我ながらダッセー・・・)とか書いてあったら楽なのに
今は図書館で借りた異邦の騎士(改訂版)読んでる
岩井志麻子「堕ちていく」を読んだ。
実際あった事件をヒントにして書いたらしいが、もてない地味な女の
人が何人か出てて自分と同じだなーと思った。
(実際の事件の被害者遺族が読んだら、非常に不愉快だろうけど。)
「最近の事件の被害者は、地味な人が多い」ってセリフがあったけど
確かにそうかもね。
空ろの箱と零のマリア1巻読んでる
ラノベらしく文章が簡潔?稚拙?なんていうんだろう
引き込む感じがなくていきなり話が始まるんだけど、気になって
既刊全部と作者の過去作品購入してしまった
>>276 中国ものは色々読んだよ。リアでは誰にも言えないまま、実は一時期どハマりしちゃった。
わたしは、たしか・・・
晏子→楽毅→猛嘗君→青雲→子産→沙中→管仲→香乱記 の順で読んだ記憶が。
晏子・楽毅・香乱記がベスト3かな。
小説以外の発言やチョイ文にはちっとも共感出来ない作家だけど、
なぜか古代中国ものの小説だけは面白いのよねぇ・・・。
>>281 楽毅はいいよね楽毅マジイケメンすぐる
あと自分は青雲と重耳サイドストーリーズが好きだ
あの人はマイナー人物の話を書くときが一番輝いてると思う
舞城王太郎
ビッチマグネット読んだ。
舞城久しぶりに読んだけど、勢いがおちた?でも好き。
ディスコ探偵文庫でないかな
>>279 >>281 >>282 沢山あって、迷ってしまいますが、お二方が勧めてくれた楽毅辺りから
順にじっくり読んでみたいと思います。
ありがとうございました。
異邦の騎士読了
読んでる順番バラッバラだけど、これはキャラにファンがつくの判る気がした
「君、僕だって一人ぼっちだ」は結構きた
鷺沢萠 海の鳥空の魚読了
4〜6ページくらいの短編集で泣いたの初めてだ
次は幻の女と人間の土地どっちから読もうか悩む
287 :
彼氏いない歴774年:2010/05/26(水) 19:20:15 ID:2dUiuoUd
みんな、読み始めた本が「イマイチ・・・」な感じだったらどうする?
読み続ける?
自分はどうもイライラしてやめちゃうんだけど。
>>287 「イマイチ」ぐらいなら自分は根性で読むな
途中で読むのやめるとか気持ち悪くなってしまうタイプだから
ただどうしてもあわない本は読むのやめる
>>287 とりあえずラスト3ページくらい読む
面白かったり気になったりしたら読み続けてみるけど
なんとなく分かったような気になって、満足しちゃうことの方が多いな
>途中で読むのやめるとか気持ち悪くなってしまう
同じく。
過去に一冊だけ、いまいちと思いながら読んでたら決定的に不愉快な
描写に行き当たって、そこで放り出した事があるけど。
>>287 いらいらしながら最後まで読みきるな
そんで「無駄な時間使わせやがって」っていらいらしながら大事に本棚にしまう
渚にて・・・を読んだ
放射能に汚染されて地球滅亡って話なんだけど、そこより
登場人物の1人が妻子ある人を好きになってしまうところに熱中してしまった
すごく感動した
293 :
彼氏いない歴774年:2010/05/27(木) 18:56:01 ID:i6B6HplF
自分もイマイチなら最後まで読むな
途中から急に面白くなる本とかもあるし
で、最後までイマイチだったら、とりあえず同じ著者の別の本を1冊読んでみる
つまんない作家だと思ってたら他の本は超好みだった!っていうのが過去に何度かあるのでw
2冊ともアウトだったらその人は潔く諦めるw
最後まで読んで後悔した本と言えば、
清涼院流水の『コズミック』だ
生まれて初めて、始球式(壁本)したい衝動がわいたw
ああ、わかるなあ
ジョーカーもひどかったよ
自分は「黒い仏」がいまいちだった。
「ハサミ男」を読んで面白い!と思って、期待しつつ他の著作も読んでみようと思ったら……
人によって評価が分かれる本だった。
>>295同意!
自分は生まれて初めて実際に始球式したよwww
>>290 ちなみにその本のタイトル教えて下さい。
300 :
彼氏いない歴774年:2010/05/30(日) 19:56:39 ID:gCK+9mHB
江上剛の渇水都市は始球式直前まで行ったなあ
図書館の本であることに気付いて思い留まったけど
301 :
彼氏いない歴774年:2010/05/30(日) 20:12:18 ID:/UtkVZ1d
今「アルジャーノンに花束を」と「獅子の王座」買ってきた
ジャンル違いまくりの2冊だけど
文章量多いし楽しそう
町田康「猫にかまけて」読み終わった
ぬこ好きにはたまらん。愛おしい。
町田熱が再燃しそうだ
>>302 「猫にかまけて」はへっけの所で号泣したなあ
町田夫妻に飼われている猫たちは本当に幸せだと思った
自称パンクでダメ人間な町田康をそれまで敬遠してたがすごく好きになった
純粋なおかんが桜庭一樹の「私の男」読み始めたんだが、止めたくて仕方ない
>>303 全力で止めろ
代わりに止めたいくらいだ
うわぁ…
おかんに愛液の結晶なんて読んでほしくneee
んなタイトルの本あるのか?wよんっdみちあ
悪い勢いあまった。読んでみたい
ドグラ・マグラ買ってきた
あ――ア、スカラカチャカポコチャカポコ。
ドグラマグラ、ちょうど先週青空文庫で徹夜でチャカポコしたよ
角川文庫の表紙はちょっと照れるね
カバーしてもらわないと外では読めないな、あれはw
チャカポコ映画もチャカポコ
あ――ア、電車で読むため紀伊國屋書店のカバーを上から掛けたよチャカポコチャカポコ
なんだよチャカポコチャカポコ盛り上がりやがって
混じりたいけどわかんねええええええ
ここ覗くと停滞してた読書意欲が沸いてくるな
積読本制覇するぞー!
翻訳出てないやつ原書で読んだりする人いる?
今初チャレンジしてるんだが、このペースじゃ読みおわる前に翻訳出そうだ…
ドグラ・マグラ買ったけどまだ読んでないわ
あの表紙の文庫をレジに持って行くときはちょっと恥ずかしかった
今は森博嗣のSMシリーズ読んでるんだが、巻が進むごとに萌絵がウザくなっていく・・・
こりゃ最後まで読めずに売っ払うかもw
スレの最初の方でお勧めされてた宮田珠己の本、
読みやすいしすごく面白かった!
長編作の合間にちょっと気分転換しようと思って
ぺらっとめくってみたんだが一気に読んでしまった
さくらももこのエッセイにはまった小学生の頃を思い出したよw
他のも読んでみるお勧めしてくれた人ありがとう!
最近仕事もマンネリ化してきて、自分の人生これでいいのか…と思ってるんだけど何かおすすめの本ないでしょうか
エッセイでも小説でも大丈夫です
>>317 どういうのが好きか傾向を教えてくれないと何とも言えない
ドグラマグラ時間の無駄でしたw
ええ〜私ドグラマグラ好きだ
ドグラマグラは上巻でやめてしまった
歌が長すぎて
ああいうけれんみたっぷりの仕掛け多い小説なら「虚無への供物」とか好きだなー
ドグラマグラ、健全だけど同人誌ネタなんで嫌な人どうぞ回避
↓
病院4コマ漫画描いてるひらのあゆが昔、ドグラマグラの同人誌出してた。
濃い考察や読み込んでる人じゃないと意味わかんないようなギャグにまじって
最後の最後にきみわるい(超褒め言葉)シリアス作品が載ってて
ブゥーーーーーーーーーーーンン……・
で始まって終わったことの解釈のようなものが表現されてた。
原典がちんぷんかんぷんだった私は、その本読んで初めてドグラマグラがわかった
…気がした。んだけど、気がしただけなんだろうな。
ひらのあゆそんなの描いてたのか
あの画風からはなんか想像つかないな、読んでみたい
>>317 桜庭一樹さんの「少女七竈とかわいそうな七人の大人達」はどうかな
ちょっとテーマが解りにくいけど「女の人生、押し流されてちゃいかん」ってのが書かれてる
これよりもっと啓発的な本があれば皆さん教えてください
>>317 マンネリを打破するためカタルシスを求めるのもひとつかもしれないけど、
意外に見落としてるささやかな日々の幸せに目を向けるのもありだと思うよ。
心に余裕がないと道端の花にさえ気づかないものだから。
というわけでレイモンド・カーヴァー、「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ、アン・ビーティ等、
普通の日々を切り取ったようなミニマルな短編集をおすすめしてみます。
日本人作家だったら誰かな、ちょっと思いつかなかった。
夢野久作の真骨頂はドグラマグラじゃなく短編の方にあると思う
ミレニアム二部まで読んだけど面白い!
