人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ6

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1彼氏いない歴774年
2彼氏いない歴774年:2009/05/03(日) 02:41:44 ID:Kmf936Gy
スレ立ってなかったようなので新たに立てました。
溢れる思いをここに ヽ('∀`)ノ トキハナテ!
3彼氏いない歴774年:2009/05/03(日) 10:12:02 ID:myEKrSEL
前スレ867
つ ttp://mogeonna.seesaa.net/article/118457684.html
続きが...
4彼氏いない歴774年:2009/05/03(日) 17:36:22 ID:zqWAOagn
>1乙!

>3
512KB超えでダメだそうな
5彼氏いない歴774年:2009/05/03(日) 23:26:07 ID:I/gBDAg7
関根勤『妄想力』がオススメです。妄想の師匠だ〜。
6彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 15:07:11 ID:EdfeFUvA
相棒のイタミンの妄想。
相棒スレでいいかなあと思ったけど何か雰囲気違うからこっち来た。
喪子の家にイタミンが張り込みのために来てるっていう体。

「あの…刑事さん、ちょっと良いですか?」
「何です?」
「えと…あの…携帯のアドレス教えて下さい!」
「…へ?」
伊丹は喪子の思わぬ言葉に虚を突かれ、間の抜けた返事をした。
その驚いた表情を見て、喪子はたじろいだ様子で言った。
「あ…う…刑事さんとお友達になりたいなって思って…ダメですか?
 ダメですよね、今の忘れてください、すいませんでした!」
「おっ、ちょっ、待って!ダメじゃないですよ、全然」
「えっ、良いんですか?ほんとに?ありがとうございます!
 やったあ…刑事さんの携帯赤外線いけます?」
「赤外線?分かんねえな…あんまり使いこなせてないんですよ」
「あ、これ友達と同じ機種だから私分かりますよ!やっちゃって良いですか?」
「お願いします」
「………はい、出来ました。伊丹さんておっしゃるんですね。
 伊丹さん、メールしても構いませんか?」
「構いませんが返信は遅いですよ。こんな仕事ですからね」
伊丹は申し訳なさそうな表情を浮かべて――10人中9人は睨み付けていると解釈しそうではあるが――言った。
喪子は怯みながらも満面の笑みで答えた。
「だっ大丈夫です!ありがとうございました!!」
「いえいえ、それじゃあまたご協力お願いすることもあるかと思いますが、本日はこれで。ご協力ありがとうございました」
「はい、お気をつけて!」
喪子はともすれば震えそうになる手を振りながら、笑顔で伊丹を送り出した。

扉がぱたんと閉まると、喪子は玄関でそのままへたりこんでしまった。
緊張の糸が切れて膝の力が抜けてしまったらしい。
「やった…!伊丹さんのアドレスゲット!!嘘みたい…」
そう呟きながら喪子は自分の頬をつねってみた。痛い。確かに夢ではないようだ、と思った。

続きはまだ考えてない。イタミンはオクテっぽいので喪子も積極的な感じw
7彼氏いない歴774年 :2009/05/04(月) 20:12:03 ID:RmTjDCNV
会社の同僚の松ケンに犯される妄想

一緒に飲みに行った帰りに、どうしても送るって言われて
うちのアパートまで来られて(中略)部屋に上がりこまれて
そこにベッドがあって(中略)

ベッドの上で放心状態のまま「…どうして…?」と私
「…お前…が好きヅラ」と松ケン
「…本当に…?」と私


問題点:
・松ケンが同僚にいない
・自分酒飲めない
・親と暮らしてる
・処女なので具体的なセクースの描写がイメージできない
8彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 21:53:21 ID:GKntR9BH
オ〜レ〜オ〜レ〜って感じだよ
わからないが。たぶん、間違いない。
9彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:08:35 ID:r4bpc5EG
BUMP OF CHICKENをききながら自転車にのると三時間ぐらい妄想しながら走れる
10彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:35:52 ID:w7sBV/3W
>>8
松ケン違いヅラ!
って思ったけど
え…?>>7はサンバの方…?
自信なくなってきた…
11彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:36:11 ID:t0o70XwM
車や人に気をつけてな
12彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:52:31 ID:iGcE4d55
>>9
違反です
13彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:54:54 ID:BhzWvIjj
>>6
イタミンww頭の中でしっかり再生されました
>>6へのメールの返信を考えてるイタミンを見て、芹沢さんが「先輩何してんすか?」って言うはず
尻馬に乗りましたすいません
14彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 22:57:13 ID:K6U3IZSZ
>>8
まさかの将軍サンバw 何故そっちへ行った(笑)

最近、脳内親友と友達(二人共男性)が呑みながら私について語り合ってる様子が面白い(笑)。
以下、脳内親友=A・友達=B

A「何、おまえアレ(私)に惚れたの?」
B「ん。好きって言ったら、何でって言われた。理由示せって(笑)」
A「あー…言いそう」
B「でしょー?(笑)いや、正直ね俺、付き合いたいとかじゃないのよ」
A「ほう?」
B「何かね、単に俺があの人の傍に居たいだけなんだよね。
喪子さんってさー、一人じゃないと何にも出来ないじゃん?素直に泣いたり笑ったり、他人一緒だとロクにできないよね」
A「言えてる(笑)感情抑えるのだけは病的に上手い」
B「だからさー、喪子さん自身て言うより、喪子さんが一人で居られる時間と場所を守ってやりたいなーって。
あの人の近くに、あの人が楽しいて思う瞬間が一個でも多くあれば良いなーて思ってる」
A「めずらしく紳士な」
B「(笑)…うん。俺さー…すーげぇ好きなのよ、あの人の事」

一から百まで妄想です。サーセン\(^O^)/
15彼氏いない歴774年:2009/05/04(月) 23:19:14 ID:eID2qKHs
>>14
ちょwこれはww
このスレにぴったりの恥ずかしさwww
16彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 00:35:11 ID:3+1FUHmS
>>14
恥ずかしいwwでもときめいた
寝る前妄想に使わせてもらうわ
17彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 01:20:48 ID:h5QpZ+0+
>>14
恥ずかしすぎるwwww
何これ新しいなww
18彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 01:59:20 ID:QfOcb4oz
>>14
恥ずかしいがときめいたあああ
いいな…これ…
19彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 02:29:04 ID:Ua73M9rM
>>6
想像してニヤニヤしてしまったw
いたみんかわいいよいたみん
20彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 13:05:36 ID:UeG4FNv5
>>14先生の新作が読めるスレはこちらですか?
21彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 19:40:59 ID:UQn86QgC
好きだけど人に言えないもの 04 [生活全般]
http://changi.2ch.net/test/read.html/kankon/1235970769/l50
○好きだけど人に言えないもの 11● [既婚女性]
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.html/ms/1241071366/l50
◆好きだけど人に言えない◆ [もてない女性]
http://namidame.2ch.net/test/read.html/wmotenai/1237521990/l50
◆好きだけど人に言えない有名人 1人目◆ [独身男性]
http://dubai.2ch.net/test/read.html/male/1234678454/l50
好きだけど人に言えない歌手・バンド [洋楽サロン]
http://jfk.2ch.net/test/read.html/mesaloon/1176645466/l50
ホントは好きだけど、周りに言えないアーティスト [R&B・SOUL]
http://mamono.2ch.net/test/read.html/randb/1235273702/l50
好きだけど他人に知られたくない作家 [ミステリー]
http://love6.2ch.net/test/read.html/mystery/1154242645/l50
人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ 6 [もてない女性]
http://namidame.2ch.net/test/read.html/wmotenai/1241285942/l50
人に言えない性癖 [独身貴族]
http://gimpo.2ch.net/test/read.html/single/1129565835/l50
【変態】 他人に言えない異常な性癖を暴露 【フェチ】 [40代]
http://gimpo.2ch.net/test/read.html/cafe40/1221555291/l50
恥ずかしくて人に言えない好きなスポーツ選手 [スポーツサロン]
http://schiphol.2ch.net/test/read.html/sposaloon/1142649316/l50
22彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 20:33:51 ID:1dw22Kqi
>>14ですが、反応して下さった方有り難う。
例の二人がまた喋りだしたので実況してから消えます。以下A・Bは>>14に同じ。

B「見たこれ?凄いね、俺の喪子さんへの愛の勝利だね」
A「何の勝敗だよ(笑)いや、でも真面目な話、お前そうやって茶化して話すから相手にされないんだよ?」
B「うっわ、お前ヒデェ。えー、何、真剣に言えば良いの?」
A「左様でございます」
B「んー…俺は、理由とか上手く言えないけど、やっぱ喪子さんが…(沈黙)」
A「…何、放送事故?(笑)」
B「だーっ!ちょお待って、ヤバイ、本ト、真剣に照れる…あー言葉出ね」
A「うわー(笑) 他に言い残す事は?」
B「ん。…喪子さん、元気かな。泣いてないかな。逆に我慢し過ぎてないかな。
あーそだ、ちゃんと飯喰ってる?」
A「何それ(笑)」
B「だって喪子さん、ほっとくとマジで自分蔑ろにすんだもん。心配」
A「それは有るな」
B「喪子さん元気なら、今はそれだけで良い。俺はもう本当、それで良い…やべ、やっぱ照れる」

だそうなので、取り敢えず飯食べて来ます。ノシ
23彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 21:37:57 ID:0l1OeAQX
吸血鬼に血を吸われる妄想してる

以下今考えた設定。
喪子は道端でぶっ倒れてた青年(吸血鬼)を保護してそのまま一緒に暮らし始める。

青年は血の補給源確保のために喪子を自分に惚れさせようとするけど、逆に惚れてしまう。
惚れたせいで嫌われるのが嫌で血を吸えない。
おかげでいい香りの血を前にトマトジュースで我慢の日々。

んである日耐えられなくなった青年に首を吸われ、青年が吸血鬼であることをカミングアウトされる喪子。
でも喪子も青年のことが好きになってきてたので拒まず、以降時々血を吸わせてる。
ただ吸血行為は吸う方も吸われる方も興奮というか体が熱くなるため、その度にお互いムラムラしてしまうとか。


まあ設定はどうでもよくて、とにかく血を吸われて感じてる妄想にはまってしまった。
ちょっくら血が余ってるんで明日あたり献血してくるわ。
24彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 22:12:13 ID:Wegsfwaa
>>23
あれ、いつ私書き込んだっけ
25彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 23:16:38 ID:ZYOCZ0C4
>>23
今日の寝る前の妄想にする
26彼氏いない歴774年:2009/05/05(火) 23:46:18 ID:BrYLKae7
>>6>>19
イタミンいいよね!
情けなければ情けないほどいいと思う自分の妄想は以下
最初は見栄はりまくりでバカ丁寧な口調でカッコつけようと頑張るイタミン。
でもすぐにメッキボロボロ剥がれていって、気心も知れてきてだんだん口調も荒いものが混じってくる
でもってある日「今日は決めるぞ!」と下準備ばっちりでデートにくるイタミン
しか同僚とか亀とかにニアミスしたりいろいろタイミング悪くて失敗しまくり
カッコつけようとしてるのがわかってるから我慢してたけどついに噴き出して笑いがとまらない喪女
「ばっ、おま…いやあの」
イタミンはフォローしようにも口開く度に墓穴掘りまくり。笑いすぎで涙目になる喪女
「も、いいですって。やだもー好きー」とヒイヒイ笑いながらうっかり告白
イタミンは何か言おうとして口パクパクして結局赤面しつつも不機嫌な顔で黙る
いろんな意味で不器用だといいな!

もひとつ
付き合ってしばらくして久々の非番。昼間だけど久しぶりなんだから頼むいいだろ?と盛るイタミン
さあヤろう!ってところで呼び出しが。
情けないやら欲求不満やらであークソ!ってイライラするいたみんを
好物作って待ってるからってくすくす笑いながら送り出したい
27彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 04:31:09 ID:oca5DcCa
( ´,_ゝ`)プッ
28彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 12:50:04 ID:mM69lrPR
>>26
>「も、いいですって。やだもー好きー」とヒイヒイ笑いながらうっかり告白
なんか微笑ましくていいな。
29彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 13:18:08 ID:jLF7z1JQ
よく、いやいや参加している職場の飲み会でのシチュを妄想する

幼なじみ(男)が飲んでる席の近くを通りかかり
「あれー喪子じゃん」
「あ、いたんだ」
「何、会社の人と一緒?はじめましてー喪子の保護者ですー」
「やめれ」
そのあとなしくずしに幼なじみも参加しはじめて、
「すみません、喪子ってめんどくさいでしょ?あまのじゃくで」
「そんなことないですよ。よく働いてくれてるし」
「あー、じゃ外ヅラよくなったんですね。
こいつ普段ひどいんですよ、自分がツンケンしといて
ほっとくとすねるし」
「ちょっと黙って。ていうかあんた自分の連れは?」
「え、気にしないでいいし。喪子がお世話になってる方たちにちゃんとご挨拶しないと」
「いいから戻れ」
「ねー?俺にだけはこんなんなんですよこいつ」
と喪子の制止にもかまわず、にこにこ悪魔の笑みで
「喪子をだれよりわかってるのは俺だけなんだぜ」
と(間違った)アピール
あとで同僚や上司に
「喪子ちゃん愛されてんなあw」
「違います、ただの幼なじみです」
「でも牽制されたよね俺、心配しないで大丈夫ですって伝えといてwww」
と非難混じりにからかわれる

実際にされたらDQN行為なんだけど、脳内幼なじみだから許す
30彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 13:20:46 ID:jLF7z1JQ
なんか改行変だった、ごめん
31彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 16:52:27 ID:xjNMnn+m
某国擬人化の妄想が止まらなかった 反省はしていない




「もしかしてさ、まだハンガリーのこと好きだったりする?」

彼のビールが注がれているグラスを持つ手が一瞬ぴくりと止まった。
どうやら図星だったようである。

「べ、べ、別にそんなことは!」
「あるでしょう」
「・・・・・・なんでばれたんだよ」
「なんとなく、ね」

確信がないわけではなかった。彼の視線、彼の話題にはいつも彼女が見え隠れしていた。
なら何故今更になって聞いたのか。それは多分私自身が認めたくなかったからなのかもしれない。
彼に聞いて、そんなことはないと、ただ一言聞きたかっただけなのかもしれない。

「お前は好きな奴いねえのかよ」

先程よりも頬が少し赤くなったプロイセンが聞いてきた。赤くなった原因はアルコールのせいかそれとも彼女のせいか。

「なんでそんなこと聞くの」
「お前からそういう話聞いたことないからな」

ああ、ここで鏡を突きつけて、昔からここに写っている相手しか見えていないと言えたらどんなに楽だろう。
それでも彼の気持ちが彼女から私に移ることはきっとないだろうけど。

今も昔もあんた以外は、という言葉を飲み込んで、いないよ、と答えると予想外の返答だったのかプロイセンは驚いた顔をした

「てっきり俺はヴェストに惚れてるかと思ってたぜ・・・」
「うん、ドイツはいい奴よね、あんたよりは。でも残念ながら違うわよ」
「ヴェストがいい奴なのは同意するけどな、その後の言葉はいらねえぞ」
「だって事実じゃない」
「うるせー」

けっ、とばつの悪そうな顔をした後、少し考え込むような素振りを見せ、プロイセンが口を開いた。

「・・・お前もさ、そういう好きな相手、とかできた時は俺に相談しろよ」
「・・・・・・」
「なんとか言えよ」
「あ、ごめん」
「天下のプロイセン様が相談にのってやるんだ、どんな男だって落とせるぜ!」
「・・・ありがとう」


感謝しろよ、ケセセセセ!と笑うと、彼はグラスに残っていたビールを一気に飲み干した。
今は、これでいい。いつか崩れるとしても、今はこのままのぬるい関係がいい。
そう思いながら私もつられてビールをあおった。
32彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 19:27:24 ID:9wKdc6+Y
犬っぽくて、ふわふわの茶髪でいつもにこやかな人(年上)と
黒髪眼鏡で厳しくて神経質な人(年下)から同時に好かれる妄想が止まらない

喪女が好きなあまり
大人な余裕で、いつもの優しい笑みとは違う冷たい笑みで
汚い手段を使ってでも喪女に近付く前者
余裕がなくなって、冷静に計算することもできなくなり
強引に喪女に迫ってしまう後者

しかし喪女は「どうせ自分なんて…」というマイナス思考から
二人の気持ちに全く気付かなくて、二人をやきもきさせる

最終的にどっちを選ぼうか本気で悩んでいる('A`)
33彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 23:15:17 ID:uT5MlCls
妄想は楽しくて仕方ないけど
覚めた途端に「もはや行くべき場所は樹海しかない」という諦念に駆られる
34彼氏いない歴774年:2009/05/06(水) 23:49:30 ID:rcCsWC9u
>>32
いい!良すぎ!
美味しい妄想ごちそうさまでした。
35彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 00:44:39 ID:blakqO8r
誰かわたしを微分してくれ

2次元になる
36彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 01:04:53 ID:HqBT6r1N
好きだけど人に言えないもの 04 [生活全般]
http://changi.2ch.net/test/read.html/kankon/1235970769/l50
○好きだけど人に言えないもの 11● [既婚女性]
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.html/ms/1241071366/l50
◆好きだけど人に言えない◆ [もてない女性]
http://namidame.2ch.net/test/read.html/wmotenai/1237521990/l50
◆好きだけど人に言えない有名人 1人目◆ [独身男性]
http://dubai.2ch.net/test/read.html/male/1234678454/l50
好きだけど人に言えない歌手・バンド [洋楽サロン]
http://jfk.2ch.net/test/read.html/mesaloon/1176645466/l50
ホントは好きだけど、周りに言えないアーティスト [R&B・SOUL]
http://mamono.2ch.net/test/read.html/randb/1235273702/l50
好きだけど他人に知られたくない作家 [ミステリー]
http://love6.2ch.net/test/read.html/mystery/1154242645/l50
人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ 6 [もてない女性]
http://namidame.2ch.net/test/read.html/wmotenai/1241285942/l50
人に言えない性癖 [独身貴族]
http://gimpo.2ch.net/test/read.html/single/1129565835/l50
【変態】 他人に言えない異常な性癖を暴露 【フェチ】 [40代]
http://gimpo.2ch.net/test/read.html/cafe40/1221555291/l50
恥ずかしくて人に言えない好きなスポーツ選手 [スポーツサロン]
http://schiphol.2ch.net/test/read.html/sposaloon/1142649316/l50
37彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 01:46:39 ID:ddstPF+m
とある辺境の小さな村。そこにはモコという娘がいた。
農業しか仕事がないこの村で、モコは子供達に勉強を教えたり
村に役立つ発明をしたりして暮らしていて、とても頭が良かった。
一方この国は他国からの侵略の危機に晒されていた。
そんな時にモコの噂を聞き付けた王は彼女の能力を使う為に村を訪れた。
最初は嫌がっていたモコだが、村人を人質にモコに着いてくるように迫る。
モコは戦争が終わったら村へ帰してもらう事を条件に、戦場へ向かう。
38彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 01:47:39 ID:ddstPF+m
モコは持ち前の能力で戦術を考えて次々に勝利し、
やがて“不敗の魔女”と呼ばれるようになる。
モコは王や将たちと衝突しながらもやがて結束していく。
王はだんだんとモコに惹かれていく。モコの方でも王を愛しはじめていた。
幾度の戦いを経て国に平和が訪れた。
約束通り王はモコを村に帰す。村ではモコを救国の英雄として迎えいれた。
王と離れてしまったことを寂しく思いながらもモコは日常へと戻っていった。
ある日、モコが戦場へ招かれた時のように王が村を訪れる。
「俺と結婚してくれないか?」
モコは笑ってそれに答えた。


頭よくなりたい。
人に好かれたい。
39彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 02:41:30 ID:oSftC3Ci
>>35
っf(>>35)′


最近の変な妄想。主人公(喪子)が身勝手で現実にいたら相当うざい感じ、おまけに妊娠設定あるので苦手そうな方は避けてください。




社会人の喪子には同じく社会人のA君という彼氏がいる(20半ばくらいの設定)。喪子はA君にベタ惚れ、A君も喪子を大事にしてくれて幸せな日々が続く。
ある日、セックスの最中にゴムが破けるかなんかして避妊に失敗。焦って妊娠検査薬使うなり産婦人科行くなりしたら、結果は妊娠。
でも喪子はA君には「してなかった」と嘘を言い、適当に理由つけて別れを告げる。
喪子は可愛げのない自分に自信がなく、A君には釣り合わないと思っていた。子供ができたと言えば優しいA君は結婚してくれるだろう、でも仕事を頑張ってるA君の枷にはなりたくないし自分は相応しくないと思う喪子。
A君は可愛くて優しい人と結婚して幸せになるべきなのだ。
子供の存在でA君を縛りたくないので、A君と離れた。大好きなA君の子供は自分が大切に育てる、父親がいない分まで頑張ろうという決心をする。
で、妄想だから都合よく産休取れたり喪子の傷心の様子に職場の人も触れない感じだったりして、親や友達(A君を知らない人)には別れた後子供できてることに気付いたとか誤魔化して産む。A君やA君を知る友達とは連絡を絶つ。
で、3年くらい後。喪子は職場復帰していて親の協力や保育所を利用しながら子育てをしていた。
そんな中、喪子は連絡を絶っていたはずの友達から急に呼び出される。待ち合わせで行った先にはA君もいた。
A君との共通の友達が、いろいろ頑張った末にやっとのことで喪子の連絡先や現状を知ったのだ。
A君は別れた後も喪子を好きだったというご都合設定。でも子供の父親までは知らないから、重い空気が流れる。
また友達としてやってきたい、という言葉を絞り出したA君に、友達くらいならとOKする喪子。

この後いろいろあって最終的には全てを話した上でA君にプロポーズされる。
その過程、特にプロポーズされる場面の台詞とかを妄想してニヨニヨしてる自分本当に気持ち悪いわ\(^O^)/
設定が酷いので気分悪くした人いたらごめんなさい。有り得ない妄想なので許してくださいorz

さて。レポートに戻ります。
40彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 03:26:51 ID:ne2j06gn
未婚の母になる妄想はたまにするね
今まではエア息子(美形)だったけど
大橋のぞみちゃんの可愛さに娘もいいなと思った
41彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 12:54:41 ID:ho/iG7mq
>>35を見て、自分も二次元になりたいと思ったと同時に浮かんだ妄想


自分はとある漫画の一キャラクターになる
その原作は、ファンタジーでも戦闘ものでも学園ものでもよし
そのキャラクターは、おっさんでも好青年でも美少女でもロボットでもよし

その原作・キャラクターを愛してくれている人々がそれらを使って妄想すれば、その人々の妄想の中で妄想通りに演じ動いてみせる
その妄想物語がほのぼのでも百合でもノーマルでもフォモでも愛さえあればok
自分が出てくる全ての妄想を把握・体験できる

→好きキャラ本物に妄想内に来てほしい
→好きキャラになってしまいたい。なって、他キャラと絡みたい
→好きな原作・キャラが出てくる全ての妄想・小説・絵・同人本を知りたい
これらの欲望願望まみれの妄想サーセン
42彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 13:23:01 ID:blakqO8r
>>40
自分はいきなりお母さんになっちゃった!妄想をよくする
もこみちがやってたOh my girl!みたいなのが理想。
意味もわからないまま、生意気な子どもがいきなり喪子の家にやってくる
子どものくせに的確なアドバイスをしてきて、おしゃれになっていく喪子
いやに大人びたその子に振り回されつつも、だんだん仲良くなる二人・・・

ここから
喪子に彼氏ができて子どもが嫉妬する
子どもがなぞの組織に連れて行かれて・・・
子どもの本当の親が出てくるものの、子どもは離れたがらなく・・・
みたいなバリエーションがある。
子どもは女の子でも男の子でもいい。でも女の子の方がなんとなく楽しい。
43彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 17:59:51 ID:ddstPF+m
未婚の母は想像したことある。
妊娠しちゃうんだけど相手の将来と幸せを思い姿を消す。
子供が大分大きくなってどんどん父親に似てくる。
その頃仕事の関係で相手と再会し………。

あとバツイチ妄想もたまらん。
44彼氏いない歴774年:2009/05/07(木) 22:49:36 ID:L6p4/SN9
今日宅配便の人が来て思い付いた妄想

自宅の玄関で伝票にサインする私と宅配便の男。
サインした伝票を渡す瞬間に男の腕をグイッと引っ張って玄関の中へ。
ガチャッと鍵を締めて玄関で向かい合わせになる2人。
「少しでいいので相手してくれませんか…?」
と股間を撫でながら身体を密着させる。

っていうAVさながらの痛い妄想\(^o^)/
これ美人じゃないかぎりただの仕事妨害www
45彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 02:31:41 ID:D7Nbi94T

ファンタジーもの。

主人公は魔王の娘とかなんとかそんな感じで次期魔王。
周りの幹部連中や当代魔王にそれなりに可愛がられつつもそれなりに放っておかれ、反発したのか暇になったのか適当な理由つけて普通の人間として暮らし、剣一本で生活を立てる剣士。
途中立ち寄った街で勇者(候補というか目指してる)と出会い意気投合、次の街まで一緒に〜が続いて結局相棒のような関係に。
主人公は自分のことを言えずそのまま流されてしまい、いつの間にか魔王討伐の勇者様御一行の仲間入り。というか仲間が増えていって、「じゃ、私はここで!元気で頑張れよ!」が言えなくてそのままずるずる。
とうとう魔王の本拠地まで到達する勇者御一行。様々な罠や魔王が差し向けた敵を相手に皆で力を合わせて立ち向かい、そして幹部たちの登場、必死に戦う。しかしいつの間にか、そこに女剣士(主人公)の姿はない。
慌てた勇者が戻ろうとするが仲間たちが引き留める。倒すべき魔王はもうすぐそこに居るのだと。お前の使命は何なのだ、と。
もしかしたら怪我をして、悟られたくないがためにどこかで休んでいるのだろうと勇者を強引に納得させた魔道士は何かを知っている様子。

以下ぐだぐだ長くなる。
というか長いの書いていいの?続きものというか…
46彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 03:37:57 ID:bDQhQ4Zo
>>45
わっふるわっふる
47彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 03:42:14 ID:ZHQBX4bG
わっふる!!!!!!
48彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 04:04:10 ID:D7Nbi94T
45です

深夜のわっふるありがとうございますwでは>>45の続き


そうしてようやく、魔王の居る大広間へと勇者たちが踏み込んだ。
何本もの松明が遠い壁沿いにいくつも並んでいるというのに、広間は気味が悪いほどに薄暗かった。
勇者たちが背にしている外の光さえ、その最奥には届かない。だが――黒い影の中に、それよりも更に色濃い黒々とした大きなシルエットが、勇者たちを待ち構えている。
勇者たちの息は上がっていた。消耗も激しく、回復アイテムも残り僅かだった。連戦に次ぐ連戦は、いかに今までの旅で鍛え上げた彼らでも楽に進めるものではなかった。

なんで、と勇者は声に出さずに呟く。なんで、お前が居ないんだよ。なんで今此処に居ない。お前の剣が、お前の力が、何よりもお前が――必要なのに。
床に突き立てられた剣の柄を握り締める。疲労感がどっと押し寄せた。後少しなのだからと気合を入れなおし、仲間たちに声をかける。皆、疲れている。でも、もう少しだ。後少しで終わる。勝てるだろう。勝たねばならない。
ほんの僅かでも不安を抱いている自分が情けなかった。どう考えても、不安になる理由は、彼女が居ないからだった。
あの強い剣士が居ない。どんな時だって、隣に居てくれた彼女が居ない。しゃきっとしろ、ちゃんと立てと、背中を叩いたあの、固い掌が。

ああちくしょう、今どこに居るんだよ。この城のどこかか。それとも外か。勿論、生きてんだろうな――

奥歯に力を入れた。握った剣を床から引き抜いて、その重さを確かめる。さあ、と魔道士が言った。それにひとつ頷いて、勇者は仲間たちを振り返る。
「――行くぞ」
最後の、戦いへ。
49彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 04:08:37 ID:D7Nbi94T
>>48続き

足もとの赤い絨毯は、一直線に魔王の元へと伸びているようだった。唯でさえ乱れた呼吸は、決して長い道のりではないはずのその距離を永遠に続くものであるかのように錯覚させた。
黒々とした大きな影が目前に迫ったそのとき――ごう、と大きな音を立て、広間の松明が激しく燃え上がった。
広間が一気に明るくなる。勇者たちの目の前に、先ほど影と同じ色の豪奢な玉座と、それに深く腰掛けた魔王の姿が浮かび上がった。
全てが玉座と同化していた。長いマントも甲冑も、冠も。その体さえも、白を恨み、光を憎んでいるかのようだった。
「よ、くぞ、ここま…で…来たな…人、間…め、が…」
地の底から這い上がるようなおぞましくも恐ろしい声は、すでに息も絶え絶えだった。これはどうしたことかと立ち竦む勇者たちの目に飛び込んできたのは、魔王の体に深く突き刺された剣だった。
あれは、と誰かが言った。声が震えている。見覚えのある、剣だったのだ。
いっそとどめをさすべきか、それともあの剣を調べるために近寄るべきか逡巡し、勇者が一歩だけ踏み出した、その時。
ごく自然な動作で、玉座の後ろから細い影がするりと姿を現した。脇腹あたりから心臓目がけて斜め上に刺さっている剣の柄を握り、何の躊躇いもなく引き抜いた、その細い影は。
「お、前…」

ここで力尽きたので中略。

「――魔王は今、滅びた」

「そして今、この時を以て、私が魔王の座を受け継ぐ」

「つまり、お前の敵は私ということだ」

「始めようではないか勇者殿。魔王を討つために、来たのだろう?」



その後、一進一退の攻防が続き、これで最後だという時に主人公が剣を後ろに放り投げる。振り上げたときの勢いで。
そして勇者に斬られ、倒れる。倒れかけたのを慌てて勇者が抱いて支える。
すると大きな揺れが起こり、城が崩壊してゆく。
最後の力を振り絞って、逃げろ、と言って突き飛ばし、自分は後ろに数歩よろけてから座り込み、
他の仲間たちに無理やり引っ張られながら連れ出され逃げる勇者に向かって微笑みながら拳を突き出し、開いて手を振る→大きな瓦礫が落ちてきて勇者の視界から消える

というお約束展開。


はーすっきり。初めて妄想したまんまを文章にできたかもしれん。
ちなみにパーティ構成とか魔法とかよく解らないので適当に。

失礼しました。
50彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 04:28:30 ID:GicxxAlD
>>49
文章umeeeeee!!
こういう妄想あるあるw
51彼氏いない歴774年:2009/05/08(金) 20:48:45 ID:5hdhdjNH
( ゚д゚)ポッカーン・・・・・・
52彼氏いない歴774年:2009/05/09(土) 00:16:15 ID:+ZNnez0F
ダーカーザンブラック
53彼氏いない歴774年:2009/05/09(土) 00:25:46 ID:+Ym606Dq
学校にいる陰キャラ双子に前から後ろから....


54彼氏いない歴774年:2009/05/09(土) 01:03:41 ID:Y54jcACy
リアル弟が全く可愛くないので妄想で全く別の弟を創造した

私より頭ひとつ半くらい大きな弟
大型犬みたいな感じで人懐っこくて何だかしっぽをフリフリしてるのが見えてくるような背がデカいのに可愛いやつ。

今日も買い物に行ってくると言ったら、
「俺も行く!」なんて急いで自分の部屋から出て来た。
慌て過ぎて盛大に転んでいた
ドジな所もまた可愛かったりする

ある程度買いたい物も買えて喫茶店で一息ついていると、
「こうやって二人で居るとさ、カップルに見えちゃったりするかな?」
屈託のない無邪気な笑顔で言ってくるもんだから「冗談やめてよ」
とか恥ずかしくて思わずそう返してしまう

買いすぎた荷物を持ってくれて、家に着くと
「終わっちゃった、久し振りの姉ちゃんとデート。早かったなあ」

そういえば最近全然構ってあげてなかったっけ
思い返せば私は仕事ばっかり、弟は部活が忙しくて家でもあんまり話してなかったな

「じゃあ今日は、久し振りに姉ちゃんが美味しいご飯を作ってあげよう!」
「…! 俺、姉ちゃんの作った飯大好き!」

弟の好きなオムライス、喜んで食べてくれると良いな




妄想の中だけでもシスコンな弟が欲しくてさ…
大型犬ぽくてドジで天然たらしなシスコン弟とかどっかに落ちてませんか
55彼氏いない歴774年 :2009/05/09(土) 11:39:55 ID:kfypLFNm
彼氏がいて、友達がたくさんいる妄想ならよくしてる。
専用ノートに各自のプロフィールまで書いてある。
誰かに見られたら死ぬ。
56彼氏いない歴774年:2009/05/09(土) 17:22:04 ID:nZSkSLk+
海上自A隊某所某基地の売店でバイトする私。
おばさんおっさんばかりのバイトの中ある意味紅一点の若い自分
いつのまにか看板娘になって自分がバイトする日だけ売り上げが上がる程。
モッテモテだけどのらりくらりとかわす私には理由があった。
それは友達以上恋人未満のドイツ人と半同棲していた。

ある日、頑張り屋(痛■■■□□)の私はバイト中に貧血で倒れてしまう。
A(自A官で当然私に気がある逞しいおっさん■■□□□)が医務室まで運んでくれる。
(バイトが自A隊の医務室を使えるのかとか"医務室”があるのかは知らん)
心配だから家まで送っていくよ、というAにそんなの悪いよ…と断る。
A「また倒れたらどうするんだ。顔色も悪いし…最近、その、すっかり痩せてきたし」
なんだかんだでドイツ人を召還する事に。(Aは“迎えに来る友人”が男だとは知らない)
門で一緒に待ってくれるA。
やってきたドイツ人まっちょに呆然。お礼を言って先に車に乗り込む私を他所に、Aにドイツが頭を下げる。
ドイツ「朝から顔色が悪かったんですが、このバイトだけは楽しそうにやっているので、つい…。
本当にご迷惑をおかけしました」
A「(あ、朝から…?)いや、いいんだ。」
悶々とするAをおいて、私とドイツ人を乗せた車は走り去っていく…。
(■■■■■ΞΞ■煤I!メーター破壊)


その後ドイツが独占欲が強くてなかば監禁状態みたいになったり、Aが兄、先輩通りこして父親風を吹かせたり
ドイツVSAになったり、第三者ストーカー被害にあってAとドイツがSPになってくれたり…とネタは尽きない。

自A隊についてはさっぱり知らん。基地に入ったことすらない(^q^)
ドイツは某国家擬人化が元だがそっからどんどん都合の良いようになってる


恐ろしい事にドイツとAが自分についてしゃべってる会話を妄想するだけで平気で一週間過ごせてしまったりする
え・・・自分だけじゃないよね?みんなも妄想だけで生きていけたりするよね?ね?
57彼氏いない歴774年:2009/05/10(日) 14:28:14 ID:kB/Xwixb
異世界迷い込み系が最近のツボ
それも、言葉のレッスンからスタートとかがいい

喪子は二十代半ば、新人ではなくベテランでもない位の社会人
ある日の会社帰り、住宅街を歩いていて突然森に遭遇
ビックリして振り返ると後ろも森、傍らに美しい泉
突然知らない場所に出てしまった、数日間森の中でさ迷い
結局、戻ってきた美しい泉の傍で喪子は意識を失う。

次に目覚めた時に目にしたものは、美しい天蓋と豪奢な部屋
傍らに付き添う、金髪碧眼の美しい青年だった……
しきりに話しかけてくる青年だが、喪子には何を言っているのかわからない
世界の端では水が落ちる地図、指先に光がともる不思議な現象
喪子はそこが異世界だと気付く、意味の分からない状況と不安
喪子が涙を流すと、青年は安心しろとでも言うようにそっと抱き締めた

それから、喪子は青年の家で暮らすことになる
単語から、日常会話、等を老齢の男性(じい的な)等に家庭教師をしてもらい
また、礼儀作法も教え込まれながら生活を始める

段々言葉が分るようになって理解したのは
青年の家柄が高位の貴族(公爵とか)であることと、騎士でもあること
おまけに、喪子は身体的な特徴からか、子供っぽい性格からか
此方の世界では歳相応に見られていないと言うことだった

使用人からはあだ名のように「ちい姫様」と呼ばれているし
勉強などを頑張ると、ご褒美にと高価なお菓子やら人形を貰える
青年が選んでくるドレスもヒラヒラの可愛らしいもので
それは……と嫌がると、青年は駄々っ子をあやす様に撫でたり抱き上げたりする

身体的にもこの世界の人間は、遺伝子的に喪子より遙かに体格がよく
その点から、十台初めから半ばに掛けてのような扱いを受けるのだった
喪子はどうやら青年の養い子として引き取られ
この世界でノーブルの仲間入りを果たしたことになったらしい

この後、青年の甥っ子(兄の子)のツンデレ銀髪少年(十代)と顔合わせをさせられたり
カミカミの単語練習や、人形を抱えて寝るのを見られて、青年にこっそり萌えられたりしつつ
喪子は青年と穏やかな異世界ライフを過ごすこととなる
心の中に元の世界の友人や親兄弟を思いながら……

(続く)
58彼氏いない歴774年:2009/05/10(日) 14:32:42 ID:kB/Xwixb

>>57の続き)



いくら歳月がたっても帰れる兆しが無く、喪子もこの世界に根を下ろす決意をしていた

青年は喪子を可愛がり、喪子も子供じゃないと主張しつつも青年の庇護下のもと
銀髪少年と喧嘩の末打ち解けたり、青年を癒したり、初めての恋文を貰ったり
じいに(賢くお育ちに…)と泣かれたりしつつ幸せな生活が続いていたのだったが……

ある日、青年の所にある女性が現れる
その女性は公爵令嬢で、青年のことを気に入っている女性
ボンキュッボンのスタイル抜群な女性であり、青年との婚姻を望んでいる
何処の出とも知らない養い子を疎ましく思ってもおり
また、青年が喪子が…とか、喪子と…等とばかり話しているので
何とかして喪子を追いやろうと考えていた

喪子も、付き合いだと、公爵令嬢と出かける機会が多くなる青年を見て
段々と面白くなかったり、寂しさを感じたりするようになる
そんな落ち込んだ喪子を励まそうと、銀髪少年は以前にも増して喪子に寄り添う

ある日の晩のこと、遅い時間に、貴族階級の騎士の付き合いから帰った青年は
いまだ喪子の部屋に少年がいるのに眉を潜める、注意するため喪子の部屋に向った青年は
仲良くベッドに寝転ぶ二人を見て激昂する(喪子的には弟のような感覚なだけ)

少年は青年に頬を殴られる、少年を庇う喪子に青年は更に激昂
喪子は軟禁状態にされる、それでも喪子は「少年はわるくない」と青年に訴え
それを聞いた青年は輪を掛けて不機嫌になる

そんな話を聞いた公爵令嬢はこれはいい機会だと思いつく
ある夜会の日、青年に向かい、年若い二人、この際だから交際を許してあげたらいいと
少年の許婚となれば養い子様の未来も安泰で、御家の発展にも繋がるでしょうと
青年にアドバイスする、そんな公爵令嬢の言葉に表面上では微笑みながら流す青年

まだ早いのでは、あの子はまだ幼い、礼儀作法も十分でない
公爵令嬢の焚き付けに、色々と理由をつけて悩みながら岐路につく青年

己の館が近づいてきたそのとき、青年は見てしまう
部屋のテラスと、その下の庭先で人目をはばかり言葉を交わす少年と喪子を
その光景を目にしたとたん、青年は湧き上がるような怒りを嫉妬だと気付く

青年は館に飛び込み、喪子の部屋に駆け込むと、喪子を奪い去るように抱き上げ
己の部屋へと進んでゆくのであった……


この後、青年との18禁ルート、青年の部屋にプチ監禁でも実は大人だから、
紆余曲折の後に、大きな包容力でラブラブ結婚ルート

純愛に勝るものなし、ツンデレ少年の決死の潜入、叔父さん僕に喪子をください!
ならば俺を倒せ!平穏、御家安泰幸せ結婚ルート

バットで監禁18禁、叔父、養い子、甥、愛憎の末に、私もとの世界に帰りました
え?あれって、夢だったのルートがあったりします。
59彼氏いない歴774年:2009/05/10(日) 15:55:00 ID:K1tEwHcg
全ルートでお願いします
60彼氏いない歴774年:2009/05/10(日) 19:24:37 ID:BDej+K8f
>叔父さん僕に喪子をください!ならば俺を倒せ!

禿萌えしたのに最後ワロタw
61彼氏いない歴774年:2009/05/10(日) 23:09:26 ID:xcf/oThh
>>57-58
(;´д`)ハァハァハァハァハァハァハァ…
62彼氏いない歴774年:2009/05/11(月) 04:23:52 ID:igcJqrKY
妄想とは少し違うけど中学の頃からこの歳になるまでずーっと何故か時たまパッと頭に浮かぶのが止まないセリフがある。

「キスしてくれるなら何でもするよ?」

……単に欲求不満なのかな?w
ちなみにセリフは黒縁メガネゆるパーマイケメンが跪いて手を取り上目づかいに囁いてくれてます。
63彼氏いない歴774年:2009/05/11(月) 20:26:29 ID:lulAlpS0
>>58
じゅんあい えんど たのむ

私の所には、脳内親友(男)の友達(男)が最近頻繁に登場する(要は二人とも脳内住人なのだが)。
昨日も、悲しい事を思い出してしまい、泣き出したら即飛んできた(笑)。

「ほら、ほっとくとまた、そーやって一人で泣くんでしょ」
ほっとけよ、大丈夫だから。
(突然抱きしめられ)
「…やだ。もう、そやって我慢して我慢して、息も声も殺して泣くなんて、
結局自分虐めるだけだよ。ね、もう止めよ?」
別に、君が気にしなくても…
「違う、俺がキツいの。そんな何でも一人だけ頑張んないで」
…この間は私が一人で居られるようにしてやりたいとか言ってくれてなかったか?
「うん、でもゴメンね。俺、やっぱそこまで大人になりきれない。…なれないよ…」
あのな…
「喪子さん、お願い。一緒に居て良いって、言って」

最後に若干苦しげに切なげに、
「駄目って言っても、今は離してやれないけど」
と苦笑して消えた。


この子が私の脳内彼氏に昇進したら笑ってくれ。
64彼氏いない歴774年:2009/05/11(月) 23:16:30 ID:CX+Jrel3
もじ
65彼氏いない歴774年:2009/05/11(月) 23:22:02 ID:9utVzvrm
>>63
萌えました
落ち込んでるときにこんな事されたらコロッといきそう。


>>57>>58を書いた者です
しつこいながら、まだぽろぽろっと、内容の妄想があったりするのでお許しを


ツンデレ銀髪少年との御家安泰幸せ結婚ルート後で……

叔父(青年)との決闘(喪子が欲しければ俺を倒せ、嫁取り試練的な)も乗り越え
理由をつけては喪子の嫁入りを伸ばそうとする、叔父&叔父の使用人達の妨害も乗り越え
幾らかたった日柄も良い日、喪子と少年(少し成長、青年期突入)の式は盛大に行われた

祝いの騒ぎも覚めやらぬ、遠くには三次会、四次会へと発展してる会場のざわめき(叔父の嗚咽込み)
そんな中、少年と喪子の初夜、広い一室、二人はベッドの上で姿勢を正し緊張しながら向かい合っている

沈黙が続いた後、少年はポツリポツリと喋りだす……
出会い頭からすでに、喪子が気になっていたこと、
喪子に対して、意地を張ったり、からかったりする度に自己嫌悪に陥っていたことに
叔父ほど優れた騎士ではなく、公爵家を継ぐ者だがいまだ未熟でもあること
今でも、喪子は叔父が好きで、己が好いた何だのと騒いだせいで、仕方なくここに居るのかもと考えてしまう等々
醜い嫉妬や、不安や思いを喪子に次々と打ち明けていく

そんな少年に喪子はそっと微笑む、私だって貴方に謝らないとならないことがあると
秘密にしていたが、喪子は此処とは異なる世界出身と言うことと、己の歳が上だということを少年に打ち明ける
少年は喪子の話に驚き、信じられないと言う、見目だって己より下に見えるじゃないかと

喪子は余りにも己を少女だと言う少年に、皆に幼く見えても彼氏だっていた事だってあったのよと言う
その瞬間、少年は眉をゆがませ、緊張で触れられずにいた喪子を強い力で腕の中に閉じ込める……

「……嫉妬深いと打ち明けたばかりじゃないか」

喪子の額にそっと唇を落とし、不貞腐れながらもそう言う少年
喪子は恥ずかしそうにしながらも、意を決して口を開く、本当は言うつもりも無かった言葉だ

「……でも、こんな事しようとするのは貴方が始めてよ、その、だっ旦那様」

彼氏と言っても子供の頃居ただけだし、そう囁き頬を染めた喪子の唇に、少年は愛しげに唇を落とすのだった……


喪子と少年の新婚生活は叔父(青年)が度々邪魔しに襲来したり
夫人となった喪子の宮廷生活にて、若い貴族青年を助け、惚れられ、夫が怒り決闘騒ぎになったり
夫がモーション掛けられてるのに嫉妬して、実家に帰りますと言い夫を慌てさせたりなバカップル生活です


他にも、青年のプチ監禁編での青年の喪子に対する執着や、喪子を甘やかす青年。

青年と暮らしている時点での、喪子社交界デビュー初めての夜会編やら、街中で迷子編、王族と喪子編、
等々妄想が止まりません、ファンタジー大好きです。

なんと言う妄想人……しつこい連投、お目汚し、失礼致しました。自重しロム専に戻ります。
66彼氏いない歴774年:2009/05/11(月) 23:26:00 ID:eUlhBhkc
いい妄想あげ
67彼氏いない歴774年:2009/05/12(火) 03:56:02 ID:kSim0VH/
>>65
すんごい悶々とする
あなたの妄想本気で全部読みたいわ
ところでどこに振り込めば続きが見れるのかしら・・・
68彼氏いない歴774年:2009/05/12(火) 05:31:01 ID:FWGQgxk2
>>65
この18禁乙女ゲームはいつ発売ですか?
69彼氏いない歴774年:2009/05/12(火) 10:08:58 ID:hABE2Yrd
>>65
とっととトレビヤン!!!ぶらぼぉぉおお!!1!!

瞬時にビジュアルが脳内で再生されますた、おいしい妄想ありがとー!!!
70彼氏いない歴774年:2009/05/12(火) 23:10:17 ID:ML0/zx9a
>>65
テレパシーショッピングの周波数教えてください
71彼氏いない歴774年:2009/05/13(水) 00:50:28 ID:Ea7HnKHu
>>57-58
私は断然青年派だ。
出会いからして運命の二人じゃないか…。
72彼氏いない歴774年:2009/05/13(水) 03:05:05 ID:b6wWxgRR
文章下手なんで箇条書きで…


私=淫魔のペット。淫魔は肩幅の広い長身男。S。
私は淫魔のアレを飲むことでしか空腹を満たせない。
いつもは淫魔が私を襲うのだが、
たまに↑を利用して意地悪をする。

私「ご主人様…お腹が空きました」
淫魔「ふぅん」
私「……今日まだ一度ももらってないです」
淫魔「何を?」
私「…っ」

恥ずかしくて言えないので、その後1時間くらい我慢。
…グゥ。しかしお腹が鳴る。
泣きそうな顔で淫魔を見るが、彼は本を読み続けている。
(読書中は眼鏡使用)

私「ご主人様ぁ…」
我慢できなくなって淫魔にすがりつくが、
淫魔「邪魔をするな」
と大きな手で押しのけられる。

半べそでベッドに行き、とうとう自慰を始める私。


この後は
・「仕方ないな」と言って淫魔が襲う
・散々淫語を言わされた後で食事をもらう
・淫魔、ニヤニヤしつつ放置(後でちゃんとしてくれます)
・「空腹時ならなんでも美味いだろ?」と
 エロいモンスター(触手系)をけしかけられる

と分かれます。はいマゾっ気あります。
駄文失礼しました。
73彼氏いない歴774年:2009/05/13(水) 11:14:23 ID:NIhNGK59
>>72
淫魔が某ドSな魔神で再生されたw
74彼氏いない歴774年:2009/05/13(水) 20:34:05 ID:Eer+hp30
>>72
こっちもテレパシーショッピングの周波数(ry
75彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 00:56:01 ID:E3upTzQC
深夜につき妄想大暴騰してとまんねえ

昭和の男装の麗人ネタ
微妙に下。

時代は開戦直前。
喪上川は海軍の男装士官。
下の名前も顔立ちも中性的。
混血ですらりと背も高く(日本人比)貧乳、フワフワした髪を短くして撫で付けている。
見た感じ二枚目。
さる駐在武官の娘で、秘密に関わってしまい、外国の機関から守るため軍に隠匿されている。
(理由は適当)
そのため性別を偽り、気象観測の士官として、海軍航空隊に所属していた。
成りは眼鏡の優男で、叩き上げやベテランには頭が上がらない毎日。
そんな喪上川少尉を気にかけるのが、戦闘機パイロットの日比谷大尉。
腕は確か、朗らかで飄々とした日比谷大尉は喪上川に会っては絡み、何かと飲みに連れ出し、酒を飲んでは絡む。
喪上川も日比谷大尉を憎からず思っているが、自分の正体だけは明かさずにいた。

そんな折、喪上川たちの気象班には、北は千島から南太平洋まで、太平洋中の気象情報が集まりだす。
各地域の気圧や風向、天候の集積、分析が命じられる。
時を同じくして、日比谷大尉もまた、いつもとは違う訓練に励むようになっていた。
喪上川が見る日比谷大尉は、時折何かを思うように真剣な顔をする。
76彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 00:56:53 ID:E3upTzQC
やがて、気象班では分析したデータを基に、ある地点への最適な航路を割り出していた。
その地点は、あの国の南の島の領土―――

基地全体が、肌を刺す緊張を帯びてきた初冬の日。
「なあ喪上川、ちょっと付き合えよ」
久々に強引に日比谷大尉に連れ出されたのは、いつもの飲み屋。
海軍の制服、白い詰め襟に金ボタンの日比谷大尉は、見違えるように凛々しい。
「頼みがある」
日比谷大尉は周囲を見渡すと、そっと喪上川に囁く。
「下の毛、少しくれないか」
酒を吹き出しかけた喪上川は慌てふためく。
「はっ・・・毛、ってあの毛でありますか」
酒のせいだけではない、日比谷大尉の耳までも赤い。
「お前しか頼めないんだ。『処女』の毛でツキが回ってくるって言うじゃないか」
「日比谷大尉――」
言葉に詰まる喪上川に、日比谷大尉は尚も頼み込んだ。
「頼む。お前のことは口外しないから」
(日比谷大尉、気づいていたんだ…)
真剣な面差しで喪上川をみる日比谷大尉に、目が逸らせない。
「最後に一押し、この大勝負に勝負運が欲しい」

翌朝、飛行服を着て基地の中を歩く日比谷大尉に、喪上川は駆け寄った。
「日比谷大尉、これを」
折り畳んだ小さな紙切れを差し出す。
77彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 00:59:57 ID:E3upTzQC
日比谷大尉は、その紙切れに包まれた、ざらっとした感触を指先に確かめた。
そして、赤面する喪上川を見てニヤリと笑う。
「勝ってくるよ」
踵を返し、片手を挙げた日比谷大尉に、喪上川は敬礼した。
きっと時の風が、吹きますようにと祈りながら。

航空母艦に向かって、編隊が飛んでいくのを喪上川はずっと見送っていた。


短くまとめる才能なくてごめん。なんかもういろいろごめん
78彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 07:02:27 ID:aEMHX1y8
>>76
ハッピーエンドにしてくれえええええええ!朝から泣きそうだ!
79彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 11:42:43 ID:Ga3WxCUP
>76
そ、それで帰ってきたんだよね?
むしろ終戦後に二人で幸せになったんだよね?!
80彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 13:28:27 ID:FCU2VG//
>>76
ハッピーエンドの妄想をわっふる!!!(´;ω;)ブワッ
81彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 15:16:53 ID:kO5L4HqB
(*´Д`)=з
82彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 17:54:11 ID:HxCNbXsx
仲良し双子に同時に好かれる妄想をよくする。

一人称が「俺」のツンデレ・不器用系の兄と、一人称が「僕」の優しい弟。
もちろん二人とも美形。

二人は幼なじみの喪香に小さい時から恋してるんだけど、お互いの恋心に気付いていて、兄弟仲がいいので喪香に想いを言えないでいる。

天然ふわふわ系の喪香は、もちろんそれに気付いていない。

あとは三人の幼なじみの、これまた美形の男の子がいて、その人は喪香のことを妹みたいに大事にしてる。

それで、女の集団からのいじめ→閉じ込められる編や、デート編、18禁編(兄P、弟P、3P、ごうを煮やした兄貴分がわざと喪香を襲って助けられる)などなど…
83彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 21:31:23 ID:AFruBOjd
>>77
無事帰って来た後、
「実は…下の毛は恥ずかしいので腋毛だったであります!」
で足ズッコケというお笑いエンドだといいな。
84彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 22:34:12 ID:E3upTzQC
おお、こんなにレスありがとう。でも脇は勘弁www
一応こんな感じにワッフルしてみた
文才なくてすまん

昭和十五年七月。
かって南太平洋の覇者だった日本軍は、沖縄すら失陥していた。
連日特攻機が沖縄沖へと向かう。
歴史的大敗のミッドウェー海戦から生き残った日比谷大尉は、数少ない手練れとして防空のため連夜出撃していた。
だが、既に戦闘部隊は全ての手を使いつくし、パイロットは皆乾ききって力ない。
最後の戦闘部隊は、特攻部隊になろうとしていた。
日比谷大尉もまた、喪上川少尉に力なく微笑むだけだった。

若いパイロットが沖縄沖へと飛び立っていく。
隣に佇んだ日比谷大尉に、喪上川はぽつりと呟く。
「もう晴れなんか、無ければいいのに」
焼き付くような、憎いほど青い空。
大気は乾燥し、風も強くない。
気圧は高く、この天気は暫く続くと予想された。
絶好の出撃日和だ。それが悲しい。
「そうだなァ」
「こんなに空は青いのに、私にはもう空の青色が見えんのです」
「・・・そうか」
日比谷大尉は、空を見上げて息を吐く。
「俺には青だよ。燃えるような蒼だ」
目を細めた彼の瞳に、空の色が映える。

その日出撃した日比谷大尉の機は、発動機故障の無電を最後に、航路から永遠に消えた。
そして暑く晴れた八月十五日、戦争は終わる。


同年十一月
もう階級章もない、復員服を着た細い背中が墓前に佇む。
「日比谷大尉、もうこんなに寒くなりました。あっという間です」
手向けた線香の香りが、山あいの墓地にたなびく。
「今日であの日から四ヶ月も過ぎたんですね」
墓守りを失った日比谷家の墓に、ぽつりぽつりと喪上川は語りかける。
涸れ果てた涙はもう流れないけれど、瞳に悲しみは消えない。
「今でもまだ、私には空は色のない青のままです」

ひゅうひゅうと冬風にもがり笛が響く。
「見せたかった悲しみのない空の青は、この色かもしれないのに」

応える声が、ふと聞こえた気がした。
「俺は見えるよ、望んだ空の色が」
喪上川はゆっくりと振り向いた。
その目が見開かれる。

「日比谷・・・大尉」

誰よりも帰りを待ったそのひとが、そこにいた。
「お前に色のある空を見せたかった」

沖縄沖で不時着し、恥を忍んで捕虜になったこと。
助かったからには、もう一目喪上川を見たくてそう決めたこと。
帰ってきたときには基地は接収され、喪上川は消えていたこと。
85彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 22:37:32 ID:E3upTzQC
毎月、最後の出撃をした日、墓前に手向けられる供物で喪上川が来ていることに気付いたこと。
道すがら喪上川に日比谷は語った。
「きれいな顔した海軍さんて聞いたから、すぐ判った」
語る日比谷の瞳にはまた、明るさと力強さが戻っている。
「勝負には負けたが、命は拾った。俺は幸いだ」
その手には、ぼろぼろになったあの紙包み。
あの日のように赤くなった喪上川は、思わず目を逸らす。

不意に憂いるような顔で、日比谷は喪上川に問うた。
「捕虜になった俺を軽蔑するか?」
「いいえ」
「空の色は、見えるか?」
「こんなにきれいな青を、生まれて初めて見てます」
抜けるように晴れた硬い冬の青は、しかし青磁のように美しい。
「家、上がっていけよ。茶ぐらい淹れる」
「ありがとうございます」
「そのままずっといればいい」

もう色々とごめん
86彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 22:55:23 ID:NnbW+Xer
>>84-85
日比谷と喪上川が再会できなかったら私もう貴方の事どうしてやろうかとry
不謹慎だけど軍隊の上司部下はいいな・・・
87彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 23:09:33 ID:gtI+8nkH
うわあああああん!!!!!
良かった…。うう…どうかどうか幸せにね!
88彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 23:29:23 ID:jGCVKwVp
悶えをありがとう
今日はよく眠れそうだ
89彼氏いない歴774年:2009/05/14(木) 23:46:48 ID:uRk7XFZI
何かもう、良すぎる…
幸せを有り難う。
90彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 01:23:07 ID:Ow7EE8q4
ありがとう!
いい妄想でした
91彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 03:18:56 ID:rbI7Rtc7
ハッピーエンドをありがとう!!!

自分の妄想。
喪子とお兄ちゃんは兄妹でオタク。二人とも仲がよく、兄は大型わんこタイプ。

二階から「喪子ぉおおお!」と叫び、階段を滑り落ちた音がした。兄だ。
喪子が飛んで様子を見に行くと、案の定のたうち回る兄。けれど喪子をみるなり満面の笑みで
「テレ東!今!おまえの大好きな立木冬彦!でてんぞ!!!」

またはソファーで並んで柿の種食べつつ
「ピッコロってツンデレ?」
「いや、あれは悟飯デレ」
ぽりぽり
「萌え萌え〜きゅんvvv」
「きゅんvv……やっばツンデレが一番人気か」
「黒髪ロングの法則ないか?一種の求心力があるようにみえる」
と考察交えだらだら雑談したり

「人がゴミのようだ!!!!」
「行くたびにそう言ってるよね」
「だって言いたくなるじゃんか。どうする?お兄ちゃんと一緒に回るか?ん?」
「でも一緒に帰って噂とかされると恥ずかしいし……つか西行くなら私の分もよろしく」
「任せろ。どこどこどこ?」
「上海アリス」
「ムリ!!」
ってコミケいったり


と、二人でほのぼのまったりと日常過ごしたい
92彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 04:02:50 ID:qaJbaPO3
>>91
なんだこのほのぼのけしからん
その兄ちゃんおくれ
93彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 10:55:46 ID:MA/w6Auf
>>84-85
墓のシーンでバッドエンドかと思って目が潤んだよ・・・
ハッピーエンド有難う!!・゚・(ノД`)・゚・
94彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 11:04:00 ID:MA/w6Auf
>>91
今は2人とも大人になってしまったが、若い頃の自分と弟がゲーオタ兄弟だったな。
弟がどんどん新しいハードやソフトを買ってくるのでやらせてもらったりオススメ教えあったり
攻略方法教えてもらったり、コタツに入って代わりばんこにプレイしたりして楽しかったなー。
弟はわんこタイプじゃなくて口の悪いツンデレだったが。連投の上スレチスマソ。
95彼氏いない歴774年:2009/05/15(金) 23:44:49 ID:J2VH/+Bt
>>91
こんな兄ちゃん欲しいわー
転げ落ちてくる辺りで超和んだよ!

