953 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 20:05:41 ID:gx1QzIpK
>>281 幽霊なんかより生きている人間の方がよほど怖いとしみじみ思った…。
プチエンジェルとかさ…。
>>916 18日目にして既に全員正気を失っていたということかな。わからん。
決して漁師になるなとかそうめんと餅菓子が好きだったとか
怖いを通り越して悲しくて泣いてしまった。
私は精神がおかしくなってたんじゃ?って疑問より先に
「別の世界に引き込まれてたのかー!?」とそっちの「怖い」に走って考えてしまった
955 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 20:26:49 ID:Yy2G9ZRT
956 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:51:04 ID:8xqvd0I7
長いですがクマ日記貼りますね。
山に入って一日目。
特に事故も無く、計画通り。みな景色を楽しみ、充実。
二日目。
すでに稜線上のルートを進んでいるが、昨晩の天気予報から今日の天候が思わしくないため、その日は停滞を決定。予報の通り雨風が次第に強くなり、テント内で食事を作って腹ごしらえをしつつ、トランプをしたり話をしたりと、楽しく時間をつぶす。
天気予報を聞いた後、明日は朝、小雨なら出発しようと決めた。
二日目は特に何事も無く終了。
三日目。
朝、一番早く起きたCが外の様子を確認にテントを出た。
帰ってきたCに様子を聞くと、
「少し霧が出てる。待ったほうがいいかも知れない」
テントの口から外に首を出すと、辺りは真っ白。出発を遅らせることにする。
朝食後、外に出るが霧が晴れる様子が無い。
メンバーは昨日停滞したこともあって出来るなら出発したい様子だが、事故があってからでは遅い。話し合って今日も停滞することにした。
昼、霧がさらに濃くなる。
雨こそ降っていないが、霧の中歩き回るのは危険で、テントを出るものは無い。
夜、ちょっとしたアクシデント。
Eが何の間違いか、鍋をテントの外に出し放置。
夜の動物が活動するこの時間、食べ物の臭いを外にじかに出すのは危険だ。
しばらくしてから、動物の軽い足音がテントの回りを探るように歩いている。キツネだ。
テントから出て追い払う。先ほどの鍋のせいだろうか。
この辺りはヒグマが出る。
昼なら会ったことはあるが夜は危険だ。
三日目はこれで終了。
確かに幽霊より生きてる人間のほうが怖いとおもう。
怖い話じゃないけど、この前お爺ちゃんに「うちの店に来たいけど道がわからん
って言う人がおるから案内してあげて。電話で言うてもわからんから来てくれやと」
って頼まれ、面倒くせ〜と思いながら向かった。ちなみにうちのお爺ちゃんは自
営業を営んでいる。徒歩5分くらいのところに初老(60歳くらい?)の男性がいて
確認したら電話の人だった。じゃあついてきてぐさいと言ったら「車で来てるんや」
と言われた。車に乗るのに抵抗があったので、わかりやすいように説明したが
「ようわからんわ、とりあえず乗ってや!ほら!」と言われて、初老だから大丈夫
だろうと乗った。店に着くとお爺ちゃんが唖然としていた。
初老のお客さんを睨んで「お前早く車から降りろ!」って引きずり出された。
その後お客さんを追い返し、人気のないとこ連れてかれたらどうするんやと怒られた。
案内頼んだのはそっちやんか、と言ったら車で来てたなんて知らんと言った後
「お前、初老やから油断したやろ?初老でも力あるんや、ほれ腕相撲してみぃ」
と言われてお爺ちゃんと腕相撲したら簡単に負けた…。ショックと共に軽はずみ
な行動は慎もうと思った。お爺ちゃん70近いけど強いわ。
せめて男女の筋力の差を1割くらいにしてくれないかなw襲われたら勝てない…。
958 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:52:28 ID:8xqvd0I7
四日目。
