告れ喪ロス

喪ロスは暴露した。必ず、彼氏いない歴＝年齢の永遠に更新されそうなループから
外れなければならぬと決意した。喪ロスには愛が分からぬ。喪ロスは、真の喪女である。
屁をこき、家で引きこもり暮して来た。
けれども性欲に対しては、人一倍に過剰であった。
きょう未明喪ロスは家を出発し、野を越えず山越えず、数十分はなれた某家電用品店の中へやってきた。
喪ロスには金も、コミュ力も無い。もちろん彼氏も無い。windowsの、内気なPCと二人暮しだ。
このPCは、ネット上の或るエッチな一動画を、近々、大量ダウンロードして迎える事になっていた。
排卵日も間近かなのである。
喪ロスは、それゆえ、PCの容量やらを増やすHDDやらを買いに、はるばるヨドバシカメラにやって来たのだ。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html

死ね

喪ロスにはセリヌンティウスの様な親友はいなそう

ワロタｗｗｗｗｗ

>>1
続きを読みたいな

期待age

身代わりなってくれる親友なんていねーよ

私を殴れ！私は途中で悪い夢をみた。
もし殴ってくれなければ君に告る資格すらないのだ。さあ殴れ！

最後は全裸で抱き合うのか

>>1つづき期待あげ

>>9
最高のハッピーエンドｗｗ

これは最後まで書ききるべき

先ず、その品々を買い集め、それからヨドバシカメラのDVDコーナーをぶらぶら歩いた。
喪ロスには竹馬の脳内彼氏があった。イケメンティウスである。

今は此のＤＶＤコーナーに陳列してある新作ＡＶで、主演ＡＶ男優をしている。
そのＤＶＤを買って、これから脳内では彼氏の彼の元へ訪ねてみるつもりなのだ。

期待age

イケメンティウスｗｗｗ

イケメンティウスｗｗｗ

>>1が続きを書くまで待つか、このまま続きを書いてしまうか悩む

これはwwww

久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。
妄想世界にトリップしているうちに喪ロスは、妄想世界の様子を怪しく思った。ひっそりしている。
もう既に厨二病も終えて、妄想が地味なのは当りまえだが、

aa

ラン！

けれども、なんだか、非厨二のせいばかりでは無く、妄想世界全体が、やけに寂しい。

続けて

のんきな喪ロスも、だんだん不安になって来た。
路で逢った若いイケメンをつかまえて、何かあったのか、二日まえに此の世界に来たときは、どこでもイケメン達が喪ロスに愛をうたって、
まちはイケメンで賑やかで逆ハー必至であった筈だが、と質問した。

イケメンは、pgrするだけで答えなかった。
しばらく歩いて高齢喪女に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。
高齢喪女は答えなかった。喪ロスは両手で高齢喪女のからだをゆすぶって質問を重ねた。
老爺は、あたりが怯えるダミ声で、わずか答えた。

>>1です
想像力（あと文章力）が尽きたので続きを頼む！
イケメンティウスも登場させてｗ

「喪女王様は、脳内イケメンを犯します。」
「なぜ犯すのだ。」
「私に淫らな思いを抱いている、というのですが、誰もそんな、喪女王様をズリネタにしたら勃ちませぬ。」
「たくさんの脳内イケメンを犯したのか。」
「はい、はじめは喪女王様の二次婿さまを。それから、ご自信の現実世界の係長を。それから、後輩さまを。それから、後輩さまの御子さまを。それから、高卒さまを。それから、隣人のホモデス様を。」
「おどろいた。喪女王は発情期か。」

>>27
イケメンティウスも登場させて・・・って
すでに登場してたorz　続きｗｋｔｋ

「いいえ、発情期ではございませぬ。鏡に写る自分の顔を、信ずる事が出来ぬ、というのです。
　このごろは、他人の脳内彼氏をも、お疑いになり、
　少しく逆ハーな暮しをしている喪女には、イケメンひとりずつ差し出すことを命じて居ります。
　御命令を拒めば十字架にかけられて、犯されます。きょうは、六人犯されました。」
聞いて、メロスは暴露した。
「私の未来図だ。放って置けぬ。」

わろたｗｗｗｗｗ

喪ロスは、単純にもてないのであった。
顔面凶器という定めを、背負ったままで、のそのそ喪王城にはいって行った。
たちまち彼女は、巡邏（じゅんら）の喪女軍団兵士に捕縛された。
調べられて、喪ロスの懐中からは勝負下着が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。
喪ロスは、喪女王の前に引き出された。
「この勝負下着で何をするつもりであったか。言え！」
暴君モテナスは静かに、けれども口臭を放って問いつめた。

その喪女王の顔は凄惨で、目尻、眉間、口元、額の皺は、刻み込まれたように深かった。
「妄想世界を暴君の手から救うのだ。」
と喪ロスは悪びれずに答えた。
「おまえがか？」
王は、憫笑した。
「仕方の無いゆとり喪女じゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」
「言うな！」
と喪ロスは、いきり立って反駁した。

暴君モテナスｗｗｗｗｗｗｗｗ

「自分のブス顔を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。
　王は、他の脳内彼氏の視線さえ自分に向けられているのではと疑って居られる。」
「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、脳内イケメンたちだ。
　人の美醜判断は、あてにならない。脳内イケメンは、もともと私の慾のかたまりさ。
　自分がブスで喪てなくて高齢なのだとは、信じては、ならぬ。」
暴君は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。
「わしだって、結婚を望んでいるのだが。」
「なんの為の結婚だ。自分の地位を守る為か。」
こんどは喪ロスが嘲笑した。
「罪の無い脳内彼氏を犯して、何が結婚だ。」

これは良スレ

「だまれ、若輩の喪女。」
王は、さっとブス顔を挙げて報いた。
「口では、どんな惨い事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。
　おまえだって、いまに、磔（はりつけ）になってから、泣いて詫（わ）びたって聞かぬぞ。」
「ああ、喪女王は悧巧（りこう）だ。自分は美人だと自惚（うぬぼ）れているがよい。
　私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」
と言いかけて、喪ロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、
「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。
たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、
私は現実世界で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」

クソワロタ

「ばかな。」
と暴君は、嗄（しわが）れた声で低く笑った。
「とんでもない嘘を言うわい。逃がしたオーク？妖怪？化け物？…が帰って来るというのか。」
「そうです。帰って来るのです。」
喪ロスは必死で言い張った。
「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。
　そんなに私を信じられないならば、よろしい、この妄想世界にイケメンティウスというＡＶ男優がいます。
　私の無二の脳内彼氏だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。
　私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あのイケメンを嬲り犯して下さい。
　たのむ、そうして下さい。」

wktk

ていうか妄想世界ならどうでもいいだろｗ

　それを聞いて喪女王は、リア充な心持ちで、そっと北叟笑（ほくそえ）んだ。
生意気なことを言うわい。どうせこの若い喪女は現実世界で彼氏を見つけて帰って来ないにきまっている。
この嘘つきのネ喪野郎に騙された振りして、放してやるのも面白い。

そうして身代りのイケメンＡＶ男優を、三日目に犯してやるのも気味がいい。
「あの喪女の脳内彼氏なのにわしに欲情していたのか？わしを視姦しただろう？」
「男は、これだから信じられぬ」
と、わしは「私のために争わないで！」な悲しい顔をして、
そのわしに惚れるだろうイケメンを磔刑に処しながら犯してやるのだ。
世の中の、わしの小中時代の同級生とかいう奴輩（やつばら）にうんと見せつけてやりたいものさ。

>>1と>>13は天才だとおもう

「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。
　三日目には日没までに妄想世界に帰って来い。
　おくれたら、その身代りを、きっと犯すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。
　おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」
「なに、何をおっしゃる。」
「はは。リアルが大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」
　喪ロスは口惜しく、地団駄（じだんだ）踏んだ。ものも言いたくなくなった。

　竹馬の脳内彼氏、イケメンティウスは、深夜、喪王城に召された。
暴君モテナスの面前で、顔の悪き喪女と顔の佳き脳内彼氏は、二日ぶりで相逢うた。
喪ロスは、彼氏に一切の事情を語った。
イケメンティウスは無言で首肯（うなず）き、喪ロスをひしと抱きしめた。
喪女と脳彼の間は、それでよかった。
イケメンティウスは、服を破かれた。喪ロスは、すぐに出発した。初夏、満点の服ビリである。

喪ロスはその夜、一睡もせず現実世界の路を急ぎに急いで、現実世界へ到着したのは、
翌（あく）る日の午前、陽は既に高く昇って、リア充たちは会社に出て仕事をはじめていた。
喪ロスの十六の妹も、きょうはニートの姉の代りにショップの店員バイトをしていた。
よろめいて歩いて来る姉の、疲労困憊（こんぱい）の姿を見つけて驚いた。
そうして、うるさく姉に質問を浴びせた。
「なんでも無い。」
喪ロスは無理に笑おうと努めた。
「妄想世界に用事を残して来た。またすぐ自室に篭らなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。
　早いほうがよかろう。」
　妹は頬をあからめた。
「うれしいか。その間暇している私のために女性向けAVも買って来た。
　さあ、これから行って、親戚の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」

喪ロスは、また、よろよろと歩き出し、自室へ帰ってパソコンにAVを入れ、
自慰の準備を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い自慰に耽ってしまった。

眼が覚めたのは夜だった。
喪ロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。
そうして、少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ、と頼んだ。
婿の営業マンは驚き、その顔の義姉ができるのではいけない、そちらには未だ何の未来の展望も出来ていない、
貴方の顔が世間の流行になるまで待ってくれ、と答えた。
喪ロスは、待っても流行がくる事はありえぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。
婿の営業マンも頑強であった。なかなか承諾してくれない。
夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、屁をスカして、説き伏せた。
結婚式は、真昼に行われた。
新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、
やがて車軸を流すような大雨となった。
祝宴に列席していた親戚たちは、何か不吉なものを感じたが、
それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺（こら）え、
陽気に歌をうたい、手を拍（う）った。

喪ロスも、満面に喜色を湛（たた）え、しばらくは、喪女王とのあの約束をさえ忘れていた。
祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。
喪ロスは、一生このままリアルにいたい、と思った。
この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、永遠に、デブスのからだで、リア充のものでは無い。
どうにもならぬ事である。喪ロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。
あすの日没までには、まだ十分の時が在る。
ちょっとネット上の或るエッチな一動画をダウンロードして、それからすぐにオナろう、と考えた。
その頃には、リアルも静かになっていよう。
少しでも永くこのリアルに愚図愚図とどまっていたかった。

紫煙。

>>1から全て読んだけど笑ったw
才能の無駄遣いも良い所だよww

喪ロスほどの真喪にも、やはり現実世界への未練の情というものは在る。
今宵呆然、歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、
「おめでとう。私は興奮してまたムラムラしてしまったから、ちょっとご免こうむってオナりたい。
　リアルの惨さに目が覚めたら、すぐに妄想世界に出かける。大切な用事があるのだ。
　私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。
　おまえの姉の、一ばんきらいなものは、喪女を疑う事と、それから、喪女を産む事だ。
　おまえも、それは、知っているね。
　亭主との間に、どんな化け物でも作ってはならぬ。
　おまえに言いたいのは、それだけだ。
　おまえの母は、たぶんリア充で美人なのだから、
　おまえもその遺伝子を保ち続けていろ。」

花嫁は、夢見心地で首肯（うなず）いた。
喪ロスは、それから花婿の肩をたたいて、
「不細工の自覚が無いのはあなたも私もお互さまさ。私の家にも、
　見られるものといっては、妹とエロAVだけだ。他には、何も無い。
　全部あげよう。もう一つ、喪ロスの弟になったことを誇ってくれ。」
花婿は絶望して、泣き出した。
喪ロスは笑って親戚たちにも冷たい視線で見られて、
宴席から立ち去り、自室にもぐり込んで、女として死んだように深くオナッた。

あんた天才や。

妄想世界の素晴らしさに眼覚めたのは翌る日の薄明の頃である。
喪ロスは跳ね起き、南無三、自慰のし過ぎで疲れ果て寝過したか、
いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。
きょうは是非とも、あの喪女王に、喪女が醜女と呼ばれる理由の存するところを見せてやろう。
そうして笑って磔の台に上ってやる。喪ロスは、悠々と身仕度をはじめた。
雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。
さて、喪ロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、脳中、矢の如く妄想し出した。

私は、今宵、喪女板から殺される。
殺される為に妄想するのだ。
身代りの脳内彼氏を救う為に妄想するのだ。
喪女王の自意識過剰を打ち破る為に妄想するのだ。
妄想しなければならぬ。
そうして、私は殺される。
若い時から処女を守れ。
さらば、げんじつ。
若い喪ロスは、つらかった。幾度か、妄想が苛めの記憶に代わりそうになった。
えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら妄想した。

ｸｿﾜﾛﾀ

イケメン村を出て、イケメン野を横切り、（※という妄想です）
イケメンの森をくぐり抜け、喪女村に着いた頃には、（※という妄想です）
雨も止み、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。（※という妄想です）
喪ロスは額の汗をこぶしで払い、（※という妄想です）
ここまで来れば大丈夫、もはや現実への未練は無い。
妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。
私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。
まっすぐに喪王城に行き着けば、それでよいのだ。
そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、（※という妄想です）
と持ちまえの呑気さを取り返し、好きなアニソンを無駄にいい声で歌い出した。

チンインぶらぶらと呟きながら歩いて（※という妄想です）二里行き三里行き、
そろそろ全里程の半ばに到達した頃、（※という妄想です）
降って湧（わ）いた災難、喪ロスの足は、はたと、とまった。
見よ、前方の（喪ロスが妄想で作り出した）川を。
きのうの豪雨で山の水源地は氾濫し、濁流滔々と下流に集り、 　｜
猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、　　　　　　｜（※という設定の妄想です）
木葉微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
彼は茫然と、立ちすくんだ。

あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、
繋舟（けいしゅう）は残らず浪に浚（さら）われて影なく、
喪女板と恋愛板を又にかけるネ喪渡りの姿も見えない。
流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。（※という妄想です）
喪ロスは川岸にうずくまり、喪女泣きに泣きながらバルスと手を挙げて哀願した。
「ああ、鎮（しず）めたまえ、荒れ狂う流れを！　時は刻々に過ぎて行きます。
　太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、
　喪王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い性技を持つ脳内彼氏が、
　私のために死ぬのです。」

がんばれ喪ロス性技のために

クオリティたけぇｗｗｗｗｗ

濁流は――これを喪ロスは喪男の濁りと命名した――、
喪ロスの叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。
浪（喪男）は浪（喪男）を呑み、捲き、煽（あお）り立て、
そうして時は、刻一刻と消えて行く。
今は喪ロスも覚悟した。このめっちゃ気色悪い喪男川を泳ぎ切るより他に無い。
ああ、神々も照覧あれ！　喪男にも負けぬアガペーとエロスの偉大な力を、
いまこそ発揮して見せる。喪ロスは、ざんぶと流れに飛び込み、
百匹のキ喪男のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、
必死の闘争を開始した。
満身の力を腕にこめて、押し寄せ彼女欲しい処女処女と渦巻き引きずる流れを、
なんのこれしきと掻（か）きわけ掻きわけ、
めくらめっぽう獅子奮迅の真の喪てないの子の姿には、
神も哀れと思ったか、ついに憐愍（れんびん）を垂れてくれた。
喪男に押し流されつつも、見事、対岸の独女の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。
ありがたい。