ものっそいレス貰ってびっくりした!ありがとう。
おまけ。

ある日、離れ離れだった喪上川父(元海軍中佐)が喪上川を迎えに来る。
知らん男と娘は結婚させん!と焼け残った金沢の別邸(※金持ちのイメージ)あたりに連れ帰される喪上川。
喪上川父は、何とか食い下がる日比谷を家に上げるものの、話も聞かず冷たくあしらう。
とりあえず離れに泊めるが、喪上川とは会わせて貰えない。

そうして二、三日過ぎたある夜、喪上川父は離れから聞こえてくるショパンの調べを耳にする。
亡き妻の遺したピアノが、離れには置いてあった。
調律もされていない、少したどたどしいノクターンに、思わず喪上川父は日比谷に訊ねる。
亡き戦友が好きだった曲だと答える日比谷に、喪上川父は黙り込む。
真珠湾、アリューシャン、南方、沖縄へと転戦し続けた日比谷の戦歴と人柄を調べ上げていた喪上川父は、そのノクターンの音色に遂に結婚を許す決心をしたのだった。


この後ボタン連打で喪上川父に土下座(一分間に70回以上でクリア)のお嬢さんを下さいミニゲームつき。
クリアすると喪上川父に一発殴られる。

長々とすまん
96彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 00:14:23 ID:IlfItwXT
>>95
ちょw最後www
97彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 00:59:44 ID:+IoieVgL
妄想で少女のような上品で色気のある清爽で可憐な女性。
98彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 01:21:02 ID:S0bQAkcX
手のひらサイズな妄想
小さい頃「南くんの〜」とか見てました


連休前、残業終わりの会社のフロア
仕事も終わり、疲れがたまっていた喪子はついウトウト
ハッと目を覚ましたときには何故か景色がガラリと変っていた
目の前には電源を落としていない大きなパソコン
保存完了となっている、先ほどまでやってた仕事のデータファイル

喪子は二、三回目を擦ったり、頬を抓ったりする
それでも変らない周囲、机の端から端を歩いて見てもやはり変らない
……小さくなってる、一通り現実と戦って導き出した答えはソレだった

「あれー喪山、PCの電源落とし忘れて帰ったのか」

喪子が途方に暮れていた時、突然明るい声がフロアに響く
この課のムードメーカーで、喪子より数年先に入社した頼れる先輩だ
最近は業績を伸ばすために、遅くまで外回りをしているらしい

「抜けてるところあるからなー休み明けに、からかってやろー!!
まあ、頑張ってたんだろうし、関心関心」

先輩の足音が段々と近づいてくる、喪子はどうするべきかと悩んだが
隠れる場所もないし、隠れるよりもどうにかこの現状を打破したかった
喪子は目立つようにPCのまん前に立ち、先輩が来るのを待つ事に

「……幻覚、妄想?俺ってば頭逝っちゃったかー」
「幻覚じゃありませんー、先輩へるぷみー」
「何ゆえ手のひらサイズ、ああごめん喪山、俺の妄想が、キミを餌食に」
「妄想じゃないですー、生です!!生!!」
「……マジか、理由は?」
「……マジです、分りません」

何なら触って見てください、と手を差し出した喪子に
先輩は恐る恐る指先を寄せてくる、躊躇いがあるその指先を喪子は両手で掴んだ
びくりと揺れる指先、喪子は離すまいと縋り付く
この場合頼れるのは彼しかいないのだ、喪子は一人この状態でどうにか
出来るなどと思えない以上、何としても逃がすわけには行かない

「ほら、本物でしょ……それにしても、随分小さくなっちゃいました」
「こっ、こら!!指にくっ付くな、ちょっつ、腕を回すな!!」
「だって先輩引っ込めて、どっか行きそうなんですもん、おいてがないでー」
「おいて行かない!!行かないから、体ごとくっつくな///」

とりあえず、連休中、先輩は喪子を自分の家に連れて行ってくれることに
喪子は先輩の胸ポケットに入り、ゆっくりと先輩の帰路を堪能するのであった

(続く)
99彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 01:24:37 ID:S0bQAkcX
>>98の続き)


「意外と羞恥心無く買えた……これも時代か」
「アキバは何でもアリですね、ドールサイズ入りそうでよかった」

昨今の日本では人形の服を、男の人が買うのも恥ずかしくない
なんせオタクの聖地では何でもアリだ、そうでなくても何でもあり日本凄い
ベッドも、小さな部屋も、お風呂もあった、先輩の部屋に間借り状態だ

喪子は現代技術に感動しながら、先輩の家で先輩が作ったミニおにぎりをほうばる
先輩はから揚げなんかもちぎって用意してくれて、至れり尽くせりだ

「しかし、どうしてなんだろうなー……なんかしたのか」
「いえ、ぜんぜん、これといって」

今日の仕事も普通にこなしていただけだ、特に変ったこともない
明日からは待ちに待った連休、しこたま寝るくらいしか予定を立てていない喪子
小さくなる薬を飲まされるほど名探偵でもないし、私を食べてのクッキーも齧ってない

「そういえば、連休でしたねー、先輩予定とか大丈夫でした?」
「ん?ああ、特に無いな……でも、いや、なんでも」
「彼女さんと予定とか?それなら其方に、私も元々……」
「予定があったのか!!だれだ!!事業部の大山か、山田か?総務の佐々木?」
「え?いえいえ、友人と遊ぼうかと思っていたと言おうと」
「なっははは、そうだよな、まァ、友達と遊ぶのは良いことだよなハハハー」
「???」

先輩の妙な探りにも喪子は気付かず、夕食を終えた後はお風呂タイム
ドールハウス用のバスタブにお湯を貰い漬かる、今では妙に静かな先輩
ついたての遙か先では、正座でこちらに背を向け座っているのが視界に移る

「先輩ーありがとうございます良いお湯です」
「しゃっ喋りかけるな!!今、俺は煩悩と言う最大の敵と戦っている」
「何で正座なんですか?普通に寛いで下さいよ、別に見えるわけじゃないですし」
「お前は狼の気持ちが……いや、忘れてくれ、うん、今は無理だしな」

お風呂に入れば後は就寝だ
喪子は先輩のベッドの枕もとの当たりに、ドール用のベッドを引きずって運ぶ

「………何でそこに持ってくる、あそこ(ドールハウス)で寝ろ」
「良いじゃないですか、修学旅行みたいで楽しいですよ」
「修学旅行は男女別だろうが、お前なァー俺がどれだけ……」
「だって、その……不安で、こんな事になって」
「…………」
「先輩の傍にいると、此処にいるんだなーと実感できて、安心するんです」
「……まあ、いい、そこで寝ろ」


とまあ、そんなこんなで色々なハプニングに見舞われながら連休を過ごします
連休最後辺りで先輩暴走告白、喪子もそれに答えてキス
それでボフリと小さい状態から、元の姿に戻りますが、そのとき着ていたのは
先輩に買ってもらったドール用のお洋服で……

我慢ならんな18禁編突入です
先輩に、ミニサイズの間中誘いっぱなしだったぞと攻められます
100彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 01:33:04 ID:0NMfIi63
>>95最高すぐる…(*´Д`)
101彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 14:25:08 ID:ljILU4Lu
特に可愛くもなく美人でもないが中性的な雰囲気を持つ自分は大人のお姉さん達からモテモテ

レズではないが大人のお姉さんにチヤホヤされたい願望がある
102彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 14:36:13 ID:JzbDrc4K
>>101
分かるわー
自分の場合は多少レズっ気があるのかもしれない
103彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 15:05:51 ID:lLd86yUi
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
104彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 15:45:16 ID:Yq2Z4FTa
喪女板の顔面偏差値スレで、私が変顔を晒すとそれが大好評→以降変顔評価スレになる
という妄想をよくする
ささやかなのに実現不可能で寂しい。
105彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 17:17:26 ID:COT+PNh2
>>98-99
やばい。今更ながら萌えた。
先輩も喪子も、やたら可愛いのですが・・・。
106彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 17:45:43 ID:HeR+Kbnc
軍艦島を未婚者の島に再建して、結婚したら離島
107彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 19:08:35 ID:Rm39SLLI
>>101
分かる!自分はレズとかの意味じゃなくて、お姉さんたちに可愛がられたい、てか過保護にされたい


とあるイケメン強引男に猛プッシュされて惹かれていく喪子と、職場のお姉さんたちとの日常

デートの日がお姉さんたちにバレて、
「何かされそうになったらすぐに電話しなさいね、すぐにあの男の(ピー)捻り潰してあげるから」
「喪子ちゃんとデートするなんて、あの男ちょっと顔が良いからって調子に乗って…」
「いーい?朝帰りなんて絶対にダメよ」
など色々小言を言われたりとか、迎えにきた男と
「喪子に手出してみなさい。一生後悔させてあげるから」
「怖いなあ、まあ覚えておきますよ」
なんて氷点下の言い争いをして欲しい


こんな細かいとこまで妄想してしまうww
108彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 19:33:31 ID:hQtyUGQI
>>107
自分もよくそういうシチュ妄想する!
ただしお姉さんたちは全員オカマ
109彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 21:05:53 ID:oIdXHt22
>>91
 それは…それはだめなんだよ。

 …自分は概ねその妄想の通りの生活してる。まあ相手は弟だけど。
 弟が東方同人誌買ってきて好きなキャラについて論議したり。地霊殿になって急に難しくなったよねとかぼやいてみたり。
 ロボットの知識を仕込んだのはこっちなのに、今じゃ遥かに弟のほうが詳しくてさ…。ホワイトベース級6番艦なんて知らないよ。
 モンハンやってる弟に、「昔はモンスターハンターってのは竜退治に飽きた奴の職業だったんだがなぁ…」とか、遠い目をして語ってみたり。
 こういっちゃ何だけど、その点については幸せだ。

 でもさ、弟ってのはいつかはきっと家を出て行くんだよね。
 あるいは仕事で、あるいは恋人でも作って…さ。


 月光を受けて銀色に煌くアレでも用意しようかな?
110彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 21:16:20 ID:+2Vfgafy
近未来戦争ネタ。

部隊は今より数十年先で、宇宙線が増えたために空を飛ぶことができなくなった世界。
喪子のいるA国は海をはさんで隣のB国とずっと戦争をしている。
戦闘機を飛ばすにも人が乗ることはできないので、地上や船上で無線操作で動かしている、いわば実物大ラジコン。
喪子は幼いころ軍人の父にその才能を見いだされて以来軍の中で英才教育を受け、
いまやエースパイロットとして最高の撃墜数を誇り、戦女神の二つ名で敵味方から恐れられている。
そんな日々を過ごしながらも、喪子には「いつか自分で空を飛ぶ」という夢があった。
まだ普通の少女として生きていた幼い頃、名も知らない青年にもらった一見何も入っていない小瓶。
瓶とと同質のガラスでできた蓋をきっちりと閉め、溶け合わせて密封された瓶の中には、空が入っているとその青年は言った。
はるか上空、今や人が行くことのない場所。その場所の空気を封じ込めたものなのだと。
喪子は幼いころからこの小瓶を眺めては空に対する憧れを膨らませ、同時に青年をずっと想ってきた。
いつか空を飛ぶ、そうすればもう一度青年に会えるのだと、根拠のない確信を持って。
そして喪子は、いまや骨董品になってしまった有人飛行機をよみがえらせる――

と、ここまでがベースの妄想。ここから日によって
・有人飛行機を作るのを手伝ってくれた幼馴染ルート
・小瓶をくれた青年(敵国の人間)ルート
・小瓶をくれた青年(実は上司)ルート
に分かれる。

最近のお気に入りは青年(敵国)ルートだけど、なんか実際は空飛ぶ妄想しかしていない気もする。
111彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 23:32:46 ID:JzbDrc4K
オカルトが好きだああああああ
喪みじは北海道の山奥に住む美少女。
(北海道のひとごめん)
人と関わらず、戸籍にも登記されず、ひっそりと生きている。
肌が透けるように白く、切れ長の目をした、黒髪ロング美形少女。
目が会うと死ぬと言われ、地元の猟師の間ではその存在はタブーになっている。

ある日、喪みじの家(日本昔話的なアレ)に、一人の青年が迷い込んでくる。
ザックを背負って、装備は立派だけれど、顔にはまだ幼さが残っている。
青年は父親と冬山登山に来て遭難した高校生だった。
戸口に倒れ込んだ青年をいろり(w)の側に運んでやり、凍傷になった手足をぬるま湯で温めるうちに、青年は断続的に意識を戻す。
「ここはどこですか」
「私の家。残念だけれど、お父様は亡くなってる」
「父は何処ですか」
「朝ヶ峰の雪庇の下にいる」
「あなたはだれですか」
「私の名前は喪みじ」
喪みじは水を与え、青年を眠らせる。
そして青年が病院で目を醒ました時、喪みじの姿はどこにもなかった。
父は喪みじの言葉どおり朝ヶ峰から転落しており、青年のザックからは派手なピンクのカラビナが消えていた。
誰に聞いても喪みじなどという少女の存在はなく、それどころかあの山には人家すら無かった。
青年は登山を止めず、やがて山岳警備隊に入る。

ある暴風雪の夜、青年は山小屋で夢を見た。
雪原に立つ喪みじの手には、無くしたピンクのカラビナ。
「きれいね、これ」
雪に沈むこともなく、白い着物姿で雪原に佇んでいる喪みじ。
「貴女は誰なんですか」
「私は喪みじ」
「貴女が――山姫と呼ばれる方だったんですね」
喪みじは否定も肯定もしない。
「私は私。・・・また誰かが助けを求めてる」
「何処ですか?」
「見えないものを見る目を与えましょう、ただしあなたの命と引き換えに」
ややあって青年は頷いた。
青年には母親はおらず、父は山で死んでいた。
喪みじが両腕を広げると、大きな白く美しい鳥に姿を変えた。

青年が目を醒ますと、丁度無線機に救難信号が受信されていた。
青年には見えた。
悠々と空を舞う鳥の目から見た遭難者たちの様子が。
青年は救助隊に勤め続けた。
助けられた人間もそうでない人間もいたけれど、何故か彼は要救助者を真っ先に見つけ出した。
そうして青年はいつしかリーダーとなり、救助隊を年齢まで勤めあげた。
112彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 23:35:14 ID:JzbDrc4K
そして最後の現場で、滑落し行方不明になった。遺体は見つからなかった。

山奥で道に迷った大学生は、不意に霧の奥から現れた中年に助けられたという。
元の道に出た時に顔をあげると、中年は霞と消えていた。
顔はどうしても思い出せず、ただザックについていたピンクのカラビナと物静かな口調だけが思い出されるという。


何がしたいのかもはや意味不明サーセンwww
果てないwww妄想をww君にw捧げよう
113彼氏いない歴774年:2009/05/16(土) 23:57:30 ID:XN+PtVHz
>>109
Arkですね
114彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 00:33:17 ID:n2xu/2pv
>>111-112
何がしたいのか不明w
萌えというより普通に面白かったぜ。
あと喪みじって素晴らしいネーミングセンスだな。

青年のまま喪みじと結ばれるエンドもあっていいと思います!
115彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 00:43:51 ID:ex4Eev1s
>>109
それ使っちゃらめぇぇぇぇ!
116彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 01:08:11 ID:wrzdEMWH
社内の集まりが終わると外は雨。駅まで歩かなきゃいけないのに傘は持っていない。仕方ないので止むまで雨宿りしよう。

すると同期(身長172センチ。好きな食べ物はケーキ。香水はブルガリブラック。優しくてイケメンなのにチャラくない。笑顔が桜井和寿似。手の血管が浮き出ている。決してアウトドア派ではないもののソフトマッチョ。)がやって来た。
偽桜井「どうしたんですか?」
私「傘持ってないんで^^;」
偽「俺車なんで駅まで送っていきましょうか?」
私「えっ、いいんですか・・・」
―車内―
偽「そういえば喪さんって家どこなんですか?」
私「〇〇ですよ」
偽「!!じゃあ俺と家近いですね。どうせだからこのまま送っていくよ」
私「ありがとうございます」
偽「遠慮しないでいいから^^」
―家付近―
偽「じゃあね」
私「はい。ありがとうござ」
偽「待って!(沈黙)実は前から喪さんのこと好きでした」
―愛いっぱいのキス―

車内の会話で仲良くなり途中から敬語じゃなくなるだがしかし告白は真剣に敬語になるのが味噌
117彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 01:21:16 ID:zyasyZOY
ここのスレのせいで妄想が止まらないwwww

喪子は貧しい街に生まれ、捨て子だった。スラムのような汚らしい街の隅で、金持ちに蹴飛ばされ、
その懐から財布をすってはその日食べるものを買う。骨と皮だけで出来ているようなガリガリの体の子どもが、
喪子と同じように路上に寝ころんで生活している。水溜まりから泥のような雨水を啜り、
残飯を飢えた野良犬と取り合う。道を歩く仕立ての良いスーツを纏った人間は、口をゆがめてそれを笑った。
彼らを見るに付け、喪子は貧富の差を憎み、迫害を嫌い、何ものにも負けないよう強くあろうと決意した。
それと同時、犯罪を犯さなければ今日食べるものもままならない自分を情けなく思い、深く嫌悪した。
いつかここから出て、そうして必ずここに戻ってくる。朗報を持って…。喪子はそれを拙い頼りとして、苛烈な日々を送っていた。
いつしか喪子は、17を数える年になった。

ある日、いつものようにぼろにくるまったまま道端にしゃがみ込んでいる喪子の前で、誰かが立ち止まる。
また顔を踏まれ唾を吐きかけられるのかと、眉間に皺を寄せて見上げると、目の前の男と視線が合った。ひん曲がった煙草に、
ぼさぼさの頭、無精髭、スーツはよれて皺が出来、とても上流とは言えないくたびれた様子の男だ。
喪子は意外に感じてまじまじと男を見つめる。何も言わないまま、男も喪子を見返した。
「な、何か用?」きつい口調で喪子が言うと、男はすっと手を差し出した。「俺は、会社をやってんだけどよ…
従業員が足りねぇんだ。お前、働かないか?」にわかに信じられず、喪子はいぶかしむ。一体どういうつもりだ?
身よりのない人間を集めて臓器でも売ろうというのか…。しかし目の前の男の目は眠たそうに半分閉じたままで、
今まで見たことのない不思議な色に見えた。疑えど始まらない…。ここから出なくては…。喪子は、男の手を取った。
118彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 01:23:02 ID:zyasyZOY
続き

それから、さらに少しの月日が流れた。男の仕事は、掃除屋だった。普通のハウスキーピングから、
少し命をかけなければいけないような、危ないものまで。喪子は懸命に働き、男の元で仕事を覚えた。
そうして、それを自分の物として身につけていく。男は口数が少なく、自堕落だったが、
喪子を初めて人として扱ってくれた。暖かい食事、高級ではないけれど背中の痛くならないベッド、
蛇口をひねって飲む水…全てが喪子にとって新鮮で、未知の世界だった。
たまに冗談を言って喪子を笑わせる日もあった。
ソファに並んで仕事の成果を話す日は、喪子はこれまでになくよく話した。
男は眠たそうな目のまま、のんびりとした様子でそれを聞いて「偉かったな。頑張った。
俺の目は間違ってなかったんだな」と喪子の頭を撫でた。喪子は照れくさくて男の肩を叩く。
そうしてからおずおずと男にもたれかかり、人の体温の暖かさを享受した。
男は何も言わないまま少しだけ笑い、相変わらず曲がっている煙草から煙を吸い込んだ。

ここから実は男悪い奴エンド、二人で逃げようエンド、喪子死亡エンド、
スラムへ戻るルート、と無限に展開される。
長くてごめん。
119彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 01:58:56 ID:hhZrMEro
今日うっかりマリオ女体化妄想してしまった。
まあマリオというより登場人物の名前だけ一緒の別の話って感じになっちゃったけど。




喪リコ(マリオ女体化)

さばさばした性格。そこそこ強い。


ルイージ

喪リコの弟。
一見しっかりとした大人って感じだが結構子供っぽい性格で超がつくほどのシスコン。


ピーチ王子(男体化)

天然タラシで実はかなりのヘタレ。小さい頃クッパにいじめられてるのを喪リコに助けられて以来喪リコに片想い。


クッパ(擬人化)

昔喪リコに喧嘩で負けて以来喪リコが好きだが中々素直になれず、会いに行くときもわざわざ「決闘」という理由をつける。典型的なツンデレ。


キノピオ(擬人化)

ピーチ王子の執事。物腰柔らかいつでも敬語。喪リコに密かな片想いをしているがピーチ王子最優先思考のため想いを閉じ込めている。


ヨッシー(擬人化)

喪リコの使い魔。でかくてちょっとゴツい体に反して性格はほぼ幼児。喪リコのことが(母親的な意味で)大好きで、喪リコを狙う男共が大嫌い。



他にもいろいろ考えてる\(^o^)/ごめんなさい
120彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 02:25:32 ID:XhMGpXgk
>>119
やばい萌えた
もっと聞きたいです…!
121彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 12:32:41 ID:SzK6Eevb
>>117-118
喪子さん、少々地味な人生だねw
お金持ちの家へハウスキーピングの派遣、そこの息子に気に入られるハッピーエンドも追加して〜。

122彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 13:33:21 ID:5RbH92oJ
人の妄想に地味も派手もなかろう
自分では思いつきもしない妄想がたくさん聞けて楽しいし
「自分だったらこっちの方がいいな」と思ったら
そのように妄想させてもらうだけだ

だからこのスレにはとても感謝しているw
123彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 16:10:23 ID:8aXvQUo+
そう気負わずに好き勝手に書こうぜ!
私もそうする。物語未満の妄想処分場さー

>>111-112続き
風の音がゴウゴウと鳴った。
テントの生地が夜風にはためく。
沢が、さらさらと流れる音がずっと聞こえていた。
山を滑り落ちてくる冷たい空気に、夜空はよく晴れているだろう。
不意に目が覚めたまま、眠れなくてシュラフから這い出た。
テントのジッパーを上げたところで、ふと人の気配に気付く。
暗闇に目を凝らすと、沢の側の岩に見慣れた後ろ姿が座っている。
柔らかい月の光に、山岳警備隊の制式の藍色の登山ウェアを着て、煙草を吹かすどっしりした背中。
きらりと光るのは腰に下げたピッケル。
隣には白い着物を着た女がいる。
見慣れたザックには、見たことのないピンクのカラビナ。
「何処行ってたんですか、隊長」
「ずっとこの山にいたさ」
「見つからないって、エライ騒ぎになったんですよ」
「済まんな、約束があった」
女がこちらを向いた。仮面のように無表情で、職人が丹精込めて作り上げた人形のように美しい。
煙草をうまそうに吹かして、隊長は月を仰ぎ見る。
「お前、俺の遺体なんて捜さなくていいんだぞ。見つかるはずが無いんだからな」
「地元の猟師は、隊長が山に魅入られたって言ってますよ」
「当たらずとも遠からず、かな」
隊長は笑う。
「俺が滑落したのは、お前がザイルパートナーだったからじゃない。そうなる約束だったからだ」
月光に照らし出された隊長の顔は、随分若返って見えた。
「隊長の奥さんですか」
隣に座る女をちらと見ると、隊長はふっと笑った。
「当たらずとも遠からず、かな。この世のモンじゃないが」
随分前に猟師から聞いた、山姫の口伝えを思い出した。
そして隊長もとうとう、その圈属になってしまったのだ。
千里眼と渾名された勘の良さは、もとより人間離れしていた。
妙な寂しさだけが冷たく胸に広がる。
黙り込んでいると、隊長は女を片手で抱き上げた。
「じゃあ、元気でな」
すれ違いざま、隊長はあの大きな山男の手で肩を叩いた。
振り向くと、そこには誰も居らず、ただ虫の声と沢の音だけが聞こえる。
吸い込まれそうな山の暗闇に、冷たい空気だけが流れた。

隊長はもう、どこにもいない。
時折、山で迷った人間が、不思議な男に遭うという。
帰り道を教えてくれるというその男は、いつも元の道に戻ったり、要救助者が保護されると、忽然と姿を消してしまう。
124彼氏いない歴774年:2009/05/17(日) 16:12:07 ID:8aXvQUo+
そんなとき、事情を知る隊員は「また隊長だ」と笑うのだ。
そして写真に煙草を供える。
いつの間にか、煙草は無くなっているそうだ。

リアル警備隊のひとすみません
生まれてきてすみません
遠野物語読みてえ
125彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 01:10:19 ID:KcN/d734
>>124
夜中に泣いたわああああああああ!
大人の男最高!ありがとう!
126彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 01:45:56 ID:CedlyDUm
>>117さんの妄想の男の人を
野原ひろしの声で脳内再生させていただきました
ありがとうございました
127彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 10:20:07 ID:kGodLduw
すごくもっさりした妄想だけど、いくぜ。

喪子はもっさりした女子高生。憧れの人は、ひとつ先輩の図書委員長。
彼はちょっと色黒で、ちょっと背が高く、髪がちょっと長い。
頭はすごくいいけど、目立たないタイプの人ですごく真面目。
銀のフレームのメガネをかけて、制服は着崩したりしない。
(設定だと、冬になると白ワイシャツにきちんと制服のネクタイを締め、
黒いVネックのセーターを着ているか、楽したい時は
黒のタートルネックのセーターを着ている)
はずせないポイントは、一人称が「僕」。

せっせと図書室に通う喪子。
委員長の借りた本を探しては、おそるおそる借りていく。
(昔は、その本をかりた人の名前を書いたカードが
本の後ろに入ってましたね)
「あ、これ僕も読んだんだ。面白かったよ」
と、貸し出し手続き中に言われることがあるんだけど
その会話をしたいがために、実はあまり興味のない本も借りて
せっせと読む喪子。

やがて、喪子が自分と同じ系統の本をよく読むことに気づき、
「へー。珍しい子がいたものだ」と喪子のことが記憶に残る委員長。
委員長は××の分野が好きなのだが、あまり女の子が好きそうな分野ではないのだ。
でも、その喪子が、××の本と一緒に、必ず恋愛小説も借りていくことを発見し
「××を読むなんて珍しいけど、でもやっぱり女の子なんだなあ」と苦笑する委員長。
つい、返却手続き中に喪子に話しかけてしまう。
「××の本、よく読むけど、好きなの?」
「すっ・・・好きっていうか、勉強になります」と、不思議な答え方をする喪子。
「でも必ず、こういうの(と恋愛小説の本を指でコツコツ叩く)も借りるよね?
やっぱり女の子は好きなの?面白い?」
「はい、面白いですよ」
「僕も読んでみようかな・・・何かお勧めの本はある?教えてよ」
と、業務を途中でやめて、カウンターから出てきて喪子の前に立つ委員長。

まさか憧れの委員長に、本を勧めるという展開は喪子の予想外。
さあさあ、と促されて、ロマンス小説が並ぶ本棚をふたりで眺めてみたものの
委員長が隣にいることで頭がいっぱいで、どれがいいとか選べない。
「自分が読んだものを、誰かが後から読むって、ちょっと恥ずかしいですね・・・」と
つい本音をこぼしてしまう喪子。
(私が委員長の読んだ本を借りてるってバレちゃうかもしれない)と気づいて
死にそうな喪子だが、委員長は気づいた様子もなく、「そうかもねー」と言いつつも
やっぱり××なんかと違って本のカバーからして綺麗だよねー、と
ひとりごとを言いながら本のタイトルを読むのに夢中。
喪子は、「長いけど」と断って「風とともに去りぬ」を選ぶ。

委員長もタイトルは知っている本だ。ただ、その小説は、本棚のちょっと高いところにあって
小柄な喪子が指を伸ばしても、並んだ本の小口には届かない。
委員長が自分で本を出すと、自分の無骨ぎみな浅黒い手と
うすい珊瑚のような爪の、ふっくらと白い喪子の手が並ぶ(決して触れ合ったりはしない)。
その肌の色のコントラスト、自分と明らかに違う手を持つ喪子を
「あ、そうか女の子だからか」と、改めて認識する委員長だった・・・。
128彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 10:21:24 ID:kGodLduw
・・・と、ここまでは妄想した。
その後、
風とともに去りぬを読み終えて疲れる委員長、とか
読めずに脱落する委員長、とか
そんな本を読んでいるところを家族に(委員長兄)見つかり
「お前そんなの読むの?」と言われて返答に口ごもる委員長とか
街の映画館でビビアン・リーの風とともに去りぬがリバイバルされて
委員長が喪子を誘って行こうかと思いつく、とか
いろいろあるんだけど、どうもしっくり妄想がはまらない。
そもそも風とともに去りぬでいいのかもわからない。長すぎるし。
でも、映画に誘うフラグを立てるためには映画化されてないとまずいよね。

私個人は、本でも映画でもダダ泣き確実の作品があるんだけど
それにしようかも考え中。
あと、どうしても××の分野が決まらない。
物理?天文?経済学?工学?
たぶん理系なんだけど、妄想がふくらみません。
誰か私の妄想にガソリンを下さい・・・
あと、自分の妄想を文字にすると本気で恥ずかしいと
この年にしてようやく悟りました。違う世界が開けそうです。
129彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 11:00:37 ID:mHhhIh0l
>>128
そこは天文系を一押し。ロマンチックじゃないすかw
プラネタリウムデートにも繋がるし!
夜の学校の屋上で2人で望遠鏡を覗く展開とか!
喪子は魔法瓶に熱湯とインスタントコーヒーとおやつを持っていくといいよ!

恋愛小説はセカチューとか博士の愛した数式みたいなさいきんのでもいいのでは?
どっちも読んでないし観てないけどねw
でも古典もいいよね、委員長のお堅い雰囲気からして最近のものより
古典のほうがしっくり来る感じではあるな。
色黒長身眼鏡の委員長がちょっとテレながら恋愛小説を読む姿・・・イイ!萌える!萌えるよ!!
130彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 13:17:10 ID:UAjjP4of
>128
青春素晴らしい!
「恋愛小説はあまり肌に合わないかもな」とうすうす感じつつも、
「でも合うものもあるかも」を建て前に話す口実として喪子に小説のお勧めを聞き続けてほしい
131彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 13:52:02 ID:kGodLduw
あ、レスが。すごく嬉しい。

>>129
しかし天文に関する私の知識は
星の瞳のシルエットでしかないのでw妄想ふくらまねー。
だけどプラネタリウムデートとか望遠鏡フラグいいですねー。
寒いからブランケット必須なんだ。夢ひろがりんぐ。
個人的に、「パレート最適」という素敵な経済語があって
それをネタにしたいと一瞬思ったんですが、そんなの好きな高校生いねーよw

あ、あと委員長は古典派ですw
××以外は、委員長は推理小説が好きなのです。
喪子も、最近の恋愛小説をあまり読まない感じ。
私が感情移入しすぎてるので、喪子は「シラノ・ド・ベルジュラック」で涙して
「ジェーン・エア」が好きなんです。たぶん。

>>130
おお。ずっと委員長=ニブイ人で考えてたけど
そういうのもありか。ありだな。
委員長、喪子のどんなところに惹かれるのかを考えているのだけど
なかなか難しいですね。
ここでいろいろ書いている職人に心から脱腸。
132彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 22:38:15 ID:beNhiG7d
>>131
天文学といえばとっつきにくいけど、そういうのが好きな人は往々にしてロマンチスト。
まあ、神話・伝承に関しても結構興味があると見ていいんじゃない? 星々に関連するネタも多いし、そこから話を持って行けば?
ギリシャ神話面白いよ。
133彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 23:22:20 ID:l2GS7YfO
私は、あなたにはなれなかった。

巨大な機械の、重く低い駆動音が全身を震わす。
輸送ヘリ特有の叩き付けるような衝撃波が、開け放ったハッチから流れ込んでくる。
けれども、貨物室には音の無い世界が広がっていた。
追い続けた調査対象がそこにいて、拳銃の9ミリの銃口をぴたりとこちらに照準していた。
富士上空500フィート。
省みると、ハッチに切り取られた一幅の絵が見える。
影絵と化した山並みの連なりに、遥か遠くに輝く宝石のような街の灯。
そのなかに、観覧車が煌々と輝いているのが別の世界の様だ。
「やはりあなただったのですね」
「今更意外でもあるまい」
組織の内部には何時でも獅子身中の虫がいる。
そして、どんな人間でも明日はそうなる可能性を秘めているのだ。
以前そう教えたのは、他ならぬ目の前の人間だった。
爪先がボロボロになったコンバットブーツに、ネイビーブルーの戦闘服。
出会った時と変わらない出で立ちで、彼はそこにいた。
本当の名前も知らない。
どんな生い立ちなのか、どんな人生を歩んで、何を成したかったのか、知る筈もない。
ただ確かなのは、摘発する側だった彼自身が、獅子身中の虫の中心部に居ることだった。
「フラッシュメモリを寄越せ」
何の感情もない声で、彼は言った。わずかな光に浮かぶ彼の顔にやはり、表情はない。
今撃てないのは、今撃てば一緒に消したい証拠がハッチの外側に落ちていくからだった。
フラッシュメモリを渡せば。
その表情のまま、彼はきっと引き金を絞る。
胸ポケットに入れたフラッシュメモリには、彼らを破滅に導く証拠が収まっている。
そうなれば彼も生きてはいられない。
だから何としても確実に破砕するため、手に入れたいのだ。
彼は泥を泳ぐうちに、きっと彼自身も泥に染まったのだろう。
人の殺し方も、生き残る方法も、街中で空気になる方法も、みな彼に教わった。
草の間に隠れれば、ヘルメットを容赦無く蹴り飛ばされ、泥を這えば背中を踏みつけられ、池を泳げば羽交い締めにされて溺れさせられた。
拳銃の銃声を限りなく抑える方法も、ナイフ一本で確実に死に至らしめる方法も、人体の捌き方も、全てこの男に仕込まれたのだ。
綺麗な仕事なんてここには無かった。
誰も彼もが泥の中を泳いでいる。
皆、何も彼と変わらない。
この国の誰も彼を裁けない。
そんなことは解っていた。

すさまじい風圧に、パンプスのヒールでは体重を支えきれない。
134彼氏いない歴774年:2009/05/18(月) 23:25:32 ID:l2GS7YfO
壁のフレームを片手で掴み、まとわりつく髪を掻き上げた。
「ではこちらへ来てください」
バレッタでシニヨンにした髪はばさばさにほどけている。
胸ポケットのフラッシュメモリを取り出すと、彼は拳銃を構えたまま油断無く私を見た。
懐かしい、メスのように鋭い瞳。
出会った時から、本当に彼は変わらない。
そして、彼が何処から来て何処へ行くのか、永遠に知る術はない。
歩み寄る彼の目を真っ直ぐに私は見た。
そして変わらない名前で読んだ。

「教官」

不意に、いつかの夏の日を思い出した。
監視対象の部屋に取り付けた、盗聴器の電波を拾っていた時だった。
不意に流れ出したピアノの曲。
夕暮れのとろりとした赤い西日が射し込む部屋で、教官と私はその曲を聴いた。
とても有名で、優しくて寂しくて、でも曲の名前も思い出せない曲。
あの頃から私の思いは変わらない。
フラッシュメモリを教官が掴んだ瞬間を、私はずっと狙っていた。
全身で教官の拳銃を掴んで引き寄せ、足を払った。
私にはこれくらいしか出来ない。
そのまま、自由な空中が待つ後方に全体重をかける。

わたしは

教官の目が私を見た。
全てはもう遅い。

あなたに

事実を知る私は消される。
そして教官は不都合な事実の総ての責を負わされて、泥の中へ沈んでいくだろう。

なりたかった・・・

教官は目を見開いた。
そのときにはもう、空中に体が躍り出ていて、教官は初めて私だけを見ていた。

「私はあなたになりたかった」たとえあなたが私と同じに、顔の無い存在だったとしても。

呟いた声が聞こえていたかは分からない。
ただ教官は私の手首を折れるほどしっかりと掴んでいた。

自由落下を続けながら、ふとあの曲の名前を思い出した。

別れの曲。

この旋律を、叶わなかった願いと教官を連れていこう。


三文スパイ小説大好き
さて現実逃避してないで法規の勉強するかorz
135彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 00:59:02 ID:veODeivz
>>126
ヒューズ!!!!
私は次元の人で再生された

>>134
面白かった!
何かしらの情がある者同士が、銃とかの武器を突き付けあうのってイイ(゚д゚)
136彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 03:13:37 ID:EB9cy1LP
>>131
彼が推理小説好きなら、
小説にパレート最適って言葉が
出てきたことにでもすればいいんじゃ?
犯人と被害者の状況ってそんなもんでしょ
ひとつの望遠鏡をふたりでかわるがわる見てて気をつかうとか、
パレート最適な展開はわりと使えると思う
137彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 09:36:26 ID:qaFF1ta1
>>131
ちょっと妄想してみた。

委員長がいつもひとりでやってる屋上星空観測会に喪子も招いてもらい、
コーヒーと手作りクッキーを持っていく。冬の空気は澄んでいて、丘の高台にある学校からは
街の光も見えつつ、後ろの山のほうはほぼ光がなく、星がよく見える。
頬を赤く染め、白い息を吐きながら星空に見入る喪子。

が、思った以上に寒い。
くしゃみが出て、思わずぶるっと肩を震わせる。そこへふわりと暖かい感触が。

「大丈夫?かなり寒いから気をつけないと」
「あ、有難うございます。でも先輩は寒くないんですか?」
「じっとしてると思った以上に冷えるよ。僕なら大丈夫、マフラーもしてるし
厚手のダウンだから」
「準備万端ですねw」
「僕はひとりで何度も来てるからね」
「夜中に一人で何度もここへ?本当に先輩は星が好きなんですねぇ」
「まぁね。・・・ところでいまうちの学校天文部ってないんだけど」
「はい?」
「2人なら同好会発足できるよ」
「同好会?」
「夜の学校に無断で入るのって、本来は禁止なんだよ。
これからも2人で来るとしたら同好会とかにして学校に認めてもらったほうがいいかと思って」
「こ・・・ここここれからも2人でですか!?///」
「え、喪子さん嫌だった?」
「ととととんでもないです!!すすすごく、嬉しいです!!!」

スマン、喪子がテンパリキャラになってしまったw

先輩が物理学的立場で星を好きなのに対し、喪子のほうは文系でギリシャ神話とかもよく読んでて、
先輩は喪子に星の科学的な知識をあれこれ話し、喪子は神話にまつわるエピソードとかを話し、
そういう方面は全然知らなかった先輩がふんふんと聞くってのもいいなあ。
コーヒーをすすりながらオリオン座や北極星(大熊座だっけ?)の伝説を話すとか。
138彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 20:51:12 ID:JIju7MXF


喪子は民間出身の喪国軍人。
己の力のみで厳しい縦社会を成り上がってきた。
協調はするが実践では一匹狼タイプ。
近頃喪国は領土侵攻を狙う池面国と戦闘を繰り返している。
「よう!」
広い戦場で男が喪子に声をかける。
長身痩躯の美麗男子、
けれど挑戦的につりあがった目、短く借り上げた短髪がより彼の男らしさと
魅惑的で危険な香りを際立たせている。
彼は喪子の親しい人でもなんでもなく敵国の池面国の人間。
池面国は豊かな資源を生かし発展を遂げる、近代的な国。
一方喪国は古い慣習を守る保守的な国。
喪国育ちの喪子には軽いノリの近代男は異星人並みに扱いづらい存在。
「会いたかったぜ」
まるで離れた恋人との再会を喜ぶような言葉を吐きながらも容赦なく太刀を振るう男。
喪子も一歩もひるまない。
「私はお会いしたくありませんでした」
「相変わらずつれないねぇ」
軽口を叩きながら鋭い攻撃を仕掛ける男を、食えない奴、と思う喪子。
以前戦場で剣を交わして以来お互いをライバルと見ている2人は
会えばいつでも剣を交わすそんな関係。
139彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 20:52:20 ID:JIju7MXF
けれど情勢が悪化しいよいよ喪国が滅亡の危機。
喪国は池面国に降伏。
けれど喪国の軍部の有志達が一矢報いようと池面国に乗り込む。
その一行に恩師のためとか色々あって加わざるをえなくなった喪子。
圧倒的不利な状況で池面国に乗り込む。
そこで再会する2人。
ボロボロの衣服、流血だらけの出で立ちで現れる喪子に言葉を呑む男。
「剣を取って下さい」
「おまえな...」
こんな状況で勝負などできるはずがない。
そう思う男。
少なからず男は喪子のことが気に入っていて、戦場にありながらも
喪子との真剣勝負が楽しみだった。
でも今剣を取れない、と思う。
喪子のほうは男が敗戦国の哀れな自分に情けをかけているのだと思い憤る。
「取って下さい」
男は溜息を吐く。
「無理無理」
いつもの軽い様子で拒否する男。
喪子は血管ぶっちん切れる。
「ならば斬り込むまで!」
喪子の攻撃をひょいひょいと何も持たずに交わすのみの男。
「どうしたんですか!いつものあなたらしくもない!」
剣を振るい続ける喪子、いつになく気負い殺気立っている。
そんな喪子の剣を一瞬の隙に足で蹴り上げ、投げ飛ばす男。
「何を...!」
剣士である喪子には神聖な剣を足で蹴り上げるなどの所業が信じられない。
男も剣士であると思っていたのでその礼のなさに憤る。
「あなたは剣士としての志はないのですか...!」
「ねぇよそんなもん」
あっさり言う男。
へなへな力がぬける喪子。
こんな男のためにわざわざ剣をふるったのかと自分が情けなくなりその場にへたりこむ。
その足下に座り込む男。
「振るえるわけないだろう」
そして喪子の手にさっき投げ飛ばした剣を握らせてやる。
「おまえ、死ぬつもりなのに」
ぐっと両手で喪子に剣を握らせる男。
「俺に殺されたかった?」
喪子の手に剣を握らせたまま、男は喪子の頬に触れ、子供をあやすような声で言う。いつもの軽い調子とは違う、とろけるような優しい声で。
「俺のとこに来いよ」
「...私には何もないんです、戦う場がなくなれば」
「いいから」
そう言って傷だらけの喪子を問答無用でかつぎあげる男。
その背中でボロボロ泣く喪子。
国を失って生きていく希望が見えなくなり、死ぬつもりで池面国に
乗り込んできた喪子。
実は男は政治家を出すような大きな家の次男坊で、そこで一緒に平和に暮らしたりするといい。

あーツンデレしたいよ!ツンデレしたい!
世は可愛い子しか許されないけど妄想ではツンデレなんだ!
140彼氏いない歴774年:2009/05/19(火) 23:59:31 ID:veODeivz
>>139
床ローリングでめっちゃ悶えた!!
ありがとう!!!
できれば続きを…
141彼氏いない歴774年:2009/05/20(水) 00:27:19 ID:0IlbWCdG
モコは18歳(推定年齢)のたよりないトレジャーハンター。
魔術と呼ばれるものを操れる能力が備わっている。
だが、幼少期の記憶がない。思い出せないのだ。
日々、仲間の前ではのほほんとした態度でいるが、日々自分の存在意義に疑問を抱いている。

場所は変わり、氷付けになった迷宮の地層深くへとたどり着く。
閉じられた入り口の封印を解き、中心部へと進む。
最下層と思われる場所には一本の槍が刺さっていた。
早速「お宝!」と駆け寄り槍を手にするが、モコの体に異常が。
内側から溢れてくる残虐さ、絶望、ありとあらゆる負の感情。
モコは自我をわずかに保っているだけだった。
しかし支配意識は全くの別物。
容姿もワイルドな跳ね毛ボブであったのに、今は跳ね毛の特長を頭周りに受け継ぎ、後ろ髪は刃のようなロングに。
眼つきも鋭く、別人になっていた。
この槍にはかつてモコの前世であった荒ぶる戦乙女が封じられていた。

目の前で起こったことを信じられない仲間。
変体したモコは有らん限りの力技と術を駆使し、仲間を殺そうとする。
必死に仲間たちも応戦するが


あああ長くなったあああ
最後はモコが「私は私だ!あなたの意志には私は賛同できない!」と叫び
乗っ取っていた意識集合体を自在に操れるようになり(その時は見た目も変わり、若干残虐的になる)、戦線では前にでる…
というお話ですた
142彼氏いない歴774年:2009/05/20(水) 22:59:05 ID:WwoF62l8
>>135
ありがとう。私もそういうシチュ好きだ。

なんか湧いてきたからまた投下する。
連続でごめんね!みんなの妄想サイコー!

闇の中に、かつての教え子の姿を認めた。
長い髪を結い上げて、薄いブルーグレーのスーツを着こなした姿はとても諜報要員には見えない。
追われる彼女が逃げ込んだ、輸送ヘリのハッチが、ゆっくりと上がる。
あちら側も手回しは良かった。
だがしかし、既にここには、あのフラッシュメモリと、彼女を片付けるための私がいる。
既にこのヘリは我々の指揮下にある。
ハッチの向こうに無限に広がる夜空と、富士裾野上空から見た景色が広がる。
予想外の事に一瞬表情を硬くした教え子は、しかし直ぐに事を理解した。
「そこに、いるのですね」
ハスキーな、少し掠れた声。
逃げ場を与えず、確実に仕留めるためハッチが開いたのだと彼女は察していた。
撃たれれば衝撃で落下は免れない。
加えて、跳ねた弾がヘリに損傷を与える事もない。
暗く連なる山並みと、その向こうに輝く御殿場市を背負って、彼女はこちらを見据えた。
ヘリの壁のフレームを掴んで、彼女は武器も持たず、私に向き合う。
闇の中に潜んでいた私は、拳銃をぴたりと照準して姿を現した。
「やはりあなただったのですね」
彼女の顔には驚きもなく、ただ予想した通りの結末だったのだろう。
「今更、意外でもあるまい」
彼女の顔には、今更死への恐れも動揺もない。
彼女は権限を超えた調査をし、そして知りすぎたが故に消される事を解っている。
彼女がどこまで私を追うのか、私は今まで教官の目で見続けていた。
そして、私自身もまた、蜥蜴の尻尾になる事を知っていた。
それでもただ、指令に従い続けた。
きっと最初からこうなる計画だったのだろう。
後戻りは出来ない。
だから、あのフラッシュメモリを使って今度はあいつらを脅してやろうと思った。
何処まで通用するかは分からないし、それでも何れは消されるだろうが。
生と死の境目なんか、私には無い。
「フラッシュメモリを寄越せ」
拳銃を突きつけたまま、私を見据える瞳を見た。
私が最も愛した教え子の瞳。
だからこそ私は、彼女の教官として存在し続けた。
名前も顔もない、ただの教官として。
彼女は私になりたかったのだろうか?
どんなに厳しく過酷な訓練でも、吹き荒れる理不尽な暴力でも、彼女はただ受け入れた。
143彼氏いない歴774年:2009/05/20(水) 23:01:59 ID:WwoF62l8
私の一挙一動を透明な瞳でいつも見ていて、そしてすべての仕草も思考もコピーしようと私を観察していた。
まるでアメーバのように。
揺るぎないものになろうとしたのか、私には分からない。知る術もない。
私の命など、霞より曖昧な存在だというのに。
生きられればいつか、彼女はそれに気付いたのだろうか。
フラッシュメモリを取り出した彼女の手首に、夜光の時計の指針がぼうっと浮かぶ。
世界最強度の頑丈さと防水性、そして最高度の針と時刻の夜光の視認性が売りの軍用腕時計。
私と同じルミノックスの、同じモデルのものだ。
私になりたい健気な教え子のために、私は最後まで冷酷無情な教官でいよう。
諦念したのか、フラッシュメモリを持った教え子に歩み寄る。
彼女は私がフラッシュメモリを手にした瞬間、始末されると知っているだろう。
バサバサとはためく髪を、教え子は掻き上げた。
そして冬の湖のように、凍りついた静かさの瞳で私を真っ直ぐに見た。
フラッシュメモリを掴む。

「教官」

透明な響きが私を呼んだ。
そして、見事な体術で一瞬に私の拳銃を引き寄せ、同時に私の足を薙ぐ。
その無表情な顔。
私は重力が急変するなかで、静かに得心した。
死への覚悟は、私に殺められる運命へのものではなかったのだ。
彼女は自分の命を見定めて、いた。
掴むものもない。彼女自身の運動に引き寄せられる。
足元が消失した。彼女の向こうに、真っ暗く遥かな地の闇が見える。
私たちの体は、自由な宙へ飛び出ていた。

私はあなたになりたかった

落下を始めた私の、耳に凄まじい風音に混じって呟き声が聞こえた。不思議だ。
あんなに小さな声なのに。
幻だろうか。
私は私の愛しい教え子の手首を、いつの間にかしっかりと掴んでいた。
私は初めて微笑んだ。誉めてやりたかった。

なれたじゃないか、終わりという揺るぎないものに。

逆さまになった御殿場市の輝きが遠くに霞んでいく。
始まりがあるものには終わりがある。
私は、終わりを自らの手で育て上げたのだ。
彼女にとって私は終わりで、私にとってもまた彼女は。

――最後までこの手を放さずにいよう。

森の木々がはっきりと見えるくらいに迫ってくる。

ゆっくりと目を 閉 じ



教官という言葉に弱い。
もういい加減寝る
144彼氏いない歴774年:2009/05/20(水) 23:06:08 ID:FrvaRnmL
>>134
良い!こういうの読むと己のレベルの低さ痛感する。
妄想ですら格差有るなあ。
145彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 00:20:08 ID:WuMVadLb
「…か、顔が残念で力が出ない…」
鏡を前に喪子は絶句した。この顔面魚雷を除かねばならないと思った。
しかしこれは彼女の人生で何度も味わったピンチであった。体の力はどんどん抜け、何か悪いウイルスに冒されてしまいそうなくらい弱りきって早20数年。
今度こそだめだ、そう思った時である。
嵐のようにドアベルが鳴り友人が入ってきた。「喪子ー!新しい顔よぉ!」と友は新しい顔を持ってきてくれたのだ。
「送れちゃってごめんね、もう大丈夫だよ」
喪子は友から新しい顔を受け取り弱りきった顔と取り替えると、なんということだろう、体の底からエネルギーが湧いてくるではないか。
元気になった喪子は友人と街に繰り出すことにした。新しい出会いはすぐそこにあるということを喪子はまだ知らない…。
なんて妄想をしても鏡の前の己は変わらず、顔を持ってきてくれる友もいない。喪子は一つため息をついてきのこの山を手にした。
…毒素がついに脳にまで…orzあほな私をお許しくだされ。
146彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 00:21:12 ID:WuMVadLb
×送れちゃって
○遅れちゃって
147彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 01:29:41 ID:fIcm3WrI
和風異世界昔風。
山奥ド田舎の小さな村。
喪代→地味で内気。自信が無い。
青年→鬼と呼ばれ村人から忌み嫌われる。外国の血が入っているからか、鬼という種族なのか決めかねてる。どちらにせよとりあえず金髪碧眼美形。身寄りが無い。

幼少の頃(10歳くらい)、青年は村人達から一応村に住む場所を与えられていたが、同世代の子供達からは日常的にいじめられ袋叩きにされ、常に傷だらけでボロボロだった。大人たちもそれを黙認。
そんな中、喪代だけは彼の容姿を素直に美しいと思い、淡い恋心を抱き、こっそり彼に傷薬を持っていくが内気ゆえに何も話せず、ただ傷薬だけを押しつけて去ることを繰り返していた。
そんな女の子を変わった子だと不思議に思っていた彼が、ある日ついに彼女の手を引き止めて尋ねる。
「なぜきみは薬をくれるの」
喪代は真っ赤になって俯いたまま喋らない。
「きみは僕が恐ろしくないの」
「・・・こわく、ないよ」
「こんな色をしているのに?」
そこで彼女は急に顔を上げて、赤い顔で勢い込んで言った。
「あなたはきれいだよ!」
その瞬間彼女に惚れる彼。
148彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 01:30:31 ID:fIcm3WrI
時は流れて10年後。
大人になった彼は村を出るが、喪代の側を離れることができず、結局村から少し離れただけの山の中にこぢんまりと家を構え、ちょくちょく喪代の様子を見にこっそり村へ行く。

で、すったもんだして彼は彼女に想いを伝えるが、彼女は自分は貴方には釣り合わないと拒む。(容姿的な意味で)
それを彼は「確かに村人から忌まれる自分では苦労をかけるばかりで、彼女に釣り合わない」と曲解。
しかし諦められず実力行使。
つまり、閉鎖的な村において外敵を追い払ったのを口実に喪代を嫁に要求。
人柱的に村から許可だされて捧げられちゃう喪代。
そして始まる夫婦生活二人きり。
本当はまんざらでもない自分にいろいろ罪悪感な喪代。
卑劣な手段を使ったと罪悪感な青年。
お互い好きなのにうだうだと葛藤。


基本的にただのイチャイチャ妄想。
他に村を出た青年がまったく村に戻らず、離ればなれになった二人が、喪代の妹(ちょうど10歳くらい)が山の中へ迷子になって青年と遭遇、助けてもらって仲良くなり、
「君は、似ているね」
「誰に?」
「僕の・・・とても大切な人に。」
そう言って舞い散る桜を見つめたその人の横顔がとてもとても。
それまで知らなかった初めての、説明のできない気持ちにさせる綺麗な人。
とかやって、やがて喪代と再会みたいな喪代の妹初恋編パターンがあったりなかったり。
あと実は青年は昔のいじめを根に持ってるので村人と和解してからも同世代の男には冷たい態度で接するとかいう設定もある。

なげぇ。
すみません寝ます。
149彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 07:11:11 ID:W/fHW7Pb
>>145
禿ワロタ
しかも何となくメロスを彷彿とさせる冒頭www
150彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 08:30:18 ID:ptzSydWG
突然の雨がなかなか止まず、早々に用事を済まし駐車場へ向かうと雨宿り中の男を発見
喪「傘無いんですか?私そこに車停めてるからこれどうぞ」
男「えっ?あ、あの…」
喪「あ、ピンクじゃ恥ずかしいですよね?ちょま」
車から透明のビニール傘を取りだし男に渡す
「えと、あ、ありがとうございます。お礼もしたいし連絡先を…」
喪「100円ですからあげますよ、じゃ」
男「ちょ、まっ!」

後日私を捜し回る男
捜す理由は傘を返すためだけではなかった

長くなりそうだから終わります
151彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 16:26:27 ID:ajosTkCl
>>147
萌えた
切ないすれ違い系大好き
152彼氏いない歴774年:2009/05/21(木) 20:05:55 ID:IANtz9lQ
ジャニにはまったんだが、その人と付き合うっていう妄想は恐れ多くてできない。
だから、自分がジャニになってその人のグループに加入して
戯れる妄想をしてる
正直かなり楽しい
153彼氏いない歴774年:2009/05/22(金) 21:20:23 ID:qzy7I5Zo
Σ(・Д・*)
154彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 10:51:30 ID:s31t+TYO
前スレで何度か垂れ流した不良中年の妄想

メシ作れと呼び出されたとか理由はなんでもいいんだが、
家を訪ねたがどこへ行ったか中年はいない。なら待つか、と
彼を待ってる間にソファで眠ってしまった喪女。
帰ってきた中年が声をかけても喪女は起きない。
中年はひざ枕して小一時間喪女の頭をなでくりまわす。
喪女は気持ちよくてうっとりすやすや。そんな寝顔を堪能しつつちょっとムラムラきた中年が
あー喰っちゃおっかなーとか考えたとこで喪女起きる

ふわりと意識が浮上する。ああ、眠ってしまっていたのか。
「なんだ、起きちまったのか」
頭上から声が降る。…なんだろうこの格好は。時計をみると小一時間は経っている。
一体いつ帰ってきたのか。というかいつから見られていたのだろう。
「寝顔も悪くないな」
…ときどき頭の中ををまるごと覗かれているのではないかと思う。
手は髪を梳くのをやめない。親指がこめかみのあたりをなぞる。
心地よくていろんなことがどうでもよくなって、意識はもう一度眠りに向かう
「おいまた寝るのか?ちったあ俺の相手もしてくれよ」
うんだかううんだか適当な言葉を返す。睡魔に侵された頭はろくに働かない。
やれやれ、と彼は身を屈め喪女の耳元に顔を寄せた。
「なあ」
そうして内緒話でもするように、声をひそめ楽しげに囁いた。
「…なら俺の好きにするぞ」
155彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 13:32:54 ID:PzqT2FhY
>>154
そしてあわてて飛び起きて笑われるのも
くすくす笑ってさらに甘えるのも
本気で寝入ってため息つかれるのも
逆に好きにしちゃう(でもやっぱりあとで好きにされる)のも
全部捨てがたい
156彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 15:05:26 ID:WYCc3H1T
>> 155

やべぇ・・萌えたw
中年萌えじゃ
157彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 18:45:59 ID:3NxCluBp
アカギさん・・・っ
アカ・・・ギ・・・さん・・・っ
158彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 21:04:43 ID:tp92UQIV
イケ男「フツ男が変な事言うんだよ」
喪子「?」
イケ男「(顔を赤らめながら投げやりに)喪子はイケ男さんの事が好きだって(目を逸らす)」
喪子「(内心にんまりしながら涼しい顔で)あたしもリア子ちゃんから同じ事言われたよ」
イケ男「え?!」
喪子「イケ男くんがあんなに思ってくれてるのに☆ちゃんとうけとめなよ!って」
イケ男「お、俺は別に!」
喪子「(フヒヒ)」
159DOKIDOKI☆オフィス:2009/05/23(土) 23:25:05 ID:fi6iGmaL
---喪子
幼馴染で年下のMに誘われ入社。

見た目は穏やかで癒し系なのに、仕事は凄腕で社長の右腕のNさんに
こっそり恋心を抱く。

Nさんと一緒に仲良く社長補佐の仕事をし、周りからは
「お似合いだよ」「付き合ってるのかと思った」といわれるくらい
仲が良い。

「Nさんとは毎日のように一緒にご飯を食べて帰ってる。
 たまに、ドキっとするような事も言われる。。。
 でも、やっぱりNさんは私には興味ないみたい。。。」


---N
本当は、喪子のことが好き。

しかし社長も喪子の事を好きなのを知っている+社長から
喪子に手を出すな、とこっそりすべての社員に社長からの
厳令が出ている為、喪子に手を出せない。
今自分が抱えている仕事が軌道に乗ったら、喪子への気持ちを整理するため
会社を辞め、海外へ行こうと考えている。

また、社長の事を非常に尊敬しており、社長からも絶大な
信用を置かれている。

「喪子さん…好きだ…
 だけど、喪子さんは社長の想い人…」


---社長

海千山千の辣腕。元ヤクザ。
業界の中では、あまりにも有能ゆえ、同業者に恐れられるほど。

入社当時から喪子のことがずっと気になっていたが
喪子の入社当時には彼女もおり、またビジネスに私情を挟むとは言語道断、
とずっと自分の気持ちを抑えていたが、次第に気持ちが抑えきれなくなり、
それがきっかけで彼女とも別れる。

また、今までビジネスとプライベートをキッチリわけていただけに、
喪子に対する感情に動揺すらしている。

「いいか、テメエら。
 喪子に手を出したら、即クビだ…。
 あいつは、俺の女だ。」

--- 


軽いタイプのお調子者。女を切らしたことがない。
最年少ながら社長の懐刀。

喪子には小さいころからしょっちゅう怒られており頭が上がらない。
社長を目標とし、日々精進している。

「やー、社長がまさか喪子に惚れるとは…。
 あ、喪子は俺が会社に呼んだんだし、昇給ものじゃね?しかしまさか社長が惚れるとは…」
160彼氏いない歴774年:2009/05/23(土) 23:39:04 ID:ckDTEZi3
>>159
名前欄に吹いた
161彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 00:56:42 ID:OBVQ47Uh
>>159
オフィス系、萌えた
名前欄にもやられましたw


萌えた勢いで、自分の妄想も投下
異世界迷い込みとか、幼馴染とか、アラビアン系のベールとか
薄絹衣装とか大好きです、そんなのをミックスな妄想


喪子の幼馴染は美形で優秀、トロい喪子の面倒をいつも見てくれる出来た人
喪子の両親と幼馴染の両親は親友で、小さい頃から両家を行ったりきたりする関係
両方の親は将来二人が結婚したら良いなと、常々話していたりする

幼馴染は喪子をトロてほっとけなくて、やはり俺がいなくちゃと思っており
喪子は優秀な幼馴染にコンプレックスを抱きながらも、ついつい頼りにしてしまう
何事も無ければ、二人はそのまま、ゆっくりと恋愛→結婚と行きそうな雰囲気だった


そんな二人での帰り道、とある声に引き寄せられ異世界に飛ばされる


アラビアンな国に落ち、平々凡々の喪子は捕まり人身販売に掛けられる
毛色の違う喪子を、これは良いみやげ物だと貴族が買い上げ帝王に献上
日々を怠惰にすごしていたアラビアンな国の若い帝王は、興味本位で喪子に手を出すが拒まれる
おまけに、私はそんな急な好意を好まない、愛して欲しければ相手の気持ちをと懇願

王であるがゆえ、拒まれることを知らなかった彼は喪子を気に入り妾妃に
遊び女はあれど、妻の位を初めてやった王に周囲騒然
喪子は殺されると思っていたので困惑

奴隷上がりでも有能な人間は上位に上がれる国
王は喪子に教師を付け、国のことや、作法やらを学ばせる
同時に、喪子の言ったとおり、手をつなぐ事から、喪子の対話を始める
喪子に合わせ王も徐々に前向きに、怠惰な王から賢王へと変ってゆく

喪子は学術をサクサク吸収、おまけに喪子が話す故郷の話
義務教育がとか、こういう便利なものが等の話から、王はヒントを得て国政に生かす
そんな気も無い喪子を先生達は先見のある乙女だと絶賛

今までトロくて何も出来ないと思っていた喪子は、王との生活で
引込み思案な性格から、明るく社交的な性格になって行く
王との間も徐々に進んで行き、喪子と王はついに夜を共にすることに

心を決めて寝台で待つ喪子だったが、中々現れない王に
やはり自分をそういった意味で好いていないのでは……と思い始めた頃

「喪子は、性急なのが嫌いだから……嫌われたらと不安で、中々足が動かせなかった」

寝室にそっと入ってきた王は、無様だが嫌わないでくれと言いながら
喪子の居る寝台へと入る、喪子の顔に掛かるベールをそっと上げ、喪子の唇にふれる
激しい熱の宿った王の瞳に、喪子は拒む事を忘れ目を閉じるのだった

この夜を境に王は喪子を正妃にすると宣言
謁見の場にも連れて行くようになり、喪子は王を支える賢妃として認められる



(続く)
162彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 01:00:20 ID:OBVQ47Uh
>>161の続き)


目まぐるしい日々に追われ、喪子が此方に来てからもう二年ほど経っていた
故郷を懐かしく思うも、己が夫が納める国を愛し、后妃としての生活に馴染んで来た頃

とある北の国が使者を送ってきた。過去幾度か衝突したこともある、因縁深き国
使者は、国の覇権にも深くかかわりがある老将軍を主とした小隊である

謁見を求める使者達に、王はそれを受け入れ喪子を伴い玉座の間で迎える事に
今までの戦乱の話や、交易の話、北の国の要求を王は聞き幾らか言葉を返すと
喪子にも意見を求めてきた、喪子が口を開き意見を言い始めると
使者の中で今まで顔を伏せ、後ろの方に控えていた青年が突然声を上げる

「失礼ですが……どうか、どうか、后妃様のご尊顔を拝見いたしたく」

我妻の素顔を見たいなど不躾なと怒る王、しかし喪子はその声に驚く
その声は聞き覚えのある声、小さい頃から知っている幼馴染の声だった

喪子がポツリと幼馴染の名を呟く、幼馴染はその声と反応に喪子だと確信
幼馴染は喪子が同郷で、幼馴染、喪子と自分は突然この大陸に連れてこれらた等と
流れるように話し出し、どうか喪子と話を、喪子の傍にと懇願する

王は二人の親しげな様子に嫉妬し、謁見を切り上げ喪子を抱き上げ連れ去ってしまう
今後、一切男は己以外会ってはいけないと喪子を後宮に閉じ込めてしまい
その日から、執務の時間を減らし後宮の喪子の元に通い詰めるようになってしまう

一方、謁見を切り上げられた幼馴染は、老将軍に何事かと問い詰められていた
幼馴染は喪子と同じ時期に、北の国に落とされ紆余曲折あるもその才覚を認められ
子の居ない老将軍(王家の縁戚)の養子になっていた

喪子は己と同じ郷里出身、きっと奴隷売買の犠牲に、等々義父に話す
喪子を連れ去った王の態度、軟禁状態になっているという后妃の現状に
幼馴染はやはり喪子には俺が、喪子は今まで辛かっただろう、喪子を救うのだと
決意をする、情に熱い義父も息子の決意に男だと、好きな女は守るものだと吹っかける

喪子の心を推し量らぬまま、男達の嫉妬や争いは激化していくのだった


王の18禁ドロドロ嫉妬を一心に受けながらも、王に愛しているのは貴方だと説得し、
愚王に戻りかけた王を立ちなおらせ、おまけに懐妊で、幸せ帝国を築いたり

幼馴染の熱意に押され、淡い恋がよみがえる、後宮から浚われ后妃誘拐事件
幼馴染の腕の中、北の国へ、戦乱が幕を開けてしまった、だけど俺は喪子を守るよだったり

二人の男に取ったり、取られたり、愛憎だったり、密会だったり、傾国の姫状態だったり

私は、お前らの「もの」じゃねぇ!!もう良い私がこの世界を変える!!
喪子覚醒、女だてらに国を牛耳るぜ、跪け!!の女王様だったりと

様々に妄想しています。



以上、長々とお目汚し失礼致しました。
163彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 01:07:08 ID:e2FHE1XV
>>159
そのゲームは、いつ発売ですか?

つられて投下。
Jはボストン在住の高校生。生粋の米国人で、両親は大の日本好きだが、本人は日本にも日本人にも興味薄。
ある日Jは、家族旅行で両親のかつての留学先(であり、二人の出会いの場でもある)である日本に連れて来られる。
日本文化大好きの両親と妹を横目に、一人退屈していた。

「あれ?」
人混みの中、横を歩いていたはずの家族の姿が見えない事に気付き、Jはパニックに。
「どうしよう。俺、日本語判んねーのに…」
知らない街、知らない文字、異常なまでの人混み、
アジア人なんて全員同じ顔に見えるし、聞こえる会話は意味が判らなくて怖い。
そして何故か、こんな時に限って携帯が圏外で使えない。
「おいヤベーよ、異国で遭難かよ」
Jが本格的に焦り始めた瞬間、彼の耳に澄んだ歌声が響いた。
「何だ、この声…」
思わず、Jは歌声のする方に足を向けた。
「え、あの子か?」
人だかりの中心に、シンセサイザーを弾く女の子・喪子が居た。
可愛くないし美人な訳でもない、ハッキリ言えば冴えない女だったが、伸びの良い綺麗な声だ。
164彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 01:28:27 ID:e2FHE1XV
>>163続き

知らない曲だし、歌詞は日本語だから何て歌っているのか見当も付かない。
それなのに、何故か惹かれる。
そもそも、音楽にこんなにも圧倒される事自体、初めて経験する感情だった。
「あの子の歌がもっと聴きたい。あの子と話したい。」
Jの胸に、今までにない熱さがよぎった瞬間。
「まあ、J、こんな所に居たのね」
母が心配顔でやってきた。安堵しつつ、もう喪子の歌が聴けないとションボリしてしまうJ。

ホテルに向かうタクシーの中で、Jは密かに決心していた。
勉強しよう。勉強して、日本に留学したい。そして、あの子と歌ってみたい。

数年後、留学生として日本にやってきたJは、あの日歌っていた女の子・喪子と再会する。
「はじめまして。僕は、君に逢いたくて日本に来ました。一緒に歌わせて下さい」
この出会いが、日本と米国の双方を席巻する音楽ユニット誕生の瞬間になる事は、
まだ誰も知らなかった…。


2レスも使ってこんなんでゴメン。
新しいプロジェクトを成功させるべくの為、Nは地方に支店を開設し
さらには支店先に転勤してしまう。
喪子とNは毎日仕事で連絡を取り合うがやはり寂しさを隠せない二人。

喪「ちゃんとご飯、食べてるー?」
N「今なー、コロッケつくってるよー。
  …喪子に食わせたいわー。俺のコロッケは絶品なんだよー。」
喪「うん、私もNのコロッケ食べたいわー。」

喪&N
(…会いたいな…。電話越しじゃなくて顔見て直接話したい…会いたい…。)

−−−
そんな中、社長に誘われ二人食事にいく喪子。
おいしい料理に舌鼓をうったあと、大人で洒落たバーに連れて行かれ、
カウンターで肩を並べながらグラスを傾ける二人。

社「喪子は、今好きな人いるのか?」
喪「…え!?ややや・そんな、居ないですよ〜!」
 (Nさんのこと好きってばれたら恥ずかしい…!仕事に差し支える…!)
社「そうか。…また誘ってもいいか?」

駅に向かう帰りのタクシーの中、酔って寝てしまう喪子をそっと抱き寄せる社長。

「…困ったな、帰したくない…」
「―絶対俺に惚れさせたるわ…」

(社長は関西出身なので、素の時は関西弁。)
−−−
そして、業務整理の為Mと喪子は、Nの居る支店へ向かう。
久しぶりに会えることに喪子とNの心は高鳴る。

喪「ちょっとM!なんで新幹線のチケットなくすのよ!」
M「え〜、なくしてないよ、しまった場所忘れただけだよ〜」
喪「 殺 さ れ た い の か 」
M「怒んないで〜…と、あった!胸ポケ入れてたの忘れてた!」
喪「 殺 さ れ た い の か 」
M「やーん、怒った顔もス・テ・キ☆(汗)」

果たして喪子と結ばれるのは…!?
妄想が止まらなE/新ロマンティックA-GERU・YO。
案外好評でうれしい。
166彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 09:08:54 ID:96/ouDOq
舞台は異世界(中世ヨーロッパ風だったり、中華風だったり)で、喪子は軍人が主な客層の食堂の看板娘。
小さい頃から食堂の手伝いをしているため、いかつい軍人には慣れていて、明朗快活な喪子は、
「将来は肝っ玉母さんだな」なんて客からからかわれるような感じ。
で、幼馴染で軍人になったAは常連で、喪子に思いを寄せているんだけど、不器用で自分の気持ちに素直になれない。
そんなとき、喪子にお見合いが持ちかけられるか、または常連客から告白されてる場面を目撃してしまう。
喪子は「会うだけなら…」とか、「考えさせてください」とか、曖昧な返事。
Aが動揺を隠し、何気ない風を装いながら、「結婚するのか」と聞いてみると、喪子は、
「私もいい歳だし、両親を安心させてあげたい。」といい、前向きに考えてる様子。

焦ったAの行動をいろいろ妄想するのが楽しいんだけど、ここがメインなのにうまく文章化できん…orz
基本は強引かつエロく(不器用設定はここでは無視)迫る感じです。
後、幼馴染が軍人ではなく、文官B(黒髪眼鏡の優男。本性はかなりの策士)というバージョンもある。
その場合は喪子が気付かないうちに、Bを選ばざるを得ないような状況をつくりあげちゃってください。
167彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 10:59:26 ID:cgsudrS+
>>165
めちゃくちゃツボッた&ワロタww
168彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 12:44:36 ID:V2Xa/O4Q
萌えの欠片もない妄想でめんご★
あああもう恋愛が思い付かない

まだ飛行機にレーダーや電子機器が無かった頃。

喪田井は航法士。
飛行機に乗り組み、現在の針路と予定していた針路の差異を計算し、正しい航路へ導くのが仕事。
風やコンパスの個体差、磁力の方向のズレ、そして時間や速度等様々な要素を考えなければならない。
洋上ではランドマークもないため、航法士の腕だけが頼りだった。
喪田井は腕も良く、若くして信頼されている。

そして喪田井には透視能力があり、あたかも3Dレーダーのように、見えない地上をも見ることが出来る。
厚い雲、霧、闇が行く手を遮るとき、喪田井はその能力を発揮した。
ただし生命力を削るため、その使用は制限しなければいけなかった。

長く組んだベテラン操縦士が飛行機を降りた。
そしてその頃、喪田井は能力に限界を感じ始める。
これ以上透視すれば自分の命が危ない。
加えて、自動で飛行機の針路を割り出す装置も開発されつつあった。
受け持った新人操縦士の補助を最後に、喪田井は引退を決意した。
この時、喪田井29歳。

概ね順調に進んだかに見えた訓練だったが、単独での操縦の訓練中に天候が急変する。
新人は前の操縦席、喪田井は後部座席に座り、頼れる人間は互いだけ。
洋上の雷雲のため、無線機は激しいノイズで使い物にならない。
暴風雨のため上下に機体は揺れ、左右に流されて忽ちに位置をロストした。
雲は抜けたものの、厚い積雲に阻まれて陸地どころか洋上すら見えない。
燃料計はじわじわと減っていき、余裕はなかった。
現在地が分からなければコンパスも役には立たない。
どうにかして帰路にある開聞岳まで辿り着かなければ。
悪天候は北から南へ流れ、そこを過ぎれば天気が変わっている可能性が高い。
加えて、開聞岳からのコースは新人が何度も反復していた。
喪田井は覚悟を決める。
瞳を閉じて息を吸い込んだ。
頭の血管が破裂するような感覚、赤く染まる視界、焼けるような肺の痛み。
感覚が雲を突き抜けて、洋上に広がる。まだ陸地は掴めない。
心拍数が上がる。その度に痛みが脈打つ。
それでも喪田井は視るのを止めなかった。
陸地の端を掴んだ。
そのまま島を感覚が這い上がる。
捕まえた。この島から開聞岳は北北西にすぐ近い。

「倉敷」
今すぐにでも失神しそうなのを堪えて新人を伝声管で呼ぶ。
「方位・・・、だ。必ず種子島が見える」
「はいっ」
169彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 12:50:09 ID:V2Xa/O4Q
色を失った新人が見えるようだった。
「落ち着いてやれ。そのまま行けば雲の切れ目がある」
「はいっ!」
喪田井はもう、鼻血が流れていることにも気付かず、新人の操縦に任せた。
全身が痺れて、天も地もよく分からない。
暫くして、薄れていく意識のなか、「開聞岳が見えた!」という新人の声を聞いた。
今度こそ本当に力が抜ける。
「喪田井さん、ありがとうございます!」
「・・・うん」
涙声になった新人の声。
回復してきた無線機に管制塔からの通信が入る。
その声ももうよく聞こえなかった。
「倉敷、必ず帰れ」
「はい」
「・・・ガンバレよ」
喪田井は天を仰いだ。
満天の星空が輝いている。
段々、その星空が近付いてきたような気がした。
少しだけ、眠ろう。30秒だけ。
喪田井は、瞳を閉じた。
宇宙の深海、星の海に体が沈んでいく。

着陸した飛行機の、後部座席に新人が駆け寄った。
喪田井はもう息をしておらず、その青白い唇は微かに笑っていた。
その日、夜明けの空に、白い海鳥が飛んでいった。


萌えねー絶対萌えねー
そして実際はコンパスの読み方苦手で登山やってみたくても出来ねー
170彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 16:01:34 ID:r6j50LEX
ちょっと聞いてくれ。
昨日、幼馴染と話したんです。幼馴染。
そしたらなんか好きな人に彼女がいたらしいんです。
で、よく見たらなんかほんのり化粧してたらしくて、マスカラとか剥げてるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、好きな男ができたぐらいで普段してない化粧なんてしてんじゃねーよ、単細胞が。
つくりの問題だよ、つくりの。
なんかグロスも塗ってるし。女の子らしくメイクってか。おめでてーな。
やだパンダになっちゃう、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、ふくだけコットンやるからその化粧落とせと。
お前はな、すっぴんでいるべきなんだよ。
クラスの男子からボロクソ言われてもおかしくない、
めんどくさいから別にそんなのしなくていいやみたいな、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
マジョマジョだのマリクレだのは、すっこんでろ。
で、やっと話がそれたかと思ったら、別に付き合いたい訳じゃなくて憧れてただけだもん、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、お前には彼氏なんて必要ねーんだよ。ガキが。
目真っ赤にして何が憧れてただけ、だ。
お前本当に好きだったんだろと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、憧れてただけ言ってダメージ減らしたいだけちゃうんかと。
情報通の俺から言わせてもらえば、お前のアノ人、前ちょっとお前のこと気にしてたんだよ。残念だったな。
全然踏み出せずにうじうじしてるうちに積極的な他の女に先越されて告れないままギョク砕。これがバカの振られ方。
告る前に玉砕ってのは相手に気持ちが伝わることがない。その代わりショック少な目。これ。
で、誰にも言えないからずっともやもやしたまんま。これ最強。
しかしこれをやると泣きつかれる俺がめんどくさいという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前みたいなバカ女は、早いところオレの気持ちに気付けってこった。