ミカエルのモテぶりが理解できないけどw
>>326 同意
「童貞」「いなか、の、じけん」「斜坑」「空を飛ぶパラソル」は何度読んでもおもしろい
風景の描写が印象的で好きだ
夢野久作は別名義で書いてた子供向けの話が好きだな
白髪小僧?
331 :
彼氏いない歴774年:2010/06/05(土) 21:14:18 ID:9Gn/BySw
ここで何度かお勧めされてた魔法製作所シリーズ面白い!
>>110さんのネシャン・サーガ読んでみたかったけど、もう絶版になってる?新品で読みたいけど、中古しか見つけられない…
最近初めて夏目漱石のこころを読んだ
今まで難しそうだからと近代文学作品は避けていたんだけど
すごくおもしろくて最後までいっきに読んだ
話しが変わるんですが
どことなくじめじめした、暗い、物悲しい雰囲気が漂って
日本の美しい情景が頭に思い浮かぶ作品で
オススメありませんかね?
例えばこころみたいなのでw
時代関係なくよろしくお願いします
>>332 こころはちょうど今日買ったばっかりだから似てるかどうかはわからないけど
三島由紀夫の春の雪は暗くて美しくて良かったよ
>>332 ミステリだけど連城三紀彦の花葬シリーズおすすめ
戻り川心中とか
>>332 谷崎潤一郎とか読みやすいと思うよ
卍あたりから入れば普通に面白いと思う
ついでにこころ繋がりで島田雅彦の彼岸先生もオススメしてみる…
日本情緒はわからないけど暗くてじめじめはしてるw
337 :
332:2010/06/05(土) 21:52:08 ID:yIABei2W
みなさんありがとうございます!
明日朝から図書館行く予定なので
教えてもらった作品片っ端から読んでいきます!
>>331 絶版になってるかはちょっと分からないけど
あすなろ書房のHPでも在庫品切れになっちゃってるね…
コンパクト版(ソフトカバー全9巻)が出てるから
そっちが主流になっちゃってハードカバー全3巻のはもう出してないのかも
ハードカバーのネシャンはむっちゃくちゃ重くて机に置かないと読むのしんどいから
特にこだわりがなければ分冊文庫の方がいいんじゃないかな
個人的にはあの重さが「ネシャン!」って感じがして好きだけれども
>>332 梨木香歩の『家守綺譚』が超オススメ
まさに「どことなくじめじめした、暗い、物悲しい雰囲気が漂って
日本の美しい情景が頭に思い浮かぶ作品」じゃないかな
「私」が死んだ友人の家に住む話なんだけど、
とても幻想的で美しい小説だった
時代も明治っぽい感じ
個人的には夏目漱石の小説の次くらいに好き
340 :
332:2010/06/05(土) 22:46:49 ID:yIABei2W
>>338 レスありがとうございます!
コンパクト版も在庫品切れのところしか見つけられないんです…
特別古い本てわけでもないし、結構人気あるみたいなのになぜだろう…
真田太平記を読み始めた
会話が多いからすらすら読めるけど
約500頁×12巻となると途中で飽きないか心配w
読破するのにどのくらいかかる事やら・・・
VIPに読書スレッドがあった
見てみたらAAとコテが牛耳って内輪の慣れ合い場になってた
>>332 もう遅いかもしれないけど「こころ」気に入ったんなら漱石大先生の
「行人」と「それから」すごくオススメ!
物悲しくて儚いよ
行人の主人公の一郎さん好きすぎてやばい
一生懸命生きている姿にどのページめくっても涙が滲む
あとは宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」「よだかの星」とかかな
345 :
彼氏いない歴774年:2010/06/06(日) 22:44:32 ID:XiWCpMol
個人的に泣けた作品
5位:三四郎/夏目漱石
4位:忘却の河/福永武彦
3位:白痴/坂口安吾
2位:楢山節考/深沢七郎
1位:蝉しぐれ/藤沢周平
今、三浦しをんの「天国旅行」読んでるんだけど、
終わるのがもったいなさすぎて、読みすすめるのが怖くなってしまった
>>346 アレが?
私も読んだけどダメ、つまらなかった。
最近海外古典が多かったので気分転換に桐野夏生の「out」を読んだ
起承転結がしっかりしていてどんどん引き込まれたけど
終盤がドラマチックすぎる展開でちょっと違和感
個人的にはグロテスクが手元に置いておきたいほど良かった
私もグロテスクすごい好き!もう3回くらい読み返してしまった
かずえとか主人公とかのゆがんだ心理にもかなり共感できる
桐野さんてこういう話多いよね
似たような感じで東野圭吾の白夜行とか重松清の疾走も面白かった
暗くて人の心をえぐるような本が好き
欲望という名の電車みたいな…我ながらいい趣味ではないかも
>>348 ダメ、つまらなかったって感想。何の参考にもならないね。
あれは読後に何かを期待する性質の話ではなかったような
>>193 遅レスだけど、一言いいたくて出てきちゃった。ジョナサン・キャロルを
出してくれる人がいて嬉しい。月の骨と死者の書が大好き。
浅羽 莢子さんは名訳者でしたね。
>>345 蝉しぐれは私も泣いた。
ストーリー自体凄く面白くてそれだけでも満足なのに、
最後の最後でしっかり泣かせてくれる場面があるのが素晴らしい。
蝉しぐれは映画しか知らないんだよなぁ
やっぱり、原作を読んだほうがいいのかな
天国旅行、図書館の予約数すさまじいし
装丁が綺麗だから買っちまおうと思ってるんだけど微妙なんだろうか…
三浦しをんで始球式したのは「月魚」「白蛇島」だけだから最近のは大丈夫かなと思ってるんだけど。
ムカつく部分・うぇっとなる部分も多々あるけど
納得させられちゃう部分もあるししょうがねえな、みたいな感じでなんだかんだ結構好きな作家だw
ちょうど蝉しぐれ読み始めたとこだったから、
ここ見て読み進めるのが楽しみになったよ
本に泣かされたって表現はキモすぎるんですけど(笑)
泣くことありきで本や映画を選ぶ人って浅いよね。
そういった類の図書映画よりも浅い357の言葉なのであった
こんなレスが欲しかったんだよね?
>>357
____
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \ <本に泣かされたって表現はキモすぎるんですけど(笑)
| |r┬-| | 泣くことありきで本や映画を選ぶ人って浅いよね。
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"〜〜``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ <だっておwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ
ヽ -一''''''"〜〜``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
ン
釣りにマジレスカコ悪いんだけど、「本に泣かされた」たって言うのは泣くこと
ありきではなく、泣くつもりはなかったのに不覚にも泣いてしまった、
泣かされてしまったという意味も含んでいると思うよ。
浅くたっていいじゃないか、人間だものwww
あ〜、でもCMで「泣けちゃいました!」なんて言ってる女見ると鼻で笑っちゃう事はあるww
最初っからそれ(本、映画etc)が泣けるかどうかってのが前提でしか作品見れない奴や
最近の風潮はアホだと思うけど
上の泣かされたとかはそういう意味ではないと思う
泣くために映画や本読むのは体から体液出すためと言い換えたら
抜くためにAVやエロ本見るのと大差ない
というようなことを五味太郎先生が仰っていました
クリスティの「五匹の子豚」を読んでみた。
クリスティはノンミステリの「春にして君を離れ」が一番好きで
ミステリは面白いけど印象に残らないイメージだったけど
これは回想の殺人っていうモチーフが
ストーリーにうまく活かされてて
犯人や被害者のキャラクターも立っててすごくよかった。
脳からストレスを消す方法って本によると、泣くのが最高のストレス解消法らしいよ
自分は疲れてる時は泣けるの読みたくなるなー
366 :
彼氏いない歴774年:2010/06/07(月) 19:09:12 ID:bWjtY+RI
>>364 私もその作品読んだ。あの物悲しさがすごくよかった。
クリスティの切ない愛を描いた作品が好きだ。
>>366 おお読んでいた人がいた。
(メル欄)のシーンの比喩表現がすごくよくて
ラストの台詞と相まってとても印象に残った。
人と語り合いたくなるような作品だったな。
東京でやってるクリスティ展に行って
売店のクリスティ文庫のやつを買ったんだけど
クリスティ文庫は普通の文庫より少し大きいから
手持ちのブックカバーに入らなくてちょっといらっとする
次は「スリーピングマーダー」を読もう
>>345 ちょうど忘却の河を読んだよ
しみじみいいね
久々にここ見たら、福永武彦の名前がいくつか挙がっててうれしい
山本文雄の「眠れるラプンツェル」を読み、歳の差に(安い表現ですが)萌えました。
これのような10代の男の子といい年した女の恋愛ものが他にあれば
教えていただけませんか?