朝、外の様子を確認するが、2メートル先が見えず霧に包まれている。
本来の日程ではこの日になっても停滞するようなら計画を中止し、別ルートで山を降りることになっているが、霧が濃く、行動することは危うい。
話し合うまでも無く、また停滞。午後、少しでも晴れそうなら下山することを考えたが、霧はますます濃くなるばかりで、昼と言えど薄暗い。
トランプも飽きてきて、話題も尽きる。
夜、早めに明かりを落とし、就寝。
テントの内側が霧のためにしっとりと濡れ、テント内の強い湿気に不快感が激しい。
数時間後に、異変。
最初にBが気づき、隣に寝ていた私を起こした。
「足音がする、さっきから。キツネじゃなさそうだ」
眠ってはいなかったのか、全員が上半身を起こして耳を澄ます。
重くゆっくりとした足音。じゃり。じゃり。
時折混ざる湿気のこもった鼻息。みな息を潜め、連想しているようだ。
ヒグマ、か。
テントの周りをぐるぐると足音が回る。どうやら、一頭。
激しい獣臭が鼻を突く。誰からともなくみなテントの中央に集まって、身を固める。
そのうち、クマがテントの布に鼻を押し付けては激しく臭いを嗅ぐ、という行動を始める。
嗅いではテントの周りを巡り、また嗅ぐ。
みな、恐怖で声を殺し震えながら、身を寄せて動かない。
しばらくして、全員が身体を大きく振るわせた。
クマがどしん、どしんとテントに体当たりを始めたのだ。
テントの布が内側に大きくせり出して、クマの形を作る。
とにかくそれに触れないように身を縮める。
本気を出されでもしたらクマにとってはテントなど紙切れだ。
悲鳴を上げそうなのをこらえながら、テントの振動に耐える。
クマは五分ほど追突を繰り返した後、またしばらく円を描いて歩いた。
また、追突。歩く。
Eは泣いている。私も泣きそうだった。
明け方までそれが続いたあと、静かになった。
全員が少し眠る。
959 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:54:21 ID:8xqvd0I7
五日目。
鳥の声で目が覚めるが、霧は晴れていないのだろう、薄暗い。
ヒグマの臭いは途絶えていない。
どこかで、もしくはテントのすぐ側で様子を窺っているのか。
みな、黙りこくっている。
沈黙が数時間。昼頃、足音が復活。
しばらく歩き回った後、また消える。
夕方、Dが勇気を振り絞って、わずかにテントの口を開けて外の様子を窺う。
「霧が、少し晴れている」
わずかに太陽の光が届き、晴れる兆しが見えた。
すぐに降りるべきだ、と主張する側と、明日まで待つべきだという側に分かれた。
まだクマがすぐそこに居るかもしれないし、今から下山を開始すれば、夜を休憩も出来ないような登山道の途中で迎えることになるのは明白だった。
完璧に霧が晴れたわけでもない。悪天候でしかも夜に慌てて行動するのは事故の元だ。
リーダーとして、下山を許すことは出来なかった。
恐怖の中、冷静な判断だったかは分からない。ともかくも、その日はそれで日が暮れた。
誰も会話をしない。恐怖からだけでなく、パーティの考えが対立したことに大きな原因があった。
その晩もクマは周囲を巡り、時折追突をしてきた。
誰も眠らない。
960 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:54:55 ID:urrroyD8
ミスドをお腹一杯
堪能した後の…
体重計…
961 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:55:17 ID:8xqvd0I7
六日目。
昨日の晴れる兆しが嘘のように、霧が濃い。
朝起きても、終始無言。クマを刺激しないよう、誰もものを食べない。
しかし今朝からは周囲は静か。臭いも薄らいだように思う。
数時間後、Cが、外に出る、と言い出す。
みな反対するが
「様子を見るだけ、クマも今なら近くには居ない」
と言って、Cは許可を求める。
すぐに帰ってくるのを条件に、私はそれを許した。
Cが霧の中へ入っていった後Bは私を非難したが、そのうちに黙る。