こういう幼馴染が欲しい。
171彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 21:51:08 ID:naWOuont
人影まばらな月曜日の夜中のジムのプール。
彼に連れられて訪れたジムで喪子は彼の仲良しのインストラクターさんの計ら
いで内緒で会員制のジムの中に入れてもらう。
彼は泳ぎに来たのだけれど喪子は泳げないので特に何をするわけでもなく彼が
泳ぐのをプールサイドで足だけを水にパシャパシャつけて眺めている。
ひと泳ぎした彼が喪子の足もとに濡れた髪をかきあげ(帽子を被ってないのは
ファンタジーです)寄って来る。
「おまえもしかして泳げないのかよ?」
「泳がないんです」
強がりを言う喪子等全てお見通しというように馬鹿だなぁという顔をして彼
は笑う。
「ちょっと泳いでみろって」
「無理です、この格好じゃ」
最初から泳ぐつもりのない喪子は白のブラウスに、プールに足をつけるため
にジーンズを膝までたくしあげただけの格好。
彼の濡れた手が喪子の頬を撫でる。
濡れた髪、濡れた目、濡れた手に背中がぞくっとする喪子。
高層ビルの最上階の室内プール。
大きな硝子張りの窓から月明かりが差し込んで水面にゆらゆら揺れている。
「大丈夫」
何が大丈夫なんだ、と喪子が思った瞬間思いきり彼に手を引かれて水中に引
き込まれる。
眼前に迫る水底。
溺れる、と思った瞬間ぐっと力強く引き上げられる。
激しくせきこむ喪子を持ちあげる彼。
「悪ぃ悪ぃ」
喪子を抱き上げながらせきこみ涙目の喪子の濡れた髪を撫でつけてやる彼。
彼の首に腕を巻きつけながら喪子は恨めしげに彼を睨みつける。
「でも大丈夫だったろ?」
悪戯が成功した子供のような顔をして彼が笑う。
「何が大丈夫なんですか」
金輪際この男のことは信用すまい、と喪子が思っていると喪子を抱き上げた
腕が
いきなり喪子を水中に引き込む。
今度は水中に上がろうとしても彼の腕に水中へ押しつけられて上へ行けない。
パニックになる喪子の目に彼が映り、首筋を捕えられて水中で激しいキスをされる。
水中で彼によって酸素を奪い尽くされもがく喪子。
喪子を押さえつける彼の腕を振り切り、無我夢中で上へ這い上がる。
少し遅れて彼も顔を出す。
肩で息をする喪子とは対照的に涼しい表情の彼は喪子に噛まれて赤く血が出た口元を
楽しそうに笑いながら手で拭う。
何故か恐怖を感じた喪子は自分でも知らず一歩、また一歩下がるけれど彼も同
じように距離を詰めて来る。
喪子の体がプールのへりにあたり、それ以上は後ろへ下がれなくなり、彼が喪
子をとらえる。
「助けてあげるから、おまえのことは、いつでも俺が」
そして彼は喪子を水底へ沈めたのと同じ腕で喪子を抱き上げプールサイドに座
らせると涼しげな目元を伏せて無防備な喪子の足をしもべのように舐める。

ちょっと病んでて男らしくてツンツンしていてデレデレしていて
男前な脳内彼氏を脳内で飼ってます。
172彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 21:55:16 ID:cTEhsSwX
吉野家コピペで妄想www
不覚にも萌えたw

これは宇宙ヤバイにも挑戦するべきか
173彼氏いない歴774年:2009/05/24(日) 23:54:31 ID:nMubRlLH
174彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 00:10:13 ID:tKlfIhft
喪太郎は官軍の侵攻する足音を本能的に聞きつけた。
「…来る…!」
喪太郎は枕元に置いた愛刀を手にし、本陣近くの高台へ駆け上った。
「…?!なんと…!」
眼下に多数の敵兵とゴキ大将が確認できる。
(くそ…ここまで攻めてきやがったか…!)
喪太郎は私兵を連れ、馬を飛ばし御手洗山まで急いだ。
(御手洗山までは越えさせん!)
「おう、待たせたな!」
すでに御手洗山のすぐ近くまで敵は迫っている、喪太郎が来たことで先に御手洗山で陣を引いていた先発隊の表情にも安堵の様子が見られる。
だが敵は近い。すぐそこにいるのだ。
ここがおいらの死に場所になるかもしれん、喪太郎は覚悟した。
小一時間。相手は攻めてこない。
喪太郎は抜刀。
「進めー!」の喪太郎の声と共に私兵は皆突撃した。相手は少ない、幸いであった。
喪太郎の狙いはこの小隊の大将ゴキ大将である。向かってくる敵兵を切り捨て切り捨て狙いに迫っていく。
「……とぉっ!」
喪太郎はゴキ大将をしとめた。
「ゴキ大将の首を取ったー!」
喪太郎が叫ぶと私兵達の顔が明るくなる、ふと我に返ったときすでに戦は終わっていた。
…やったぜ…榎本さん…
喪太郎の顔に久方ぶりに笑顔が戻ってきた。
(ゴキブリ退治×最近ハマった幕末もの)
175彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 00:31:41 ID:AtJMv8FJ
>>172
バカなの?はすぐできそう
176彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 06:43:32 ID:A0/LuQMp
177彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 15:01:27 ID:gudVzlNU
喪子(ヤバイ電車のり間違った…ここどこだよ…)
絶望する喪子の元にフツメン彼氏から電話がかかってくる。

彼「おっすー!喪子ちゃんもう晩ご飯食べた?」
喪子「おっすー…ご飯はまだ食べてない……」
彼「どうしたの!?何かあった!?」
喪子「電車のり間違った…なんか知らんとこにきちゃった…」
彼「あるあるw仕方ないなー迎えに行くよ!喪子ちゃんの好きなグラタン作ったから一緒に食べようね」




電車乗り間違うたびにこんな妄想をしてしまう
178彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 17:08:34 ID:NBhwjudS
そんなにしょっちゅう乗り間違うのか?>>177カワユス
179彼氏いない歴774年:2009/05/25(月) 19:39:00 ID:tpVu37L9
自分の妄想の予告編みたいなのを考えるのが楽しい。
ただし我に返るととても恥ずかしい
異世界召喚もので喪女子高生と王子


気がついたら異世界で
現実はそんなに甘くない
卑屈で内向的で軽く意地っ張り
ヒロインにはなれそうもない

悩む彼女と そして彼

相手は文字通り、住む世界が違う人

こんなの、
ばかみたいに
ただの恋。

彼女の異世界奮闘記

脳内劇場で絶賛公開中。
180彼氏いない歴774年:2009/05/27(水) 05:36:11 ID:/6/yIIe+
ある国の国王が住む城
その息子の双子の兄弟のボディカード兼世話係の喪子

兄は茶髪のヘタレ系女好き
目を放すとすぐにいなくなる
弟は黒髪で真面目温厚
喪子にもなにかと気を使ってくれる
二人とも喪子より二つ上で似てはないが端正な顔つき喪子は金髪ショートヘア
軍服に身を包み腰には剣
太ってないが筋肉のせいで華奢とは言えない体つき

いつも兄にかまってばっかの喪子に弟が嫉妬して迫ったり
兄はいつも相手する華やかな令嬢より
呆れながらも迎えに来る喪子が実は好きで余計に振り回したくなったり
一族討伐をもくろむ隣国の連中がボディガードの喪子を誘拐
国王の弱味をはかない喪子がエロい拷問されたり

エロ自重\(^o^)/
181彼氏いない歴774年:2009/05/27(水) 07:10:19 ID:G2IQ3tXP
夜寝る前に明日異世界に行きたいとか
朝起きてこのまま眠りにつくように静かに死にたいとか
音楽聴きながら好きなキャラにどこかへ連れて行って欲しいとか
どんなに楽しみなことがある日でも一瞬は毎日思う
182彼氏いない歴774年:2009/05/27(水) 19:49:14 ID:04t9qobU
もうとっくに学校は卒業しているというのに、未だに学園物少女漫画のような妄想をしている。
喪子はクラスでは目立たないが、人気者イケメンと交際中。しかし目立ちたくないため周囲にそれは内緒。
クラスのリア充リア子は元気でちょい毒っぽく、イケメンに片思いしている。
もちろん喪子との関係は知らないので「あんたってマジ地味w一生彼氏なんか出来ないんじゃん?」と
完全に喪子を馬鹿にしている。そんな中修学旅行に。夜、人目を盗んで会話を交わす喪子とイケメン。
「最初はどうなるかと思ったけど…来て良かったな」
「俺も。楽しんでるみたいで良かった」
なんて話しているところを、偶然リア子に見られてしまう。
「何であの二人が…!?」
親しげな雰囲気に何かを察知するリア子。勢いよくそこに出て行く。
「イケメン君!こんなところで何してるの?」
「いや…お前には関係ないよ」「え…内緒…なの?」
それまで、それなりにイケメンと親しくやってきたリア子はこれにショックを受ける。
「じゃあ、私もう行くね…」と去っていく喪子。
「うん…お休み」と言うイケメンの眼差しに優しさを感じ、動揺してその背を睨むリア子。嫉妬と悔しさが
リア子の胸を支配する。

リア子からの嫌がらせを受けつつも意に介さなかったり、イケメンに守られたり
なぜか大災害が起こって喪子を救出しに行くイケメンとそれを必死に止めるリア子(でも行く)編、
だんだんヤンデレっぽくなっていくリア子からイケメンを守る喪子編、大学受験編、喪子が他人から言い寄られる編
同窓会で二人の真実を暴露編、結婚式で一悶着編なんかがある。
今のところ双子を生んだとこまで妄想した。
183彼氏いない歴774年:2009/05/28(木) 08:54:15 ID:uR1J4vNe
>>182
そんで今は双子の名付けをどうするかいろいろ悩んでるんだろwwわかるぜwwww
184彼氏いない歴774年:2009/05/28(木) 20:07:23 ID:cYHOQKo+
彼氏ができたら

夏…花火大会に行く。ひと通り屋台を回り楽しんだ後、人ごみを避けるように静かな神社でしばらく雑談。
   急に真面目な顔になった彼が震えた声で「一生一緒にいたんだけど、お前はどうかな」
   とプロポーズめいた発言をするがこの日一番の大きな花火の音にかき消される。
   逆光と、まだわずかに残る音の余韻の中で見つめあう二人。
   私「えっ?聞こえなかったよ。なあに?」 
   私に聞こえていなかったのがわかって緊張が解けたのか、くっくっと笑い出した。
   彼「ううん、なんでもないよ。…また、胸を張って言える日まで、お楽しみな。」
   そう言った後、ぽんぽんと私の頭を撫でて彼は少し困ったような…はにかんだような表情に変わった。


冬…12月24日。お互い仕事で忙しく会えない日々が続いていたけど、この日だけは早めに切り上げ
   夜7時にイルミネーション街で待ち合わせ。
   待ち行く人たちは家族、恋人と幸せそうに歩いていて、自分もそのひとりだと思うと嬉しくてつないだ手に力がこもる。
   「どうしたの?うれしそうだね。」
   いつもより優しい笑みを見せる彼も同じ気持ちなんだろうか、ぎゅっと手を握り返してくれる。
   積もる話も食事も終えしばらくぶらぶら歩いていると、雪がちらちらと舞いだす。
   「ホワイトクリスマスなんて初めてだね!」
   すいこまれそうなほど深く黒い空と宝石のように舞う白い雪のコントラストがあまりにも綺麗で、
   凍てつく寒さも忘れ二人でただ空を見つめていた。

   ―――このまま、時が止まってしまえばいいのに

  そう思った瞬間。彼がゆっくりと口を開いた。
  「夏祭りの日、俺が言いかけたこと…今なら、何にも邪魔されずに伝えられると思うんだ。」
  あの夏の日と同じ、真面目な顔。
  「俺、お前といる時が一番幸せなんだ。お前をずっと支えて生きたい。お前ももし俺と一緒の気持ちなら…」


  「俺と、結婚してください」
  
  少し震えている彼の手を強く握る私。
  「――私も、あなたと同じ気持ちです。あなたの嬉しいことも、悲しいことも、すべてわかちあいたい。
   ずっと、一緒にいてください。」
   
  今は、強く強く繋いだ手に落ちる雪の冷たさも気にならなかった。

気持ち悪いがいつかこういう事があるとガチで夢見てるからな
185彼氏いない歴774年:2009/05/28(木) 21:43:03 ID:R5Y3LBLy
>>184
全わたしが感動した・・・
186彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 13:10:10 ID:D/DTMEQk
クリスマスどころか暮れ正月も職場にいた私としては

「世間はクリスマスだぞ喪子ー」
「そうですね先輩、いいから早くそっちの実差表出しやがってください」
「そんなに急がなくてもいいじゃん。何、このあと予定でもあんの?」
「あったら先輩を置いて帰ってます」
「わかった。じゃあ早く終わらせよう。そして喪子はひとり淋しいクリスマスを存分に味わえ」
「言われなくてもその予定です」
「と思ったけどそれ無しな」
「?」
「喪子はこれから俺とクリスマスの予定だから。…何ぼーっとしてんだ。手動かせ、手」

うってかわってきびきび仕事を片付ける先輩。
先輩の真意がわからず、どきどきしながらも首をかしげている喪子。

「あ、ホテルの予約とかしてないから、うちとラブホどっちがいい?」
「…いきなり生々しいこと言わないでください!」

で、先輩の家へ半分拉致られて(途中のコンビニでケーキ買ったりして)
世間一般のクリスマスを過ごすことになる。


なんで妄想なのに微妙に夢がないんだろう…
187彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 15:27:10 ID:tTJZ2KgN
>>181、すごくわかるよ>>181

広大な草原(ステップ)と峻険な山脈地帯にぐるりを囲まれ、南面のみフィヨルドによって外海に開かれているという、
天然の要崖により栄えてきた王国。
覇権を誇るその老王の、最も歳若い愛妾の娘が私。
王宮での暮らしを得るためだけに私を生んだ母には、他の男―――老王の皇太子とのよからぬ噂も囁かれており、
乳飲み子の時から、私は王の側近である老将軍の所領――草原地帯に接する辺境の地――で、
将軍一家の家族同様の愛情と厳しいがしっかりした教育によって育てられていた。
だが、私が7歳になった時に老王が逝去。 
専横の振る舞いの多かった皇太子は、王位に就くと同時に父親の愛妾であった私の母を自分の後宮に入れる。
それは元より事実関係もあったのだろうが、王宮暮らしを捨てたくない母が
「あの姫はあなたの娘」と私を楯に保身を図ったためで、私は現王の娘として、のどかな辺境より王宮へ召し返される。
公的に『先王の娘』ではなく『現王の娘』となった私だが、現王には私より一回り以上年上の王子・姫が
庶子ばかり数人おり、王位継承権の順位も低く、存在自体が複雑な政争のタネとなりそうな私に、
現王の顔色をうかがう宮廷の人々があえて近づくということも無かった。

そんなある日、母の後宮に繋がる通路を歩いていると、数人の男が言い争う声が聞こえる。
この場所で男性の声がすることに不審を抱いた私は、声のする場所へと向う。
そこで目にしたのは、後宮の通用口より押し通ろうとしているのだろう腹違いの兄王子と取巻きの貴族。
そしてそれを遮ろうとする衛兵隊の青年だった。
衛兵は20を少しばかり出た年頃だろうか。 衛兵隊が草原の民より徴兵されるという慣わしを抜きにしても、
武骨で精悍な面立ちは一目で草原の出身と知れる。
王以外の男子は誰であろうと後宮への入足を禁ずる決まり、と慇懃にいう衛兵の顔面を剣の鞘でしたたかに打ち据え、
罵声と嘲笑を浴びせる兄王子一党。
あまりのことに私は、幼いながらも(元々、身内である王族の人々に好感を持っていなかったことも手伝い)
衛兵の青年と兄王子の間に割って入る。
「この者は間違ったことは言ってないと思いますけど」
「それより、兄上様方がどうしてこのように強く母の住まいへおいでになりたがるのか、
わたし、父上様におたずねしてもいいですか?」
いざとなれば保身に敏い愛妾は、王にあることないこと自分達の讒言を吹き込むだろうと考えた兄王子等は、
腹立ち紛れの暴言(本当に父の子かどうかわからんビッチの娘が、とか叔母子殿とかそんなこと)
を捨てゼリフに立ち去る。 

長くなったorz 分けます
188彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 15:31:01 ID:tTJZ2KgN
改めてお互いを眺める私と青年。 
幼い私は、長身の青年の半分にも満たない。 対して、ちっぽけで幼い私に跪く青年。

「あの人(王)を『父上』とお呼びしたのは、これが始めてです」
「あんたが…いや貴方様があの、先王の形見姫と噂の姫君か」
「はい。まあ、皆にとっては私の父が誰かという事が全てで、私自身は取るに足りない者のようですけど。
 それよりあなた、ケガは大丈夫?」
「これくらい大事ない…いや、ありません」
「でもかなり酷そうですよ。手当てしましょう。こっち来て」

戦場流だが、応急処置は育ての親の老将軍仕込み。
座ってもなお丈に余る相手に伸び上がって手当てする私を興味深そうに見つめる青年。

「これは…痕になるかもしれません。母と兄に代わり、私が詫びます。…ごめんなさい」
「なあに、草原の男なら向う傷は身の飾り。あんた…貴方様が気にすることは無いですよ」
「だって、とてもよい顔なのに」「…え」

幼少時を草原近くに過ごしたことで、草原の民に親近感は持っていた私だが、
それ以上の何か、初めての淡い慕わしさのようなものを青年に対して抱く。
しかし数週間の後、国境地域での情勢不穏を受けた急な軍の編成変えが行われ、
青年の所属する衛兵部隊は辺境へ配置変えとなる。(兄たちの差し金も多少あり)
自分の胸の中の想いがどういうものかも分からないまま、やり場の無い気持ちと衝動のままに
部隊の出立に駆けつける私。
そこで(考えてみれば、後宮の警備を任せられるほどの者なのだから当たり前なのだが)
青年は単なる一平卒ではなく部隊長クラスの人間、兵士たちの心も掌握している人物であることを知る。
そして、出立の刻限。 
自分の全ての思いをこらえ、『王の娘』として泣かずに見送ろうとする私に青年が囁いた。

「小さな俺の姫君、何年かかるか分からんが、決めた。あなたを女王にして差し上げよう」

口を開く前に青年はひらりと乗用獣に跨り、私に向けて王族への最高礼を執ると駆け出した。
部隊の兵士全員が同じく礼を執りそれに続く。

青年が去って行った草原からの風と、初恋とも呼べない淡い私の想い、どちらも微かな嵐の気配を滲ませていた。


あのね、これで前フリwwww/(^o^)\
189彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 15:46:40 ID:tTJZ2KgN
なんかやっぱり簡潔にまとめられない、バカだ…
長身ガッチリの実力派無骨策士男性と、コンパクト体型で教養軍師なハイソ女、
でも百々の詰まりは体格身長ギャップ萌、てのが妄想のキモだという…\ (^o^)/
190彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 18:49:49 ID:SqYDxQEj
>>187
>「小さな俺の姫君、何年かかるか分からんが、決めた。あなたを女王にして差し上げよう」
超 萌 え た

簡潔にまとめなくていいので続きをお願いします
191彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 21:54:52 ID:OizKzcdd
>>186
良いなあ、それ。凄く良いなあ!
きっと正月も「おつかれさん。さ、行くぞ初詣」と引っ張って行かれるに違いない…。
192彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 22:06:05 ID:OizKzcdd
連投で申し訳ない。唐突に脳内親友(男・幼なじみ)と彼の友人(男・何故か私を好き)が合コンに駆り出されてる現場が浮かんだんだ。
以下、脳内親友がA・その友人がB

Bは顔可愛いし人当たりも良いので、女の子達は揃ってBにアプローチ。
女「Bさんて、どんな子がタイプなんですか?」
B「俺?んー…あんまり決まってない。てか、最近無くなってきたw」
女「えーw」
B「いやマジでマジで。何かね、今までと全然タイプの違う子にドキドキしたりする」
女「例えばー?」
B「ん?んーとね、究極にお堅い子?」
女「えー?」
B「人に好かれたり誉められたりに慣れてなくて、素直じゃなくて、何でそんなにと思うほど後ろ向きで。」
A「…」
B「基本的に勘も頭も良いから何でも一人で出来ちゃって、その分、人に頼ったり巻き込んだりが大嫌いで。」
女「…」
B「一人じゃないと泣いたり笑ったり出来なくて、本当は少しシンドイくせに、意地っ張りだから極限まで懸命に一人で立とうとして。」
A「オイ」
B「見てて辛いけど、あの人が楽なら良いかーって思っちゃうんだぁ。そーゆーあの人の傍に居たいって、思っちゃうんだ…」
(帰り道)
A「お前、あれ喪子だろ」
B「ん、アハハばれてる?」
A「判りやす過ぎ」
色々とゴメン
193彼氏いない歴774年:2009/05/29(金) 23:01:00 ID:dXWK4Sgf
>>186
いいジャマイカ!

微妙にかっこつきすぎない、とか
現実がちょっと混じっちゃう妄想がいいんだよ!グリーンダヨ!

でも、そういう妄想が大好きなのに
自分の妄想は現実離れしちゃって(つまり現実から妄想をひねり出す能がない)
ここで誰かの「ちょっと現実妄想」が生きる糧だよ。
是非その先の喪子と先輩を妄想してほしいよ。
194彼氏いない歴774年:2009/05/30(土) 18:55:53 ID:QuNmiimx
>>193
激しく同意!!いいよね!

>>192
ま た お 前 か
次はどこまで進展してくる気だろうww
195彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 00:06:44 ID:/zYlbwCy
映画が好きで、
はまった作品には、
その世界にオリジナルキャラを投入
(演じるのはもちろん自分)。

辻褄が合わないと嫌なので、
それなりに
その時代考証や他キャラの設定を
調べ掘り下げて。


寝る前の、
いや、目が覚めてる時も
楽しみです。



196彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 02:18:36 ID:fVWnliHj
>>154続き
囁かれた言葉に跳び起きる
否、起きようとして額に置かれた手に阻まれた。
手の主はすでに身を起こして喉の奥でくつくつと笑っている。
…遊ばれている。呆れるやらなにやら、身体中の力が抜けた。
「いつも好きにしてるじゃないですか」
考えてみればそう焦るようなことではない。
いつだってやりたいことをやりたいように。
こんな状況だけでなく、常日頃から彼はそのように暮らしていた。
長い付き合いではないが、その放蕩ぶりの一端は身を持って知っている。
「いつも、ねえ。これだけ俺を振り回してよく言う」「振り回す?私が?いつ?」
振り回された覚えはあれど、この人が自分の思い通りになった記憶などついぞない
「してるのさ」
ほんの少し、表情が変わったような気がした。
「だいたい俺はお前に手を出す気はなかったんだがな」
たしかに一向に自分を相手にしようとしない彼を、ささやかながらも煽ったのは自分だ。
しかし一度そうなってしまえばこちらの都合などおかまいなし、
さんざ好きにしておいてそれを言うのかこの男。
頭にあった手が少し降りて、掌が鎖骨から首筋にかけてを撫ぜる
「……っ」
ぞくぞくと何かが身体を這い上がる。不快ではないが、どうにも逃げたくなるような感覚だ
「遊びに向いた女でもないのに、わかんねえもんだなあ」
「なにそれどういう意味」
なんだかひどいことを言われた気がする。
「言葉どおりだよ。ま、わからんならそれでいい」
釈然としない。どう考えても自分のほうが振り回されているし、遊ばれている。
…少々の意趣返しを試みる。
手際よく釦を外していく指。袖口を掴んで邪魔をすると、視線がこちらに向いた。それをまっすぐに迎え撃つ。
「好きですよ」
脈絡なく唐突に。
ぴたりと手を止める彼を見て、ほんの少し満足した。
「うん、だからな、そういうところだよ」
硬直は一瞬、すぐさま立ち直ると再び手は動き始めた


好きにされるとこを書こうとしたのにアッルェー。エロって難しい
親くらい年の離れた人から玩具あるいは所有物的な扱いをされ、たまに逆襲
でも最終的にはやっぱり勝てないというのが個人的萌えポインツ
>>155
続きは考えてなかった全バージョン脳内で展開されましたありがとう
とりあえず王道な気がする1番で
197彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 05:39:29 ID:wyOYn9tR
>>196
いやもう本当いい妄想をありがとう
いっそのことあなたの頭の中に住みたいよw

私もおっさん妄想

喪子の伯父にあたり、14ほど年上のおっさんとなんだかんだで一緒に暮らしてる
喪子は伯父のことを小さい頃は名前に“ちゃん”付けで呼んでいた癖が直らず、名前に“さん”付けで呼ぶ
喪子はおろしたてのパンツスーツに身を包み、髪も低い位置で結ってある
古い一軒家、朝食を作り終え伯父を呼びに軋む廊下を歩いていく
ワイシャツ姿の伯父の背を縁側に見つけ、声をかけた
「〇さん…ご飯ですよ?」
伯父は灰皿持参の一服をちょうど終え、横に並んだ喪子を糸目の笑顔で迎える
「喪子ちゃん、おはようございます」
「おはようございます」
互いに軽く一礼
「ご飯です」
「うん」
動こうとしない伯父
「いやぁ、ほら、猫が気持ち良さそうで」
苦笑して喪子が腰をおろすと、猫はいってしまう
二人でクスクス笑いあう
伯父が自分の膝をおいでと言わんばかりにぽんぽん叩く
「私、今年で30になるんですよ?三十路ですよ三十路」
笑顔でぽんぽん続く
観念した喪子が体を横たえて膝に頭を乗せる
少しかたい伯父の腿がこめかみと頬にあたった
陽射しが暖かい
髪を崩さないよう、毛流れに撫でる手を添わす伯父
「今日もそんなに完全武装でどこ行くの?」
「…仕事です」
伯父は静かだが、心から楽しそうな声だった
「喪子ちゃん、男の人とお付き合いしないの?」
「しません」
思いの外、語尾が強まる
仕事が忙しくそんな暇がないのも本当だが、伯父への淡い気持ちもあってのこと
多少なりとも感づいている筈の伯父からの言葉に、小さなショックを受ける喪子
「そう」
「…」
「…おじさんは“男の人”の中に入るのかな?」
「え……、え?」
咄嗟に見上げても、あるのはいつもの笑顔だった
「ご飯にしようか、お腹へった」
頭をそうっと床に落とされて、伯父が立ち上がり灰皿片手に出ていった

ベタなまとまりなしグダグダすまん
ひざ枕いいよ、ひざ枕
猫がめっちゃ空気読む
このあとはまたベタな嫉妬展開・酔って自制きかないよ俺も男だよ?展開・一緒にクッキング展開が
妄想で生きてるよ\(^o^)/
198彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 06:14:17 ID:kQetqZOt
無口でコミュニケーション能力がかなり欠けている喪子。
友達の頭の固い男友達A+他にも数人男友達と女友達で夏祭りに。
途中でAと喪子はみんなとはぐれて二人きりになってしまう。
お互いあまり喋らず沈黙が続く中、Aが気を使い
「……りんごあめでも食べるか」
と聞いてきたので頷く。
Aが喪子と自分のぶんを買って喪子にりんごあめを渡しながら
「…お前は、りんごあめ食べれないと思っていた。好き嫌いが多いからな」
「うん、嫌い」
「…………他のにすればよかったな」
「いい。りんごあめでいい」
「でも嫌いなんだろう?」
「食べる」
「無理をするな」
「いい」
喪子は自分では気付いてないものの、Aが好き。
だからAが買ってきてくれたものなら食べれるような気がしていた。


ちなみに影から友達たちが
「なんだよあいつらいい感じか!?」
「Aのくせに…」
「(あれ?喪子ってりんごあめ食べれないのに食べてる…)」
とかってこそこそしながら見ているという\(^o^)/
BGMは藤田麻衣子の水風船\(^o^)/
199彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 12:25:21 ID:yi72TQZG
>>194
だよね!

>>195
私は映画でこそありませんが
自分の妄想に現実感を求めて(というか勝手に脳が求めるw)
図書館の本を補修する糊について調べていて
いったい自分どうなっちゃうんだろうと不安で仕方ありません。
(私は127でもあります。委員長は本の背表紙を補修中です)
200彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 13:17:48 ID:/Ix7wPZ/
>>197
おっさんたまらん(*´д`)ハァハァ
酔って自制きかないよ俺も男だよ?展開萌えるよとっても分かります。
201彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 17:30:50 ID:IuXlc1+U
私と彼は友達同士
グループで集まってて、仲は良いけど二人きりで会う程の関係ではない
彼はグループのリーダーみたいな立場で、いつも遊びの計画を立ててくれる
もちろん私は彼に惚れている

ある夜、ぐーたらしてると彼から電話
彼「喪子、明日あいてる?」
私「うん。あいてるよ〜」
彼「映画でも行けへん?ルーキーズめっちゃ観たいんやけど」
私「おっいいねぇ。行こう♪」
いつもみんなに同報メールで連絡してくれる彼なんだけど、今日はなんで電話なんだろう
急に決めたからかな

翌日。
待ち合わせ場所には彼しかいない
私「あれ?みんなは?」
彼「今日はふたり。たまにはええやろ?え…もしかしてあかんかった?」
私「いやっそんなことないけどっ」
彼「けど何やねん(笑)」

彼の意図が掴めないまま、映画観て買い物してご飯食べて
軽くお酒も入って「喪子、手つなごうや〜」とか言われてつないだりして、緊張で完全に素面に戻る私




うわああああああああああああああああああああああああああ
このあと恥ずかしいいいいいいいいい
202彼氏いない歴774年:2009/05/31(日) 18:10:43 ID:IuXlc1+U
調子のってスマソが>>201続きです



酔い冷ましで川沿いのベンチに座った
何故か手はつないだままだ
ふと会話が途切れ長い沈黙がおとずれた
辺りに人影はなく、水の音だけが聞こえる
冷たい風が吹いて、思わずつないだ手をぎゅっと握りしめる
彼「喪子?」
急に恥ずかしくなって手を離してしまった
彼「何で離したん?」
私「え?いやっ別に…」
彼「何やねんw急に離すからびっくりするやんけww」
緊張MAXの私
彼はなんでこんなに余裕綽々なんだろう
私はなんでこんなに彼が好きなんだろう
手を離してしまった事への後悔と、彼への想いが大きすぎて、胸が押し潰されそうだ
私「…そろそろ帰ろっか」
立ち上がる私
彼「ちょい待てって」
腕をつかまれ、ベンチに座らされた
彼「俺じゃあかん?」
私「え?」
彼「えっあのっ…だから、その…。喪子のこと、好きやねん」
私「うっ…嘘だぁ」
彼「ほんまに。好きや」
私「本当に?」
彼「ほんまやって」
いつの間にか私は彼に抱き締められていた
「やっと言えたわ…」
そう呟いた彼の息を首筋に感じ、溢れそうな涙をこらえながら
「私も…大好きだよ」
と言って抱き締め返した




今年も私に春は来なかった
関西人と付き合いたいyo
203彼氏いない歴774年:2009/06/01(月) 00:41:59 ID:Hqszm7+x
>>197
血は!繋がってるのか?
204彼氏いない歴774年:2009/06/01(月) 23:01:28 ID:Zz3IOyMf
青春がしたかった

都会から田舎の中学に来た喪江。
元々人付き合いの苦手な喪江は、人数も少なく地元意識の強いクラスに馴染めない。
いつも昼休みは読書して、リア充グループからは「都会から来たからって澄ましてる」とハブられ気味。
放課後になっても、バスも電車もない、山あいの小さな町には喪江の行き先など無い。
スタバもマルイもない県に喪江は実際戸惑っていた。
あるのはひたすらに続く青い田んぼ、里山、そして美しい川。
寂しさを紛らわすように喪江は、いつも夕日を川べりで眺めていた。

ある日、いつものように夕日を見ながら本を読んでいた喪江は、人の気配に振り向いた。
ジャージを着た男子。
無口でガタイが良くて、ぶっきらぼうな岩国くんだ。
むっとして垢抜けない感じだけど、それが却って喪江には安心感があった。
「お疲れー、どうしたの?」
疲れているけど、無理矢理喪江は笑う。
風が吹いてさらさらと黒髪が音を立てた。
体操服に木の葉をつけた岩国は、ポンと紫色の何かを投げて寄越す。
「食えよ、甘いぞ」
「なに、これ…?」
手のひらに収まる紫色の実がぱっくりと割れて、餅のような、白い果肉が覗いている。
「アケビ」
岩国は手際よくアケビを割ると、種の入った果肉ごと食べた。
「洗ったの?」
「洗わなくても食える」
戸惑う喪江だが、やがて決心してアケビを口にした。
ねっとりとした素朴な甘さが口に広がる。美味しい。
突っ立ったままの岩国は、怒ったような顔をしている。
「…ありがとう。美味しい」
喪江がそう言うと、岩国は顔を背けた。

夕陽の朱に染まる白い川床を、丸く平らな石の影が飛んでいく。
何度も水面を跳ねる石を喪江は見つめた。
「凄いね」
「水切りくらい大したことない」
川辺の石に座る二人の影が伸びる。
「山も川も、この辺なら庭みたいなもんだ」
友達もいなくて他に遊び場も無かった。
ぶつ切りの言葉で、岩国はぽつりぽつりと語った。
両親の離婚。母方への引越し。
ゲームをやる友達もいなくて、禁じられていても山川に遊びに行ったこと。
体格が良くていじめられはしなかったが、今でも友達は少ないこと。
「あいつら、余所者が羨ましいんだ。この世界しか知らないから」
「岩国くん」
「だから、喪江も卑屈になんかなるなよ」
喪江の内心を岩国は汲み取っていた。
戸惑いと寂しさ。
友達を作るために、へりくだって下手に出ようか迷う心。
205彼氏いない歴774年:2009/06/01(月) 23:02:57 ID:Zz3IOyMf
「こんな場所で自信無くすな。…俺、喪江いいと思うし」
俯いて石を投げた岩国の横顔は残照に染まる。
「…うん」
「前向いて、笑えよ」
「うん」
喪江ははにかんで、笑った。
「自転車」
「えっ?」
唇を噛んだ岩国が、怒ったように言う。
でも、岩国が喪江を心配して元気付けようとしてくれたのは、分かった。
「後ろ、乗ってけよ。送るから」


この後進学でバラバラになるけど、二十歳の同窓会で再会する二人。
喪江は淡い恋心を忘れられないまま大学生に、岩国は喪男のまま県内で救助隊員になっていた。
そして二人で行った魚民の個室(畳)で、岩国が酔った勢いで喪江にキスして付き合うんだキャー

という妄想をしたけどもう私なんか青春を経験しないまま社会人4年目でござる
仕事が青春だったから恋愛は来世に期待しとく
206彼氏いない歴774年:2009/06/02(火) 01:07:00 ID:4Kyl0EXR
かっこいいなあ岩国くん
同窓会って現実じゃあんなに鬱イベントなのにね

>>197
間違ってた→ ×伯父  ○叔父
・叔父さんは後妻の連子で、血は繋がってないルート
(このルートだと、恋仲になりかけた時、叔父さんは歳の差や、大事な兄=喪子の父への遠慮や喪子を預かっている責任感に苦しむ)
・喪子は遠縁の親戚の不幸とかでのもらわれ子で、血は繋がってないルート
(このルートだと、恋仲になりかけた時、喪子が親が新婚で亡くなったかなんかで幸せ恐怖症や、叔父さんが姪に対する優しさや同情で付き合ってくれているんじゃないかと苦しむ)
・血が繋がってるルート
(このルートだと、死ぬほど悩み苦しみながらプラトニックな恋仲になりかけたり、片思いで終わって叔父さんとは恋仲にはならず慰めワイルド上司が出てきたり幼馴染が出てきたり)

ベタ展開・オッサンイパーイでたっのしー/(^o^)\


元々叔父がのんびり暮らしていた家に転がりこんだ喪子
(転がり込んだ理由;仕事に忙殺されそうになった・ストーカー被害で親のお墨付きetc)
仕事の鬼のような生活で喪子の帰宅は常に日付境界線近くヘトヘト
朝食だけは必死に時間を工面して作るが、晩飯はどうやっても叔父に頼むことになる
外食で済ますことも提案したが、健康面・経済面の理由から叔父に一蹴される
今日も今日とて例外なく月も昇りきった23時近く、立て付けの悪い戸を本日最後の気合一発とこじ開ける
「…ただいま〜…」
パンパンに張った足を引き摺り灯りのついた居間までたどり着く
「おかえりなさい、喪子ちゃん」
叔父の笑顔と温かい食事に迎えられて、安心感に満たされて必死に武装していた気持ちが消えて落ち着く
「ただいま。いつもいつも本当にすみません」
「毎日言ってますね、それ」
くすくすと笑われる。
「はい、座って座って」
お茶は自分で用意し席に着く、ご飯がよそわれてから、きちんと手を合わせてから頂く。
これは叔父の癖だ、食事を共にするようになってから自然とうつったものだ。
他にもお互いにうつってしまっている癖が気付かないだけでいくつもあるのだろう。
「いただきます!……美味しい」
「よかった。どうしても簡単で大雑把なものになってしまうからねぇ」
「十分ですよー、本当。ありがとうございます」
返事はなく、ただにこっと微笑まれる。
叔父はまたいつものように灰皿と煙草片手にゆるゆると立ち、座布団も持参で縁側に腰掛ける。
「あ、テレビつけたかったらつけて。リモコン取ろうか?」
「いや、いいです。大丈夫」
「そ?」
喪子は視界の隅で叔父を見つめる。
この位置関係が逆じゃなくて良かったと喪子は考えた、逆ならあるはずもない視線を感じてじっとはしていられないだろうから。
会話も音もない中で響く自分の食事音を恥ずかしく思っていると、叔父がこちらに向き直し話し出す。
「今日は会社どうでした?」
「あ、あんまりでした…。ミスはするは、提出資料がまだで上司にはどやされるは…」
「ふふ。“鬼上司”さんだね?」
「そうです。もう本当、なんであの人は仕事となると“ああ”なんでしょうか。いや、他の面ではいい先輩なんですけどね…」
「信用されているからですよ」
一人でぶつくさ言っているうちに、叔父は喪子に背を向けた。
声だけは変わらなく優しいままなので、叔父の表情がかげるのに喪子は気付かない。
「仲良しだねぇ…」
「仲良しっ!?仲良しとかじゃないですよ!」
「仲良しだよ、それ」
切ない笑顔で返す叔父
叔父は今まで聞かされてきた仕事・飲み会などの他愛無い会話、ちょっかいのかけ具合から上司は喪子に気があるのではないかと気を揉んでいる
願望てんこ盛り\(^o^)/シットサレタイ、ダレカニマッテテモライターイ
207彼氏いない歴774年:2009/06/02(火) 02:24:43 ID:8xSPayN1
血が繋がってるルートで
血の近さや歳の差やその他諸々の葛藤を抱え喪子の淡い気持ちを黙殺する一方で
>>206みたいな会話の中で喪子の意識をさりげなく誘導して他の男とのフラグへし折ったり
喪子の誕生日だとかイベント系は大なり小なりなんのかんの約束して他の男には誘う口実与えないように
予防線張ったりとか実に巧妙に喪子の周りから男を排除する
そんな生かさず殺さずな叔父さん穏やかな表情の裏でわりと酷い人だよver
が脳内で展開されたんだがどうしてくれる
208彼氏いない歴774年:2009/06/03(水) 23:54:04 ID:mR0B+IPg
>>206
>>207
その新刊、いくらでしょうか?
209彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 00:04:31 ID:tcI0k9ub
裸の大将のコスプレしながら道行く人に握り飯をねだる
その後ラブホテルや公園でカップルの営みを盗み見ては貼り絵にして彼らの部屋のドアにそっと挟む
210彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 00:15:16 ID:0jhcO/WA
>>208
月刊mojo 0円です。
211彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 00:26:44 ID:KhU77Rhq
>>210
月刊mojowwww

みんなは妄想って寝る前にするの?
私は歩きながらってのが一番多い。


同僚と一緒に会社を出たら、なんかハデな車が…

「お!喪子!?超偶然!久しぶりだなー!!」

と笑顔で喪子に駆け寄る超絶イケメン。
同僚のみんな、湧き足立つ。

「え!?俺君!?いつ日本に帰ってきたの!?」
「それが、今日なんだよ、本当マジで超偶然だね、久しぶりに飯でもいかない?」


と、私は俺君と一緒に颯爽と車に乗り込み同僚をおいて
夜の街へ消えるのだった…


なーんてな!なーんてな!とか、妄想内の台詞を…とたまにリアルに小声で
出てしまうので、たまに完全に危ない人です\(^o^)/
212彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 05:28:17 ID:osW92p8Y
「もうやめなよ、盗みなんて」
「うるせえ、お前には関係ないだろ」
盗賊団のリーダーな彼。
目つきと口は人一倍悪いけど、まあ優しいところもある。
この間会った時には見た事もない異国の花束をくれた。
わざわざ船を乗り継いで摘んできてくれたものだった。

「ほら、やる」
「………ネックレス?」
「ああ」

ダイヤモンドが贅沢に散りばめられた眩いほどの輝きを放つ金色のネックレス。
これは私が仕えている屋敷の主人に、一度だけ見せてもらったことがある。
中東辺りの宝石店で売っている稀少価値がある商品だと言っていた。

「ねえ、これってもしかして盗んできたもの?」
「…そうだ」
「……それじゃあ、いらない。これは受け取れないわ」
「っ…、何でだよ!お前の為に俺が中東まで行って持ってきたネックレスだってのに!!」

私は踵を返し、その場を離れようとする。
でも、動けなかった。
彼が私の腕を掴んでいたから。

「離してよ」
「何で駄目なんだ、俺じゃお前の心を盗めないのか」
「…貴方が盗賊をやめたら、きっと盗めるかもね」
「俺には盗めねえものはない…そう思ってた、なのに…」

急にバランスを崩しそうになる。
彼が私の腕から手を離したのだ。
俯いてしまった彼は次の瞬間、ネックレスを湖へと放り投げた。

「早くご主人様のところへ帰っちまえ!もう二度とお前とは会わねえからな!!」
「なっ…勝手に会いに来てたのはそっちでしょ!私だって暇じゃないんだから!!」
「うるせえっ!とっとと帰れ、馬鹿女!」

捨て台詞を吐くと、彼は木を伝って姿を消してしまった。
私は呆れながら屋敷へと戻った。


フランス辺りの貴族の屋敷でメイドとして働いてて、ある日買い物に出掛けた時にボッタクられそうになったのを助けてくれたのがきっかけ
それからちょくちょく会いにくるようになる素直になれないワガママな盗賊
ちなみに喪ア(名前)は屋敷の主人(24くらい)に片思い中
前に話したことがあってそれから盗賊は何かと嫉妬しつつ物をあげて気を引こうと奮闘している…みたいな妄想w

嫉妬って良いよね
されたい\(^o^)/
213彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 07:57:18 ID:ACQgEGBd
>197
やばい…!いい!
と思ってたのに、おじさんというキーワードつながりで頭の中に(´^c_,^`)が浮かんでしまった…
214彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 20:18:46 ID:NoyB4b0+
>>212
素敵!ご主人さまとのエピソードも是非!!

しっかしここの住人は妄想力だけじゃなく文章力も半端ないな
サイト持ってる人いたら見たい…
215彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 23:51:18 ID:6MhNtizN
機械獣に乗り込んでの戦闘で国同士が争ったり盗賊団があったりする国の話。
喪子はある義賊要素の強い盗賊団に所属する切り込み隊長的存在。
機械獣の扱いが抜群にうまく、盗賊団リーダー(男)には一番信頼されている。

所用のため砂漠を一人、機械獣に乗って横断していた喪子だが、途中で軍人機械獣に出くわす。
相手は一機。
すぐに決着がつくかと思いきや相手も少佐クラス以上の腕らしく、なかなか戦闘が終わらない。
吹き荒れる砂嵐やら野生化した機械獣の乱入やらすったもんだであちこち移動しながら、
3日3晩闘い続け、終いには互いにもつれ合って崖から転落。しかし、途中の岩棚に二機とも引っかかる。
気絶していた喪子は目を覚ますとコックピットから出て機械獣を調べる。損傷が激しく、通信機もアウト。
どうするか考えていると、軍人機のコックピットが開き、中から青年が現れる。
喪子はその姿にはっとする。その青年は、幼い頃に住んでいた町の、隣家の少年だった。
隣家、と言っても、青年は国家要人のご子息で、一方自分は安アパート住みの貧乏娘。
幼い青年が町のガキ共に泣かされてたのを、
持ち前の気の強さで助けたことがきっかけで親しくなったものの、
身分違いから引き離され、そのうち貧乏が悪化してアパートを出て、
野垂れ死にかけたのを盗賊団に拾われた、というのが喪子の経緯。

こんな形で会いたくなかったと思いつつ、よく考えれば盗賊団+砂漠活動中だった喪子は、
頭はフード、口元はマスク、ぶかぶかのマントという姿なので、喪子どころか女ともバレようがない。
光線銃を向けてきた青年に、「このままじゃお前も野垂れ死にだ」と喪子は言う。
軍人機もひどい有様だった。けれど、銃を向けてくる青年を無視してよく調べてみれば、
自分の機械獣から無事な所を移殖すれば動けるようになるレベル。
一縷の望みをかけて喪子は整備を始める。青年は雑用しかできない。
(軍では整備士が整備をするので、必要最低限は知っていても、二機使用等の複雑な整備はできない)
使えん奴め、だとか喪子は色々青年に言って、青年は青年で、黙れ貴様がおかしいんだとか言う。

3日くらいかけて整備完了。
その間は喪子が毛布を青年にくれてやったり、軍人携帯食を分け合ったりしつつ、微妙な距離感のまま。
機械獣は操縦者がインプットされている上、一人用なので、青年しか軍人機には乗れない。
喪子は「近くのスクラップ場から使える部品を持ってこい、私の機械獣を整備する」と言う。
軍人機、崖を登っていく。それを眺めながら、まあ、戻っては来ないだろうなと喪子は思う。
日暮れ後、焚火の前で膝を抱える喪子。あいつの背、私より低かったんだけどなあ、
そう言えば昔あいつに告白されたことあったよなあ、
でも「自分より強い男が好み。お前みたいな泣き虫は嫌」と振ってやったよなあ、とか色々思い出す。
そのうち寝る。
216彼氏いない歴774年:2009/06/04(木) 23:52:11 ID:6MhNtizN
(続き)
起きると軍人機が戻ってきている。頼んでおいた部品を全部持って。
喪子は驚くが、青年は「俺の責務は貴様を殺すことでなく、捕まえることだ」と言う。
喪子、怪しいそぶりを見せないようにと光線銃を突き付けられながらも、自分の機械獣の整備完了。
二人とも崖を登る。
喪子と青年の機械獣がにらみ合う。再び戦闘開始。
だが、喪子の機械獣の健康なところを移殖した軍人機と、
スクラップ場から持ってきた部品をつなぎ合わせた喪子の機械獣では、スペックに大きな違いがある。
喪子の腕でもカバーしきれず、喪子の機械獣は倒され、軍人機に踏まれ拘束される。

出ろ、と青年がスピーカーを通して命令する。喪子はコックピットから出る。
両手をあげると、青年もコックピットから出てくる。手には光線銃が握られている。
青年が目の前まで来たところで光線銃を奪い取ろうとするが、そこはさすがに男女、
喪子はあっさり仰向けに倒され青年が馬乗りに。
額に銃を突きつけられ、まあこいつになら殺されてもいいか、と喪子は静かに思う。
そこでいきなり青年が喪子のマスクをはぎ取り、口づける。
軍人の強姦は多かったので、喪子は必死に抵抗。
光線銃をとろうとするも、青年、あろうことかそれを投げ捨て、喪子の手首を拘束。
お前そこまで堕ちたかと、悲しいような寂しいようなで頭がぐちゃぐちゃになる喪子。
ようやく青年は体を離すが、貴様、と喪子が言うのを遮る。
「十年越しの片想いだ。最初から気づいてたさ」
喪子からは青年の顔は逆光でよく見えない。
「私は貴様の、好みの男になれたか?」
喪子、と青年は囁くように言い、もう一度口づける。

この後は喪子は捕虜になって他の軍人の慰み者になるのを青年が守る、腕を買われて軍所属ルート、
国を捨てて駆け落ちルート、盗賊団リーダーによる救出劇ルート(リーダーvs青年ルート)、
盗賊団と青年と組んで国を変えようぜルートなど。機械獣と軍人たまんね\(^o^)/
217彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 00:48:26 ID:sdFNDSvG
初投下。男は海賊船長



もう何時間も、この暗い倉庫の中にいる。
手足は縛られて、身動きが出来ない。
足掻いても無駄だ
既に考えることをやめた喪子は、眠りにつこうとしていた。
すると、ドアが開いた。
その音と差し込んだ光に、反射的に目を開くと、背の高い男が入ってきた。
喪子の前に立ちはだかると、皮肉な笑いを浮かべて言った。
「安心しろ。明日お前を帰してやるよ。」
喪子は考えることをやめたのに、そんなことを言われて、また頭が混乱した。
「嬉しくないのか?」
表情も無く俯いたままの喪子に男は言った。
218彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 00:50:42 ID:sdFNDSvG
続き

喪子は、長い間父親と二人暮らしだった。
父の家系は、村では知らない者はいない程の、代々続く大地主だった。
父は、両親(喪子の祖父母)が老いてから生まれた一人息子で、喪子が生まれた時、祖父母は既に亡くなっていた。
その上、幼くして母親も亡くしたので、喪子には家族も、身近な肉親も父だけだった。
それは父も同じで、お互い言葉は少なくとも支え合って生きてきた。
しかし、その関係は1年前から崩れ始めた。
父が後妻を迎え、継母と3人暮らしをするようになった。
喪子は複雑な気持ちだったが、何より父親のことを思い受け入れた。
しかし、次第に継母は喪子に辛く当たるようになった。
それを見ても、父は継母を庇って喪子を責めた。
そのうち父は継母と共に喪子に辛く当たるようになった。
家庭に居場所を無くした喪子は、海辺で読書や、考え事をしていた。



「お前の家、えらい金持ちだな。早く帰りたいだろ?」
男はしゃがみ込んで喪子と視線を合わせた。
「……帰りたくない」
「え、」
「帰りたくない」
涙が出てきた。
男はとても驚いた様子だった。
喪子は、途切れ途切れに家庭のことを話した。
219彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 00:53:24 ID:sdFNDSvG
続き

「…ずっと、ここにいればいい」
暫く沈黙したが、男は喪子の頭を撫でた。
そして喪子の拘束を解いた。
「?」
「お前の親父から身代金取ったから、もう縛っておく理由もないし…このまま逃げるけど、いいか?」
喪子は落ち着いてただ頷いた。
それを見て、男は先程とは違う、無邪気な笑みを浮かべた。
「今日は俺の部屋で寝ろ。俺は別の所で寝るから」
「ありがとう」
「ここ」
ただベッドがあるだけの、余白の広い部屋だった。
喪子は体が痛かったので、すぐにベッドに入った。
「じゃあな、明日すぐ西に進めば街に着くから、お前のベッド買いに行くか」
男はドアの方に向かった。
途端に、喪子は言いようの無い不安に駆られた。
何もない部屋に一人になったことで、自分はまた孤独になってしまう様な気がした。
「やだ」
男は振り返った。
「やだ、また一人になるの」そしてまたベッドに近付いた。
「そうか…」
男は、喪子の隣に横になって、抱き締めた。
「大丈夫、俺から逃げなければ」
「逃げない…」
「後悔しない?」
「うん」
「名前は?」
「喪子」
「喪子…こっち向いて」
「…」
「可愛い」
「嘘」
「嘘じゃない」
男は不意に喪子の手首を掴んだ。
そして、指先に口付けた。
「やっぱりベッド買ってやらない。おやすみ…」

長いのにしょうもなくてすいません\(^o^)/
220彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 01:26:37 ID:qJJ/9zXc
DOKIDOKI☆オフィスまだかよぉおぉ
221彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 05:24:43 ID:7uXHkKkN
擬人化?

レイ
携帯(S001)
なんでもやればできる子。
プライドも高い。
シャープなボディのキレイ系、お嬢さま。
携帯にあるまじき目力が自慢(デジカメ機能)
泥や湿気には弱い。
基本充電器がいない環境になると、長時間は耐えられない脆い面がある。

ミノオ
ミリタリー用アナログ腕時計。(ルミノックス SEALsモデル)
短い黒髪に黒い目、アメリカから来た海軍軍人。
過酷な任務にも淡々と向き合う。(水深200m耐圧、対衝撃性、過酷な環境でも故障なし)
人が見ていなくても常に努力する(針とかが超発光、蓄光いらずの夜光)。
優秀。(高視認性、正確性)
女性とは縁遠く、レイにはご立腹。


ミノオとレイは基本仲が悪い。
静かで必要以上に発光しないミノオに対し、レイはコチコチうるさいし、チカチカ光って目立つ。
レイはレイで、毎月2秒づつずれるミノオより自分の方が正確だという自負がある。
レイ「あっメールっ。なんだぁ、またメルマガかあ」
ミノオ「・・・」
レイ「電話が来た!あたしってば忙しいなあ。そういえばアマゾンで買い物しないといけないんだった☆」
(操作されてついミノオに近寄るレイ)
ミノオ「俺に寄るなっ」
レイ「はあ?何なの?別にあんたに寄った訳じゃないし」
ミノオ「うるさいんだよ!イライラするヤツだ」

いかにタフなミノオと言えど、レイと関わるとペースを崩されてしまう。
そう、ミノオはレイの電磁波に干渉されて狂ってしまうのだ。
でも、月に一度の時刻規制(ズレの修正)の時には

(やや離れて警戒しつつ)
ミノオ「準備よし、頼む」
レイ「いくよー、午前7時十秒前、五秒前、四、三、二、一、零」
(ミノオ、7時ジャストに合わせる)
ミノオ「一、二、三、四、五秒経過」
レイ「よし、ぴったり」
ミノオ「・・・ありがとう」

あとは、レイが出先で電池が減ってくると
レイ「どうしよ、あたしもうだめ・・・」
ミノオ「あんまり喋るなよ、頑張れ。あと20分で家に着くからな!」
レイ「うん・・・もうちょっとだけ頑張る」
とか何とか

時計屋さんに「時計を携帯から10センチ以上近付けないでください」と言われてなんか妄想が湧いた
222彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 07:07:23 ID:71SBHFDm

異界に捧げられる妄想



模序村に住む、平凡な喪乃、親を幼い頃に失い、姉と二人暮らし
畑仕事、水汲みなど忙しいが、それなりに平和に暮らしていた

そんな、模序村にはとある掟があった
数十年に一度、一番夜が長い日、社に御旗が立ったら
異界の者たちに娘を一人捧げること
普段は平和な模序村、当然、若い子達はそんな事知らない
村の長老達によって秘密裏に伝えられて行くのだ

掟は絶対で、選ばれた娘は美しい着物をまとい境の祠に行かされる
ある日、社に御旗が、そんな掟に選ばれたのは喪乃……ではなく喪乃の姉

喪乃の姉は誰もが認める器量良し、性格もとてもよい美人だ
喪乃の姉は掟と内容を告げられ、悩み悲しむ、彼女には恋人が居たからだ
そんな姉を喪乃は見ていられなくて、掟の夜に喪乃は姉と彼を逃がす

代わりに異界の祠に行った喪乃
選ばれた姉で無い己など、直ぐに殺されるやも知れないと震える

辺りは音を消し、草木も眠る程の深い闇の中
月が天の真ん中を支配し、物の怪が騒ぐといわれる時間帯
数人の影を見たとたん、喪乃は頭を下げ、三つ指ついて震える声で話す

「このような何一つ秀でぬ身、ですが此度は私めでご勘弁を……」

喪乃を迎えに来たのは、煌びやかな見た目の青年達だった
ポカンと少しの間、双方あっけに取られていたかと思うと
青年達は喪乃に近寄り、くんくんと香りを確かめると顔を綻ばせた

「これはまた……やっとこっちの人間も分ってきたということか」
「そうですね、うん、身も心も清い、何より手を出されてないところが良いですね」
「怖くないから、大丈夫、とって喰ったりは……いや、別の意味では喰うのか?」
「喰うって……正直だが、下品だぞ」

小突きあい、騒ぎあいながら、花嫁殿だ、妻殿ですねと騒ぐ青年達
あやす様に頭を撫でられ、喪乃は軽々と抱えられ、祠の裏の岩穴を抜けるのだった


つづく
223彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 07:15:16 ID:71SBHFDm
>>222のつづき


超越した力を持つ彼らに連れられて、入り込んだ異界は美しい場所だった
喪乃はそこで青年達にあれやこれやと世話をされながら話を聞く
何でも、喪乃は久しい時の中で、やっと此方に受け入れられた久方ぶりの妻候補らしい
喪乃はそれに首をかしげる、今までにも己より見目麗しい乙女が捧げられたはずだと

青年達は苦笑いしながら言う、見目云々の前に、他者のものに手を付けられないと
青年達の代になってから、今まで捧げられてきたのは長老達が選んだ美しい娘達
村で美しい娘はすでに恋人が居る、喪乃の姉もそうであったように
青年達はそれを直ぐに感じ取り、今まで捧げられてきた娘は直ぐに返し逃がしていたと

「初物が良いとかいう我が侭では無くてな、他の者に心がある人間に我らの子を授けられんしな」
「昔は普通に行き来していたんですが、過ぎたるは及ばざるが如し、争いの火種になりますし」
「今じゃあ、此方では俺達四人が最年少、まあ、時間がゆっくりだから滅亡とかはしてないけど」
「此方に連れ込んでスマン、でも四人も選択肢がある、俺は器が大きいから、浮気も多少は許す」

兄のように安心感があり、気を使ってくれる青年
頭がよく、様々なことを知っているが、何事も論理付けようとする青年
軟派を気取り、いつも明るく軽い、実は一番純情な青年
俺様理論を展開する我が侭、だけどからかわれやすい青年

喪乃はそんな彼らの初の妻候補、誰が娶るか云々の前に、青年達は恋愛らしい恋愛を知らない

男友達四人組、村の女性は親か、誰かの妻かという状況、皆して子ども扱いされてきた
喪乃を茶化したり、喪乃の女特有のか弱さに不安になったり、柔らかさにドキドキしたり
そんな体験を経て、喪乃との関係を深めて行く四人

喪乃も超越した存在ばかりだと思っていた異界の人たちの暖かさに触れたり
美しく、住む世界が違うと感じていた青年達に、風呂を覗かれ意外と普通の男だと思ったり
いつの間にやら恐怖など無くなり、いずれは誰かの妻にと考え出す

幾らか月日が流れた頃、丁度異界の長から呼び出しがあり、喪乃と四人は言われる
もう、決めねば喪乃の歳が無駄に重ねられてしまうと
四人は喪乃の長くなった髪を見て納得する、喪乃と異界の村の時間の流れは違う、
喪乃は此方でも元の世界の時間の流れで生きている
それを此方の世界の流れにするためには……夫婦となり行為をして体を此方に慣らすのだ

四人の青年達は、初めこそ俺を選んでと喪乃に迫っていたが
悩んでいる喪乃を見て、迫るのはやめよう、喪乃を追い詰めたくないと話し合う

「誰を選んでも良いぞ」
「貴女の塞ぎ込む顔を見るのが一番辛いですから」
「俺達に気を使うな、誰を好きだっていいんだ」
「……お前が、誰も選ばないよりは良い、他の奴だって信頼してるし」

そんな四人の言葉に、喪乃は心の内を告げるために口を開いたのだった。

一人の嫁になり、残り三人に冷やかされたり
喪乃似の娘を産んでくれ、俺の嫁にするんだーと、気の早い争いが起きたり

選べないといったら、じゃあ皆の嫁でいっか!!と逆ハーレムになったり
逆ハーレム生活でぐったりした喪乃をみて、青年達が異界女性人に正座させられたり


そんな、幸せ生活妄想中です
224彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 13:51:52 ID:Ff7U6+fi
喪子は資産家一家の豪邸で住み込みで働く家政婦
化粧もほとんどせず、髪はいつも後ろの低い位置でひとつに束ねている
一家は両親と、喪子と同い年の麗美という名の娘がひとり
両親は優しいが、娘には喪子はいいように扱われていた

ある夜。
一家の留守中、リビングの電話が鳴る
「麗美さんいらっしゃいますか」
相手は麗美の婚約相手・優斗だ
よく麗美が家に連れてくる
端正な顔立ちでスタイルも良く、完璧なお方
彼の家も資産家で、言わば政略結婚のようなものだが、麗美は彼にどっぷり惚れ込んでいる
「生憎ですが、麗美様は外出されておりますが…」
「そうですか。あなたは喪子さん?」
「はっはい。」
初めて優斗に名前を呼ばれて、少し胸があつくなる喪子。
「今、麗美はいないんだよね?」
「はい。ご家族お揃いでディナーに出られております」
「あぁ。麗美がそんなこと言ってたなぁ」
「麗美様にご伝言はよろしいでしょうか」
「別にいいよ。今日は喪子さんにかけたんだから」
「えっ…?」
「俺と付き合ってみない?」
「何をおっしゃってるんですか。あなたには麗美様がいらっしゃるでしょう」
「喪子さんがいいんだよ。初めて君を見たとき、君の美しさに惚れてしまったんだ」
「いけません…。私は家政婦ですから」
「…俺がこの結婚断ったらどうなるかって事くらい、喪子さんもわかってるよね?」
返す言葉がない
この結婚は、両家が手を組んで行うプロジェクトの一環なのだ
破談となればプロジェクトは失敗、これに懸けている麗美一家は巨額な負債を背負うことになる
「君が断るなら、麗美との婚約も破棄させてもらうけど?」
「それはどうかご勘弁を…」
「ならいいよね?麗美には内緒で。じゃ、おやすみ」

それからというもの、一家の留守中には必ず優斗からの電話が入るようになる
どうやら麗美は自分の行動パターンを全て優斗に話しているらしい
そして。
「買い物に行って参ります」
喪子はそう行って、家を出た
225彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 15:11:19 ID:1ysYWHUR
>>220
私もドキドキオフィス好きだw
新作書いてくんないかなあ。
226彼氏いない歴774年:2009/06/05(金) 17:30:44 ID:P7yMKeRN
>>224
ぶああああああ

わっふるわっふる
227彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 02:33:52 ID:GwVVP+GK
まとまったプロジェクトを部署一丸となってやりとげ、今日は皆で定時あがり、そのまま近場の飲み屋へと流れ込む
予約もないまま結構な人数だったが、時間が早かったおかげで座敷へと案内される
乾杯の挨拶もそこそこに、喪子も上司に合わせたり後輩につがれまたりとかなりの量を呑んだ
一通り話し終え、人の固まりから離れ一息つく喪子
「おい」
周りの雑音と少しぽーっとしているせいで気付かなかった
「おいって」
「あ、せんぱ…じゃなかった。課長、どうかしました?」
まだ喪子が新人の頃に、仕事の酸いも甘いも一から叩き込んだのは先輩である現・課長、その課長が横に座る
頭上をも会話が飛び交う喧騒の中では必然的に身を寄せ耳うつ形になる
「呑んでんのか?」
「呑んでますよー。皆元気ですよね、私はもう結構つらくなってきてます」
「そんな風には見えねぇけどな。ま、お疲れさん」
仕事のことを二、三、話し、酌み交わす
「お前ってあのボロ家に一人暮らしだっけ?」
前に課長と外回りに出たときに、たまたま家の前を通ったことがあった
「ボロ家じゃないですよ!綺麗に掃除されてるんですから」
「“されてる”?誰がしてるんだ?」
喪子は内心しまったと思った、家族以外には叔父と暮らしていることは言っていない、もとよりそういう話題は避けていた
どう誤魔化したものかと考えをめぐらせた一瞬の間を、課長は見逃さず的確についてくる
「なにキョドってんだ。確か実家は関西の方だったよな〜?…“男”か?」
「ぅ、え、っと………いや、“男”とかそんなんじゃないです。元々あそこは叔父の家で一緒に住まさせてもらってるです」
観念した喪子は声を小さくして説明する
「叔父って、男じゃねえか!!」
「声デカい!声がデカいですよっ。確かに、叔父は男ですけど課長が思っているようなことは一つもないんです」
納得のいかない顔をして怪訝そうに見つめる課長に喪子は苦笑する
「本当、なにもないんですってば。叔父は私のことなんて気にとめるような人じゃないんです」
自分で言っておいて切なくなった喪子は視線を手元のグラスに戻し、注がれていた酒を一気にあおった
「…まだ呑めるのか?」
「呑むんです」
「その“おじさん”とやらはいくつなんだ?」
「14上なんで、今年で44歳です」
「44…てことは俺の6つ上か…」
「なにか言いました?ほら、課長も呑みましょう。何がいいですか?」
課長の呟きは誰にも聞かれず、喪子はメニューを広げて見せた
228彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 02:36:36 ID:GwVVP+GK
解散後、呑みすぎた喪子は課長がタクシーで送ることになる
「着いたぞ。大丈夫か?」
「あ…本当…すみません…。もう、ここで…」
「そんなグダグダでなに言ってんだ」
片肘を掴まれ、車外に引き摺りあげられる
確かに課長の言うとおり、ぐにゃぐにゃと歪む地面をどう歩けばいいのやら
込み上げる不快感を必死に抑えながら、後ろから支えるように課長に両肘を持たれる喪子
「ほら、頑張って歩け」
そのままの状態で玄関に入る、時刻は22時、飲み会終わりにしては早め
たたきに課長と二人で立つと奥から足音と優しい声が近づく、喪子はこの状況がよくないような気がしたが酔いのまわった頭ははたらかない
「喪子ちゃん?早かったねー。お水でも飲」
対面する男二人、(喪島)喪子は支えられたまま気持ち悪さもピークで顔もあげられない
「夜分遅くにすみません。喪島の上司で○○と申します」
「…ああ、課長さんですね?喪子からよく聞いています。僕は喪子の叔父の○○です。いつも喪子がお世話になっています」
一礼し、叔父は丁寧に、しかし素早く喪子を課長から譲り受ける
「すみません、送って頂いて」
「いえ。ここまで酔わせてしまったのは私の所為でもありますから」
「お茶でも、飲んでいってください」
「……。ではお言葉に甘えて…」
課長はどうしてもそのまま帰る気にはなれずあがる、居間に通される
喪子はとりあえず机横に仰向けに寝かされ、叔父が用意した濡れ布を目元に乗せる
苦しげに息をする喪子、課長にお茶を出し終えた叔父が喪子に顔を寄せる
「苦しそうだから、少しだけ首元あけるよ?何か欲しいものある?」
1番上まで武装したボタンが、1つ2つはずされる、喪子は意識朦朧のなか小さい声で「薬を」とだけ伝える
立ち上がる時に、叔父がいつもの癖で喪子の頭を撫でるのを、課長は複雑な気持ちで見ていた
居間に残された課長と喪子
喪子が見えていないのをいいことに、課長は手を伸ばし喪子の髪を撫でるように触れる
「…○○さん…?」
叔父と間違った喪子が叔父の下の名前を呼ぶ、課長はカッとなり喪子に覆いかぶさって薄く開く唇に口づけようとする
が、理性の葛藤があり、すんでのところで思いとどまる
課長は舌打ち一つして出されたお茶を飲み干し立ち上がる、丁度、居間に戻ってきた叔父と鉢合わせる
「もう、お帰りですか?課長さん」
「…ええ、長居してはあれですから。失礼します」

によによする叔父、やりきれない課長ふぉおおおおおおおおおおおぅ
てかなげえゴメン(´^c_,^`)
229彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 03:00:26 ID:VK1DjpMb
>>228
私もによによしたああああああ!
そして勝手に>>207設定で読んだ。
課長がアレ牽制された?いや自意識過剰?どっちにしても俺負けてる?
って悩むような微妙な威嚇をしてくれるといい
230彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 06:49:13 ID:QSyrgwwi
>>224続き

向かう先は優斗の元。
今日は初めてふたりきりで会う日。
麗美への罪悪感からずっと渋っていたのだが、優斗のあの脅しにはかなわなかった。
けれどこの日を何よりも楽しみにしている喪子がいた。

待ち合わせより30分も早く着いてしまった。
「喪子さん」
優斗だ。
彼は既に到着していた。
「優斗さん…」
「さ、乗って」
彼の高級外車の助手席に恐る恐る乗り込む喪子。
「失礼致します」
「ははっ喪子さんは堅いなぁ」
今は私だけに向けられる、屈託のない笑顔。
本当は麗美が羨ましくて仕方がない。
彼の前で素直になれないのは、胸の高鳴りを抑えるのに必死だからだ。

“買い物に行く。”
喪子はそう行って家を出てきたので、せいぜい1時間が限界だった。
軽くドライブして、優斗とふたりで買い物。
喪子が考えてきた今日の麗美一家の献立の材料を、優斗とふたりで選ぶ。
喪子はまるで新婚夫婦のような感覚に陥っていた。

別れ際。
「喪子さん。今日は楽しかったね。ありがとう。また連絡するね」
「私も楽しかったです。でも…。やはり今日限りにしてください。麗美様に申し訳ございません…」
「だから。麗美には内緒って言っただろ?」
「いや…ですからっんっ」
優斗の真っ直ぐに伸びた人差し指が、喪子の口を塞ぐ。
彼が私をじっと見つめている。
喪子は思わず目を閉じた。
「喪子と俺だけの秘密だろ?」
そう言って、優斗は喪子の唇にそっと自らの唇を重ねた。

長い長いキス。
初めて呼び捨てで呼ばれた名前。
喪子はもうすっかり彼の虜になっていた。





長い上にしょーもなくてスマン…
この後の様々な展開は只今絶賛妄想中であります


231彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 07:58:49 ID:J9vXaAhs
>>222-223
異世界おいしいですあばばばばば
敬語さんと俺様で迷って決まらないので、次刊ではルート補完を希望します><
232彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 13:46:47 ID:LSDVUpU1
>>223
私は兄様と純情青年で決まらないのでルート補完はもちろん全員分+逆ハーレムおねがいしますうううううう
233彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 14:03:17 ID:T1PrdoEd
このスレ見てるとによによするよね


職場にて、親子連れの客が帰ったあと

「…喪子、実は子供嫌いだろ」
「…なんか顔に出てましたか」
「営業スマイルが張りついてた。あー無理してる無理してる、みたいな?」
「お客さま気づきましたか」
「それはないと思うけど」

喪子、ほっと息をついて

「ケモノみたいなガキと躾のできない親が嫌いなんです。子供が嫌いなわけじゃありません」
「ケモノってw」
「ペット扱いでしょう。ケモノです」
「じゃあ、突然ケモノになる男は?」
「…だから職場でそういう話をいきなりしないでください」
「大丈夫、ここで突然ケモノにはならないから」
「そういう問題じゃありません!」
「上がったらケモノになるから待っててねー」
「待ちません!」
「え、今の方がいい?うれしいけどそれはちょっとなあ…」
「そういうことでもありません!」

とりあえず有言実行されます
自分で書いといてなんだけど、こいつウゼえw
234彼氏いない歴774年:2009/06/06(土) 23:32:29 ID:bLIyg86U
>>222-223の異界話妄想を書いた者です
>>231さんと>>232さんの感想が余りにも嬉しかったので
もう少しだけ妄想を失礼します、喪乃が異界になれてきた頃の妄想


敬語青年と兄タイプの共通苦悩


通りがけに見た人影は、十数年来の友と、今だ外界の気を纏う娘

「なんだ……寝てるのか」
「はい、そうですね、此方の物語が気になると言うので説明していたのですが」
「……難しかったか、まあ、恐らくは喪乃の生まれる前の話だしな」
「昨日は二人に連れまわされたようですし」
「西の泉まで行ったそうだな……あいつらにも困ったものだ」

村で一番風通しの良い大樹の根元、青々と草が茂る地面は柔らかだ
本を読んでいる青年の傍ら、すやすやと絵物語を下敷きにし喪乃が寝息を立てる

まるで日なたの子猫のようだ、そんな感想を持ちながらも
暖かいまなざしで見てしまうのは、やはり彼女が特別だからだ

「妻やら、花嫁やら……もう、望めぬモノと思っていたんだがな」
「正直私もです、恋人と離され、捧げられる……我々は、彼女らにとって『鬼』でしたから」

他者を心に置き、恐れながら泣く娘達、異様な力の自分達は正に『鬼』だった
神域である社の前、あちらの世界では己たちの力はよく効く
触れた瞬間に、香りをかいだ瞬間に分るのだ、怖い、化け物、あの人に会いたい、そう言う思いが

「その点……ははは、喪乃は随分と自虐的な思考だったな」
「綺麗な人だとか、私みたいなのじゃ天罰?とか、初めは震えていたのにコロコロと」
「抱え上げたときは体重ばれる!!だったな……境界越えの時はずっと、姉の幸せを願っていた」
「優しい子ですから……今じゃ神霊にまで人気ですね、長老なんか孫娘って言い張ってますし」

あの爺さんの孫娘じゃ嫁に貰うのも一苦労だな、そういって笑いあう
少しだけ響いた笑い声に、喪乃が半覚醒のように胡乱な目で辺りを見回した
二人の青年はそんな喪乃を見て、そろって優しく手をのばし、頬や頭を撫でる

「眠いようなら、まだ寝ていなさい、昨日は疲れたのだろう?」
「夕餉の時間が近くなったら起こしてあげますよ……ん?…なんですか?」
「……おいて…か…ないで…ください…いっしょに…ね…」

喪乃は撫でてくる優しい手に、猫の子のように擦り寄るとふにゃりと笑った
二人の返事を聞くでもなく、睡魔に負けてコテンと書物の上に頭を落とす

沈黙が通り、静かになった空間、傍に居た二人は各々頬を染める
甘える様な仕草も、恋人のような懇願も、悠久の時の中で初めてなのだ
普段は甘やかす余裕があろうと、ふとした仕草で、己らの心を翻弄する「花嫁」殿

「共に昼寝は良いが……そろそろお相手として認識してほしいものだ」
「安心感を持たれると言うのも、良いか悪いか、大人の余裕も辛いものです」

喪乃を間に挟み両端に寝転がる、今はただ隣りの小さな寝息が愛おしかった


四人組は、兄タイプと敬語青年が年上組み、軟派純情と俺様青年が年下組みな設定で
基本四人組ですが、行動パターンは年上年下に分かれる感じです
年下組み二人の場合は、喪乃が連れまわされ振り回される感じの妄想です
235彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 00:07:57 ID:veAFnQbF
>>234
私は純情青年一択ですが、あなたは才能がある!!!!!
236彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 00:54:10 ID:GWTaqK6l
>>234
年上組(*´д`)ハァハァ
こんな夜中に超萌えた。ありがとう234。
兄タイプも敬語青年も選べNEEE!!
237彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 01:57:44 ID:aMgbXLw2
キス妄想ばっかしてる\(^O^)/

イケ哉はキスが好きだらかFェラの代わりに喪っちにご奉仕キスを強要する。

ソファーの背もたれに頬杖ついてだらしない姿勢のまま脚を組むイケ哉。脚は長い。

喪っちはそんなイケ哉の上にまたがる様にして膝立ち。
その体勢のまま一生懸命キスするのだ。

そしてイケ哉はそんな喪っちのキスを楽しみながら、サディスティックな瞳でニヨニヨと喪っちを煽ってほしい。
238彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 02:19:09 ID:Rg850LEE
>>235>>236さんありがとうございます
嬉しくって、俄然妄想力がアップしました!!


