569 :
彼氏いない歴774年:
裁判員制度の問題点は
1.いつのまにか勝手に決まってた
2.米国流の訴訟社会を想定
3.金銭負担、選定の手間の社会的損失
4.情緒的判断(光市母子、ロス疑惑、OJシンプソンなど)
1は、他の法律を密室で決めると批判する日弁連がこの制度に関しては推進の立場
日頃から、裁判が権力寄りと批判し、市民に司法を取りもどすため、と賛成している
しかし、裁判員制度こそ国民的議論なしに密室で決まった制度であり思い切りダブスタである
さらに、裁判員制度で、官僚的裁判から、常識的な裁判へ変容すると日弁連は思っているようだが
恐らくは正反対の結果にあるであろう、リベラルとは遠い方向へ裁判は変容する
2は法曹人口を意図的に増大させて司法サービスの充実を図る目的がある
そのために、職業裁判官以外に司法参加者を増やす必要がある(法科大学院創設も同様の理由)
だが、本当に法曹人口を増やす必要があるのかが疑問、この理由が分からない
3.裁判員に選ばれた一般人に払われる日当は税金
財政が楽でないのに、なぜこんなことが必要なのか
職業裁判官に給料を払い、裁判員にも日当を払う、それほどの意義がこの制度にあるのかね
4.一応、メディア情報から遮断することになってはいるが現実的には難しい
予断を持って判断を下す危険性は、素人の裁判員には排除できない
さらに問題なのは、たとえば光市母子事件のような話題の事件で
無期の判断を示した場合、裁判員はワイドショーや週刊誌から袋叩きにあい
2ちゃんねるで個人情報を晒され、社会的にダメージを受ける可能性が高い
そして、それにびびって、「自分とと家族の平穏な生活を守るため」に
良心を曲げてメディアや庶民感情に媚びた判断を示すことになる
民事賠償でデカイ額が出ると助かるというわけだ
571 :
彼氏いない歴774年:2007/07/20(金) 04:55:03 ID:qUe4tMbH
被害者参加制度についても、個人的には反対なんだけどね
まあ、法廷で是非言いたい、という人もいるだろうから強く反対はしないが
これは、訴訟に参加しないと応報感情がないのではないかと誤解されたり
厳正な?法廷の場が罵倒とお涙頂戴の場になる危険もある
裁判員制度とセットならなおさら、この手の劇場的パフォーマンスな手法が使われるだろう
そこでも、弁の立つ被害者、美人の被害者には裁判員が引き込まれ同情が集まり
一方で冴えない風貌、ブサイク、朴訥、おとなしく地味で口下手な被害者ならあまり関心をもたれないであろう
そもそもこの制度の成り立ちが、ある人の私怨が基なのでそれ自体問題だと思っている