出来れば日本人作家で、ベッドシーンなんかもあれば嬉しいです
>>369 ぱっと思いついたのでは
江國香織の「東京タワー」は大学生と中年女性の恋愛。
でも男の子目線だから気に入らないかもしれない。
日本人作家じゃないけど
サガンは「優しい関係」とか「ブラームスはお好き」とか
「絹の瞳」に入ってる短編の「ジゴロ」とか
若い男と中年、あるいはそれ以上の女性の恋愛物がすごく多い。
なぜか十代の頃からこういう話にすごく萌えて
「ジゴロ」なんて何度読み返したことか。
村山由佳しか浮かばなかった・・・
「もう一度デジャ・ヴ」あたりならまだ読みやすいかと
三浦しをん、「私はオタクなのよ!」「腐女子でごめんね〜」な
あのノリをどうにかしてほしい
アチャーな気持ちになる
>>369 10代だったかどうか人物設定の詳細は忘れたけど、
石田衣良『娼年』だったら、あなたの求めるのに近い気が。
性欲のために本を読むなんて。
375 :
彼氏いない歴774年:2010/06/08(火) 20:47:36 ID:i4Z2Y3Jw
今日は「和菓子のアン」読んでみた
ほのぼの和む
同じ系統で何かおすすめありませんか?
ただし、「神様のカルテ」とか「夜は短し歩けよ乙女」みたいに
文体に癖のあるのは除外ということで。
さらっと読みやすいのが好きです。
和菓子のアンって坂木司だっけ
ひきこもり探偵がコミカライズしたときは
あまりのイメージの違いにびっくらこいたものだが
最近はロバート・K・レスラーとか小説じゃないものばかり読んでる
長編大作読んでみたいなぁ。カラマーゾフは読んだことあるんだけど
長編ってつまんなかったときの読了後の失望感がすごそうで
あまり手を出せない
でも世界的文豪って長編ばかりだよね(トルストイとかディケンズとか)
一生で何度も読み返せるような大長編に出会いたい
>>369です。
オススメ教えてくださった方、ありがとうございます。
江国香織も石田いらもいくつかよんだことは会ったのですがその2つは
ノーチェックでした。
石田いらはウェストゲートパークのようなはちゃめちゃリア充のイメージしかなかく
さけてしまっていたのですが面白そうなのもたくさんかいてらっしゃるんですね!
坂木司ってどっからどう考えても女なのに
性別不詳とか、正直イラっとする
会った→あった
しかなかく→しかなく
誤字脱字おはずかしい…
ほのぼの和む系だと加納朋子の「ななつのこ」とか
小路幸也の「東京バンドワゴン」とかはどうだろうか
大島真寿美の「戦友の恋」本日読了
大島さん元々大好きなんだけどその中でも上位に食い込む感じ
ちなみに一番は「やがて目覚めない朝が来る」
ねちっこくなくて、でも女性特有の視点や感性に共感できるところが好きだ
>>364 春にして君を離れおもしろいね。何回も読んだ。
車谷長吉「世界一周恐怖航海記」
ファンだけど期待したほどじゃなかった。しかし四国の巡礼のも読むだろうな。
>>369 日本人作家じゃないけどベルンハルト・シュリンクの「朗読者」は良かった
夢野久作ってわりと近親相姦ぽい雰囲気の作品書く人なんでしょうか…
ドグラ・マグラでそれっぽいのを感じて途中で読めなくなって
今日瓶詰め地獄読んだらまたそれっぽい感じが
読めないのは悔しいけどなんか苦手 でも読みたい…orz
>>384 犬神博士が面白いよ
チイと、チイを取り巻く人達の感情の温度差とか
あの終わり方とかなにこれズルイwwってなる
近親相姦だろうが結局物語のなかの話なんだから
そう割り切って読めないのって
感受性豊かを通り越してなんか危ない感じする。
真に受けすぎと言うか…
ひぐらしに影響されて人殺しちゃうみたいな
現実と物語の区別つかないというか。
>>385 ごめん、我が家では親がいい加減だったから代わりに面倒見てくれる仲いい兄がいてさ
小さい頃に周りの心ない奴らから「お前ら寝てるんだろ」とか執拗にからかわれた思い出があって
当時兄も真面目だから笑い飛ばす事も出来なくて、そいつの発言に兄妹揃ってドン引きしたって事あるんだよw
今になっては笑い話だけど、当時は「そんなに仲いいと見られてたのかきめえ」と思ったんだよね
それ以来なんとなく近親ぽいのを見ると思い出して微妙な気持ちになる
個人的に苦手ってだけで現実との区別はついてると思うので安心してくださいw
犬神博士読んでみます、ありがとう
ああ、おかしいね・・・
楽しむための読書なんだから
個人的な地雷を避けたいと思うのは当たり前だろうよ
391 :
彼氏いない歴774年:2010/06/09(水) 02:36:34 ID:FNpuiXSP
もてない女は怠けてるからだ。
もてたけりゃ積極的に男を誘え 男にみつげ 金で釣れ
みんなもてない男が女にやってることだ
頑張って金やトークでもって男から恋愛の主導権を奪ってやれば外見がダメでもなんとかなる。
もてない男はそれでなんとかなってるんだ
だが、外見もダメで金もない女は・・・・・あきらめろ
精神的に大人になって、一生、恋愛することをあきらめろ
もてなくて金もない男はあきらめてるんだ
仕方ない。お前の価値はその程度なんだから。
悪徳の栄えは読んでいて喪女には辛いものがある…
ビッチ過ぎんだろジュリエットww
中高生の読書感想文の受賞作品をまとめた本があるんだけど、
いい感想を書く男子はそれだけで好きになって同じ本読みたくなるw
耳をすませば?
お茶か歌舞伎のおすすめエッセイってありますか?漫画ではなく文庫になってるものが
いいのですが。
戸板康二
登場人物が方言を使ってる小説が好き
勝手なおすすめは、
潮騒/三島由紀夫(三重弁?)
細雪/谷崎潤一郎(大阪弁)
古都/川端康成(京都弁)
春秋山伏記/藤沢周平(庄内弁)
あと最近のだと、岩井志麻子の岡山弁とか、坂東真砂子の土佐弁とか好き
蟹工船は、方言はよかったけど、作者の話(拷問とか…)がトラウマでちょっと苦手
何かおすすめあったら教えて下さい!
>>397 町田康「告白」
舞城王太郎「煙か土か食い物」
浅田次郎「壬生義士伝」
遠藤周作「海と毒薬」
汚いと評判の河内弁の「告白」は実際に声に出して読んでみるとなかなか難しかったw
>>397 天草四郎の話、しみいるような天草方言がすばらしい
「魔法が使えた」伝説をさらりと解いて、美しく物悲しい印象的なシーンを作った
アニマの鳥/石牟礼道子
室町期の出雲の話、朴訥な方言を、男勝りの現代的な美女があやつってるのがなんかとても魅力的
出雲の阿国/有吉佐和子
おおお…たくさん教えてくれてありがとう!
図書館とかで探して少しずつ読んでみる!いろんな方言楽しみだー
>>397 亀だけど、谷崎潤一郎の『卍』
関西弁がいい感じ。
読書メーターって便利だね
そもそも読書家って自分で名乗るものかな?