>>234の異界話の年下組みバージョン

俺様理論青年と、軟派純情青年のお預け話


パシャリと湖面を銀の魚が跳ねた

「なーんでお前まで付いて来るかなぁ、今日は俺が先に約束してたんだぞ」
「俺はお前が約束する前から、今日出かけようと思ってた」
「思ってただけだろ!!はぁ……ま、喪乃が楽しいならそれで良いけど」

口では喧嘩をする物の、やることも無いので囲碁を打ち合う
泉を挟んだ向こうでは嬉々として花に埋もれる喪乃が要る
近くに行ってじゃれ合いたいのは山々だが、行けない理由があった

「何でまた、あいつらのトコ……近寄ることも出来やしねぇ」
「あの花の精霊は男が嫌いだからな、フン俺を爪弾くとは生意気な」

黒の石を置きながら、花精ごときが群れおって、とつまらなそうに呟く
対して白の石を置きながら、でもあの姐さんたち怒ると怖いしなァと返す

「せっかく泉まで来たのにな……」
「なんだ、泳ぐの目的か……確かに、喪乃が薄絹で泳ぐのは良いな」
「ちょっ、おまっ……ちがう!!ちがうって」
「ちがわんだろ、そろそろ花嫁殿の柔肌ぐらい見たかろうさ」

黒石を置きながらにやりと笑う
そんな様子に、白石を叩きつけるように置きながら返す

「お前、俺には下品と言うくせに、欲望まっしぐらじゃねーか!!」
「俺は言いどころ弁えている、お前がアホなんだ」
「アホって言うな!!……俺はただ、喪乃が大きな泉は見たことないって言うから」
「しかし、それでアレじゃあ意味無いだろ」

石を置く手を止めて、もう一度対岸の花畑を見る
髪に着物に、花精から送られた花を様々なトコに付けながら懸命に何かをしている
それはそれで、眼福な光景なのだが、構ってもらえないのはつまらない

「いつもの、傲慢な態度で連れ戻して来い」
「お前こそ、いつものよく回る舌で連れ戻して来い」

はあ、と溜息を吐いて碁を打ち合うのを再開する
打つ傍ら、対岸を覗いたり、言い合いしたりと、している間に勝敗を決する状態に
にらみ合いながら次の手を考えていた二人の耳に、呼び声が聞こえた
瞬間に、白熱していた盤上の争いは、盤ごとひっくり返り、空に消える

慌てて対岸の花園、入れるところギリギリまで駆け寄る二人に花冠をかける喪乃
普段は男に厳しい花精たちも、皆してクスクスと笑った
歳若いストレートな感情に、周囲も微笑ましくなるしかないのだ

このあと、クタクタになるまで喪乃を連れまわし、二人は怒られたりします。
年下組みの妄想追加でした。
239彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 02:22:10 ID:XlhLwQn5
>>238
まさかの遭遇ktkr
年下組可愛すぎる。
個人的には敬語さんが好みだが
あなたの文才と妄想素晴らしいな。
240彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 20:54:26 ID:Rg850LEE
>>239
異界話を書いた者です
直後にレスを貰っていたのに今気付きました、ありがとうございます!!
年下組は押せ押せで、年上組は包み込んでくれる妄想です

それでは、何回もの書き込み失礼しました
また、何らか文になったらお邪魔します
241彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 22:07:20 ID:ydZKho8d
>>異世界妄想
テレパシーショッピングで購入したいので周波数とお値段を教えてください><
242彼氏いない歴774年:2009/06/07(日) 22:29:52 ID:FX8fYzvK
>>234
>年上組と年下組
カミセンとトニセンですなw

いい妄想ありがとう!次も期待してる
243彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 00:32:18 ID:8Ie+2IPV
>224
萌えた。なんかスゲー萌えた。
素敵な妄想をありがとう
244彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 01:18:39 ID:Ji63Xu63
黒髪眼鏡神経質の先生×生徒で妄想ストーリー作ってたらこの間完結した
ネットの海にそっと流してきました
245彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 07:48:55 ID:9qga5UIE
>>240
すいませんお話の最初からブログに書いてほしい…!
もう年上組にはあはあしすぎてどうしてくれる!!


ブログに書く人って初めはいたけどなかなか出てこないなあ
246彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 08:52:47 ID:TpCS6907
まとめサイトさん、コメントOKにしてくれないかしらん?
そしたら、本人がまとめのコメントにこっそり続き投稿したり、
ブログのURL貼ってくれたりするひともいるんじゃないかな。
247彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 09:30:47 ID:7Cs/VDze
>>240
すみません、脳波チャンネルは何チャンでしょうか?
ほんとにダウンロードしたいんですが!
年上続きお願いします!!!!
248212:2009/06/08(月) 14:13:35 ID:5uKOR3iF
>>214
レス有難う
主人と喪アの妄想投下

「喪ア、出掛けるよ。君も一緒においで」
「はい!」

最近休みなく働いていたご主人様の久方振りのお休みの日。
てっきりお部屋で休まれているかと思いきや、街へ出掛けると声をかけられた。
そしてご主人様の支度を手伝い終え、馬車へと乗り込んだ。

「街へ何をしに行かれるのですか?」
「ちょっと買いたいものがあってね、一人だと心細かったから君を誘ったんだけれど。嫌だったかい?」
「い、いえ!嫌だなんてそんな事絶対にありません!私はご主人様とこうして出掛けられる事が出来てとても嬉しいです」
「はは、そうか」

ご主人様の大きな手が私の頭を撫でる。
誰にでも分け隔てなく優しくて、スキンシップをこうして取るご主人様に私の心臓は今にも飛び出そうだった。
他の人にも同じことをしているのに、何だか自分だけが特別のように思ってしまう自分自身が心の何処かに居た。


───

街へと着き、ご主人様の後ろに一歩引いて歩き始めた。
今日は祝日とあって、街中はとても賑やかだ。

「すぐそこの店に入るからね」
「そこ…?あの宝石店ですか?」
「ああ」

私達は一件の宝石店に入った。
するとご主人様はすぐ店員に話し掛けていた。

「喪ア、ちょっと待っててくれ。すぐ戻るから」
「えっ?あの、どこへ…」
「そこで待っているんだよ」

そう告げるとご主人様は店員と共に奥にある部屋へと入って行ってしまった。
私は言われた通りにその場から動かないでいた。
数分後、ご主人様と店員が部屋から出てきた。

「喪ア、待たせたね。少しの間目を瞑ってくれるかい?」
「目ですか?あ、はい…」

言われるがまま目を瞑る。
すると首辺りに僅かな重みを感じた。

「もう目を開けて良いよ」

目を開けると、自分の胸元に金色に輝くネックレスが飛び込んできた。
それには見覚えがある。
以前屋敷に来た宝石商がご主人様にこれを見せていた。
…そして、ついこの間もあの盗賊から。


(続きます)
249212:2009/06/08(月) 15:01:52 ID:5uKOR3iF
(>>248続き)

「ご主人様、これは…」
「今日は君の誕生日だろう?まさか忘れていたとは言わせないよ」

ご主人様が笑いながらまた私の頭を撫でた。
今日が自分の誕生日なんて、すっかり忘れていた。

「で、ですがこんな高そうなものを…!」
「良いんだ。君は僕にとって大切な人だから、ね?受け取って欲しい」
「ご主人様…」

涙腺が緩んで涙が出てしまいそう。
そして特別だとまた勘違いをしてしまいそうになる。
大切な人、なんて。
きっと深い意味なんてない。
そう自分に言い聞かせていた。

「あ…気に入らなかったら別のものを取り寄せさせるから、」
「いいえ、凄く素敵なネックレスです。私とても気に入りました」

笑顔で喜びを伝える。
でも何故か心の底から素直に喜べなかった。
盗賊が渡そうとしてくれたのと、同じもの。
頭の中に彼の顔が思い浮かぶ。

「………」
「喪ア?どうしたんだい?」

盗賊のネックレスは盗んできたもの。
ご主人様が買って下さったこれとは全く違う。
けれど胸の奥がチクリと傷んだ。

「喪ア?」
「あっ…な、何でも有りません。嬉しさの余り放心してしまって」
「はは、それは贈りがいがあったというものだ」




主人は実は盗賊が喪アに物あげたり会ってたりしてる事を知っていたりする。表には一切出さないけど腹黒くて嫉妬深い。
でも喪アはそれを知らない、主人が腹黒いことも。
そして盗賊に会ったことは主人には一言伝えていない。

当人が知らないところで嫉妬合戦
良いよね\(^o^)/

ちなみに主人の仕事は貿易とか外交関係とか妄想。
250彼氏いない歴774年:2009/06/08(月) 21:10:38 ID:1UIil0O9
>>246
まとめの中の人です。
それほどマメに管理できる訳ではないので、
今のところコメント不可のままにしておこうと思っています。
拍手コメントにメッセージ書いて下さるか、
このスレに書き込んで下さるかすれば、
中の人に伝わります。
歌姫の方は、MステのOPで階段降りる時に
カメラに向かって口パクで喋って下さってもOKです。
251彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 01:06:44 ID:jh5LWR4U
>>222〜やら、>>234等の異界妄想をかいた者です
今日も来て見たら感想がいっぱいで嬉しいです
ブログの方は興味はありますが、パソコン関係に疎いのでどうにも……

>>250
日々、まとめサイトご苦労様です
Mステはこれから注目しなくては、歌姫に同士がいるかもしれませんw


以下、妄想投下します
異界生活になれたけど、風邪を引いてしまい気弱に


喪乃が生活している館、その家の喪乃の部屋の入り口で言い合う

「お前達はここまで、今日は入ることを禁じる」
「何でだよー、心配なんだって!!入れてくれよ」
「俺の何がいけないと言うのだ、喪乃だって俺が居たほうが良い」

奥から聞こえる喪乃の控えめなせきに、二人は身を乗り出すが、それを手で制す
騒がしい彼らが傍に要ると、喪乃も休む所ではなくなってしまうからだ
心配なのは分る、彼らだって喪乃の旦那候補である、だが若い分病気を知らない

喪乃の症状を、書物と照合し、確認し終えて戻ってきた旧友に目配せする
我が意を得たりと、彼は二人の方を向き口を開いた

「二人とも、静かにしなさい……早く喪乃に会いたいですか?」
「「会いたいに決まってる!!」」
「喪乃は『風邪』と言う病気をしました、我らには分らぬ感覚ですが、薬が必要です」

何だそれは、大変なのか、喪乃が可哀相だと騒ぐ二人に対し
ええ大変です、そこで二人にして頂きたい事がと彼は話を持って行く

我が友ながら上手いものだ、完全に手のひらの上で操っている
異界では若者と一括りにされるが、下の二人と己たちの間では、それなりに歳の差がある
『人』が病気をすると言うのを、知識上だけでなく知っているのもそのせいだ

「何でもする、喪乃の為だ!!」
「俺に掛かればどんな事とて容易い」
「それは良かった、では、私について来てください」

大樹の森の中に消えて行く彼らを見送る、森の中で散々こき使われる事だろう
普段は温和なのだが、どうにも喪乃が絡むと手厳しくなる
喪乃を思って、とは分るが騒いだ罰として、広い森を右往左往させられる筈だ
それでも、二人はやる事はやって来るだろう

やはり誰も皆、歳若く、長い年月を生きてきた己らより遥かに幼い彼女には甘いのだ
花嫁候補でもあるが、皆にとっては妹のような存在でもある
だから、こうも急な事態が起こると、皆慌ててしまうのは仕方なかったりする


(続きます)
252彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 01:11:23 ID:jh5LWR4U
>>251の続き)


熱を持った頬や額が赤く染まり、呼吸は苦しそうである

喪乃は、ぼんやりとしながら、うつうつと夢と現実をさ迷う
此方に視点をあわせたので、どうしたんだと聞いたら、少し迷った後口を開いた
はらりと、瞳からは小さな涙がこぼれた

「けほっ、夢を…見た…んです、私っ……家に、居て」
「家に居たのか?」
「は…い…あっちの家で…す、起…きたら、家に…居て」

そう言われたとたん愕然とした
いや、分っていたことだ、郷愁に駆られる事くらいは予想していた
それでも、故郷を思う彼女にやるせない気持ちになる
帰りたいといっても、あちらには返せない……いや、もう、我ら自身が手放せない

「ごめんな……勝手に連れて来て、戻れなくて、憎んでも良いんだ」
「いえ…違うんっ…です…っお…嫁さん…じゃないって」
「……どう言う事だ?」
「お姉ちゃんっ……が、本物だから…わっ私、返されたって」

はらはらと涙が流れてゆく、連れて来た直後に聞いていた話だ
本当は自分じゃなかった、姉を逃がして変りに来たということ
姉は自慢の美人でよく出来た人間だと、良い姉を持ったと常に言われていたと

「しか…たないって…私っあき…らめたのに…ここを忘れら…れなくって」
「喪乃、もう良い、それは夢だからな」
「私っみん…な…に、なにもっっして、あげられな…お姉ち…なっら何でも」

喪乃の言葉に、喪乃の不安や、今まで抑えてきた感情を知った
優しくて大好きな姉、その分比べられても抑えてきた感情が、今不安で溢れたのだ

泣いている喪乃に、それでも込み上げて来るような喜びを感じる
喪乃はここから離れたくないと、また、ライバルにもならない存在に嫉妬している
寝屋に横になる喪乃を安心させるように抱き上げ、目元からこぼれる涙を唇で拭う

「誰が離せようか?俺はこんなに好いている、他の奴もだ」
「……ほんと…に?わたしっえらばれて…ないのに」
「誰かが喪乃を選ぶんじゃない、喪乃が我らを選ぶんだ、お前の寵を争っているんだぞ」

さあ、水を飲んで眠るんだ、そういって頬を撫でるとくすぐったそうにする
朱色の椀で水を飲ませると、こくりと白い喉が鳴った、それは酷く扇情的で愛おしい
少し背を叩いてやると、ゆっくりと寝息を立て始めたので、布団に寝かせる

「なんてまあ、愛らしい悩みでしょうね……我らは既に虜というのに」
「帰ってたのか、話は聞いていたようだな……二人は、ああ、まだ森にいるのか」
「恋は盲目とは良く言ったもので、コレで喪乃の薬はしばらく安心です」

これほどの感情を見せてくれるようでは、そろそろ手を出しても宜しいでしょう
そういった旧友の嬉しそうな顔に、己の顔も緩んでいるのだろうとそんな事を考えた


年上組は聖者のような顔をして、一枚上手だったりします。
253彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 12:12:25 ID:4BSbuI+8
>>251-252
>目元からこぼれる涙を唇で拭う
兄タイプキャラ(ですよね?)なにしてんですかテラエロス
254彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 18:49:17 ID:nOcq/4VQ
少年漫画みたいな世界での妄想投下いっきまーす。

とある修道院で育てられた喪リィ、小柄で黒髪、右目は黒だが、左目は黄緑。オッドアイというやつ。
育ての親である先代長老いわく、今から十年以上前に、草原で遊牧をして暮らしていたオッドアイの一族が盗賊の手によって虐殺されたのだとか。
「あれは忘れもせん…けたたましく呼び鈴が鳴っていた夜中のことじゃ…。 わしが玄関に出ると、毛布にくるまれたお前がいたのじゃ。
 そして向こうのほうに走り去る黒髪の少年の後ろ姿。 …あれはもしかしたら、お前の同胞だったのかも知れんの…」
先代長老、喪リィが11の時に結核で死亡。
喪リィは修道院流の糸で戦う術(念糸とか曲弦糸みたいな)の達人となっており、大人をも凌ぐ実力を誇っていたが、それがゆえに新長老にいじめられる日々がはじまる。
「その気持ち悪い左目を隠せ」と眼帯を強いられ、「捨てられ子ごときが」とか言われ、どんどん元気をなくしていく喪リィ。
それでも「いつでも笑顔を忘れちゃいかんよ」という先代長老の言葉を胸に、静かに微笑む。
新長老のいじめはさらにエスカレートし、ついにはただっぴろい墓場の管理・責任を一人で負うことに。
糸を縦横無尽にはりめぐらせ、喪リィはひとりさびしく墓場に佇み、ときどきやってくる野生の熊を糸で倒したりとかして暮らす。
…喪リィが17歳くらいのある日、赤毛の剣士が現れる。 なんか親の仇を取りに、長老を倒しに遥々旅をして来たんだとか。
流血沙汰となりあっさりやられる長老。 パニックに陥る教会。 去ろうとする剣士に「ありがとう」と言うべきかどうなのか迷う喪リィ。
剣士「どうした? お前は修道女ではないのだろう? もう自由の身のはずだ。 好きな所へ行け」
喪リィ「…わたし、自由なの?」
剣士「…違うのか?」
黒じゃない服を着てもいいの? 髪を伸ばして結ったりとかしてもいいの? 眼帯を外しても…構わない、の…?
泣きだす喪リィ。 剣士、自分がなんかまずいことを言ったんじゃないかとオロオロしはじめる。
剣士「あー…しゃーねぇ、行くところねえんだったらついて来い。 裁縫とか料理とかは出来るんだろうな?」
喪リィ「え、は、はい…え?! い、いいん、です、か?」
剣士「あーもーそうやって伺いたてんのやめろ! 自分の意見を言え!」
喪リィの神をわしゃわしゃする剣士。 その拍子に眼帯の紐が解け、黄緑の左目があらわになる。
どきりとする剣士。 喪リィは、貼りついた笑顔でなく、心の底から、嬉しくてにっこりとほほ笑みを浮かべたのだった。

このあと(もちろん眼帯なし)、二人で旅をしたり、「あなたの眼はなんて美しいんだ!」と金髪の青年絵描きにモデルになってくれと頼まれたり、
蜘蛛の化け物だと勘違いされて退治されかかったり、マフィアのボスとなった同胞に再会してヤンデられたり、色々。
剣士は常に、赤毛である自分と、綺麗な黒髪と緑の眼を持つ喪リィじゃ釣り合わないよなぁとか悶々悩んでおります。
メインであるはずの剣士ルートより、ボスルートを開拓するのが一番楽しい。
255彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 20:29:25 ID:duCj+SGz
今更>>186続き。 しかもまた長いorz

数年が瞬く間に過ぎ、その間、青年の部隊は国境地帯で転戦に継ぐ転戦を強いられていた。
その状況下で青年は指揮官としての非凡の才とカリスマ性を如何なく発揮し、
制圧した部族・山賊等を彼自身の指揮下に収めて行く。
乗用獣を駆り常に先陣を切りながら、ただひとつの古傷より他に決してその顔に傷を許さない勇猛の司令官に率いられた一党―――
王都を遠く離れた辺境で、それは静かに大きな勢力と成りつつあった。

そして私も、7つの子供から14歳の少女へと成長。
母ほどに華やかとは言えない容貌は、『女は見た目8割、残りの2割は押しと売り』が信条の母親をして大いに嘆かせたが、私は特に気にしなかった。 
(…実のところ、気にしないよう努めていた、と言うべきなのかもしれないが)
それよりも私は、幼い日の私に捧げられたあの誓い―――「小さな俺の姫君、あなたを女王にして差し上げよう」
自らそれにふさわしい者になろうため、語学・歴史から兵法、科学までと、およそ様々な知識を学ぶことに夢中になっていた。
それはその地位のためというよりも、私にそう誓ったひとのため。
その言葉にただ縋るだけ、誰かの力を頼んで自らの力とする、そんな生き方をしたくなかったからだった。

『取るに足りない小娘』の身を幸いに、王立図書館の膨大な蔵書を読みふけり、
養育係の老将軍親子に付いての練兵や視察を好む―――
しかし、そんな自分の行動が、王室内における不安材料と一部で目されはじめたことに、
私自身はまだ気付いていなかった。
256彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 20:31:05 ID:duCj+SGz
ある日、老将軍が山間いの領館で辺境軍の司令官たちとの非公式の会談を行う、と聞き込んだ私は、
「会談の様子を見たい!」「見習い武官として行く。雑用に使ってくれて構わないから!」と、
ムリに頼み込み同行することになる。
(躾や規律には厳格だが、爺としては孫娘のように育てた私に根のところで甘い。)
見習い武官として同道した以上、『有言実行』がモットーの将軍から与えられた仕事は山のようにあったが、
気詰まりな王宮を離れ、私の気持ちは14歳らしくはずむものを感じていた。

とは言え、会談に召集されて来た各辺境軍幹部たちは、皆ひと癖もふた癖もある男達。
実際の身分・性別こそ隠しているが、見るからに育ちが良さそう (ぶっちゃけて云えばヘナチョコ)
な『お坊ちゃん』武官は、自然に興味の的となる。
人を逸らさぬ態度と辺境地の慣習・情勢に理解の深かった私に、彼らは概ね好意を持ってくれたが、
辺鄙の地での官職に不満を持つ一部の貴族には、『将軍附き』の『女のような少年武官』という存在は
忌々しく映ったようだった。
殊に中央復帰の口添えを将軍に申込み、却って予てよりの行状の悪さを叱責された貴族の一人は、
私を将軍の寵童と勘違いし執拗に絡んだ挙句、会談の前夜、誘拐という暴挙に出る。
隙を突いて逃げ出したものの、将軍の領館に戻るには見晴らしのよい平原を突っ切らなくてはならない。
折りしも月は満月。 
それでもなんとかあと少し…というところで追っ手に見つかってしまう。
襟首をつかまれ馬上に引きずり上げられて、あわやノドを切られる――瞬間、音も無く疾走して来た大型乗用獣と、
その背から伸びた逞しい腕に私は抱き取られていた。
それは、右手で短槍を操り、打突の瞬間に左手でエモノを掬い取る――草原の男達が好んでする競技の手法。
恐怖と安心とが無い混ぜに霞む頭を無理に振り払い、自分を抱く腕の持ち主を見上げる。
草原風の毛皮に包まれた、私の倍はあろうかという男。 
月に雲がかかり、容貌は良く見えないが、不思議と怖さは感じなかった。
どうやら味方らしい新手は一騎だけではない様で、周囲で断続的な小競り合いの気配がしていたが、それもすぐに止んだ。
「隊長、奴等あらかた片付けましたよ」「言った通り、一人二人逃がしてやったか?」
「もちろん。ああいう奴等は必ず頭のところへ戻りますよ。もう後を追わせていますから、
今夜中に親玉ごと首根っこ押さえて引きずって来てご覧に入れます」
「頼んだぞ。俺はこのお坊ちゃんを連れて、一足先に戻る」「了解!」
『…お坊ちゃん、て…ああ、わたしのことか…』老将軍の苦慮を思うと、胸が痛んだ。
十数騎の兵が乗用獣特有の音を立てない走り方で走り去り、『隊長』と呼ばれた男は数名の手勢と共に、
領館の方角に乗用獣の歩みを促した。
「将軍領に入る直前に早馬に会って、その足ですぐに捜索にかかったんだが…危ないところだったな」
鞍袋の上に私の体を据えながら、男が声を掛けて来た。
自分が置かれていた状況を改めて認識するほどに恐怖と、それと同時にこの救い手に対する感謝の念が増して来た。
「遠路お疲れのところ、私のためにご面倒をおかけしました…心よりお礼を申します」
「なりは女のようなお坊ちゃんだが、なかなかしっかりしてるじゃないか」
男の手が私の肩を頼もしそうに揺すったその時、月にかかっていた雲が切れた。
泥と汗に汚れた私の顔と、それを覗き込む男の顔、双方が煌々と輝く満月に照らし出される。
「まさか…なんであなたが」
「! その顔の傷――」
精悍さの中に凄みを加え、すでに青年と云うよりは『男』に面代わりしていたが、
頬に刻まれた傷が無くともその眼を見れば、あの青年だとわかった。
「姫君、小さな俺の姫君。あなただったのか…」
ぐい、と抱き寄せられた。その腕が少し震えている。
「間に合ってよかった―――本当に」
搾り出すような声に不思議な感動をおぼえながら、初めて私の意識は安心の中に落ちて行った。
「きれいになられたな、小さな俺の姫君」
囁くようなその言葉は、眠り続ける私には聞こえなかった。
257彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 20:37:03 ID:P57sfs87
梅雨妄想。
雨の中、高校生に抱きしめられる。
「いつまでもガキじゃねーよッ」とか言われる。
高校生は「時をかける少女」の未来人じゃない方な感じで。
258彼氏いない歴774年:2009/06/09(火) 23:32:40 ID:KI/JoIij
通信制の大学に行きながら、カウンセラー目指してる友達がいる。
モデル体型でボーイッシュ系美人な彼女。
バイト先の居酒屋店長(体育会系なノリのおっさん)からも「あの子、男にしても絶対かっこいいと思うぞ」と言われるくらい。
でも彼女、それを聞いてヒヤヒヤしてる…何故なら本当に男だから。
実は彼女(彼?)は、同居してるお婆さんが何か知らんけど(この辺妄想不足)家に男の子が生まれるのを忌み嫌い、逆らえない母は彼を女の子として育てていた。
彼がカウンセラーを目指してるのって、やっぱり何かあるのかな?と思いながら訊けるはずなく…(続く)
259彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 00:07:09 ID:7LHCBegK
(続き)
それから十年後、私のマンションに一人の入居者が。
このマンションは、子供の頃から友達もできず社会性もなく、ダメダメだった私の将来を案じて、ある奇特な老婆が自分の財産を残してくれたものだった。
私は何故か彼女には可愛がられた…
今はマンションの家賃収入で暮らしている。
ところで、その入居者はカウンセラーの仕事をしていて、相談室兼オフィスとして部屋を借りるつもりらしい。
書類を見て驚いた…彼だ。
引っ越しの挨拶と、入居の契約を交わしにやって来た彼は「久しぶり」の反応もなく、しかもスーツ姿。
私のこと忘れてる?友達じゃなかったんだ…
私は平然を装って話す。用事が済んだあとのちょっとした雑談を装って。
「今日もお仕事ですか?」
「え?」
「だって、スーツだし…」
「仕事でも着ないよ。俺、学校でも制服ロッカーに置きっぱだったし。今でもやってるw」
彼は一時期、よく私服で登校してきてトイレで高校のセーラー服に着替えていた。
(何?私のこと知ってて話してるの…?)
彼は契約書をまじまじと読み出して、言った。
「このマンション…前の持ち主お前じゃないよな?」
「そうだけど」
「誰?」
「○○って、もう亡くなったお婆さんだよ」
彼はボソッと一言。
「それ、うちの婆さんだから」
彼は一体何が目的なの?
彼は一体何者なの?
彼の秘密を知りたい…そうだ!私には大家としての特権がある!!
マスターキーだってあるのよ…

とりあえずここまで。
そのうち、彼にねちねち言葉責めまがいのカウンセリング受けると思う。
260彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 02:06:36 ID:jCsS8I35
今日も脳内の中年は素敵にろくでなし。妄想たのしい!

残業かなんかで終電逃して同僚の車で、とか状況はなんでもいいけど
男の車で帰宅した喪女。とちょうど帰宅時に居合わせた中年。
アレなんとなく不機嫌?と思ったら言いました
「…男の車にホイホイ乗るなよ」
え、なにこんなこと言う人だっけ?と訝しむ喪女
それ以降、あからさまではないが他の男を牽制したりちらちら嫉妬らしきものを見せるようになる。
実は以前からあったが中年がうまーく隠すので気付かなかっただけ。
喪女はアレ今のって…いや勘違い?と惑う日々
中年のことは好きだが相手はろくでなしなのでまあ一時の遊び相手なんだろうと割り切ってたのに、
あれこの人わりと本気なの?と考えだしてどんどんドツボに嵌まる喪女。
中年はわりと悪い人なので隠さなくなったのはもちろんわざと
自分のことで頭いっぱいになってる喪女をみて内心によによ
こいつ若いし堅気だしなー俺もマトモじゃないしーでも気にいっちゃったしー
うっかり手も出しちゃったしなー今更か?どうすっかなー
なんていうろくでなしなりの葛藤から中途半端な束縛を続ける中年
生殺し状態についに喪女キレる。もういやー!欲しいならそう言えやゴルァ!
いらねーなら雲隠れすっから捜すなよ!オールオアナッシング!半端なことすんじゃねえボケ!
を多少かわいらしく中年にぶちまける。
中年は「そうか」とちょっと面食らったあと、「なら全部だ」とニヤリ笑い。心なしか嬉しそう
半ば別れ話のつもりだった喪女びっくら。しかし中年はさらに想像の上を行きました

あ…ありのまま今起こったことを話すぜ
『おれは奴と別れ話をしていたと思ったらいつのまにか婚姻届をかけてチンチロをしていた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うがry

私の脳内はお花畑です
261彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 04:13:45 ID:5D2HdXLz
ずっと前からしてる妄想

RPG風。主人公の名前は喪子。
喪子とその弟は、幼くして両親に捨てられたたった二人の姉弟。
喪子は、自身も幼いながら、小さな弟を生かし守るためだけに生きた。弟にとって喪子は姉でありながら、父であり母であり兄であった。
弟にとって喪子は全てであり、喪子にとっても弟が全てだった。
やがて成長しても、あいかわらず喪子にとって弟は完全なる庇護対象で、弟は、身長が姉を超えても精神的に姉に頼りきりだった。
(喪子が子供扱いしても軽くスネるものの反抗しない)

身寄りのない二人は、身を守るための剣と少ない荷物だけを手に流浪する身。
喪子は細身の双剣でスピードタイプ。弟は大剣で重量タイプ。時折傭兵紛いの仕事を請け負って日銭を稼いでいる。
幼いころから弟と自分の身をその腕で護ってきた喪子。
また、女であるということでナメられたり襲われたりしないように男の様な恰好をしていた。
細い体躯に対し、叩き上げの剣術でありながら凄まじい実力と性別不明というステータスがあいまって、その道の者たちの間で凄腕の剣士と噂されていた。

そんな生活を続けていたある日、ひょんなことからゴタゴタに巻き込まれ、RPG的展開で仲間たちと出会う。
世界の危機が近づいてる事を知り俺達の手で救うしかない的な展開になるが、喪子はしぶる。
喪子の人生の全ては弟のためにある。
どんな危険にさらされるかわからないそんな旅に、弟を巻き込む訳にはいかない。
だが、世界の危機は近づいている。世界の危機が訪れ世界が終ってしまえば、弟の未来も閉ざされてしまう。
だからといって、弟を一人残していくなんてことは出来ない。(弟はこのとき、十分自分の身は自分で守れる実力を持っているにもかかわらず)
弟の幸せな将来のため行かなくてはならないが、置いていくことも出来ない。どうする?

そう迷っていた時、弟が仲間の萌子がなんだか気になるのだと喪子に打ち明ける。
「話をしていると恥ずかしくてうまく喋れなくて…でも、萌子の笑顔をみると嬉しくて…。僕、萌子を護りたいんだ。彼らと一緒に行こうよ…」
弟は、萌子に恋をしていた。(ちなみに姉以外に対しては俺)
自分にとって弟が一番であるように、弟にとっても自分が一番であるという自負のあった喪子は、ショックを受ける。
ただ、以前から喪子は悟ってもいたのだ。いつまでも、弟を「喪子だけの弟」にしていてはいけないと。
あの子もいつかは喪子の手を離れ独り立ちしなければならないのだ。
自覚がありながらも、もう少しだけと引き延ばしていたものが、ただやってきただけであった。
萌子は器量良しで美しく優しく、弟のことも満更ではなさそうだった。
(これはいい機会かもしれない)
苦しい心を抑えながら、喪子は弟や仲間たちとともに世界の危機を救う旅に出た。
弟は、萌子を守るために。
喪子は、弟と萌子の未来を守るために。
262彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 04:14:35 ID:5D2HdXLz
>>261の続き


旅の途中で、喪子の弟離れや弟の姉離れのイベントを挟む。
喪子はなんとか弟への独占欲を抑えられるようになっていたが、結局あらゆる行動はすべて弟のためだった。
弟も、萌子にかっこつけたい手前ちらほらと反抗期らしい行動もとったが、いざとなればなんだかんだ姉を頼った。
恋を経験した弟。
愛する者を愛するが故距離を取らなければならなかった姉。
それぞれが旅の途中で成長を遂げるが、人生の大半をべったりとくっついて成長した二人にとって、真に互いが個人個人として独立することは難しかった。
姉は、抱きしめれば小さな腕で必死にしがみ付いてくる弟を守ることで生きてこられたから。
弟は、自分を包み抱きとめる優しい腕に必死でしがみ付くことで生きてこられたから。

すったもんだあって、世界の果てに辿り着き、世界の危機を企てた魔王を倒した喪子一行。
よかったこれで救われたと仲間たちと共に一息ついていた中、一人喪子だけが世界の危機がまだ終わっていないことに気づく。
魔王は、もうすでに世界を終わらせる魔法を発動させていたのだ。
その魔法の依り代となっている核を直接破壊しなければ、世界が終わる。しかし核を破壊すれば、核に溜まっているエネルギーがその場で瞬時に爆発する。
つまり、核を破壊するということは死を意味した。
魔法が発動すれば、弟がこれから生きる萌子との幸せな将来も弟の命も消えてしまう。

喪子は言葉巧みに弟と仲間たちを船に乗せ安全圏まで離脱したあと、再び世界の果てへと向かうためこっそり小型船で出発しようとする。
「一人でかっこつけようったってそうはいかない」
出発したその時、小型船に飛び乗ってきたのは仲間の一人の剣士。
普段は一匹狼タイプで態度も冷たく、正面切って仲良くすることはなかったものの義理固い男でもあり、
喪子と男はお互いを実力ともに認め合い、恋が芽生えることはなかったが、深く信頼し合っていた。
喪子は男を船へと返そうとしたがかわされ、二人はひとまず核のある世界の果てのさらに深淵へと急いだ。

深淵には禍々しく光る核があった。
剣を突き立て、エネルギーを包む核の表面を裂いてしまえば魔法は発動しない。
喪子は一人小型船を降り立つと、男に帰れと告げる。
「お前には待つ人がいるだろう。私にはもう何もない。行け。」
男は喪子に弟はどうするんだと尋ねる。男から見ても、弟は喪子がいなければ生きていかなかった。
「弟には萌子がいるだろう。これからは、弟の傍には萌子がいてくれる。
萌子は本当に良い子だ。彼女があの子の傍にいてくれるなら、なんの心配もない。あの子はきっと幸せになれる。
たが、あの子がいつまでも私ばかり見ていては萌子が悲しむだろう。嫉妬は別れを生む。そしたら、あの子は酷く悲しむ。
私がいては、あの子はいつまでも姉離れ出来ない。私もおそらく、弟離れなど出来ないだろう。
私の役目は終わった。いや、もうすぐ終わるんだ。あの子の未来や人生を終わらせなんかしない。
私は、あの子を救うんだ。」
至極当然といった様子でそう語る喪子を、思わず男は抱きしめる。
「喪子は喪子、弟は弟だ。お前にはお前の幸せがあるはずだろ?
 どうして、どうしてそこまでしてお前は」
「ありがとう、男。だが、私のために悲しむことはない。私は、弟を守るために世界の危機を救う旅に出たんだ。
いつもと同じ…あの子を守るんだ。私は、あの子を守って死ぬんだ。」
喪子は満足そうに微笑みながら、優しい男の背を撫でてやった。
喪子は想った。弟と萌子が寄り添いあい、幸せに暮らす情景を。
喪子の心に躊躇いの気持ちはなかった。弟の幸せが、喪子の幸せだった。

男が小型船に乗り船に戻った頃、船に残った仲間たちも世界の危機がまだ過ぎていないことに気が付いていた。
そして、喪子と男がいなくなっていることも。
弟や萌子や仲間たちが、項垂れて戻ってきた男を出迎える。
「姉さんは…?」
弟が男に尋ねる。男は、静かに深淵を振り返った。
男につられて一同が遠い深淵を見遣ったとき、眩い閃光が空へ弾けた。
問いに答えず深淵を見つめたままの男に、弟はすべてを悟りただただ立ちつくす。
その傍らに萌子も寄り添い、一行は一瞬の閃光などなかったように綺麗な空を見上げていた。



男は故郷に恋人がいてもいいし、妹がいてもいい。
それプラスで、喪子といい感じになっててもなってなくてもいい。
リアルに弟がいる。ブサピザヲタクだけど愛してる。超絶キモくて重い姉ですまんねw
263彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 12:38:13 ID:C2GoSuAd
亀だが>>168のシリーズとか>>215の世界観、好きだなあ。
描いてみたいよ(画的な意味で)。

そんな自分は>>255
自分の妄想は、なんかこっ恥ずかしくてラクガキ止まりだったりするけど、
まずなんか萌えシーンがあって、そっから妄想ふくらましたりする人って他にいるかな
264彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 12:50:39 ID:wt90g6EI
>>251先生!!
これはもうエンディングまでぜひお願いします!
出来れば4人ともそれぞれのルートで拝見したいです。
印刷して読み返したいよ
265彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 14:02:58 ID:aVuE8re9
>>260
で、どっちが勝ってどうなったんだ?
ていうかどっちが勝ったら結婚なんだ?

中年が勝ったら結婚として、
最速で中年が勝って有無を言わせないパターンと
中年が負けたら結婚として、
中年が簡単に勝てるのにずるずる勝負を引き伸ばされて
「必死だな」とにやにやされるパターンと
ふたつ浮かんだんだが
266彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 18:29:24 ID:6MJNJODN
NON STYLE石田と付き合ってます。
脳内で。
267彼氏いない歴774年:2009/06/10(水) 22:56:37 ID:HaM9Pl5D
>>260
中年いいよ中年かわいいよ中年…(*´Д`)ハァハァ
私も最近の妄想は専ら中年だなぁ。
陽気で渋い中年と仲良しな妄想だよ!
によによしてるよ、娘でもおかしくない私と友達の中年だよ!
268彼氏いない歴774年:2009/06/11(木) 02:09:34 ID:hmpFZGvU
>>261
私も弟いるからすごい感情移入した。
今は顔も合わせられないくらい不仲になっちゃったけど、大事な弟だから。
しかもRPGネタ好きだ!
269彼氏いない歴774年:2009/06/11(木) 02:52:37 ID:uoNmjzNw
>>261>>262
全私が泣いた
270彼氏いない歴774年:2009/06/11(木) 19:45:11 ID:CBg0etwM
やった>>187の続き来てた
>>255
>「きれいになられたな、小さな俺の姫君」
感動の再会…
そしてここから二人で女王への道を歩んで行くのですね
年齢差身長差体格差三つの差にプラスしてファンタジーで
四つの萌え要素とか本当たまらん
やっぱり萌えた ありがとうございます
271彼氏いない歴774年:2009/06/11(木) 22:24:24 ID:JrGUL4ua
異世界モノ、レベル高ぇ!さてドキドキオフィスもそろそろ来るかな。

そんな私は歌姫妄想。萌え所ないけど。
喪恵は期間限定で活動していたアイドル。期間が過ぎれば引退。
以下、引退ライブのMC。
「私、本当は怖かった。こんな大勢の人の前で歌うなんて無理だーって」
「でも、不思議だよね。今は、この時間が無くなる事が信じられない。大切な、人生の一部になってる」
「私、頑張って良かった。怖かったけど踏み出してみて、本当に良かった」
「沢山の人から、沢山大事なもの貰ったよ。…ありがとう。」
「今日の事、絶対、絶対忘れない!」
会場から拍手と共に喪恵コールが巻き起こるなか、喪恵はバンドメンバーに深く頭を垂れる。
そんな喪恵を軽く小突いて回るメンバー達だが、皆の目には、うっすらと涙が。
会場に散っているスタッフ達にも視線で合図を送り、そして喪恵は会心の笑みで高らかに観客達に宣言する。
「本当に、有り難うございましたっ」
「最後まで皆で盛り上がろうね!
さ、笑顔だよ笑顔!手あげて!(皆で)歌うよー」

この後ラストの大盛り上がりが再生されます。
歌詞までバッチリ出来ているあたり、恥ずかしい。でも楽しい。
272彼氏いない歴774年:2009/06/11(木) 23:53:47 ID:W4D6Rp+C
>>265
いろんなパターン考えてニヤニヤしてたら書くの忘れた。
中年が勝って結婚するよ!レスみて妄想ちょっと膨らんだ
中年はギャンブルには鬼強い設定なんで勝負受けた時点で決まったようなもんだけど、
掌で踊ってるようで悔しくてなんとなく後に引けず延々勝負を引き延ばす喪女
ニヤニヤあるいはポーカーフェイスでひたすら付き合う中年
続けるうちに勝てるわけないのにとか何意地張ってんだろとか
だんだんバカらしくなってきて脱力しきって自分は中年のなんなんだ、と聞いたら
中年はサイを振り「嫁だろ」と一言。でやっぱり中年の勝ち。

>>267
>娘でもおかしくない私と友達の中年だよ!
いいなあそれ。おっさんのくせに感性は若いとか最高だ
ゲーセン連れてって格ゲーでボコボコに負かして
「苦手なものもあるんですね」なんてニヤニヤイヤミ言ってたら、
数日後には今度はこっちがボコボコにされて「どうだフフン」みたいなドヤ顔をされると
そんな見た目渋かっこいい中年がいたらいいのに!いいのに!
273DOKIDOKI☆オフィス3:2009/06/12(金) 00:53:27 ID:uZ9URoUn
久しぶりに会う喪子とN。
しばらく顔を合わせてないのでどこかお互いぎこちない。
お互い、ぎこちなさを隠すために不自然なまでに仕事の話しかできなかった。
そんな二人を見て「今まであんなに仲良かったのに…。???」と微かな違和感を覚えるM。

拠点の視察、提携社への挨拶と、外回りを終えると支店にもどりミーティングがスタートした。

喪「…それでは、今日のMTのクローズをいたします。
  かなり順調にユーザーも増えてるし、シェアの獲得率も上々。
  問題点として、従来のキャンペーンのままでは他社にシェアを奪われるのではないかと
  懸念され、至急新たなキャンペーンを打ち出すこと。また、提携社の担当変更による
面通し日の設定。以上でよろしいでしょうか?」
N「はい。よろしくお願いいたします。」
M「拝領ー。」

ぎこちないままMTを終わらせようとする空気を敏感に嗅ぎ取っていたMが率先して明るく努めた。

M「まあまあ、仕事の話はこれで終わり!いまさらですけど、Nさん、元気っすか?」
N「おー、久しぶりだな。Mは元気か?」
M「もー、見てのとおりバッチリっすよ!ってか本当Nさん整理上手っすねえ。。。
  俺の机も掃除しに本社に帰ってきてくださいよー」
N「相変わらずお前の机は雪崩が起こるのか」

明るい調子のMのおかげで、二人の緊張はいつの間にか解けた。
恐る恐る、という感じでNに話しかける喪子。

喪「…元気?仕事は順調そうだね。」
N「元気だよ。…喪子は?最近どう?」
喪「元気だよー!相変わらず社長にこき使われてる。Nさんいないと大変だよ」
N「…そっか…。
  大変そうだけど、頑張ってるね。俺も負けられないな。」

どこか遠くを見つめるようで、一度も目を合わせようとしないNに喪子は不安を覚え、
Mは違和感の輪郭がさらに深くなったような気がした。


喪(なんだろう…なんかNさんがすごく遠くかんじる… どうしよう、うまく話せない…)


Nは常に穏やかで、感情を高ぶらせることも無く、いつもにこやかに過ごしているが
裏を返せば他人に付け入らせる隙をまったく見せない。
その上、交渉術に長けてるだけあって会話をコントロールし、支配するのが巧みなのだ。
…おまけに頑固だ。

こんなに近くにいるのに、触れば笑顔に届くのに、二人の距離感が遠い。
なにかが、届かない。

こんな思いを抱えたまま帰りたくは無かったが喪子とて、馬鹿ではない。
いかんせんNの性格を知っている以上、これ以上Nに踏み込めないことも理解していた。

なにを話してもはぐらかされるだろう、と把握した喪子は、沈んだ気持ちのまま
せめて、Mには悟られないよう勢いよく立ち上がった。
274DOKIDOKI☆オフィス:2009/06/12(金) 00:56:01 ID:uZ9URoUn
喪「今日は、久しぶりに会えて嬉しかった。新しいCPは私が責任を持って指揮します。
  さて、そろそろ新幹線に乗り遅れるから出るね。」
N「ん。まかせたよ。喪に任せれば安心だし、できれば他の人達に触らせたくないんだ。
  よろしく頼みます。」

仕事の面では信頼してくれているという事実に、ほんの少し慰められた気がした。

喪「任せてください。さ、M行きましょうか。何時発?」
M「…え!?俺!?帰りのチケットって喪子さん担当じゃなかったっけ!!??」
N・喪「「は?」」

その後、あわてて帰路のチケットを手配しようにも自由席すら満席で、喪もMも支店先に一泊する事となった。
急遽、近くのビジネスホテルに部屋を取り、本社の社長へ本日帰社出来ない事を告げると、ようやく一息ついた。
久しぶりなんだから皆で飲みに行きましょうよ!とはしゃぐMにつられ、3人は支店先の居酒屋へ足を踏み入れた。
久しぶりの面子でそれなりに盛り上がっていたが、重い気持ちを持ったままの喪子は、結局酔いが回って一足先に
ビジネスホテルへと切り上げる。

男二人になった席は、社長の腹心同士、仲も悪くないしお互い認め合っている。
いろんな砕けた話をするうちに、それぞれ気持ちよく酒が回り始め、珍しく饒舌に
自分のことを話し始めるNにMは内心驚いていた。

N「俺な、このプロジェクトが落ち着いたら会社辞めて海外行こうと思ってるんだ。」

M「えー、いいっすね!っつか別に会社辞める必要ないんじゃないですか?
  有給たっぷり余ってるでしょ?」

N「…や、帰ってこないつもりなんだ、日本に」

M「ええええ!?それはまた爆弾発言!海外で何かしようと思ってるんですか?」

N「いや。なんか、もうここから離れたいんだ。」

M「やー、病んでますねー。何かあったんですか?」

N「馬鹿馬鹿しいけどさ、忘れたい事があってね。
 このまま日本に居たら忘れられそうにないんだ。諦めるしかないのがわかってるのに、諦められない。
 このままでいたら、死にそうなんだよ、俺。」


Mは驚いて、はじかれたようにNを見た。
そこには、見たことの無い表情のNが居た。
そして、ぼんやりと今日一日感じていた違和感の輪郭をなぞり、
くっきりと浮かび上がった形にMは戸惑いを隠せなかった。
と、同時にとんでもない事実に気がついたMは、クラリと酔いではない
目眩を覚えた。

なぜなら、そこにはMの見慣れたNではなく、一人の男が居たからだ。

ギクリ、としながらどこかで納得している自分もいる。
おそらく、Nの「忘れたい事」とは喪子の事ではないのだろうか。
そう思えば、今日のしっくりこない感じとか、影法師のようにまとわりつく
違和感がぱっと晴れたように霧散していった。

___
この後、酔っ払ってしまったMをホテルに送り届けるという名目で
Nが喪子の部屋に訪れてもいいし、Mがうっかり喪子にドッキン☆する
シチュが訪れてもおいしい

ちなみに社長は、Mの報告でしっかりと喪子に手を出してたら、と
釘をさし本社で一人イライラしてるといい。
275彼氏いない歴774年:2009/06/12(金) 01:06:30 ID:a823fBCb
しゃ、社長ぉぉぉおおorz

ごっそさんです
276彼氏いない歴774年:2009/06/12(金) 01:54:34 ID:R1E1sqYl
>>268>>269ありがとう!
>>261>>262を書いた者だが、数日経ってみると弟が主人公のがRPG風にするならより面白いかもって思ってまたきたw
子供から大人への成長、的なRPGのストーリーの王道も踏める
萌子との出会いが弟の成長の第一歩になるから、ボーイ・ミーツ・ガールものにもなる
ボーイミーツガールでも、そこに喪子の存在があるからちょっと毛色も変えられるし
反抗期迎えてもなんだかんだ姉を頼る弟にによによしたり、
弟にとって絶対的な喪子の存在に勝てない。でも、喪子さんは立派な人だから怨めないと落ち込む萌子に感情移入したり、
弟が自分の手を離れていく不安と弟と萌子の仲を応援したい気持ちでグラグラゆれる喪子に切なくなったり、
かっこいい喪子と、喪子についうっとりしちゃう萌子の少女漫画系のほのかな百合にによによしたり、
そんな二人両方にやきもちやいてスネる弟にによによしたい。

姉弟のビジュアルどころか、萌子のステータスまで考え始めてしまったw
喪子死後の物語まで考え始めている。妄想楽しいわあ
277彼氏いない歴774年:2009/06/12(金) 11:58:15 ID:wqgo/HuX
>>273
やった!新作!

ああああ、切ないけどニヨニヨするww
Nもいいけど社長も素敵だ
いっそ逆ハーレムにしてほしいw
278彼氏いない歴774年:2009/06/12(金) 13:55:04 ID:c6Hlv1AG
>>272
「嫁だろ」いいなあ!
やっぱり中年が勝つんだな

結婚してからも相変わらずな中年に喪女がまたぐるぐる悩んじゃって
今までの欝憤wを晴らそうと勝負を申し込んで
あらゆる手段を使って勝ちに行く(けど返り打ちにあう)
ような結婚生活まで浮かんだよ
結局中年が勝つけど、実は喪女の方が上(天然返し的な意味で)だとうれしい
279彼氏いない歴774年:2009/06/13(土) 19:20:31 ID:3oc1IADv
ponyo
280彼氏いない歴774年:2009/06/13(土) 19:25:05 ID:VdHdad5G
ぽにょぽにょ
281彼氏いない歴774年:2009/06/13(土) 22:05:09 ID:k7OSfgU2
>>276
268です。
いえいえ。確かにそっちの方がよりによによするね!
実は最近なぜか妄想力がなくなっててつらかったんだよね。
そのネタいただきます!
私もいつかここに書き込みたい!
282彼氏いない歴774年:2009/06/13(土) 22:38:53 ID:hChDCGI1
中年が好きなのでこのスレの中年ネタに感動しましたw才能あるなあ
自分はおっさん二人の所に居候してる妄想してます

おっさん@…30代後半。
基本的にテンション低めで趣味に生きてる。音楽でも植物でも気に入ってるものに対する愛が並じゃない。面倒見はいいが器用貧乏なため苦労症。酒はウェットな飲み方をするタイプ。
若い時は(も)モテモテだったらしくハンサム顔。

おっさんA…40代前半。
こっちもテンションは高くないが、温厚で家事が得意なのんびり屋。喪子よりも甘党で喪子に甘いものを奨めてくる。おっさん@とは親友。喪子とおっさん@を見守りつつも、どうやら腹に一物ある様子。酒が入ると笑い上戸に。ハンサムというより甘い顔。

@を意識してなかった喪子が、@が元カノと話してるのをたまたま見かけてからモヤモヤする。Aはそんな喪子を複雑な心境で慰める。

垂れ流しすみません…中年好きだー!
283彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 00:30:43 ID:NmEfdv14
妄想してたら3時間経ってた\(^o^)/中二病全開
※最初に言いますが、ショタではありません。

喪子は不老不死。原因は不明。20才くらいの容姿のまま気が遠くなるほど長い間生きてきたという設定。死ぬこともできない。

何度住む土地を変えただろう。何人の人が先立つのを見送っただろう。
愛する人達がいなくなる悲しさ、恐ろしさを知った喪子は、自然に他人と深く関わることを避けるようになった。

「どうせこの人も私より先に死んでしまうんだ」
常にそんな思いを持って生きていたせいか、喪子の振る舞いは愛想はあるもののどことなく淡白で、周囲の人々は口を揃えて「つかめない子だ」と言うのだった。

喪子はアパートの一室に住んでいる。ペットもいない。
生活費を稼ぐために、近くのスーパーでバイトをしている。家とバイト先との往復しかしない、単調な生活。一人きりの静かな暮らし。
だが、たった一人「友達」がいた。

それは、小学生の少年。少年と出会ったのもこのアパートだった。

その日は雨が降っていた。平日の昼間、学校へ行かずアパートの駐輪場に座り込んでいた少年。
そのあまりにも暗い表情に思わず喪子が声をかけたのがきっかけだった

以来少年は理由もなく喪子の部屋を訪れるようになった。それは学校帰りであったり、休日であったり、ほぼ毎日の日課となっていた。
喪子にとっても、少年のために菓子を用意したり、少年にバイトの終了時間を教えたりと、少年の来訪は当たり前のことになっていた。
ゲームや雑談など特別なことではないのに、この年下の少年には気を使わずにすむためか、とても居心地のいい時間に感じられた。

少年は12才だったが、容姿も、また精神的にも大人びていた。会話をしていてもまだ小学生であることを忘れそうになる程。
しかし喪子はこの少年には欠片ほども恋愛感情を抱いていない自信があった。
長い長い人生を生きてきた喪子にとって、少年はあくまでも一瞬出会った「通りすがり」のような存在。
そもそも喪子にとって恋愛感情ほど煩わしく、無意味なものはないのだ。


続くと思います
284彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 01:14:03 ID:HxvGG/fU
「ご馳走様」
大分くたびれたワイシャツを着た30代半ば程の男は、テーブルに珈琲代金を置いて店を後にした。
平日は必ず午後二時に来て五時に帰る、珈琲を三杯飲む男。
物書きだろうか、原稿用紙に鉛筆を走らせ難しい顔をしながら珈琲を啜る。
喪子はそんな男の事が気になっていた。

─小説家?それとも記者?はたまた別の職業?
どんな人だろう、どんな性格だろう、どんな顔をして笑うのだろう、どんな………─

彼女の疑問は尽きなかった。
そして男が去った後のテーブルを片付けに行くと、代金の傍らに何かが置いてあった。
原稿用紙の切れ端。
そこには男の字だろうか、『いつも私に珈琲を持って来てくれる君へ』と小綺麗な字で書いてある。
喪子の事だった。
彼女は胸をときめかせ続きを読んだ。

『突然この様な置き手紙を残してすまない。
此処に通い始めた日から気になっていた君にどうしても伝えたい事がある。
気味が悪いと思ったのならこの手紙は破り捨ててもらって構わない。
さて、私が伝えたい事と言うのは………。
…いや、やはりこういう事は直接告げた方が良いのだろう。
ではまたいつもと同じ時間に。

藤堂』

それを読み終えると、喪子はどうしようもなく期待に胸を高鳴らせた。
─藤堂さん、の…伝えたい事?通い始めた日から?それってもしかして…─
切れ端をポケットにしまい、テーブルを綺麗に片付ける。

「おや喪子さん、何だか嬉しそうだが…良い事でもあったのかい?」

片付けたカップを洗い場へ持っていく途中、店の主人ににこやかに声を掛けられた。
喪子は小さく「はい」と答えると主人は笑って「それは素敵だね、羨ましいよ」そう返す。

早く月曜日にならないかな、喪子はそう思いながら藤堂が使った珈琲カップを丁寧に洗っていた。



時代は大正か明治辺り。
男は小説家で、喫茶店で給仕をしている喪子に実は一目惚れしてその店に通い始めて…。
みたいなのだったら良いなあと。
置き手紙で初めて喪子は男の名前を知る。
携帯とかの連絡手段が無い時代は燃えて萌えるw
285彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 03:12:30 ID:f0t5NdEC
>>276
269です
私は視点が喪子だからこそ感情移入して泣けたよー
RPGなら主役は確かに弟だねw
喪子死後の物語、もしくは実は生きてましたエンドの続編希望……まぁもう既に自分で妄想してるけどw
ごちそうさまでした!
286彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 07:33:48 ID:ETM6geQL
教官部下妄想の別版。激しくレクター表現注意


自分の血液が、冷めていく水のように熱を失うのを感じていた。
額に置かれた手の、脈だけが暖かく、確かに感じられる気がする。
呼吸が奥まで届かなくなってくる。
焦げた機体の残骸の臭いも、燃料のツンとするそれも、鼻が痺れたように、感じない。
ヘリが墜落する以前に折られた腕は、肩から先が麻酔でもってかかっているかのように無感覚だった。
かつて私たちは追っ手と追われる者だった。
私を育て上げた教官が、自らの属する国家を裏切った事を証明する。
それが任務だった。
私はそして、その任務の過程で自らが触れてはいけないものに触れたのを知った。
教官やその後ろにいる黒幕の、事件に関する証拠を掴んだ。
そしてその時にはもう、知りすぎていた。
私はこの調査が終われば切り捨てられる事を、理解している。
それでも良かった。
憎みながら敬愛した、教官を追っていられるなら。
教官は私と証拠を消すために、移動用ヘリの中で待っていた。
そして格闘になり、発砲の末ヘリは深山の最中に墜落した。
ひどく気管が痛んだ。
咳き込むと奥から、痛みと血の味が溢れる。
笑ってしまう。
残った片腕は格闘で粉砕骨折し、もう片腕は肘から下が消えていた。
引き千切れた筋繊維に、神経と割り箸のように折れた骨が見え隠れしている。
右足にしたって、膝から下が同じことになっていた。
左足は傷だらけにはなっていたが、きちんと残っている。
ありえない方向に足首は曲がってはいたが。
濃いブラウンのストッキングは、見るも無残に伝染していた。
私は笑った。右足の膝から下がないのに、ストッキングを気にするなんて!
私は目の前で、傷だらけにはなっているが変わらずに私を見ている、教官を見た。
眦まで切れ上がった、冷たく硬い鉄紺の瞳。
尖った鼻先に、引き締まった顔立ち。
ぴくりともしない眉。
刈り込んだ黒髪に、無地の黒い戦闘帽がよく似合う。
紺色の戦闘服の下には、今も息づく鋼の肉体。
庇の下、秀でた額を、裂傷が走っていた。
流れる血が私の唇に落ち、甘い鉄の風味を私は味わう。
私の命がもう消えかかっていることを、彼は分かっていた。
だから彼は私を殺さないのだ。
顎をなで下ろす指先が、奇妙に優しい。
「教官」
私をのぞき込む彼を呼んだ。
私はありったけの力を込めて微笑んだ。
深山の中、今からも逃亡し続けなければならない彼を。
287彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 07:36:01 ID:ETM6geQL
彼によって育てられ、彼によって手折られたのならば。
せめて最期は、最愛の人の為に。
「私を、バラ、バラにして、食べて・・・下さい」
生き延びるために。
教官は真っ直ぐに私を見下ろす。
私の頬を撫でた教官が、ついと目を伏せた。
私は彼にとって、何だったのだろう。
霞んできた目を、精一杯開く。
教官によって捌かれ、咀嚼され、教官と一つになり、溶けていく事を想像すると、甘美な寒気が走った。
「私はあなたに、・・・なりた、かった、のだから」
泥沼を歩く人生だったけれど、こんな最期なら上出来だ。
教官の顔が近付いた。
唇に、鉄臭い血の臭いと、温かな体温が広がる。
そっと触れるような、儚い口付け。
それだけで、私は祝福された人生に感謝した。
急速に暗闇が広がってくる。
もう一度彼を呼んだ。
「な・・かの・・・きょう、かん」
私の体も心も、最後まで彼のものだ。
唇に触れた指の感触が遠のいていくのが惜しい。
「約束だ。俺はお前を食って生き延びる」
それは天上の声のような、優しく甘やかな響きだった。
力尽きて闇に沈んでいく私の胸の奥を、その人は温め続けた。



なぜこうなるのか私にも分かりかねる
そろそろ精神鑑定受けてくるよー
288彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 11:00:33 ID:cWohA3MS
>>287
まさかそんな結末になろうとは・・・
289彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 11:15:26 ID:+DJ2IMnI
確かにビックリした
「生きる」意味上ではバッドエンドなのに、これはこれでハッピーエンドな気がするのは私だけか
ともあれgj
290彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 16:16:15 ID:8mJbRRgX
どうだろうね、最近のこのネタの上質っぷり。

しあわせw
291彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 16:50:46 ID:8mJbRRgX
tp://2.bp.blogspot.com/_PxZyE6Jgabo/Sb__odNnGNI/AAAAAAAABYw/2qeUIFeT5qQ/s1600-h/tiger+12.jpg


こんな感じの最強の式神が私にはついてて、しかもすごい愛されている。
式神は人型にもなれる。

そしてこの式神を狙っている(女でも単純に式神使いでも、もはや国でもなんでもOK)
キャラがいたり。

とにかくこのトラに恋してるわww

292彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 18:03:11 ID:ETM6geQL
>>291
皇国の守護者っていう漫画読むといいよ。
まんまその虎出てるから。
もう知ってたらごめん

288-289
一応自分的にはハッピーエンドwww
でも本当何でこんなの思いついたんだろ・・・誰か精神鑑定してくれ。
293彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 19:36:27 ID:8mJbRRgX
>>292
ありがとう!チェックしてみる!

