【強く生きようぜ】喪女の自尊心を回復する方法

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360寝るって言ってるのにいーさん
やがて病気は治っていき、精神(脳)の健康を回復すると共にストレスで長年崩れていたホルモンバランス
が正常値で安定し、他人をまるでヤクザのように恐れて暗くおどおどしたり虚ろだったり何処かおかしかった表情も
マトモな表情になっていった。明るさが顔の微細な筋肉を動かし、造作は変わらないが生理的に嫌悪感を覚える顔ではなくなった。
不細工な上にジャンキーみたいな顔だったのだ(どんな美人でもダメだろそりゃ)。
私は幸せだった。自分に本当に人権があることや自分が人でいる資格を持っていて安心した。
不細工で女でいる価値がないと思っていた自分がこれほど女性的な個性や感性を持っていることにも驚いた。使ってやらなくちゃ。
会話や趣味でその感性を無意識に使っていると、男は本能的にその自分にはない「女性要素」そのものに惹かれるようだ。
「女性美」と言うのは何も肉体的なものとは限らない。「芸術」が目に見える美のみを指さないように。
不細工なことを口実に自分や他人を貶める精神は本人の劣等感の裏返しだとも知った。
私が私を劣等妄想から救ったきっかけは「自分の世界を作ること」だった。
あくまで一例だから、自尊心を作るには別の方法もあるかもしれないが、自尊心を他人に頼りっぱなし
ではいつまで経っても本当の自尊心はもてない。それは多分皆どこかで知ってるはずだ。
自分を知り、認め、分析し、「自分」の使い方を工夫する。頭から否定していたら出来ないことだ。
コンプレックスが目を曇らせて本当の自分や本当にやりたいことを判らなくさせ、その空白(答えが空欄)を
周囲の価値観で埋め合わせて誤魔化してしまえば、本当の幸せは得られないことも知った。
その後で始めて私は自分の性質を利用して人の役に立てることも出来た(誰より優れた成果が出せるわけではないが)。
ただし、私を嫌悪し頭から否定していたり拒絶している人は私の能力の利点や助けを得られなかった。
彼らの態度はそれすらも否定し、拒絶すると言うことだから。協力や助けを差し伸べても、それを手にすることが出来なかった。
今は実家の離れに住んで自分の性質が利用可能なフリーランスの仕事に就いている。お金が貯まれば何処かへ行く。

自尊心がもてない頃はあれほどほしがっていた恋人も、自尊心と生きる喜びを得てからは
ぱったり欲しくならなかった。告白されても片っ端から断った(旅先の遊牧民に恋されたこともあるw)。
結局、「愛する人」じゃなくて恋人と言う口実の「自尊心を満たして保証してくれる道具」が欲しかっただけだった。
そんな相手は、もう必要ない。もしも私が本当に人を愛せるようになったそのときは、その旨を伝える。
「あなたに愛されたい」ではなく、「あなたを愛したくなった」と言うつもり。
昔私が自分に対してそう言ったように。

誰かに愛される喜びと違って、誰かを愛する喜びは一人でも十分味わえるものだ(私の肉親への愛情でそれを知った)。
その愛は私にしか出来ないこと。そんなもの、他人はマネし様が無い。
(私に愛されて相手が喜んだり、相手が私を愛することに喜びを見出すならのなら
それはそれでまことに良いことだが、それが全てではなく、愛のバリエーションのホンの一例でしかない)。