誰かが他人の事を指す時に「読書家だね」って言うのはわかるけど
自分で使うには違和感がある言葉だ
本の虫じゃなかろうか?と
じゃぁ、私は本の虫だ。
洞窟オジさん―荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバイバルを語る (単行本)
加村 一馬 (著)
「私って活字中毒なんだよね〜w」
あー、活字中毒のがそれっぽいかなあ
うん活字が傍にないと不安になるわ
本がないときは携帯か腕時計の時計の文字をひたすら眺めている
409 :
彼氏いない歴774年:2010/06/11(金) 20:41:13 ID:a1l8idZm
>>397 船戸与一の藪枯らし純次も山口弁がいい味出してます。
何かしら読んではいるけど傍にないと不安ってのはないなあ。
これは活字中毒とはちょっと違うのか。
積み本ないとヤダって人もいるみたいだけど、基本的に積まないし
「読まないと」って強迫観念めいたものに急かされる事もない
411 :
彼氏いない歴774年:2010/06/11(金) 21:06:56 ID:6Edk1H8F
>>410 そういうの理想だ
私は嫌々読んでるw
過程は辛いが読後感が好きなんだ
ステファニー・プラムシリーズが好きだ。ちょっと男の間フラフラしてるけどw
あの勢いと濃いキャラを、疲れてると読みたくなる
あとしゃばけ面白いね
自分は波があるなぁ。
読まないときは全然読まない。不思議だけどw
読むときはアホのように読むときもある。
いまさらだけど、島本理生のナラタージュを読んだ。
初めはイライラしながら読み進めていたんだけど、最終的には葉山先生に恋をしたw
毎度毎度、登場人物に恋しちゃうよ。
ナラタージュもツイラクも全然受け付けなかった。イライラしただけ。
人として駄目なのか…。
島本理生、イライラする人はすると思う
基本的に暗いし淀んでるし、物語としてはそんなに面白くもないし
でも現在進行形で報われない駄目な恋をしてるとこれが刺さる
個人的には、島本理生の小説に過度に感情移入しちゃう方が
人として駄目な気がする……
もう少し明るくてのびのびとした小説に感情移入できるようになりたい
ツイラクは何回も読み返すくらいはまったけど、ナラタージュはだめだった
物語の緩急や濃さがまるでレベルが違うと思う
あと、ナラタージュは後輩の女の子や元彼の話が正直気持ち悪かった。。。
物語からも浮いてる気がする
私も、読書家って言われるの嫌いだ。
暇つぶしで読んでるだけだし。
しばらく読書から遠ざかってたけど、途中まで読んでた本を今日一気に読んだ
中断して2、3日経過すると読む気力が失せるんだよね、私
好きなシリーズだし、やっぱり面白いんだけど何でだろう
中古で集めた貴重な本が読まずに何冊も溜まってるから、しばらくは読破に集中したいなー
420 :
彼氏いない歴774年:2010/06/12(土) 03:58:56 ID:rQdTZHOe
>>414 恋愛小説にはあんま興味ないけどナラタージュだけは何故かはまって何回も読み直してる
話はそんなに面白くないかもしれないけど淡々とした文章の感じが好きだな
でも島本理央だったらクローバーが一番好き
ここ最近は安部公房を読みあさってる。短編の一つの「飢えた皮膚」おすすめ。ただ理解力の低い私は何度か読み直さないと意味が読み取れない。
>>420 クローバー面白いよね
男主人公だからか他のとはちょっと雰囲気が違う
私は初島本理生だった「大きな熊が来る前におやすみ」の中の
「クロコダイルの午睡」が衝撃的すぎて忘れられない
いま読み返したら違うのかもしれないけど、私の中ではあれが最高峰
今更ホームズ読み直してるけど、ちょっと一服感覚でコカイン打ちまくっててびびる
(子供用の本では、多分そういう描写は省かれてたんだろうけど)
別にストイックな推理家ってわけでもなく、結構ぐうたらだったりするのなぁ
あと、ワトソン結構惚れっぽいなぁとか、大抵のインド人は召使いなのか・・・とか
アフリカ人をゴリラか何かと勘違いしてないかアパルトヘイトってレベルじゃねーぞとか
子供のころとは違った発見があって面白い
>>424 戦後派(小松左京・安部公房・野坂昭如あたり)の小説やエッセイ読むと
ヒロポンだのミナハイ(ハイミナール)だの気軽に頻出するんでやっぱりびびったなー
でも昭和30〜40年代のガツガツした雰囲気の描写好きだ
銀座のバーで馴染みの店に入って水割りを頼みつつ、小腹がすいたからと
屋台の焼きそばを広げ、店の人は文句を言うどころか女の子達が群がって
キャーキャー楽しそうによばれちゃうのとか、今思い出して
急にお腹が減ってきた
>>422 安部公房大好きだから嬉しい!
短編では、闖入者、赤い繭、無関係な死(タイトル違うかも)がおすすめ。
私も何回も読まないと理解できないけど、その難解さが好きだな。
餓えた皮膚ってどんな話だっけ?
内田春菊のファザーファッカーや中村うさぎ、
マツコ・デラックスとかが好きなんだけど、
面白い作家とか本知ってませんか?
良いのあったら教えてほしい。
>>427 岸本佐知子のエッセイは鉄板。
電車の中とか公共の場所では読まない方がいいよとだけ言っておく。
岩井志麻子の本、気分が重くなるけど何回も読んでしまう。
私の男を読んだ。
凄く引き込まれた。
まだ興奮してる。
救い様がなくて暗いけど私は好きだ。
男の子がすごく魅力的な官能小説ありませんかね?
>>429 ぼっけぇ、きょうてぇしか読んだことないけど、
未だに血みどろの赤子が映像として浮かぶorz
夏に読んだホラーって記憶に残りやすいな
夏と花火と私の死体とか、夜市とか残ってるなぁ
夜市すきだー
あれ以来、恒川光太郎の新刊は常にチェックしてる
まだ刊行数少ないけど地味に人気出てるみたいで嬉しい
>>434 同士うれしいw
夜を漂うような不思議な雰囲気がいいよね
夜市しか読んだことないんだけど、他作おすすめしてくれませんか?
夜市好きなら何読んでも面白いと思うよ
刊行順に読むなら次は「雷の季節の終わりに」
夜市と一番雰囲気が似てるのは「草祭」かなぁ
あと、こういう幻想的なホラーが好きなら
今邑彩の「よもつひらさか」なんかもオススメ
>>436 恒川以外のおすすめもありがとうー
Amazonレビュー読んでwktkを持て余してるよ
おかげで楽しみが増えました
中村うさぎの「プロポーズはいらない」を読んだ。
ハッピーエンドと言えるか分らないけど、気持ちが救われるラストだった。
439 :
彼氏いない歴774年:2010/06/15(火) 13:17:14 ID:0+FqcHK3
>>424 内容もっと詳しく知りたいな。
人種差別描写とか
>>425 あなたに中島らもをおすすめしたい
エッセーも小説もおもしろいよ
もう読んでたらごめんね
吉屋信子の花物語を読み返してる
あの時代の乙女感が好きだ
>>427 好みがぴったりだ
桐野夏生
「残虐記」
「アイムソーリーママ」
お勧めです
チョコレートの事典 成美堂出版は表紙が喪っさいけど中身は素敵☆
せいびどうが性微動←って変換されて焦った...エロい...ような...
ホームズいいよね!いまだに大好きだ
自分は駄作扱いされてるオレンジの種5つが
結構好きだったりするw
そのかわり人気の高いアイリーンアドラーの話は
イマイチだなー
>>443 >成美堂出版は表紙が喪っさいけど
ああ、分かるw
なんかこう・・・、今風にしてほしいというか。
ここのハーブティや紅茶、マクロビオティックの本読んだけど
初心者にも分かりやすくていいんだよね。
>>445 紅茶とマクロビ、自分も読んだ!オーガニックごはん+おかず良かったなぁ
外見は垢抜けないけど、中身はいいって成美堂=喪...?はい、ツマンネ
男性メークアップアーティストの大高博幸の本、お薦め
メイクテク説明というより、綺麗になろうとする精神が書いてあるので
読書好きな喪女なら、楽しく読めそう
>>441 私も好き!
文庫になってくれて良かった
スイートピーの娘の話が一番好きだ。ピー様w
天地明察読んだ人いますか?
作者がラノベ出身というのとランキング一位(個人的にあわない本が多い)というのが気になって手が出せないでいます
なんとなくで買うには高いし図書館の順番待ちは長い…
ロマンあふれてそうな話だなというのがあらすじ読んでの感想です
449 :
彼氏いない歴774年:2010/06/17(木) 21:20:19 ID:2700HfPi
>448
読んだよ
確かにラノベ感は感じたけど、さらっと読めた
最後の駆け足感はアレだけど、全体的には結構好きだな
突然でスミマセン
スレチならスルーしてください
最近あまり本を買わなくなってきたので皆のオススメなんかがあれば参考にさせてもらいたいです
ちなみに自分は小池真理子・山本文緒・土屋賢二箸の文庫本を多く持っています
やっと妖怪アパートの文庫新刊出た!
もっと速いペースで出して欲しい。
改行ウザイね
図書館で予約してたドグラ・マグラが届いたらしいからもうすぐ取りに行く!