最近人で妄想するよりこういった獣とか妖怪なんかで
妄想するのがとまらない
294彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 21:02:03 ID:pkcYv6PO
>>293
分かるわ〜
私も最近喋る猫と暮らす妄想で萌えてる
猫はその日によって雑種の黒猫だったり白いラグドールだったり様々
でも決して可愛い可愛い子猫じゃなくて、クールでしなやかな大型の雄猫なんだ

猫「お前は本当にどんくさい奴だな。俺の身のこなしを見習ったらどうだ」
私「うるさいな!人間と猫を同列に扱うんじゃない」
猫「お前は普通の人間よりもトロいだろうが」
私「……今日はカルカンお預け」
猫「なっ…!貴様には血も涙も無いのか!」

あー猫飼いたい
295彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 21:33:18 ID:iVySg7df
>>283
いいよー!なんかそういう雰囲気好きだ。
詳しい設定とかあるの?
296彼氏いない歴774年:2009/06/14(日) 23:23:35 ID:BnEsZkVu
自分は妄想で田舎の洒落たアパートの一階に住んでる。
縁側があり、小さい庭があり
花や野菜を育ててる。
部屋には白いソファに白いカーテン。
好きな服、好きな音楽に囲まれ毎朝爽やかに起床。
自分は小さな図書館の司書で町の住民は例外なくいい人。
空想上の動物と暮らしている。ポケモンとかまめごまとか。
何のわずらいもない絵本みたいな世界に行きたい。
297彼氏いない歴774年:2009/06/15(月) 01:25:46 ID:VfqwQDtK

「もげぷぎゅぎぎ」
「何?ご飯?」

ある日家に帰ると、いつも私が座っている特等席(一人掛けソファ)にこの謎の生物が座っていた。
豚のような猫のような兎のような犬のような何とも言葉で表現しにくい奴。
今どきの言葉で言うと…ブサカワイイ?
でも鳴き声はお世辞にも可愛いとは言えない。正直キショい。
けどほっとくのも何なので、こうして世話をし始めた。

「ほい、ご飯だよ」
「ぎげげー!ぷぎゃー!」

喜んでいるのだが笑われてるように聞こえるのはきっと気のせいだろう。うん。
こいつの好物らしい(適当にあげたら勢い良く食べたので)皿に乗っけた豆腐を目の前に置いてやる。
すると皿を掴み目にも止まらぬ速さで豆腐を食べ始めた。

「味無いのに…美味しいの?何もつけない豆腐」
「がつがつがつがつ」
「まあ聞いちゃいないよね」

ものの数分でそいつは豆腐を平らげた。
勢いのあまり四方に飛び散った豆腐の残骸も残さず綺麗に。
私が皿を持って台所へ向かうと、そいつは私の特等席にいそいそと歩いていき座った。

「お気に入りだよね、そこの場所」

返事は無い。分かりきったことだけど何故だか話し掛けてしまう。
一人暮らしなもんで話し相手も居ないからね。
ブサカワイイ謎の生物でも話したくなっちゃうワケですよ。

「あーあ、お前さんがイッケメ〜ン☆なお兄さんだったら良かったのに…」

盛大に溜め息をついて皿を洗い終えると私はそいつの横に座る。
ぷぎぷぎと鼻を鳴らしている。キショい。

「あ、でもいきなりイケメンが私の部屋に居たら…。…警察呼ぶわな、普通」

不法侵入という言葉が脳内を駆け巡った。

私はその場に横になる。そいつも犬で言う伏せみたいな状態になって休んでいるようだ。

「ちちんぷいぷい、イケメンになぁ〜れぇ〜♪……なんつって」
「ぎゃぷぷ」

頭に浮かんだ呪文を言ってみる。
当然何も起こらない。
しかもこいつに笑われた気がしたので一発殴ってやった。
それから私は急に眠気が襲ってきて、その場で眠りについた。

「大学で色々あったからなあ……。おやすみ…ブサカワイイ生物……」

私がすっかり熟睡している真夜中、何かが光って、物音がした…気がした。



自分で考えといて鳴き声きめえw
続きは…まあいっか。
お粗末。
298彼氏いない歴774年:2009/06/15(月) 05:53:39 ID:h7zXYWmx
>>297
思わせぶりめッ!ワッフーワッフー!
299彼氏いない歴774年:2009/06/15(月) 19:17:10 ID:cbnivvVZ
>>297
> 「もげぷぎゅぎぎ」
うお〜キショ可愛い!
300彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 01:11:31 ID:kuzNdCgh
朝、トーストくわえて新しい会社までダッシュ。「やばっ遅刻ちこく〜」
駅を出たところでイケメンスーツと衝突→尻もち→ぱんつ
「いたたたた…すみません、私ったrキャッ」
スカートを押さえる涙目の純情どじっ子、そんな私に微笑むイケメンスーツ。

ごめん、途中から間違い。
駅を出たところでイケメンスーツと衝突→尻もち→ぱんつ→跳ね飛ぶイケメンスーツ→車道へ→そこに、
「いたたたた…すみません、私ったrああぁぁぁぁああああ」
頭を抱える涙目の純情どじっ子、そんな私にイ
301彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 01:18:11 ID:KClHCggM
>>295おぉありがとう!>>283の続きを考えてみた


出会ってから3年経っても、少年と喪子の交流は続いていた。
少年は15才になり、喪子の背を追い越し、誰もの目を引くような美少年に成長した。
一方の喪子は相変わらず20才のまま。

少年と縮まる一方の歳の差に、もうそろそろ不審に思われるのではないだろうかという不安から、この場所を離れる決意をする喪子。

もう誰とも深く関わるまいと決めていた。
3年間という喪子にとってはほんの短い年月。だが少年の存在は、手放すには大きすぎるものになってしまっていた。
喪子はそのことに気付きながらも必死に知らないふりをする。

いつも通り少年がやって来る。
「喪子さんって今いくつ?」
『…!急に何?』
「いや、いつも聞いてもごまかされるから。気になる。何才?」
『教えない。大体年齢を女性に聞くの失礼だよ。』
「俺よりは上だよね?喪子さん3年前から全然変わらないから分かんない。彼氏いるの?」
『話聞こうよ…ってか今まで通ってきて男の影あった?いるわけないでしょ。』
「ふうん。…年下はアウト?」
  
明らかにいつもと違う少年に驚いて顔を上げると、真剣な眼をした少年の顔が間近にあった。前髪が触れ合いそうなほど。
突然の展開に戸惑う喪子。
少年がこれから言おうとしていること、それが少年の心からの気持ちであること、そして喪子にはその気持ちを受け止めてあげられないこと、
一瞬で喪子は全て容易に予想できた。胸が切られるように痛い。

『…びっくりするじゃん。もー近いよ』
「俺じゃダメ?」
『…10年早いね。大人をからかうんじゃありません。』

沈黙する少年を見ないようにして、できるだけ明るく振る舞い、大げさに背伸びをして窓の外を見る。
『もう外真っ暗だよ。よい子は早く帰って寝なさい。』
「……分かった。ごめん。帰る。」

そう呟いて玄関へ向かう少年。後ろ姿を見上げながら喪子はついて行く。

「じゃあまた。」
『うん。じゃあね。おやすみなさい。』

ドアが閉まり、気がつくと喪子は本当に久しぶりに泣いていた。

そして次の日、少年には何も告げずアパートを出て行った。



きっと続く
302彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 14:08:53 ID:QE49W2f6
>>286
精神鑑定とかの前に
『ヒトはなぜヒトを食べたか』(マーヴィン・ハリス)と
『食人全書』(マルタン モネスティエ)をオススメしとくよ!
カニバリズムネタで色々調べてたときに読んだけど、なんか色々面白いよ!
あとちと古いけど、清原なつの女史の『真珠とり』ってSF連作の中の
『究極に一緒に存在すること』を求めた恋人同士の話とか。
ハッピーエンドであるが故のバッドエンド、てのもイイヨネ!!!
303彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 18:19:11 ID:ndyF+U0m
304彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 22:28:47 ID:mmlUrHic
>>302

A「この日本人は偽物だ。食べられないよ」

B「…ザパニーズ?」
305彼氏いない歴774年:2009/06/16(火) 23:55:29 ID:j7b3KDgm
>>294
鼻血ふいた

ぜひその猫さんはツンデレでいてほしい、というか
デレを見せない方向で

あと、人知れず喪に嫌な事をする奴に復讐とかして
喪の後ろからずっとシレっと喪を見守っててほしい

んで、寝てる喪のベッドに夜こそっと忍び込んで一緒に
寝たり、寝てる喪のホッペをムニムニしてたりさ

うおお
306彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 01:13:41 ID:Q5IOAPgL
>>301
キュンキュンした!
307彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 03:54:45 ID:nED3WRa0
>>301
早く続きを!
308彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 09:04:20 ID:Q8xdjpqc
>>301
わっふるわっふる
309彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 12:35:57 ID:x6wqVo6t
>>302
ありがとう!
買おうか迷ってたから助かったよ。
興味があったからちょっとこの道追求してみる。
自サイト用に解体シーン書こうと思ってたからありがてぇ

アマゾン行って来まーす
310彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 21:51:29 ID:F11ePtOe
色白ー、と言われ、引きこもりなだけと切り返す。
「えぇ、折角夏なのに! なあなあ、今度海行かへん?
俺、喪子ちゃんの水着見たいわー」
恥ずかしいわ、スタイルに自信ないわで適当ににごす。
「せやけど焼けてまったら勿体ないなあ…。なあ、今度家行ってもええ?
喪子ちゃんと会えるんやったらなんでもええわあ」
あっけらかんと言われ、真っ赤になる。
「あ、赤なった。ははは、トマトみたいやんなぁ」

耳元で囁かれるスレの親分はたまらなかったぜ! ありがとー!
311彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 22:31:57 ID:6OkgAbM7
>>301の続きです

喪子が少年と連絡を絶ってから、もう5年になる。喪子は違う街で、また同じような静かな一人暮らしをしていた。
唯一違うのは日常から少年の姿だけがすっぽりと消えたこと。

真っ黒な制服を着ていた少年も、20才になっているはずだ。
遂に同い年になってしまった。
賢く美しい彼のことだ。大学に行って可愛い彼女を作って、楽しく暮らしているのかもしれない。


まだ時間が「正常に」流れていた頃から長らく、喪子は日常に退屈していた。

食べ物があって、眠る場所があって、ある程度健康で。それがどれほど恵まれていて幸せなことか、ちゃんとわかっていたつもりだった。
それでも毎日、何かいいこと無いかな、などと無責任な期待をしてみたり、どうせ私なんか可愛くないし、なんて頭ごなしに諦めたり。
何にも関心を持たず、感動せず、受け身で呼吸をしているだけの日々だった。

それが今になって、たった一人の少年にこんなに心を動かされるなんて思いもしなかった。
胸が詰まって、涙が出そうになる。
心から他の誰かと幸せになってほしいと思う。だけどそんなの嫌だ。自分のことなど忘れていい。忘れられず苦しんでいればいい。
新しい街で暮らしていても、あの街が、アパートが、少年が恋しくてたまらない。


会いに行こう。

喪子は立ち上がった。
しかし会える保証なんて無い。
あんな勝手な別れ方をしたくせに、都合が良すぎると思われるかもしれない。
彼に彼女がいたら?
何より歳をとれない自分が、まだ若い少年に恋なんかをしてもいいのだろうか。

そんなことを考えている間にも、喪子は何かに操られているかのように駅に走っていた。
もう後のことなんて考えていられなかった。
少年に伝えたい。

長い長い人生で生まれて初めてのこの衝動に、全てを預けることにした。
312彼氏いない歴774年:2009/06/17(水) 22:34:30 ID:6OkgAbM7
>>311続き(やっと完結です)

5年ぶりの駅はところどころ改装され、新しくなっていた。
夕方は帰宅ラッシュで、人が溢れている。
喪子は空いていたベンチに座り、一息ついた。

少年が今いる場所など見当もつかなかった。
自宅も知らない。
5年前に消去したアドレスと番号が悔やまれる。

少年が着ていた学生服から学校を割り出して、何とか居場所を教えてもらえないだろうか。
いやそれはさすがに怪しすぎるか…

どうすることもできず、時間だけが過ぎていった。

気付けばすっかり人の群れは消えていた。
疲れが溜まっているのが分かる。しかし喪子は折れる気がしなかった。
喪子は目を閉じうつむいた。

今日はビジネスホテルにでも泊まって、明日やっぱり彼の高校をダメ元で当たってみよう。
その前にバイトに欠勤の連絡を入れて、


眼を開けると、目の前に人がいた。

突然すぎて可愛い叫び声も出なかった。
驚くより先にその人物に両肩を強く掴まれ、喪子は思わず身を縮めた。

『あ…嘘…』

あの日と全く変わらない、射抜くようなまっすぐな視線。
泣き顔にも見えるような笑顔で、大人になった少年は喪子を力一杯抱き締めた。



ありきたりですみません。ここからは@呪い(?)が解けてハッピーエンド、A解けないけど幸せな人生を共有する、の2パターンを考えてました。
でも個人的にバッドエンド好きなので、少年も喪子もずっと会わないまま思い続けるのもありだと思う。
長々と失礼しました。IDが60kg…orz
313彼氏いない歴774年:2009/06/18(木) 00:12:11 ID:JA/jwOCB
某経済ドラマで妄想
ドラマでかっこいいなーと思ってたが映画の大画面でみたら妄想大爆発した
スーツは男の戦闘服!メガネかっこよすぎるううう

昔は銀行員だったが、辞めて渡米して大成したエリートサラリーマンの彼。
超仕事人間で冷徹な判断も下すが内実はけっこう繊細で莫大なストレス抱えてる。
そして渡米前の元同僚で、多少の好意はあれど知り合い以上友人未満程度の関係だった喪子。
彼が怪我したり会社クビになったり精神的にも肉体的にもボロボロになってるところで再会して
なんのかんのあって支えられたという経緯もあり喪子が精神安定剤的な存在に。
再起したところで「もう大丈夫だね」と離れようとしたら
すでに依存しまくりな彼に必死で止められブロポーズを押し切られ結婚
結婚してもまさしく仕事の鬼で多少の罪悪感を感じながらも家庭なんぞ一切省みない。
しかしその実彼女にベタボレで精神的に依存しまくりという結婚生活の妄想が楽しくてしかたない

側近のおっさんも大変素敵で妄想に絡めたいんだがいまいち上手くいかない…
314彼氏いない歴774年:2009/06/18(木) 06:30:22 ID:Mo0s5mkV
これなんてドラマ?
315彼氏いない歴774年:2009/06/18(木) 08:36:15 ID:uCsTeDmC
>>312
すごい萌えた!!
素敵な妄想ありがとう!!!
ハッピーもバットも両方みたいです…
316彼氏いない歴774年:2009/06/18(木) 09:44:14 ID:6AEU/oSE

「ねえ、なんか意気のいい男の子、紹介してよ」
といわれて内心俺がいるじゃないですか、と
イラっとしてる年下の男の子とかいたらいーなー。

喪に対して仕事では適わないと尊敬しつつも、
いつかぜったい乗り越えてやる、みたいにいい
向上心をもってて、ほんのりと淡い憧れを抱いていたんだけど
喪と一緒に居るうちに、はっきりと自分の気持ちを自覚する。

そして、自分のことをまったく男としてみてくれてない喪に
ジリジリしてるといい。

んで、夜飲みに行って酔っ払った喪にからかわれた拍子に
「俺も男なんスけど、喪さん、それわかってますよね?」
といきなり壁に押し付けられながらこう囁かれる。
しかし、喪は男としてみてない所以に、完全に酔っ払ってて
寝てしまう。
ガックリしつつも、しっかり喪を家まで送る。

次の日そんなやり取りをした事すら忘れて
明るく「いやー、ごめんね、マジ昨日私大丈夫だった?酔っ払って
記憶ないわwごめんねー」
という喪に更にガックリきつつもあんな無防備な喪を見れるのは
俺だけだ、と優越感に浸ってるといい。

喪と仲がいい同期の男も尊敬しつつも喪に近づかないよう
こっそり牽制してたりしてね。
317彼氏いない歴774年:2009/06/18(木) 10:43:37 ID:0JRSXfnN
>>313
大森さん萌え
318彼氏いない歴774年:2009/06/19(金) 01:10:26 ID:KvZE+Irs
>>310
耳スレに親分とは初耳だ
早速行ってくるぜー
319彼氏いない歴774年:2009/06/19(金) 11:33:53 ID:1BS2mHwY
妄想
抱きしめてキスしようとする男

「いいじゃん。気持ちいーよ楽しいよ愛こもってるよー」
「無理じゃないって」
「身長差がある?じゃあ、押し倒す?」
「じょ、冗談冗談!まだやりません。
 身長差はさ、こーやって俺が屈んで覆い被さればいくない?」
「あ、顔まっ赤。なんか補食されちゃう気分?でも、嫌じゃないよね。
 だって喪子、俺のこと涙でちゃうくらい好きだろ?」
「そりゃあ、好きな子のことはよく見てるから分かるって。言っとくけど俺、その倍くらい君のこと好きだから。
 ……だからここにちゅーしたい。させて」
結局、なし崩し的にキスの了承をもぎとられる
けど顎に手をかけられてもなかなかその瞬間はやってこない
「…………」
「……つい、顔見てたら嬉しくなって」
「君って男苦手だろ。最初は俺のことも微妙に避けてたし」
「でも今は俺からのキスを目瞑って、じっと素直に待ってくれてる。
 しかもそれ、世界中で俺にだけ許されてるんだぜ?」
「ほんっとに、嬉しい」
「……あ、ほんとだ。顔近すぎて、喋ると息かかるね……熱い……」
「目、瞑って」
「………ん……」
「………………はっ」
「……………………ぷはっ、はぁ、はぁ」
「……もっかい」
「というか足らないから、あと五回くらい……
……大好きだよ」

いちゃいちゃしてるの考えるの楽しい
320彼氏いない歴774年:2009/06/19(金) 23:51:40 ID:exTLeNTU
あげ
321彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 00:07:24 ID:Xw90lG6U
これ、妄想ね。
昔、すごく好きな人がいた。
でも彼の私生活は荒れてた。
生活と、自分の出世の野望のために、お金持ちの女の人の愛人やったり、男に抱かれたりしていた。
私は彼を愛してたけど、彼に抱かれることはできなかった。
彼もあがいていた。

彼の腕に抱かれたかった…(/_;)
今でも愛してるよ。

これ全部、ただの妄想だからね!!
322彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 00:53:13 ID:Ti2udq7i
私は人前でいちゃつくの好きじゃないから彼と出かけてもベタベタしないんだけど
この前彼と駅のホームで電車を待ってたら彼がなんだかソワソワしてたの。
「キョロキョロしてどうしたのw?」って聞いたら、顔覗きこむような感じでちゅーされちゃった!
いつもは絶対しないのにやっちゃったーって顔で照れてる彼可愛いかったw
………なんてことをカップル板に書き込む妄想楽しいです!!!!
323彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 01:35:24 ID:yN5A5Vb7
ビレバンでラヴァーズダイアリー買ってきたぜ!
もちろん彼氏いないぜ!
さて妄想で最高の日記書き上げるか
324彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 11:14:34 ID:2QwN09wM
>>323
勇者w
325彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 16:13:31 ID:/emi2V0j
プッチプチのプチ妄想つか、深く静かな脳内常習奇行なんだけどね。
ホッチキス(開いたらそのままマガジンがあくタイプがモアベター)の針をセットするとき、
『拳銃にカートリッジを装填する峰不二子』
のつもりになってやってる。
押えバネの滑ってくのはカートリッジが装填される音(のつもり)。
装填がすんで、ホッチキスを元の状態にセットする時のカシャッ☆でキメポーズ。
「ごめんなさいネ、るぱぁ〜ん。司教サンはこの暗黒祭祀書に百万$出すっていうのvV」
とか、ルパン相手に小粋な牽制をかましたり。

…と、脳内で華麗なピカレスク絵巻を繰り広げつつ、黙々と書類を綴じる
326彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 19:29:04 ID:+Yz513wA
>>325
その発想はなかった
素晴らしい
327彼氏いない歴774年:2009/06/20(土) 20:30:59 ID:6zum2DWe
夏が近付くと、毎年のように浴衣着て夏祭りに行く妄想に励む

学校の友人数人と近所の夏祭りに来た喪子
その友人の中には、喪子の好きな人佐藤君(仮)も…
かといって、喪子には二人で抜け出すなんて勇気もない
ふと、喪子の横をカップルがすり抜ける

「私が喪女じゃなかったら、今頃あんなだったのかな…」

そんなことを考えていた喪子は、気付くと友人達からはぐれていた
携帯も、電波が悪いせいか繋がらない
人混みを避け一人佇む喪子
店が立ち並ぶ通りは、賑やかで皆笑顔だ
なんだか世界から取り残されたような気分になった喪子は、
膝を抱えるようにその場にしゃがみこんだ
328327:2009/06/20(土) 20:31:53 ID:6zum2DWe
続き



「喪子!」

突然肩を掴まれ、驚いて顔を上げた喪子の目に映ったのは、佐藤君(仮)だった

「どこ行ってたんだ!」

そう一喝した佐藤君(仮)は、額に汗を浮かべている
肩に置かれた佐藤君(仮)の手が燃えるように熱い

「ご、ごめん、よそ見してたらはぐれちゃって」
「……バカ。急に居なくなるから心配した」

深く息を吐いた佐藤君(仮)は小さく呟くと、
佐藤君(仮)が自分を探しに来てくれたことに
驚きを隠せないでいる喪子の体を、その胸にぐっと引き寄せた
329彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 00:39:19 ID:Yfk2mmIC
【おじさんといっしょ】
〜枯れた40代と脳内同居〜
おじさんの亡くなった友人の娘とか、関係は何であれおじさんは喪子にうかつに手を出せない状況
喪子の何気ない行動にドギマギして、弱りながらも目が離せない

「おじさん、映画見に行きませんか?友達にチケット貰ったんですけど」
「…え」
「あ、ダメですか」
「いや、ダメっていうか…他に、いないの?」
「何がですか?」
「友達とか……恋人とか」
「いませんよ!友達は彼氏とデートだし、全然相手にしてくれないんです!
…あと、そういう意味じゃなくてですね…その」
「?」
「…おじさんと映画とか、行ったことないなあ、って…」

この後、再度照れたように「ダメですか」と聞く喪子に色々なものを抑えつつ、ぎこちなく頷く
跳びはねて喜ぶ喪子を見て「…どこまで自惚れていいんだか」と悶々してデートの日までじりじり待つ

明日朝早いのに何やってるんだ私!中年万歳!

ここって上げるべきかな
330彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 01:53:37 ID:SrQS2wYw
いいぞもっとやれ
331彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 04:24:17 ID:jB+KZvpX
>>329
待ってました 続きカモン!
332彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 04:34:33 ID:jB+KZvpX
>>329
勝手に改変妄想 ごめんね

映画一緒に見るくらいならいいか、と
「おじさんとでいいんですか?じゃあ美味しい夕食をご馳走しましょう」なんて
最初は特に意識もせず普通に付き合ってくれるんだけど

混んでる電車の中で喪子に腕をとられそっと身を寄せられたり
肝心の映画の内容が年の差カップルの純愛ストーリーだったり
ポップコーンを取ろうとしてふと手が触れてしまったり
映画の後の食事中ワインなぞきこしめして喪子の頬がほんのり桜色だったり
だんだんと意識してしまって

「楽しかった、また行きましょう」と喪子に言われたのに
やんわりと「次は誰かふさわしい男性と一緒に行った方がいいですよ」といってしまう

そんな不器用で奥ゆかしい小父様が好きだと
夕陽に向かって叫びたいーーー!
333彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 07:00:53 ID:5XsLAVMy
最近の幕末や戦国ものの乙女ゲームを見て思った。
古代日本もあっていいんじゃないか。
細かく妄想したら止まらなくなった。
人物の性格、鳥肌台詞(キャッチコピー?)を考えた。
長文ですが吐き出させて頂きます。


[聖徳太子]
「私は皇位など望まぬ…そなたが側にいる、それだけで幸せだ」
何事も頑張る真面目な優等生タイプ。

[蘇我馬子]
「私に刃向かうことは許さん…お前は私の言うことだけ聞いておれば良い」
冷血漢のドSオヤジ。

[小野妹子]
「僕が隋に行っている間、待っててくれるよね?待っててくれなかったら…君のこと…殺しちゃうかも…」
ヤンデレ中性的美青年。

[蘇我入鹿]
「言わせておけ…どうせ世間は皆そう思ってんだから…俺はお前が信じてくれればそれでいいからよ」
ツンデレ男前。
※彼のルートは蘇我氏善人説

[中大兄皇子]
「貴女が思っているほど、私は優しくはない…それでも貴女は私を愛して下さるのですか?」
普段は明るく時にブラックな二重人格。

[中臣鎌足]
「ごめん…本当は殺したくない…でも、皆苦しんでるんだ。だから俺がやらなきゃ…」
浮き沈みの激しいショタキャラ。

[裴世清](隠しキャラ)
「貴女と離れたくない…そうだ、私と共に隋へ行きませんか?」
優しく暖かいお兄さん。


とんでも設定は乙女ゲームのお約束だよね。
334彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 07:14:17 ID:o7iyzo0O
スーツのお兄さんと妄想。

「この後どうしようか」
友人数人と飲んだ後、友人の知り合いという彼と帰り道が同じになった。
夏の夜は少し肌が汗ばむ。
彼がネクタイをゆるめ、裾のボタンを外し肘までまくりあげる。
けれど私の肌が熱いのは気候のせいだけだろうか。返事が継げない。
「嘘」
おどけたように彼が笑う、彼の人のいい冗談に生真面目に悩む私を見兼ねたのかもしれない。
「駅まで送るよ」
人の群れの中で彼だけが特別に見える。
夜のネオンの中で、遠くて近い背中。
じわりと火照る体を感じながら、久しぶりに人を好きだと思った。
335彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 09:46:58 ID:DCXd2nQ2
>>333
けしからんもっとやれ
336彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 10:03:26 ID:JWXx28Va
>>333
こんな素敵ゲームあったら絶対買うわw
337彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 12:38:20 ID:ilwPNv1z
>>332
さらに改変
おじさんがよそ向いた後、聞こえるか聞こえないかってくらい小さい声で
「おじさんがいいんです」と呟く喪子
薄々気付いてたけど内心複雑で困った顔して聞こえないふりするおじさん
すれ違い両想いが大好物なんだー\(^o^)/
338彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 13:09:04 ID:bNfozdDR
>>333
眼鏡はどれですか?

って、乙女ゲーはテニプリしかしたことないんだけどw
339彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 13:34:25 ID:jB+KZvpX
>>337 とはいい酒が呑めそうだ!
聞こえないふりサイコー!
すれ違い両思いサイコー!
おじさんサイコー!!!
340297:2009/06/22(月) 16:28:56 ID:NO5lBeLM
わっふるされたので>>297の続き投下してみたりする


雀の鳴き声が耳に入ってくる。
どうやらもう朝のようだ。
私は徐々に眠りから覚めていく。
閉じていた瞼を開くと、寝た時にその場所に居た筈のあいつがいなくなっていた。

「……どこ行ったんだろ、私より早く起きるなんて珍しい」

いつもなら私が先に起きて、いつまでもすやすやとお気楽に眠っているあいつに蹴りをいれて起こすのに。
珍しいこともあるもんだとゆっくり起き上がって背伸びした。

「………何この音」

背伸びし終えた瞬間、変な音が聞こえてきた。
ガツガツ…何かを食べてる音?
『もしやあいつ勝手に豆腐食べてる!?』と驚いて台所に向かうと、冷蔵庫の扉を全開にしたまま豆腐を喰っている………………男が居た。
しかも、全裸。

「な、ななな…」
「がつがつがつが…ん?」
「なななな…」
「あ、喪子!」
「な、何なの!誰なのよアンターー!!」

顔中に嫌な汗をかいた。
だって見た感じ大学生くらいの歳の男が人んちの冷蔵庫を漁っている。しかも全裸で。
大声を上げたものの、恐怖で足がすくむ。

「何言ってんのさ、俺だよ喪子!俺俺!」
「私は俺俺詐欺に引っ掛かるくらい歳いったババアじゃない!」
「俺だって〜。本当に分かんないの?」
「当たり前でしょ!私には彼氏はおろか男友達すら居ないんだから!アンタみたいなイケメ…変態なんて全く知らない!!」
「そりゃあないよ…喪子酷い。ぐすん」

ぐすん?
こいつ良い歳こいてぐすん言いやがった?
何かキショい。あいつぐらいキショい。顔はイケメンなのに。
……ん?あいつぐらい?

「アンタ、もしかして…ブサカワイイ生物……?」
「…! 喪子、思い出してくれたんだ!」
「えっ?ほ、本当にアンタがあのブサカワイイ…?」
「人間になっちゃいました、てへっ☆」

キショいだけでなくとんでもなくウザい。
思わず蹴りをいれたくなる衝動。
やっぱりこいつはあのブサカワイイ生物?
周りを見渡して探してみても見覚えのある姿はどこにも見つからない。


(続きます)
341297:2009/06/22(月) 16:34:25 ID:NO5lBeLM
(>>340続き)

「何で人間なんかになれるのよ…あのブサカワイイ生物が」
「だって喪子が言ったでしょ、『ちちんぷいぷいイケメンになぁ〜れぇ〜♪』って」
「……確かに言ったけど」
「だから願いを叶えたのだ〜俺って凄くない?」
「………」

にわかには信じがたい。
だって動物が人間になるなんて、普通は有り得ない。夢の中での出来事だ。
私は自分のほっぺを思い切りつねった。

「痛い…夢じゃない」
「夢とか!そんな訳ないじゃん!現にこうやって喪子に触れるし〜」
「ぎゃー!全裸でくっつくなあー!!」

裸体のまま抱き付いてきたブサカワイイ生物に蹴りをお見舞いしてやった。
そいつはその場にうずくまる。
その間にお風呂場の脱衣所へ行き、バスタオルを持ってきてそいつの頭の上に落とす。

「と、取りあえずそのバスタオル巻いて。それから詳しい事を話しなさいよ」
「も、喪子の蹴りはいつもながらクるねえー…いてて」

のっそり立ち上がろうとしたそいつを見ない様に即座に後ろを向く。
ゴソゴソと音がしてくる。

「はい、ちゃんとバスタオル巻いたよー!それで詳しい事なんだけど、」

私は振り向いてそいつの話を聞き始める。
こいつは『リア獣』という種類の生き物で、地球以外の星から来たらしい。
リア獣は群れで暮らしていて、その暮らしている村の様な場所には大きな鏡があるという。
その鏡には地球に住んでいる『喪女』なる人間が映し出されて、自分が気になった喪女の元へ飛んでいき願い事を叶えて喪女から抜け出させる…そんなことを大昔から細々としている種族なのだという。

「…やっぱりすぐには信じられない」
「えー!そんなそんなぁ〜」
「取りあえずそのキショい話し方やめなさい」
「はぁ〜い…じゃなくて、はいっ!」

不安要素がまだかなり強く残る。
あのブサカワイイ生物がこんなイケメンになったなんてそう簡単には信じられない。
でも私が『出て行け』なんて言ったら、こいつは行く宛も無く彷徨うだけ…。
そう思うと胸が傷んだ。
こいつは私の事を気に掛けてわざわざ遠くの星から…。


(続きます)
342297:2009/06/22(月) 18:55:02 ID:NO5lBeLM
(>>341続き)

「まあ、追い出すのもなんだし…まだ信じられないけど、此処に居たら良いよ」
「も、喪子〜!やっぱり喪子は優しいなあ〜!!」
「ぎゃあー!だから引っ付くな!アホ獣!!」

キショくてウザくて仕方ないイケメンだけど、とりあえず今までと同じように過ごしていこうと思う。
無事に過ごせたら…の話だけど。

──この時はまだあんな事が起こるなんて、私は知る由もなかった……………



かなり長くなってしまったがここら辺で終い。
申し訳ない。
お粗末。
343彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 19:26:32 ID:9/GYSqQc
>>342
あ、あんな事って何だよ!あんな事ってー!
一体二人の間に何が起きたってのさ?!
あー気になるううぅぅぅぅ!
344彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 20:32:14 ID:Yfk2mmIC
>>332,>>337
自分の妄想がこんな素敵な方向に…ありがとう!
一緒に飲み交わしたいよ


〜デート当日・準備編〜

二人で早めに起きて眠い目こすりながらヨレッヨレのパジャマで朝食→デートに出かける準備

「(どんな服で行くのかな…)おじさーん、出かける準備、できまし……」
「ああ、はい」

出来たよ。片手で耳の横の髪を流しながら振り返ったおじさんに、喪子は言葉が出なくなった。

業務用の物とは違う、高そうだが気取らない、それでいて品のあるスーツ。
整髪料で普段と違う流し方をした髪。
加えて、普段は見せない類の微笑。
固まる喪子とおじさんの間に、少しの間が流れる。

「(…べ、別人…っていうか、なんか…!)」
「喪子?」
「え…あっ、かっ、かっこいいです!あれ!?」

真っ赤になって慌てる喪子に、内心でガッツポーズを取りながら、何とかそれを押し殺して微笑むおじさん。

「……じゃ、行こうか」


続く

おじさんは普段は地味〜に生きてるけど、本気出すとダンディな設定
オールバックまではいかないまでも、生え際と揉み上げがチラリズムしているとなおよし
345彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 20:41:41 ID:nm2KtrK1
>>333
とあるギャグマンガの絵柄で再生されました
いい…!

>>340
キショくてウザくて最高です!
リア獣可愛いよリア獣
346彼氏いない歴774年:2009/06/22(月) 20:46:20 ID:dkZjnmRv
_| ̄|〇ノシノシ
悶えた…
あぁ、私もそんな素敵なおじさんとデートしたいよおおおお
347彼氏いない歴774年:2009/06/23(火) 00:07:01 ID:F2GVqukN
>>345
妹子?www
348332:2009/06/23(火) 00:35:50 ID:i496JOER
>>344
うあ、やば、……萌えた……是非今度一緒に呑んで下さい……!
ガッツポーズな少年ぽいとこ素敵だなぁ……いいなぁ、そういうところも好きだーーー!
さすが本家はひと味違うぜと思い知らされました
勝手に改変したのに、ごめんね、ありがとう
349彼氏いない歴774年:2009/06/23(火) 01:39:28 ID:77XjaqvU
>>345>>347
うああ
もはやジャージしか頭に浮かんで来ないw
すごく美味しい妄想なのに
350彼氏いない歴774年:2009/06/23(火) 01:56:49 ID:/Rsmuljw
>>333を見て勝手ながらCV妄想してみた。
個人的な趣味だけど。
嫌な方はスルーして下さい。





聖徳太子…櫻井孝宏
蘇我馬子…石川英郎
小野妹子…宮野真守
蘇我入鹿…杉田智和
中大兄皇子…遊佐浩二
中臣鎌足…浪川大輔
裴世清…竹本英史or石田彰


本当に誰か作ってくれないかな…。
351彼氏いない歴774年:2009/06/23(火) 07:15:24 ID:AjCW7+lz
大伴金村は、おまぬけどじっこおじさんだって、私信じてる。

そんでもって
>>313,317
私も大森さん萌え
352彼氏いない歴774年:2009/06/23(火) 22:36:02 ID:LYI2Jbv4
二日かけて>>1から全レス読んだぜ…すげー満たされた\(^o^)/
353DOKIDOKI☆オフィス:2009/06/24(水) 17:16:14 ID:SlQ3y0ts
社長激白編

最初、入社したての喪子を見たとき、中々いい顔をしている、と思った。
緊張しているのを隠すように笑顔で堂々と
「喪野喪子と申します、よろしくお願いいたします」
と、精一杯胸を張っているところがイイ、と思った。
そして、ヨロシク、と握手を促す自分に対して、
せ、精一杯がんばります、とほんのり耳を赤くしながら
それでも正面から自分を見つめ目をそらさなかった。


…正直に告白しよう。

「俺はこの女に惚れる」

すでに予感を感じていたのだ。初対面の時から。


続く…かも。
社長は一気に肉食獣のように喪に襲い掛かってもいいし
逆に手を出せなくてモンモンとしてていもいいし
超冷静に、恋の罠を喪に仕掛けててもいいな。
354彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 17:26:04 ID:NnAoEAeZ
先生!モンモンとした末一気に襲い掛かるコースが読みたいです!
355彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 19:22:30 ID:kygcHsZV
いやむしろ、悶々としつつ恋の罠を仕掛けてみても全く気づかれずスルーされてしまったので
もう我慢できねぇとばかりに襲い掛かっちゃうコースが読みたいです!
356彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 20:39:03 ID:XD6Llbzj
おじさんのデート話の続きを正座して待ってるんだぜ
357彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 20:47:56 ID:BNqP9P6g
私は、
悶々とした末にNさんとの仲を裂こうと画策するも、
その事に傷ついて涙する喪子に、色々堪えきれず襲いかかるが、
ジェントル癖が付いていて押し切れず、
そんな己に再度悶々とのたうち回る「何してんだ俺はー!!」ルートが良いな。
少数派かのぅ。
358彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 22:09:41 ID:ItPqPU+3
どのルートもドキドキがとまらねえ…!
359彼氏いない歴774年:2009/06/24(水) 22:10:04 ID:IVpCTqY4
>>356
ありがとう!
デートの内容自体は住人の方が出してくれたのも素晴らしかったし、書き出すとキリがないので簡略しますね

【おじさんといっしょ】
〜デート・食事編〜

喪子が一方的にぎくしゃく(緊張と自覚なしの恋心のため)しながら家を出る→散歩、映画、ショッピングを済ます
顔に出さないようにしてはいるが精神的にフワッフワな喪子に気づいたおじさんが休憩がてら昼食へ


「……疲れたかな」

え、と喪子は顔を上げた。テーブルの向かい側に座るおじさんは、眉を下げて笑っている。
「すまないね、せっかくの休みの日に」
「そんなこと…!むしろ私が付き合わせてしまって、申し訳ないです」
「いや…どうもね、嬉しいみたいなんだ」

は、と喪子は声を上げた。先ほどと違い、視線を斜め下に落としているおじさんの顔を見つめる。

「…ガラにもないって言うのかな。いや、いい年してっていうか」
「え?」
「映画に誘われた時、素直に嬉しいと思ったんだよ」

おかしいだろ、こんな仕事人間が。くつくつと口許を押さえて笑うおじさんを、喪子はぽかんとした顔で見つめ続ける。

「だからね、実を言うと、君より僕の方がはしゃいでるんだ」

子供のように目を細めて、ちらりと視線を喪子の方に戻す。その視線に、喪子は顔が熱くなるのを感じた。

「…そのワンピース、よく似合ってるね」
「えっ」
「本当は家を出る時に言おうと思ったんだけど、緊張してるみたいだったから」
「は、はあ…」
「可愛いなあと思って」
「お、おじさんっ…!」
「ん?」

あまり褒めないで下さい。蚊の鳴くような細い声と、サラダに添えられたトマトのように真っ赤な喪子の顔に、おじさんはたまらず吹き出した。


続く
………おじさんが全部計算してたらいいな、なんて。一人称は「僕」を推奨。昔モテてたから口説き出すとひどい
360彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 00:51:48 ID:CRrtvWcl
(´^c_,^`)喪子ー♪
361彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 01:09:43 ID:PS0U6HVI
そのおじさんじゃないww
362彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 11:57:05 ID:eW0bt/dU
>>359
枯れきってない、モテなおじさんカッコヨス!
(枯れてるおじさんに火を付けるのも好きだけど)
気が向いたらまたお願いしますーーー!
363彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 16:47:21 ID:6CzvaPSF
定年退職したばかりの正和は家で同期で友人の村上と田中が遊びにきて一緒に飲みな
がら昔話に華をはなかせてた。
2人を見送った正和は村上の後ろに男の影がくっ付いてた。
飲みすぎだ気のせいだと思った。
夜更けに電話が来たすぐカチャと切れた。

364彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 17:22:58 ID:GRfldi8c
>>317,351
スリーピースにあの眼鏡なんてけしからんにも程があると思います
>>314
最近映画公開されたNHKドラマ

>>313の続きというか妄想設定が定まってきた超楽しい
超やり手リーマンだけどプライベートじゃやや不器用だったり天然だったり。
いろいろあって足が不自由になり、リハビリ中のリーマン。
なんのかんので喪子に身の回りの世話を頼むことに。
ほどなく恋人っぽい関係になるが、彼が治るまでの関係だと思ってる喪子は遠慮がち。
一方彼のほうは自覚なしにどんどん喪子に依存してってもう彼女なしの生活は微塵も考えてない。
仕事にも復帰を始めて忙しくなってきた頃、「そろそろお役御免かな」
なんてちょっと寂しげに呟く喪子。まさに彼にとっては晴天の霹靂。

お茶いれますね、と立ち上がる彼女を呆然と見つめる。
背を向けて部屋を出ていく姿がまるで今後を象徴するようだ。
そう思い至った瞬間、自分も立ち上がっていた。
脚はとっさの動きについていかない。がたがたと無様な音をたてながら彼女を追った。
よろめいた姿勢のまま、何事かと振り向いた彼女の腕を取る。
まるで縋り付いているようで情けないにも程がある、そう思いながらもなりふり構う余裕はない。
そもそも明確に別れを切り出されたわけではない、
というよりよく考えてみれば彼女との関係をはっきりさせてすらいなかった。
だというのに動揺のあまりこんな行動に出てしまった。そんな自分にさらに動揺する。
「あの、どうし」
「結婚しよう」
焦りのあまり口をついた言葉に自ら凍り付いた。

このあと、勢いだがどうせ本音だ言ったからには実行するまで、と
押しまくる!押しまくる!押しまくる!
365彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 17:24:22 ID:GRfldi8c
もひとつ結婚後
取引かなんかでものっすごくイライラして帰ってきたリーマン。
毒づきながら足取り荒くリビングに入り乱暴にソファに腰を降ろす。
投げ捨てるように眼鏡を外し首元を緩めると、天井を仰ぎ深く息を吐いた。
ふと、視界が陰りひやりとした指がまぶたにかかった。背後から声がかかる。
「おかえりなさい」
見られていた。もうとうに眠っていると思っていたのに。
気付かない自分も自分だが、どうにもバツが悪い。…彼女相手にそんなことは今更なのだが。
「…冷たい」
緩くまぶたを押さえる指が心地良い。
「洗いものしてたから。何か飲む?」
「いや、いい」
このままで。離れようとする腕に手を添えて止めた。
後でかすかに笑う気配。どうしてこうも醜態ばかり。
自分が今どれだけ情けない顔を晒しているのか想像に難くないが、
触れる手の心地良さに隠す気も失せ、そのままソファに深く沈み込んだ。

つまり自分の前では鉄面皮がちょっとだけ緩むとかいいよね!っていう。
366彼氏いない歴774年:2009/06/25(木) 19:15:09 ID:+JhKTPyJ
>>364-365
最後の一行で済む話を、2レスもかけて延々説明してくれるおまいさんが大好きだ!
萌えたお!
367彼氏いない歴774年:2009/06/26(金) 04:53:10 ID:B1g6SJ3Q
>>364-365
萌え殺す気か!
ばか!
ありがとう!
368彼氏いない歴774年:2009/06/26(金) 09:46:37 ID:AQ3/vtdI
なんかこのスレ、投稿する人にコテとかあったら面白そうw
シリーズならわかるけど、全然違うネタでも「あ、これ書いてた人か」って
わかると、なんか嬉しいというか。

馴れ合いになりそうだから実際難しいと思うけどさ。
369彼氏いない歴774年:2009/06/26(金) 21:48:28 ID:QSMV+C5O
枯れてないおじさんも
枯れた(と思い込んでる)おじさんも
スーツ戦士も
好きです!

ありがとうおまいら!
で、ゲームの発売はいつですか!
370彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 00:28:47 ID:IybKaHKW
キレイなオカマに男として惚れられる妄想がとまらん。


ある日、上司に連れて行ってもらったオカマバーにて。

ママ「あら〜、たっくんたらスミにおけないわねえ〜
   キレイな女の子ちゃんじゃなーい」
喪 「あ、は、はじめまして」
初めて足を踏み入れる未知なる世界に圧倒されっぱなしで
小さくなってる喪。

上司「あんまりいじめてやるなよー。うちの新人だぞー。夜遊び初だってさ。」
ママ「まー、なんて事いうのよ、私がいつ苛めたって言うのよねえ?」

と喪に相槌を求めるママ。

ママ「じゃあ今日はゴージャスに行くわよお!!」

そういってママは店にいる女(?)達を集めた。

ママ「うちは硬派なお店だからねえ、ノン改造の子しか入れないのよー。
    私のこの美貌だって、生来のものなのよー」

動揺しまくってる喪の前にはズラリと色々なオカマたちが集まった。
いかにもオカマです、というような色物担当な感じの人、超ハデなメイクをした迫力ある美人、中世的な感じの人。

あわわわわ、となってる喪にオカマパワーで翻弄されまくる喪。でも楽しくて
だんだんそのお店の行きつけになる。
お店のみんなとも仲良くなり、いろんな話を交わすようになったある日、
お店を出る喪を外にまで見送りにきてくれたお店の一人が、いきなり喪の手を男の力で握り締め
こう囁いた。

「ねえ、私、あんたの為になら男にもどれるわ。」

そういって二コリと笑った、彼女―彼―、は肉食獣のような顔をしていた。




おそまつー
371彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 05:37:58 ID:2uGrDMX6
>>370
た、たまらん(*´Д`)
男言葉と女言葉が混ざったりするとなお萌える
372彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 15:08:16 ID:4ALpYQDf
>>370
オカマいいね!! 
恋愛ナシでも、オカマと友達になってみたいと常々思っている。
373彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 17:59:40 ID:IgqTvv0f
ファンタジー妄想が止まらないので投下。


チェリ喪ナは旅の魔術師。
他の魔術師とは違い、特殊技能(そこらへんは適当)を持っているため、その筋では知らぬものはいないと言う実力者。
良い条件を出してくれる雇い主を転々としながら世界を旅している。
ある時、ふとしたきっかけでとある地方の領主の護衛を請け負うことになる。


「…初めまして、『雇い主』殿」
領主の館の庭は、本当に手入れをしているのかどうか疑うほど荒れている。
一目見たとき、本当にここが領主の館であり、人が住んでいるのか思わず怪しんでしまうくらいには。
「遠路はるばるようこそ、『魔術師』殿」
鬱蒼と茂る木々の隙間から太陽の光が差し込み、目の前にいる『雇い主』に降り注いでいた。
穏やかな微笑を浮かべるその人の背丈は、どう見ても子供そのもの。
チェリ喪ナは女性の中でも小柄なほうだ。二人の目線はほぼ同じラインにある。
「…失礼ですが、本当に貴方が『雇い主』?」
「えぇ。間違いなく」
『雇い主』は声を立てて笑った。
実年齢は分からないが、酷く大人びた表情で笑う。
どういうわけか、チェリ喪ナはその表情から目が離せなかった。


ここから年上だけど精神的に脆い女を年下にあるまじき包容力で包み込む
年下の妄想が脳内を駆け巡ってます。
だけど年下も年相応の表情を覗かせたりとかも有。
自分の文章力のなさが悔やまれる。



374彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 21:30:06 ID:IybKaHKW
>>371-372
ありがとう。

他にも、一緒に電車に乗ってるときにチカンされてる所を助けてくれて、
チカンしてる男の後ろに回り、チカン男のイチモツをグッとつかむ。
チカン男が、「えっ!こんな可愛い美人ちゃんに逆チカンされてる!?」と
ワクテカしてるところに、チカン男の耳元で「俺の女にテメエなにしてんだ?
このままお前のチン子とタマ、引きちぎってやろうか?」とめっちゃ重低音
ボイスで脅してる妄想とか、
一緒にデパートに洋服買いに言ってる時、「これも似合うと思うわー」
とか言いながら試着室に堂々と入ってきてエッチないたずらされるとか、
無理やり引っ張り出された合コンにちゃっかり参加して、一番人気を
かっさらっていった挙句、「あんなくだらない男達とお話なんかしちゃ
だめでしょう?」(女声)「お仕置きだな」(男声)とトイレでお仕置きHとか。

逆に喪に手を出そうとする男を誘惑して、いい感じになったところで
超重低音ボイスで「テメエ、喪に手を出すんじゃねえよ」とけん制してたり。

と、とまらないです
375彼氏いない歴774年:2009/06/27(土) 23:37:06 ID:Muhcgv2Y
>>374
とまらなくていい…!
女声→男声への切り替えがたまらない
オカマさんに萌える日が来るとは思わなかったよw
かっこいいなあ
376彼氏いない歴774年:2009/06/28(日) 01:01:43 ID:lcDRth8q
>>374
FOOOOOOOOOO!!!
本当止まらないでください(土下座)
いいなーオカマさん・・・
377彼氏いない歴774年:2009/06/28(日) 15:25:40 ID:8egbldL8
>>374
とまらなくていいよ…!激しく萌えた!
おかげで新しいジャンルに目覚めそうだ
378彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 07:28:42 ID:vKSeKmtL
萌えた
本当、新境地だ
少年(or おっさん)の隠れ女装癖を暴いて、隠語言わせて性的に辱める妄想しかしたことなかったわ
379彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 21:18:48 ID:0LLPSrTj
>>286の続き?教官篇
中程度グロ注意

赤い源流が、勢いを失って静かに流れ出る。
枝の折れた生命の木の、それは豊かな樹液だった。
跪き、硬く黒い瞳をそっと閉じてやった。
蝋のような色をした顔に、青白い血管が透けている。
血色を失った、死人の顔色。
私になろうとした女の、安らかな寝顔。
遠い闇の奥に沈み、還らざる魂。
千切れた片足に、肘から下を失った片腕。
ヘリの残骸の赤い炎に、その体の白い膚が映える。
弛緩した首筋と、散らばった黒髪。
紅く染まった、満ち足りて恍惚とした表情。
その微笑んだような唇に、温もりは、もうない。
その唇が私に正義を問うことも、私の名を問うことも、二度と。
待ち伏せたヘリの中で、彼女は私に聞いた。
「中野大尉、――いえ、パク・ヨングァン少佐とお呼びするべきでしょうか」
私は方眉を吊り上げた。
「もっとも名前など、あなたにとっては意味の無いものでしょうが」と。
その通りだった。
どの名前も仮面に過ぎない。
中野千歳。パク・ヨングァン。
日本人の両親から生まれながら、平壌で産声を上げた私の人生は、最初から欺瞞に満ちていた。
真実だったのは、私がこの女を一から育て上げた事だけだった。
「教官」
パク少佐でもなく、中野大尉でもなく。
彼女が好きだった呼び名を、彼女は呼んだ。
愛する男の名を呼ぶように。
そして彼女は呼吸を緩やかに止めていきながら、私はあなたになりたかった、と呟いた。

黒々と葉を伸ばした森が、音を立てて揺れる。
月の無い闇夜。燃えるヘリの残骸。
私が愛した教え子の、聖い血肉。
ブルーグレーのスーツ、スカートから伸びるすらりとした脚。
右腕に巻いた、私と同じモデルの腕時計の夜光指針が光る。
はっきりと映える薄緑の輝き。

時間はない。
私は中型の折り畳みナイフを取り出した。
スカートをナイフで切り裂く。
滑るように布地を分かつ艶消しの刃。
ただの布と化したスカートを、託し上げる。
両脚を押し拡げ、その間に膝をついた。
既に伝染だらけのストッキングを、両手で裂く。
墜落で膝から吹き飛んだ片足は、傷口から黒ずみ、動脈や折れた骨を覗かせていた。
大腿の内側の肉を取ろう。
完全に分解するには時間も道具も圧倒的に足りない。
肩に膝を引っかけるように載せ、残っている方の脚を持ち上げた。
ナイフを白い皮膚に差し込む。
380彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 21:20:42 ID:0LLPSrTj
続き






力を込めると、緩やかに血が溢れて、黒い刃は飲み込まれていく。
中程まで切ると、血にまみれた、脂肪の粒が露出した。
ぐい、と肩に載せた膝を持ち直すと、身体が持ち上がり、虚ろな白い顔が僅かに仰け反った。
まるで息を吐くかのように。
流れ出した赤黒い川は、太股を流れ落ち、地面に吸い込まれていく。
曝された下着がどす黒く血を含んでいく。
鮮やかな赤にぬらりと光る表皮と脂肪を剥いだ。
抉れた大腿に、露出した筋肉。ナイフを差し込むと、ぶちぶちと血管が千切れる感触と、筋繊維の硬さが伝わる。
大腿ごと切り落とせればまだ楽なのだが、現状ではそうもいかない。
女の肉が柔らかいとはいえ、人体の解体自体が大変な労力を要する。
彼女の流した血に太股はベッタリと濡れ、私は汗をかいて知らぬ間に喘いでいた。
ナイフを入れる度に、息が漏れる。
返り血が汗に混じって頬を流れた。
私が肩で息をする度に、彼女の体も波打つ。
わずか微笑んだままの青い顔が、そのたび顎を突き出す。
肉を削ぎ落としながら、私は体の芯から熱が染み出るのを感じた。
興奮、リビドー、アドレナリン、どれもが当てはまらない。
だが、その総てであるとも言える。
昂まりと、まるで何かに満たされたかのような、不思議な感覚。
身体が燃えるような熱さ。
最も愛した教え子の血肉を捌きながら、私はその長い恍惚を味わい続けた。
そうして、どこかで聞いた昔話を思い出した。
男女は昔、一つの体だったという。
しかし神は人間を恐れ、男女を切り離し、不完全にした。
それから人間は、半身を求めてさ迷うようになったという。
天を仰ぐと、頭上でざわざわと木が揺れる。
血の色と臭いにまみれながら、私はいつの間にか笑っていた。

私は半身と真にひとつになることを許されたのだ。
私は今、もっとも満たされた。

切れた大腿の動脈に、唇を寄せて血を啜る。
鉄臭い、独特の味が鼻孔まで突き抜けた。
止まった彼女の時間は、私の中で再び動き出す。
乾いた笑い声が漏れる。
彼女の最後の声も、瞳も、みんな私だけのものだ。
血肉も、魂でさえも。

彼女のジャケットの胸ポケットから、フラッシュメモリを取り出した。
これが生命線になるかもしれない。
あらゆる意味で、彼女は私の前に横たわる血路だった。
そしてそれから、彼女の硬直を始めた腕から腕時計を外す。
私と同じメーカーの、同じモデルの色違い。
381彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 21:22:31 ID:0LLPSrTj
視認性とタフさを最大の長所とするアナログのミリタリー・ダイバーウォッチだった。
私の文字盤は青だが、彼女の文字盤は黒い。
私は自分の腕時計を、そっと彼女の手首に巻いた。
そして、彼女から外した黒い盤面のそれを、自分の手首に巻いた。
それが終わると、私は死んだヘリパイのジャケットを剥ぎ取り、彼女の顔を覆ってやった。
そろそろ行かなければならない。

私は肉を備え付けの救急ボックスの中の、アンプルが入っていたプラスチックバッグに肉を入れた。
それから遺体に敬礼し、市木、さよならと呟いた。

一寸先も見えない暗闇が、目の前に広がっている。



まさに誰得
しかも実際は色々ありえなくてめんご★
382彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 21:25:46 ID:0LLPSrTj
ごめん今ググったら同姓同名の人居たけど偶然です。スマソ

にしても自分の萌えがわかんねぇ
383彼氏いない歴774年:2009/06/29(月) 23:34:54 ID:46rgXnEP
遺骨かじるとかは昔の邦画でよく観るけどなあ。
384彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 02:01:47 ID:QGECzX1m
最近の脳内妄想


大学を卒業してから、住宅街の片隅に開いた喫茶店を1人切り盛りしている喪子。
その店にしょっちゅうやってくる大学時代の知り合いとの、立ちそうで立たない恋愛フラグを楽しむ。

1.
サークルの先輩。
ちょっと背は低めのお洒落さん。
コーヒーとカレーにこだわりのある、天然癒し系。
周りに呆れられる程のぽやぽやだが、ナチュラルに口説いてくるため、油断しているとその手管に落ちそうになる。

2.
大学の先輩。
スポーツをしていたせいか、体格は天下一品。ヨダレ出ちゃいます。
超自信家の俺様で、喪子は俺の事好きだよな?と人前で平然と言い放ってしまうタイプ。
そのくせ、時々乙女チックな行動を起こし、イベントにはプレゼントを欠かさない。
落ち込んでいると、空気を察してドライブに連れ出してくれる。

3.
大学の同級生。
背が高くスタイルがいい。
大学時代から偏屈者で有名。気分屋であり、テンションの振り幅が大きい。
ゲーマー。
恋愛事に超のつく奥手っぷりを発揮し、喫茶店に通う事が精一杯のアピールらしい。

4.
サークルの後輩。
細身の茶髪黒縁眼鏡。低音ボイス。
人好きするタイプで、老若男女問わず友人が多い。
集中力が並大抵ではなく、放っておくといつまでも本に集中してたりする。
喪子に対しては、甘い言葉を連発してくるも、本気かどうか読めない人。

5.
大学の後輩。
クリクリ癖毛の金髪坊や。甘えんボイス。
趣味は、家庭菜園を始めとする家事全般。
時々喪子の店に、ジャムやパンを作って持ってきたりする。
可愛らしい外見に似合わず、非常に男っぽい中身で、時折強引な行動に出る。



日替わりで各人の相手をしたり、お互いを牽制したりするのを眺めて、逆ハーを楽しむ。
ふはははは。たまらん。
385彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 11:32:09 ID:KGtIbgav
>>384
いい!
というか、設定がモロ某5人グループのメンバーにしか思えないんだが…
あなた、もしや…!
386彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 12:25:11 ID:Y5Hv/mTJ
>>379-380
うぉ! 金枝篇的でもあるね(逆転だけど)。
ストイック過ぎる極限シチュエーションが却って隠微だったり。

自分、マニアック本薦めた>>302なんだが、あなたとは好みが似てるようだ(皇国とかw)
酒でも飲みながら色々話してみたい気がするw
387彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 17:36:45 ID:QGECzX1m
>>385

だから『人には言えないような恥ずかしい妄想』なんですよ。
388彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 18:07:47 ID:Y5Hv/mTJ
>>270
亀になったけど、ありがとう。
しかし、この後姫が女王の座に就いて二人が結ばれるまで、さらにあと6年はかかるんだよ!!w
そしてその間に姫の周りには

・育ての親である老将軍とその息子将軍(バツイチおっさん。幼少よりの親父ポジション)
の他に
・姫の暗殺のために兄王子たちの誰かから送り込まれた、名鉄砲鍛冶の弟子(隣国で絶賛弾圧され中の異教信徒)
 暗殺に失敗した後、色恋抜きで姫に心酔。忠実な部下となる。
・ちょっとニンフォマニアのケがある王立図書館のお色気司書、実は古から王国を監視している女系地下教団の密偵
 (勉強一方の姫に女子力を仕込みたがる)
・大海商からの成り上り大蔵大臣(好きな言葉『そのうちなんとかなるだろう』)
・熱血なマッドサイエンティスト(一見クールな鬼畜眼鏡、でも中身は暑苦しい。鬼畜は合ってる)
などなどの人材が集まって来たりするよ \(^o^)/

さて、長いのが申し訳ないので、総まくり気味にまとめ行っちゃうよ。
19歳になった姫は、優秀な側近達に支えられ、軍の参謀を務めるように。 
一方、辺境軍の総指揮官となった男は、辺境における全権を掌握するに到る。
王宮内では、人望と実権を持つようになった姫に対し密かな陰謀が巡らされ、
そのゴタゴタに乗じるように隣国が侵攻を開始。迎え撃つ辺境軍。
男と辺境軍は侵略軍を撃破し、これを機とそのまま独立勢力として行動を起こす。

参謀である姫は、男と辺境軍を王都へ更迭せよ、と父王から命令を受け、王軍と前線に赴く。
しかし、戦い慣れした辺境軍に加え、隣国の伏兵と三つ巴の戦いとなり、王軍はまさかの苦戦を強いられ、
ついには総司令官である兄王子の失態で退却を余儀なくされるハメに。
この際、参謀であるにも関わらず、老将軍と共にしんがりを務めさせられた姫は、戦場で男と再会。
安全な脱出路へと送られ落ち延びる。
(←実は、姫が本営に残されていると聞いて、たまらず指揮官自ら斥候に出て来たとか)

この時の男との会話を父王のスパイに聞かれ、しかも抗議の自害をした母親がいまわの際に
「姫の父親は前国王だしー」
とKYなぶっちゃけをしてくれたおかげで、謀反の首謀者・裏切り者として地下牢に幽閉される姫。
その知らせを聞いた男は、王都に進撃を開始する…
389彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 18:08:48 ID:Y5Hv/mTJ
と、ここまで長々続いてきたこれ全て

@意識は朦朧、泥まみれ・汚れまみれで地下牢から救出された姫を
 30男(ちなみに年齢差は16歳)が無骨な手で、不器用に、優しく、風呂に入れる。
 間で漸く意識を取り戻した姫が、男の手に微かな反応を見せたり、それに対して男も
 ついムラっとしたり葛藤したり――するけどエチーは無いまま

A戴冠式の朝、王宮のテラスで
「あの日から随分と待たせてしまったが、全てが今日より貴女の王国だ、姫…いや女王」
「―――『小さな俺の姫君』と」
「え」
「『俺の姫君』とは、もう呼んでくれないのですか」
と小さくつぶやく姫に
「――貴女はもう、女王であらせられるから」
と答える男。
「…では、女王として。私もあなたに受け取って頂きたいものがあります」
「何でしょう?既に恩賞も位階も充分すぎる程にして頂いたが」
「戴冠式の後、あなたの幕舎へお持ちします」

その夜。
王宮の庭に張った天幕で、夜更けてもまだ続く祝宴の音を聞きつつ、一人静かに飲んでいる男のもとへ、
ただ一人で訪れる女王。

「私が差し上げたいものは、『あなたの』小さな姫君。…受け入れて、頂けますか?」

しばしの沈黙に(やっぱり、女としては見てもらえないのか…)と、泣きそうになる、と、
手を捉えられて男の膝の上に引き倒され抱きすくめられ
「俺などで良いのか」
「…あなたでなければ」
で、ようやく二人は結ばれる―――というベタで恥ずかしいシチュ・展開のための
前フリというかお膳立てというか前戯…もとい前菜であるという………_| ̄|○il||li

そして武骨で勇猛で、荒くれ達を率いる男が、ベッドではやや臆病なくらい、壊れ物を扱うように、
ものすごく繊細で優しかったりするといいよ!!


…結局ギャップ萌えだらけのの水泳大か…もとい大河妄想ドラマ、という事ナリか………
_| ̄|○il||li モウオトナシクショウセツニデモスベイカノゥ…
390彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 19:23:55 ID:5dFUkrnO
>>388-389
最上級に萌えた。ギャップ萌えだらけ最高(*´д`)
ベタな展開というのは言い換えれば王道なんだよ!ベタな展開好きとしてはたまらん。
小説になったら是非売ってください。言い値で買います。
391彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 23:14:50 ID:jHSI9LEz
版権妄想ですまないが。
はまった作品で最近は逆トリップ妄想をしている。
今は12世紀の中近東で暗殺者やってる白い人をよく現代日本に召還している。
あらすじはこんなん。

喪子はゲームが趣味の一人暮らしのさえない社会人。
PS3の念願のアクションゲーを手に入れてwktkしながらそれを起動させると不思議な光が部屋を包んで略。
自分の部屋の中に唐突に現れた屈強な体躯の怪しげな男。
男にダガーを喉元に当てられてgkbrしつつも、喪子は鍛えられた妄想力とオタ知識で瞬時にこの状況を理解した。

(ペロッ…これは…逆トリップ!!)