しばらくして足音。Cの帰りを期待した私達はテントを開けようとしたがすぐに手を止めた。
獣の臭いがする。Dがか細い声で
「Cは?」と言った。
獣の鼻息が昨日に増して荒い。すぐに追突が始まる。
私達は声にならない悲鳴を上げて身を寄せる。
しばらく周囲を巡ったのちクマは腰を落ち着かせたか、足音は消えるも臭いは相変わらず強い。
その日一日、クマの臭いが途切れることは無く、私達は動かなかった。
Cは帰ってこない。襲われたんだろうか。
−−−ここから少しずつ、日記の筆跡に乱れが見え始める。
漢字も平易、ひらがなが増えていく
962 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:56:12 ID:8xqvd0I7
七日目。
今日も、霧がこい。
はらごしらえか、クマの気配が消える。
しばらくの沈黙の後、Eが山をおりる、と言い出す。
寝不足から目が血走って、声はヒステリック。
説得をこころみるも、きかず、Eは
「おりたら助けを呼んでくる、待ってろ」
と荷物を持って霧の中に消えた。
5人いたパーティはA、B、Dの3人になった。
クマのいないあいだにカロリーメイトなど栄養食を食べる。
会話はなし。時間がすぎる。
昼頃、外を見るが、霧は晴れない。
日ぐれ頃、クマがやってくる。中央に固まって、クマのしょうとつに耐える。
湿気がはげしく汗がでるが、みな震えて、なんとか声は出さずにいる。
Eは下山できただろうか。
八日目。
霧ははれない。
朝になるとクマの気配は消えていた。
だれも「下山しよう」とはいいださない。
たまっていた日記を書いて気をまぎらわす。この日記を持ってぶじにかえりたい。
14時ごろ、Bが狂った。
はじめに笑い出して、かんだかく叫んだあと笑いながら何ももたずにテントをとびだしていった。
きりの中に彼を見送って、しばらく笑い声をきいていたが
それもそのうち小さくなった。Dがしずかにゆっくりとテントの口をしめ、
「いったな」と、久しぶりにDの声をきいた。
そのよるもクマが来た。
私たちは二人だき合ってよるが明けるのをまった。
963 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:57:44 ID:8xqvd0I7
九日目。
今日も、きりがこい。
クマはしばらく近くにいるようだったが、ひるごろどこかへいった。
中央でかたまったまま、すこし眠る。ひどくしずかだ。
夕方、クマのあしおとでおきる。
ついとつされると泣きさけびたくなるが、どうにかたえる。
かえりたい。
クマはなぜ、おそってこないのだろう。
十日目。
きょうもきりがこい
ごご、Dがたちあがってしずかにでていった
とめなかった
きりがはれない
クマはよるおそくにきた。きがくるいそうだ
十一日目。
きょうも きりが
こい
くまは いる
十二日目。
今日も霧が濃い。
964 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 21:59:17 ID:8xqvd0I7
このパーティの登山届は、事前に警察に提出されていたため、異常事態は発覚していた。
しかしまれに見る悪天候に、ふもとの警察は捜索をしあぐねていた。
天候が復活し発見されたのは、無人のテントと荒らされた荷物。日記。
最初に出て行ったCはテントから50メートルほどのところで遺体で発見された。
喉の傷が致命傷となり即死。
次に出て行ったEは、登山道の途中、崖から滑落。遺体で発見。
Bは一キロほど離れた場所で無残に食い散らされていた。
Dはルート途中の崖下から遺体で発見。
Aは行方不明である。
965 :
彼氏いない歴774年:2008/08/18(月) 22:54:59 ID:Yy2G9ZRT
なんという、かゆ…うま…
前に熊に遭遇したら傘とかビニールシートとか
バッ!と拡げると一気に大きくなるものを熊の目の前で広げろって聞いたけど
こんな状況に遭遇したらまず無理だと思うわ
とこれで今日Hey!×3でやってた恐怖映像とか見た人いる?