死ねばいいのにっていうの読んでる途中
知り合いにタイトル見せたら病んでる人みたいって言われた
うるせえ
京極夏彦は百鬼夜行シリーズを何冊か読んだな
ひとつひとつは面白いけど一気に読むもんじゃないと思った
妖怪ミステリは小野不由美みたいな実在派も好きだ
他にこの手のミステリー作品あったら教えてほしい
>>455 小野不由美は小難しいんだけどストーリーがきちんとしていて満足感が半端無い。
十二国記大好きだ!
でもこの手のミステリーのお役には立てなんだ・・・スマソ
457 :
彼氏いない歴774年:2010/06/18(金) 19:32:06 ID:14WKbbWw
エロスとタナトスをテーマにした、重厚な作品が読んでみたいんだけど
何かお勧めはありますか?
>>455 京極夏彦は京極堂シリーズのほうが面白いと思う
京極堂=百鬼夜行じゃないの?
違ったらごめん
ちくま文庫のカフカセレクション。いい!
楽しい。
>>461 そうだよ
京極夏彦の覘き小平次読んでるけど読むのが辛くてなかなか進まない
どすこい。みたいなあほな話のほうが好きだ
死ねばいいのにって雑誌で取り上げられた途端急激に売れて雑誌効果すごいと思った
>>454さん、読み終わったら感想書いてくれると嬉しいな
厭な小説ってのも読みたいんだけど高くて買うの躊躇したままだ
嗤う伊右衛門は面白かったよ
巷説百物語は百介さんが可愛い
京極夏彦も小野不由美も作風が唯一無二って感じだからなぁ
読みつぶしたあとはひたすら新刊を待つしかない……
巷説ファンの方、夏に「西巷説百物語」が出るそうですわよ
454です
死ねばいいのに読み終わったんですが正直どんな感想を言えばいいのか全然わかりませんw
面白い面白くないで評価できない内容というか…
ストーリー進行は若干ダラダラした感じが続いてミステリーにあるような急展開とかも無くて、読み終わった後もモヤモヤした感じが残る。こういうの好きじゃない人は読んでて辛いかも
でも読んで後悔するってことも無いと思います
すいません全く参考にならない意見でorz
>>464 どんな雑誌に載ってた?
Ipadのニュースでテレビに出まくってたことしか知らない
いやなってるから大丈夫だよ!
>>451 妖怪アパート読者発見でうれしい
文庫化全巻待ちきれず、かといって金も無かったので図書館のお世話になった
番外編も面白かった。普段児童文学なんて読まないけど、妖怪アパート良かった
>>457 村上龍「エクスタシー」「メランコリア」「タナトス」は?
ほぼエロ本だし好みに合うかは保証できないが
amazonで注文したし、オクで狙ってた本全部落札できたひゃっほう
普段手をつけない恋愛ものが読みたいんですが、お薦めはありますか?
読後感が重いもので、できれば登場人物が死なないものがいいのですが。
セレモニー黒真珠は?
476 :
彼氏いない歴774年:2010/06/21(月) 18:35:06 ID:LHihJObf
>>460 ペニスってまた直接的なタイトルすぐるwアマのレビューやあらすじを
見て興味が湧いたので読んでみるね。
合わせて同作家の綺譚集という本も見てくるよ。
>>471 村上龍はコインロッカー、限りなく透明ブルー、エクソダスを読んで
この人の本をもっと読んでみたい、でも何買おうと悩んでた所だったから
めっちゃ有り難い!官能小説、BL小説も読むからエロでも大丈夫です。
給料日後にがっつり本を買い込む予定なんで、お勧めして下さったものも
一緒に購入してみます。ついでに悩んでた怪談アパートも買ってみるw
東野圭吾、ホラー小説、乙一も売れずに待っててくれよ…!
二人とも、ありがとうございました!
477 :
彼氏いない歴774年:2010/06/21(月) 18:38:07 ID:LHihJObf
×怪談アパート
○妖怪アパート
長文のうえ間違えてすみません。
ペニスってなんか村上春樹が言ってるイメージがある
うむ
舞城王太郎はピナスだのヴァジャイナだのと表記してたが最初なんのこっちゃ?って思った
クレジオ読んでる人いるかな?
興味あるんだけど、どれがおすすめ?
長編で。あと『調書』以外で。
>>476 それはよかった。気に入るとうれしい
順番にね
生田耕作の翻訳本(眼球譚とかマンディアルグの本とか)も
ただし、ほぼエロ本で気持ち悪くなるかもしれない
>>480 連投すまんこ
「調書」読了した?がんばれなくて途中で投げ出しちまった
>>482 調書は未読なんだけど、あらすじにそそられなくて。
投げ出すってことはやっぱ微妙?
クレジオの自然観察描写の虜になりつつあって、そういう雰囲気のやつ探してるんだ
苫米地英人「なぜ、脳は神を創ったのか?」
これすごい。開眼した
まだ途中だけど、この人の他のも読んでみようと思う
あやしそうな本もあるけどw 新書って面白いんだなー
>>484 SF小説だけど瀬名秀明のブレインバレーもそんな内容だったな
このスレで「永遠の0」を知り今日、読了。
本を閉じしばし呆然 素晴らしい本だ。
紹介してくれた方 ありがとうございます。
湊かなえ「告白」
好評らしいという前評判のもと読んだんだけれど、
読了後はただ「こんなかんじなのかぁ」という感想を持ったっだけだった。
前評判を知らなければ普通に最終ページで驚き「おぉ!」と感嘆の声一つも漏らしていたかもしれないんだけれど
メディアが「最後が素晴らしい最後の数行で展開が〜」とか散々煽っていたものだから
どんな凄い展開がまっているのかと期待していて、期待値のハードルを勝手に自分で高く設定していたらしい。
ちょっとぽしゃった感じだった。
そういうのってあるよね
帯とかで「衝撃の〜」とか謳われてると期待しすぎて
逆につまんなく感じちゃったり…
告白は第一章でやめときゃよかったものを
(応募のときはそこまでで、他は出版のための後付らしい)
あんだけ長くしたから、一章のなんともいえない後味悪さが薄まって
ハリウッド映画みたいになっちゃったよね。
監督だか誰かが登場人物のことを「人間くさい」っていってたことにも違和感。
人間臭いって、そういう意味じゃないだろうと…。
告白、爆弾はねーだろと思ったw
薄灰色に汚れた罪/ジョン・D・マクドナルド読了
主人公がハードボイルドの割に青くてちょっとかわいいと思った
乾いた空気と病んだ社会がいかにもアメリカっぽくてよかったけど
訳のせいか何なのか時々セリフの意味が分からないw
「蛇行する川のほとり」恩田陸 を読んだ。
恩田陸のこの雰囲気がたまらなく好きだ。
どこかキレイで洗礼されているけれど残酷な感じというか・・・。
同じ書き手でも「ネクロポリス」のラストや「ドミノ」の感じにはがっかりだったから、
なんか落ち着かない作家だなぁとは思うけど
ネクロポリスは上巻でやめときゃよかったと思ったなぁ。
恩田陸は冒頭はすごくwktkさせてくれるんだけど
いつもオチがつまらない
梅雨にぴったりな感じのしっとりした小説が読みたいなぁ…
天気がマシになってたら本屋にいってこよう
>>484 本屋にあったから買ってみたけどオビがB級オカルト臭くて買うのに恥ずかしかったw
内容面白そうだけど
これまた出版社の胡散臭さ半端なくてはげわろたw
中山可穂の小説がすごく好きだ
同性愛の話が多いんだけど
心理描写なんかが独特でゾクゾクする
全体的にほの暗くて少し病んでる感じがたまらない
ネタバレ書くなよな>>告白
夏の文庫フェアの季節だー!