目の前の殺気立つ男は、今まさに喪子がプレイしようとしていたゲームの主人公のアサシン。
アサシンは喪子へダガーを突きつけながら、何事かを問いかけているようだが、男の言葉は日本語でもなければ英語でもない。
何を喋っているのかわからず、動揺のあまり喪子は口をパクパクさせることしかできなかった。
そんな様子をみて埒があかないと悟ったのか、アサシンは喪子を突き飛ばすと身を翻し部屋の外へと出ようとする。
そんな怪しげな格好で外にでるのはまずい、と必死でアサシンを止める喪子。
殴り殴られの末に、なんとかアサシンを引き止めるとこに成功した喪子は、冷たいお水とカントリーマームをアサシンに差し出し、食べるように促す。
警戒しつつも一服するアサシンを横目に、喪子は殴られた箇所を冷やしながらネットでアサシンの居た時代と言語を調べる。
392彼氏いない歴774年:2009/06/30(火) 23:15:45 ID:jHSI9LEz
続き。

ゲームの舞台は12世紀の大シリア。…大まか過ぎて言語の特定ができない。
とりあえずアラビア語あたり、と適当に目星をつけて喪子はダッシュで近所の本屋へ走る。
アラビア語辞典を小脇に抱えて部屋にもどると、アサシンはまだおとなしくカントリーマームを食べていた。
文法はわからにので、必要な単語を辞書でひきながらまず自己紹介をする喪子。
一生懸命に喋るが、発音が間違っているのかアサシンは怪訝な顔をするばかりでろくなコミュニケーションがとれない。
なんとか自分の名前だけを理解してもらうが、喪子はこれからのことが不安だった…。

その後はアサシンの服を調達するために初めてメンズものの服や下着を買う喪子や、
喪子同伴の外出先で街中を縦横無尽にパルクールするアサシンに喪子があばばばしたり、
少しずつ、喪子はアラビア語を、アサシンは日本語を覚えてきてコミュの幅が広がってきたり、
お金の使い方や、現代で人殺しはダメ、絶対を解ってもらったり
アサシンがホームシックにかかったり、
彼の無国籍問題に頭を抱えたり、なんとか元の世界に帰してあげられないかと喪子が奮闘したり…
の楽しくも頭の痛い共同生活を妄想している。
ちなみにラブはない。
393彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 03:07:59 ID:F9FhDqV0
「義理兄に甘やかされ隊」的妄想

喪子は他界した父親似の平凡顔で、リアリストの苦労性な少女
バイタリティー溢れる、やり手女史の母に女手一つで育て上げられた

母子家庭の苦労はあるがそれなりに楽しい生活を送っていた
ある日の事、母親に紹介したい人がいるといわれ
おお、母もやっと恋をする余裕も出来たかと、安堵しお食事会に

お相手は、よく耳にする大きな会社の創業者一族の人
ええ!!何処で捕まえたのとビックリするも、まあ本人達がいいならと了承
しかしまあ、漫画のような展開だと思いながらも和やかなムードが漂う中
ウキウキしている義父に「後で喪子ちゃんの兄になる奴等も来るからね」と言われる

楽しみですと返しながら、漫画みたいに美形な兄弟が出てくるわけじゃあるまいな
そんで「再婚認めん、お前も義妹と認めん」とか言われるんじゃあるまいなと
内心不安になりながら待っていると、テーブルに近づいてくる足音

「送れてごめんよ父さん、お?そこにいるのが相手と……娘さん!?」
「……妹もできるのか!?」

遅れてやってきたのは、この父ありで、この息子達ありの美形兄弟
爽やかそうな長男と、多少目つきが悪いがどこかのんびりしている口調の次男
二人ともどうにも「義妹」の存在に何か思うところあるようだ
まさか、本当に「認めない」とか言われるのか、それはちょっとと考えていると
二人の兄弟は、父親の肩にポンポンと手を置き片手で親指を立てるポーズをした

「「Good job!」」
「だろ!!だろ!!こんな美人の嫁に、義理だが我が一族初の娘、父さん凄いだろ」
「やっとか、やっと家にも女の子が、妹とか良い響きだな」
「……俺が兄になるんだな……爺ちゃんも喜ぶな」
「パパ、お嫁さんと、娘のために頑張っちゃうぞー!!」

急なテンションにビックリする喪子、苦笑いの母親、盛り上がる男性陣
その日は分かれるギリギリまで、構い倒され、家につく頃にはぐったりだった

帰宅後の母子プチ家族会議で、母に馴れ初めやら、彼等の反応やらを話される
何でも結構前から付き合っていたとのこと、いい年だし再婚は戸惑っていたこと
年頃の子供もいる事だし……っとなった時に「娘はどう思うかしら」と口走ったら
相手の反応が珍しかったと、何度も「娘?」「え、男じゃなくて?」「娘さん?」等と

彼には息子が二人と聞いていたけど、そういえば自分の方は性別聞かれなかったなと
思い立ち、正確に「娘が一人居ます」と伝えたそうだ
そこから、彼は前より積極的に再婚を考えるようになり、自分も娘の存在を厭わないで
むしろ迎え入れてくれるようならと、今回の事に踏み切ったらしい
勿論、ラブラブだからと言うのもあるのよと確り惚気た母

「はしゃぐ気持ちも分るわ、今回の縁で、喪子って藻乃塚家歴代の中で初めての娘らしいのよ」
「はぁ?……娘って言っても、義理だよ、義理、しかも平凡なさ」
「義理でも初めての藻乃塚の娘、藻乃塚家には娘に縁が無いらしいわ、見事な男系だって」
「それは、授かりものだし……少しくらいは」
「ううん、少しも居ないの、年始の親族会議でもお嫁さん達以外は、老いも若きも男」

今回の事で、藻乃塚の皆さん大変な盛り上がりみたいっと笑う母
いや「認めない!!」とか「平民が!!」とか言われるよりもマシだよな……
喪子はそんなことを考えながら、その日は眠りにつくのだった

後々、ある意味そっちの方が大変だったということを知ることになるのだが。

(続きます)
394彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 03:14:40 ID:F9FhDqV0

>>393の続きです)

母と義父が正式に籍を入れて、喪子も藻乃塚家の一員となってから、喪子たち母子は
藻乃塚のお家に住むことになった、までは良かったのだが……
兄達のテンションの高さに、おまけに御付までついてしまって
喪子としては「漫画じゃあるまいし」と思うほどの環境の変化なのだ

だいたい、兄達もそうなのだが、御付として紹介された青年もまた強烈
藻乃塚の家にきて一晩越えた朝の事、今日からお仕えしますと来た青年は何から何まで
手伝おうとしたのだ、ほんと何から何までもだ、現に今も

「喪子様、おみ足を此方に、靴を……」
「じっ、自分で履けます!!何で貴女の膝を台に履かせて貰う必要が!!」
「私めは喪子様のお手を煩わせたく無いのです、喪子様の快適が私の幸せ」

そうですか、どMですか、とは言えない……しかし、何故こうもぽっと出の娘に出来るのか
仕事だから仕方ないんだろうけど、お金持ちって分らん
部屋の隅ではあらかた支度が終わったので、入ってもらった兄達が此方を眺めている

「そんな事言って、喪子ちゃんの足を触ろうだなんて、俺だってしてないのに」
「……兄貴、それちょっと変態……でも、喪子はあんまり構ってくれない、今朝も締め出すし」
「あれは、お兄様達が寝顔を眺めてて……ってお兄様!!どっどうしたの!!」

何故か反論したら、二人ともグッと詰まって胸やら顔やらを手で押さえている
どうしたんだろうか、二人とも病弱なのかもしれないと慌てたら、呟く声が

「お兄様って言った……喪子ちゃん、お兄様って言ったぞ、向原、今のは録音したかい?」
「しかと録音致しました、先日の『兄さん』に続き、初『お兄様』記念です、なんとも可愛らしい」
「……お兄様もいいな……いや、兄貴もお兄ちゃんも捨てがたい、どう思う藤堂」
「そうですね、僕としてはお兄ちゃんが良いと思います、喪子様もまだ十六ですし」
「私は名前にちゃん呼びもいいと思われます、兄君様方」
「「ああ、それもいいな」」

ご自分の御付達と何だか怖いことで盛り上がっている、おまけに私の御付も会話に混ざってる
兄達を見ると、自分に付いていてくれる彼の態度が、当たり前なのだろうかと錯覚しそうだ

上下新調した制服、ブランド物でウン万円もする高級制服、因みに下の兄も制服だ
今日から通うのは私立の幼稚舎から大学院まである名門、此処まで来ると極まれりって感じだ
シンデレラも真っ青な生活の一新、おまけに美形の兄と側近付きと来れば、
人生って分らないものである

「向原、今日は大学サボって喪子ちゃんのクラスで参観しようと思うんだよね」
「それは良い考えでございます、喪子様が心地よく過ごせるように目を光らせなくては」
「……藤堂、俺の教室喪子の教室のそばにならない?」
「では、学園の理事に電話を入れてみましょう、喪子様のお近くに居たいですからね」
「喪子様、私目は常にお傍に控えております、授業中でも何なりとお申し付けください」

「皆様……ご冗談はほどほどに」

「「「「「本気(だ)(です)(でございます)」」」」」

常識を飛び越えたお金持ち学校イベントを楽しみ
女の子達とのひと悶着で、望まずしてお姉様の地位を勝ち取ってしまったり
和風美形に婚約を申し込まれお兄様がブチ切れたりと、シンデレラライフを満喫します

お兄様たちが兄妹愛と、男女間内の愛情に悩んで暴走したり
御付さんたちが、大事なおひい様を汚したくないながらも、気持ちが抑えられなかったりと
恋愛モードも妄想中です
395彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 03:55:35 ID:R3uHXAC4
>>388-389
予約させてください
396彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 10:40:18 ID:V3ma8b4L
>>393-394
いいなー!!!
長男ください
397彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 14:03:14 ID:1zmQhEiq
乙女ゲ作るメーカーは、ぜひこのスレを参考にしてくれないだろうか

自分の妄想
とりあえず、罵られながら口説かれてみたい

「だからさ、おまえみたいな女嫁にもらってやろうなんて物好き、俺しかいねえんだよ」
「とっとと覚悟決めろよ、めんどくさい女だな」
「ぎゃあぎゃあわめくんじゃねえよ、脱がせなきゃできねえだろうが」
「声出せよ。何?それとももっと激しくしてほしいの?」
「…ああ、もう、いいかげん泣きやめよ。あきらめろって、もうおまえは俺のもんなんだから」
「…無駄だって。おまえなんか他の男が相手にすると思ってんの?」
「まあ、そんな奴いたとしても、俺がつぶすし意味ないんだけど」
「何、やっとわかった?…そうそう、おまえなんか一生俺の言うとおりにしてりゃいいんだよ」


これってツンデレ?ヤンデレ?
どっちにしても趣味悪すぎる自分\(^o^)/
398彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 14:27:11 ID:IziCvrBz
気が強くてやせ型27歳くらいのキツネ顔イケメンが、ガチムチで従順な感じの22歳くらいのタヌキ顔イケメンにフェラしてしまい、ためらいながらもはまってしまう。
そして2人はゲイカップルになる。
399彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 15:01:20 ID:YLDrUSQJ
戦国の武将とか大名とか着物+堅物+奥手系がたまらんと思う次第でござる。

なんやかんやと起こって過去へトリップした喪代。
家なし金なしで路地で倒れてたところを、
そこを治める武士が「おいおいいつからこの土地は浮浪者が出るような治安になっちまったんだ」
と思いつつ拾い上げ、屋敷で介抱。目を覚ましたところ、事情を聞かれ、戸惑う喪代。
何も答えない喪代に「さては他領土の曲者か?」と疑いつつ、監視のためにも手元に置くことに。
喪代には疑っていることは隠して、家もなくて大変だろうから〜な理由で置いてあげると告げる。

初めての戦国の時代にあわあわしながら、掃除や洗濯で尽くす喪代。
武士は他領土の侵略を防ぎつつ、自領土の経済治安なども安定させているすごい人なので、
その人に面倒見てもらってる喪代にも町の人や仕えている人はすごく優しい。
どうにか生活に慣れて自然と笑うことも増えてきた喪代に、
武士は「全然曲者な雰囲気ないんだけど……」と戸惑いながら段々気になってくる。

部下(男)が喪代と楽しそうに話していると仕事命じたり喪代を呼んだりでさりげなく引き離し、
なるべく自分の傍に置くようにし始める武士。
今まで色恋の噂もなくて後継ぎを心配されてた武士なので、町の人も部下も応援モードに入る。
喪代もこの時代で初めて優しくしてくれた人なので、武士のことが好き。
周りのおぜん立てもあって急激に距離を詰めていく武士と喪代。
やがて喪代が未来から来たことも武士に知られ、元いた時代や家族の話をして、
どうして来たのか分からないし、未来へ戻る方法も分からないと悲しそうに言う喪代に、
武士は「それならずっとここにいればいい。寿命が来るまで私がお前を守る」と宣言。
(この台詞に夫婦になろう的な意味はない。本当に守って傍にいてやるってだけの意味)

そんなある日の夜更け、風呂から自分の部屋に戻ろうとしていた喪代が、
縁側で月を眺めていた武士とばったり出くわす。自然な流れでちょっとお話することに。
武士は「おいおい夜更けに思い人と二人きりとか何これ」と内心動揺しつつ顔は真面目なまま。
領土の理想を話したり、掃除洗濯ありがとうと言ってみたり色々話してる時に、
不意に喪代が「そういえば、お誕生日はいつなんでしょう」と言い出す。
自分の時代では人は何歳になっても毎年誕生日を祝って贈物をするものでした、と語る喪代。

「なにか欲しいものはありますか? 私にできるものなら、何でも作りますし、やりますよ」
「……こが」
「え?」
「お前との子が、欲しい」

と武士は色んな段階すっ飛ばして思わず真顔で目を見つめて口走っちゃって、
喪代が数秒固まって一気に真っ赤になった時に武士も自分が何を言ったか気づいて、
内心「うわあああああ」ってなりながら立ち上がって「すまん忘れろ!」と言い放って逃げると。
喪代はどきどきしつつ、自分に自信もないので「たぶん酔って前後不覚になってたんだ」と認識。
翌日普段通り接すると、武士「あれ……もしかして自分全然意識されてない?」と不安になって、
また色んな段階すっ飛ばしたことしでかしたり嫉妬が激しくなったりする。

なーんてななーんてな!
400彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 16:32:04 ID:FTWCSrlS
>>399
けしからんもっとやれ
401彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 18:18:18 ID:RDKZx3+W
>>399
堅物ほどスイッチ入ると…というお約束ですねわかります
さあ早く続きを書く作業に戻るんだ
402彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 19:55:44 ID:s3lkIKf7
>>393
>>394
ワッフーワッフー
早く続きを書くんだ!
学校編とかお願いします!
403彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 20:19:51 ID:/L5dnSEr
戦国武将はどうしても歴女(笑)や腐女子(笑)のイメージが…
404彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 20:53:18 ID:CxJ7p4Yg
>>399
言い値で買う
405彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 21:01:02 ID:Ffh8QqZg
>>187-188 >>255-256 >>388-389

よかったよー。
才能あるよ。
キモくないから。
ラノベ大賞みたいのに出してみなよ。

世の中のアニメや小説なんて、全部妄想。
それが子ども向けかじじばば向けかだけの違い。
406彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 21:44:19 ID:9mCNGYoS
 自分が凄いのではなく、ちょっとカオスな世界で一般人しているシチュエーションも結構好き。
 だからほとんど会話のみ。だってアクションらしいアクションないもん。


 相方と二人でテレビを見ていると、ポニョのCMが流れ出した。

男「ね〜」
女「何さ?」
男「ポニョってさぁ…はっきり言って、きもい」
女「まぁね〜」
男「あの人面魚、一体何なのさ? しかも魚でしょ、たくさん卵産むでしょ。あんなのがうじゃうじゃ出てくるなんて考えただけでも鳥肌が立つよ。
  あんなのを食卓に出されたら何も言わずに席を立つね」
女「食べる前提かよ!」
男「いや、食べないってば」

 場面が変わり、今度は叶姉妹が映し出される。相変わらずけばけばしい。

男「それとさぁ」
女「今度は何?」
男「叶姉妹もさ、はっきり言って、きもい」
女「まぁ…ね」
男「あの姉妹、一体何なのさ? 『豪華さ』ってものを全く理解してないよ、金をかけるのが贅沢じゃないってば。あんなのがうじゃうじゃ出てくるなんて考えただけでも鳥肌が立つよ。
  あんなのを食卓に出されたら何も言わずに席を立つね」
女「やっぱり食べる前提かよ!」
男「いや、だから食べないってば。僕は今はやりの草食系なの」

女「しかし…草食系だの何だのと…、結局メディアが作り出したあおり文句だろ?
  そう思うと、なんだか聞いてて面白くないんだが」
男「まあそう言わない。彼らだって自分らがこの先生きのこる為に必死なの。
  それに悪い事ばかりじゃない、時代に合わせた商品が開発される事は僕らにとってもメリットだしね。
  そういえば、この間ビオランテのステーキを食べてきたよ。
  今人気ですぐになくなっちゃうんだけど、早めに行ったら何とかありつけた」
女「…旨いのか?」
男「とても」
女「…流行ってるのか?」
男「不況下にある外食産業が持ち直すかもしれないと言われる程度には」
407彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 22:19:06 ID:dLJLoo+V
>>386
その節はありがとう。
いま本読んでるよ。
食人は性的な幻想を帯びるとか書いてあってちょっと安心したwww
金枝篇は知らなかったけど、面白そうだね。
私からあなたへは宗像教授伝奇孝とか北神伝奇をオススメしておく。知ってたらめんご

そしてこんな作品に嬉しい感想すみませんべい
いつかサイトを見つけたら気軽に声かけてちょー
408彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 23:52:56 ID:F9FhDqV0

>>393-394 の義兄が出来る話を書いた者です

>>396さんの長男コールと
>>402さんのワッフーありがとうございます

以下、学校になれました、出来た友達は……編です


青空が綺麗だ、そんな事をしみじみ思う……普通が一番

「秋刀魚とかさー、総菜屋のから揚げとかイイよね」
「だよなーコンビニのサイドメニューとか食いたいよなァ」

空中庭園という言葉がピッタリの屋上、その端の端で二人溜息を吐く
隣に座るのは、見た目だけは、いかにもお坊ちゃまっぽい和風美形
まあ、血筋もやんごとなきお家柄で、資産家の家系でもあるが、中身は意外と私に近い

「だいたい、この学校って金掛かり過ぎ、何この屋上、青春っぽくねぇ!」
「見事なゴージャスさだよねぇ……隅っこに居ても落ち着かないね」
「藻乃塚家が寄付しすぎてんだよ、お前の転入の時にもゴッソリ寄付したって話だし」
「イヤイヤ東條ん家だって凄いんでしょ、東條家寄贈って結構見たよ」

「「……はあ」」

「……みかん食べる?お母さんがくれたんだ」
「ああ、この変に、何々地方、何々産、何々農法ってオーラが全く無いところが良いな」
「うん、落ち着くよねー」

親の再婚で、シンデレラの如く藻乃塚の娘になった私に
駆け落ちしてた両親が他界し、東條の跡目と祖父に引き取られた彼
実際、学校では結構浮いている私達は、まあ同じクラスということもあり仲良くなった
よくよく話してみたら、お祖父様達は大親友なんて繋がりもあったり

「しかし、なんでこんな逃げる羽目に……お前の兄貴達どうにかしろ」
「じゃあ、お祖父様たちどうにかしてよ、私達が許婚って、平凡思考のサラブレットが出来るよ」
「なんつー次期に、なんつー組み合わせ、俺頭が痛い、お前の兄貴超怖い」
「それはゴメン……って言うか、私もあの暴走思考を止められる自信がなっ……!!」

慌てて口をふさぐ、目で隣に合図しそっと頭を低くする
此処数ヶ月、一緒に暮らすようになって彼等の足音やら気配は何となく分るようになった
嫌じゃない……ないけれども、人間、いくら美形といえども構い倒されると疲れるのだ

おまけに今は、昨晩、祖父達が勝手に決めた、私と隣の彼を許婚にしちゃおうぜ発言で大騒動
今朝方、事の次第を話し合うために、彼と教室で言葉を交わした瞬間にお兄様達大暴走
いま、学校で追いかけっこしていたりします……私達は、何もしてないのに

母さん、上品な革靴の音が聞こえます、ピンチです……主に隣の彼が。


(続きます)
409彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 23:54:25 ID:vKCFJ+X+
>>399
もえた…
410彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 23:55:42 ID:F9FhDqV0

>>408の続き)


人気の無い屋上、空中庭園といえる程美しい其処に足音が響く

「喪子ちゃん、お兄様はね怒ってないんだ……ああ、東條の青二才、貴様は許さん!」
「……喪子、出ておいで、何もしないから………喪子には」

無茶苦茶怒ってるじゃないですか!!むしろ、何かする気満々ですよ
隣を眺めると、その和風美形な顔を歪ませ苦悩する類友が一人、ああ苦労性
何も悪いことしてないのに詰め寄られるのは理不尽だ、此処は一つ私がと立ち上がる

「お兄様……許婚はお祖父様たちが言ったことでしょ、だから……」
「そうだね、でもね喪子ちゃん、男には殺らなきゃならない時があるんだよ」
「……なんか最近、東條孫と仲良いから、おまけに許婚とか……これはもう綺麗にしないと」

早速、意味が分からなくなってきた
なんか、許婚の理由から離れてきている、理不尽極まりない

「で、でも、彼だって私の許婚とか望んでないし、こんな急な話だし」
「なに!?喪子ちゃんをお嫁さんに出来るのに望んでないとか、失礼すぎるな」
「……それもムカつくな……やはり、片付けるか?」

いや、結局どっちにしろって言うんだ
そんな事を考えていると、とりあえずこっちにおいでと大兄様に手を引かれた…
ハズだったが、私の体は反対方向へ引かれる、腕の中から見上げると吹っ切ったような類友

「嫌じゃない……東條と藻乃塚じゃなくって、お前と俺って考えるなら、嫌じゃない」
「え?…ちょっと、急にどうしたの?」
「そこの二人「義兄」でも「男」だ……俺、今お前が抱き付かれそうなのがすげー不快だった」
「ちょっと……え?」
「俺『東條』になったワケだし、許婚だし……『藻乃塚』の男にも勝てる可能性あるよな」

耳元にリップ音が聞こえる、案外響いたそれは頬に触れた唇から出たもの
目の前では固まる兄二人、数秒後には、天を裂くような悲鳴のようで怒りのような叫び
何だか覚醒してしまった友人……許婚の腕の中で、本日何度目かの溜息を吐くのだった


平民感覚が備わっている許婚殿、一緒に冷凍物サンマ焼いて食べたりします
あまり、学校編っぽくないですが、兄達は許婚の存在に危機感を持ち
兄の仮面がポロリと外れ始めたり、自分から外しちゃったりするようになります
411彼氏いない歴774年:2009/07/01(水) 23:56:44 ID:R3uHXAC4
>>
正座してwktk(AA略
412彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 00:24:01 ID:zjT7G4zb
>>410
うわあ…!!!
そのシチュとそんなクラスメート下さい
がむばれ!クラスメート
413彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 01:24:20 ID:gnv7/XZu
>>410
その発想力くださいw


就職が決まり、収入が安定してきたので実家を出て一人暮らしをし始めた喪子
住んでいる小さいアパートのすぐ側には広めの公園があって、
天気のいい休日なんかはそこで音楽を聴きながら読書したりして過ごしていた
ある休日、いつもの如く公園のベンチでヘッドホンしながらぼんやりしていると
不意に足元に小型犬がやってきて、前足をベンチにかけて“乗せて”とせがんできた
その犬種が自分が実家で飼っていたものと同じだったのでちょっと嬉しくなり、
喪子は慣れた手付きで犬を抱き上げベンチに乗せて座らせ、頭を撫でてやる
しかしこの犬、実家のと同じ犬種とはいえなんか見覚えがあるなぁ…と思いつつ、
ふと見ると首輪をしていたので、どこかに飼い主が居るんだろうと辺りを見渡す
するとちょうどこちらへ駆けてくる人の姿が目に入ってきた
その姿が近付くにつれ、喪子は思わず間抜けに口がぽかんと開いてしまう
「すみません、いきなり逃げ出すもんやから〜」
顔も似てるし関西弁だし間違ない、その犬の飼い主は紛れもなく
今自分がしているヘッドホンから流れている歌を歌っているボーカリストだった
道理で犬にも見覚えがあったんだ、彼のペットの写真はファンクラブの会報なんかで見たことがあったのだ

(無駄に続きます)
414彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 01:50:48 ID:gnv7/XZu
(>>413続き)

目深にニット帽を被り、太いフレームの眼鏡の姿はバックステージ写真とかでよく見る彼の格好だ
確信したものの、驚きと急激な緊張で「○○さんですよね!?」なんてことはとても言えず、
ついまじまじと彼をガン見してしまう喪子
彼「すみませんね〜なんかいたずらしませんでしたか?」
喪「あ……いや、全然! 可愛いですね」
彼「でしょう?w まぁ名前は可愛くないんですけど」
喪「なんて名前なんですか?」
彼「□□っての」
喪「(超知ってるわwww)うわぁwなんでまたそんな名前にw女の子なのにw」
彼「あれ? メスだってわかります?」
喪「(あっ、しまった!)あ、いや……実家で同じ犬種のオスを飼ってるんですけど、
やっぱオスとは顔が違うなぁと思って(苦しい…)」
彼「えー!マジですか!偶然やねぇ!」
私「(あれ?意外に食い付いた……)あはは、そうですね〜」

そんな感じで犬トークに火がつき、気が付けば夕方に
喪子は結局最後まで彼に「大ファンです」の一言も言えず終い
彼は自分がミュージシャンだと気付かれてないと思い込んだままその日は別れる


……とかそんなような妄想を高校生の時よくしたもんですw
長くなっちゃったので後日編とかは省略。
因みにそのボーカリストとうちの犬が同じ犬種というのは本当。
ヒント盛り沢山すぎるからわかる人にはわかってしまうかもしれないwww
415彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 02:07:03 ID:+RO6hWmy
>>408,410
なんか「笑う大天使」を思い出しつつ覚醒したクラスメート応援
416彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 03:13:35 ID:3Bli4TI0
昔から機械とか乗り物が大好きだったから、よくトランスフォーマーみたいな妄想をする。
バイクやパソコンでもするけど一番するのはやっぱり自動車。


喪子はようやく貯めた貯金で中古車を購入する。
少し古い車だったけど、喪子には可愛らしく思えたし、なにより自分の働いた給料で車を買ったことが誇らしかった。
週末は車をピカピカに磨いてラジオを聞きながら出掛けるのが習慣になる。
そんなある日、憧れていた先輩に彼女がいることを知った喪子は会社帰りの信号を待っている途中泣き出してしまう。
「こんな喪女の私なんか…」と泣きじゃくる喪子の耳に飛び込んできたのは「I was born to love you」。
ラジオなんかつけていないのに、と驚く喪子をよそに流れ続ける歌。
歌が終わると「僕は あなたが 好き」とぎこちない機械音声が。
よくわからないがどうやら九十九神的なものらしい。

その後も変わらず喪子は車を可愛がり、毎週末洗車をしてドライブに出かけたりする。
そのうち喪子にも恋人ができ、車は雰囲気に応じて然り気無くBGMをかけてくれたり、
デートの終わりが近づくと鍵をロックしたりと車なりに気を使ってくれる。
そんなある日喪子はドライブの帰宅途中土砂崩れに巻き込まれてしまう。
意識が戻るとあたりは真っ暗で電波も通じない。
途方にくれる喪子に車が語りかける。
自分は喪子が引き取ってくれなかったらスクラップになっていたこと、毎週末欠かさず磨いてくれたのが嬉しかったこと、恋人ができたのは嬉しかったけど少し嫉妬したこと。
ぽつぽつと語ると「僕が喪子を助ける。僕はポンコツだからきっと壊れてしまうけど悲しまないでね。君が泣くのが一番悲しい」続けた。
驚く喪子をよそに車はクラクションを鳴らしたりなんとかタイヤを動かそうとする。
喪子は必死に止めるけど車はそれを無視して動き続ける。
暫くするとクラクションに気づいたレスキュー隊が喪子を助け出す。
車に近寄ろうとする喪子を救急車に乗せるレスキュー隊員。
泣くことしかできない喪子の耳に届いたのは途切れ途切れの「I was born to love you」だった。


一切話さない機械も好きだけど九十九神系も好きだなあ。
とりあえずバンブルビーがイメージにぴったりで笑った。
417彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 03:43:27 ID:i0JzTRqm
>>406
なんか好きだ、この二人
肉食ってんじゃねえ草食男子w
418彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 05:03:28 ID:cyLGzAMW
>>415
自分もだ!森で冷凍魚焼いて好感度うpイベントとか想像しながら
なんか笑ってた

>>416
なんかいいなぁ……選曲も好み。
面白い想像だね


みんなすごいなぁってここに来ると思う
こっそり脳内でイベント付け加えたりして楽しませてもらってるよ
もっとやれ!
419彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 08:32:15 ID:3dGuRzug
私は今エア彼氏と脳内同棲中。でも最近、エア後輩に惚れられてしまって困ってる。

昨日もエア後輩に誘われて、エア後輩の家に飲みに行った。
最初は数人で楽しく飲んでたんだけど、途中でみんなコンビニ行くって出ていって、エア後輩と二人っきりに。
一緒にTV見てたら、いきなり後ろから抱きしめられた。
私「///…みんな帰ってくるよ?」
エア後輩「あいつらもう帰りましたよ」
私「え?」
エア後輩「なんか気ぃ遣ったみたいで」
…どうやらみんなエア後輩の気持ちを知ってたらしく、仕組まれたらしい。
私「じ、じゃあ私も…」
エア後輩「先輩、キスしていいですか?」
私「えっ…いや…あの、」
エア後輩「もう我慢できないです」
強引に激しいキスをされて、そのまま押し倒されて身体を触られた。
「だめ…」って言ったらやめてくれたけど…「諦めませんから」って宣言されたよ。

…あー、エア彼氏に罪悪感だー。
420彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 21:00:34 ID:L3865c6F
>>415
笑う大天使知ってる人いて嬉しくなった

類友頑張れ!兄達の追随を振り切り二人でサイゼリヤ(ファミレス)とかに行くんだ!
421彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 22:08:40 ID:cyLGzAMW
>>420
よく考えたら
アニキとかおつきのとか重なるね
422彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 23:14:20 ID:tpB2DDkU
>>393-394と>>>>408-410 やらの話を書いた者です
感想をいっぱい頂けて嬉しいです

笑う大天使って言うのは読んだ事が無いのですが、
皆さんの話を聞く限り少し気になったり、読んで見ようかと思います
学校やお金持ちのイメージはホスト部という漫画だったりします

またもや、妄想追加です
以下↓、今度はライバル?が来ました…編です


お金持ちの学校が考えることは分らない
つくづくそう思うのは、三つ子の魂百までと私が根っからの庶民だからだろう

「貸切……普通の美術館ならまだしも、此処って国内最大の」
「いい、最後まで言うな、もうなんか感覚が麻痺しそうだ、いや、もう麻痺してるか」
「……ほら、今日は一年生だけだし、お兄様達は来ないから、その辺りは気が楽……」

ばっと周囲を見回す、平和な中庭だ、とりあえず居そうな気配はないので一安心
隣では苦笑いしている類友、頬にキス事件から、ますますお兄様からは目の敵にされている
たまにそう言った空気は流れるが、それについて距離を置いたりと言う事は無い
気恥ずかしさもあるが、やはり親近感は抜けず、丁度良い距離を保っている

今回は一日美術館を見て周り、それについてレポートを書くといったものだ
令息、令嬢の社交的知識を上げ円滑な対話の為にらしい……美術の授業の一部とかじゃないのか
とりあえずとパンフレットを覗き込み、何処から回るか相談する

「喪子は何処からが良いんだ、俺はそれに付き合うぜ」
「えーっとじゃあ、西館にする?硝子細工とか良く分んないけど綺麗だとおも……」

「ふん、義理とはいえ藻乃塚の娘ともあろう者が……知識と品性は変えられんものだな」

後ろから掛けられた声にビックリして振り返る、其処に立っていたのは……

「……ねえ、あの人誰?」
「……知らねぇ、他のクラスの奴じゃねぇの?」
「なっ、僕を知らないのか藻乃塚!!東條、君は高校入学時から学園に居るだろうが!!」
「「知らない」」

がーんと言う文字が似合いそうなほどに肩を落としている
ハーフなのだろうか、明るい色の髪がフワフワしている、どこか猫を思わせる美青年だ
だが、申し訳ないことだが彼のことをまったく知らなかったりする

「東乃院である僕を知らないなんて、藻乃塚に知られてないなんて……」
「……ぜんぜん知らないけど、とりあえずゴメンネ」
「悪かったよ、俺、興味ないことにトコトン無知だから」
「お前等、それ謝ってると思ってるのか……良い度胸だ、喧嘩売ってるだろ」

「「いや、ぜんぜん」」
「声をそろえて言うな!!余計頭にくる!!」

もういい、お前等其処に座れと、中庭のベンチを指差される
見学しなくって良いのかなとは思ったが、怒りで我を忘れている猫系青年に押し切られ
二人で顔を見合わせて、ため息を吐いた後、言われたとおりにベンチに座ったのだった
まだお昼前だし、後でも見て回れるよね……

(続きます)
423彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 23:20:55 ID:tpB2DDkU

>>422の続き)


「藻乃塚と東乃院と言ったら、古の時代からそれこそ様々な場面で権力を二分してきた」
「あぁ……そういえば、藻乃塚の産業とぶつかってる家があるって習ったな」
「え、東條ってば何で詳しいの?凄いね」
「帝王学だってよ、一応東條の跡目だからな、それにお前ん家と縁は浅くないし」
「そこ!!私語は慎め、僕が話してやってるんだぞ!!」

何だかんだで、プチ勉強会みたいになっている、講師は目の前の青年だ
しかし、短気というかなんと言うか、ツンとしている感じはやはり猫を思い出す
それも、相当上品な猫だ、おまけに気位が高い感じの美猫

「両家は争名争利し、今の地位を築いて来ている、僕の祖母と君の義祖父、僕の母と君の義父もだ」
「へーそうなんだ……」
「だけど、君のその、ていたらくはどうだ、ライバルである僕を知らないだなんて」
「それは本当にごめんなさい、だけど私は」
「藻乃塚の娘が聞いて呆れる、義理だってもう少し出来ても良いハズ、僕のライバルなんだぞ」

ライバルライバルと連呼する青年に如何するべきかと悩む
確かに藻乃塚ではあるが、如何せんその血筋を持っているわけでもないし、優秀でもない

しかし、なんだろうか……新鮮である、どうにも今まで、身構えてきたのに
ほぼ、好意的な態度を受けてきた、義兄しかり、親族しかり、許婚しかり
それが、こうも、ライバルだ!!敵だ!!と騒がれると……なんとも新鮮だ

「お前なァ、さっきから聞いてれば喪子のこと散々……」
「なんだい東條、君には関係ないことだ、彼女は藻乃塚、僕は東乃院、僕等は争い……」
「いいよ!!ライバルだね!!東乃院くん、私ダメダメだけど仲良くしよう!!」

「「え?」」

がっしりと、目の前に立つ猫系青年の両手を、両手で確り掴んで振る

「えっ……ちょ、なっ、なんでそうなる!!僕は君をっ!!」

両手をぎゅっと握って見上げると、何だか固まってしまった
そのあと、はっと何かに気付いたように赤くなり、急に手を振り払われる

「ぼっ僕はその笑顔に絆されたりしないんだからな!!仲良くしない!!敵なんだからな!!」

覚えてろよーっという何だか漫画みたいな声とともに、小さくなってゆく姿
意味が分からなくて隣を見上げると、はあっとため息を着いた後に
「……天然タラシ」とだけ呟かれた、意味が分からないが、新しい友達を手に入れたので良しとしよう


なし崩しにライバルを陥落させ、フラグを立派に立てました
無論、お兄様達はその件でも大層腹を立てます
424彼氏いない歴774年:2009/07/02(木) 23:38:01 ID:gJ/O2hRv
>>422-423
いつ発売ですか?

ライバルからツンデレというよりツンアホの匂いがする
425彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 01:08:03 ID:UYLJKq5p
>>416
泣けた…
機械だからこそ、プラトニックというか。
今教習所通ってるけど、早く免許ほしいと思ったw
426彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 02:34:17 ID:0rAT71sG
>>422
笑う大天使は
お嬢様学校にどうもそぐわない3人の女の子たちのコメディだよ
もう20年近く前の作品なんだが最近映画化されてびびった
恋愛を期待すると肩すかしだけど抱腹絶倒は保証

さて、ツンデレ出現か……さすが>>422といわせてもらおうじゃないか……ふふふ……
427彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 10:45:43 ID:2WRsLKvw
>>422-423
ハァハァが止まらん、どうしてくれる(*´д`)ハァハァ
一気にツンデレ派になりました。朝から萌えた、本当にありがとう。
428彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 10:53:59 ID:eZbxvh+i
>>422-423
アホの子可愛いよアホの子w
429彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 12:25:45 ID:n9wt/USo
いっそブログでもHPでもはじめてもらった方がいいな
通うし
430彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 15:33:20 ID:D8FH1ymy
サイトやブログに感想来ないなんてザラ
作者特定できる媒体に出したのに称賛されないのは嫌だから
匿名で出せて称賛レスだけ拾えるような場所でしかやらないんだろ
やる気のある人はとっくにサイトやってるよ

ここの妄想面白いんだからもっと自信持ったらいいのに
そういうとこもいかにも喪女らしいな
431彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 16:22:08 ID:nFrjMMa9
やる気あるならもうやってるってのは同意
でも単にサイトだのブログだの管理面倒だからじゃないの
気が向いた時に匿名で書き捨てできるにちゃんとは根本的に違うだろ
自信持てとかすげー的外れだと思う
432彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 20:04:20 ID:xQIUWnHo
「人に言えない恥ずかしい妄想」スレなので、
「ご期待にこたえて続きいきまーす」ってのは違うと思うんだ。
単発ネタを投稿する人が少なくなっちゃうし。

連載化しちゃってる人はブログにしてほしい。
どの妄想も萌えるので毎日通うよ。
433彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 21:55:21 ID:iG/as2Cj
>>422-423をかいた者です
すぐに書き込めて感想も頂けてと、嬉しく連投してしまったのはあります
スレの主旨に沿っていないようで、連投の件は申し訳ありません
以後控えるようにします

ブログ等は、私も多少興味を持っていましたが
此処での書き込みは、すぐ書き込めると言う利点があったから
筆が進んだという面も多少あります

ブログやHP等を、やる、やらないはどの方も本人が決める事でしょうし
私自身もやるようでしたら、皆様に来て頂ければ幸いです
それでは、失礼します

……ツンデレ萌えてくださりありがとうございました
自分で書いた中でも、ツンデレ、ツンアホ具合が結構好きでしたww
434彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 22:39:19 ID:CT8aCt98
>>433

えぇぇぇー!432確かに正論ダケド、続きが読めないのは切ないじょ
ツンアホもバカ義兄達もきになるのにぃぃぃぃぃぃ
435彼氏いない歴774年:2009/07/03(金) 23:51:02 ID:7UicJlUy
>>434が○子の山田で再生された
436彼氏いない歴774年:2009/07/04(土) 03:20:06 ID:0Zr5sdAY
空気を読まず吐き出す。

最近、なんか神仏が好きだ。
神仏と恋愛する妄想をする。
別に仏教とか興味ないのに、何故か暴走してとんでも設定の妄想を始める。

神たちの手違いで、誤って命を落とすことになってしまった一人の少女。
神たちは少女をすぐに転生させる準備をするが、転生には多少時間がかかる。
転生の時が来るまで天界で過ごすことに。
そこで出会う神仏たちとの恋。
しかし、遂に転生の時が…。

みたいな。

・持国天
自信家でややナルシスト。
タラシではない。
落ち込んだ時には傍らで琵琶を弾いて慰めてくれる。

・増長天
明るく熱く喧嘩っ早い。
少々強引で身勝手な部分も。
独占欲が強く、よくヤキモチを焼く。

・広目天
真面目で堅苦しい。
いつも優しく接してくれる。
天界のことをいろいろと教えてくれる。

・毘沙門天
クールで無口な恋愛下手。
いざというときは頼りになる男前。
ピンチになると必ず助けてくれる。

四天王に愛されたい('A`)
乙女フィルターかかってるから、いろいろおかしいけど。
…皆悲恋です。
437彼氏いない歴774年:2009/07/04(土) 18:30:27 ID:MMb+yKcG
ブログやHPが面倒なら創作発表板という手がある
ていうかこのスレの長編妄想書ける人は、是非創発板に来て書いてほしいとよく思うよ
438彼氏いない歴774年:2009/07/04(土) 18:30:28 ID:0/RkXHaa
>>436
前出た『大仏戦隊』をちょっと思い出しちゃったぜ!!
まさか…同じ人?(じゃないよねゴメンナサイ。 どちらも非凡だー大好きだー
てか、大仏戦隊とコラボというかメディアミックス(ちょっと違)というか
アウトサイドストーリー化とか…と考えちまったい。
NEWジャンル・[SHIN-BUTSU]、これは来る!カモ。


あと>>430-434の流れでオモタんだけど、
せっかくまとめサイトがあるんだから、長編・シリーズ妄想のその後があれば、
ブログ・HPの開設告知とか含めて、活用してはどうかな…? 
まとめwikiの方の掲示板とか活用できると思うし、編集で新規にページ作ることもできるし。
中の人のご意見も伺わないとだけど… どうでしょうか?

実は、自分もこれまで投下した妄想をまとめたページの準備はしてるんだw。
ただ、自サイトを既に持ってるので、妄想ページの開設までなかなか踏ん切れない…
でもがんばってみようと思う!

>>407
オススメありがとう! …実はそのどちらも持ってるw 殊に教授は愛読書だww
サイト見つけられるよう頑張ってみる! …だからも少しヒントを…
439彼氏いない歴774年:2009/07/04(土) 21:17:27 ID:XMHkt3w+
あんまり気にしないで書ける、気楽な感じがこのスレのいいところなんよねー
実際誰かのリクエストや反応を気にして文章を作るのは大変だよ。

>>438
知ってたね、やはりと言うべきかwww
お互いサイト餅なんだね。
うちは創作だし、6Hit↓携帯サイトの超マヨイガクラスの過疎www
ホント私も、酒飲みながらあなたと話してみたい。
440彼氏いない歴774年:2009/07/04(土) 23:00:51 ID:NTkHBT/g
ブログ形式の方の中の人は、
可能な限り皆様のお役に立ちたいと思っています。

このスレは毎日見てますし、
ひっそり連絡取りたい方は拍手コメントに何か書いて下さい。

頻繁に更新出来なくてすみません。
「私だけボーナス4ヶ月分」とか、
「私を見る新入社員の眼差しが、いつしか尊敬から愛に」とか、
そんな妄想で日々を乗り切っている次第です。
441彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 00:14:50 ID:OIiGTrk9
グラサンでオールバックのコッテコテなヤクザの組長との恋の妄想がとまらないので投下

喪子は大学生。新しく始めたバイトで夜が遅くなり、帰路を急いでる時にDQNに絡まれる。
こんな時間に何してるの?危ないから送ってあげようか?など、
ニヤニヤしながら腕を掴んできたDQNに鞄を振り上げる喪子。
振り上げた鞄が顔面に直撃し、激高するDQN。

「ってえな!何すんだブス!」
「そっ…そっちがいけないんでしょ、離してっ」
「うるせえ!」

掴まれていた腕をギリギリと捩られるも、恐怖で声が上手く出ない喪子
DQNに殴られそうになった瞬間、横から伸びてきた手がDQNの拳を捕らえる。


「何しとんじゃ、オドレ」


(続きます)
442彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 00:18:11 ID:OIiGTrk9
(441の続き)

街灯の薄暗い明かりだけでもそうと分かる、その男を取り巻く異様な空気。
数秒前の恐怖を忘れ、喪子は体中の毛が逆立つのを感じた。

「…二度も言わせんなや」

何しとんじゃ。
サングラスの奥で光る双眸は鋭い。喪子は確信した。
…この人、「フツウ」じゃない。

「どうしました、組長」

近くに止められていた車から続々と現れる黒服の男達に、怯える喪子とDQN。
「ワシに答えられんようなことしてたんか?」と凄まれたDQNは足早に逃げ去る。
残された男と喪子。

「…嬢ちゃん、地元のモンやないな。ここらは夜物騒なんや」
「えっ」
「あんたみたいな年齢の子がうろつく場所やない」

覚えとき。それだけ言って背を向ける男に、喪子は慌てて声をかける。

「あの、お名前を…!」
「……名乗るようなモンやない」

見て分かるやろ。
諦めたように苦笑すると、男は車に乗り込んだ。


で、この後にまた喪子と男(組長)が再開してメアド交換したり、
組長の腹心の部下(優男)が当初は危惧していたものの、生暖かく見守って助言したり、
お互いの身分に悩んで連絡一つにひたすら悶々としたり、
組長が喪子の幸せを願うがゆえに突き放したり、
組長さんが好きなんです!と喪子がヤクザ達の真ん前で叫んだり、
そんなアブノーマルラブを繰り広げます

長文失礼しました!!
443彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 00:53:50 ID:E6JQ1gy/
歴代の好きキャラ人物の歴代妄想をダイジェストで

朝起きたらさわやかな笑顔で米田におはよう、と起こされキッチンで冨田と鹿島がもそもそご飯食ってて
志々雄様に豪快に肩を抱かれて朝のキスされるかと思いきや郭英士に「それ僕のなんだけど」阻止され
困ってるところに手塚部長に「頼みごとがある」とずるずると連れ出される途中で伊角さんに「あれ?どこいくの?」
と声をかけられ上下Gパン生地なのに気をとられ、動物見ながら馬鹿笑いし続ける
アンタッチャブル柴田に癒されつつ急に車に拉致されたと思えば幻影旅団団長が座ってて
「占いでもしましょうか」といわれキラキラしてると着いた先は国会議事堂で某酔っ払い大臣と現総理大臣にエスコートされ
50過ぎの熟されたフェロモンにムラムラしながら政治資金パーティーに赴いたらコンサート会場になってて
ケミストリー堂珍が歌いながら目配せしてきて気がついたら夜が遅くて危ないからと松ケンにバイク2ケツで送られ
自宅に着いたら度々の収録で疲れきったオードリー若林が勝手に布団で寝てて「地球割れろ」って呟いてて
たまらず頭撫でたら実は起きてて意外と太い腕につかまれて布団にひきずりこまれた

全部わかった人は結婚しよう(ちなみに一行目は体操の元金メダリストたち)
444彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 01:47:52 ID:dLKgUB43
444晒しage
445彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 01:52:15 ID:dLKgUB43
あうあう
446彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 01:53:01 ID:9ByilolN
>>443
カオスwww
447彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 05:50:20 ID:Nsk+dG+s
不謹慎と思いつつあの時代のプラトニックさを萌え妄想

火の雨が降り、街が燃えゆく。
そんな戦渦の中で私はある男性と出会った。
歳は私より四、五ほど上だろうか。位は少尉だと云う。

──こんな所で人に逢うとは、驚いた。


空襲が来ず少しだけ安らかな気持ちになれていた日、私は家の近くにある湖へと向かった。
そこは木が生い茂っていてとても空気が美味しい。戦時中とは思えない場所だ。
昔からのお気に入りの場所でもある。

湖のほとりに寝そべって空を見上げていると、がさっと草を踏み締める音がした。
──こんな場所に来るなんて、誰?
私は起き上がり振り返ると、そこには軍服姿の青年が立っていた。

「……こんな所で人に逢うとは、驚いた。君はこの辺りの子かい?」
「は、はい…そうです。あの…貴方は…」
「嗚呼、邪魔をしてしまった様ですまなかった。私も此処で美味い空気を吸いたくなってね」
「貴方も、この辺りの方なんですか…?此処を知っているなんて」

彼は首を左右に振った。
何でも以前この街に来た際に偶然見つけたんだそうだ。それからは暇がある時に此処へやって来て心を落ち着かせるらしい。
それから私達は色々な話をした。
月に幾度か、彼が此処に訪れるのが楽しみになった。
しかし数ヶ月経ったある日、彼から耳にしたくない事を告げられた。

「…此処も直に敵軍が爆弾を落としに来る。疎開するんだ、なるべく早く」
「此処に、敵が…?」
「ああ、此処だけは大丈夫だと思っていたが…駄目だったようだ。すまない」

彼は悪くないのに、深く頭を垂れた。
胸の奥がちくりと痛む。

「こんな綺麗な場所を…壊すのですね、敵は」
「……ああ」
「貴方との、思い出の場所を………」
「……っ!」

私は目頭が熱くなり涙腺が緩む。
涙が溢れてぽたぽたと地面に落ちる。
私の震える肩に、彼が優しく両手を乗せた。
それに気付き顔を上げると、彼は私をまっすぐ見つめていた。

「必ず勝つ。この戦争に私は必ず勝って、そして生き残る」
「そ、それは…っ」
「非国民だと言われても構わない。だが私は、君を守りたい。御国ではなく、君だけを」

涙は止めどなく流れ、彼の顔がぼやける。

「待っていて欲しい、君の元へ必ず帰ると約束するから」

私は頷き、その大きな背中を見送った。
どうか無事で有りますようにと、祈りながら。
448彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 15:41:35 ID:qgyEa9no
しんみり萌えた。
行間に味があるね!先の見えない不安感がいい!
449彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 18:05:56 ID:waH0eDmv
一人暮らしの喪子
疲れて家に帰ってソファでぐったりしていると、家電の留守番ランプが点灯している事に気がつく
発信元を見ると、三ヶ月合ってない恋人
恋人は三十路の低血圧低テンション刑事
仕事の内容は詳しく知らない
珍しいと思いながらも嬉しく、早速再生した
「ごめん、もう会えないかもしれない。別れよう」

数日後、恋人の骨が墓に収められる
墓の前に無表情に立ち尽くす喪服姿の喪子
陽が沈みかけ、空は赤い
恋人の後輩が気まずそうに口を開く
「先輩は自分の事を喪子さんに忘れてほしいって、よく言ってました」
「………そうですか」
「喪子さん、忘れてあげてください」
「………」
「喪子さんなら解りますよね。先輩にとって一番大切だったのは、」
「聞きたくない」
「……………………」
喪子の後ろ姿を見つめていた後輩は俯いた
(先輩、喪子さん、泣いてますよ。知ってました?俺だって喪子さんを、ずっと………)
弱い風が吹いて、喪子の髪が舞った
「嫌いです、こんな駄目な彼氏」
喪子は振り向いて笑った
逆光で表情がよく見えなかったが、涙だけが見えた
「だから絶対、忘れてなんかあげない」


某刑事が大好きですw自分きめぇww
450彼氏いない歴774年:2009/07/05(日) 22:18:54 ID:mNsLu/0c
>>449
なんか誰かわかったよw
451彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 02:34:22 ID:WUIx0SOk
色々妄想書き込んでそれなりに反響もらってるものだけど
ブログ作成をすすめるレスはどうかなあ、いらないと思うよ。

作品にするほどの元気もないし、そこまで責任あることできん。

あくまで「妄想」を書き込むスレ、という該当スレがあるから
無責任に好き勝手楽しい好きな部分だけを抽出して書き込める
わけだから。

「創作」と「妄想」は違うし、「妄想から創作」するならそれなりに
別サイトもってやってる人しかり、色々なストレスがかかるものだから
お仕事とは違う、楽しい「妄想」の範疇超えるんだよね。
ベクトルが違うし。

創作活動の妄想(?)と息抜きとか、趣味の妄想はまた別
(リンクすることもあるけど)だし、ここで好き勝手
かかせてくれい。
452彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 08:15:37 ID:FHXs8nCc
>>447
某好きキャラで再生された
キュンとしたw

>>450
私も誰か分かった気がするが、後輩がちょっとかっこよすぎるw
453彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 11:39:07 ID:u/7CIxFz
色々ありえないけど投下。

ある日友人と出かける約束をした喪子。
約束当日、待ち合わせ場所で友人を待っていると突然怪しいチャラ男に声をかけられる。
喪子はいきなりの展開に口ごもり、「あ、いえ、その…」と小声で繰り返す。その間にも一人盛り上がっていくチャラ男。
「じゃ、行こうか!」とチャラ男に肩を抱かれた瞬間、チャラ男の腕を掴む一人の男。見知らぬイケメンに驚く喪子。「俺のに何か用?」そう言うとさり気なく喪子を引き寄せるイケメン。するとチャラ男は「なんだよ彼氏かよ…」とぶつくさ言いながら去って行った。
喪子が放心状態ながらも男にお礼を言うと、「偶々見てたんだけど、困ってそうだったから。…俺のとか言っちゃってごめんね?」と言う男に喪子は必死に首を振る。
「あれー?喪子?」
すると友人がようやく到着。
男は笑顔で手を振り去って行った。


…この後カフェで遭遇編やら何やら妄想繰り広げてますw
454彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 11:47:17 ID:LaFUL08D
某〜から妄想したとかそういうの
判らないと正直(´・ω・`)ってなる
隠すのか隠さないのかどっちなの……

>>451
わかるなぁ
>>451が何を書いてるかはわからないが
これからも息抜きしてってください
455彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 17:36:52 ID:NHge+lWD
妄想を書き込むスレなんだから
連投も妄想の続きってことでいいんじゃね?
流石に連載かってくらい連投されたらあれだけど
456彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 20:44:06 ID:l1fk5W8a
まあまあ、ニャンポコみたいな例もあるしw
457彼氏いない歴774年:2009/07/06(月) 21:49:27 ID:WUIx0SOk
まあ、とにかくこのスレを読むと幸せ気分になるので
どうでもいいってこった
458彼氏いない歴774年:2009/07/07(火) 12:14:01 ID:JhOy+3EB
ごめん、忘れたことがあったのでもう一度だけ。
>>438
そのものずばり6hitリンクをぐぐってつかあさい
459彼氏いない歴774年:2009/07/07(火) 12:48:38 ID:3MDqEUA5
まあ過度の連投に気をつけろってことで
余りにそっちで盛り上がると正直単発で書きに来た人も書き込みにくい空気だしね
460彼氏いない歴774年:2009/07/07(火) 20:56:15 ID:X/3kocD6
気になってた彼と転勤で離れて3ヶ月。やっと忘れられそうなのに偶然スタバで再会。私服で職場とはムードの違う私に、休日で砕けた雰囲気の彼。
職場では世間話程度だったのに、なぜか話はつきず、気がつけばテーブルで指が微妙に触れ合ってて、お互い引かない。それでもまた会おうと気軽に言えず、メルアドも聞けず、帰ろうとする私。
彼は送るよと駐輪場まで着いてくる。夕闇のなか、ヒヤっとしたコンクリート塀の影で、背後から抱きしめられる。耳元で「もう逃げんな」。彼の長い指が頬に触れて、そして…

3ヶ月この妄想が消えないので、浄化のため投下\(^o^)/そしてのあとは、獣と化します
461彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 03:07:29 ID:BHesbDi5
>>460
いいぞもっとやれ
462彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 05:09:48 ID:w8hwgJXS
結構前に2chに投下しようと思ったまま放置してた妄想です。
近親相姦ネタが苦手な方はスルーしてください。


院生の男の先輩のことなんだけど、その先輩の母親は少し精神を患っているらしい。
それで先輩も母親の世話を割りとよくしているって話を聞いて、
母親は息子である先輩に肉体的・精神的に依存していて
頻繁に先輩を求めてくる。先輩も母親を拒みきれなくて、
最終的にはいつも母親を慰めてしまう。
…ってエロマンガみたいな妄想をぶわっと展開させてしまった。
さらに先輩はよく休憩室で昼寝していたり、「家に帰りたくない」
「あまり夜眠れない」発言をするものだから妄想は拡がるばかり。
先輩ごめんなさい。
463彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 18:49:49 ID:/hM5W2Br
温泉大好きな会社員・喪々子。
リア充さんやスィーツ(笑)ちゃんが多い勤務先に、喪々子のテンポは合わなくて
(彼女達のことも含め)嫌じゃないけど、ちょっと居心地悪い。
という訳で、喪々子にはかねてより密かな計画があった。 それは…

『国際温泉マイスター』資格試験

この資格を得れば、国内のみならず世界各国の温泉地での入湯フリー、温泉ライターでも
高級温泉宿での女将業でもアドバイザーでも温泉掘りでも、温泉関係業種ならば就職率250%(当社比)!!
会社と家と温泉を巡る勉強漬けの日々が喪に拍車をかけてもいたが、夢に向かい喪々子は頑張り続けた。

そして、2年に一度のチャンスである資格試験当日。
受験票を握りしめ、喪々子は会場のある都心の高層メディアセンタービルへ。
オフィスや種々のセミナー、試験会場が混在するビルの中は小規模な街ほどに人が行き交い、
この2年というもの、ある意味ヒキコモリンであった喪々子は戸惑うが、なんとか試験会場に到着。 
午前の部の試験が始まった――― の だ が 

『ナニコレ!?』

試験問題はどれもこれも温泉の「お」の字にもかすらないような不思議なものばかり。

『うーん…あ、でも午前中の部は一般常識とか見るための試験なのカモー』

(少々強引に)一人合点を決め、試験に没入する喪々子。 勝手は少々違ったものの、試験問題を黙々とクリアして行く。
だがしかし。 彼女は決定的なミスを犯していた。 

「はい、そこまで。 係官が後より解答用紙を回収致します」
正午きっかりに試験は終了。 他の受験者たちはさっさと会場より立ち去り、一人ぽつんと残される喪々子。
午後の部まで、このままここでお弁当を食べつつおさらいでもしようか…と、喪々子が考えていると、
『健康第一』とか書かれたピンクの半被なんぞ着たオッサンニーサン達がどやどやとなだれ込んで来、
室内のセッティングを動かしたり、あやしい健康器具?を運び込んだりし始める。

「あの…」「なんスかー?」
「えっと…、あの、この部屋、午後の試験にも使われる…はず、なんデスケド…」
「えー!? いやっ、ここ午後からウチが販促に使うんスよ! ねー課長―?」
「あぁ?なんやどないしてん… おっ、おねーちゃんお客さんかいな。
すまんけど、来場記念品の配布は1時からやー。まずはチラシ持って外の列並んで並んで」
「は?え?いや、ここ温泉マイスター資格しけ…」
「温泉!! いやーウチの『ハイパーゲルマニウム音速ストリームマッサージャー』は、
有馬温泉入浴にして約80回分の―――」
「――失礼します」

オッサン課長の口説を遮り、会場を飛び出す喪々子。 手元の受験票と館内表示板を見比べる。

『ザ ★ 間 違 え た …』

『21会議室』と『27会議室』を間違えるなんて、それなんて前世紀のギャグマンガ?
もちろん午後の部からの試験を受けられるはずもなく、落胆傷心の喪々子はセンタービルを後にした。
自分が受けた試験が何であったかを確認することもなく―――
464彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 18:50:39 ID:/hM5W2Br
すまん、分けるハメにorz

そして2日後。
霞ヶ関某所、官庁街を望むオフィス。 一分のズレもなく綴じられたファイルの1ページを前に、
一人の青年が部下の報告を聞いていた。
明るい色の髪によく調和した仕立ての良いスーツに包まれた身体は、目立って長身と云う程ではないが、
いずれ武道に因るものであろうしなやかさを備えている。
整った顔立ちとソフティスケートな雰囲気とも相まって、初見で彼に柔弱の印象を持つ者は少なくない。
だが、一度その細い銀フレームの奥の眼差しに対峙すれば、そこにある怜悧な尊大さと自信を以って、
目の前の人物・事象を観察分析する冷徹さに気が付くだろう。

「…つまり、この『藻手名喪々子』なる人物が適正検査を受けたのは、
初歩的なミスに因るもの、と、そう云うことですか」
「ミ…ミスと言いますか、彼女の方が試験会場を間違えて紛れ込んだ可能性が高く…」
「だとしても、何故受付けの時点でそれをチェックできなかったんです? 
 いくら試験の態を装った秘密裏の計画とは云え、現場の認識の甘さにはうんざりします」 

柔らかなテノールが、言葉の鞭を叩き付ける。
グッ、と肩を竦めた部下――叩き上げらしい中年の刑事は、咳払いをひとつして
報告書の綴りをデスクの向こうの青年に差し出した。

「しかし警視…並み居る警視庁及び各県警関係者を突き放し、闖入者であり一般人であるこの女性が、
最高数値をマークしたというのは本当なんですか?」
「事実ですよ。 紛れも無い、ね」

警視、と呼ばれた青年はおもむろに報告書の表紙を開いた。 右手の中指でメガネの位置を軽く直す。
1頁目には喪々子の略歴と身上調査書、そしてクリップ留めされたスナップ写真が1枚。

「『藻手名喪々子』、ね…」 興味深いですね、と小さくつぶやいた声に、中年刑事が向き直る。
「え?」
「何にしろ、彼女とは一度話をしてみなければなりません。 
 所轄に連絡をして、一両日中に出頭させるよう手配してください」
「ここにですか?」
「ええ」 銀のフレームの奥で、眼差しが笑みをかたち作る。
「警視庁(ここ)に――私のオフィスに、です」

その頃喪々子は、自分の前途に待受ける波乱の運命も知らず、ひたすら絶望と自己嫌悪の澱みの深海を潜行しており、
同僚のリア子たちに『なんだか解らないけど喪々子ちゃんを励ます会』という名目で
コンパの計画を立てられていた――――


で、喪々子が間違って受けたテストが何だったかというと、大学教授にして闇の犯罪アドバイザー、
というモリアーティ的な人物に対抗する特務班スタッフを選抜するための、
警視庁の極秘の適正検査だったんザンス。
んで、恫喝・懐柔・取引等の紆余曲折アリアリで、喪々子は傲慢メガネ青年警視の秘書という形で
この直属特務チームに加わることに。
顔はいいけど性格にヒネりの効きまくりんぐなエリート上司と共に、様々な事件に立ち向かい、
助けられたり助けたり、件の犯罪心理学者も絡んで来て、恋と犯罪の三つ巴となります。

最初はこの上司とのアレコレが妄想の要だったのだが、公的・私的にちょっかい出して来る
教授氏とのナンヤカヤのが、なんか美味しく思えたりする今日この頃。


人生と妄想は止まらない列車。ビバ。
465彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 19:49:33 ID:+GyiT/le
ソフィスティケート
466彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 20:31:34 ID:pbZ9mTXB
>>463
純粋に続き気になるってか面白い!
てかなにより誰よりリア子に萌えたw
467彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 21:05:01 ID:J4Bc4s/4
>>463
気になるうううう
もっとやって下さい
468彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 22:09:34 ID:2sKpA3E6
流れを読まずに投下。

動画サイトの「歌ってみた」が好きで実は天使の歌声の持ち主な私は、
以前喪女板にあった某ネタスレを基に「惨音モコ」として歌ってみた動画を作成・動画サイトに公開。
それが笑顔動画あたりで反響を呼び、一躍人気歌い手に、
…という痛い妄想が最近、己の中で盛り上がり過ぎてる。
名だたる名ボカロ曲の喪女版歌詞ほとんど出来上がってるし、
最近じゃ「モコワロスww」とか「モコ声だけはカワユスww」とか、ニコのコメントが走り抜ける幻覚さえ見えてる。

私が「惨音モコ」だと気付いたストリートミュージシャンに巻き込まれ、路上で「歌ってみた」を再現する羽目になったり、
しかも最初は遠巻きに見ていた人々が歌声に引き寄せられ、いつの間にやら大合唱&モココールが巻き起こったり、
脳内友人と「mognet」歌って大絶賛されてみたり、

…色々イタイけど楽しいです。
469彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 22:32:39 ID:OFEfguUj
>>463
リア子いい子っていうか喪々子喪女のくせにけっこう好かれてんじゃねーかShit!

まあなんにせよ
    ∩
( ゚∀゚)彡 教授!教授!
 ⊂彡
470彼氏いない歴774年:2009/07/08(水) 23:09:34 ID:YjW9GLAM
>>463-464
イエッス!!!!!!!!!!!!!
どストライク!
4711/2:2009/07/09(木) 00:53:56 ID:sgVdcMKG

奉公先の旦那様から頼まれた買い物を済ませた頃には、もうすっかり辺りは真っ暗に染まっていた。
所々にある灯を頼りに家路を急ぐ。

「早く帰らないと…なかなか見つからないんだもの、旦那様が欲しがっていた代物」

独り言をぶつくさ呟きながら歩いていると、塀の陰からいきなり何かが飛び出してきた。

「きゃあ!」
「っ!」

衝突してしまい尻餅をつく。顔を上げると目の前には背がかなり高い迫力のある男がこちらを見ていた。
ふと、私は何かに気付く。
臭い。
男から漂ってくる臭い…まるで血と同じ。いや、これは血そのものだ。

「…ちっ、女」
「え、わ、私…?」
「貴様しか居ないだろう。両の目は見えぬのか」
「み、見えます…」

急に話し掛けられ心臓が飛び跳ねる。
よく見ていなかった男を顔を見てみると、その顔にはまだ赤々とした血がこびりついていた。
途端に私の身体は震え始める。

「…見たな」
「なっ、何を…」
「拙者の顔に付いた、この血を」
「っ………」

この場から逃げようにも腰が抜けてしまったようで、うまく立てない。
膝も笑っている。
そんな恐怖の中、男はしゃがみ私に顔を近付けた。

「見られたからには生かしてはおくまい。此処で死ぬるのだな」
「えっ…」
「……いや。貴様、よく顔を見せてみろ」

そう言われると男にくいっと指先で顎を持ち上げられた。
血走った眼が私のすべてを見透かすように見つめられる。
今まで男にこんな間近で見られた事はない。
互いの呼吸の音まで聞こえてくるようで、耳まで熱くなった。


(続きます)
4722/2:2009/07/09(木) 01:01:35 ID:sgVdcMKG

「…悪くはない。拙者と共に来れば殺さずに勘弁してやろう」
「え?い、いきなり何を…」
「貴様が気に入った、拒否すればすぐに楽にしてやる」
「そんないきなり…!わ、私には旦那様が居て、奉公を…」

はたと我に帰る。
──拒否すれば殺される。
その言葉が脳内に飛び交った。
私はごくりと生唾を飲み込み否応無しに答える。

「い、行きます。貴方と一緒に」

男は口角を上げ笑った。

───

その頃城では喪子の主人が家臣に怒鳴り散らしていた。

「喪子の帰りが遅い!遅すぎる!誰だ某の喪子を買い物などに行かせた阿呆は!」
「それは…殿に御座います」
「そ、某は何て事を…喪子ー!早う帰ってまいれー!!喪子ー!!!!」

その日は一晩中、主人の大声が城中に響き渡っていたという……。


少女漫画的ないきなりな出会いに萌えるw
補足すると男は辻斬りをしていたところ。
ちなみに殿は、喪子の前ではあれこれ無理難題命令して素直になれないんだけど、本人がいない所では家臣達に「喪子は某ので〜」「某の喪子は本当に可愛いおなごだ!日本一だ!」などとのたまってるアホの子w
473彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 01:52:20 ID:oJQKbgDB
>>634
これはあれか、オッサレーな英国紳士(イメージ。日本人でも可)な教授が
敵だけどお気に入りの喪々子をお茶でもいかがかな?と誘いにくるわけだ
んで喪々子は正体知っててもなんだかんだ乗せられて結局ついてくわけだ。
そしてインテリで話題も豊富、エスコートも完璧な教授との時間をけっこう楽しむと。
教授自身楽しみつつもライバルである眼鏡上司への挑発も兼ねてるから
わかるように痕跡を残してくんですよね?
だもんで喪々子が帰ったら青筋立てた眼鏡上司がお出迎えするわけですね!?
こうですよねわかります!!
474彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 02:47:54 ID:+lekzylO
空飛びたいなぁって思うようになってから魔法学校的な妄想が止まらん。


ある日突然ランダムに選ばれた人に魔力が発生。それにより魔法の法律もでき、学校もできた。
魔力が宿った人は老若男女問わずその魔法学校に入学させられる。魔力が宿った人は本気を出せば世界を滅ぼせれるため、入学のさい規制の魔法をかけられ、その魔法は一生とけない。

喪山喪子も、魔法をかけられ、学校に入学した一人だ。
喪子はいたって平凡な生活をしてきたわりに、世界でもトップクラスの魔力を持ち、先生からも生徒からも一目おかれていた。
おかげで中々友達も出来ず、孤独な毎日をおくっていた。
475彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 02:52:27 ID:+lekzylO
そんな喪子を救い出したのが、友子、という喪子より二つ上の少女。彼女は明るくサバサバした性格で、喪子にも普通に接してくれ、二人はすぐ友達になった。それをきっかけに、喪子の友達の輪は広がり、やがてひとつのグループができた。
喪子、友子、ツン男、爽男
というとても個性的なメンバーの中で、喪子は毎日充実した日々をおくっている。
476彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 02:59:09 ID:+lekzylO
と、長いけどここまでがあらすじ。
この後ツン男といい感じになったり友子と爽男の恋を応援したり敬語眼鏡先生と仲良くなったり自分の魔力が自分や周りが思ってたよりずっと大きく規制の魔法も簡単に解けてしまう事に気付き悩んでたら先生がその事を知り守ってくれたり。

止まらないやめられない。
477彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 20:27:28 ID:8jn2CWG7
ディスカバリーチャンネルで何か沸いた。
コールサインとか英語は嘘っぱちだから勘弁★

二年間聞いた、掠れたテノール。
耳元に響く息遣い、やたらに上手な英語、それにパイロットの中でもかなりの早口。
「AtsmiTower,this is mercury one two five」
(渥美管制塔、こちらマーキュリー125)
「mercury one two five,this is Atsmi Tower」
ヘッドセットに飛び込んでくる無線、それに飛行機と飛行場を写し出したディスプレイを見る。
いつものように、ほとんど無意識的に応答し、それから着陸アプローチを開始させた。
「mercury one two five, begin descend」
(マーキュリー125、降下を開始せよ)
「Roger, mercury one two five. Begin descend」
(マーキュリー125了解、降下を開始する)
管制塔のパノラマビュー、深海のように暗い島の夜空に、赤や白の灯火が流れる。
この小さな島に駐留する、国境警備隊の捜索機の灯火だった。
洋上を低空でパトロールし、遭難者を捜索、または索敵も行うシャープな小型機。
ダークブルーにペイントされたシャープな機体も、甲高く力強いそのエンジン音も、私は好きだ。

マーキュリー125の掠れたテノールは、神原曹長だ。
同じ小さな島にいるのに、名前しか知らない。
でも、せっかちな口調や、時折出る富山訛りは特徴的だった。
南の島の夜空を飛ぶ、神原曹長の声、それにマーキュリー125のタービン音は、私が好んで聴いていた一つの音楽だった。
まだ二十代半ばの神原曹長の負けん気のある声や存在感に、なんとなく無線を通して元気をもらっていた。
新米管制官にとって管制塔は過酷な職場、戦場だった。
チームワークを守らなければならない責任、命を預かる重圧、瞬時に判断を迫られる緊張もそこにある。
目の前を離発着する民間機や国境警備隊の捜索機は、この島から離れられる数少ない存在だ。
逃げ出したい重圧を感じるとき、その翼の先にある大空を思えば、私の心だけは自由でいられた。

液晶に映る高度や方位をチェックしながら、指示を出す。
「On course,on gride pass」
スペースシャトルを思わせるマーキュリー125−本来はU125と言われるそれの機体が、甲高い轟音を島一帯に響かせる。
478彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 20:29:16 ID:8jn2CWG7
滑り込むように着地したマーキュリー125の機体は、滑走路の端までゆっくりと減速しながら進んでいく。
何もない島、何もない海、そして管制塔の中の変わらない世界。

明日この世界に、私はいない。


その日の夜、私は一人防波堤に腰かけていた。
嘘みたいに輝く星に、転がるような虫の声。
暖かい南風が緩く吹き抜ける。
地図でさえ見たことのなかったこんな島で私は何をしてるんだろう?
波の音を聞きながら空を仰いだ。
マーキュリー125は、コックピットからどんな世界を見るんだろう?
星の海を泳ぐ機体を思い描いた。
「Atsmi Tower,mercury one two five」
呟いたあと。そこから何が見えますか?と聞こうとして、恥ずかしくなって止めた。
「mercury one two five」
不意に聞き慣れた声が聞こえた気がした。
とうとう幻聴まで聞こえてきたらしい。
くすりと笑った声に振り向いたのは、それから五秒もした後だった。
驚きのあまり、思わず「うえっ」と変な声を出してしまった。
数人いるマーキュリーのパイロットの中でも、その声は聞き間違えるはずもない。
作業服のポケットに手を突っ込んで、Tシャツを着た人影がいつの間にか後ろに立っていた。
長身ではないけれど、肩幅の立派な、がっちりした体型。
よく焼けた顔に丸い鼻、柴犬みたいな目。
479彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 20:36:44 ID:8jn2CWG7
到底あの精悍な声とは一致しないけれど、その声は間違いなくマーキュリー―それも神原曹長だった。
「来週、手術なんだって?」
「はい」
驚いて疑問さえ忘れた。
いくら狭い世界とはいえ、そこまで噂が伝わっているとは。
明日この島を出発し、腫瘍の手術のために入院する事を、私は上司や同僚にしか教えていない。
「あんたの管制、新人にしては悪くない」
その言葉に、かっと顔が熱くなって、不意に鼻の奥がツンとした。
「・・・ありがとうございます」
「だから」
神原曹長は爪先で石ころを蹴った。
「命令は一つだ、RTB」
(return to base=基地に帰投)
どこで噂を聞いたのか分からないけど、わざわざここを探してきてくれたのかと思うと胸から何か熱い塊が込み上げてくる。
「いつもジョギングしながら格納庫見てただろう」
さすがパイロットというべきか、恐るべき慧眼。
なぜだかおかしくて、笑ったら涙が零れてしまった。
神原曹長も、にやっと笑った。
「風邪引くから、もう帰れよ」
神原曹長が、逞しい手を差し出した。
思わず掴んでしまった私を、易々と持ち上げるようにして立たせる。
「じゃあ、気付けられや」
思わずぽろりと喋ったらしい富山弁が、何故だかすごく暖かく感じる。
私は零れる涙を拭った。
私は一礼して、その場を辞した。
RTB。
手術の不安感を、すこし軽くしてくれた約束を胸に。
今日も明日もマーキュリー125はこの空を飛ぶ。
ならば私は、この島に一日も早く帰ろう。


顔も知らない戦友もいいよね
しかし知識が無さすぎて妄想も上手く書けないwww
長文ごめん
480彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 22:19:15 ID:oLNAwrWx
そそそ曹長のご実家はうちの近所だと思って構わないですねッ!
帰省した時に彼女出来たかどうか探りを入れたら、
「なぁ〜ん、忙しくてそんな暇ないわ〜」
と言ってくれるということですねッ!
481彼氏いない歴774年:2009/07/09(木) 23:59:50 ID:yyUZJ06q
>★
482彼氏いない歴774年:2009/07/10(金) 19:08:08 ID:32bnXxR+
方言とか訛りいいなあ…
優しくて親しげでぐっとくる
笑顔で「めんこい」とか至近距離で言われたらとっても心臓麻痺
483彼氏いない歴774年:2009/07/10(金) 23:09:44 ID:2C5oMnUU
次に生まれ変わる時は、高校球児のピッチャーになりたい。
中学まではほぼ無名だったけど、甲子園で鮮烈デビューを飾って日本中を熱狂させたい。
イケメンじゃなくて良い。中の上くらいの硬派な醤油顔でいたい。
基本は剛速球のストレートで勝負するタイプ。変化球はフォークのみ。
相棒のちょいぽちゃ&がっちりなキャッチャー(主将)は、自分の我侭を何でも聞いてくれる、甘えさせてくれる「おかん」でいて欲しい。
一見、地味で硬派そうに見える自分は、実は相棒に対しては凄く甘えん坊。自分は女子やマスコミに騒がれても調子にのらず、むしろ騒がれるのを怖がる。
インタビューマイク向けられたら相棒の広い背中に隠れたりとか、
ベンチでもたれかかって寝ちゃうとか、
練習中に悪ふざけをしてチームメイト達とちちくりあうとか、
負けたら悔しくて相棒に抱きついて泣いちゃうとか、
そういう「微笑ましい」ところをテレビカメラに撮られて、
テレビで流されて、ようつべとかにうpされて腐女子達に「萌え」って言われたい。相棒×自分で同人とかいっぱい出されたい。
高校野球の春夏を制覇してからめでたくプロ入りしたい。
でも女子アナとかモデルには引っかからない。夜遊びも嫌い。浮いたスキャンダルは一切無し。
しっかり者の幼馴染と無難に結婚して1男1女をもうけとけば良いと思う。
プロになっても相変わらずキャッチャーに甘えるクセは抜けておらず、チームのベテラン正捕手の後をいつもくっついて行動し、「仕方ねぇな」と言われつつも面倒みてもらいたい。
数年日本で活躍した後、すごいトレード金と引き換えにメジャーデビューしたい。
日本人=童顔に見えるので、
「HEHEHE、カモン、ジャパニーズボーイ」
とかナメきってるスラッガーを次々と三振に討ち取りたい。
ここでもキャッチャーに甘えるクセが治らず、既婚者だが隠れバイのイケメンキャッチャーをやきもきさせたい。

要するに総括すると、一生キャッチャーに甘えたい。
484彼氏いない歴774年:2009/07/10(金) 23:19:37 ID:ck9pgGV4
>>483
いい
素晴らしい
485彼氏いない歴774年:2009/07/11(土) 00:25:22 ID:7dzhPtoB
いたって普通。
映画喪タなので、
映画キャラに合わせて
自分をリンクしたオリキャラを投入。
寝る前はそうやって
妄想して眠りにつく。

2次元じゃなく3次元って言うの?
絵か実写かって違いかな?