喪ロスは闘牛のように大きな胴震いを一つして、
すぐにまた先きを急いだ。
一刻といえども、むだには出来ない。
陽は既に西に傾きかけている。
ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼり（※そんなｱﾃｸｼｶｯｺｲｲと思っている）
のぼり切って、ほっとした時、（※だけど妄想です）、
突然、目の前に一隊の野生の鬼女が躍り出た。

「待て。」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに喪王城へ行かなければならぬ。放せ。」
「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」
「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」
「ああそうだ、処女も持っていた。だが何の価値も無いから割愛しておく。」
鬼女は一瞬優越に浸るが、またテンションをシリアスに戻した。
「その、いのちが欲しいのだ。」
「さては、喪女王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」
鬼女たちは、ものも言わず一斉に棍棒（こんぼう）を振り挙げた。
喪ロスはひょいと、からだを折り曲げ、砂かけ婆の如く身近かの一人に襲いかかり、
その棍棒を奪い取って、
「気の毒だが性技のためだ！」
と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙（すき）に、さっさと走って峠を下った。

一気に峠を駈け降りたが、流石に疲労し、（※妄想には体力が必要です）
折から午後の灼熱（しゃくねつ）の太陽がまともに、かっと照って来て、
喪ロスは幾度となくか弱い貧血美少女の如くモーションで眩暈（めまい）を感じ、
これではならぬ、と気を取り直しては、
よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。
オナニーのし過ぎで腰がもともとキていた。
したがって立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。

ああ、あ、喪男の濁流を泳ぎ切り、最も恐れらるる鬼女をを三人も撃ち倒し今ねえ、
ここまで突破して来た喪ロスよ。真の喪女、喪ロスよ。
今、ここで、疲れ切ってオナニーまたしたいとは情無い。
愛する脳彼は、おまえを信じたばかりに、やがて男として死に、犯されなければならぬ。
おまえは、稀代（きたい）の不信の喪女、まさしく自意識過剰の喪女王の思う壺（つぼ）だぞ、

路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。
もう、どうでもいいという、喪女にお似合いな不貞腐（ふてくさ）れた根性が、心の隅に巣喰った。

試演

_　　 _ 　 _　　　_
　　　　　　　+　　　+　　　| | 　 | |　| |　　 | |　　+
　　　　　　　　　　　　　　 | | Π| |　| |　Π| |　　　　　+
　　　　 /￣￣￣￣/三三三三//￣￣￣￣l￣￣￣￣l　+
　　　/￣￣￣￣ /三三三三//￣￣￣￣￣i､￣￣￣ i､
　 /￣￣￣￣ _/三三三三//￣￣￣￣￣￣',￣￣￣￣l
/￣￣￣￣￣/三三三三//￣￣￣￣￣￣￣',三二二ニl　　　+
￣￣￣￣￣/三三三三//￣￣￣￣￣￣￣￣

　　　　　　　　　　　古代都市ワクテカ　（B.C.8000年頃）

これはすごい
続きが待ち遠しい

私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。
神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。
動けなくなるまで妄想の中でオナ……走って来たのだ。
私は不信の喪女では無い。
ああ、できる事なら私の胸を截（た）ち割って、真紅の心臓をお目に掛けたい。
アガペーとエロスの血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。
けれども私は、この大事な時に、精力も萌も尽きたのだ。

私は、よくよく不幸な喪女だ。

私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。
私は脳内彼氏を欺（あざむ）いた。
中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。
ああ、もう、どうでもいい。だが私はいつもこうなのだ。
これが、私の定った運命なのかも知れない。
イケメンティウスよ、ゆるしてくれ。
君は、いつでも私を信じた。
私も君を、欺かなかった。
私たちは、本当に佳い喪女と脳内彼氏であったのだ。
いちどだって、暗い脱喪の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。
いまだって、私の妄想を具現化した君は私を無心に待っているだろう。
ああ、待っているだろう。
ありがとう、イケメンティウス。よくも私を信じてくれた。
それを思えば、たまらない。
喪女と脳内彼氏の間のエアＳＥＸは、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。
イケメンティウス、私は妄想の中で走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんこも無かった。

信じてくれ！　
私は妄想を急ぎに急いでここまで来たのだ。
喪男の濁りの流れを突破した。
鬼女の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。
私だから、出来たのだよ。ここは重要だ。
ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。
どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。
実に二の腕にだらしが無い。笑ってくれ。
喪女王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。
おくれたら、身代りを犯して、私を助けてくれると約束した。
私は喪女王の卑劣を憎んだ。
けれども、今になってみると、私は喪女王の言うままになっている。
私は、おくれて行くだろう。喪女王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。
そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉の真喪だ。

イケメンティウスよ、私も犯されるぞ。
君と一緒に犯させてくれ。
君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか？
ああ、もういっそ、悪徳喪女として生き伸びてやろうか。
リアルには私の家が在る。エロＤＶＤもある。
妹夫婦は、まさか私を二人の新居から追い出すような事はしないだろう。
性技だの、真喪だの、アガペーだの、考えてみれば、くだらない。
誰かに犯され自分は脱喪。それがリア充世界の定法ではなかったか。
ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜いデブで無職で痔もちの裏切り喪女だ。
どうとも、勝手にするがよい。
さあヤる哉（かな）。――妄想することを投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。

ふと耳に、潺々（せんせん）、ピザの流れる音が聞えた。
そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。
すぐ足もとで、ピザが流れているらしい。

よろよろ起き上って、見ると、二の腕の脂肪線による裂目から滾々（こんこん）と、
何か小さく囁（ささや）きながらピザが湧き出ているのである。
そのピザに吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。
ピザを片手で摘んで、一くちで飲んだ。
ほうと長い溜息が出て、悪い夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。

肉体の疲労恢復（かいふく）と共に、わずかながら希望が生れた。
義務遂行の希望である。わが身を殺して、処女を守る希望である。

斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。
日没までには、まだ間がある。
私を、待っている人があるのだ。
少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。
私は、信じられている。私の処女なぞは、問題ではない。
死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。
私は、彼のその愛情に報いなければならぬ。
いまはただその一事だ。


告れ！　喪ロス。

タイトルｷﾀｰ！

私は信頼されている。私は信頼されている。
先刻の、あのリア充の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。
忘れてしまえ。頭が疲れているときは、ふいとあんな悪いレスを書くものだ。
喪ロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の喪女だ。
再び立って走れるようになったではないか。（※妄想の中で）
ありがたい！　私は、性技の士として死ぬ事が出来るぞ。
ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、エロスよ。
私は生れた時から性欲に正直な喪女であった。
性欲に正直な喪女のままにして死なせて下さい。

こんなに続きが気になる小説はこれが初めてだｗ

　路行く喪女を押しのけ、跳（は）ねとばし、喪ロスは黒死病菌のように走った。
イケメン野原で乱交の、その乱交のまっただ中を駈け抜け、
乱交の喪女とイケメンたちを仰天させ、チンコを蹴（け）とばし、小沢感じちゃうを飛び越え、
少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。（※妄想の中で）
一団の腐女子と颯（さ）っとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。
「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよフヒ。」

何この神スレｗｗｗ

ああ、その男、その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。
その男を犯させてはならない。
急げ、喪ロス。おくれてはならぬ。愛と性の力を、いまこそ知らせてやるがよい。
風態なんかは、どうでもいい。
喪ロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。
呼吸も出来ず、二度、三度、口から食べ切れなかったピザが噴き出た。

見える。はるか向うに小さく、シダックスの看板を掲げる塔楼が見える。
塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。

声出してワロたスレは久しぶりだｗｗｗｗｗ

「ああ、喪ロス様。」
うめくような声が、あえぎ声まじりに聞えた。
「誰だ。」
喪ロスは走りながら尋ねた。
「フェラスキエロスでございます。
　貴方の脳内彼氏イケメンティウス様の相手役のAV女優でございます。」

その若いＡＶ女優も、喪ロスの後について胸を揺らしながら叫んだ。
「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。
　もう、あの方（かた）をお助けになることは出来ません。」
「いや、まだ陽は沈まぬ。」
「ちょうど今、あの方がアナルファック刑になるところです。
　ああ、あの人は遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早漏だったなら！」

フェラスキエロスwwww

＞みじんこも無かった
＞小沢感じちゃう
ちょｗ

「いや、まだ陽は沈まぬ。」
喪ロスはＡＶ女優の巨乳をちら見すると我が貧乳の張り裂ける思いで、
赤く大きい彼女の乳首ばかりを見つめていた。ムラムラしてきた。走るより他は無い。
「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。
　あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。
　王様が、さんざん私を使ってあの方を性的な意味でからかっても、喪ロスは来ます、とだけ答え、
　強い信念を持ちつづけている様子でございました。」
「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。
　私の貧乳も問題でないのだ。
　私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいもの…別に巨乳が羨ましいとかじゃない…の為に走っているのだ。
　ついて来い！　フェラスキエロス。」
「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。
　ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」
　言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、喪ロスは走った。

喪ロスの頭は、からっぽだ。
何一つ考えていない、ウーパールーパーのような顔でいる。
ただ、わけのわからぬくらい大きな胸にひきよせられて走った。
陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、
喪ロスは疾風の如く刑場に突入した。間に合った。

ちなみにウーパールーパーとはこのような間抜け面をしている。
http://uproda.2ch-library.com/2210925eN/lib221092.jpg

ウパかわいいよウパ

才能の無駄遣いの極致

「待て。そのイケメンを犯してはならぬ。喪ロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」
と大声で刑場の喪女衆にむかって叫んだつもりであったが、
喉（のど）がつぶれて嗄（しわが）れた声が幽（かす）かに出たばかり、
喪女衆は、ひとりとして醜く目に入れたくない喪女の到着にも存在にも気がつかない。
すでに磔の柱が高々と立てられ、股縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。

喪ロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、喪男の濁った流れを泳いだように喪女衆を掻きわけ、掻きわけ、
「私だ、刑吏！　殺されるのは、私だ。喪ロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる！」
と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、
釣り上げられてゆく脳内彼氏の両足に、しゃぶりついた。

群衆は、どよめいた。あっぱれ。だが残念、と口々にわめいた。
イケメンティウスの縄は、ほどかれたのである。

股縄残念…ざわざわ…ざわざわ…

「イケメンティウス。愛している」
喪ロスは眼に涙を浮べて告った。泣き顔も酷くブサイクだ。
「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、脱喪しようなどという悪い夢を見た。
　君が若（も）し私を殴ってくれなかったら、私は君とエアＳＥＸする資格さえ無いのだ。殴れ。」

なんだこれ






























なんだこれ・・・

イケメンティウスは、すべてを察した様子で首肯（うなず）き、
刑場一ぱいに鳴り響くほど音高く喪ロスの右頬を殴った。（※妄想なので痛くはありません）
殴ってから優しく微笑（ほほえ）み、
「喪ロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。
　生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君に性技を披露できない。」
喪ロスは腕に唸（うな）りをつけてイケメンティウスの頬を殴った。
「ありがとう、妄想よ。」
二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉しエアＳＥＸにおいおい声を放って鳴いた。

喪女衆の中からも、うらやまの声が聞えた。
暴君モテナスは、群衆の背後から二人の（エアＳＥＸの）様を、まじまじと見つめていたが、
やがて静かに二人に近づき、ニキビ症顔をあからめて、こう言った。
「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの自意識過剰に勝ったのだ。
　わしがモテモテであるとは、マジで空虚な妄想であった。
　どうか、わしをも（エアＳＥＸの）仲間に入れてくれまいか。
　どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの（エアＳＥＸの）仲間の一人にしてほしい。」
　どっと喪女衆の間に、罵声が起った。
「万年、喪女暦万年。」

　ひとりの少年――もちろん美ショタである――が、全身タイツを喪ロスに捧げた。
喪ロスは、ちょｗまｗフラグついたｗｗｗと言った。佳き脳内彼氏は、気をきかせて教えてやった。
「喪ロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くその全身タイツを着るがいい。
　この可愛い少年は、喪ロスの裸体を、己の視界に入れるのが、
　たまらなく気色悪いのだ。」
「ですよね」

　真喪は、ひどくテヘッ★ミした。






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（喪女伝説と、ブスシヌの詩から。）

そうしてここにまた一つ才能の無駄遣い文学が生まれた…

乙！
すごいですね。尊敬する。
まだ、９００弱レスできるから、
違う名作に挑んでほしいです。

どうも。
でも私は>>1じゃないから専スレ状態はどうかと思いますんでどうかな

1さんも、ネタ切れとのことでしたし・・。
楽しみにされている方は多いと思います。
私は、こまめにリロードしてロムっていました。

まさか、完結させるとは・・。すごい。
これからも、期待しています。

名作すぎる…いや迷作か？
どっちにしろ乙！面白かったｗ

久しぶりにワロタ
ぜひ喪女文学シリーズとして連載してほしい

うおおGJ!!
久々に声だしてワロタwww

乙でした！
久々に良い休日を過ごせました！

超面白かった！ニヤニヤしながら読み耽ってました
先生の次回作に期待します 乙！

この名作に出会えた奇跡に乾杯Y
次は「我輩はネ喪である」でｙｒ

お疲れ様ー
GJでした。

我輩はネ喪である。
名前はある。しっかりとある。
しかも、いくつもある。
だがしかし、リア充族は我輩を好き勝手に呼ぶので、名前などどうでもいい。
　「おーい、タヒ」
ほらまた来た。
我輩の名前の一つに”タヒ”というものがある。
それで呼ぶのがこのイケメソ・・・白い衣服を身にまとい、我輩の美的センスからして納得いかない形のヒゲをはやしている、ナゾのイケメソだ。
このイケメソはいつも我輩のところに来ては、一人でなにやらブツブツ唱え始める。
　「おい、あきらめろよ・・・あの女はお前に向かないって」
　　

先生！続きｙｒ
　　 /ヽ /ヽ
　　ﾐ　ﾞﾞﾞ　ﾐ
　 ﾐ　 ･ω･　ﾐ
　 ﾐ っ　　　つ
　 `ﾐ　　　 ﾐ　ﾓｺｯ
　　 (ノﾞﾞ∪

原作準拠の始まりでないと書けぬ。

なんでも好きなように書けばいいじゃない

じゃあ次回予告




羅生喪

なんという良スレ

らしょうもｗｗｗ

>>119
！なんという偶然！
芥川リクエストしたいなーと思ってました。
楽しみです。
いいですね、羅生門。
国語が好きになる子供が増えるでしょうね。
こういう先生がいてくれたら。

>>116
タヒってなんじゃい

なんかすごい名作が出来ててワロタｗｗｗｗ

天才ですよねｗｗ

羅生喪ｗｗｗｗ
タイトルで既にやられたｗｗ

本編お待ち申し上げております、先生！

羅生喪

　　　　　　　　喪川喪之助

ある日の暮方の事である。一人の人として下級の喪女が、
羅生喪（らしょうも）と呼ばれる喪女板避難所の下で過疎やみを待っていた。

広い板のもとには、この喪女のほかに誰もいない。
ただ、所々２ちゃんを模した、大きな要領のスレに、
エロバナーが一枚張られている。
羅生喪が、したらば大路にある以上は、
この喪女のほかにも、過疎やみをするえ女マジ？や腋毛ボサが、
もう二三人はありそうなものである。
それが、この喪女のほかには誰もいない。