自分は基本的にハードカバーや図書館より文庫派だから、この季節が大好き
まだ梅雨あけてないんだけど、そろそろSFが読みたくなってくる時期だ
夏への扉と火星年代記読み返してこよう
そうか、文庫フェアの季節かー
また出版社ごとにサイトめぐりしなきゃ
>>500 夏=SFってなんか分かるかも
SFなんて時かけくらいしか知らないんだけどさw
今年の夏はSFにチャレンジしてみようかなぁ
ゲド戦記好きだから闇の左手とか読んでみたかったんだよね
今年こそブラッドベリ読むんだ・・・
面白そうで気になってるのにいつも忘れる
この流れで思い出した
SFじゃないブラッドベリも良いよね
猫のパジャマって本はカバーが猫耳でめちゃくちゃかわいい
あとSFではホーガンが好きだな
「月面で発見されたのは五万年前の人間の死体だった」
『星を継ぐもの』の帯の煽りなんだけど
何これwktkするに決まってるだろ…
>>504 「星を継ぐもの」は非常にお薦め。
三部作になってるんだけど、SFであれだけ理論破綻せずに書ききった作品は他にない。
登場人物もよくて、最初嫌われキャラだったのが途中でひっくり返って大好きになる。
また、あの作品の地球の設定が素晴らしくて、未来の理想世界になってる。
三部作全部一気読破できるので、是非読んで頂きたい。
一巻しか読んでないけど結論というかプロセスが破綻してると思ったな〜
グラン・ヴァカンスを読もうと思ってる
SF初心者なんで読み終えられるか不安だけどw
最近読んだのでは虐殺器官がよかった
文庫版のシンプルな表紙も好みだ
西の魔女が死んだ早く読みたいなワクワク
それにしてもこの前読んだ天国から始まる物語は完成度高かった
509 :
彼氏いない歴774年:2010/07/03(土) 12:43:22 ID:JCi5OPgl
万城目学の、かのこちゃんとマドレーヌ夫人を読んだ
ほのぼのしてて、笑えて、ちょっと泣けて、すごく良かった
「ふんけーの友」という言葉を初めて知った
群ようこのエッセイ、真面目にぐうたらしてる雰囲気が好き
SFといえばウェルズの『タイムマシン』
ウェルズといえば、こないだモロー博士の島を読んだ
まぁ外科手術で動物を人間に改造する、とかムリすぎるけど
100年も前に書かれたと思うとものすごい発想だなと思うし
面白かった
>>423 亀だけど「クロコダイルの午睡」読んだよ!
主人公が喪女っぽくてすごく感情移入しやすかった
待ち合わせの前に服買いに行っちゃうくだりとかたまらん
やっぱり島本理生好きだ
514 :
彼氏いない歴774年:2010/07/06(火) 15:26:37 ID:P5osqr+9
この時期になると新潮文庫の100冊のために無駄に文庫を買いたくなる。
が、毎年100冊のラインナップに大きな変化がないから欲しい文庫が無くて困る。
バンダナコンプリートしたい!
貧乏ニートだから、ちまちま青空文庫で読書。
古典の純文学って、喪に通ずるものがあるよね。
百田尚樹の「モンスター」読んでる。
化け物と言われていたの主人公が整形して故郷に戻ってきて復讐する的な話なんだけど、
作者は絶対この板でブスの心理勉強したと思うwwwいちいち共感しまくるww
「パラサイト・イヴ」読んだ
こういうSFっぽいホラーは初めてだけど
すんなり受け入れられたし面白かった
ただ性的な描写とド派手な暴力?シーンが
アメリカのありきたりなSF映画みたいで少し興醒めだった
狙ってるのかも知らんが
湊かなえの「告白」はこの間読んだ。
なんかずっと胸の中でもやもやしていたものが、最後で吹っ切れた気がした。
誰も幸せにならない、誰も救われない話なのに不思議だった。
同感
あの終わり方は賛否両論あるけど私もあの終わり方で良かったと思う
こんな気持ちは重松清の疾走以来だ
告白はあれ報われてるんじゃない?
子供は帰ってこないけど、相手にしっかり報いは受けさせてる
告白は読んでないけど「贖罪」は読んだ。
殺された被害者の親と友達数人の話なんだけど、この作家って身内殺されてるの?そんな話ばっかだな
>>517 なつかしいー。
中学生の頃読んでいろんな意味で気持ち悪くなった思い出がある。
じわじわとくる恐怖がよかったのに、
静的な描写とアクション(?)シーンが不釣り合いな感じだよね。
ゲームから入った自分が言えることじゃないけどw
岩井志麻子
話は好きだけど本人キモすぎワロタ
新潮文庫の江戸川乱歩傑作選がすっげー格好良くてニート貧乏なのに買っちゃいそう
最近はラノベばっかり読んでるわ
今日は主人公がマゾで美少女に罵られるラノベ読んでキメェ美少女ハァハァしてた
今更ながら模倣犯を読んだ。
上巻だけなんで続きが気になる…
お爺ちゃんがきいきい声に罵倒されるところなんかは
読んでて辛かったなー
下巻はもちろん映画も観たくなったよ
悪い事は言わないから、映画はやめておけ…
527 :
彼氏いない歴774年:2010/07/09(金) 04:29:21 ID:j0o4o7II
昨日、初めて桐野夏生読んだ(リアルワールド)けど
皆が言ってる通り、鬱になるけど面白かった
529 :
彼氏いない歴774年:2010/07/09(金) 12:04:53 ID:63jgYqKe
久しぶりにすごくいいと思った
魚住直子のピンクの神様
様々な年代の女性が主人公の短編で軽く読めるけど、ただただ共感した
早く読みたかった
海辺のカフカ読み始めた。
やっぱりオサレだわ
新井素子「くますけと一緒に」
何とも言えない読後感…
読む人の価値観によって内容がガラリと違うものになりそうだな
あと関係無いけど「家族が増えるよ!」「やったねたえちゃん!」が頭を過ぎってしまうorz
本多孝好好き
永遠のゼロって、ここでもレビューサイトでも結構絶賛されてるけど、
私はあんまりいいと思えなかった
なんか物語にも、ルポにもなりきれない中途半端な作品て感じ
いくら絶賛されていても自分に合わなければそういうものだと思うよ。
私もamazonとかブログレビューとのギャップに、
自分が変なのかと不安になるけど。
宇江佐真理「玄冶店の女」「ひとつ灯せ」読んだ
おんなに甘くない話が多くてよく読んでたけど、時代物のしみじみ感がわかりやすくなってきた気がする。くどいというか
やっぱり藤沢周平がべたべたしてなくて好きだな、優しくないわけじゃないのに
「派遣ちゃん」宮崎誉子
「会社ごっこ」泉水木蘭
「フリーター、家を買う。」有川浩
ドラマだと美人で仕事ができる人が頑張る話ばっかだけど、
小説だとそうじゃない人がでてきていいよな。
>>530 春樹はオサレだなー以上の感想をあまり持てない
自分には高尚すぎるのかなぁ
村上春樹ってオサレなのか…?
いつも「射精した」が入ってるのに
森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」
いつもの森見さんの作品の笑いとはまた違う笑いがあった
珍しく京都の話じゃなかった
わりとゆったりした話だったけど最後は急展開で、ラストはぐっときた
文庫派なんだけど待ちきれなくて
北森鴻の上製本を買いあさってる最中なのですが
「なぜ絵版師に頼まなかったのか」を読み終わって
面白かったけどなんだか悔しくて悲しい
絶対これシリーズものじゃん、続きの構想あったんじゃん!
続きが読みたいよ、読みたいよう……
絶筆の本は読み終わるのが怖くてまだ読めない。
高村薫
文庫版レディ・ジョーカー→単行本版レディ・ジョーカー(再読)
→晴子情歌→新リア王←今ここ
>>533-534 レビューとか批評とか色々あるけれど、
自分の感性に合う人をうまく見付ければいいのかなと思う
この人の薦めるのならOK的な
本好きで好みを熟知した読書家の友人がいると最高
その人の薦めてくるのに外れがないから
ただ、これは至極稀だと思う
>423
「大きな熊が来る前におやすみ」読んだよー
423さんが最高峰と言った理由が良く解った
この本に収録されてる話はどれも好き
島本理生は一通り読み終わりそうなので
次に誰の本を読むか考えどころ
543 :
彼氏いない歴774年:2010/07/14(水) 01:31:25 ID:4JT/OjEu
>>538 村上春樹は射精すらおしゃれにしちゃうんだyo
>>542 私も島本理生祭り中。島本さんの本の登場人物は繊細だからすき。
いい本会ったら、「島本りおに似てます」って教えてください。
既出だったらゴメン
少し不思議な話が好きな私は、原田宗典先生の「旅の短篇集」が好き。
あと、現実的に面白いのが、杉浦日向子先生の江戸関連の本
こざっぱりと軽妙に史実が描かれていて面白い。
蕎麦の本「ソバ屋で憩う」も面白いよ。江戸住まいだったら本に書いてある店
片っぱしから訪ねてんだけどなぁ。
>>543 オサレな射精w
>>529 気になって読んでみた
本当にすごく共感できてどんどん読んでしまったよ
この作家さんにハマりそうだ
「科学でわかる男と女の心と脳」麻生一枝
男が若い女を求める理由と、女が男の年収や地位を気にする理由が解ってきた
帯の一言に一番爆笑したんだけど
>>543 島本理生から毒気を抜いて不思議ちゃんをプラスしたような感じだけど、川上弘美
主人公が受動的で台詞があんまりなくてちょっと喪気質ってとこが似てるかも
とりあえず「センセイと鞄」信者はここにもたくさんいるはずだ
島本理生って、主人公が喪女って言うより
「元喪が妙な男にひっかかるとこうなるよ」っていう話が多い気がする
今現在ひっかかってる話だったり、ひっかかった古傷を癒す話だったり
実際もてないわけじゃないんだけど、恋愛に対して臆病な子たち
547 :
彼氏いない歴774年:2010/07/14(水) 09:59:45 ID:y3W77ZPn
mixiの本好きコミュに入っているんだけど、かなり参考になるよ
本を皆で読んで話し合うオフがあるんだけど、男が多いようで行きにくいなぁ
>>546 女性作家の恋愛小説って、幸せな女が出てくる話で
どれも一緒だろと思ってたけど
島本理生なら読めそうな気がしてきた!