なんか
現実的に
痛いな自分、と思うけど
現実が現実なので
妄想してる間はすごく幸せ。

ただ、現実で(ワイドショーなどで)
演じてる俳優の
恋愛スクープとか見ると
それなりに悲しくなる。
世界が壊れた。と。

486彼氏いない歴774年:2009/07/11(土) 13:50:25 ID:YF2egOFa
>>483 いい、萌えた

長年、定期的にしてしまう妄想

状況・場所は文化祭だったり、スパコミだったり、偶然別の友達と遊んでる時とか様々で
私が誰か友達・知り合いと話している所に中学からの親友数人(超リア充)がいきなり連絡もなしにやってくる→
私驚く、周りにいた別の友達も『喪子にこんな友達が…!』的に驚く→
親友たちが友達の前で私にじゃれてきたり、友達に「こいつ(私のこと)、キモいやろー?ww」とか冗談かましたり
私と親友らにしか分からんネタでふざけてみたり、親友らを案内したり

親友自慢?みたいなのがしたいっぽい
これって‘虎のいをかる狐’って言うんだよねorz
487彼氏いない歴774年:2009/07/11(土) 18:35:21 ID:3kCgIs2k
>>483、某ご長寿でっかい弁当箱野球漫画の主人公バッテリーで脳内再生されたw
でも港みなとでキャッチャーは変わるのね… >>483、恐ろしい子!!
>>477さんの戦場ロマンシリーズみたいのんも好きだー。

で、>>463です。レスありがとうございました。ウヘァ〜
『教授』とは、この後リア子達企画の「Aラン大院生とコンパ☆」で初対面の運びとなります。
年齢不詳(30代前半?)、学生向きに温和で物静かな人格者を演じている『教授』は、
次の犯罪計画のサンプリングのためにコンパに顔出ししたとか。 
ライバル警視同様、喪々子のパーソナリティに興味を持ち、この後お互い宿敵wとなるとは知らず
メアド交換とかしちゃうっス。
で、これが喪々子、男性との初メアド交換。 
翌日、警視庁へ呼び出され、特務班加入を(しぶしぶ)了承の際に、警視ともメアド交換。
キョドってモタつく喪々子に、内心『初々しいというか面白いというか珍しいというか…』と警視思いつつ、

「何ですか? 男性とのアドレス交換は初めてですか」
と小バカにした調子で言うと

「失敬な!! 二度目ですよ!! に ど め !!」
と逆ギレ喪々子。 

メガネ警視はメガネ警視で『二番目…』と、ソコハカトナクショック受けたり。

で、まさに>>473さんのレスのように、『教授』には会う度チクチクちょっかいを出されます。

「では、現場に自分の痕跡を敢えて残して行く犯人の心理、というのは何でしょうね?」
「…かく乱、という可能性もあるかと思いますけど…一般には自己主張、自己顕示欲、
捜査する側への何らかのメッセージ――ですか」
「ふふ、まあまあの回答ですね。――よくできました」
「うひゃあっ!!? ななななな何なに何すなにすんですかあ!?」
「何って、『よくできました』のハンコですよ。 もらったでしょ?小学校とかで」
「いやっでもこれってキッ…くびっ首筋っ首筋にっっ!!」
「おや、もしかして初めてですか? こーゆーキスw」

ぐっと詰まって固まって、真っ赤な顔でにらみつけるも、『教授』は涼しい顔で

「ふふふ、また頂いてしまいましたね…藻手名くんの『男の人との初めて』」

心底楽しそうに笑って、伝票つまんで去って行く―――てな風にな!
(ちなみにこの時点で、初エスコート&食事、初花束、初「かわいい」、なんかを頂かれてます)

もちろん、ご丁寧に付けられたキスマークは次の日も消えるわけなく、メガネ警視をイライラカリカリさせます。
面倒ポインツは、犯罪行為も然りながら『教授』が喪々子絡みで挑発を仕掛けて来ることの意味、
でもって自分がそのことになんでこんなにイラつくのか解らず、メガネ上司の怒りの矛先が
しばしば喪々子に向いて来る、と云うことですね。
上司のお仕置きが、徐々にエロスな香りを漂わせて来るのは、運ばれる命と書いて運命(さだめ)です。

あと、喪々子が温泉マニアという設定を活かして、高級老舗旅館・秘湯殺人事件(ポロリもあるよ!)などあり。
もちろん泊りが上司(の策謀で)と二人で一部屋になるのは、鉄板のお約束。
次の間付きの豪華和室なんで寝る場所こそ別々ですが、10cmほど開けたフスマから上司に手を握られ、
そのまま喪々子熟睡、上司一睡もせず、とかな!(逆も可)

…また長くてスマンねこho orz
488彼氏いない歴774年:2009/07/11(土) 19:45:19 ID:kE8K6sFU
ポロリは喪々子のなのか、上司のなのか。
そこが重要だ。
普段は喪女だけど、
脱いだ途端にセクシーダイナマイツってのは憧れるなー。
489彼氏いない歴774年:2009/07/11(土) 23:49:06 ID:FYTtBsYC
>>480>>482
レスtxs!

富山弁萌えるー。
「〜だがね」とかむっちゃいい!
日本アルプスもあるし、ホント富山の山育ちに憧れるわー
方言いいよね!

>>487
色々ネタを変えてみようと思うんだけど結局いつもあっち系に・・・
でもそう言ってくれてありがとう。

ここが文章書きのリハビリになってて有り難いよ
490彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 00:05:19 ID:4XGWwqbg
>>364続き
電話入ったり来客があったりでその場はうやむやに。その後二人ともその話題には触れず。
数日後、夜まで自宅で仕事してる男をみて休憩させようとお茶持っていく喪子。
上着こそ脱いでいるがベストを着込みネクタイのきっちり締まった首元。
別段珍しい姿でもないが、帰宅してから随分経つ。窮屈ではないのだろうか。
声をかけると男は顔を上げおもむろに喪子の手を取った。
促すように手を引かれて隣に座る。頬に掌が触れた。
あれ、と訝しむ。こういう流れの時はたいてい眼鏡を外すのに、今日はかけたまま。
「…この間の返事は」
きた、と思った。
「あれ冗談じゃ…ないんですよねえやっぱり」
「あれが冗談に聞こえるなら相当だな」
「どう聞いたって勢いで飛び出したようにしか聞こえませんでしたよ…
だいたいなんであの流れでプロポーズなんて」
目を逸らす。図星だったらしい。
「…唐突だったのは認める」
歯切れ悪く、しかも質問に答えていない。なんだか彼らしくない。
と、仕切りなおすようにもう一度こちらを向いた。
「それで、返事は」
妙な迫力に気圧される。
「も、もうちょっと待ってもらえると…」
「もうちょっと、というのは」
「じゃあいっかげ…」
「なんだって?」
「…一週間くださいお願いします」
なんで仕事モードなんですか超怖いです、っていうかそれプロポーズしてる態度じゃないですよね。
嬉しくないこともないが、普段自分に向けられることのない態度にびびりまくり
YESと言えず腰引けまくり、かつ少々混乱気味の喪子。
男は焦れて外堀から埋めつつ迫り迫り、喪子はさらにびびるという悪循環

眼鏡オン=仕事モードの戦闘服仕様で要するに逃がさねえ!という心意気の表れなんだが
でも実はそんくらい勢いつけないと側にいてほしいとか言えない内心の弱気、みたいな。みたいな!
491彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 00:15:00 ID:NrPBJqWo


ある日電車に乗り遅れてしまった喪仔。
仕方なくホームで待っていると某ひびわれメイクにそっくりの男性が後ろに並んだ。

(うわ・・・これは似すぎでしょww)

本物とでは?と思うも、小心者の喪仔は話しかけることなんて到底不可能
ただ興奮を抑えて電車を待つだけだった。

トントン

肩をたたかれ振り向くと、目の前には彼の顔が
女性らしくない悲鳴をあげて後ずさりすると、彼はあわてたように言った

「ああ、いきなりすみません!そんな怖がらないで大丈夫ですよ
それであの、その、突然なんですけどそれ…」

彼はおずおずと喪仔の鞄を指さす。
喪仔の鞄についてるのはゲーセンで取った◎ースカのぬいぐるみ
視線を少し上げると困ったようにはにかむ彼の顔

「それ僕にいただけませんかねぇ?」
「・・・いいですよ」
「ほんとに!?」

目をキラキラさせて喪仔を見つめる
ひび割れに似てるけど、ただの変な人なんだなと思いながら◎ースカをバックから外し
彼に手渡そうとした・・・

「あ、やっぱ駄目です」
「えっ!?」

「これはひび割れメイクの人も好きなんです!だからあげたくないんです!
私と彼を一方的につなぐかけ橋なんです!いやほんと大好きでね…」

おそろいだと思いだし、あげるのが惜しくなった喪仔
そのままテンションが上がり思わず語りだしてまう。
ハッと我に帰った時、彼は又困ったよう笑っていた。
(やっちまったぜ!)
と思っていると

「それ、僕なんだけど…」
「・・・・・・は?」

やっと電車がやってきて喪仔達の前に止まる

「確かにそっくりだけど・・・」
「・・・僕です」
「・・・とりあえず電車の中で話を聞かせてください。」








492彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 00:17:09 ID:NrPBJqWo

乱文失礼しました。

有名人とさりげない場所でばったり★
っていうのが大好きだ。
んでくだらないお話で盛り上がって、アド交換して・・・

妄想だけだったら結婚して老後まですすんだぜ。
まじひび割れ結婚してくれねぇかな。
493彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 01:03:12 ID:oEV3AYFU
>>491
キュンとした…。
キミよ、オレで変われ、を初めて聞いたあの瞬間の気持ちを思いだした。
ありがとう!
494彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 02:01:16 ID:j5QH+k4s
まさかおーけんの妄想が拝めるとは
ハニカミはやばい
93年(かな?)のライヴ映像のハニカミがやばい
495彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 06:10:49 ID:xhZ+WKbs
496仮眠ぐあうた〜(男です…):2009/07/13(月) 09:38:51 ID:E+cdmVWM
子供の時の話なんですがいいでしょうか…

実際には、
私には兄弟は妹しかいないのですが、

毎晩寝る前に、架空の姉を妄想して、その姉にいじめられるという妄想をしておりました


妄想は徐々にエスカレートしていきました

その極めつけは、複数の姉の中自分一人が男、という設定です…

姉たちにかわるがわる、いじめられ、可愛がられる毎日を夢見ていました



小学校低学年頃の話ですので、今思えばかなり早熟な子供でしたね


マゾのはしたない妄想を披露してしまって申し訳ありませんでした(><;)
497彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 11:08:48 ID:pYAIX8z3
五夜目立てりゃ良いのに・・・
498彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 14:43:50 ID:dVtfDRGV
ケータイ小説(笑)で過去入賞したようなもの(恋空(笑)とかあたし彼女(笑))よりも
ちゃんとしたまともな長編作品を執筆し、大賞をとる。
書籍化され、取材の依頼などが来るが、あまり周囲にバレたくないため全部断る。
賞金と本の印税で暫く好きなことしまくるがもちろんバイトは平然と続ける。
みんな私の書いた作品が書籍化されたなんて知らない。
そもそもケータイ小説自体、一部の人くらいしか興味示さないわけだし、それでいい。

バカだなー自分\(^o^)/
499彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 17:38:05 ID:lrHq5H3+
好きな上司で妄想してみた。エロ注意

相手の家でゲームで勝負することになりお邪魔する
「どうせだったら何か賭けよう!」という話になる
負けた方がなんでも言うこと聞くベタな設定に。
結局上司が勝ち、肩もみを命じられる喪子。
なぜか無言になる上司、おもむろに
「…喪田ちゃんごめん、胸当たってるんだけど」。
「えっ!?あっ!?すいません!!」
粗末な喪っぱいを…セクハラしてすみません!と動転する喪子。
「よし、じゃ交代」と負けたのになぜか肩もみ交代される。
上「どう?」
喪「あ、はい。○○さん、お上手ですね」
上「でしょ。気持ちいい?」
喪「はい!」
すると後ろからの姿勢のまま、耳元で冗談ぽく言われる。
上「気持ちいいです、って言ってみ?」
喪「ちょwwなにいってww」
上「いいから。」
喪「……気持ちいいですw」
上「よくできました。じゃあここは?」
といって首のコリをほぐす上司
喪「あ、そこも気持ちいいです。」

上「うん。じゃこれは?」
首の筋肉から横に手を滑らせて耳をさわさわ触られる。
喪「えっ、ちょwww」
上「気持ちいいの?良くないの?ちゃんと言って」
喪「え、……き、気持ち…良い…です…(赤)」
上「ふーん(ニヤニヤ)」

という展開からなし崩しにどうにかなってしまえば良いと思う
完全に変態ですありがとうございました\(^O^)/
500彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 19:57:26 ID:3yRDj/Jk
>>499
現実世界の人をエロ妄想に使うと罪悪感がものすごいよね

私は好きになった相手も妄想の糧としてしまった
「オシャレ好きな彼だからブリーフってことはないな」から始まり
彼はそういう雰囲気になったらSかそれともMか
普段の様子からすると「やっちょっとだめ…だよっ…」とかいいそうだけど
いざそういうときになったら人が違ったように求めるタイプだったら萌えだなとか
仕事中ニヤニヤしまくり
超不審者あらわる…
501彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 22:21:48 ID:90o5tWBZ
みんなもっとやってください


今の妄想。
世界のほとんどが男で、人間は木になって生まれてくる。
そんですごく稀に生まれてくる女を頂点にしてコミュニティが出来る世界。

戦争もなく穏やかなリズムで流れる世界で、「喪女様」と呼ばれて守られながら気ままに生活する。
喪女はすらっとした姿にきらきらした髪、美人というよりは可愛くあどけない、
でも時々ひどく色っぽいような人をひきつける魅力をもっている。

男ばかりなので食い放題だけど、それほどの欲もなく今は遊びたい感じ
周りもひきつけられるがもはや「美しい別の生物」扱いで基本タブー
(女性側から受け入れなかったり、公認ではない場合周りの男性が抹殺)
だからそれほど激しくはない…



が内心はごちゃごちゃしてるといいよ
手に入らないものが、手をのばせばもしかしたら…という葛藤に苛まれてたらいいな
1番近いお付きが、色素薄いさらさら長身の優しいお兄さん
いつも頭を撫でて起こしてくれる
護衛トップは無口で仕事一直線、喪女の顔もまともに見ない無骨な男
他にも色々いるけど、基本はその二人は常に側にいる
で、水面下で争ってたらいいよ
お兄さんは喪女が欲しくて欲しくて堪らなくて、でもどうしようもないからこっそり寝てるときにキスとか、
無口はそれさえも出来ないから悶々としてるんだけど
たまに緊迫した場面で密着するときに紅天女の里での真澄さん目になって喪女をこわがらせたり
ちなみに喪女は普通に妊娠する。

ちなみに基本は男ばかりなのでそういうカプリングもOK
お兄さんは相手もいるけど精神的には喪女1番で、無口は喪女ひとすじ。
502彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 23:18:57 ID:7c4qtc2N
491ですレス超うれしかったです。
電車なのにニヤケてました。

耐えきれないので続きをば失礼します


電車に乗り込み、隣り合わせで座る喪仔とひび割れ
そっくりさんだと思っていた喪仔は信じがたい事実に困惑していた。

(冷静に考えれば声も似ていたし…うへ、お近づきになれちゃった!?)
「…喪仔サンて考えてることが顔に出やすいでしょ?」
「そうでもないですよ!」
「ニヤケかた、すごかったよ」

いたずらっ子のように笑う彼に胸がときめく。
頬が火照るのを感じながらも、平然を装い他愛もない会話を交わした
学校のこと、日常のこと、ムカつくこと、あいつの飯の食べ方が汚いこと・・・

楽しい時間はあっという間に過ぎた。

車内アナウンスが駅名を告げると、彼は名残惜しそうに腰を上げた

「僕はここで降りるから」

喪仔は彼を見上げる。
想像していたよりも話しやすく、とてもユニークな感性を持つ彼に喪仔は胸の奥にチリチリとする何かを感じてしまっていた。
彼ともっと話していたい。そばにいたい。

「そんな顔しないでよ。」
「どんな顔ですか」
「バイバイしたくないって顔。」

図星だった。

「次にさ会えたらアドレス教えてよ。それでさ食事とか行って〜…」
「すっごい確率の低さですねw」

「でもさ、それで会えたら僕ら運命じゃない?」

それは、確信をしている笑みであった。
少し意地悪なような、そんな笑顔。

「大丈夫、約束ね」

小指をすっと伸ばし、喪仔に向ける。
何が大丈夫だ、と心の中で悪態をつくが年の割に幼い笑顔を浮かべる彼の小指に
気づいたら指をからめていた。
満足そうに笑った彼。

「またね」

そういって電車を降りて行った。

すみません、妄想のままに下記だしちまった。ちなみに喪仔はラストJK設定で!
このあとも喪仔が学校終わるまでつけてて、帰りに偶然会ったふりしてアドGET!とか
喪仔が金賞の歌を歌ってるのをひび割れが聞いてドキッ★とするのとか考えてる

また妄想を書いちゃうだろうけど・・・いいですか?

503彼氏いない歴774年:2009/07/13(月) 23:50:39 ID:2R1UE7EU
ただの片思いで終わった、もう絶対会う事なんてないあの人と
金沢で偶然再会。
お互い一人でお茶なんかしちゃう。
彼はもう結婚してて私にも彼氏がいる。
けど彼は結婚生活が少しマンネリ化してきた頃で、
聞き上手な私はいろいろ聞いてあげて彼の心を癒す。
そして連絡先交換。
それからというもの、月3ぐらいのペースで会うような関係になっちゃう。


あああああああああああああああああああ(´Д`)
504彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 00:06:42 ID:JtbEYUdA
>>502 ときめいたけれど有名人が誰なのかわからなかった・・・・
505彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 00:39:26 ID:NGiyUOjY
バイトしてる店に高校時代の友人Bが偶然くる
懐かしい話に花が咲き、話は喪子が当時片思いしてたA君の話に。

「そういやーAって喪子のこと気に入ってたよなあ」
と、にやつくB

「うそだー」
言いながらも動悸が収まらない喪子

帰り際、またもやにやつきながら
「今度Aも連れてくるからよ」
と言いながらもBは去っていくのであった
506彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 11:59:27 ID:eaiVrrf+
>>501
その世界に行きたい
507彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 12:13:22 ID:emqvtq8w
>>491,502
もう10何年も片思い中の某マイナーバンドのボーカルで再生、ごちでしたw
私の場合マジで手の届かないほど雲の上の人じゃないからたち悪いんだよ・・・
何年たっても空想から覚めず、諦めきれないorz
好きだ・・・・゚・(ノД`)・゚・
508彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 12:42:02 ID:ns+bBpPv
>>504
そういう時は、自分の中の好きな人で補完すれば良いのですよ。
それが妄想力。

>>502
いいねいいね! ただし
>喪仔が金賞の歌を歌ってるのをひび割れが聞いて
これが「股ンゴ」とか「ボヨヨンロック」でないことだけ、切に希望する。

昔、ギターの追っかけやってた友人がギターじゃなくてひび割れにばっか出会う、
(ライブの出待ちだか入待ちでね)って愚痴ってたから
「私はひび割れとオカルト話できたら芯でもいいな」つったら
「喪ちゃん(私)はひび割れの好みのタイプじゃないと思う〜」とさ…orz

だから>>491-502の妄想、なんか色々甘切なかった。自分語りスマソ。
509彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 12:51:07 ID:9D3LhY9Y
携帯から長文ごめん。

片思いしてた彼に彼女が出来たと知って落ち込むけど、普段通りに明るく振る舞う日々。
そんなある日、久々に学科の飲み会が開かれ、帰る方向が同じだからと彼と一緒に帰る事に。
私は歩きで彼は自転車だったから、向こうは自転車を押しながら私に歩くスピードを合わせてくれている。
他愛もない話をしていて、もうすぐでわかれ道って所で『そういや○○君最近彼女出来たんだって??』って聞く。「あーまぁね。友達に紹介されて。」
酔っていたし、どーにでもなれーと思って『そーなんだー。実は○○君のこと好きだったんだけどねー。早く告白しとけばよかったwwそれじゃ、私そこ曲がるからまたねー。おやすみー』って言って1人てくてくと歩いていると、「ちょっと待って!」と止められる。
振り向くと彼が走ってきて、抱きしめられ、「俺も喪子の事ずっと好きだったんだけど。もう一度好きになってくれない?」


こんなこと彼女に悪いし、いけないと思いながら浮気相手となる。
本命彼女がバイトの日に私の家でいつもDVDを借りてきてまたーりDVD鑑賞。外でデート出来ないのが唯一の悩み。
授業サボってホテルに行ったり。昼間から彼女持ちとイケないことしてるって事で更に興奮←
近所のスーパーに行ったら、彼&本命彼女が手を繋いで買い物してるのを目撃して、笑顔で話しかけてみたり。
彼女持ちのの先輩に「他の男の二番目でいるより、俺の二番目にならないか」と言われて悶々と悩んだり。



何故か分からないけど二番目というポジションに最近萌えます。そんな自分がキモいorz
510彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 18:24:35 ID:99ebqYq/
>>508
わかってる間柄だけで延々話続けるのウザイ
>>504仲間はずれかよ

>>504
大槻ケンヂ。
511彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 20:19:38 ID:7ztiFxae

>>508
ぜひひび割れの好みが聞きたい。
絶対に妄想に磨きがかかりそうだ

奇怪とか考えてたんだが打目人間も面白そうだw
喪仔が「だーめにんげん!」と友人らと絶叫してるところを偶然目撃
喪仔赤面、ひびわれツボって大爆笑とか楽しそうwwww
512彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 22:38:46 ID:umjq0Vb9
どん引きされるであろうことを予測しつつ、なおかつ空気読まずに投下。
ク゛ロではない…と思うが、手術とか中身的なものがキライな方はスルーで。



脂肪吸引をする妄想をする。
やせるとかナイスバデーになりたいとかは二の次で(いや、一応はそれも希望だ
が)
とにかく皮下脂肪を精密でド強力な掃除機みたいのんで、じゃかすか吸い出す。
医師に
「これ以上一度に吸い出すのはキケンです」
と言われるも
「かまいません!!どーんと吸っちゃってください!!どーんと!!」
と、色んな意味で太っ腹なところを見せたい。
そして吸い出された脂肪がビニールパック?(あの献血バッグみたいなのの、大
きいヤツを想定している)
にどんどん溜まってくのを見たい。
「こ…これが私の腹にくっついてたんですか…」
と、ビニールバッグ越しに直に自分の手で重さと質感を測りたい。

分身ナントカ願望というか自己愛のヘンな形なんかしらん。
自分でもかなりヘンな願望だとは思うのだが、診察から入院、手術開始、術後経
過、
そして退院までの流れをイメトレするが如く、想像してみたりする。

ロト6当たった暁には、本気でタ●スクリニツクのドアを叩きそうだ…
513彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 23:02:57 ID:o/XU4AMy
ドン引き覚悟で。エロ注意。↓



細身メガネ髪サラサラの事務員の彼。職場ではいつも生意気で、ウブい先輩の喪女をからかってくる。
そんな彼を、拉致して目隠ししてパイプベッドに後ろ手に縛って、あんなことこんなこと。でも逝かせない。始めは悪態ついて抵抗した彼も、だんだんなすがまま…やがて吐息に甘さが混じる。そして「いかせて」と恥も外聞もなく懇願。
目隠しがとられ、犯人が喪女と気づき愕然とする彼。そして一部始終が録画されていると気づき絶望。しかし欲望は既に抑えられず、命ぜられるまま屈辱感の中でついに自分の手で…
そして喪女のペットに堕ち、本能の奴隷たる新たな自分を見いだす彼なのであった。


よくあるエロゲだな。喪男的なors
職場のKくんごめんよ。喪姉さんはこんな目で君を見ていたんだ…
514彼氏いない歴774年:2009/07/14(火) 23:05:34 ID:WPOg9rKC
>>468
私とmagnet歌おうか
515彼氏いない歴774年:2009/07/15(水) 01:47:10 ID:cUjmIkvf
>>510 なるほど!すっきりしたーわざわざありがとう

勝手に清春イメージで妄想してたや
516彼氏いない歴774年:2009/07/15(水) 03:38:57 ID:K1/DA8kJ
男は怖いけど体には興味があるからこんな妄想をする。

可愛いとか年下君とか別に思わないけど、私には手を出せないように床に座って貰って後ろ手に手を縛り足を広げて身動きが取れない状態でイタズラしたい。

私は足をマッサージしたり…内腿をサワサワ触ったりしてパンツの下からムクムク起き上がってくるのが見たい。
で、触ってみたい。
でもリアルは怖い。
517彼氏いない歴774年:2009/07/15(水) 22:48:25 ID:tVvI88LT
>>514
久々に来たら同士が…有り難いぜ、姉さん…!
ぜひ>>514と喪グネット…もといmagnet歌いたいんだぜ
518彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 03:05:59 ID:N8R1j1d8
>>517
【magnet】喪gnet【歌ってみた】
こうですかわかりません><

良いよね、magnet
519彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 08:03:55 ID:HPlW6eB5
実は東大に入ってバリバリ働く!
海外出張とか行くの!
英語ペラペラだよ!


妄想の中ですら
男が出てこないなー
520彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 08:37:51 ID:ng6HlUz0
とある芸能人(あんまりメジャーじゃないけど、その分野ではけっこう有名。
もうそんなに若くないけどぶっちゃけイケメンです)と
リアルで知り合いなんだが、もう何年も、そいつに片思いしている。

今度ふたりきりで会ったら、ぜったい告白するつもり。
(お互い仕事が忙しいので、年1くらいしか二人きりでは会えない)

でも、たぶん、ふられる(彼女いるらしいし→そいつのヲタが2に書き込んでた)

だけど、すっごく優しくて、色気ある男なんで、勝手に妄想してしまう。
リアルに名前呼ばれたこととか、いい香りとか、たくましい腕とか、手の感触とか
うるうる目で見つめられたこととか、中途半端に知っているから、もうたまらん。

時々、妄想と現実のはざまで気が狂いそうになってしまうんだ。
ネットで落とした写真とか動画とか見ながら、「えーん好きだーーーーーーーー!!!』と
ひとりで泣いている。

来週また会うだろうな。お互い複数だから、普通に仲良くおしゃべりするだけなんだろうな。
生き地獄っす。

具体的な妄想は、普通にデートしてエチーとか。面白くないっす。
めっさ独り言ですみません。だけど誰にも言えない。まわりはみんな知り合いだし。苦しい。
521彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 10:30:48 ID:8mglgDzV
>>520 アフリカ難民の子供に美味しい食べ物の味を教えるのは残酷なことってのと同じだな。
522彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 16:36:09 ID:rwnHWfpt
>>520 自慢にしか思えなかった、ごめん
523彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 18:56:09 ID:Lq+4b+aZ
芸能人に恋したスレにでも行けよ、と。
524彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 19:19:37 ID:f/zGb4cg
お前ら釣りにマジレスすんなよwww
525彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 19:39:42 ID:ZX1gGo3p
>>498
私が書き込んだのかと思った
526彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 21:17:18 ID:7kSUbfK/
世にも奇妙な、でやってたのだが
DVDを見るだけで、人の記憶が疑似体験できる
バーチャルメモリーだかいうやつが手に入った妄想をよくする

リア充の合コンだとか、AV女優だとか、そいつで夜な夜な色んな疑似体験をしたい
その中でも特に私のお気に入りは10年かけて、どんどん上り詰めていく芸人
舞台の上で客から笑いをとる感覚だとか
一蓮托生の相方とともに苦楽を共にしながら徐々に売れっ子になっていく感覚だとかを体験したい

時代設定おかしいかもしれないが、初めはストリップ小屋での漫才から始まり
野次られながらも少しずつ認められていき、時には相方ともぶつがりながら
ネタの方向性とか、やはりこの道をあきらめようか、等で苦悩しながら
先輩や同期、長い付き合いの嫁に支えられ、最終的には某大会に出場が決まって…的な体験がしたい

ふふふ
いや、ほんと、某漫才マンガ見たせいなんですけどね
527彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 22:42:39 ID:ng6HlUz0
>>524
釣りじゃないよ
528彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 23:00:53 ID:qnBceMlu
片思いの相手と両想いになる妄想は楽しいよね
529彼氏いない歴774年:2009/07/16(木) 23:33:53 ID:HQEalb+u
バイト妄想がとまらない
喪子(大学生)、店長(27)、A君(高校生)の3人でやってる小さいレンタルビデオ屋。
基本客はこないので、みんなでDVD見たり、CDポップ延々と作ったりしている。

ある日、高校生A君が宿題がわからないと持ってくる。
3人でがんばるものの、理系の数学なんてわからないとお手上げ。
喪「ていうかA君!店長に期待するだけだめだよ、この人中卒!」
店「俺は高卒だ!!」
A「喪さん、現役大学生じゃないすか!教えてくださいよ!!」
店「そうだそうだwwww」
喪「ぶっ、文系のしかも英文なんだから無理に決まってんでしょお!?」

そういうなんかドタバタした感じの妄想がとまらない。
後々喪子が留学しちゃうとか、店長エンドもいいし、高校生エンドも良い。
だんだんこのエア自分を動かすのが楽しくなってきた。
530彼氏いない歴774年:2009/07/17(金) 10:44:53 ID:ThlDMMVh
>>527
失せろキチガイ
板違いだ
531彼氏いない歴774年:2009/07/17(金) 11:28:32 ID:4X0VA8N7
>>530

ひどいねー だからry
532彼氏いない歴774年:2009/07/17(金) 11:53:03 ID:ru3rA9tc
好きな人ができる度に、
その人と魂が入れ替わって
その人の生活を体験しながら
互いに別人として生きていくための
手助けをしつつ仲良くなるって妄想をしてしまう

出合いがしらに頭を強くぶつけて魂が入れ替わる所からスタートして、
入れ替わった状態で私(中身は彼)の化粧の手伝いをしてあげたり
彼(中身は私)のバイトやサークルに息絶え絶え奮闘したりする妄想
そして、私の姿で風呂に入ったり着替えたりすることに戸惑う相手に対して
「き、気にしなくていいから///」
と言う妄想をしてみたり…

マジでキモすぎるww
だが楽しい
533彼氏いない歴774年:2009/07/17(金) 13:14:54 ID:+FTDUZCQ
タイプの違うイケメンに犯されたい


一人目はマッチョな短髪で一時間くらいケツ叩かれたりしながらバックで犯される
次はリーマンっぽいちょっとクールな感じの人にひたすら騎乗位、
マッチョの猛攻の後なためヘトヘトだが一生懸命腰を振る姿をリーマンに褒められる
最後は年下のメンヘラフェミニン男子、息できないくらい抱きしめられながら正常位
耳元ではぁはぁ言いながら喪子さんが好きなんです的発言を泣きながら囁いてくる
534彼氏いない歴774年:2009/07/17(金) 17:16:34 ID:UZQIxucA
>>532
その妄想よくする!…のだが
いつも風呂、着替えのあたりで
私のムダ毛や贅肉が見られてしまうということにひっかかり
途中で妄想終了を余儀なくされしまう

本当は最後の最後、キスで元に戻る、まで私はしたいのだが
中途半端に現実を見てしまい妄想さえもうまくいかない
535彼氏いない歴774年:2009/07/18(土) 01:22:31 ID:7ZDqjqJE
好きな人に告白される妄想は延々続く。
現実にならんかなぁ。
536彼氏いない歴774年:2009/07/18(土) 18:31:00 ID:U2+15GNo
ケンコバと出会って付き合って結婚して子供産んで一緒の墓に入るまで妄想した。
暇だなぁ、自分。
537彼氏いない歴774年:2009/07/18(土) 20:10:24 ID:8R482tgY
※倒錯したエロ注意※



ある意味グループ交際な人たちの仲間に入れてもらう妄想とかしてる
個人経営の喫茶店を隠れ蓑(?)にしてて、そこのマスターが創設者(ほぼ引退済み)
彼らの理念は
「本当に相手を愛しているなら、相手が愛している人間も愛せる筈だ」
「同性愛でも異性愛でも両性愛でもなく人間愛」
とか、そんな感じ

メンバーは数人の男女で、みんな仲良し
揃って何処かに遊びに行ったり、誰かと二人でデートしたりもする
困った時はみんなで助け合うし、良い事があったらみんなでお祝いする。誕生日とか凄い
んでセックスする。一対一だったり多人数だったり乱交状態だったり色々
性別関係ないし受けとか攻めとかも無関係な感じで、ただひたすらにお互いを満たし合う
一人が多人数に責められてたり、一人が多人数をはべらせてたり、一人が多人数に奉仕してたりする
そんな感じのグループ。メンバーの一人と友達になって紹介して貰う

初体験はメンバー全員集合で体中をくまなく愛撫される
んでナチュラルに「初めてだよね? 誰が良い?」とか聞かれる。
可愛い女の子「一番ちいさい人が良いんじゃない?」
真面目そうな青年「あはは、測ってみます? メジャーあったかな」
硬派そうな青年「いや、角度の方が大切だから体格の合う奴だ」
へらへらした男「じゃあ君は無理だよね」
とか、お前ら全裸で何話し合ってるのって感じだけど、みんな到って真面目
事が終わった後は丁寧に身体を洗ってもらって、下もちゃんと始末してもらう
それからサンドイッチとか食べながら皆で談笑する

メンバーの性格も大体決まってたりする
我ながら酷い妄想だと思う
538彼氏いない歴774年:2009/07/19(日) 22:57:46 ID:v3wmT2Do
卒業したあと、好きな人から突然電話がかかってくる。
「てゆーか元気ー?会いたいんだけど」
私の一言で、数日後会うことに。
「…久しぶりだね」引きこもりだった頃の自分は何処かといわんばかりに
すっかり垢抜け、余裕の表情で私は微笑む。
そこから少し歩き出して近くのカフェへ。

ひとしきりまったり話した後、私は切り出した。
「ねぇ〜どうしよう」
「何が?」
「…好きなんだけど」
「え、誰?」
「今、目の前にいる人(笑)」
「あちゃ〜、俺もなんだけど(笑)」

そして伝説(結婚)へ…



やべ、ニヤニヤが止まらないwww
539彼氏いない歴774年:2009/07/20(月) 00:13:05 ID:Q5QHxqow
バイト先で

男「喪山ちゃん、今帰り?」
喪「あ、はい。男さんもあがりだったんですね。」
男「送ってくよ。家、ここらへんだろ?」
喪「え、いや、あ、いえ」
男「行くぞ。」
喪「えええ」

男「家、ここだったんだなぁ。」
喪「ちょっとまっすぐ行ったらそのままターンして出れますんで・・・」
男「ありがと。お疲れ様。じゃーね」
喪「あ、ありがとうございました・・・?」
男「おう。また送ってやるよ。」


こんだけ。
540501:2009/07/20(月) 12:04:14 ID:qSQy3k6q
>>506
ありがとう。

昨日もいろいろ沸いてきたので勝手に続ける。
便宜上名前をつけちゃった

ある日喪女の国で、年に一度の「国一の男」を決める大会が開かれる。
勿論国中から参加者が集まり、一ヶ月にも渡って文武両方厳しい審査が行われた。
その頂点に立ったものは、今までどんな暮らしだったり出身であっても国の重要なポストに取り上げられ、さらに喪女と一対一で会えるという機会が与えられる。
上手くいけば喪女の「囲い」となれる。

今回は筋肉質だがそれを感じさせない見目、知性も備えた非常に爽やかな好青年だった。
「喪女様、お初にお目にかかります、斉と申します」
「・・・ふうん・・・」


・・・

「喪女様、斉という者、お気に召しましたか」
「何が?」
寝転んでいる喪女の髪を櫛ですきながら、雫が落ち着いた声でささやく。
「・・・もし喪女様がお選びになるのなら、初めて交わるお方なのではと思いまして」
「そうか・・・」

物腰が柔らかく、線も細い雫。
その手はいつも壊れ物を扱うように喪女に触れるので、いつもうっとりしてしまう。
何か重要なことを話しているようなのだが、もう就寝前のせいか、意識が夢のなかに入っていきそうだ。
「しかし、それは喪女様が決めることですからね」
「うーん・・・別にいいけど・・・あの者の匂いは好きではないな」
「おや、早速触れられたのですか」
「手に口づけされたときに香ったのだ」
「・・・そうですか・・・」

声のトーンが少し落ちた気がしたが、雫は視線の反対側に立って髪をすいているので表情は窺い知れない。
「お前はいつも柔らかい匂いがして落ち着くよ」
顔を見たくてふり返ると、雫は穏やかに微笑みかけた。
「そうですか。嬉しいですね」
「もう寝る」
「はい。おやすみなさいませ」
いつものように前髪を横になでられ、意識が夢の世界へいっそう近づく。
と、手をとられて甲に柔らかいものの感触がした。
驚いて目を開けると、少し悪戯っぽい笑顔で
「すみません、差し出がましい真似をしてしまいました」と言う。
「別にいいよ」
そこで意識を手放した。

541501:2009/07/20(月) 12:08:46 ID:qSQy3k6q
すまん続く

昼過ぎ、庭で外を向いて立っている有に
「この間、大会で勝った者に会ったぞ」と声をかけてみる。
「そうですか」
有は相変わらず外を向いたまま、微動だにしない。視線すらこちらに向けない。
普通はそんな対応をすると非難轟々で役職から外されかねないのだが、
堅実な仕事ぶりと性格(不器用すぎるが)、真っ直ぐな忠誠心を買われ、喪女の傍での警備を任されている。
「あいつとお前だったらどちらが強いかなあ」
「・・・わかりません」
「お前の方が体格はいいように思うけどなあ」
「そうですか」
ぽんぽんと鎧の隙間の体を触ると、驚いたのか一瞬びくっと動いた。
「なんだお前、もしかして弱いんじゃないか」
「・・・私の体なんて触るものではないです」
「知らぬわ。触ってもどこにも行かぬだろ。」
「喪女様が、お望みでしたら」
相変わらずの堅い答えで、呆れて転がってしまう。
ひどい状態で下から見上げるが、有の視線は真っ直ぐ前を向いたままだ。
「いくらでも望んでやるわ。ずっと私を守れ」
「・・・身が滅びるまで」
また微動だにしない有の目が、一瞬細まったような気がしたのは気のせいだろうか。


とりあえずどんなに近くなっても喪女側から言われないと手も出せない。
有や雫は囲いではなく、使用人の中でも気に入って傍においている状態。
「囲い」は喪女と交わったりする恋人のような存在で、大奥みたいに部屋も待遇も階級も別・・・が喪女にその気がないのでいまはない。

もうどの相手でも初夜設定完了墨。
指名された後専用の薄暗い部屋で、男が白い着物をきて寝床に正座して待ってるといいと思う。

設定としては斉は中身激しくて危なめで、やはり喪女一筋。
しかし過去付き合ってた薄幸の美少年とまだずるずる切ない関係を続けている設定
542彼氏いない歴774年:2009/07/20(月) 23:12:21 ID:cgcxY/Nd
>>541
では有との初夜話をお願いします
543彼氏いない歴774年:2009/07/20(月) 23:51:06 ID:RjTSXKU4
>>539
男さんwww喪にしか考えつかんwww
544彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 02:32:54 ID:szYXFg20
>537
倒錯した世界観が好きなので普通にツボだ
545彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 03:14:17 ID:JjQGC8xT
よくある記憶喪失もの、ただしなぜか男目線


事故で大学入学以降の記憶が無くなった学生(男)
高校までの記憶は無事だから両親なんかはわかるんだけど、大学生になってからの知り合いは全く覚えてない
その中には事故にあった時の彼女も含まれていた
しかし何故か彼女を名乗る女の子が二人現れて…とかなんとか

「病院で目が覚めるた時、心配そうに覗き込んでいた女の子が居たんだ。
事故の時も隣に居たらしくって、看護婦さんも彼女として扱っていたんだけど
目覚めた次の日
『〇〇(名前)ー!記憶喪失ってほんと?彼女の私もわかんないー?』
って大声あげて別の子が入ってきてさ…
空気が凍ったよ」

始まりはこんな感じ
ちょっと好きになりつつあった方が実は彼女じゃなくて
「ええそうよ、私じゃなかったわよ!でも記憶無くしてから今まで楽しかったでしょ?
これからまたやり直せばいいじゃない!」
ってヤンデレっぽくなったり
あまりに二人がどんどん彼女としての証拠(2ショット写メやらメールやら)出すもんだから、周囲から二股疑惑かけられたり
逆に女に全く縁が無かった高校までの記憶のおかげで、どちらも彼女じゃないんじゃないか
と疑心暗鬼になる学生とか