何故かと云うと、この二三年、喪女板には、
規制とか喪男とかネ喪とか脱喪とか云う災（わざわい）がつづいて起った。
そこで喪女板本拠地のさびれ方は一通りではない。
旧記によると、過去ログや別板の書き込みを打砕いて、
そのレスがついたり、神後輪の箔（はく）がついたりした書き込みを、
過疎スレにつみ重ねて、自演の話題つくりに使っていたと云う事である。
喪女板がその始末であるから、羅生喪の書き込みなどは、元より誰も見捨てて顧る者がなかった。
するとその荒れ果てたのをよい事にして、業者が棲（す）む。
喪男が棲む。
とうとうしまいには、引取り手のない糞コテを、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。

そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、
この避難所の近所へは巡回をしない事になってしまったのである。

こんな時間に進めるのかよｗｗｗｗｗｗ

その代りまたvipがどこからか、たくさん集って来た。
昼間見ると、そのvipが何人となく輪を描いて、
無駄に鼻の高い写真つきの糞コテ男のまわりを啼きながら、飛びまわっている。
ことに避難所の上の板が、盛況で明るくなる時には、それが胡麻（ごま）をまいたようにいっぱい沸いた。
vipは、勿論、避難所の中にいる糞コテの尊厳を、啄（ついば）みに来るのである。
――もっとも今日は、刻限（こくげん）が遅いせいか、一人も見えない。
ただ、所々、尊厳の崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草（ｗｗｗ）のはえた昨日のレスの上に、
vipの糞（ふん）が、点々としつこくこびりついているのが見える。

喪人は七スレある過疎スレの一番上のスレに、いつ洗ったか覚えていない紺の蒙古斑の尻を据えて、
右の頬に出来た、大きな面皰（にきび）を気にしながら、ぼんやり、過疎の中をＦ５していた。

　作者はさっき、「喪人が過疎やみを待っていた」と書いた。
しかし、喪人は過疎がやんでも、格別どうしようと云う当てはない。
ふだんなら、勿論、喪女板の本拠地へ帰る可き筈である。
所がその喪女板からは、四五日前に規制を出された。
前にも書いたように、当時２ちゃんの中は一通りならず衰微（すいび）していた。
今この喪人が、永年、親しんできた喪女板から、規制という暇を出されたのも、
実はこの衰微の小さな余波にほかならない。
なんでも、同系列の携帯でリア厨が貧しい見ても楽しくないおぱいうｐしたらしい。
だから
「喪人が過疎やみを待っていた」
と云うよりも
「規制にやりこめられた喪人が、行き所がなくて、途方にくれていた」
と云う方が、適当である。

その上、今日びの政治情勢も少からず、
この便所の掃き溜めの喪人の おSentimentalisme （とてもいい発音で）に影響した。
猿のおかずあさりからかかり出した規制は、いまだに上るけしきがない。
そこで、喪人は、何をおいても差当り明日（あす）の暇つぶしをどうにかしようとして
――云わばどうにもならない事を、どうにかしようとして、とりとめもない考えをたどりながら、
さっきからしたらば大路にふる過疎の現状を、書くこともなく書いていたのである。

あんた天才や。

業者は、羅生喪をつつんで、遠くから、あぼ〜んと云う規制人をあつめて来る。
規制は次第に喪女のテンションを低くして、仕方なく本スレを見周ると、避難所に来たvipが、
斜に構えた本スレ喪女のレスに、重たくうす暗い草を書き込みしている。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑（いとま）はない。
選んでいれば、リアルの中か、避難所の過疎の中で、糞コテをするばかりである。
そうして、規制が解除されても、この避難所の中に誘導されて、犬のように棄てられてしまうばかりである。
選ばないとすれば――喪人の考えは、何度も同じ道を低徊（ていかい）した揚句（あげく）に、
やっとこの局所へ逢着（ほうちゃく）した。

しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。
喪人は、手段を選ばないという事を肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、
当然、その後に来る可き
「喪男板避難所に行くよりほかに仕方がない」
と云う事を、積極的に肯定するだけの、勇気が出ずにいたのである。

喪人は、大きな嚔（くさめ）をして、それから、大儀（たいぎ）そうに立上った。
過疎冷えのする避難所は、もう荒らしが欲しいほどの静けさである。
過疎は喪女の心と心との間を、寂しさと共に遠慮なく、吹きぬける。
避難所の上部に張られていたエロバナーも、もうエロく無くなってしまった。

下人は、無い頸（くび）をちぢめながら、山吹中学校の白ランに重ねた、
紺のベストの肩パッドを高くして避難所のまわりを見まわした。
過疎の寂しさのない、人目にかかる可能性の無い、一晩楽しくＲＯＭれそう所があれば、
そこでともかくも、夜を明かそうと思ったからである。
すると、幸い喪女板避難所の上の板へ上る、幅の広い、これも丹を塗った糞コテが眼についた。
奴が向かうなら、人がいたにしても、どうせ糞コテばかりであるが、一応は奴らも喪女だ。
喪人はそこで、腰にさげた厨二の証（あかし）、聖柄（ひじりづか）の太刀（たち）が
鞘走（さやばし）らないように気をつけながら、キティちゃんソックスをはいた足をぶらぶらさせて、
そのしたらばの一番下の層へ向かうリンクをクリックした。

山吹中が出てくるとはｗｗｗ

喪人スペック

・洗ってない蒙古斑つき尻
・にきび面
・山吹中白ランに紺のベストオン(肩パッドつき)
・厨二の証の聖柄という刀？
・キティちゃんソックス

カオスｗｗｗｗ

これは素晴らしい真喪ｗｗｗ

山吹中ｗｗｗｗ

山吹中ってテニプリの？

期待age

続き待ってます

　　　∩_＿＿_∩゜.:+＿＿_∩:　:.+
ﾜｸ.　| ノ 　　 　　ヽノ　　 　　ヽ+.:
:.ﾜｸ/　　●　　 ● | ●　　 ● | ｸﾏ
　　ミ 　''　( _●_)''ミ''　( _●_)''ミ　ｸﾏ
.　/ 　.＿　 |_/__ノヽ__　 |_/__ノヽ
　-(＿＿_.)─(＿＿)__.)─(＿＿)─

新作始まってたｗ
こっちも秀逸だな

ほしゅ

　それから、何分かの後である。羅生喪の上の板へ出ると、その大容量の広い板に、
一人の喪女が、豚のように身を肥やして、息を殺しながらピザポテトを飲み込みつつ、
スレの容子（ようす）を窺っていた。
パソの液晶からさす別窓表示の幸村精子半脱ぎイラストの光が、かすかに、
その男の右の頬と洗ってないパンツをぬらしている。
短い鬚の中に、赤く膿（うみ）を持った面皰（にきび）のある頬である。
喪人は、始めから、このスレにいる者は、糞コテばかりだと高を括（くく）っていた。

秀逸ｗｗｗｗ
期待あげ

それが、スレ覧を二三回更新して見ると、この板の特定のスレでは
今まさに見知らぬ喪女が書き込みをして、
しかもそのスレを４０秒毎にageて無理やり動かしているらしい。
喪人のその濁った、黄いろい染みのついた汚ぇパンツが、隅々に蜘蛛（くも）の巣をかけた処女膜に、
それがナカーマであることをお知らせしたので、すぐに喪女と知れたのである。
この過疎の時勢に、この羅生喪の上の板で、連投をしているからは、どうせただの喪女ではない。
よくよくＬＲを見ると、この板は恐れていた喪男板避難所の体のなしているようだった。

テニプリ好きなのかよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　喪人は、まるで元から自分の物であったかのように、
父親の携帯ヒザベルトをぬすんで着用することにより、
やっと急な速度で上下するスレを、一番勢いがあるだろうスレまで、這うようにして上りつめた。
そうしてだるだるで贅肉が自由に行き場を求める体を出来るだけ、平（たいら）にしながら、
贅肉に埋まった頸を出来るだけ、前へ出して、
恐る恐る、スレの内を覗（のぞ）いて見た。

　見ると、スレの内には、噂に聞いた通り、幾つかの糞コテが、無造作に棄ててあるが、
幸村精子イラストの後光の及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。
ただ、おぼろげながら、知れるのは、
その中に諸悪の根源の裸うｐリア厨信者の糞コテ喪男と、着エロを望む糞コテ喪男とがあるという事である。
勿論、中には喪とは無縁なビッチ女も、非童貞自慢の男もまじっているらしい。

そうして、その糞コテは皆、それが、かつて、理性のある人間だったと云う事実さえ疑われるほど、
無邪気に股間を隠す赤さんのように、現実世界では、口を開（あ）いたり手を延ばしたりして、
ごろごろの床の上にころがっていた。
俗に言う、マジキチである。
しかも、鼻とか学歴とかのプライドが高くなっている部分をぼんやりしてつい自慢げに書き込みしてしまい、
「で、仕事は？　友達は？　本当にリア充ならこんな時間に書き込みできる筈ないじゃん。」
と横槍になんとも弱いところを突かれている。
そして、プライドの低くなっている部分を照らされ心の影を一層暗くしながら、終いには、
「永久に唖（おし）の如く黙っていろ。」
と、vipに言われていた。

なんでこんな時間に進行してるのｗｗｗ

age

喪人は、それらの糞コテの腐爛（ふらん）したプライドに思わず、レスで煽った。
しかし、その手は、次の瞬間には、もう糞コテを煽る事を忘れていた。
ある強い感情が、ほとんどことごとくこの喪女の野次馬根性を奪ってしまったからだ。

喪人の眼は、その時、はじめてその糞コテの中に紛れ込んで己の写真を晒している名無しを見た。
肌色の全身タイツを着た、背の低い、痩（や）せた、白髪頭（しらがあたま）の、
猿のような名無しである。
その名無しは、右の手に火をともした松の木片（きぎれ）を持って、
その糞コテどもにアイライナーを失敗した顔を上目使いの角度で撮って晒してていた。
髪の毛の長い所を見ると、多分女神なのであろう。

喪人は、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、
暫時（ざんじ）は呼吸（いき）をするのさえ忘れていた。
旧記の喪女の語を借りれば、「まんどくさくて無駄毛がボサる」ように感じたのである。

すると女神は、松の木片を、床板の間に挿して、それから、
今まで晒していた写真に加工をかけて再アップし、
丁度、「アタシ写真写りわるぃ。。。こっちのが写りがいいぉ。。。」
とのたまい卒業アルバムを自分の写真だらけにするリア充のように、
スレに工作写真を貼りまくる。
可愛いとあっさり騙されもてはやす糞コテにしめしめと、計画通り、と笑う。
そしてＵＲＬを張り、その長い髪の毛を一本ずつヤフオクで売りはじめた。
髪は手に従って抜けるらしい。

その髪の毛が、一本ずつ売れていくのに従って、
喪人の心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。
そうして、それと同時に、この女神に対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。

白髪のましら様の正体→全身タイツのただの猿

むしろ、あらゆるＬＲ違反者（※自分は棚上げ）に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。
この時、誰かがこの喪人に、さっき羅生喪の下でこの喪女が考えていた、
喪女板で糞コテをするか喪男板住人になるかと云う問題を、
改めて持出したら、恐らく喪人は、何の未練もなく、喪男板住人になるのを選んだ事であろう。
それも、自分は喪男であると偽りながら。
それほど、この男のＬＲ違反者を憎む心は、デキちゃったは良いが
産んだ男に捨てられたリア厨ビッチの鬼女板に晒されたブログのように、
勢いよく燃え上り出していたのである。

喪人には、勿論、何故女神が自分の髪の毛を売るのかわからなかった。
従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。

しかし喪人にとっては、この雨の夜に、この羅生喪の上の板、つまり喪男板避難所で、
ＬＲ違反のブス猿が喪男相手にいい気になって髪の毛を売ると云う事が、
それだけで既に許すべからざる悪であった。
勿論、喪人は、さっきまで自分が、糞コテになる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。

そこで、喪人は、両腕に力を入れて、いきなり、山吹中の白ランを脱ぎ捨ててから、
聖騎士星矢の乙女座衣装に着替えた。喪女の戦闘服である。
そうして聖柄（ひじりづか）の太刀に片手をかけながら、
突然に女神の書き込みのあとにこう書き込んだ。



365 名前：喪ロス ★[] 投稿日：2010/09/30(火) 10:55:10 0
　　　喪ロスが運営に★申請したら通った。
　　　ここでＬＲ違反した香具師は本スレで永久規制にできるやもしれん。
　　　糞コテＬＲ違反者、やんなるかな。
　　　2ちゃんを糞野郎の手から救うのだ。


女神が驚いたのは云うまでもない。

名前欄喪ロスかよｗｗ

喪人は普段、ただのＲＯＭ専の真喪に過ぎない。
それがどうして喪人がここまで性技…正義に囚われたのかといえば、
ひとえに、またもパンツが処女膜に、こう知らせたからに他ならない。
このブス猿の女神こそが、40秒毎にスレageしていた喪女であると。
喪女――女神は、一目喪人の★、そしてレスを見ると、
まるで弩（いしゆみ）にでも弾（はじ）かれたように、スレの勢いを止めた。

366 名前：喪ロス ★[] 投稿日：2010/09/30(火) 11:03:23 0
　　　おのれ、どこへ行く。

喪人は、女神が信者につまづきながら、慌てふためいて別スレ逃げてなお
同じ書き込みをし行手を塞（ふさ）いで、同じく罵（ののし）った。
女神は、それでも喪人のいるスレからＩＤを変えそ知らぬふりをしようとする。
喪人はまた、それを通すまいとして、追い続ける。
二人は糞コテうずまくスレの中で、しばらく、無言のまま、争いあった。
しかし勝敗は、はじめからわかっている。
喪人はとうとう、女神の共通ＩＰ、そして一番最初にうｐした画像をつかんで、
「どうだ。」といわんばかりに、スレへうｐしなおした。
最新にうｐされた写真と違い、丁度、鶏（にわとり）の脚のような、
骨と皮ばかりの腕と、うっすら髭の生えた猿顔、何を狙ったか上目遣いの写真である。

写真想像したら噴いたｗ

ageてみる

パンツが処女膜に、とかいちいち表現がｗｗｗ

支援！

774 名前：喪ロス ★[] 投稿日：2010/09/30(火) 12:08:12 0
　　　何をしていた。云え。云わぬと、永久規制だぞよ。

　喪人は、女神をつき放すと、いきなり、最新にうｐされた写真もうｐして、
女神の現実と加工の落差をその眼の前へつきつけた。
けれども、女神は黙っている。
両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、
眼を、眼球（めだま）が（まぶた）の外へ出そうになるほど、見開いて、
唖のように執拗（しゅうね）く黙っている。
……という情景を喪人は思い浮かべる。

これ（勝手に想像した女神の無様な現状）を見ると、
喪人は始めて明白にこの女神の生死が、全然、自分の意志に支配されていると云う事を意識した。
そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていた憎悪の心を、
いつの間にか冷ましてしまった。
後（あと）に残ったのは、ただ、ある仕事をして、それが円満に成就した時の、
安らかな得意と満足とがあるばかりである。

そこで、下人は、老婆を見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

775 名前：喪ロス [] 投稿日：2010/09/30(火) 12:08:12 0
　　　己（おれ）は本当は運営の★の規制人などではない。
　　　今し方この板の下を通りかかった旅の喪女だ。喪女の気配を感じ取り、馳せ参じたまで。
　　　だからお前が本当は喪女でＬＲ違反だろうと、お前の●やパソに永久規制をかけて、
　　　どうしようと云うような事はできない。