見たら負けだと思ってずっと下向いてたから見てないんだけど気になるwwww
廃墟で首無しの男が走ってくるとか冷蔵庫の中に顔がとか。
冷蔵庫の中に顔で落ち武者無限ループ思い出してちょっと吹きそうになった
>>965 ノシ
最後まで見たけど、全部怖かったなw
その首のない男が追ってくるやつは声が怖かった。
断末魔みたいな声を上げながら全力でこっち来る!
あと冷蔵庫のはうっすら映り込んじゃってるのが妙に不気味だったよ。
自分はこの冷蔵庫のが一番後味悪かった。
967 :
彼氏いない歴774年:2008/08/19(火) 00:32:29 ID:zznDprul
プーさん恐いお
>>949 某怪談イベントでも出てたなそれ…
鏡の中の女の子よりテレビの上の目みたい物の方が怖かった
漂流船の話も熊に襲われた話も怖いし気の毒すぎる…
>>864 色々と想像したら怖くなった
お母さんは何か見たんだろうね
972 :
彼氏いない歴774年:2008/08/19(火) 02:49:38 ID:zznDprul
熊とかまったく関係ない地域にすんでるのに熊にgkbrしてるのは私だけじゃないはず
973 :
彼氏いない歴774年:2008/08/19(火) 05:26:01 ID:6DdkycDw
テスト
974 :
彼氏いない歴774年:2008/08/19(火) 10:00:58 ID:lpZSS6xM
>>916 その日記って噂で広まっただけのものじゃなかったっけ?
>>972 私も超ガクブル・・・
おかしいよね
家からでないのに
977 :
彼氏いない歴774年:2008/08/19(火) 12:47:32 ID:VieUxMI7
>>976 三毛別羆事件読んだら家に居ても怖いよー
今日体験した出来事。
今日の朝9時ごろだったと思うけど、ようやっと私は目を覚ました
そしたら何だか体が動かないことに気付いた
これが俗に言う金縛りってやつなのか
でも朝方に金縛りに遭うなんて変だな、しかも意識があるのにと思いながら嫌な時間を過ごしていた
そしたら急に体が冷えたと思ったら私の耳元で風が唸った。
その後子供の2〜3人くらいの笑い声が聞こえた。アハハ、みたいな。私は怖くなって固まっていた。
まあ金縛りに遭ってるんだから固まってて当然だけど、脳もフリーズしてた。
んで、まあ10秒くらいで声が聞こえなくなった。そしたら体が動くようになった
よく分からない内に無性に性欲沸いてオナニーしたら閉めてあったドアがガタガタと20秒くらいなり続けた
多分霊が私のあまりの変態っぷりに逃げ出したのだと思った
そして今に至る
霊って変態苦手らしいね。変態でよかった。
文章力皆無でごめんなさい。オカ板には怖くて行けないので喪板に書いてみた
熊の日記読んだけど怖〜。それにしても妻を踏んで逃げた夫てw
普段威張ってる人間に限ってそそくさ逃げそうだ。
でも実際熊が出たら私も必死で逃げて、人を平気で踏むんだろうな。
昔、宅間が包丁持って小学生を襲った事件で、怖じ気づいた先生が子供たちを置いて
逃げたから2chで叩かれてたの思い出した。でも先生を責められるのかなあ。
叩いているやつに実際その場にいたら宅間に立ち向かったのかと聞きたかった。
だから熊とかキ○ガイに遭ったら怖いなってのは常に考えている。
踏んじゃうよな…そりゃ
赤カブトのことかーっ!!
