死刑判決を受けた者と 何十年かして社会に戻ってくる者
この両者は別世界の人間でしょうか?
気づいてないだけで彼らは確実に我々の社会の一部なんです
我々が別世界だと思い込んで過ごしているだけにすぎません
彼らも同じ人間で 君たちと同じように母親から産まれ
ようやく立ち上がり 小学校に通い 中学校に通い
少し乱暴な言い方かもしれませんが
今君たちの隣に立っている そういう人間の一人だったはずです
何か他の人と感覚が違うと気づき傷ついたり
家庭の問題であったり 友人関係であった
そういう小さな日常のほころびから…
始まっていったのかもしれません
だから どうか あなたのまわりをもっと見てあげて下さい
さみしそうな人や何か問題を抱えてるような人に
少しだけやさしくしてあげて下さい
我々の社会の見えない隅に追いやらないであげて下さい
2 :
◆2GET2NGetI :05/01/24 22:48:38 ID:/GBKB2/3
2
3 :
インストール:05/01/24 22:51:44 ID:0nr2CfAq
何もかも無意味だ、若さも金も時間も。
4 :
こうすけ ◆.0e0wEv5W6 :05/01/24 23:02:01 ID:wK3uBK8E
クズめ、死で償え
誠実な人間でありたい。
これはたいへん立派な言葉のように聞えますが、
実は狡猾な醜悪な打算に満ち満ちている遁辞です。
君はいったい、いまさら自分が
誠実な人間になれると思っているのですか。
誠実な人間とは、どんな人間だか知っていますか。
おのれを愛するが如く
他の者を愛する事の出来る人だけが誠実なのです。
君には、それが出来ますか。
いい加減の事は言わないでもらいたい。
君は、いつも自分の事ばかりを考えています。
自分と、それから家族の者、
せいぜい周囲の、自分に利益をもたらすような
具合いのよい二、三の人を愛しているだけじゃないか。
革命を、あこがれた事も無かったし、恋さえ、知らなかった。
いままで世間のおとなたちは、この革命と恋の二つを、最も愚かしく、
いまわしいものとして私たちに教え、戦争の前も、戦争中も、私たちは
そのとおりに思い込んでいたのだが、敗戦後、私たちは世間のおとなを
信頼しなくなって、何でもあのひとたちの言う事の反対のほうに本当の
生きる道があるような気がして来て、革命も恋も、実はこの世で最もよ
くて、おいしい事で、あまりいい事だから、おとなのひとたちは意地わ
るく私たちに青い葡萄(ぶどう)だと嘘(うそ)ついて教えていたのに
違いないと思うようになったのだ。
私は確信したい。人間は恋と革命のために生れて来たのだ。
どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。
どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。」
父さんの大事な大事なバスチアン。しょうのないぼうずめ。
どこへ行ってたんだ?どうしたんだ、いったい?
君を、忘れない。
11 :
GO:05/01/27 01:55:45 ID:wRbb/gBV
桜井が足を止め、振り向いた。僕がこれまで見たことのない微笑みが、浮かんだ。
そして、雪のように白い雪とともに暖かい声が吐き出され、僕の耳に届いた。
「行きましょう」
私は過去の因果で人を疑りつけている。
だから実はあなたも疑っている。
しかし、どうもあなただけは疑りたくない。
あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人でよいから、
他を信用して死にたいと思っている。
あなたはそのたった一人になれますか。
なってくれますか。
あなたは腹の底から真面目ですか。
いつかはばれる。パラーシャも。鍛冶屋も、みんなが感づくんだ。
え、どうだ。こんなふうに生きてゆけると思ってるのか?
できやしないさ。解決法は二つしかないんだ。
妻を殺すか、あの女を殺す。
そのほか・・・・・・あ、そうか、第三の道があった。
自分を殺すんだ。
六年前の或る日、
私の胸に幽かな淡い虹がかかって、
それは恋でも愛でもなかったけれども、
年月の経つほど、
その虹はあざやかに色彩の濃さを増してきて、
私はいままで一度も
それを見失ったことはございませんでした。
夕立の晴れた空にかかる虹は、
やがてはかなく消えてしまいますけど、
ひとの胸にかかった虹は、
消えないようでございます。
とにかくね、生きているのだからね、インチキしているに違いないのさ
>>16 訳は原 卓也という人で
クロイツェル・ソナタと組で1冊にして、
新潮文庫から出ています。
なお…「パラーシャも」のあとは「。」じゃなくて「、」でした。
エヴゲーニイに撃たれに逝ってきます
自分は神にさえ、おびえていました。
神の愛は信ぜられず、
神の罰だけを信じているのでした。
それは、神の鞭をうけるために、
うなだれて審判の台にむかうことのような
気がしているのでした。
地獄は信ぜられても、天国の存在は、
どうしても信ぜられなかったのです。
雪が降っています。雪が降っています。雪が降っています。雪が降っています。
わたしの感受性は、つねに悩み、牢獄につながれている。
しかし、わたしの意欲は、つねにわたしの解放者、
わたしに喜びを与える者として、やってくるのだ。
今ここで、きみに言いたい。同封した写真を見て。きみはいい顔してる。
際限なく広がるこの美しい世界の、きみだってその一部なんだ。
わたしが心から好きになったものの一つじゃないか。
のんきと見える人々も、
心の底を叩いてみると、
どこか悲しい音がする。