　　　ただ、今時分この板の元で、何をして居たのだか、
　　　それを己に話しさえすればいいのだ。

すると、女神は、工作を施した眼を、一層大きくして、そっとまたスレの内にうｐした。
（まぶた）の下を赤くした、肉食鳥のような、いっそう男受けのする目つき。
それから、フォトショで、ほとんど、ピンク色になった唇を、何か物欲しそうに半開きにした口元。
これだけは自前の細い喉で、尖った鎖骨をチラ見せして見せている。
その時、その写真をうｐしたレスの下から、vipの書くような中身の無いレスが、
草生やし草生やし、喪人の目へ伝わって来た。

778 名前：フェラスキエロス [] 投稿日：2010/09/30(火) 12:30:00 0
　　　惨事のキ喪男の馬鹿共を相手になｗｗｗｗ
　　　この顔で髪を売ってなｗｗｗｗｗこの髪を売ってなｗｗｗｗｗｗ
　　　話題の乙女ゲーvitaminXを買う足しにしようと思うたのじゃｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

　喪人は、女神の答が存外、平凡なのに失望した。
そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑（ぶべつ）と一しょに、
心の中へはいって来た。
すると、その気色（けしき）が、先方へも通じたのであろう。
女神は、ヤフオクへ、まだ自分の頭から抜いた長い抜け毛を売るなり、
蟇（ひき）のつぶやくようなうざ長いレスで、言い訳としか取れない文面で、
こんな事を書いた。

今更喪ロスを読んでクソワロタｗ

何なのだろうこの無駄な才能は

まったく世間に活かせない才能…だがwktk

山月記も書いてほしいなぁ

779 名前：フェラスキエロス [] 投稿日：2010/09/30(火) 13:06:06 0
　　　
　　　成程な、リア人（りあびと）の振りをして髪を売ると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。
　　　じゃが、ここにいる糞コテ喪男どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。
　　　現在、わしが今、髪を売った喪男などはな、小児用パンツを四回ばかりシコッた後に履いて天日に干したのを、
　　　まいんちゃん着用パンツだと云うて、ロリフェチの陣へ売りに往（い）んだわ。
　　　まいんちゃんの第二次性徴（※彼らの用語では劣化と呼びます）が顕著にならなんだら、今でも売りに往んでいた事であろ。
　　　それもよ、この喪男の売るパンツは、味がよいと云うて、ロリフェチどもが、欠かさず精料（オカズ）に買っていたそうな。

　　　わしは、この喪男のした事が悪いとは思うていぬ。
　　　せねば、萌原料を買う金無くして饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。
　　　これとてもやはりせねば、萌原料を買う金無くして饑死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。
　　　じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの喪男は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。



　女神は、大体こんな意味の言い訳を書いた。

　喪人は、太刀を鞘（さや）におさめて、その…顎？を左の手を形作りおさえながら、
バーロー然として、この書き込みを見ていた。
勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰（にきび）を気にしながら、見ているのである。

しかし、これを聞いている中に、喪人の心には、ある勇気が生まれて来た。
それは、さっき羅生喪の下で、この喪女には欠けていた勇気である。
そうして、またさっきこの羅生喪の上の板へ上って、この女神を騙る研ナオコを捕えた時の勇気とは、
全然、反対な方向に動こうとする勇気である。
喪人は、糞コテをするか喪男板住人になるかに、迷わなかったばかりではない。
その時のこの喪女の心もちから云えば、有象無象に蠢く糞コテなどと云う事は、ほとんど、
考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。

再開きたわぁ

780 名前：喪ロス [sage] 投稿日：2010/09/30(火) 13:59:45 0
　　きっと、そうか。
　
女神の話が完（おわ）ると、喪人は嘲（あざけ）るような短レスで念を押した。
そうして、一足パソの前から離れると、不意に右の手を面皰（にきび）から離して、
自分の襟上（えりがみ）をつかみ鎖骨を出しながら、噛みつくようにこう売った。

780 名前：喪ロス [sage] 投稿日：2010/09/30(火) 14:14:14 0
　　では、己（おれ）がこの板で女神をして、髪を売って、お前の信者を奪い去ろうと恨むまいな。
　　己もそうしなければ、萌原料を買う金を無くし、饑死をする体なのだ。
　　それどころか、規制で暇死にしそうな体なのだ。

喪人は、すばやく、自分の乙女座衣装を剥ぎとった。
そして裸体を撮ると、フォトショ技術を駆使して、なんちゃってリア子に自分をしたてあげ、
女神の頻出するスレにそれを続々、続々投下した。
三分後、ヤフオクに出した喪人の抜け毛の値段は、跳ね上がった。

それから、「ふざけるな」「ここはわしの、わしのスレじゃ」と喪人の足にしがみつこうとする
信者も消えた女神――喪猿を、手酷くろーかるあぼーんへ設定した。

規制が終わるまでは、僅に五分を数えるばかりである。
喪人は、自ら剥ぎとった最初の山吹中白ランに着替え直して、
またたく間にこの汚い羅生喪からカテゴリ雑談の底へかけ下りた。

規制が終わったら、おまいらが2ちゃんねるでやらかした悪事白状しろスレに、
さあ今日この事を投下しようと、若い喪人は期待に胸を膨らませているからだ。

　しばらく、人として死んだように倒れていた女神、いや只の猿が、
糞コテの中から、そのプライドずたずたの心を立て直してまた喪男避難所に戻ってきたのは、
それから間もなくの事である。

猿は喪人を蔑むような、呪うようなスレをそこに立てながら、
まだＩＰの割れていない携帯の液晶をたよりに、したらばの他板へのリンク口まで、這って行った。
そうして、液晶へ、長い白髪（しらが）を倒（さかさま）にして、
喪男避難所の下の板を覗きこんだ。

羅生喪には、ただ、黒洞々（こくとうとう）たる無人スレがあるばかりである。

喪人が今もリア充気取って女神をしているかは、誰も知らない。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（大喪四年九月）

で、次の連載は何かね

>>192
激しく乙です
バーロー然だの研ナオコだのいちいち喪技が利いてるね
そしてまいんちゃんのくだりの描写細かすぎるｗ

次もあるなら楽しみにしてます

乙です
全体とおしてみて
いかにも乙女座のシャカ好きそうなキャラが良く描けていると思った。喪人の。

>>194
面白かったけどそういうネタが全く分からなかった

この作品は考えてはだめ
感じるのです

保守

常日頃から何かを書いてる人なのか？

天才っているのね…

次回予告




喪女です記（山月記）

>>201
予告ｋｔｋｒ！
楽しみにしてます

山月記なんて聞いたこともないや
予習しとくか

ﾃﾗ才能の無駄遣いｗｗだがそれがいい

>>203
お前真面目だなｗ
確か高校の時の教科書にあったような……読んでくるか

やったぁあ！
正座して待つ！！

予習しようと読み進めてみたけど漢字多すぎ挫折した…orz

漢文の書き下し文だよね

山月記は喪女的に泣ける作品だから頑張ってｗ

期待age

さんげつき、難しぃょ(>_<)
バカなアタシでもわかる短編がぃぃ。
☆新一のショート×2とか（爆

喪女です記

喪女島敦


品川産まれの喪徴（もちょう）はエロ学才穎（さいえい）、平成の末年、そんなに若くも無くてコテ名をエロパロ板に連ね、
ついで出版社に書籍化の話を持ちかけられたが、当たり前田のクラッカー、喪徴自身は性の経験は、未だ何一つ無く、
担当になる予定であったフツメンに自（みずか）ら破瓜を頼む所作は頗（すこぶ）る厚く(厚顔無恥的な意味で)、
その後(のち)にフツメンに逆セクハラされたと訴えられるを潔（いさぎよ）しとしなかった。
いくばくもなく書籍化の話を退いた後は、喪山（もざん）、略（かくりゃく）に1LDKの一軒家を父親の年金で購入し、
現実世界と交（まじわり）を絶って、ひたすらネトゲに耽（ふけ）った。

作家となっても毎日逆セクハラと訴えられかけて、俗悪なフツメンの前に慰謝料を払わせられるよりは、
ネトゲ世界で自作小説を売りさばき、同人作家としての名を死後百年に遺（のこ）そうとしたのである。
そしてあわよくば小説のファンになったイケメンとオフ会してカップル成立、早々破瓜し、
それからリア充な現実生活に戻ろうと考えたのである。

山月記か!期待度高いな

山月記キタ―

しかし、ネトゲ内での創作同人活動など容易に金儲けが出来る筈も無く、生活は日を逐（お）うて苦しくなる。
喪徴は漸（ようや）く焦躁（しょうそう）に駆られて来た。
この頃（ころ）からその容貌（ようぼう）も峭刻（しょうこく）となり、
肉落ち骨秀（ひい）で、髭すら生え、眼光のみ徒（いたず）らに炯々（けいけい）として、
曾（かつ）て出版社でフツメンに今晩Do-daiして唾かけられた頃の豊腹のデブスの俤（おもかげ）は、
何処（どこ）に求めようもない。

数年の後、貧窮に堪（た）えず、毒親の衣食のために遂（つい）に節を屈して、
再び東京へ赴き、一エロゲシナリオ作家の職を奉ずることになった。
一方、これは、己（おのれ）の妄想も実地訓練皆無ではリアリティに限度があると半ば絶望したためでもある。

曾(かつ)てのエロパロ板の同輩――愛すべき変態紳士・淑女である――は既に遥（はる）か高位に進み、
彼女が昔、エロくも無い駄作、哲学なんかお呼びじゃない創作文芸板にでも行け、
とメタ糞に評価して歯牙（しが）にもかけなかったその連中のゴーストライターの職さえも拝さねばならぬことが、
往年のエロ天才喪徴の自尊心を如何（いか）に傷（きずつ）けたかは、想像に難（かた）くない。

彼女は仕事のたび「おっ おっ」として楽しまず、長年の性欲は愈々（いよいよ）抑え難（がた）くなった。
一年の後、取材で旅に出るため、秋葉原駅でつくばエクスプレスの乗車待ちをしている時、
遂に発狂した。

その日の夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、
何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇（やみ）の中へ駈出（かけだ）した。
彼女は二度と戻（もど）って来なかった。
沿線附近の山野を捜索しても、何の手掛りもない。
その後喪徴がどうなったかを知る者は、誰（だれ）もなかった。

　翌年、イケメン観察喪女子（かんさつもじょし）、珍好（ちんすき）の喪さん(もんさん)という喪女、
出版社にＢＬ連載を奉じて締切に追われしも、
まるでネタが思い付かないのでフツメン鬼担当の住まう缶詰ホテルから脱兎、
途（みち）にネットカフェの一室に宿った。

珍好の喪さんｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

age

山月記ＧＪ

たんぱん

ワロタ

期待age

ほんとうまいなｗ
続き待ってる！

続きﾏﾀﾞｧ-? （･∀･ ）っ/凵⌒☆ﾁﾝﾁﾝ

保守

次の朝未（ま）だ気分が暗い中（うち）にネトゲの未開拓地帯へ出発しようとしたところ、
案内人の村人Ａが言うことに、これから先の道にリア喰虎（りあくいどら）が出る故（ゆえ）、
喩え喪てずとも、何かしら充実している人は、白昼でなければ、通れない。
今はまだ朝が早いから、今少し待たれたが宜（よろ）しいでしょうと。
喪は、しかし、供廻（ともまわ）り、現代の言葉で言えばパーティーの楽しい仲間達(ネトゲ廃人)
の多勢なのを恃み、村人Ａの言葉を斥（しりぞ）けて、出発した。

残月(喪の所有する魔法の杖)の光をたよりに林中の草地を通って行った時、
果して一匹の猛虎（もうこ）が叢（くさむら）の中から躍り出た。
虎は、あわや喪に躍りかかるかと見えたが、忽（たちま）ち身を飜（ひるがえ）して、元の叢に隠れた。
叢の中から人間の声で「どうみてもアレ同類じゃん。リアとは無縁じゃん。あぶないところだった」
と繰返し呟（つぶや）くのが聞えた。

その鼻息の荒い声に喪は聞き憶（おぼ）えがあった。
驚懼（きょうく）の中にも、彼女は咄嗟（とっさ）に思いあたって、叫んだ。
「その声は、我が友、喪徴子ではないか？」

喪は喪徴と同年にエロパロ板のオフ会に参加し、友人の少かった喪徴にとっては、
現実世界では最も親しい友であった。
取り敢えずらめぇ言わせとけば良いよねな喪の作風が、
ありえない体位しか描かない喪徴の作風と衝突しなかったためであろう。

叢の中からは、暫（しばら）く返辞が無かった。
豚の鳴き声かと思われる微（かす）かな声が時々洩（も）れるばかりである。
ややあって、低い声が答えた。
「如何にも自分は品川の喪徴である」
と。

豚の鳴き声ｗｗ

喪徴品川に住んでたのかｗｗｗ

喪は恐怖を忘れ、馬から下りて叢に近づき、懐（なつ）かしげに久闊（きゅうかつ）を叙した。
そして、何故（なぜ）叢から出て来ないのかと問うた。
喪徴の声が答えて言う。
自分は今や不細工どころか、異類の身となっている。
どうして、おめおめと喪人（とも）の前にあさましい姿をさらせようか。
かつ又、自分が姿を現せば、必ず君に畏怖嫌厭（いふけんえん）の情を起させるに決っているからだ。

しかし、今、図らずも喪人に遇（あ）うことを得て、
愧赧（きたん）の念をも忘れる程に懐かしい。
どうか、ほんの暫くでいいから、我が醜悪な今の外形を厭（いと）わず、曾て君の友喪徴であったこの自分と話を交してくれないだろうか。

才能溢れるスレ。支援

　後で考えれば不思議だったが、その時、喪は、この超鬱状態のウザさＭＡＸの旧友を、
実に素直に受容（うけい）れて、少しも無視しようとしなかった。
喪はパーティーに命じて行列の進行を停（と）め、自分は叢の傍（かたわら）に立って、
見えざる声と対談した。
ネトゲの噂、旧友の消息、喪が現在の職種、それに対する喪徴の祝辞。
リア厨時代に親しかった者同志の、あの隔てのない語調で、それ等（ら）が語られた後、
喪は、喪徴がどうして今のＮＰＣの敵キャラとなるに至ったかを訊（たず）ねた。
草中の声は次のように語った。

今から一年程前、自分が現実逃避のリアル電波少年の旅に出てラブホのベッド下に泊った夜のこと、
ゴミ箱に捨てられて怪しいティッシュと使い捨てられたローターでオナってから、
ふと眼（め）を覚ますと、戸外で誰かが我が名を呼んでいる。
声に応じてベッドの外へ出て見ると、声は闇の中から頻（しき）りに自分を招く。
その吐息は、なんとなく福山のゴッドブレス的なかほりがしていた。
声の主はイケメンであると疑いもせず、自分は声を追うて走り出した。

規制によってまた続きが書けなくなりそうな件について

続き楽しみにしてるよう

ゴッドブレスわろうた

わっふるわっふる

規制介助！
このスレ大ファン私怨age

紫煙!紫煙!