船も熊も全然
リアリティー感じない
>>982 それ最初見たときさ、この子学校でとんでもないあだ名つけられるんだろうなぁと
思ってニヤニヤしてしまった。
高校に行っても「あいつ熊に勝ったことあんだぜ」とか男子の間で囁かれるんだ
ろうなぁ…。南無。
>>984 クマしか見てないけど最初に集団で騒げば近寄ってこなかった気もする。
人間も動物の中では相当大きな哺乳類だし。
そこらの木切れでも拾って振り回したり何かをバンバン叩いて大きな音を出すとかさ。
>>985 自分なら嬉しいかもしれない。
クマ殺しとか呼ばれても誰にも苛められなさそうだしいいやw
キャンプ場にまで出るなんて熊怖すぎる
クマの立場にもなってみるクマ。
エサがないのに、人間がドカドカ土足で付け届けもなしにテリトリーに入ってきたら
そりゃ身の安全のためにも監視・巡回するクマ。
クマのテリトリーに近付いてくるなら、年始の挨拶とお中元くらいちゃんとよこすのが
筋ってものクマ。
( ;∀;)イイハナシダナー
990 :
彼氏いない歴774年:2008/08/20(水) 23:20:38 ID:oAF2TMge
【東京都足立区女子高生監禁リンチ・コンクリート殺人事件の内容】
◆アルバイト帰りの女子高生を誘拐しての不良仲間4人で輪姦
◆不良仲間の家に監禁し暴走族仲間十数人で輪姦、左記を知る関係者は100人に及ぶ
◆陰毛を剃り、陰部にマッチの軸木を挿入して火をつける。
◆全裸にしてディスコの曲に合わせて踊らせ、自慰行為を強要。
◆ゴキブリを食べさせる。
◆性器や肛門に鉄棒、ビンなどを挿入。
◆性器や肛門に入れたビンに釘を打ち肛門内、性器内で割った。
◆両鼓膜が激しく傷ついており、最後のほうはほとんど音が聞こえていなかった。
◆小指の生爪を剥がす。
◆殴打された顔面が腫れ上がり変形したのを見て「でけえ顔になった」と笑う。
◆度重なる暴行に耐えかねて、「もう殺して」と哀願することもあった。
◆顔面に蝋を垂らして顔一面を蝋で覆いつくし、両眼瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てる。
◆衰弱して自力で階下の便所へ行くこともできず飲料パックにした尿をストローで飲ませる。
◆鼻口部から出血し、崩れた火傷の傷から血膿が出、室内に飛び散るなど凄惨な状況となった。
◆性器と肛門は完全に破壊され、原型をとどめておらず繋がってしまっていた。
◆素手では、血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、腹部、肩などを力まかせに数十回強打。
◆1.74kgのキックボクシング練習器で、ゴルフスイングの要領で力まかせに多数回殴打。
◆ダンベルを1メートル以上の高さから腹部に向けて落とす。
◆揮発性の高いジッポオイルなどを太腿部等に注ぎ、ライターで火を点ける。
◆あまりの恐怖に脳が縮小していた。
◆最初は手で火を消そうとするしぐさをしたものの、 やがて、ほとんど反応を示すこともなくなり、ぐったりとして横臥したままになった。
◆死んだのでコンクリート詰めにして放置。
◆遺体の乳房には数本の裁縫針が入っていた。
◆腸壁にも傷があった。
◆固まった血で鼻が詰まり、口呼吸しかできなかった。
◆歯茎にまともに付いている歯は一本もなかった。
◆あまりのストレスに生前頭髪が抜け落ちていた。
犯人一覧
http://www.myhomepage.vgocities.net/aoiryuyu/josikouseikankin.htm
もうすぐ30歳なのに貯金が1万切った事
今から数年前の話。俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんっ て人。
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングです よ。そ
れも組織じゃなく、個人が雇うの。警察が介入してきたら、トカゲの尻尾 切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。俺は都内の、比較的金持ちの日本人、 外国人が遊ぶ街で働いてた。
日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実 際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。キャバクラ行くと、必 ず花置いてあんだろ?あれだよ。で、花配りながら、集金して回る。
もちろん花屋に渡した代金の、3〜5倍はもらうんだけどね。3万が10万、5万が
25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。
俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。それでも結構真面目に やってた。
相手も海千山千のが多いからさ。相手が若僧だと思うと、なめてかかっ て、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいる けど。でも警察呼ばれたら負けだからね。
次から金取れなくなるから、組から睨 まれる。タダじゃすまんよ。
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。一円
も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさ んなんかに、結構信頼されるようになった。
それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになっ た。
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。荷物積む時は、俺は運転席から 出ない事になってたし、後ろは目張りされてて、見えないから。
それでベンツの後ろついてくだけ。荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たさ れて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分 のバイト代をもらえた。
ある夜、また呼び出された。行ってみると、いつもとメンツが違う。いつもはSさん かKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他には Sさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。俺が着いて も、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「・・・はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより・・・」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか 嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。でも今回はドラム缶とか、段 ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。重そうなもんではあった けど。
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。いつもは俺一人で、ベンツについ てくだけなのに。
しかもいきなり首都高に入った。あそこはカメラもあるし、出入口には Nシステムもあるから。こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。方 向音痴だし。
多分環状線を、2周くらいしたと思う。車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツ
が、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが、右の車線に入って 止めろって。言われるままに止めたよ。
そこって合流地点だった。で、中洲みたいになっ てるとこに、バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけ られないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。Nさん が乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。俺はこの時も、 嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。映画とかでよく見る、死体袋とか いう黒いやつ。もう中身は、絶対に人間としか思えない。
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったん だろう。
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば 分かったんだけど。