ありがと!
原田マハの「星がひとつほしいとの祈り」の最後の物語が、
明らかに某しゃぶPの話でワロタ
550 :
彼氏いない歴774年:2010/07/15(木) 21:10:11 ID:NErFm2fe
芥川・直木賞決まったね
姫野さんの「リアルシンデレラ」って喪女っぽいな
姫野さんはリアルで喪女だったような・・・。
552 :
彼氏いない歴774年:2010/07/15(木) 22:44:46 ID:h0bBR2KI
みんなよりレベルが低くて申し訳ないが・・・
あさのあつこさんの「バッテリー」が大好き
弟が野球をやっていてもともとは親が弟のために買った本
弟が始めにまって次が私
今じゃ好きすぎて岡山に住みたいと本気で思ってる
なんだよあの新田市の情景・・・ すごいいい!!
岡山に住んでる人(特に美作・高梁市)がすごいうらやましい・・・
誰かいないかな・・・
>>552 私、市内中心部に住んでる岡山県人ですよ。
新田市?架空の名前なのかな?
新見市ならあるけど。
地元ローカル番組で、あさのあつこさんよく出てますよ。
554 :
彼氏いない歴774年:2010/07/15(木) 23:34:50 ID:h0bBR2KI
>>553 おお!! ありがとうございます
新田市、架空の市です
あさのさんの本バッテリー以外はあんまり自分に合わないんですよね・・・
なぜか
岡山きれいでいいところですね
最近疲れているのかバカらしい本が読みたくて
宮沢章夫のエッセイ「牛への道」を再読中
この人のエッセイは何作か読んだけどやっぱり「牛への道」が一番バカらしくて良いw
牛への道とよくわからないねじで迷って後者手に取ったけど、やっぱり牛も読むわw
557 :
彼氏いない歴774年:2010/07/16(金) 13:05:24 ID:6kRmJbeJ
林真理子とか川上弘美とか女性作家の短編集めた本なんだけどタイトル度忘れした・・・
不倫の話がとっても素敵だったんだけどなあ〜
ブドウ生えてる庭で友達の旦那とこっそりキスするの。なんだっけ。
自分でもいい年してどうかと思うけど、中学生のときから10年近く春樹好き
その間、古典好きな私カコイイって古い本ばかりを読んでた恥ずかしい時期を通り…
最近は忙しくて適当なミステリーばっかりだ
何か面白い本ないかな
奥田英朗の「家日和」読んだ
二番目の話は春樹っぽいのにムカつかない不思議!
全部面白かったけど妻と別居した主人公が思いっきり自分好みの部屋を作っちゃう話が好きだ
部屋の模様変えがしたくなった
あとラストのほっこりを揶揄した話は奥田さん自身の話なのかな?
>>556 牛への道オススメだよー!
私は必ずまえがきの時点で笑うw
読んだあとに「正義の味方引越センター」で検索するのもオススメw
今更ながら山椒大夫を読んだ
最後は救いがあるけど…
よくある「悪が挫かれて主人公とその仲間が皆幸せになってハッピーエンド」ではなくて
いい年してショック受けてしまった
「嫌われ松子の一年」読んだ。
芸能人の日記系にしては抜群に面白かった。
監督との容赦ない言い合いも読んでく内に、惚気にも思えてくるw
ハウル原作を読み返したくなってきた
ついでにクレストマンシーも
両方とも異世界交錯系だけど、コラボとかないのかなー
出身は同じ国だし
>>563 両シリーズは同じ世界らしいね
ハウルがクレストマンシーについてちょろっと言ってる場面なかったっけ?
おおおそうだったっけか
最後に読んだのもう何年前だろ…
実家に置いてきちゃったからなぁ
ハウル原作は王弟が好きだー
小説大好きだったんだけど、なんか最近
「どうせ作り話なのに」とか考えちゃって読めなくなってきた
なんなんだろう、ほんと 悲しい
きっと生活に疲れてるんだよ
そんな時期もあるよ
作り話でもいいよ
無味乾燥な人生に物語がほしいんだ
バンギャル ア ゴーゴーを読んだ。
文章が上手いとは言えないんだろうけど、世代こそ違えど自分も元バンギャだったので
気持ちが分かりすぎてあの感覚が懐かしすぎて半泣きで一気に読んだ。
ドラッカーのマネジメントを読んでる。
深く理解するのは難しくて脳出血起こしそうだが、良い本だと思う。
自分も小説が楽しめなくなったことあるなー
やっぱり「所詮作家の作り話」と思っちゃって。
その時期はエッセイとかノンフィクションとか
自伝的小説や実際の出来事モデルにした小説か
歴史小説を読んでた。
そのうちまた小説も読めるようになったよ。
>>568 やさしい言葉ありがと…そうかもしんないね…
>>569 自分もそう思ってたはずなんだけど…
自分のレスで不快にさせてたらごめんね
>>572 なんでしょうね、急にこんなになっちゃって
おお ノンフィクション系に走るの、いいかも
よければ何かおすすめしてくれませんか?
>>573 572ではないけど
石井光太の本がお勧めです。
あと新潮45編集部の犯罪のノンフィクション。
一通り読んだら小説が読みたくなるはずです。
私も時々小説に飽きる時があります。そして適当にノンフィクション読んで、
またノンフィクションに飽きて、じゃ少し漫画でも読もうか、エッセイもいいぞ、
のループです。
>>573 コンラート・ローレンツの「ソロモンの指環」面白かったよ。
後ジャンル滅茶苦茶だけど
「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(米原万里)
「ハーレムの女たち」(澁澤幸子)
「本の背中 本の顔」(出久根達郎)
「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン)
「モリー先生との火曜日」(ミッチ・アルボム)
玄侑宗久さんのエッセイは、生活に疲れた時おすすめです。
「胡蝶の失くし物」仁木英之
久しぶりに僕僕先生シリーズ読んだ
やっぱ面白い
新しいキャラが泣かせる
薄妃さんはかわいそうなことになったけど次のフラグが立ちそう
577 :
彼氏いない歴774年:2010/07/21(水) 20:43:52 ID:+1XRGsTj
アリエッティを観たけどなんか納得いかなかったので
原作を図書館で借りてきた
これから読む
578 :
彼氏いない歴774年:2010/07/21(水) 21:52:13 ID:KSA1enfA
古本屋で装丁に惹かれて買った本が、
独身負け犬&キャリア女の話しで、芥川賞受賞した作品でビックリした
おもしろかった
てっきり漁師か港町の話かと思ったら全然違った
「沖で待つ」っていう本
誰か読んだことあります?
579 :
彼氏いない歴774年:2010/07/21(水) 21:57:00 ID:PcsylQM2
>>574 犯罪ノンフィクション…読み応え有りそう 挑戦してみます
そのループいいですね、お借りしますw
>>575 多種多様なのを沢山ありがとう
なんとセンス・オブ・ワンダーは沈黙の春の人なんだね
そして玄侑宗久さんは現代語訳般若心経が気になるw
お二人ともありがとう!
普段読まないのばかりなのでとても嬉しいです
ほくほく
姫野さん好きな方多いんだね
私も好きだ!