山月記の原作では（ウィキで見た）李徴は彼女かなんかとのデートを彼女の家族に邪魔されて、怒って家族焼き殺したらしいね
そりゃ罰が当たって虎になって当然だわ

携帯のほうは規制解除されました。

無我夢中で駈けて行く中に、何時（いつ）しか途は山林に入り、
しかも、知らぬ間に自分は左右の手で地を攫（つか）んで走っていた。
何か身体（からだ）中に力が充（み）ち満ちたような感じで、
軽々と合コン帰りのリア女をを踏み越えて行った。
気が付くと、手先や肱（ひじ）のあたりに毛を生じているらしい。

少し明るくなってから、谷川に臨んで姿を映して見ると、既に虎となっていた。

自分は初め眼を信じなかった。
次に、これは夢に違いないと考えた。
夢の中で、これは夢だぞと知っているような夢を、自分はそれまでに見たことがあったから。
例えるなら、件のフツメン野郎が「夕べ喪徴でヌきました」
と友人と話している所を立ち聞きしてしまっただとか、
己の顔が世間の流行りとなり、イケメンと乱交し放題となったりだとか。
そして、今の虎の姿。
これをどうしても夢でないと悟らねばならなかった時、自分は茫然（ぼうぜん）とした。
そうしてorzした。
全く、どんな事でも起り得るのに何故自分はモテないかなあ…と思うて、深くorzした。

スレタイワロタｗｗ

しかし、何故こんな事になったのだろう。分らぬ。
全く何事も我々には判（わか）らぬ。
理由も分らずに押付けられた仕事を大人しく受取って、理由も分らずに同僚にpgrされ、
無職となり、バイトすらこなせず生きて行くのが、我々喪てない者のさだめだ。

自分は直（す）ぐに死を想（おも）うた。

電車で読むべきスレじゃなかったｗｗｗｗｗ

しかし、その時、眼の前を一組のアベックが駈け過ぎるのを見た途端に、
自分の中の人間は忽ち姿を消した。
再び自分の中の人間が目を覚ました時、
自分の口は謎の血に塗（まみ）れ、あたりにはアベックの衣類が散らばっていた。

これが虎としての最初の経験であった。
どういう状況なのかさっぱり分からなかったが、とりあえず口元の血が破瓜の血では無いことは確かだ。
それ以来今までにどんな所行をし続けて来たか、それは到底語るに忍びない。
ただ、一日の中に必ず数時間は、喪……人間の心が還（かえ）って来る。
そういう時には、曾ての日と同じく、オナニーも嗜めば、複雑な体位も妄想するし、ふたなり本のみさくら語を誦（そら）んずることも出来る。

orzしたwwがっくしww

その人間の心で、虎としての己（おのれ）の残虐（ざんぎゃく）な行（おこない）のあとを見、
己の運命をふりかえる時が、最も情なく、恐しく、憤（いきどお）ろしい。

しかし、その、人間にかえる数時間も、日を経るに従って次第に短くなって行く。
今までは、どうして虎などになったかと怪しんでいたのに、
この間ひょいと気が付いて見たら、己（おれ）はどうして以前、喪…人間だったのかと考えていた。

これは恐しいことだ。
今少し経（た）てば、己（おれ）の中の喪…人間の心は、
獣としての習慣の中にすっかり埋（うも）れて消えて了（しま）うだろう。
ちょうど、おつぼね様と呼ばれる喪女が次第にこし掛けの新入社員に埋没するように。
そうすれば、しまいに己は自分の過去を忘れ果て、一匹の虎として狂い廻り、
今日のように途で君と出会っても喪人（とも）と認めることなく、
君を服を裂き喰（くろ）うて何の悔も感じないだろう。

このスレまじすげえわ

一体、リア充でもイケメンでも、もとは何か他（ほか）のものだったんだろう。
初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了(しま)い、
初めから今の形のものだったと思い込んでいるのではないか？　

いや、そんな事はどうでもいい。
己の中の喪…人間の心がすっかり消えて了えば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう。
だのに、己の中の喪…人間は、その事を、この上なく恐しく感じているのだ。

ああ、全く、どんなに、恐しく、哀（かな）しく、切なく思っているだろう！　
己が喪てなかった記憶のなくなることを。
この気持は誰にも分らない。
誰にも分らない。己と同じ身の上に成った喪女でなければ。

ところで、そうだ。
己がすっかり喪…人間でなくなって了(しま)う前に、一つ頼んで置きたいことがある。
喪はじめ一行は、息をのんで、叢中（そうちゅう）の声の語る不思議に聞入っていた。
声は続けて言う。

　他でもない。自分は元来物書きとして名を成す積りでいた。
しかも、業未（いま）だ成らざるに、この運命に立至った。
曾て作るところのエロ小説百篇（ぺん）、固（もと）より、まだ世に行われておらぬ。
エロパロ板の保管所の中の我が作の所在も最早（もはや）判らなくなっていよう。
ところで、その中、今も尚（なお）記誦（きしょう）せるものが数十ある。
これを我が為（ため）に伝録して戴（いただ）きたいのだ。
何も、これに仍（よ）って一人前の物書き面（づら）をしたいのではない。

喘ぎ声の巧拙は知らず、とにかく、処女膜をなんとしてでも破ることに心を狂わせてまで
自分が生涯（しょうがい）エロに執着したところのものを、
一部なりとも後代に伝えないでは、死んでも死に切れないのだ。

　喪はパーティーに命じ、ログをメモ帳にコピペして叢中の声に随（したが）って書きとらせた。
喪徴の声は叢の中から朗々と響いた。

長短凡（およ）そ三十篇、格調エロ過ぎ、意趣喪女逸、
一読して作者の才の非凡さと喪てなさを思わせるものばかりである。
しかし、喪は感嘆しながらも漠然（ばくぜん）と次のように感じていた。

成程（なるほど）、作者の素質が第一流に属するものであることは疑いない。
しかし、このままでは、第一流のエロ作品となるのには、
何処（どこ）か（非常に微妙な点に於（おい）て）欠けるところがあるのではないか、と。

旧いエロパロを吐き終った喪徴の声は、突然調子を変え、自らを嘲（あざけ）るか如（ごと）くに言った。

羞（はずか）しいことだが、今でも、こんなモフモﾌｧｰな身と成り果てた今でも、己（おれ）は、
己の小説が数々のイケメンＡＶ男優がブリーフの中に入れている様を、夢に見ることがあるのだ。
下手糞な性技のＡＶ女優に勃たぬＡＶ男優の一物が、我が小説によりみｗなｗぎｗっｗてｗ棍棒となる様を。
ラブホのベッド下ならいざ知らず、岩窟の中に横たわって見る夢にだよ。
どうぞ嗤（わら）ってくれ。
至高のエロ物書きに成りそこなって虎になった哀れな喪女を。

もふもふぁあげ

(喪は昔のエロパロコテ喪徴の自嘲癖（じちょうへき）を思出しながら、哀しく聞いていた。）

そうだ。お笑い草ついでに、今の懐（おもい）を即席の小説にして述べて見ようか。
この虎の中に、まだ、曾ての喪徴が生きているしるしに。

袁さんは又パーティーに命じてこれを書きとらせた。その小説に言う。

　　　偶因狂喪女成殊類　喪不相仍不可逃
　　　今日爪牙リア充敢敵　当時声跡共相高
　　　我為異物世界下　君已乗気勢豪
　　　此夕渓山対明月　不成長嘯但成

　時に、リア充、光冷（ひや）やかに、喪類は地に滋（しげ）く、
喪女板を渡るネ喪は早く喪女なんか暁の近きの中に焼け死ねと告げていた。
人々は最早、事の奇異を忘れ、粛然として、この喪人のフラグの薄倖（はっこう）を嘆じた。
喪徴の声は再び続ける。
何故（なぜ）こんな運命になったか判らぬと、先刻は言ったが、
しかし、考えように依（よ）れば、思い当ることが全然ないでもない。
喪…人間であった時、己（おれ）は努めて人との交（まじわり）を避けた。
人々は己を倨傲（きょごう）だ、尊大だといった。
ついで不細工、デブス、豚野郎、目細、アトピー持ち、病原菌といった。

実は、それが殆（ほとん）ど羞恥心（しゅうちしん）に近いものであることを、
人々は知らなかった。
勿論（もちろん）、曾てのエロパロ板の鬼才といわれた自分に、自尊心が無かったとは云（い）わない。
しかし、それは臆病（おくびょう）な自尊心とでもいうべきものであった。

己は小説によって名を成そうと思いながら、
進んで官能小説家の師に就いたり、求めてスレの中で同好の士と交って
切磋琢磨（せっさたくま）に努めたりすることをしなかった。
かといって、又、己は一般的な健全物書きの間に伍（ご）することも潔（いさぎよ）しとしなかった。
共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為（せい）である。

現実では男の金玉に出会わざることを惧（おそ）れるが故（ゆえ）に、
敢（あえ）て刻苦してＡＶを凝視してリアルな描写を磨（みが）こうともせず、
又、己がイケメンの金玉なるものに出会うことを半ば信ずるが故に、
碌々（ろくろく）としてキモい男が集まるオフ会に伍することも出来なかった。
己（おれ）は次第に世と離れ、人と遠ざかり、
悶々（もんもん）と残精（ざんしょう)のついたティッシュをラブホで集めることによって
実際この精子が己にかけられたものと頭の中で夢想しては、
益々（ますます）己（おのれ）の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった。

wktk

人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。
己（おれ）の場合、この尊大な羞恥心と性欲が猛獣だった。
虎だったのだ。
これが己を損い、職に着かず父母を苦しめ、エログロ話をしては友人を傷つけ、
果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったのだ。
今思えば、全く、己は、己の有（も）っていた僅（わず）かばかりの才能を空費して了った訳だ。
人生は脱処女をも為（な）さぬには余りに長いが、
何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄（ろう）しながら、
事実は、才能の不足を暴露（ばくろ）するかも知れないとの卑怯（ひきょう）な危惧（きぐ）と、
刻苦を厭（いと）う喪女にお似合いの怠惰とが己の凡（すべ）てだったのだ。
己よりも遥かに乏しい才能でありながら、それを専一に磨いたがために、
堂々たるエロ作家となった喪女が幾らでもいるのだ。

虎と成り果てた今、己は漸（ようや）くそれに気が付いた。
それを思うと、己は今も胸を灼（や）かれるような悔を感じる。
己には最早人間、いやもう喪女として、ニートとしての生活は出来ない。
たとえ、今、己が頭の中で、どんな優れたエロ本を作ったにしたところで、
どういう手段で発表できよう。ここはネットの樹海の中だが、書くべきものは何も無い。
まして、己の頭は日毎（ひごと）に虎に近づいて行く。
どうすればいいのだ。
己の空費された脱処女すら叶わぬ過去は？

怒涛の更新

　己は堪（たま）らなくなる。
そういう時、己は、向うの山の頂の巖（いわ）に上り、空谷（くうこく）に向ってオナッては吼（ほ）える。
この胸を灼く諸々の悲しみを誰かに訴えたいのだ。
己は昨夕も、彼処（あそこ）を弄りながら月をイケメン変換して妄想しては咆（ほ）えた。
誰かにこの苦しみ、そして痴態を分って貰（もら）えないかと。
しかし、獣どもは己の声を聞いて、唯（ただ）、懼（おそ）れ、ひそひそpgrするばかり。
獣のくせに何あの豚声きめえなんぞと言いやがる。
山も樹（き）も月も露も、一匹のキモい虎が伴侶をいただけないのを苦に、哮（たけ）っているとしか考えない。
天に躍り地に伏してオナッても、誰一人己の気持を分ってくれる者はない。

ちょうど、喪女だった頃、己の傷つき易（やす）い内心を誰も理解してくれなかったように。
己の毛皮の濡（ぬ）れたのは、オナニーのためばかりではない。

　漸く四辺（あたり）の暗さが薄らいで来た。
喪女がいるのを見計らって、何処（どこ）からか、喪男がキモしげにｸｰﾝ…と媚びを売り鳴き始めた。
　最早、別れを告げねばならぬ。酔わねばならぬ時が（虎に還らねばならぬ時が）
近づいたから、と、喪徴の声が言った。

だが、お別れする前にもう一つ頼みがある。それは我が父母のことだ。
彼等（かれら）は未（ま）だ品川にいる。
固より、己の運命に就いては知る筈（はず）がない。
結婚秒読みの彼氏とデートだと嘘をつき、コミケに行っていたのだから。
君が現実に帰ったら、品川に行き、己は既に女として死んだと彼等に告げて貰えないだろうか。
決して今日のことだけは明かさないで欲しい。

厚かましいお願だが、彼等の孤弱を憐（あわ）れんで、
今後とも老人ホームに入れることのないように計らって戴けるならば、
つまり我が両親の在宅介護を君が請負ってくれるのならば、
自分にとって、恩倖（おんこう）、これに過ぎたるは莫（な）い。

　言終って、叢中から慟哭（どうこく）の声が聞えた。
喪さんもまたなんでこいつの親の世話なんぞしなければならんのかと涙を泛（うか）べ、
欣（よろこ）んだ振りをして喪徴の意に副（そ）いたい旨（むね）を答えた。
喪徴の声はしかし忽（たちま）ち又先刻の自嘲的な調子に戻（もど）って、言った。

　本当は、先（ま）ず、この事の方を先にお願いすべきだったのだ、
己がリア充だったなら。
孫の顔を見られず年老い死に絶えようとする父母のことよりも、
己（おのれ）の慢性な性欲の方を気にかけているような女だから、
こんな獣に身を堕（おと）すのだ。

　そうして、附加（つけくわ）えて言うことに、
喪さんがこれからこの森を進み、レアアイテムモテモテの杖を持ち帰る帰途には
決してこの途（みち）を通らないで欲しい、
その時には自分が酔っていて喪人（とも）を認めずに襲いかかるかも知れないから。
又、今別れてから、前方百歩の所にある、
あの己が絶好のオナニースポットとしている丘に上ったら、
此方（こちら）を振りかえって見て貰いたい。

自分は今の姿をもう一度お目に掛けよう。
モフモﾌｧｰを誇ろうとしてではない。
我が醜悪な姿を示して、以（もっ）て、
再び此処（ここ）を過ぎて自分に会おうとの気持を君に起させない為であると。

　袁は叢に向って、君が醜悪な姿なのは今さらじゃあないか、
と懇（ねんご）ろに別れの言葉を述べ、パーティーの一員の肩の上に上った。
叢の中からは、堪（た）え得ざるが如き豚声の涙まじりの喘ぎ声が洩（も）れた。
喪も幾度か叢を振返りながら、最後まで性欲が優先か、と憐れみの涙の中に出発した。

　一行が丘の上についた時、彼等は、言われた通りに振返って、先程の林間の草地を眺（なが）めた。

忽ち、一匹の虎が草の茂みから道の上に躍り出たのを彼等は見た。
虎は、既に白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮（ほうこう）したかと思うと、
又、元の叢に躍り入って、再びその姿を見なかった。


喪さんはその後、現実世界で虎男×不細工男のＢＬ本を発表し、
印税で喪徴の父母を老人ホームに入れたという。






了

喪さん超いい人

おつかれさまです。
すごすぎる才能です。もし、次回作があるのなら三島由紀夫の金閣寺をリクエストします。

私もｗ金閣寺リクしますｗｗｗ
卍や美少年、痴人の愛もお願いします。

短編じゃないとね……

短編中編長編は、正直どうでもいいです
ただネット上で作品が読めるような、著作権切れ作品であることが最低限のルールかと思っています
何かそんな感じのでありますかね、おすすめ