で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろって言うから、言 う通りにした。
金網開けて、5〜6メートルで、また扉にぶつかる。扉というより、鉄柵って感 じかな。だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな〜と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。今度は大小ひとつずつ の鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。中 に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が 少し動いた。
右から左に柵が開いた。壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。鍵を壊 して侵入は、出来ない構造らしい。
更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』って書いてあった。これは不思議だった。だってここ道路公 団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。まあこの人たちのやる事だから、 抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ 中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ 要領で開いて、俺たちは中に入った。
SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言 わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。時々二人が 止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。 下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応 ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かっ て進んだ。
時々休みながら、どれくらい進んだかな。通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、 左右の壁に時々鉄の扉がついてる。ある扉の前でSさんが止まって言った。
「これじゃねえか。これだろ」
そこには『帝国陸軍第十三号坑道』そう書いてあった。字体は古かったけど。信じられる?今 の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、
休憩する事にした。二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、袋の片側、多分『足』がある側を持った。そ したら・・・
『袋』が突然暴れた。Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、
顔が出てきた。猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
どっかで見たことある・・・それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、しかも生 きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。
その間も『袋』は暴れてた。暴れてたという か、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。一瞬『袋』の動きが止まっ たけど
「ウ〜!」と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。それでも『袋』は、暴れ続けた。やがてKさんも加わっ て、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れた んだと思う。
『袋』の動きが止まった。その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。それまですごい形相 で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。
Sさんが「袋に戻せ」と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、足で抑えながら、袋を引っ張って、男を 中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。男は袋に 戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。
Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ・・・突然だったんで、何が何だか」
そう答えるのが、精一杯だった。その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せな かった。
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が 入ったこと。もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。
それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。今までの広い通路とはうって変わって、幅が 3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。幅1mちょいくらいの階段で、 ほんの数段下りたところに、扉がついてた。
何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた) それでSさんに言われるまま、中に入った。
中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。その真ん中に、確かに井戸 があった。でも蓋が閉まってるの。
重そうな鉄の蓋。端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車 につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、蓋についた鎖が 徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。完全に蓋が開いたとこ で、二人が『袋』を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んで しまえば、二度と出てこないもんね。でもひとつだけ分からない事があった。
なんで「生きたまま」 投げ込む必要があるの?
二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。でも聞こえて きたのは、バシャッて音。
この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。SさんとKさんも、顔 を見合わせてた。
Sさんが俺の持っているマグライトを見て顎をしゃくってみせ、首を傾げて井戸を覗けってジェ スチャーをした。
マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかっ た。レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。
光の輪の中には『袋』の一 部が照らし出されてる。やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。
そこに手が現れた。真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。あれ、さっきの『袋』 の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて、呆然と考えていたら、また頭が現れ た。
え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。しかも2人だけじゃ無さそうだ。
奴らの周囲 でも、何かがうごめいている気配がする。何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?
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彼氏いない歴774年:2008/08/21(木) 01:18:25 ID:UzfTv4++
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。