最初は月9みたいなドラマ設定だったけど、3ヶ月も持ちそうに無いんで
2時間くらいの映画として妄想している
タイトルだかキャッチコピーだかは
「私の彼氏は記憶喪失」あたり
 ~~~~

あと携帯からなんで改行おかしかったらゴメン
546彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 08:08:55 ID:h+0SCnDw
ここの書き込み見るといかに自分の妄想が具体性に欠けるか思い知らされる
547彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 13:59:54 ID:YerHqmba
「イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ……」
「あーっと、ここで○○(私の名前)の得意技いやいや病が出たーー!!!!試験や期限前になると頻発される病だーー!!!」
「タリナイ……ナニカガタリナイ……」
「さらに出た!依存症オオォーーー!!!その姿やまるで中毒!一度ハマると抜け出せない!今度は酒か、漫画か、チョコか、オナニーか???!!!」
「ヤニ……ヤニヲクレ……」
「煙草だ、煙草です!!成人したからと最近手を出した煙草にはまったァアアア!!これは痛い、肺と財布がむしばまれていくううぅぅぅ!!!」
「アー、ナンカダルイシネヨウ……」
「おもむろにベッドに向かってえぇー!倒れ込んだ、倒れ込んだ―!重力に身を任せ、全くの脱力状態でベッドにのしかかったああああ!!!」
「デンキダイトカイイヤ、エアコンツケタレ……」
「そして贅沢の象徴、エアコンに手を出したあああ!!!回る、回る、電気メーターが回るぞ!!!!扇風機との合わせ技は圧巻としか言いようがない!!!」
「スズシイ、シアワセ……オヤスミ……」
「沈んだ、○○が夢の中に沈んでしまったああああ!!!レフェリーのカウントが始まります!1!!2!!3!!!」
「ヒンヤリシタヘヤデ、ゼンラニモウフ……」
「ゴングだ、ゴングが鳴りました!KO!KO!見事なKO負け!!わずか1Rで敗北の二文字を額に刻まれてしまったあああ!!!」

って妄想を、今まさにベッドの上でしてた。ちなみに格闘技には全く興味がない。
548彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 18:33:31 ID:QKkp5IkY
喪子は某国唯一の女スパイ
同じ会社?には無骨系上司、天然無邪気系後輩、爽やか系イケメン同期などがいる
表向きは警備会社を装う喪子たちなので、ある晩は大会社の社長の娘の警護、および社長のなんかよくわからんパーティーの警備を担当する(こういうののついでにちょいちょいっと諜報活動をしている)
しかしそこに襲撃が!
警護している娘を無事させるも、無邪気系後輩の姿が見えない
「…隊長、」
そう言いかけた時、爆発音が逃げてきたホールの方からした
瞬間、こちらまでふきあげてきた粉塵や粉塵に反応した防火シャッターにより、上司・同期とはぐれてしまう
「…しかたない」
ホールにつながる通路に残されたのは自分一人
喪子はふともものあたりから拳銃をとりだし、かまえながらホールへと進む
549彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 19:10:57 ID:QKkp5IkY
>>548続き

ホールに喪子が入ると、そこには無邪気系後輩と二人の男が立っていた
(関西弁ゆる兄ちゃんとS系美男子)
「喪子さん…だめです、こいつらボスの言ってた敵対する…うぐっ」
そこまで話したところで後輩は男に腹部をけられてしまう…意識を失ってしまったらしい
どうやら二人の男は喪子たちの会社と敵対するスパイ組織の人間らしい
それを見抜かれて、後輩は情報をはかされそうになっていたらしい
「…そいつを離しなさい」
喪子は照準を後輩をけった男にあわせる
「それはできねえな」
男が口をゆがめてにやりと笑う…同時に冷や汗が背中をつたった
「なあなああの子、さっき俺がいっとった超美人の子やで!そうやろ!てゆーかほんとかわいいんやけど!」
唐突に背のたかい男が破顔して話をしだす…てをふるな
「うるせえ、場がしまらねえからてめえはだまってろ、もしくは死ね」
「ぶー(´・ω・`)」
こいつらをボスが見せた危険人物のファイルで見たことはないはず…、たいしたことはないだろうと喪子は判断する(ほんとは後輩がファイルをしっかり渡せていなかったため)
大袈裟なため息をつきながら、喪子は言う
「もう一度言う、そいつをはなしなさい、出ないとうつわ」
「こいつがいるのに、か」
男がしゃがみこんで後輩の首ねっこをつかんで左右にふるが、それでも後輩は気がつかない
「ええ、見くびらないで」
瞬間、喪子がトリガーをひく。音ともに照準を合わせていた男の頬を血が伝う
途端に関西弁が笑いだす
「今めっちゃこわかったやろーこめかみやばいで!うわやば!」
どすっと裏拳を関西弁にくらわすと男はまたにやりと笑った。
「てめえがくるならこいつはにがしてやってもいい」
ひゅーっと関西弁が同意するように口笛を鳴らす
馬鹿にしている、そう思ったが顔には出さない
後輩よりかは私が行ったほうがいい…おそらく向こうも幹部クラスではないから、自分が足止めをしている間に必ず来てくれるだろう上司たちの応援を待つのが1番よいはずだ…
「いいわ、そいつをはなして」
男が後輩から手を離すと、ぐっとうめく
生きてはいるのか、と安心する
「5m以上、そいつから離れて」
喪子が言った瞬間、つかつかと男が近寄ってくる
目的がわからない、と動揺しつつも応じようとすると、なんと後ろから関西弁に羽交い締めにされる
「な…っ」
…油断ではない、全く気配を感じなかった、のだ
こうなってしまえば男と喪女、力の差は歴然である
「んーやっぱ女の子はつるつるしとって抱きごこちがええわー」
関西弁が頭に頬擦りをしているのに抵抗しようとした刹那、前から来た男に殴打され喪子は意識を失うのだった…



というわけでこのあと、上司救出編、同期救出編、後輩救出編、組織に見捨てられた喪子を愛してしまう男編、関西弁編などあります
小さいときからさらわれた自分を助けにきてくれる男の子の妄想が止まらん…
携帯から長文すんませんでした><
550彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 22:22:21 ID:vFfLqbiU
人を見下してるような強面だがスタイルの良い元軍人(割といつも自信満々で笑うときはにこりじゃなく「ニヤリ」って感じ)と
欧州の某国で知り合い紆余曲折の末一切恋人期間とかないまま婚約する妄想をしている
しかも好きになったのはこっちが先だけど相手のがベタ惚れ設定
551彼氏いない歴774年:2009/07/21(火) 23:34:35 ID:5avs7Fr3
>>542
ごめん、書こうと思ったらニヤニヤがとまらないから落ち着いたら書くね
552542:2009/07/21(火) 23:45:37 ID:CXLqWDhz
>>551
いつでもいいですよー。楽しみに待ってます。
553彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 00:21:07 ID:91CaEnCC
>>541
一通り読んで一言。雫、大好きだw
554彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 01:11:58 ID:2RezcNLG
生活能力も倫理感もアレだけど音楽の才能だけはある両親のもとに生まれた喪子
周囲の大人は負けず劣らず音楽バカばかり。そんな大人たちに
ありとあらゆるジャンルの音楽や楽器を仕込まれ子守歌は毎夜プロの生演奏という
英才教育を受けて育つ喪子(メインはクラシックでバイオリンと声楽)
そんな中歌唱力と化粧映えする容姿に目をつけたプロデューサー(あるいは芸能事務所)は
オリエンタルな衣装に別人レベルの厚化粧で超美少女に仕立て上げ、歌姫「迦陵頻伽」として売り出そうと計画
企画第一弾のCMは大成功しネット上では海外でも話題となり一躍注目の的に。
しかしプロダクションが倒産し企画も頓挫、幻のタレントとなる
それが元で借金抱えた両親にやばい筋に売っ払われそうになり
すったもんだの末偶然出会って師匠となった40代伊人バイオリニストに引き取られる。
両親に比べると倫理観こそ若干まともだけど人としての振り切れっぷりは際立ってる師匠
そんな師匠を弟子として支え娘として溺愛されながら
師匠の音楽仲間やパトロンや愛人や恋人や元妻や元彼に囲まれ面白おかしく成長する

のだめとかボカロとかいろいろ混じった
特に考えてて楽しいのはダメ人間師匠の面倒見るあたり
555彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 01:14:46 ID:DVYaQz5f

研究者とドタバタ〜的な妄想、白衣萌えです


喪上喪子は平々凡々な社会人
幼い頃は自営業の父母に変り、弟の面倒や家事もしていた
今は実家を出て上京、一人暮らしをしている

勤め先は国の中でも一、二を争う大企業グループ
そのグループ企業の製薬部門……の事務部
製薬の研究者は優秀で、様々な薬を開発しているが
まあ、事務部は書類や手続きを手助けする普通の仕事だ

研究者は優秀だが、変わり者が多く
喪子が毎日書類や備品を届けたりするチームもその例に漏れない

「という訳なんだ……そもそもテロメアと言うのは人間の若さの…」
「てろめら…ですか?今度の新薬に関係が?何分無知なもので」
「いや、新薬には関係ない、これは別口の研究だ、そうだなまず細かなところから説明」
「あー!!喪上さん、毎回主任の話に付き合わなくても良いですから!!すみません」

テロメラだかカルメラだか、そんな話をしているのはその最たる人だ
何でもIQがベラボウに高いらしいが、その分変わり者らしい
とても美形で、ご実家もそれなりに凄いと噂だが、如何せん変わり者
今まで何人もの女子社員がアタックしたが、皆自分から身を引いたそうだ

一方、慌ててとめに入ったのも研究者の一人、童顔が可愛いと人気の青年
こっちの人は大学を出て数年の新米研究者、主任の暴走を止めてくれる子である
弟と同じくらいの年齢なので、どうにも可愛く思えてしまう
どちらも、担当変えのあった去年からの付き合いだ

「良いんです、難しいお話ですけど、結構興味深いですし」
「ほら、新米君、喪上君はこう言ってる、僕の話は今後の世の中に…」
「新米君ってのは嫌がらせですね……でも、チームの人の名前は本当に覚えてないでしょ主任」
「大丈夫だ、名前を呼ぶ必要があるときは、皆が首からさげてる社員証がある」
「何処が大丈夫なんですか!!……誰かさんのはフルネームですぐに覚えたくせに」

「………若者よ、あの新薬の反応検査を五十件やってもらおう、急ぎだ」
「えええええええ!!横暴ですよ!!パワハラです!!」
「我が辞書に「横暴」という文字は無い、君への親切心と明日への向上心だ」

二人の漫才のような掛け合いに、喪子はいつもつい笑ってしまう
確かに己には、薬や化学についての深い知識は無いから難しい、でも彼の話は面白い
何の薬で、何を助けて、何を促す、未来はこうなるのだと、まるで小説のようだ
少々難しくなりすぎると、新米と呼ばれる彼や他の研究者が茶々を入れてくれる
良い部署の担当になってよかったと最近では特に思う

「ふふふっ、あっ長居し過ぎましたね、それじゃあ、この書類はだしておっとと!?」
「「喪上(君)(さん)!!」」

風で落ちたのだろう、歩こうとした瞬間床にあった書類を踏んで足を滑らせてしまった
……までならまだマシだったが、思わず振り上げた手が机の上の薬品を巻き込み
綺麗なガラス瓶はひっくり返り、不可思議な色の薬が己の上に降り注ぐ

あれ?これってさっき説明を受けていた、主任さんの研究の産物……
人間ピンチには物事がスローに見えると言うが、正にそれであった

(続く)
556彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 01:20:52 ID:DVYaQz5f
>>555の続き)

「今の俺達って、世間からどう見えるのでしょうね」
「して言えばアレだろう……良くて兄妹や父娘」
「……『悪くて』を聞いて良いですか主任、一応」
「誘拐犯とか……一線を越えたpaedophilia(ペドフィリア=小児性愛者)とかだな」
「うおー、どうしよう、通報されてたら、ヤバイですよヤバイ」
「……まあ、小さくなっても好意はぬぐえぬからな、正に我等はやばい人だ」
「まあ、それは同じくです、大人でも子供でも喪上さんですからね……」

内容は良く聞き取れないが、試着室の扉越しに話し声が響く
小さくなってしまった手で懸命に着替えをする、幼児ってホント大変だ
何とか上下一そろい揃えられて、慌てて店を後にする
一応店員に無邪気な笑みを向けて置く、誘拐じゃないですよと言ったアピールだ

「物凄い目で見られましたよ俺達、え?なんで、どうしたのって感じで」
「明らかに喪上君と血縁には見えないからな、しかも男二人なのが余計問題だ」
「まあ、わいしゃつにくるまれた、ようじょをかかえてきたらしかたないですね」

埒が明かないのでひとまず喫茶店で状況整理だ、人も少なく小声で話せば聞こえない
お子様用のカップでジュースを飲みながら、目の前の二人を見つめる

「それにしても、縮みに縮んでしまったようだな、喪上君体調はどうだい?」
「たいちょうとかはへいきです、しかしなんでまたこんなことに」
「本当に、某探偵漫画じゃあるまいし……主任、何て物を作ったんですか!!」
「いや、私もまさかこんな事になるとは、本当にすまない喪上君」

舌っ足らずな言葉が自分的にはもどかしいが
見た目三歳〜五歳くらいの身体では仕方がないのかもしれない
だが、不思議な事に、目の前で慌てる人を見ると意外と冷静になれるものだ

「いえ、こけたわたしにも、もんだいが、あまりきにやまないでください」
「「……喪上(君)(さん)」」
「しかし、ずっとこのすがたというのは、ちょっと、かいけつさくとかは?」
「それについては、一過性の薬、ある程度過ぎれば戻れると思う……いつ、とは言えないが」
「会社は……そうですね、主任、こうゆうときは圧力です圧力、伯父さんに頼んでください」
「あー…そうだな、父に臨時研究助手とした事にして貰おう、喪上君の所属は一時期ウチ預かりだ」
「ちち?おじさん?」
「ああ、主任は一応この会社の会長の子供です、あと秘密にしてましたが俺達従兄弟なんです」

衝撃の事実が満載だ、女子社員に朗報、新米研究員君は創業者一族です……
どうりで、主任に対しても言い草がきつくても平気だったわけですね

「それで……だ、うん、そうだな、その姿では生活し難いだろ、だから僕の家に…」
「俺って料理とか得意ですから、その、良かったら戻れるまで家に……」

「え……ひとりでもだいじょうぶですが」

「「それはダメ(だ)(です)」」
「………はい」


体調が心配とか、薬でなにが起こるか分らないと喪子を丸め込み
結局、主任の父の持ち別荘に三人でショートスティに落ち着きます

今まで「お姉ちゃん」して来た、幼女化喪子が甘やかされるのを心地よく感じたり
朝の弱い研究者Sを無邪気に腹ダイブで起こし、研究者Sが萌え悶えたり
逆ナンに遭い「この子とデート中さ」と断り、美形なのにロリ!!っと周囲にヒソヒソされたり
喪子が公園で見た目同年代に、告白され、年柄も無く嫉妬する研究者Sだったりと
幼女化喪子と研究者Sの愉快な日常編妄想もしています
557彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 01:25:43 ID:DzYMB7Ib
>>555
まさに俺得
研究室も白衣も変人も大好きです
558彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 07:44:22 ID:vZBNn2p1
>>548 、 >>555
たまらんたまらん
559彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 18:02:23 ID:A4taNtpV
あくまで「そんなことはありえない」と解った上で、周囲の色んな男たちが私に惚れているという妄想をするw
妄想の中での私は勿論清純派美女w(実際はただの地味デブス)仮に喪子としとくw

いつも厭味を言ってくる嫌なリア充も、本当は喪子が好きだけど素直になれないだけ。
そいつが喪子以外に厭味を言っていて、相手が男なら実は二人は喪子をめぐり争っているため。
しかしある日厭味を言われ続けていた男(Aくんとする)がついにブチ切れて喪子の目の前でリア充とケンカに発展。
ケンカの原因が喪子への思いであったことが発覚すると喪子はリア充にビンタ。
「あんたのような奴にAくんを貶す資格はないわ!」と一括しAくんと付き合うAくんエンド。

(※実際(現実)はリア充の性格がマジで悪く、誰彼かまわず上から目線で厭味を言っているだけです。)

いつも喪子に優しい後輩はもう完全に喪子にめろめろ。
友達のように接してきたが、ある日喪子に彼氏ができ、切なげにこうつぶやく
「喪子さん良かったですね・・・実は俺にも・・・好きな人いるんです・・・でもふられちゃいました」
喪子がそこで後輩の思いに気づけばいけない恋愛エンド、気づかなければ彼氏エンド

(※実際は後輩が誰に対しても礼儀正しいだけです。あと彼氏とかもちろん^^)

乙女ゲー乙と言われそうだが乙女ゲーはやったことない。おそらく少女漫画の影響
たまに妄想の世界から返ってくるのを忘れていて、妄想に使ってた男に「あ、俺彼女できたんすよ!」とか言われて
「えっ、あなた私の彼氏だったんjあっ妄想の世界のできごとだった・・・」と一人で我に帰り恥ずかしくなるw悟られていないことを祈る
560彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 19:24:40 ID:uLQXFyax
>>555
ふぉー!ぜひ続きが読みたいです!
561彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 22:27:25 ID:wBWMHfgQ
小学生くらいのときにモコは家庭の事情で親の知り合いの家に預けられる。
そこにも親と呼べる人はおらず、三人兄弟のみであった。
モコが高校生になり長く水面下で
牽制しあっていた兄弟だったがその争いは激しくなる。

長男(24)
普通の会社員。家事担当。みんなのお母さん代わり。ヘタレ。

次男(20)
大学生。策士で変態。ベタベタしたスキンシップをする。

三男(16)
高校生。モコと同い年で同じ高校に通う。剣道部。熱血で口が悪い。でも純情。
他にも高校の保険医、長男の同僚らがモコにちょっかいをかける。
これらは某マンガを勝手に現代パロにしたものですそしてもてたいだけですすみません。
562彼氏いない歴774年:2009/07/22(水) 23:11:09 ID:Gl2Ju5YU
>>549
イイ!関西弁編が読みたい!時間があったらお願いします。
563彼氏いない歴774年:2009/07/23(木) 01:07:27 ID:j+VQ47nF

>>555->>556の続きで
研究者とドタバタ〜な妄想、幼児化後の翌日朝を主任さん視点です


自慢ではないが、研究者という物は大方が怠惰になりがちである
神経質な者はそうでもないらしいが、研究バカともなると時間の概念が飛びがちだ
例にも漏れず己は確り当てはまり、寝汚さではあの従兄弟もそうだ
よって朝は爽やかに起きれる事は無い…会社のフレックスタイム制は大いに有難い

しかし、今日の目覚めは、腹部への急激な衝撃とともにやって来た
突然の強烈な刺激に息がつまり、何事かと掛け布団越しの己の腹辺りを見たのだが

「おはようございまふー、あさですよ、おきてください!!」

一瞬夢を見ているのかと、自分の頭の春具合に気絶しそうになったものだ
何故、己が最近気になっていた女性が、可愛らしいエプロンをして腹の上に居るのか
おまけに、目の前の彼女は幼児……っと考えたところで昨日の事態を思い出す
天晴れな寝ぼけ頭だ、寝起きゆえに昨日の事が飛んでいたらしい
焦ったものだ、彼女へのヨコシマな思いが、こんな夢を見させていると一瞬大いに慌てた

「もっ、喪上君か……おはよう、体調は問題ないかい?」
「はい、ちいさいいがいは、いじょうなしです、あ!!おもいですか?」

布団に埋もれながら此方を見上げる彼女、小さくなっても笑顔は何ら変わりない
幼児化した為か、髪はいつもより柔らかそうで、朝の日差しにツヤを浮かばせている
小さくなったのだから、少しは余裕で話せるかとも思ったが……如何せん難しい

「……軽いくらいだな、幼少期に必要な栄養と運動量から考え、今現在の君の〜」
「あさからすごいです、わたしは、むずかしいことはさっぱりです、だめですね」

彼女を目の前にすると回りくどい喋り方になる、とにかく言葉を出し繋げる
完全に己のペースが狂うが、彼女は初めから最後まで尊敬のまなざしで聞いてくれる

彼女と話すのは心地よく、彼女の微笑みは体に変化を及ぼす
優秀で、能面で、偏屈で、無感動と評価を受ける己は
彼女の前では、雄弁で、変わり者で、行動的な、愚か者になる

人間は照れると熱くなる、相手に焦がれると愚かになる、だけどそれは心地よい

「いや、ダメではないぞ喪上君、特に君の起こし方は素晴らしい」
「え?すばらしいですか?」
「ああ、是非とも我が従兄弟殿にも施して頂きたい、腹筋の強化にも繋がるだろう」
「そうですか?じつはこれ、おにいちゃんがいたらやりたかったんです」

「ぞれじゃ、いってきます」と舌足らずな声で彼女は言い、部屋を飛び出てゆく
目指すは従兄弟殿、新米研究員が眠る部屋、アレも見た目によらず、不器用な人間だ
……血族である、似ているのは仕方ない、しかし女性の好みまで似るのは困りものだ

「敵に塩というか、寝起きの混乱をプレゼントと言うか……こんな早く起きたのも久々だ」

さて珈琲でも入れようかと、これから一騒動起きそうな方角の壁を眺めながら考えたのだった


翌日編、主任さん
新米君は純情なので、こんな事をされたら鼻血くらい噴けそうな勢いです

新米君は日常編で一つ思いついていたりします
もう一つだけ、書けたら投下したいです
564彼氏いない歴774年:2009/07/23(木) 02:24:52 ID:j+VQ47nF

>>563と関連がある話です
研究者とドタバタ〜な妄想、幼児化日常、新米君視点です


『ちゃんとご飯食べないと、体が持ちませんよ…気休め程度ですがどうぞ』
そんな事を言われたのは、入社して研究室に配属になり少しした頃
縁故入社、将来はどうせ経営陣に加わる、ただ道楽、なんて噂されるのは血筋ゆえ
従兄弟殿も通った道、ならば認めてもらおうと、食事も忘れがちだった

そんな時の、小さな飴一つ、なんだか脳に染み渡るような美味しさだったのを覚えている


小さな体を緊張しながらも抱える、子供体温はこの季節には熱いが、嫌じゃない
中身が大人でも、体はやっぱり子供だ、大人の感覚で行動すると普段の数倍疲れるらしい
買い物の帰りの電車で眠ってしまった彼女を、僭越ながら抱きかかえての帰路である
いくら子供になっているとはいえ、思い人である、緊張はする、それはもう激しく

一緒に買い物をしても、この見た目の差ではどう見ても若い父か、年の離れた兄妹
恋人同士に見えるだろうかなんて、そんな考えを持てるほど現実は甘くない
近い存在な現状はとても嬉しいが、早く戻って欲しい、そんな気もする

小さな体から香る優しい香り、上司件従兄弟殿は喪上さんを、己を変える刺激というが
自分にとっては、己を定着させてくれる優しい存在だ

「ふあっ……?」
「……大丈夫ですよ、まだ、寝ててください」

小さいながらも、料理や洗濯をしてくれる彼女は、どうみても姉気質だ
そんな彼女を甘やかすのは、なんだかとてもくすぐったい
くすぐったいが、時々とても恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに微笑んでくれる

従兄弟殿には、甘やかすということはどうしてか出来ないらしい
変わり者で、唯我独尊に見えても、彼女に対しては酷く奥手だ……会話の空回りも面白い

前の自分なら、尊敬する従兄弟の思い人に好意を抱くなんて考えなかったかもしれない
だけど、彼も、自分も、両方彼女への気持ちに気付いていて
両方が相手の出方を伺ってる、この相手になら負けても良い、でも譲らないと思えている

「貴方は、本当に凄い人ですね、こんな穏やかな三角関係を成立させるとは」

寝息を立てる小さな彼女に、そっと呟く
聞いていて欲しいような、欲しくないような、そんな言葉だった



甘やかしてくれている純情新米君です
この後、抱えて帰って来た事を、従兄弟殿に理論攻めで注意されつつお茶します

以上連投失礼しました、自己内妄想に戻ります!!
565彼氏いない歴774年:2009/07/23(木) 23:25:38 ID:KDZaGyVw
>>552

こんなのでいいかわからないけどとりあえず置いていきます

真夜中。
薄く細い三日月が光っている。虫の声すらしない、静かな夜だ。
雨が降ったのだろうか、空気がしっとりと濡れている。

屋敷の奥の奥、小さな離れに続く細く長い渡り廊下を進んでゆく。
ここを渡るのは、喪女自身も初めてだ。
昨日「待っている」と告げた時のあの表情が、頭にこびりついている。
生来何でも欲しいがままで怖いものなどなかったのに、今は不安でたまらない。

廊下の突き当たりの黒塗りの格子戸をあけると、そこは真っ暗だった。
天井から幾重にも垂らされた薄布の奥から、足にまとわりつくような不思議な香りが漂ってくる。
何枚も、何枚もくぐってゆくうちに、灯りが見えてきて・・・

そして白い布で囲まれた、大きな寝所に、彼がいた。



彼は喪女と同じく、上品に光る白い着物を着て、寝所の上で待っていた。
その表情は普段よりも一層硬く、小さな灯りに照らされてより険しく見える。
「有」
喪女が話しかけても、彼はうつむき加減に一点を見据えたままだ。

「お戯れが、過ぎます」
「・・・何?」
「何故この私を選ばれたのですか」
振り絞るように有がつぶやく。
「喪女様の周りにはたくさんの才ある者がおります。皆喪女様を慕っているものばかりです。
なのに、私のような護衛兵を選ぶなど・・・」
「お前は私を慕ってはいないと、そういうことか」

不安と切なさと怒りで、感情がぐちゃぐちゃになりそうだ。

「いつも私を見ないのは、やはりそうなのか。
あれだけ私を守ってくれるのも、仕事だからだな?嘘吐き!!」
傍の枕を無茶苦茶に投げつける。涙が止まらない。

「・・・私は、貴方をお慕いしております。
 傍にお仕えするよりずっとずっと前から、苦しいほどに」
何かに、耐えているような表情だった。
「身分不相応なのに、欲しい気持ちが抑えられないのです」
自分が許せない、と。

「私の気持ちも知らないくせにそのように自分を責めるなど」
「喪女様」
「その瞳に私を映してくれる日を、焦がれるほど待っていたというのに・・・」
きつく握られた拳にそっと手をそえる。
「こっちを見て」
微かに濡れた黒い瞳が、ようやくこちらをとらえた。

「・・・貴方を見てしまうと本当に」
たまらない、と聞こえた瞬間に柔らかな布団に押し倒された。
566彼氏いない歴774年:2009/07/23(木) 23:58:25 ID:JMMl+m11
>>565
最高!!
世界感が好きだ‥雫もお願いしたい
567彼氏いない歴774年:2009/07/23(木) 23:59:56 ID:KDZaGyVw
続く番外編

注:えろプラス801




「何か、今日違う」
「そうかな・・・」
細く繊細な指が、肌を這う。
いつもこんな性急に求めたりしないのに・・・
感情が表に出てくるタイプではないが、こういう時は機嫌が悪いのだとわかっている。
「何かあったのか」
「少し黙って・・・」
不意に胸の飾りを軽く噛まれて、つい甘い声が出てしまう。

いつもは自分が忍んで行くのに、今夜は珍しく「今、欲しい」と来てすぐに押し倒された。
きっと何かあったに違いないのに、何も言ってくれない。それはいつもと同じだ。
「ちょ、待てって・・・あ、」
感じるところを容赦なく責められて、熱が急速に上がっていく。
「う・・・は、はや、ああっ」
「ふふ、可愛いね」
腹の上でくすくす笑うから、柔らかい髪がさらさらと肌を撫でてもっとたまらなくなってしまう。
「も、もう・・・雫、え、このまま・・・?」
「たまにはいいだろ・・・」

いつもはこっちが攻めているのに、今夜はこのまま翻弄されるのだろう。
「あっ、んんっ・・・!!」
「もっと声を出して」
下に手をかけられた。もう、時間の問題だ。

「お前は本当に、優しいね」
そんな顔で微笑まれたら、何も聞けない。




喪女が初めて交わった晩、むしゃくしゃして恋人のところにのりこんでった雫
恋人はさっぱりしてて人の良い犬タイプ。
実は一番好みwwww
いつもは受けなのにたまにむしゃくしゃすると攻める、精神的には攻めタイプ

すいませんもう自重します。
文も下手で申し訳ない、皆さんの妄想大好きですどんどん書いてください
568552:2009/07/24(金) 01:39:43 ID:Vip2Qvk+
>>565
わー!ありがとう。本当、最高でした。このシリーズ大好きです。
569彼氏いない歴774年:2009/07/24(金) 01:52:48 ID:VBmJ08ie

催眠術モノ妄想とか……
古本屋で買った変な本によって、催眠術の力を手にしてしまう喪子

催眠術、そんな馬鹿なっと
ためしに出来が良く見目も良いが生意気な弟に、かけてみろと言われ
それじゃあお前は漫画みたいなシスコンになる〜と冗談半分でかけたら
姉貴が心配なんだからな!!と色々世話を焼きまくる見事なシスコンに大変身

これでハーレムじゃんと思いながらも、奥手な喪子は催眠術=ラブに上手く使えない
いまいち、そう言う力で心を動かすのもなんだかなーと思ってしまう

図書館で会う青年とお近づきにと思っても
アタフタして、催眠で好きなモノとかを聞き出すくらいしかできなかったり

爽やか花屋跡取り青年と仲良くなりたいと思っても
話せたことに照れすぎて、この日ココを通ると言う程度の催眠だったり

シスコン化しすぎた「姉ちゃん大好き!!心配性」弟の催眠を溶こうと奮闘するが
実は弟に元々その素質があっただけで、それを催眠で表面化させただけだったり


実はその催眠の本は神様が宿る人を選ぶ本で
催眠を大いに利用し、人の人生の道行きを曲げてしまえる人間には使えない
催眠をきっかけにする程度の人間ならば使えるようなものであるみたいな決まりがあったり


場合によっては、実は弟は義弟だったぜ、どうする!!とか
図書館青年が、その本を使用経験者で喪子とお話しするために使ってたぜ、とか
花屋の跡取りは、前々から喪子と会えるルートを選んで配達してたぜ、とか
本の神様に気に入られて、神様の花嫁ルート突入とかしたりします

催眠でエロエロ妄想とかも良いけれど
その力を上手く使えないながらも恋愛は進展と言うのがなんか萌えます
570彼氏いない歴774年:2009/07/24(金) 16:54:57 ID:CMMVtA9L
興奮させてもらいました
ここは宝物ですね
571彼氏いない歴774年:2009/07/24(金) 22:02:46 ID:y+07gvOn
>>566>>568
楽しんでもらえたようでうれしいな
初めてが有という設定だったけど、雫でもいいなあと妄想中
雫と有は牽制しあいつつもやっぱり喪女のことだけ考えてたりとかそういうのいいよなあ

>>550
強面ニヒルな軍人さん大好き。エピソード書いてほしいなー
572彼氏いない歴774年:2009/07/24(金) 22:26:59 ID:G7YVOBrT
いいわたまらんわ白衣
あーーー白衣変人メガネと一緒に研究してえええ
573彼氏いない歴774年:2009/07/24(金) 23:31:10 ID:luQplNvT
白衣!変人!インテリ!
けしからんもっとやれ

>>554続き
天才となんとかは紙一重な師匠のもと順調に成長する喪子
相続だの戸籍だのの諸問題を片付けるために帰国することに。
かなり久しぶりの帰国なので周囲に奨められてちょっと長めに予定を取る。
楽しみながらもみんないないからちょっと寂しいな、
と思ったところで師匠の仕事相手(かつン十年来の親友)から電話が。
「あー、その、久しぶりの帰郷なのに悪いんだが、予定を少し繰り上げられないか?」
「…もしかして、また?」
「………今回はモコのシチューじゃなきゃ嫌だとさ」「………」
気分屋の師匠はご機嫌傾くと度々引きこもったり仕事ばっくれようとしたりする
(ただし立ち直った後はかなりいい仕事する)
今回は日本が懐かしくなってこのまま帰ってこなかったらどうしよう、
とか考え始めて喪子シックにかかったのが原因
周囲が引きこもる師匠のご機嫌をなんとかとって引き出した条件が上記のそれ。
こうなると要求を飲まない限り絶対出てこないからやむなく喪子に連絡を取る親友
しかたないので予定を切り上げて戻る喪子。師匠は連絡通り引きこもり。
要求通りシチュー作ると親友に引きずられつつ渋々出てきて
なんにも言わずにもそもそ食べる。完食してからやっと顔上げる師匠
その顔には情けなさとバツの悪さが同居している。
周囲を振り回すことには全く関心を払わないが喪子にだけは罪悪感を感じるらしい。
なら最初っからワガママ言わなきゃいいのに、と呆れながら喪子はデザート(日本土産)を差し出す
喪子が怒ってないのがわかると急に元気になってペラペラ喋りだす師匠
あーなんか帰ってきたなって気分になる喪子

一応反省するけどまた繰り返す、才能あふれるダメ師匠\(^o^)/
574彼氏いない歴774年:2009/07/25(土) 00:44:51 ID:qIgDhNOj
>>573
師匠かわいい!
喪子大好きなところがたまらん
わがままな天才いいなあ
575彼氏いない歴774年:2009/07/27(月) 02:27:47 ID:C0i5SaaT
皆さんもっと妄想して下さい!
576彼氏いない歴774年:2009/07/27(月) 17:04:04 ID:fstNGz9o
映画スレでサメ好きの話題が出ていたのでなんか妄想した

海水浴に来ていたところ、突然波打ち際までサメが攻めてきた!
次々に食い殺される人々!血で真っ赤になる海!辺りに響く悲鳴!
襲われようとしている友人を助けようと、正義感の強い喪子は、サメの前に立ちはだかった。
するとサメは、燃えるような瞳を落ち着かせていき、喪子を背に乗せて海の方へ戻り始めた。
わけのわからないもののの、サメは自分を襲おうとしているわけではないとわかり、喪子は黙って背に乗せられていた。
サメは喪子を無人島まで運んだ。サメは無人島のまわりに待機し、時々人間が食べられる魚も持ってきてくれる。
どこか信頼関係が生まれる中、サメは何故自分が人を襲ったのかと語りだした。
サメには妻子がおり、海で幸せに暮らしていた。しかし襲ったわけでもないのに、沖にやってきた人間たちが、
襲われたら危ないという大義名分のもとに遊び半分に妻子を虐殺したのだった。
サメは復讐のために、妻子を殺した人間たちを選んで殺したのだった。
実は喪子の友人もそのメンバーだった。
あんなに優しい友人がまさか……喪子は人間不信になり、サメと一緒に暮らすと言った。
サメは、喪子が友人を救おうとする姿に、人間にも他者を思う気持ちがあるのだと、
自分と一緒だったのだと気づき、そして喪子の優しさに惹かれて喪子を連れ去ってしまったという。
しかし、尚更こんな血で汚れた、それも違う種族である自分と一緒にいてはいけないとサメは言った。
夜闇にまぎれてサメは喪子を、もとの砂浜から少し離れた所に連れて行った。
喪子も、サメの悲しみを知るうちにサメに愛情を感じ始めていた。
一度も恋人ができたことがなく、喪子自身も愛に飢えていたのかもしれない。
人殺しの上に、自分を連れ去った事で人さらいとしても扱われているサメは、捕殺の対象になっているだろう。
夜の闇に溶け込むように去っていくサメの姿を見ながら、喪子は彼の幸せを願った。
577彼氏いない歴774年:2009/07/27(月) 21:19:17 ID:QEZbu2lb
>>547 笑ったw楽しそうだなww
578彼氏いない歴774年:2009/07/28(火) 00:22:56 ID:XJF6gBBz
昔の知り合い達をキャラクター化してハーレム妄想している。

ツリ目:文字通りツリ目。性格は毒舌のツンデレ。喪子よりひとつ下。
身長180くらい、ガタイがいい。同じフロアの隣の部署。

やさ男:見た目チャラそうな優男。当たりの柔らかい性格で、女には優しくリップサービスもしっかり。
甘ったるい顔と性格あわせていかにもモテそうな感じ。
誰にでも優しい反面、肝心の部分ははぐらかして心の底が読めない部分もある。
同じ部署で喪子の後輩。以前はツリ目の部署だった(喪子より2歳、ツリ目より1歳下)
こともあってツリ目とは仲がいい。

犬ころ:喪子に無邪気に懐いてくる4〜5歳くらいのバイト上がり。別部署の別フロア。
無口と異常に仲がいい。いじられキャラ。

無口:いつも無口無表情で全く読めない人。年齢もよくわからないが犬ころの1歳か2歳年上。
犬ころと同じ部署。ごく限られた人間以外にあまり他人に興味が無いらしく、喪子とほとんど
コミュニケーションを取ってくれない。やや和風なイケメン。

少し前まではやさ男とラブラブだったが、最近ツリ目と急接近w
一度寝たものの彼氏とかは考えてなかった(成り行き?)状態で、
ツリ目がもともと毒舌キャラで、喪子ともケンカ仲間みたいな感じだったので、
自分に対し意外な執着をみせるツリ目に喪子が戸惑う。

犬ころも好きオーラ全開で無邪気に構ってくるが、喪子が一番気になってるのは無口。
そもそも犬ころが間に入らないと会話すら成立しないのにw

テラ自分に都合のいい設定www
心からサーセンwwwww
579彼氏いない歴774年:2009/07/28(火) 00:39:49 ID:zeMOTT4t
>>547
何このグリーンハイツ202。
適度を通り越してアホな感じがいい感じ。
580彼氏いない歴774年:2009/07/28(火) 10:57:57 ID:WCpgb7y5
喪子の学校に新しくやってきた教師。生粋の日本人でなく中国系で、なぜか若干中国訛りの
関西弁でしゃべる。
常にあっけらかんとして、体育の授業の高飛びを見て
「あんまり気張りなや!あんなんで首の骨折ってたら笑えるで」
とあっさり言い放ったりする。ちょっとKYぎみ。でもなんとなく大目にみられるタイプ。
クラスにあまり馴染めず友達も少ない喪子は、そんな、どこででも適当に順応して自分を見失わない
教師の強さに淡い憧れと恋心を抱く。
そんな喪子はある日、教師が数人の謎の男達に拉致される所を目撃してしまう。
周囲は大騒ぎ。警察での証言を終えた喪子は、一人で教師を探し始める。
偶然も作用して、一人きりで教師を見つけた喪子。しかしそこにいる教師は今までとは全く違う姿だ
っだ。教師もまた謎の男達の仲間だったのだ。
その様子を見て喪子は必死に逃げ出そうとするが、結局捕らえられてしまう。
喪子を始末しようとする教師。

 さて、ここで悩みどころなんだけど
喪子に銃を突き付け、
「どうせ殺すんだったらもっと可愛い女が良かったな」
「私は先生なら殺されてもいい。先生のお望みどおりには出来ないけど、せめて静かに死んであ
げる」
 という「冷酷冷血鬼畜教師」ルートか

喪子に銃を突き付け、
「お前は殺したくなかったな」
「私は、いいよ。先生なら」
 という「喪子のことちょっぴり気にかけてたよ先生」ルートか。
喪子の返事はあんまり変わらないんだけど。

最終的には警察に発見され、教師、その他の男達は射殺。喪子は救助されながらも号泣。というラスト
になります。

しかし二度寝したら妙な夢みたなぁ。今ある中国系俳優さんにハマってるからそのせいだわ。
普段英語しか喋らない俳優さんの日本語、おいしかったです。
581彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 00:11:29 ID:5ZJCEaHH
>>580
どっちも気になるけれど、自分は「気にかけてたよ」ルートがいい。
悲恋妄想して泣くってよくあるよね。

自分の妄想
文章下手だから箇条書きです。

ファンタジー系で、喪子は傭兵の親分に幼いころに拾われた戦災孤児。
魔法の素質があって、傭兵団を後方からサポートしてる。

傭兵仲間
親分…気のいいおじさん。酒好き女好きの困った人。
将来、喪子がどこかの男と結婚しちゃうのは淋しいなと考えて
切なくなってる。

幼馴染?の傭兵…喪子と一緒で戦災孤児。正確な年齢はわからないけれど
自分が兄だと主張。独占欲が強いシスコンタイプ。

親分の側近…頭のいい、優しいお兄さん。何かと喪子を気にかけてくれる。
後述のお姉さんに「喪子が好きなの?」と聞かれて、オロオロする毎日。

悪ガキ風の傭兵…好きな子に意地悪しちゃうタイプ。よく喪子にちょっかいを
かけて、泣かせてシスコン兄とかお姉さんに睨まれる。

お姉ちゃん…「あなたに悪い虫がつかないように」と、
いつもそばにいてくれる、ちょっと年上のセクシーボディな傭兵。
こっちのほうがモテそうなのに、なぜか喪子がモテるのは妄想だから。

雇い主の騎士団の人たち

陽気な騎士…なんとなく気になったから、と喪子のところによく来る人。
傭兵のお姉さんに厄介もの扱いされている。
遊んでいるようなタイプだけど、そういう部分ではしっかりしている。

真面目な騎士…一緒に戦場に行った時に、喪子のがんばる姿に一目ぼれ。
騎士になるための訓練の日々で、恋もしたことがない不器用なタイプ。

と、おじさんから美少年まで何でもありです。

親分のおじさんと新婚さんみたいになったり、大けがをしたときに、お兄ちゃんが泣きじゃくり
ながらついててくれたり、すごい魔法習得のためインテリお兄さんに
古代の文字を教えてもらっていたら、そのまま急接近しちゃったり。
二人で迷子になったときに、悪ガキが一生懸命励ましてくれたり、お姉ちゃんが
かわいい服をいっぱい買ってくれたり、陽気な騎士がいつになく真面目に迫ってきたり、
真面目な騎士が危険な任務に出る前に呼び出され、「無事に帰ってきたらキスしてほしい」
とか言われたり。

いろんなルートで楽しんでますが、ごちゃごちゃしすぎて結構疲れます。
582彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 00:27:35 ID:fmwDOHuI
このスレのみんなならもちろん妄想ノート持ってるよな。
583彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 00:58:31 ID:Q3UDrL0g
>>582
PC買う前は五色セットのスパイラルノート愛用してた
更に前はルーズリーフに書いてたけど、
あっちこっち散乱してうわああああになってからやめたww
ゲームシナリオとか小説の断片がたくさんあって、読んでると結構楽しいwww

死後残ってたらやだなあと不安になって、燃やしたくなるときもある…
584彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 01:05:12 ID:kViTuVKv
>>582
読み返すと恥ずかしくなる所謂黒歴史ノートなので数ヶ月前に全部処分したんだが
いざ手元から無くなるとまた読み返したくなる不思議
まあ設定とか小説とかほとんど頭の中に残ってるから問題ないんだけどね
585彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 01:47:13 ID:r61/YOWJ
>>582
携帯の未送信メールに書いてる。
>>584さんと同じで、たまに読み返すと恥ずかしくなって消してしまう。
で、同じく後で読みたくなって後悔する。
586彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 19:39:41 ID:fJjvux55
世は世紀末!みたいな近未来系

内乱の果て、アメリカとロシア領に分断され、荒廃した日本。
戦場には多くのサイボーグが登場し、戦場はハイテク化されていた。

喪江は交通事故で半サイボーグ化した、システム操作型の西側軍人。
高高度を飛ぶ電子指揮の飛行機から、ヘリや兵士に偵察した情報を送る。
半サイボーグの喪江は作戦地域のサイボーグ兵士と神経をデータリンクし、情報を収集することもできた。
サイボーグがゲシュタルト崩壊したけどまだまだ続く
ある日、実験部隊から喪江にある指令が下された。
攻撃ヘリと神経接続し、一体化するサイボーグパイロットの支援だった。
やることがえげつねぇと思いながらも、実験隊格納庫でパイロットに挨拶する喪江。
佐久少尉、というその半サイボーグのパイロットは長身、無表情で神経質そうなツン男だった。
高性能な最新型瞳レンズの周囲の輝点が、警戒を示す赤に輝く。
眦はつり上がってるし、喪江を見るからに見下しているけど・・・一応挨拶をする喪江。
「バックパックオペレータになりました。谷川喪江です」
佐久の瞳のレンズがきゅっとすぼみ、パパッと虹彩を縁取るリングが光った。
「こんな子供で大丈夫なのかよ」
はっ?と思う喪江に佐久は鼻を鳴らす。
それは黒髪(規則で染められない)童顔の喪江に言ってはならぬ言葉だった。
一気に険悪になるムード。凍る整備員。
慌てて間に入ったのはプロジェクトのリーダーであり、機械工学の第一人者である持内(もてない)重工の松本だった。
「まあまあ、谷川軍曹、どうぞ持内重工へいらしました」
ぽさぽさの茶髪頭に狐系の顔、白衣でやたら腰が低いこの若者は到底主席研究員には見えない。
ブルーブラックのフライトスーツを着た佐久と身長はさして変わらないのに、猫背のせいかやたら小さく見える。
佐久は喪江をバカにしたように見て、サッサとヘリのコクピットに入ってしまった。
こんな感じでファーストインプレッションは最悪。
あとは

・栗駒大尉
持内重工に出向している技術士官。
初めてのシステムに戸惑う喪江を親身にサポートする。
生身の人間で、気は優しくて力持ち。

・鳥海少佐
喪江の指揮官。戦闘で大怪我し、脳以外はフルサイボーグ。
有能、強面、怖い上官だが公平無私。

御嶽みほ中尉
エロ姉さん軍医であり、生体機械工学のエキスパート。
喪江の胸パーツを1カップずつ大きくしている。
似てる芸能人は夏木マリ。
587彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 19:40:44 ID:fJjvux55
彦根中尉
最初の半サイボーグパイロット。
仕事には厳しいが情に脆い。
顔は豆柴。いいちこが好物。

みたいな人たちとプロジェクトを遂行していく。
佐久とは当然反りが合わず、データリンクに不都合はでるわ、佐久は命令を無視するわで鳥海に喪江は絞られる。
そのうえ、パイロットのことなど分からない喪江はデータ転送のタイミングや選択を間違い、佐久を怒らせてしまう。
腕のいい佐久はプライドが高く、喪江の言うことなど聞いてはくれない。
彦根や鳥海にも怒られ、喪江はすっかり自信をなくしてしまう。

そんなある日、彦根は佐久を格納庫でぶん殴る。
松本から度重なる佐久の命令無視を聞いたのだ。
「一人で飛べるなんて思い上がるな!バックアップがなけりゃサイボーグ化の意味も無い、空飛ぶ棺桶だ!」
鳥海には喪江が指令をミスしたため、ヘリが予定から外れたのだと彼女が嘘をついてることを知り、呆然とする佐久。
パイロットが信頼してくれないのは、オペレータの責任・・・という喪江の言葉を聞き、猛烈に佐久は後悔した。
何故自分は喪江ばかりに責任を押し付けていたのだろう、と。
佐久はこっそりと鳥海や松本に頼み事をした。
ヘリを飛ばしたい。
「パイロットは王様じゃねえんだ」
彦根の言葉が佐久を変えた。

「今日はなにもしなくていい」
佐久の言葉に、不審に思いながらも喪江は従う。
「視界をリンクして、ただ見てればいい」
喪江は初めて佐久の目で世界を見た。
滑らかに空気の流れを泳いでいくヘリ、流れ去るパノラマの景色、ぐんぐん上がったり下がったりする高度・・・
淀みない佐久の操縦は、確かに天性のものだった。
大空を自由に飛んでいるような解放感、力強いプロペラ、そしてヘリとの一体感・・・
そうか、これを知らなくてはなにも出来ない。喪江はパイロットの目に心を奪われる。
あれだけ嫌いだった佐久を、喪江は初めて信頼し始めていた。
言葉よりも、サイボーグだからこそできる、それは感覚の共有であり、佐久の歩み寄りだった。


最終的には詰め将棋で遊ぶくらいにはいいコンビになる。
なんかフロントミッションとかそれ系が好きだ
続きは法規のテストが終わらないと描けないorz
588彼氏いない歴774年:2009/07/29(水) 23:27:06 ID:gwZ2thzN
>>587
サイボーグいいよサイボーグハァハァ
テスト頑張れ〜
589彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 00:32:08 ID:Gqzcvu8e
ちょw みほ中尉さりげなくなにやってんだwww
けしからんな! もっとやれ!

テスト頑張れよ!
590彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 00:38:34 ID:VHZx/Rd7
コンビニでバイトしてる私。
おじさんがレジにやってくる。

おじ「ねえちゃん、ちょっとこれ見てくれん?」

私「?」

そう言って下のほうを指さすおじさん。だがしかしカウンターのせいで下のほうが見えない。
なのでカウンターに覆い被さり指さす方を覗きこむ。
するとそこにはおじさんのズボンから故意に出したと思われるチンコが‥!

びっくりした私は隣にいた相方の30代♂ベテランアルバイトを呼ぶ。

私「相方さん‥!助けて!」

すぐさま対応してくれる相方。その後ろにそっと隠れる私。
無事にその場は収まり、相方は後ろでガクブルしてる私を見つける。
そしてよしよしと頭を撫でて優しく包容してくれる。



以上、今していた妄想。
591彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 01:20:58 ID:QuCu1+Vx
喪女って通称がちょっと妖怪っぽいのでその設定を妄想

葬儀の際にいつの間にか見知らぬ女が紛れ込んでいる
参列者の中にその女を知る者は誰一人としていない
そうすると粛々とした式の最中思わず笑ってしまうような出来事が起こり
泣き笑いのお葬式になる

また遺族の中に幼い子供がいる場合
大人が忙しくて構ってやれない時どこからともなく現れ
親身にその子の面倒を看ている女がいるが
誰もその女の素性を知らない・・・

これが妖怪 喪女である


なんてね。あーでも妖怪になりたいな・・・
592彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 02:07:40 ID:4I+YYWDp
>>591
いい妖怪じゃないか!
なんか気持ちがほんわかした
593彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 03:19:27 ID:jWWph22f
コートに全裸の変質者が出たらつまんなさそうに眺めた後アホ面を写メにとり、
モノの大きさと精神の矮小さを鼻で笑い馬鹿にして変質者の心に傷を残してやろうと画策している

だが喪女なので変質者にあわない
594彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 04:40:43 ID:NaVDAMj5
>>591
好きだなー この妄想。
こんな妖怪になれるのなら喪女やってる甲斐があるな
595彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 05:50:23 ID:Ywh4M0cx
バイト先の年下の男の子(大学の後輩でもある)が、
チャラくなく素朴で、すごく腰低くて言葉も丁寧で、
今どきめずらしい位いい子なんだ

ある日私が一人で大学の近くを歩いていると、
バイクに乗った彼に偶然出くわす
軽く世間話をした後、
「今からバイトですよね!?僕もなんで、よければ乗っていきます?」
私のシフト覚えてくれてたなんて〜嬉しいな♪
ヘルメットをうまくつけれずに困った顔で彼を見上げると、
彼は照れながら近寄って紐を調整してくれる
夏の薄着越しに伝わる体温と、ふとした瞬間私から漂う
シャンプーの甘い香りにドキドキしっぱなしの彼
小悪魔な私は、信号待ちでわざと脇腹をくすぐったりなんかしちゃって…
吹き抜ける夏の風と共に、淡い恋のスピードも加速しちゃう☆


帰り道はだいたいこんな妄想してる自分乙
甘い香りの小悪魔設定とか、真逆ですけどw
596彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 12:30:17 ID:Rp8aS694
喪 「あっ!アメ食べてる?私も食べたーい!」
男 「…そんなにアメ欲しいですか?どうしても?」
喪 「うん、欲しい」
男 「じゃあ目閉じてください」
喪 「?(目を閉じる)」

 喪の唇に柔らかなものが触れ、それと同時に甘い味が口の中に広がった
 口移しでアメが口の中に入ってきたらしい

喪 「ちょ!?今、口に…なにすんのっ!バカ〜!」
男 「僕が食べてたので最後だったんですよ、どうしても欲しいって言うからあげたのに
   ありがとうも言わずにバカとはなんですか?そんな事を言うなら返してください」

 今度は最初の軽く触れるようなキスとは違い、激しく貪る様なキス
 男の舌が喪の口の中を執拗にかきまわしていく

男 「あれ?アメないですね、どこに隠してるんですか?」
喪 「んんっ…んむぅ〜っっ…うう〜っ…やっ…ぁんっんんっ…」

 男はその穏やかな口調とは裏腹に激しく喪を攻め続けた
 アメは見つかりそうにない、いつのまにか飲み込んでしまったようだ

喪 「んっ…ぷはぁ〜っ!こ、これあげるからもう許してぇ〜」
男 「ガムですか、しょうがないですね許してあげましょう(パクッ、モグモグ…)
   これミントガムじゃないですか、僕、ミントガム嫌いなんです、せっかくですけどガムは喪さんに返しますね」

 また当たり前のように口移しでガムが喪の口に放り込まれる

男 「ほら、ちゃんとガム噛んで、まだ捨てちゃダメですよ、もったいないwww」
喪 「うぅ…(モグモグモグ)」
男 「そうそう、よ〜く味わって…ミントガム好きなんでしょ?」

 数分後、喪が若干涙目でもうガムを捨ててもいいか聞いた

男 「そうですね、もう充分味わいましたかね?でもやっぱり確認しておきましょう」

 そう言うと男は喪の口の中を隅々までゆっくりと舌で舐めまわしはじめた
 一応、喪はジタバタと抵抗していたが男が逃がしてくれるはずもなく
 二人の唾液がピチャ…クチュ……と淫らな音を立てているのを聞いてるしかない
 男は念入りにチェックするかのように長い時間をかけて喪の舌に自分の舌を絡ませた
 いつのまにか喪は抵抗を止め、男のシャツにただしがみついているだけになり
 漏れる吐息も甘く、男をその気にさせる声になっていた 

喪 「んっ…んはぁっ……あぁ…はぁんっ……」
 
 男はそんな喪の様子を見て満足したかのようにニヤッと微笑みキスをやめた

男 「はい確認終わり!もうミントの味しないみたいですから捨ててもいいですよ」
喪 「ふぁ…ぁ…え!?……あっ、う、うん」

 ガムは見つかりそうにない、また飲み込んでしまったようだ



       妄想楽しいおwwwwフヒヒヒヒwwwww  
597彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 12:55:57 ID:pYudZJ8I
年上彼との結婚or同棲妄想

私が台所で料理中に仕事で疲れて帰ってきた彼
スーツを脱ぎながら彼は頑張っているのに評価されないと嘆く
はぁ…とため息つく彼にソファーに座るように言って
私は立ったまま、ソファーに腰かけた彼を抱きしめて頭をなでなでする
「あなたは頑張ってるよね、きっと見てる人居るよ」と優しい言葉をかける
彼は「うん…」と言うと私を抱きしめる



ってな感じに、弱ってる男の人をなでなでしたい!
昔から母性本能強いせいかこんな妄想ばっかりしてる
マザコンは勘弁だけどベタベタと男の人に甘えられるのもいい
いざと言う時に私を守ってくれる男らしさがあるともうキュン死しそう
598彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 13:03:13 ID:Wu3qDeR3
ちょっと興奮した
599彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 13:36:09 ID:7UtNXkxJ
>>597
いい!すごくいい!


マイ妄想
スーパーのレジ打ちバイトな自分
そこにたまに買い物にくる二十代後半くらいの男性
よく自分のレジにかごを持ってきてくれる彼は、いつもお酒とかふりかけとか刺身とか調味料とかを買っていく
自炊してるらしくあんまり女の匂いを漂わせないその人に密かに好意をよせてる自分
普段はお釣りと一緒にレシートを渡すんだけど、たまたまお会計丁度に出した彼
いらないならこちらで処理してしまおうと思い、「レシートはご利用ですか?」と聞いてみる
私の問いに「いえ、いいです」と軽く断り去ろうとする彼。しかし少し行きかけてこちらに向き直り「…やっぱください」と一言

レシートにはレジ担当した私の名前が書いてあるって寸法よ
600彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 20:34:10 ID:l0OC3Bm+
>>599
けしからんもっとやれ!
ちょっとレジのバイト探してくる
601彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 20:53:52 ID:vSBjbZPn
ここの妄想ネタたまに借りてるよ!みんないい妄想ばかりだ。けしからん!
おじさん好きが多くてうれしい。

ここなら言える!
風呂入る時に、「泉で水浴び中に男に覗かれる妄想」する。
パターンは

○喪が来るのを知ってて、毎日木の上から眺めてる冷静イケメンエルフ
○通りすがったら水音がして、好奇心でやってきたら水浴びする喪に見とれる純情ボーイ
○見張りの女の子の代理で来たしっかり者の男が、我慢しきれずこっそり…
○昼寝してたらいつの間にか喪が水浴びしてる!もっといいポジションからじっくり
眺めてやるぜ!と、木の枝に体重かけたら落っこちるどじっこエルフ

我ながらKIMEEEEEEEE!
602彼氏いない歴774年:2009/07/30(木) 23:49:33 ID:ZK5p3XbM
>>601
いいなあ。
昔からギリシャ神話等が好きな私にはストライクだ。
今度から昼間に風呂入るときにその妄想する!
603彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 00:51:57 ID:s9Qz+MRT
盲目の雀士(老人)との妄想

信頼していた人に騙されて、借金のかたに売られそうになったところをその場に居合わせた盲目の雀士がお買い上げ。
引きずられるように屋敷に連れて行かれ、離れの部屋に押し込められる。
「煮るなり焼くなり好きにすれば良いっ…!」と捨て鉢な喪子に渡されたのは前掛けとはたきと雑巾。
「今日からお前ぇの部屋だ。何年も使って無いもんでな…悪いが、自分で掃除してくれ」
どうやら、数日前に馴染みの家政婦が郷里へ帰ってしまったらしく、喪子は住み込み女中として雀士の屋敷で働くことに。
始めは雀士の風貌に萎縮しまくりだった喪子だが、時が経つにつれお互い打ち解け始め、最近は世間話をしたり、雀士が手慰みに麻雀を教えてくれたりすることも。
今では喪子は雀士のことを「先生」と呼び「衣食住には困らないし、なにより体を売らずに済んだ。先生は私の恩人です」と、慕っている。

なぜか屋敷の外へ一人で出てはいけなかったり、屋敷に来る男と口をきいてはいけなかったりするのが気になるけれど……

善い人そうに見えて実はばっちり飼われている感じで。
もう元ネタとは別物wwwwwサーセンwww
604彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 02:03:36 ID:pte69co5
>>601
やぁアルテミス
605彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 04:17:16 ID:X62RNy/9
ヤバイ。喪子さんヤバイ。まじでヤバイよ、マジヤバイ。
喪子さんヤバイ。
まず可愛い。もう可愛いなんてもんじゃない。超可愛い。
可愛いとかっても
「エビちゃん20人ぶんくらい?」
とか、もう、そういうレベルじゃない。
何しろ性格がいい。スゲェ!なんか裏表とか無いの。女神とか聖人君子を超越してる。性格いいし超美人。

しかも鈍感らしい。ヤバイよ、鈍感だよ。
だって普通はアタックしたら少しは意識するじゃん。だってデートに誘ってるのに「じゃあ皆で行こうね!」とか返されたら困るじゃん。デートのはずだったのに結局飲み会とか困るっしょ。
サークル全員にバレてるのに本人だけ全然分かってないとか泣くっしょ。
だからリア子さんとか気を使ってくれる。話のわかる人だ。
けど喪子さんはヤバイ。そんなの気にしない。ムードブチ壊しまくり。告ろうとしてるのに「眠いから後にして」とか鈍い。ヤバすぎ。

鈍感っていたけど、もしかしたら気づいてるかもしんない。でも気づいてるって事にすると
「喪子さん=悪魔」
って事になるし、それはそれで興奮する。ヤバイ。どっちにしろ可愛いなんて凄すぎる。

あと超ドジ。鈍臭い。でもそれ言うと怒って口聞いてくれない。ヤバイ。拗ねても可愛い。でも口聞いてもらえないと寂しい。可愛い。

それに超天然。超ボケボケ。それに超モテる。逆ハーレムとか平気で形成してる。逆ハーレムて。小学生でも言わねぇよ、最近。
なんつっても喪子さんは無防備っぷりが凄い。うっかりチラチラとか余裕だし。
普通の女子なら男と部屋に二人きりの時ならすごく眠くても我慢したりするのに喪子さんは全然平気。「眠いから寝るね」って言って気持ちよさそうに寝てる。凄い。寝顔ヤバイ。

とにかく貴様ら、喪子さんのヤバさをもっと知るべきだと思います。
そんなヤバイ喪子さんのことを絶対諦めない俺超偉い。もっとがんばれ。超がんばれ。



こんな後輩がいると日々妄想してます(^o^)
606彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 15:02:40 ID:Ebhj3AGK
>>605
ハイテンション後輩www
607彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 16:00:48 ID:bngIrLYA
>>605
やばいwwwつぼったwwwwすごい良いwwww
リア子さんあたりでふいた
608彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 21:20:20 ID:Fi0h4y6O
>>601です。
書きこんだ後で急激に恥ずかしくなったんだけれど、
レスもらえて救われたよ。ありがとー!

>>602
私もギリシャ神話好きだ!その影響だったのかも。
妄想の燃料が投下できたと思うと嬉しいよ。

>>604
そうか!
「アルテミスごっこ」だと思えば、より一層楽しめそう。

>>581の傭兵のおじさん、まじめな騎士に萌えたので妄想してしまった。
投下したいけれど、文章にするのって難しい。

>>591の「妖怪 喪女」になれないかな…とも妄想した。
妖怪になったら、彼女を亡くしたイケメンの葬儀に現れてやるんだ。
そしてイケメンに惚れられるんだ…。
身の程知らずでサーセンwww
609彼氏いない歴774年:2009/07/31(金) 21:40:03 ID:yeTaBvnn
>>605
最後らへんの自画自賛あたりでもうだめだった
ちょっと誰かこんな後輩連れてきてくれ


深夜のファミレスで彼氏とごはん
店員さんが食べ終わった皿を下げる時に、彼が付け合わせのニンジンのグラッセを食べてないことに気づく私
私が「好き嫌いはいけないんだよ」と言うと、「もう十分育ったからいいのー」と冗談ぽく言って駄々っ子みたいに語尾を伸ばし、ピンと背筋を伸ばしてふふんと得意げに笑う彼
そんな子供っぽい彼に思わず笑ってしまうと、彼もまた得意げな笑みをくしゃっと崩していつものゆったりした笑い方に変わる。
「喪子はもっと食べないと育たないよ」
「胸が?それとも身長が?」
「どっちも」
「ばか」

こんな会話したい
ああ彼氏欲しい
610彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 02:03:38 ID:DGRgj07A
職場を出た瞬間、計ったように良いタイミングで携帯がなる。幼馴染の無愛想イケメンからだ。
「喪子、仕事終った?」
「うん、今職場出たとこ〜」
「今から行くから、喪子、ご飯作ってよ」
普段はクールなくせに、甘えるような口調になるのは、お互い社会にでて、実家を出てからだ。きっと、一人暮らしで少し淋しいのだろう。
大学も違ったし、仕事も全然違う道を選んだ。それなのに、何故か家は割と近くて、最近妙につるんでいる。
「別にいいけど…。○○くん、何食べたい?うち今米と野菜しかないよ?」
幼馴染が肉ばかり食べる事を、喪子はちゃんと理解している。
「別に何でも良いよ。喪子に任せる」
いつもと同じ返答。
喪子は帰りしなにスーパーに立ち寄る。トリモモを2枚と、ビールと日本酒を買ってフラフラと歩いて帰る。
「喪子、遅いよ。どんだけ待たせるの?」
幼馴染は、玄関の扉に寄りかかって喪子を待っていた。口は悪いが、実は言うほど怒ってないことを喪子は知っている。
「はいはい、ごめんね〜。…ネクタイ弛めたら?」
仕事帰りなのだろう。スーツを着ている姿は何度見ても違和感を感じる。
「…うん。実は暑かった」
扉を開けると、片手でネクタイを弛めながら、喪子の手から買い物袋を奪う。

続く
611sage:2009/08/01(土) 02:04:23 ID:DGRgj07A
続き

「何買ったの?何作るの?」
喪子が部屋に上がってから、ひよこのようにあとをついていく幼馴染。
「今日はチキンステーキだよ」
喪子は部屋着に着替えに寝室に向かう。
その間に、幼馴染はリビングのテレビをつけて、少しぬるくなったビールを煽る。
「勝手にやってるよ?」
エプロンの紐を結びながら表れた喪子に、幼馴染はヒラヒラと手を振る。
「ずる〜い!私も一口!!」
幼馴染の手からビールを奪うと、腰に手を当ててのどを鳴らす喪子。
「どうしたの?間接チューしたいお年頃なの?」
「んな訳あるか!○○くんお米といで?3合!ダッシュ!」
子供じゃあるまいし、毎回毎回そんなことを言う幼馴染に辟易とする。
米とぎ用のボールを渡して、自分は冷蔵庫から野菜を取り出す。
「しょうがないね」
シャツの袖を捲り上げて、大人しく米をとぎ始めた幼馴染の隣でモモ肉を切る。
「早炊きにしてね?」
「わかってるよ」
毎度の会話に、何だか笑いがこみ上げてくる。
「もぅ飲んでも良い?」
幼馴染は口をとんがらせて、先ほどのビール缶を見つめている。
「はいはい、どうぞ」
喪子はトリモモに火を通しながら、野菜をザクザクと刻む。
常にあるのは、もやしとキャベツ。今日はエリンギもある。
香ばしい匂いが漂ってきた。
味付けはシンプルに塩コショウのみ。
「○○ちゃん、お米炊けた?」
「あと7分って出てる」
「じゃぁスープも付けるね〜?」
即席で、ベーコンとキャベツと生姜のコンソメスープを拵える。
「喪子、美味しそうな匂いする」
2缶目も飲み干したらしい幼馴染がキッチンに戻ってくる。
「うん、美味しいよ。だからお皿出してね?」
「…これでいい?」
幼馴染は、喪子の考えていた通りの食器を手渡してくれる。
盛り付ければ、せっせと配膳までしてくれる。
自分よりも17,8cmはでかい幼馴染をあごで使っているようで、ちょっと嬉しいS気質の喪子。
その後、美味しくご飯を食べて、テレビを見ながらアイス食べて、幼馴染は日本酒に突入して、グデングデンに酔ってしまったので、仕方なくソファに寝かせてやる。
朝ごはんに、昨日炊いた米と、野菜炒めと味噌汁で質素に和食すれば良い。
で、幼馴染が「肉は?」とか言いながら全部平らげてしまえば良い。

金曜日はそんなこと考えながらスーパーで買い物して帰る。
チキンステーキ安くて美味しい(*´∀`*)
612彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 02:05:45 ID:DGRgj07A
sage損ねた!すげえ恥ずかしい!
スマソ!!
613彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 02:34:02 ID:8UH+28XG
陰険根暗中年教師にねちねちねちねちなじられたい
鼻先まで詰め寄られたり周りをコツコツ歩き回ったりしながら
耳元でねちねちとプライドを踏みにじられてむちゃくちゃになじり倒されたい
614彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 02:52:13 ID:ZXIEdnqK
>>613
スネイプ先生が思い浮かんだ。
あの人になら私もされたいわ。
615彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 03:19:13 ID:8UH+28XG
>>614
まさしくスネイプ先生のことです
616彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 04:10:11 ID:aUKu/2q2
映画版の先生は萌える。あれだけ大人げなくネチネチやるくせに
いざピンチになったら咄嗟に背中に庇ってくれるなんて素敵すぎる

魔法学校つながりでひとつ

魔法学校に通う飛行術は苦手な喪女子さん。
悩んでるときにふとデッキブラシをみてそういや日本の国民的アニメでは…
と軽い冗談とイメトレのつもりで跨がってみたら、なんか普通に、っていうか箒より飛べる…?
いやでもねえ、デッキブラシ…いやいやいやないないない認められないだろ
で封印。飛行術は苦手なまま。

ある日人気者が大勢の前で超ピンチに。ああこんなときここに箒があれば!
でも誰も持ってない。教師もこない。そして喪子の右手にはデッキブラシ。
迷ってるヒマはない、と窓から飛びおりデッキブラシで疾走
ファイアボルトも真っ青な超高速と曲芸飛行で人気者を助けだす
「喪女子さんパネェ!」「デッキブラシ超クール!」となる生徒たち
みんな真似するけど喪女子さんにしかできない。そして伝説へ

みんな一回くらいは妄想すると思うんだ、デッキブラシ飛行
617彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 04:21:19 ID:Xw4DNfBD
>>613
全く同意だぜ


某欧州の国で、ある事情で独りになってしまった6歳くらいの少年(金髪)を「そんなら」つって
養子に貰いたいけど、条件として「縁組先は夫婦揃っていること」とか経済的なあれこれがあって
難航し、帰国期限は迫ってるしでどうしよういっそ両親に頼んで形だけでもーとか思っていると、
喪子は彼を凄く好きだけどその人は別に喪子のことをどうとも思ってないような感じだったはずの男性が
「夫婦ならいい(養子を受け入れられる)んだな?」っていきなり結婚してくれる。
「ええーこの人この子のために自分の人生決めちゃった?」と思っていぶかしんでたら、
「そいつ(少年)のためだけに結婚したと思ってるか?」とすげー気難しげな顔で言われる。
喪子を好きだったがきっかけが掴めずどうしても言い出せなかったツンデレであることが判明。
ちぐはぐな家族は日本に帰って仲良く暮らしましたとさ。

という妄想を最近している。
男性は某東南アジア系の元軍人(ドSっぽい)とかそんな厳つい設定で。
そこに至るまでのややこしいドラマがいっぱいあるけどめんどいので割愛。
618彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 04:22:33 ID:Xw4DNfBD
連投スマン

>>616
あるあるあるあるwwww
619彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 07:38:15 ID:jNXR+du7
>>617
そこに至るまでのややこしいドラマとやらをもっと晒してもらおうか…
620彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 13:04:51 ID:Xw4DNfBD
>>619
いや、まあ 元軍人との出会いとかそんなんだがww


某国好きが高じて語学研修がてら渡航し、一年滞在する喪子。
慣れてきた頃ルームシェアやバイトを始め、忙しいながら充実した日々を送る。ただし彼氏は出来ない。
その代わりクラスメイトの女の子(セリーヌとする)とはプライベートでも遊んだりする仲になる。
ある日バイトが長引きいつもより帰りが遅くなる喪子。駅から徒歩10分の部屋に帰るのに帰路がマジ怖い。
殺人とかより強盗や婦女暴行が怖い。ヤバイ。走って時間短縮する喪子。が、あと2ブロックで辿り着くところで
横道から出てきた人に激突する。
「ヒィィーーッ」とか叫ばないけど恐怖で凍りつく喪子。何せ、相手は長身ガチムチ超悪人面の男だったから。
涙目ですいませんすいませんと繰り返す喪子に対し男は「女がこんな時間にうろつくのは感心しない」的なことを言い
さっさと歩き始める。……方向一緒だよ……。こええよ……。

男性は喪子の借りてるフラットの二軒隣りに住んでる人だった。
結局その人がいたおかげで残りの2ブロック結構安心して帰れた喪子。
次の日の昼休みにセリーヌと二人でサンドイッチ屋に行く。雑談してると小銭を落としてしまい、
慌てて拾って立ち上がると横にいた誰かの肘に思いっきり頭突きをかます。グホッとか言う。
謝りながら見ると昨日のゴッツい強面。
「人にぶつかる趣味でもあるのか?」などと鼻で笑われる。もうこの時点でときめいてる喪子(そこはかとなくM)
買ってさっさと出て行く男性。「感じ悪ーっ」と憤慨するセリーヌ。「知り合い?」とかのん気に訊いてくる店主。

ここで喪子が店主から聞き出した男性の情報。
・男性は某アジアの国の軍人だったが、色々あって母親の郷里である喪子の滞在する国に住んでいる。
・店主もその国に縁があるので結構仲が良い。
・現在は民間企業のそれなりの地位にいる。
・ここのサンドイッチ屋はかなり前から常連。いつも冷淡な雰囲気らしい。
その程度。でも喪子は運命感じる。だってMだから。だからと言ってそれを表には出さない。だって喪女だから。

出会い編な。
コレくらいの素っ気無い関係が好き。続きを書くかどうかは知らんw
621彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 18:01:11 ID:jNXR+du7
>>620
おお〜、新作妄想ありがとう!
妄想の表現が上手くて、ちゃんと脳内に二人のやりとりが浮かんできて萌えたww
また気が向いたら妄想してください
622彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 18:19:51 ID:brjMql4I
>>608
そいえばアルテミスって処女神だね
623彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 18:21:51 ID:Hojk5SGY
※しかし喪女ではない
624彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 20:38:53 ID:5E2m+ImU
喪女がなりきる女神様はイワナガヒメでキマリ☆
625彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 22:05:28 ID:LLfiwFlV
>>624
捨てられるじゃねーかああああ!!!
626彼氏いない歴774年:2009/08/01(土) 23:53:07 ID:gpwoyqcn
>>624
なにその海底の岩場に潜んでそうな生物
627彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 00:04:11 ID:zWN9/ZE0
やっぱアメノウズメノミコトかなぁ
628彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 00:31:42 ID:TI1lJOu4
>>624
妄想の中で位妹神様でいさせて下さい
629彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 00:43:24 ID:sCwm+6ml
年上大人な彼氏とぐーたらものぐさ喪子
二人一緒に部屋でまったり、夕方になり喪子眠い


彼「喪子ちゃん」
喪「んー」
彼「眠いの?」
喪「眠くない」
彼「嘘だー、目閉じてるじゃん」
喪「眠くない…」
なんかタオルケットとか持ってきて喪子に被せる彼氏
ほぼ寝てる喪子
喪「んー…#@♂〇\…」彼「アハハ、何?」
添い寝する彼氏
彼「今寝たら夜眠れなくなっちゃうね」
喪「……」
彼「あーあ寝ちゃった」
喪子の頭撫でる彼氏
彼「おやすみ、喪子ちゃん」


誰か寝かしつけておくれ
630彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 01:56:48 ID:/0078x/i
>>629
ラリホー
631彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 10:42:13 ID:+0E1sr/u
>>586だけどテスト無事受かった。ありがとう。
ながったらしくなってしまったので、続きは分けて投下します。

2ヶ月みっちりとシステム訓練漬けにされると、佐久と喪江は、互いに慣れ始めた。

何度も繰り返す精密検査と分解データ収集、パーツ交換の度に、軍医みほの仕業で胸が成長していく喪江。
様々な変化を与えながら繰り返す実験は体に負担をかける。
その負担が精神面に及ぼす影響もまたひとつのデータとして記録された。
長時間の神経接続が及ぼす影響を、栗駒は精神面から、松本は身体面から分析する。
ある意味丸裸で涙目の喪江だが、彦根や佐久も同じ目に遭っているし・・・と我慢する。
神経接続が出来ない場合の対処や、非常時の対処も叩き込まれる。
同じ苦痛への耐久は、やがて佐久や彦根との連帯感を作り出していった。
ほとんど24時間持内重工で過ごすうちに、栗駒や松本とも気心の知れた仲になっていく。

飲み会とかもあって、佐久が半ボーグのくせに酒に弱かったり(目が緑と赤に点滅したり、何故かパンツ一丁になる)、彦根がやたらオッサン臭く酒を飲んでたり(十八番はビリーバン○ン)、潰れた(潰された)佐久を彦根と喪江で運んだりする。
松本とみほはザル。栗駒は嫁と子供の自慢をエンドレス。

そんなこんなで一頻りデータが揃い、いざ実戦に投入されることに。
何度も何度も速度と正確さを求められた訓練、そして果てない疲労と苦痛の果てに得た向上。
そして、遥かな高高度にいながら、佐久の目から見上げた空。
最初は佐久のノイズにすらなっていた神経接続の精度も、喪江にはヘリを操縦する感覚までもが違和感なく感じられるようになっていた。
そして遂に実験隊の成果が試されるときが、来る。


崩落した教会の傾いだ十字架に、どす黒い日がかかる。
戦塵に錆色に染まった空を背に、瓦礫の上を這うように飛ぶ一機のヘリ。
佐久の機体、コールサインはヴォルテックス10(ワンゼロ)。
濃紺と黒の迷彩の機体に、身を沈めた佐久の姿は異形だった。
点滴のように身体中から伸びる線、カバーが外され剥き出しになった頬の機械部分、一際太いケーブルは首筋に接続されている。
バイザーの下から輝く、赤い瞳孔のレンズ。
佐久の視界に映えるのは、方位を示す数字、転送されてきた上空からの赤外線映像、敵味方や部隊を識別するコードが付与された兵士たち。
632彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 10:43:29 ID:+0E1sr/u
教会の尖塔を、崩れてもランドマークとして捕捉するポインター。
その映像は上空を旋回する飛行機の喪江、エコー16にも転送されていた。
今のところ訓練通りに進んでいる。
佐久視界でハリトス教会の、傾いだ十字架を視認した喪江がそう思った瞬間、異変は起きた。
爆発の熱によって乱気流が発生する。
空気を切るローターの感触が急変した。
ぐちゃぐちゃになったプリンにナイフを刺したように、まるで空気抵抗がない。
これでは浮力が得られない。
佐久の息が詰まったのを喪江は感じた。
反射的に立て直そうとする佐久の視界に、ミサイル接近の警告が光る。
空気を切り裂く音が迫る。
深すぎる泥濘と化した空気に、血が凍った。

レーダースコープに映るvortex10の輝点が溶けるように消える。
「ヴォルテックス10、緊急コード7700に変更します」
ヘッドセットを被った喪江の顔色が蝋人形のように白い。
「自動点検機能が走査してます・・・電子神経の損傷8%」
ヘリと一体化することは、ヘリの損傷をそのまま体感すること。
被弾直前に辛くも神経接続を切断したらしい佐久だが、墜落のダメージは軽くはなかった。
損傷箇所が次々とディスプレイに表示されていく。
「D58回路が損傷してます」
「ダメージは38%か」
脳の情報処理、伝達を行う神経に損傷が発生していた。
余計な情報処理をする負担は与えられない。
「谷川はヴォルテックス10のコントロールにだけ集中しろ」
鳥海が肩を叩く。
他のオペレータにその他の仕事は割り振られる。
彼は既に救援の指示を飛ばし始めていた。
「クラックよりデルタ、インディア分隊、元町地区にヘリが墜落。救援に向かえ。ルートを送信する」
「こちらデルタ!ヒャッハー!坂の上かよ!しんどいぜ!」
「インディア了解」
鳥海の視界に、ルートナビがダウンロードされたことを示す表示が点滅する。
喪江の視界は、フラフラとコックピットから這い出る佐久が映っていた。
「ヴォルテックス10、聞こえますか?」
「エコー16、聞こえる。周囲の敵味方情報を要求する」
「できません。あなたの神経に負担が大きすぎます」
喪江は、まだ機械化せず残っている内臓が固く冷えていくのを感じた。
理論上は可能だが、オペレータに過大な負担を要求する方法。
「・・・佐久さん、よく聞いてください。私があなたを特別管制方式で誘導します」
敵は刻一刻と接近してくる。
迷っている暇はない。
633彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 10:45:29 ID:+0E1sr/u
瓦礫の山から喪江を見上げる佐久と、電子指揮機のカメラ越しに見つめあった。
佐久の体には敵味方識別や周囲の映像を処理しながら移動、射撃する残力はない。
しかし喪江が情報処理し、佐久の遠隔操作を行えば、佐久にかかる負担は遥かに小さかった。
ただし、二人分の処理を行う喪江の負担は非常に大きい。
佐久の痛みも感じることになる。
もって精々30分。
「止めろ喪江」
「第45条2項、自立不能な状態の機械化兵士、またはそれに近く緊急性が高いと判断される場合は、オペレータが遠隔により操作するものとする」
免罪符を唱えながら佐久の神経に強制的に割り込んでいく。
「・・・分かった。だが射撃だけは俺がやる。ユー・ハブ・コントロール」
「アイ・ハブ・コントロール」
感覚野が広がっていき、やがて痛み、匂い、拳銃の感触が目覚める。
目前に青く輝く標に従って、喪江は走り出した。


続きはそのうち
ホントなんで短く書けないんだろう
634彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 13:15:08 ID:UO3CjNx6
長くても美味しいから大丈夫。
サイボーグとかいいなあ。妄想にとりいれてみよう


どこぞの御屋敷でずっと勤めてたけど、家族が夜逃げしたとかで一人ぼっちになった黒髪温厚な執事を飼う妄想が止まらない。
喪女はひょんなことから彼を助けた結果、「貴方にお仕えしたい」と狭い家に住み込んじゃったんだけど、何から何までやってくれるので本当に申し訳ない。
だけど彼にとっては喪女は自分の傷を癒してくれる存在で、かつ目が離せない大事な存在になっていく

「お嬢様…少し胸元が開きすぎでは」とか
「私は貴方しか見えていませんよ」とか
「大事な喪女様」
とか少し照れながら言ってほしい。

そして紆余曲折あって恋人になってもいつまでも控え目で敬語が抜けない彼に
「離さなくても、いいかな」とか
「喪子、好きだよ」
と言わせてみたいんだよおえおお
あ、
「私も男ですから」
もいいな
ただし態度は執事のままで。


そんな私は以前雫と有の妄想をあげてたんだけど、やはりお姫様に憧れてるんだな…
635彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 13:53:53 ID:BJx/rr9y
>>633
つ ブログ
636彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 14:16:10 ID:z+Fv/u+F
携帯からスマン
すごく長くなってしまったので2つに分けました

とある教師を一目見た瞬間「運命の人だ!」と恋に落ちた喪女子高生。
想いが暴走して「幸せにしますから結婚してください!」などと口走ってしまうが、
教師は「意味分かんねぇよお前」とあしらう。
しかしそんな教師の耳は真っ赤。
それからもそのようなまるでコントみたいなやりとりは続き、
ついに卒業式。

喪女「せっ、先生一緒に写真とってくださ……(´;ω;`)ブワッ」

教師「お前、泣くなよ」

喪女「だ、第二ボタンもください……」

教師「嫌だよ……ボタンなくなったらこのスーツ着れなくなるだろ」

喪女「じゃ握手してください……!」

教師「まぁ、そんくらいだったら。ほら」

手を差し出す教師。
喪女がその手を握ると、教師が喪女を勢い良く引き寄せ、抱き締めた。

喪女「せ……んせい……?」

教師「卒業まで待ってる」
喪女「えっ?」

教師「お前が大学を卒業したら、幸せにしてやるから、結婚しませんか……ってこと」

喪女「え、えっ、は、はいぜひ……!」

抱き合っていた体を離し、目を合わせる喪女と教師。
637彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 14:17:54 ID:z+Fv/u+F
続き

喪女「ってことは、先生、私を彼女にしてくれるんですか……?」

教師「……今更だろ。俺は、前から……お前のこと好きだったよ。……あーもー言わせんなよ恥ずかしい……」

喪女「先生……好きです……!」

教師「知ってる」

事態に気付いた友達や周囲の人に祝われたり冷やかされたりしつつ卒業式終了。
その後喪女は無事大学に入学し教師との恋人ライフを楽しんで4年後に卒業。
色々あって、卒業してすぐは結婚せず、
喪女が就職してから2人は同棲を始めた。
喪女は2年間社会人としての独身ライフを過ごし、
結局結婚したのは喪女24歳の初夏、大安の日。
新婚さんいらっしゃいに出演し、「きっかけは?」「どっちから声かけたの?」等の質問に対し、
喪女が「一目見てビビッと来て、私が『先生幸せするから結婚して!』って叫びました」と会場を笑いに包み三枝さんをコケさせる。
それから2人は3人の子宝に恵まれ、末長く幸せに……


……なりたいなぁ、と。
色々カットしたけど短くはできなかった……
携帯からなので見にくいと思いますすいません
638彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 14:58:06 ID:+0E1sr/u
>>635

ブログかあー
この先何か書くときはそうする、ごめん
最後にこれだけ投下させて下さい

花火のようにピュウピュウと、曳航弾の筋が空を突き抜ける。
残照が消えかかった空、煙のにおい、剥き出しの自分の膝関節の駆動音。
200m先の敵反応が接近していることを警告は告げた。
「カレント08がそちらへ向かっている。ヘリの破壊は心配するな」
鳥海の指示が飛び込んでくる。
テールを破壊されたヘリの、本体には機密がたっぷりと詰まっている。
だが佐久の手で破壊を行う余裕はない。
護身用の拳銃を握って、射撃を行う佐久の神経を調整しながら瓦礫を越えた。
損傷部の内側から破裂しそうな痛みを歯を食いしばって耐える。
救助部隊までの距離が永遠に感じられる。
そして敵の接近は、速い。
「喪江、判ってるな?射撃のときだけは全神経こちらに預けろ」
路上に転がる、サイボーグ兵の一部だったものを踏み越えた。
「嫌です」
嫌な汗で濃紺のフライトスーツがぐっしょりと黒っぽく染まる。
ホコリやオイルにまみれ、所々破れた佐久のフライトスーツ。
「これは戦争だ。女子供はすっこんでろ」
佐久が喪江を押さえ付けようとする。
抗いながら、喪江は佐久の声で呟いた。
「死んでも放すもんか」
手を汚すなら、共に。
目前5mの、倒すべき敵を喪江は見た。
目を見開き、歯を食いしばる。
声にならない悲鳴を上げて、佐久に支えられながら引き金を引いた。
ヘッドショット。
銃口から炎が吹くと同時に、放射状にアンモニア臭い硝煙が広がる。
頭が膨張破裂し、悪趣味な抽象画のように、霧状に飛散する血。
瓦礫に仰向けになった兵士は、顎から上を吹き飛ばされている。
「喪江」
眼を逸らして、徐々に狭まってくる視界のなか、喪江は足を踏み出した。
残りの接続時間は少ない。
「佐久少尉、あなたを必ず救援部隊へお連れします」
神には祈らない。悪魔になってでも、佐久を救う。
喪江は込み上げる吐き気を必死で飲み込んだ。
敵味方の表示が薄くなり、視界をノイズが覆う。
暗くなりつつある視界。遠くなる佐久の声。
蜘蛛の糸のようにか弱くなっていく意識。
鉛のような体を引きずりながら、喪江は走った。
そして残り3.95秒、ようやく視界に映った、救援部隊に力の限り咆哮した。

「喪江ちゃん、しっかり」
ぼやけた視界に、赤黒い色が映る。
耳元に聞こえる警告音がうるさい。
「谷川!」
鳥海と栗駒の呼ぶ声。
639彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 15:01:43 ID:+0E1sr/u
「鳥海さん、だめです」
機上に乗り組んでいた栗駒は、喪江を診て言った。
過電圧で損傷した喪江の表皮は裂け、赤黒いオイルが染み出ている。
ヘッドセットから覗く鼻からも、緩やかに血液混じりのオイルが流れ出していた。
椅子にがっくりと項垂れて座る喪江の顎は脱力し、端から唾液が垂れている。
鳥海は電子指揮機と接続し、戦況を見た。
カレント08――彦根の機体は佐久の機体を破壊し、その後佐久の後送を支援していた。
――喪江にしてはまあまあな頑張りだったな。
シャットダウンした喪江を、鳥海は起こさなかった。


「まだ上手く掴めません」
損傷して交換した右腕のパーツは、まだ馴染まない。
病室の外の窓を、斜めに降る雨が叩く。
タピオカをひたすらプチプチ潰すリハビリは退屈だった。
「小豆と交換するか?」
箸で小豆を移しながら佐久が聞く。
「やめときます」
交換したパーツが馴染むまでまだかかりそうだ。
鳥海から厳命された一日一キロタピオカ潰しを病室でこなしながら、喪江はテーブルの向こうの佐久を見た。
手がかじかんだようにぎこちない。
喪江は何故か、またきつくなった下着を買い換えないとと思いながら、息をついた。

佐久がここにいて、良かったと思う。



予想外にダラダラになってしまいすみませんでした。
吐き出させてくれてありがとう。
いつもROMだけどみんなの妄想楽しみにしてます。では。
640彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 15:05:15 ID:EMf79bac
おつかれー
面白かったよ!

もしブログやるならサイボーグ収録も頼むw
641彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 17:45:42 ID:5mBXSWZV
>>631
すごい良かった!ありがとう

しかしなぜこのネタが小説じゃないんだw
というレベルの充実ぶり…
書かれる方ですか?
喪女板って才能溢れる人が集まるよな
642彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 21:03:01 ID:4jRxgfNu
>>603
不良中年といいここ福本ファンがけっこういるのなw
643彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 23:48:35 ID:qBTIo+QF
欲求不満注意


男は黒髪眼鏡で普段やさしい裏サドっぽい人だといい

なんか普段通り友達として接していたら、スイッチが入ったらしく、もうがまんならん!てなればいい

男「…こんなにいやらしい体して、俺をさそってんのか?ん?」
胸を鷲掴みにしながら耳元でささやく男
喪「いや…ちが…っんっ」
強引に口をふさがれ、服の中に手を入れられる
喪「ちょ…やぁ…恐いよ…どうしたの?」
男「いっつもいっつも、俺を誘うような格好してきて、本当は俺にこんなことされたいんだろ?乳首たってるぞ、コラ!」
喪「やっ…はぁはぁ…」
男「何がいやだ。感じまくってんだろ?俺の指で」
耳元でささやく男。
よりいっそう感じまくる喪子







とかとか言われていじめられたい\(^O^)/Mでごめん
644彼氏いない歴774年:2009/08/02(日) 23:54:25 ID:oloQ/Xnf
>>634
おまいさんの書き込む妄想がことごとくツボだどうしてくれるw
645彼氏いない歴774年:2009/08/03(月) 00:10:08 ID:rU7CWn36
>>634
もっと続けて!
Mの妄想は私の大好物です!
646彼氏いない歴774年:2009/08/03(月) 06:42:30 ID:fQLKyFf9
エロいwww
だがそれがいい。もっとやれ!
647彼氏いない歴774年
街で黒ずくめの男に突然渡された紙。そこには使い魔の呼び出しかたが書いてあった。
すぐ捨てようと思っていた喪子だったが、ある暇な日、実行する。
そしてまさかの召喚成功。まばゆい光に包まれながら現れたのは黒髪に黒い服、喪子に紙を渡した男と同じように黒ずくめの男。ただ一つ違う所は、顔がありえないくらい綺麗ということ。
彼は細い目をさらに細ませ、にっこり笑った。
「はじめまして、マスター」


まぁこっから使い魔との生活が始まる。
その使い魔は魔界一番二番の魔力を誇る偉いさんで、何年も修行しても呼び出せるか分からない、という存在なのだがなぜ喪子に召喚出来たかは不明(てか考えてないw)

最近は使い魔に惚れられるきっかけをどうしようか悩み中。



ゼロの使い魔を読んでて思いついた痛い妄想。