乙！小ネタがすごく面白いww
銀河鉄道の夜は著作権切れてるみたいだがどう？

乙でした！モフモﾌｧｰ盛大に噴いたｗｗｗ

>>299
乙！凄いねｗ
ttp://www.aozora.gr.jp
ここにいっぱいあるよ

喪女なら金子みすず好きだよなとか思ったんだが、青空文庫じゃ読めないんだね。

喪女文庫新作候補として、高村光太郎リスペクトはどうだろう。

リア充よ
もうよせこんなことは

泣いた

山月記最高ですた
正座して待つお(･ω･)

age

少々勘違い男のハムレットをお願いしたい

次回予告


ロミオとジュリエット的なもの

一気読みした　
最高ありがとう！

ロミ喪とニジオット

　　シェイクスリア充


昔、妄想世界＠喪女板町の２大名家といえば、
ともに女として底辺なのはどっちもどっちである、ネ喪レット家と喪ンタギュー家とされていた。
両家は昔から争いあい、それが高じて、互いに憎みあうほどになっていた。
そうした心理は、一族のリアル彼氏や脳内彼氏にまでおよんでおり、
そのために喪ンタギュー家の能内彼氏がネ喪レット家のリアル彼氏に会ったり、
ネ喪レット家の喪女が喪ンタギュー家のネ喪にたまたま出会っただけで、
激しい口論が起こり、時にはスレがお取り潰しにまでなるようになった。
こうした偶然の出会いから起こる喧嘩により、
妄想世界の町におけるネガティブシンキングな平和はたびたび破られていた。

ある日、老ネ喪レット卿が一大乱交会を主催し、リアルイケメンやリアル美少年をおおぜい招いた。
喪女板でも評判の粘着ネ喪はみな出席し、喪ンタギュー家の喪女か能彼でさえなければ、誰でも歓迎された。
このネ喪レット家の饗宴に、喪・ザ・ラインという脳内彼氏も出席していた。
彼は、老喪ンタギュー卿と脱処女の誓いを結んだロミ喪に愛されていた。
喪ンタギュー家の者がこの宴会で顔を見られるのはとても危険な事であった。
人類とは思えない顔つきだから、誰もが目を背けるだろう。精神的にアウアウだ。

しかし、ロミ喪の友人であった便秘ォリ喪は、若喪女に対し、
マスクで顔を隠して乱交会に出席しましょうと説いた。
そうすれば、その顔の被害に会う人も少なく、ロミ喪は喪・ザ・ラインとヤれるし、
また、喪・ザ・ラインを、妄想世界でも選りすぐりのイケメンと見比べることもできます。
それによって、あなたの脳内彼氏をキ喪男だと思うようになるでしょう（と便秘ォリ喪は言った）。

ロミ喪は、便秘ォリ喪の言葉をあまり信用しなかった。
しかし喪・ザ・ラインとヤりたかったので、行く気になった。
ロミ喪はイケメンにのみ誠実かつ性欲に熱烈な恋人であり、
オナニーのために夜も眠れず、人目をさけ、１人で喪・ザ・ラインのことを考える喪女であった。
喪・ザ・ラインはといえば、ロミ喪の性欲の凄まじさを脳彼の癖して軽蔑しており、
ロミ喪の性欲の凄まじさに対して、少しも優しくしたり性技で報いることがなかった。

便秘ォリ喪は、いろんな現実世界のイケメンたちを見せることで、
友人の二次元にのみ性欲を向ける病を治してやろうと思ったのだ。

こういう次第で、ネ喪レット卿が開いた乱交会に、
若いロミ喪は便秘ォリ喪と、
２人の共通の友人であるマーダーモジョといっしょに、
マスクをつけて出席した。
老ネ喪レットは彼らを歓迎した。
ちんこの先にまめができて困っている男性でもなければ、
きっとあなた方とヤろうとするでしょうな、と言った。男は穴がありゃなんでもいいんですよ。
老人は楽天的でビッチなネ喪だった。

二次夫ww本当にｾﾝｽあるなw

喪ロスに涙を流すほど笑ったｗ
職人さん方に感謝

マーダーモジョW
ネーミングだけで笑えるW
いやいや、古典をしっかり読み込んでないとこういうのは書けないよ。すごいよ

自分も整形前はマスクをつけたものだ、
イケメンとトイレで立ちバックだってヤれたもんだ、と言うのだった。
タヒねと思いつつ、一同は乱交し始めた。

突然ロミ喪は、そこで乱交に混じらず立っている、並はずれて美しい男に目を奪われた。

喪ロス、喪女です記最高でした。
ロミオとジュリエットは原作未読だけど期待ｗ

結構前に「吾輩は喪女である」ってスレがあったけど、あれも出来が良かったｗ

ロミ喪には、その人が鯛男の頭に着火したいまつのように明るく燃えるよう命じているかに見えた。
その美しさは、変態紳士が身につけているネクタイのように、
惨事男の群れのなかで際立っていた。
その美しさは、ネ喪の彼氏にはあまりに豪奢《ごうしゃ》で、惨事男と言うにはあまりに高貴すぎた！　
キ喪男に混じった短パンのように白い食パン（とロミ喪は言った）、
そう思えるくらい、彼の美しさは完璧であり、一座のリアル彼氏たちから抜きんでて輝いていた。

ロミ喪がこのように彼を褒め称えているところを、ネ喪レット卿の甥であるシバルゾに聞かれてしまった。
シバルゾは、下半身だけ脱いでスタンバり強烈に薫るそのマン臭を嗅いでロミ喪だと知ったのである。
シバルゾはマツオカ=シュウゾウのように激しい気性のネ喪であったから、
喪ンタギュー家の喪女がマスクでブス顔を隠して、
一族の祝祭をpgrしたり凌辱したり（シバルゾがそう言ったのだ）するのには我慢がならなかった。
彼女は怒りにまかせて暴れまわり、若いロミ喪を殺そうとした。

しまった。
「ネ喪レット卿の甥であるシバルゾに聞かれてしまった。」と私シェイクスリア充は書いたが、
実際はネ喪レット卿の家にパラサイトする、成田離婚した出戻りの姪であった。
これは失敬。

短パンチ

喪ロスが訪れるまで間がありそうなので
お目汚しとは思いつつ、箸休めにでも…


あどけない喪女の話（「珍子抄より」）

喪女子は三次元にイケメンが無いといふ、
ほんとのイケメンが見たいといふ。
私は驚いてパソコンを見る。
パソコンの画面に在るのは、
やめるにやめれない
むかしながらの古臭い乙女ゲーだ。
どんよりけむる股間のぼかしは
うすもも色のブリーフのしめりだ。
喪女子は遠くを見ながら言ふ。
秋葉原の執事喫茶に
毎日出てゐる若い執事が
喪女子のほんとのイケメンだといふ。
あどけない喪女の話である。

　　「逝く」　　　　

フツメンを眠らせ、フツメンの上に喪女またがる。
イケメンを眠らせ、イケメンの上に喪女またがる。

高喪裸光太郎文士だ。ありがとう。

>>326
珍子抄ｗｗｗ

作者さん笙野頼子とか好きですか？

しかし、シバルゾのおば、老ネ喪レット卿は、
その場ではシバルゾが客人に危害を加えるのを許さなかった。
乱交会に来ていたお客に対する配慮もあったし、
ロミ喪はいっぱしの変態淑女らしくネクタイ一丁でどじょっこほいと歌い舞っていたし、
喪女板中の人がみなロミ喪のことを立派なモテない菌の発生源の喪女だとして、
決して触りたくも構いたくないとも思っていたからだ。

シバルゾはしぶしぶながら亀甲縛りを我慢せざるを得なかった。
しかし、いつかこの性悪だがどうあがいても垢太郎しか産めないよねざまあｗな喪ンタギュー家に、
ｗｗこのネ喪の宴に脱処女してる振りしてもぐりこんだ事の償いを存分にさせてやる、と言いのこした。

乱交が終わると、ロミ喪はあのイケメンが立っているところを見つめていた。
マスクをつけているおかげで、多少の皮膚呼吸は許してもらえそうだったので、
大胆にも彼女はそっと彼の手を取り、それを聖地と呼び、
もしこれに手を触れて汚《けが》したのであれば、
自分は実は生娘でイケメンを前に赤面しているういういしい巡礼者だから、
償いのために指先だけでいいからしゃぶらせて欲しい、と言った。

そうすれば、私は想像を働かせ、指ではなく貴方のちんこを食んでいると思えるからと。
「巡礼さま。」
そのイケメンは言った。
「あなたのご信心はあまりにもお行儀よさそうでいますが、匂い立つものがお下品でございます。
ですが喪女のイケメン聖人が一人、堺雅人氏にだって手はございますから、
イケメン聖人も貴方も同じ人類、巡礼がお触れになってもよろしゅうございます。
私は堺雅人氏だって握手会でたくさんのブスに触れられるのを耐えているのだからと、我慢しましょう。
彼は私のidol《偶像》だから。――でも、想像でもちんこをしゃぶるのはいけません。」

「堺雅人氏にはちんこがないのでしょうか、それに巡礼には？」
ロミ喪は言った。
「いえ。」
イケメンは言った。
「イケメンはその遺伝子を後世に残す義務があるのですから、ちんこはございます。
あなたにあるかどうかは全裸なんだからご自分で確認してくださいませ」
「それならば、私のはじめて愛した惨事のイケメン聖人さま」
ロミ喪は言った。
「私の祈りを聞き届けてください。でなければ、私はこの仕込み刀を貴方にぶっさしてしまいます」

これが現代の偽物語か...
書籍にしたら100年後くらいに教科書に載るな

このような脅しや、エロスの利いた下ネタのせりふを交換していると、
イケメンはネ喪に呼ばれて、どこかへいってしまった。
ロミ喪は、彼を呼び出したるネ喪はだれか、と尋ねて、
あの類をみない堺雅人氏的な美しさでもってロミ喪の心を魅了した若いイケメンは、ニジオットという名で、
喪ンタギュー家の大敵ネ喪レット卿が不細工な元喪男の旦那に耐え兼ねて作り出した
堺雅人氏を模した、観賞専用のダッチハズバンドであることを知った。

堺雅人wwやめてぇww

ロミ喪は二次元とは知らずに敵《かたき》の二次夫に思いを寄せてしまったのだ。
「ネ喪のくせに二次嫁作るとかどういうことだ……惨事に生きてろよjk」
このことは彼女を苦しめたけれど、愛を捨てることはできなかった。

一方、ニジオットの方も、ロミ喪と同様に苦しんでいた。
というのは、彼もまた、さっき言葉を交わしたマスクマンがロミ喪であり、
喪ンタギュー家の喪女であることを知ったからである。
驚くべきことに、彼はロミ喪に対して、ワニに捕食されるシマウマのような恐怖心を抱いてしまっていたのだ。
不吉な出会いの始まりのようにニジオットには思えた。
彼はあの血走った喪女の目付きから、イケメンの敵《かたき》の目をつけられたとしか思えなかった。

ロミ喪徹底的に嫌われ者だなww

真夜中になったので、ロミ喪は今夜密かに惨事男とヤッてメアドをゲットし
今や名目だけになった友人たちと乱交会場をあとにした。
しかし、友人たちはすぐに惨事の彼氏と三次会に行ったので、ロミ喪を見捨て…見失った。

ロミ喪は心を奪われたあの人がいる家を立ち去ることができず、
ニジオットの家の裏手にあった電信柱の電線で一晩過ごそうとしていた。
べ、別に覗きとかそういんじゃないんだから。勘違いしないでよね。
そこで彼女が新しい職場についてあれこれ考えていると、
間もなく、ニジオットがロミ喪の頭上にあった窓から姿を見せた。
その並はずれた美しさは、まるで喪女板からのぼれない処女軍団のマリアのように輝いて見えた。

なにこのスレw堺雅人まで出てるし聞き捨てならないw読ませて頂きます

ロミ喪のTゾーンをほのかに照らす月は、
この新たに出現した太陽の素晴らしい輝きをみて、
自分は何が楽しくてこの輝くイケメンじゃあなく
このキ喪女の油を照らさなくてはならんのかと、
悲しみに沈み青ざめているように、ロミ喪には見えた。

彼が手の上にほおをよりかからせているのを見て、
彼女は欲情がゆえに、私がその手にはめる手袋だったらなあ、
そうすれば彼のほおの角質を盗みとってクローンを作れるのに、と思うのだった。

ロミ喪があれこれと思い悩んでいる間、ニジオットは、
自分がひとりであると感じ、「ああ、ああ。」といいながら深いため息をつくのだった。
ロミ喪は彼がものをいうのを聞いて喜び、彼に聞こえないようにそっと言った。
「もう一度話しておくれ、輝くダッチハズバンド。まさしくそうだ。
あなたは喪女達がスレ立てしてイケメン俳優の萌え語りに沸きに沸き、
テレビ画面の中でそんな私達を嘲笑する堺雅人氏のように、
私の視界にいるのだから。」

箸休め…

君喪女たまふことなかれ　　　　　　　　　　
　　〜ネ喪包囲軍の中に在る妹を嘆きて〜　

　　　　　　　　　　　　　　　与謝喪晶子

あゝ妹よ君を泣く
君喪女たまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親はコピックにぎらせて
同人書けよと教へしや
BL描いて萌えよとて
二十四までをそだてしや

堺の雅人に妄想し
変態をほこる専スレにて
ヲタの名を継ぐ君なれば
君喪女たまふことなかれ
貞操の守りは滅ぶとも
滅びずとても何事ぞ
君は知らじなヲタ喪女の
脳内彼氏は無かりけり

君喪女たまふことなかれ
白馬の王子は紙の上
現実世界には出でまさね
リア充眺めよだれ出し
喪女の道にﾀﾋねよとは
処女を人の誉れとは
多くの鬼女のブサければ
もとより微塵も思はれず

あゝ妹よモテじとも
君喪女たまふことなかれ
すぎにし日々をデブ気味に
送りたまへる素っぴんで
ジャージの中に痛ましく
エロゲを召して部屋こもり
手入れ怠る体毛に
いつしか白髪は増さりゆく

ビューコロのかげに伏して泣く
彼氏いない歴＝年齢を
君忘るるや思へるや
エアセックスで満ち足りる
喪女のこころを思いみよ
この世ひとりの君ならで
あゝまたペットに語りゐる
君喪女たまふことなかれ

こんなところにも堺雅人がｗｗｗ

>>347
お疲れさまです。
シェイクスリア充はまたau規制にかかり､見ての通り近頃続きが遅筆になりがち。
そちらの喪女様は、拝見したところ文才に恵まれておられるようです。
なんでしたら、貴方がこの喪女語の続きを書かれては如何でしょう？

私も>>1ではないのに>>1のレスを引き継ぎ結果としてスレを占領している身なので、
逐一箸休め、お目汚し等の前置きは必要ありません。

>>347
堺の雅人てwwwwww

>>350
シェイクスリア充さん大好きです
他の職人さんたちも大好きです
このスレが大好きです

ニジオットは、立ち聞きされているとも知らず、
先ほどの事件によって生み出された新たな激情に身をまかせて、
天敵の名を呼んだ（その場にはいないと思っていたのだ）。

「おお、ロミ喪、ロミ喪。」
ニジオットは言った。
「どうしてあなたはキ喪女なの？
私を想うなら、私の視界から消えて、お名前を名乗らないでくださいな。
もしそうなさらないなら、私の半径5mに近づかないことを誓って欲しいです。
そうすれば、私はネ喪レット家のイケメンでなくなりましょう。」
ロミ喪は、これを聞いて勇気づけられ、口を開こうと思ったが、もっと先を聞こうと考えた。

イケメンはなおも、悪口を（彼が想うままに）自らに語り続けた。
ロミ喪がロミ喪であり、喪ンタギュー家の一員であることをなじり、
彼女が他の名前であってくれればよかったのにと言い、
そのキモい名前は捨ててしまえばいい、名前は本人の一部なのだから、
捨ててしまって、ついでに今後一切私のすべてに関わらないで欲しいと言った。