あと岩井志麻子さんが好き。
代表作「ぼっけえ、きょうてえ」はホラーだけどおすすめ。
歴史好きな方なら、児童文学だけど白狐魔記シリーズおすすめ。
ああ図書館行きたい。
>>578 糸山秋子。エッセイなら読んだことある。
独身だけど、もてないわけじゃなさそう。
最近、三浦しをんのエッセイを読んだけど、「太っている」
「風呂に入らない」「BL好き」という話題が多いので
どんな人かと思って見たら、きれいな人だった。
母親とうまくいかない長女ってのが、喪っぽいよな。
酒井順子、辛酸なめ子、益田ミリ…結婚してない女性作家って
わりといるよね。
伊丹十三のエッセイを古本で集めた
文章は洒脱だしセンスもいいし知的でスマートでかっこいい
映画は見たことないけどw
何気に図書館で借りた「涙のアンパンマンマーチ」という本で
涙腺崩壊した。
涙ってこんなに出るものなんだね・・・。
「あられもない祈り」島本理生
島本さんは最近、話の作りが乱暴になってきたと思う
ヤリまんスイーツ女が病んでいく過程ってだけの話に見えた
「美女と竹林」森見登美彦
なにやってんのこの人達w
「白いひつじ」長野まゆみ
久々に長野さんらしい話(男同士の恋愛)だった
それでいて最近の作風で現れてきた丁寧さがよく折り込まれてたし
何より家族愛や友情や恋の過程にぐっときた
「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」
男性向けのハウツー本だった
喪女には無用の本だった…
>>586 >セックス
この時点で無用じゃねーかwww
>>586 なんか性格が透けてみえるような選書。好きだよw
最後は謎だけど。
>>586 セックス本ワロタww
長野まゆみ懐かしい 友達とドキドキしながら回し読みしたものだw
久しぶりに読んでみようかな
赤坂憲雄『境界の発生』講談社学術文庫
地理的にも意識上にも確かに実在していた境界を多層的に語る論集。
この人研究者なんだけど、けれん味ある文体で「物語」を構成するから
娯楽としての読書にも適うと思う。
正統的歴史(勝利者による)の影を追う点で網野善彦系かな。
記紀とか柳田折口好きさんは気にいるはず!
吉行淳之介『夕暮れまで』新潮文庫
おっさん(40過ぎ)と処女(22)の即物的な交流の話。
題材えぐいけど文体も物語の空気も乾いてる。夏向き。
谷崎や古井みたいな、肌に文字が粘りついてくる感じがない。
『暗室』も読んだけど、表面上は確かにいかがわしくて暗いんだが
底の部分で湿り気のない晴れ上がり方をしてるので浸れない。
言葉選びや漢字の使い方はなかなか好きです。
喪女といえば、笙野頼子の「なにもしてない」(『笙野頼子三冠小説集』)が
とんでもなくもじょもじょしかった。
引きこもり女性が手の湿疹を散々悪化させて妖精みたりする話。
592 :
彼氏いない歴774年:2010/07/24(土) 14:53:09 ID:V6X3dHR6
なんとかホーガンって人、亡くなったみたいね
ペンギンハイウェイ/森見登美彦
ノーサンガーアベイ/ジェーンオースティン
変化/佐伯泰英
どれも一気に読めた。佐伯さん初めて読んだけどおもしろいなー
やっと規制解除!
最近、森博嗣の「女王の百年密室」と「迷宮百年の睡魔」を読み返したんだけど
これって三部作らしいね…続きが気になるよ
こんなかんじのミステリって、他にありますか?
バッドエンドじゃなければSFでも恋愛系でも何でもよいのですが。
595 :
彼氏いない歴774年:2010/07/24(土) 20:19:58 ID:dF6adt3q
「孤独な夜のココア」って本読んだよ。
596 :
彼氏いない歴774年:2010/07/24(土) 21:45:11 ID:7AlGhlFl
豊島ミホ一通り読破した!
本当に休業が惜しいな〜一番好きな作家さんだ
おススメは「夏が僕を抱く」「純情エレジー」等
最近「桐島、部活辞めるってよ」読んだ
若い感性って素晴らしいね、新鮮で瑞々しい描写が良い!久々の当たりだ
皆のお勧めの恋愛小説って何?
ここで評価されてる「ツ、イ、ラ、ク」、「ナラタージュ」は個人的にはイマイチ
胸がきゅーってなるような、切ないお涙頂戴系とはまた違うんだけど主役二人(+脇役)が魅力的で、
誰とくっつくの?この先どうなるの?ってもどかしくなる作品教えて下さい
四畳半神話大系/森見登美彦
アニメ1話観てからツボって調べたら小説が元だったなんてw
ミーハーでスマソ
「責任者はどこか」ってところが好きだ
>>596 楡井亜季子の「はじまりの空」っていう恋愛小説が自分的ヒット。
合わなかったらごめんw
主人公の惚れた男が紳士で格好良くて、激しくキュンキュンしたわ…
私もみんなの好きな恋愛小説聞きたいなー
それは読んでなくて申し訳ないのだが
楡井亜木子「世界が終わる夜に奏でられる音楽」は
すごく好きだ
ただ、「ツ、イ、ラ、ク」好きなんで、
>>596の好みに合うかはわからないな
>>597 同じ作家さんの「新釈・走れメロス」をおすすめする
>>594 そのシリーズ好きだわ
ちょっと系統は違うけど、服部まゆみの「この光と闇」とか雰囲気が似てるような気がする。
>>601 その人の本は読んだことないから、図書館行ってみる!
ありがとう
>>594 あれさー
やっぱり四季博士のアレだよねー
柳 広司のジョーカーゲーム、ダブルジョーカーをまとめ読みしました
久しぶりに読んだけどやっぱり好き
同じような系統で、何かお奨めがあれば教えてほしいです
>>597 モリミーのあの腐れ屁理屈大学生が好きなら別作品も是非!
有名どころだと太陽の塔と夜は短し歩けよ乙女かな
精神医学書読書中
これ片付いたら古本屋で2冊200円で買った山田かまち読むぜ
森見は、青春とか童貞とか毒男とか屁理屈とか太宰治とかそういういろんなものをこじらせて、
ニコチンとか味醂とか類語辞典とか古い畳のケバとかいろんなものと一緒にぐつぐつ煮詰めて、
くろぐろと煮詰まった甘苦しょっぱ酸っぱい恥ずかしいものを、うああああああああゴロゴロゴロと
座布団に顔うずめて部屋を転げまわりながら味わうのがいい…
こ、こんなくろぐろとした甘苦しょっぱ酸っぱい恥ずかしいものを他の人も抱え込んでいるのか…!と
これに近い感覚を「モテキ」の冒頭でも味わったりした。ああ恥ずかしい。
森見は結婚してるのに
あの喪アピールは正直うざい
森見さんの作品の中の喪はアピールっていうか
キャラクター作りっしょ
その方が話が面白く仕上がるし
最新作は喪男じゃなかったけど面白かったけどさ
喪アピールといえば穂村弘w
男ぶりっこってこういう人なんだろうなって思えた。
>>609 最初は面白いと思ったけど
「こんなボクチン」感が見えてきてしまってあんま読めなくなったなぁ
自分心せまいわ
分かるわー
「自分、不器用ですから」と同じ感じがする
中学生の教科書に載ってたエッセイを気に入ったので
単行本のエッセイを読んでみたけどウザ過ぎて放棄した
エッセイで好きなのは原田宗典の「はたらく青年」
他のエッセイは20年前のホットドックプレスの読み物みたいだけど、
これはこの人の書く小説にあるような湿っぽい要素もあるから好きだ
私は原田宗典にもぶりっこっぽさを感じる。
まぁ好きだけど。
>>609 森見もだけど、穂村もなんだかんだいいながら結婚したよね
というか森見がいつのまにか東京に引っ越してたっぽくて驚いた
でも自分、2人とも好き 作り物でもあの喪っぽい感じと文体が好きだわ
>>606 森見は苦手だけど、606の書いた物語(もしくはエッセイ)は読んでみたい
同意
「黒い家」読んだ
警察が仕事しなさすぎてさすがにワロタ
桜庭和樹の「青年のための読書クラブ」マジおもしろかった
ヲタにおすすめ
中山可穂読んでる
高校の時すっごいハマっててそれから何年も読んでなくて久しぶりに読み返してる
白薔薇やミチルさんシリーズ(猫背、天使)ももちろん好きだけど
マラケシュ心中が一番好きだ
「グラーグ57」歴史背景に興味が無くても面白かったです。
今度の奴はスパイ物って感じなんだね。
レオってボーンよりすごいね。
以下ネタバレ。
ゾーヤはいくら洗脳されてたっぽい部分があったとしても、
あれでいいのだろうか?
3部作予定らしいから、彼女にも何かあるのかな。