このような擬似SMプレイな言葉を聞いて、ロミ喪はもう我慢できなかった。
ニジオットの告白を、空想のものでなくて、本当に彼女に話しかけたものであったように答えて、
もしあなたが、ロミ喪という名前が気に入らないのなら、
もうぼくはロミ喪ではない、こ、こい、恋人でも何とでも好きなように呼んでくれ、と言った。

ロミ喪女性じゃないの？

ぼくっ娘喪女か…キモさが増すな

保守

ニジオットは、外に害虫の羽音のごとき声がしたので驚いた。
はじめ、夜の闇に隠れて彼の愚痴を聞いたのが誰なのか分からなかった。
しかし彼女がもう一度話しだしたとき、ロミ喪が語る言葉をそれほど耳にしたわけでもないのに、
さすがはイケメン、pgr対象を判別する聴力は鋭いもので、
すぐにその人がさっきの生ける屍、ロミ喪だと分かった。
ニジオットは、ロミ喪が電柱の電線を跨ぎ角オナをしていることをいさめた。

そのまま感電死してしまえと言うのは簡単だが、そうもいかない事情があった。
というのは、もしニジオットの友人(※ダッチハズバンド仲間)がそこにいるロミ喪を見つけたら、

友1「おいおいニジオット喪ンタギュー家の一員にストーキングされてっしｗｗ」
友2「うわなんか焦げてるｗｗｗ感電死とか捨て身すぎるｗｗｗｗ」
友3「可哀想じゃん〜死ぬ前に一回ぐらい抱いてやれよニジオｗｗ」

とpgr交じりに囃し立てられロミ喪とヤらざるを得なくなるに決まっているからだ。
ニジオットの友はDQNばっかりだった。

「ああ、」
ロミ喪は言った。
「彼らのpgrの嵐よりも、あなたの瞳の方が私には恐ろしいのです。
　もしあなたが私をやさしく見守っていてくれるなら、彼らの敵意など関係ありません。
　DQNによって笑い者にされてもそのおかげで貴方の擬似チンコを入れて貰える方が、
　あなたの擬似チンコなしに命長らえるよりもずっといいのです。」
「どうやってこの場所に入ってきたのですか。」
ニジオットは言った。
「どなたの案内で来たのでしょうか。もしくはいつからストーキングしていたのでしょうか。」
「愛に導かれてやってきました！」
ロミ喪は答えた。

「ストーキングなどしていません。
　しかし、あなたがどれほど離れていようと、
　そこがはるかな数のリア住が黄金週間に芋洗いされている広々とした原宿だとしても、
　私はあなたの持つ二つの金の宝を求めて旅に出ますよ。」
ニジオットの顔は真っ青になったけれども、夜のおかげでロミ喪に見られずにすんだ。

彼は、そのつもりはなかったのに、ロミ喪への悪口を本人に聞かれてしまったはずだ。
それなのに、その言葉を聞いて更に笑みを増して迫ってくるドＭのロミ喪が気色悪かったのだ。
できれば言葉を呼び戻したかったが、それは不可能だった。
彼としては、例え避けるにしても後味悪くないよう礼儀正しくありたかったし、
ビラ配りをカニ歩きで華麗に避けるように、キ喪女に対して距離をおきたかった。
キ喪女に向かって眉をひそめたり、言葉に出さずとも嫌悪の意思を示したかった。

言い寄ってきた喪女に、最初から冷たくあしらい、はねつけて、
愛想笑いしたあとでも、唾吐きや生理的に無理という意思をアピールするすべを身につけていたかった。
それを見たネ喪たちに、あまりに身持ちが軽く、八方美人で、
簡単に格安価格で手に入る既製品のダッチハズバンドなどとは思われたくなかった。
手に入れるのが難しければ難しいほど、その価値は増すのだから。

しかし、この場合、ニジオットにはそういったツンデレな悪役キャラっぽい拒否やはぐらかし、
あるいは陰口で周りからキ喪女を孤立させるお定まりのやり方をする余地はなかった。
ロミ喪はすでに、彼女がそばにいるとは夢にも思っていなかったニジオットがもらした素の悪口を、
直接聞いてしまっていたのだ。
そういった次第で、彼にとって目新しい状況がそうすることを許したのか、
すなおな態度で、ロミ喪が聞いたことにうそはないと言った。

これは支援www

ロミ喪に「うざすぎる喪ンタギューさま」（嫌悪はすっぱい名を苦くするものだ）
という名で呼びかけ、そして、自分がかんたんに貴方の陰口言ってたのを、
軽率だとか、腹黒役をやらせたら世界一の堺雅人氏クリソツからだとみないでください、
私の落ち度（もし落ち度というのなら）は、
心の思いを不思議にも明かしてしまった夜の偶然のせいにしてください、と頼んだ。

加えてニジオットは、ロミ喪への私のふるまいは、
普通の女性に対するのに比べてブス差別がないとも言えませんが、
処女厨とみえてもうわべばかり、
喪女ならほぼ処女だっつーのに不細工はお呼びじゃないからと、
君なんて僕には勿体無いよなんて表向きは愛想を振り撒き期待させる毒男たちに比べれば、
ただただ貴方を嫌い嫌悪をあらわにし好意があるそぶりは微塵も見せない私のほうが
心優しい真実のイケメンなのだということ証明いたしましょう、と言った。

ロミオはブラウン管の堺雅人氏に向かって誓おうとした、
たとえわずかな不名誉であっても、そのような立派な擬似堺雅人に負わせようとは
ロミ喪は露ほども思ってなかったからだ。
むしろ笑顔で陰口叩いてこその堺雅人、いいぞもっとやれ。いややってください。

ところが、ニジオットは、リアル堺雅人氏には誓ってはなりませぬ、と彼女を止めた。
彼にとっては、彼女に再び会ったこと自体が最悪だったが、
よくよく考えると今宵の陰口は思い付くまま話しただけであったから軽率で
なんの捻りもないものだった。そのせいからか知らないが、なぜかロミ喪を悦ばせてしまったし、
サディストのニジオットとしては嬉しいものではなかったからである。
この無様な姿を現実の堺雅人氏に知られたらコトである。このスレ同様に。

しかしロミ喪が、今夜愛の言葉責めを取り交わしたいと何度も言い続けるので、
ニジオットは、私はすでにあなたへ罵倒をしてしまいました、と言った
（ロミ喪が立ち聞きしたあの陰口のことだ）。
また、もう一度貴方をボロクソに言ってそのプライドをどん底まで突き落とし
二度と私の前に現れようなんて思えないようにしたいから、
前に捧げた罵倒を返してほしい、ポッポ総理の脱税額がはてしなく大きいように、
私のブスへの嫌悪も大きく深いのですから、とも言った。

このようにロミ喪がご褒美を頂いていると、ニジオットは乳でかネ喪に呼ばれた。
この乳でかネ喪は毎夜彼といっしょに添い寝しており、
もう夜明けだからベットに入るときだと思ったのだ。

>>370
堺雅人に知られたら事ってwww

気が早いですが次回作は「山椒喪」希望です

「はい、今すぐに」
彼は部屋へ入ったに思えたが、しかしニジオットは急いで戻ってきて、
またロミオに二こと三こと言った。
その内容は……
「――もし貴方の堺雅人氏への愛が真実のもので、
　どうしても私とヤりたいのでしたら、私は明日、葬しk……んﾞんっ！
　式の日取りを決めるための使者を送ります。
　式の日が訪れたら、まず待ち合わせた場所でロミ喪の財産のすべてを私に捧げます。ね？
　そして貴方の財産を元手にして、私をモデルに堺雅人氏型ダッチハズバンド2号を作らせます。
　きっとそのダッチハズバンド2号は、あなたの二次夫として忠実に、どこででもヤらせてくれるでしょう」
というものだった。

ロミ喪は顔を輝かせて頷いた。
「短くまとめると、ぼくと君と君のコピーで結婚式のあと３Ｐする計画なわけだね。」
ニジオットはロミ喪の頭の弱さとポジティブシンキングさと性欲の強さに凍り付いた。
どこをどう聞けばそうなるのか、と説得したが、無駄に終わった。
ニジオットは頭を抱えるしか無かった。

２人が別れる頃には空は夜明けを迎えていた。
ロミ喪は恋人(※式＝結婚式、結婚の約束をした＝恋人という発想です)とのことや
夜、２人の周りで皆がお楽しみに耽っていた出会いのことを考えると、とても眠れそうになかった。
ムラムラしたのだ。

そこで家には帰らず、喪女は産まれ落ちた時から人生が終了しているとゆとりに諭す
終了死オレブス(しゅうりょうし　おれぶす)に会おうと、終了院(しゅうりょういん)に向かった。
ロミ喪が扉を開くと、終了死はすでに起きていて神に向かって練炭を焚いていた。
若いロミ喪がそんなに早い時間に終了院を訪れたのを見て、終了死は、
「前夜は床につかず、ゆとりらしい恋の病にかかって眠れなかったのだろう」
と言い当てた。

終了院ｗｗｗ

ロミ喪が恋のせいで眠れなかったのだろう、という点では彼女は正しかった。
しかしその相手については間違っていた。
終了死は、ロミ喪が喪・ザ・ラインを想ってオナニーして眠れなかったと考えていたからである。
ロミ喪は終了死に、ニジオットに対する新しい恋をうち明け、
その日私達２人を結婚させてくれるよう頼んだ。

彼女は信心深く恋愛をすること自体億劫でめんどくせぇ喪女だったので、
ロミ喪が急に恋する二次夫を変えたのに驚いて、
ゆとりすげえと目を見張り両手をあげた。

√(´δ｀)ヽ「へー今度は喪・ザ・ラインじゃなく……」
＼(゜δ゜ )／「ニジオットっっ」

オレブスは喪・ザ・ラインに対するロミ喪の性欲を個人的に知っており、
喪・ザ・ラインの二次夫らしからぬ尊大さに対して
ロミ喪がこぼした不平もよく聞いていたのだ。

オレブスはロミ喪にこう諭した。
「ゆとり喪女の愛は本当は妄想の中に宿るのではなくて性欲に宿るのだ。
　見なさいな、私を。枯れに枯れきってそのどちらにも愛を宿していない
　そんなもの一過性のものに過ぎん。性欲などすぐ消える。」
これに対してロミ喪は、
「あなたはよく、君はあまりに私を性技をもって愛してくれない
　できそこない二次夫喪・ザ・ラインに夢中になりすぎていると言って
　私を叱りましたね。
　でも、ニジオットとはともに愛しあっているのです。ＳとＭという繋がりで。
　なんてたってぼくと式(※結婚式とは言ってませんが)の約束したいと
　持ちかけたのは、ニジオットのほうですし……ドゥフッ」
と言い返した。

終了死もいくぶん、彼女がいうことに同意した。
そして、ニジオットとロミ喪、
２人の若者が結婚(※終了死はロミ喪の言ったことを信じてます)することで、
喪ンタギュー家とネ喪レット家の間にある、
永年にわたる不和を解消できるかもしれない、と考えた。
この終了死ほど、両家の仲が悪いことを悲しんでいた人はいないだろう。
なぜなら彼女は処女であるが、歳が歳だけに独女板や野菜板にも出張しているので、
両家の人たちをよく知っており、たびたび両家を仲直りさせようとしてきたが、
喪女板にスレ立てしたネ喪に>>2で歓迎の挨拶をすると、
即座に

ルール違反者へのレス・歓迎・馴れ合おうとする行為は禁止

―糸冬―

とすぐ>>3で貼られるので徒労に終わっていたのである。

これによって両方のブス女集団を仲直りさせようという心づもりと、
ロミ喪をどうでも良く思うあまり彼女の言うことに反対することが面倒臭かったことから、
この高齢喪女は、２人の式を挙げさせてやることを承知した。

今やロミ喪は幸せのあまり３Ｐ妄想がフィーバーしすぎてその場で絶頂を迎えた。
ニジオットの方でも、約束に従って出した使者から彼女の意向を知ると、なぁに
これぇ
と呟き使者の首をへし折ろうとしたのだが、
使者が台所…ダイイングメッセージとして残した、
『ロミ喪殿は厨房時代の苛め首謀者の家にオレオレ詐欺を働いて
一億二千万の資産が出来たそうです』
を見ると、
すぐに終了死オレブスの庵へ聴き間違いではなく
「一万円とニ千円あるなら金寄越せ　八千円くれた頃からもっと殺したくなった。
　一億とニ千円くれても殺したい
　君と出会ったその日から僕の地獄は構築された」
と笑顔で唄いながら向かった。

そこで２人は邪な欲望を秘め、
ロミ喪的には"結婚式"　ニジオット的には"ロミ喪の葬式の前倒し"によって結ばれた。

式が終わると、ニジオットは堺雅人氏型ダッチハズバンド2号を作成してくると言い訳して
ロミ喪の持ってきた一億ニ千円を受け取り家に急ぎ、
夜になるのをいらいらしながら待った。

ロミ喪何気に犯罪者かよwww

その夜、ロミ喪はニジオットと前の晩に会った電柱によじ登る予定になっていたからだ。
その時間が訪れるのを歯噛みしながら待つのは、彼には非常に苛立たしいものに感じられた。
まるで801板への盛大な勘違いサイバー攻撃を目の前に、たまたま801板を覗いたvipが、
「腐女腐男子は鬼女に次ぐ最強の2ちゃんねらーだからニダーな方々を構ってもいいが、
　vip民まで面白がってチョンを馬鹿にしてはいけません。」と諭されて苛苛しているかのようだった。
数日後には理不尽なるサーバーダウンを控える運命も含めて、よく似ていた。

その同じ日の昼ごろ、ロミ喪の名ばかり友達である脱喪勢、
便秘ォリ喪とマーダーモジョとが喪女板の町を歩いていて、
ネ喪レット家の一団に出会った。その先頭には短気なシバルゾがいた。
彼女こそは、老ネ喪レット卿の乱交会で止められなければ
ロミ喪に決闘をいどんだであろうあのＳＭクラブのバイト嬢ネ喪である。

待ってたよー試演

シバルゾは、マーダーモジョに会うと、
いくら友達が少ないから数だけでも増やしときたいとはいえ
彼女が喪ンタギュー家のロミ喪を一応友人カテゴリに入れているのを遠慮なく攻撃した。
「お愛想の友情しか持てないとは哀れな喪女だ。そんな女は恋愛でもそうに決まっている。
　失楽園でも読んで心を入れかえろ。」
マーダーモジョも、シバルゾ同様に血気盛んで激しやすい性格かつシバルゾより可愛かったから、
これまた遠慮なくやりかえした。
「暴力と性器に訴えるしかコミュニケーションがはかれないとは情けないネ喪だ。
　ガンジーの伝記でも読んで心を入れかえろ。」
単なる出っ歯矯正中のやせ形不細工で２ヶ月はお通じが来ていない便秘ォリ喪が、
「そこで私はあえての十二国記を押します。」
と２人の間をいろいろとなだめたのだが、２人は喧嘩を始めようとしていた。

ちょうどそのとき、ロミ喪自身がそこに通りかかった。
怒り狂ったシバルゾはマーダーモジョからロミ喪へと鞭の矛先《ほこさき》を変え、
「このカンジダ箘感染者」「白せん箘持ち」とか「いい加減風疹麻疹の予防接種受けろ」
とか何とか、一般的な喪女を侮辱する病名で呼んだ。

ロミ喪はシバルゾとの喧嘩は特に避けたかった。
なぜなら、シバルゾはニジオットを購入した人の親類で、
ニジオットとはどＳ仲間ゆえ性欲抜きで男女間の友情が成り立っており、
実はニジオットのお気に入りのネ喪だったからだ。
それだけでなく、この若い喪ンタギューは、生まれつきドＭであり、
好きなジャンルが幅広くもあったので、町が喪女とネ喪とで荒れた時は
あらゆるpink系の町に常駐し、両者の争いにまったく参加してこなかったし、
ネ喪レットという名前は、今やロミ喪が愛する半二次元男性の名でもあったから、
ロミ喪にとっては怒りを煽る合い言葉というよりは、
性欲を煽る魔法の言葉だった。

そこでロミ喪は、シバルゾをなだめようとして、
穏やかな口調で“ネ喪レットお姉さま”と呼びかけた。
ロミ喪は喪ンタギューの一員であるにも関わらず、今まで百合の気は無いにも関わらず、
その名前に「お姉さま」をくっつけ口にすることに密かな喜びを感じているようだった。

しかし、喪ンタギュー家の者すべてを、赤痢を憎むように憎んでいたシバルゾは、
ロミ喪の取りなしに耳を貸そうともせず、鞭をしならせた。
マーダーモジョはというと、彼女はロミ喪がシバルゾとの姉妹(スール)的関係を望む
秘められた理由のことを何も知らず、
ついでに昨日帰りの車の中で
「私たち、付き合ってるよね……？」
とネ喪の宴で出会った男に問いかけたら、
「は？セフレに決まってんだろ。なにその冗談笑える〜。さっさと降りろブス。」
とあっさりヤり捨てされ、脱喪叶わず､逆恨みでネ喪に対して苛立っていたので、
ロミ喪が欲情しているのを、彼女がおろかにもネ喪に屈服してしまったものとみなし、
シバルゾを口汚くののしり、はじめに起こったけんかを続けた。

こうしてシバルゾとマーダーモジョは決闘した。
そしてなんの武器も持っていなかったマーダーモジョが致命傷を受けて倒れた。
その間、ロミ喪と便秘ォリ喪は、決闘者たちを引き離そうとして努力したり
お姉さまの目の前でタイをわざと曲げてリアルマリみてごっこを行おうとしたが、
無駄に終わった。

マーダーモジョはみみず腫も痛々しいままにアナルファックされた。
ロミ喪は性欲がもう我慢できず、シバルゾが言った、
カンジダ、エイズ持ちなどという蔑みの言葉をそっくり返した。
「くっ……喪ンタギューめ！」
そうしてロミ喪とシバルゾは闘い、シバルゾは窮地に立たされた。
ロミ喪は最後に情けをかけた。
「もし今ここでぼくとこのロザリオで姉妹の誓いを立ててくださるなら、
アナルファックには処さず、プラトニックでいてあげましょう、お姉さま！」
シバルゾはその言葉を全身を使って嘔吐しながら拒否したため、
結局シバルゾはロミ喪にアナルファックされた。

この強制猥褻事件は、真っ昼間に、喪女板町の真ん中で行われたので、
多くの欲求不満の喪女、ネ喪がエッチな物を見たさに、
そのニュースはたちまち大勢の市民をそこに集めた。
その中には喪ンタギュー卿やネ喪レット卿の姿もあり、それぞれ夫、脳内彼氏を連れてきていた。

ほどなく、妄想世界の2ちゃん区分を治めるひろゆきが自らやってきた。
ひろゆきはシバルゾが犯したマーダーモジョ(★)の親玉で、
かねてから、自分の所領内における治安が
喪ンタギュー・ネ喪レット両家の争いによって乱されてきたので、
罪を犯した人を脳内ルールに照らして厳格に処罰しようと決意してやってきたのだ。

便秘ォリ喪は、この乱交の目撃者だったので、
ひろゆきは彼女に、事の起こりを述べよ、と命じた。
便秘ォリ喪は、真実を述べながらも、ロミ喪を傷つけないように、
また、自分の友人たちが関係してくる部分はぼかしたりかばったりするように
ひろゆきのちんこを撫でた。

ネ喪レット卿の夫は、近親であったシバルゾが脱肛した悲しみから、
どこまでも報復しようとして、シバルゾを犯したロミ喪に対して極刑をもって臨むよう、
また、便秘ォリ喪のちん撫でを考慮しないように申し出た。
便秘ォリ喪はロミ喪の友人であり、
つまり、喪ンタギュー家の者であり、
身贔屓して欲しいがためにアンタのちんこを触ってるのだ、と言うのだった。

したがって、ネ喪レット卿の旦那――めんどいからネ喪レット大人(たーれん)でいいや――は、
将来の金づるに不利になるような嘆願をしていたわけである。
ただし元喪男の彼は、
ロミ喪が自分の妻のプラトニックな浮気相手に惚れていること､
オレオレ詐欺によって多額の資産を有していること、
もしロミ喪が警察のご厄介になったら、
ニジオットがロミ喪から貰ったその資産は応酬されてしまうであろういうこと、
ニジオットはネ喪レット家の所有物なので、ひいては彼の資産が減るということも、
まだ知らなかったのである。

一方、喪ンタギュー卿の脳内彼氏は彼の創造主の同胞の命乞いをしていた。
脳彼は、
「ロミ喪がシバルゾのバックヴァージンを取ったことを罰する必要はない、
　なぜなら、シバルゾはマーダーモジョを犯しているので、
　すでにGR、LRによって保護する必要がなくなっているのだから」と、
　いくぶん理にかなったことを言ったのである。

連投疲れたから、小沢感じちゃうのほうでおしんぽ話書いて箸休めしてくる

>>403
おしんぽの人だったのか。wwwwww 頑張って下さい応援してます。

>>403
ちょwwwこんな所でおしんぽの喪姐さんだと発覚するとはwww
やはり何をやっても才能豊かなんだなあ

ひろゆきは、夫たちの感情的な申し立てには重きをおかず、
事実を慎重に検討して宣告をくだした。
その宣告は、ロミ喪を犯罪者として喪女板町から追放し、というものだった。
警察に行けば、ロミ喪がオレオレ詐欺を働いたこともじきバレるであろう。
既にロミ喪の盗んだ資産の大半を受け取っていたニジオットにとって、悲しい知らせだった。

彼は資産を受け取ること数時間にすぎず、
今やこの命令によって永久に金とお別れすると決定したかに見えた。
この知らせが彼のもとに届いたとき、ニジオットは初め、
彼の愛するドＳ仲間を犯したロミ喪に対して、無性に腹が立った。
彼はロミ喪を、
「メルシー暴君」とか、
「天使のような悪魔の笑顔」とか、
「オレのターン、強欲な壷発動」とか、
「喪女の皮をかぶったガチ百合」とか、
「喪女の顔をしたネ喪の心、……」
そのほかいろいろな矛盾した名前で呼んだ。

それは、ニジオットの心の中で、
ロミ喪への蔑みと恨みが戦っているさまを表していた。
しかし、結局蔑みが勝利をおさめた。

ロミ喪が自分のドＳ仲間を犯した悲しみによる涙は、
シバルゾに殺されたかもしれなかった自分のストーカーが
おめおめ生きていたのを悔しがる涙に変わった。
やがて、さらに別の涙がやってきた。
それは、ロミ喪と同時に押収されるだろう一億二千万円、
すなわち己の手元にある一億ニ千円までもが追放されるをなげく涙であった。
そのことは、ニジオットにとってはシバルゾが何回犯されることよりもずっとつらいことだった。

ロミ喪は乱交のあと、ペニパンを履いたまま満足げに終了死オレブスの庵に逃れた。
そこでロミ喪は初めてひろゆきの
「喪女板町からの追放」
という宣告を知らされた。
ロミ喪にとってその内容は終了死の顔よりもむごい内容だった。

ロミ喪にとって、喪女板の城壁の外に世界は存在せず、
ニジオットのいない生活など考えられなかった。
天国はニジオットの住むところにあり、そこ以外はすべて中学時代であり、高校時代であり、
それらは全て二人組みを組まされて自分だけあぶれるという地獄であった。

終了死は、ロミ喪の悲しみに対して哲学的な慰めを与えたいと思い、一応、
「思い止まれ、ニジオットは堺雅人じゃない。人間でもない、二次なのだ。
堺雅人にはちんこも精巣もあるだろうが、ニジオットには唾液すら……っ」
けれども、狂乱状態にあったこのキ喪女はよだれを垂らし垂らし何にも耳をかさず、
狂ったように髪をかきむしり、ぼくの膣の長さを測るのだ、と言って、
ウォシュレットにその尻を投げるのだった。

生まれつきのガチャピン似の顔を更にぶさまに歪ませ、
ウォシュレットの力を借りてバリ固うんこを一気出しする状況からロミ喪が立ち直ったのは、
ひとえに彼女が愛した男性から手紙が来たからであった。
それによって少し元気になった。
それを見た終了死は、その機をとらえてロミ喪が見せたビッチビッチしい弱気をいさめた。

「ロミ喪はシバルゾを犯したけれども、自分自身を殺すことで、
　彼女あればこそ生きているとまで言った、彼女の愛する人をも殺すつもりか」
　と終了死は言った。
「喪女のレアな不細工顔も、これを堅固にしておく勇気を欠けば、
　ただの生きるホラー映画にすぎないのだ」
とも言った。

「ひろゆきはロミ喪に寛大な処分をくだしたのだ。
　当然死罪になってもいいはずなのに、ひろゆきはただ2ちゃんからの追放を君に課したにすぎない。
　彼(ロミ喪)はシバルゾを犯した。
　しかし、シバルゾが君を犯したかもしれな……いやそれはないとしても、
　殺したかもしれないではないか。
　ありがたいと言っていいだろう。
　ニジオットは無事に、願ってもないことに
　ロミ喪の二次夫になったのだろう。(と、終了死は勘違いし続けています)
　これこそありがたいことなのだよ。」

絶賛！！！

この文豪に全米が泣いているｗｗｗ

終了死はそういった幸福を指摘したのだが、
ロミ喪は拗ねちゃって、沢尻エリカみたいにその忠告を受けつけなかった。
さらに終了死は、
「絶望する喪女は（と彼は言った）みじめな孤独師を迎えてしまうのだ。
よく気をつけておくように」
と既に色々終了している立場からロミ喪をさとした。

ロミ喪がひっひっふーと息を整え、やや平静になったのを見て、
終了死はロミ喪に、今後の身の振り方について提案した。
「ロミ喪は今夜、誰にも知られずにニジオットに別れを告げなさい。
それから、まっすぐに現実世界へ行くように。
ロミ喪はそこにいなさい、私が適当な時期をみはからって、
ロミ喪とニジオットの結婚を公表するようにします。
２人の結婚は両家を和解に導き、喜ばしい結果をもたらすでありましょう。
そうなれば、ひろゆきはまちがいなくロミ喪をお許しになりますから、
悲しみをもって出発したときよりも20倍もの喜びをもって喪女板に帰ることになりますよ。」

ロミ喪は終了死の賢明な忠告に納得し、いおりを出て彼女のストーキング対象を訪ねることにした。
その夜はニジオットを視姦しながら床オナでもして、
夜明けを待ってひとり悲しみしかない現実世界に旅立つつもりだった。
現実世界には、終了死がときどき手紙(電子メール)を出して、故国の状況を知らせることを約束した。

その夜、ロミ喪は愛するニジオットとすごしたフヒヒヒヒ。
前夜ロミ喪がご褒美を頂いたあの電柱から、電線を切って窓枠に伝わせ、
ひそかに寝室へ入ったのだ。
ニジオットがすやすや寝ていたので、別れを惜しみロミ喪は寝込みに彼の服を剥いだ。
クンカクンカしてもシリコン臭しかない。それに加えて、なんということか。
ああ、あ、ニジオットにはチンコがなかったのだ。
添い寝目的で作られているから双袋すらもなかったのだ。
だがこの程度の逆境にロミ喪が負けようもない。
当然、ニジオットは目覚めた。だがロミ喪を怒ることをしなかった。
ロミ喪が喪女板町から遠退けば、警察の介入により彼女の資産がボッシュートされることもないのだ。
ニジオットは、堺雅人氏独特の目が笑っていない笑顔でロミ喪を迎えた。

２人は性とは無縁の、純粋な心からの罵倒と土下座を繰り返す一晩をすごした。
しかし、この夜の楽しさ、そして鞭をうたれる喜びは、
やがてニジオットと離ればなれにならなければいけないという見通しと、
過ぎし日の致命的事件(詐欺)の影によって、
いつかはボッシュートかな……という悲しみの彩りを添えられていた。

ロミ喪には来なければいい夜明けが、
ニジオットの「はやく金だけ置いて出てってくださち」という願いを叶えて早く来すぎるように思えた。
ニジオットは、ロミ喪から夜中歌を聴かされたが、
その歌詞の「無いチンゲール、無いチンゲール、チンチンかもかも」
が自分のことを表していると思いたくなかった。
しかし、歌ったのはまちがいなくキモいロミ喪であって、
その声が顔以上に不快な不協和音のようにニジオットには聞こえるのだった。
東の空にあがる朝日の光もまた、まちがいなく２人の別れの時を示すのだった。ありがたい。

ロミ板は心に重荷を抱えたまま愛妻と別れた。
彼は、現実世界から毎日、一秒おきにでも手紙(電子メール)を書くと約束した。
ニジオットは無言のまま、迷惑メールフォルダまた作らなきゃな、と笑った。
しかし、ロミ喪が寝室の窓から地面へと降りていくときに、
ニジオットは悲しい予感におそわれた。
ロミ喪が堺　雅　人　と刺繍されたウェディングドレスを着ているように見えたのだ。
ロミオもまたその顔を見て、不安につつまれた。
しかし、今やロミ喪は急いでその場を離れなければならなかった。

期待

あ

あげ

夜が明けてのち、喪女板の敷地内で見つかれば
フラッと寄ってきたリア充に弄り殺されてしまうからだ。
このことは、毒親のせいで化物な顔体に生まれついてしまった、
人には非ずと指を指される喪女達の身にふりかかる
いつもの苛めの始まりにすぎなかった。

ロミ喪が去っていく日もたたぬうちに、
ネ喪レット老公がニジオットに商談を持ちかけたのだ。
堺雅人に飽きた不届き者のネ喪野郎が、
老公に中古品としてニジオットをどこかに売ってきてと頼んだのだ。
すでにこのダッチハズバンドがロミ喪の盗んだ金に気を取られるあまり
彼女に知らず知らず心が売却されていたとは夢にも思わずに、
老公はニジオットのために彼がダッチハズバンドとなる次の人を選んだ。
その人はバロスという、若くてビッチ、だが彼氏は未だ無しという立派なネ喪であった。
ニジオットがロミ喪と出会っていなければ、
彼女こそニジオットにとってもっともふさわしい所有者だったろう。
彼女は不細工じゃない。

ニジオットは、この年老いたネ喪、
すなわち心は今でも喪女…とか意味分かんない理屈をこねて上から目線でアドバイスする
LR違反の見苦しいブサ鬼女の申し出に驚き、とまどった。
そして、次のような理由を挙げて販売に反対した。
いわく、
「まだ私はチンコが無く、ビッチなゆとりネ喪に売るには不向きです。
　シバルゾがバックバージンとなったばかりですし、その悲しみを思うと、
　喜んだ顔をしてダッチハズバンドとなるわけにはいきません。」

「……それに、シバルゾに赤飯を食べさせたばかりなのに、
　ネ喪レット家が性欲に走ることは、どんなに無作法に見えるかも分かりませんよ。」

このスレのこと忘れてるのかと思ったぜ

よかった、帰ってきてもらえて

Age

☆

age

保守

規制か