自転車運転中のヘッドフォンの使用について Part17

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48名無しさん@お腹いっぱい。
>>45

504 名前:Airさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/02/14(金) 17:27:13.84 ID:XLCxl8Yz [6/10]
>まったく無防備にいきなり食らうのと、存在を認知している状態とが、ホントにまるで差が無いと、思っていますか?

東京都多摩市の多摩川通りで次のような事故がありました。
自転車とバイクの接触死亡事故です。

多摩川通りは制限速度40km/hですが、夜間、多摩川の土手の小道から多摩川通りを横断しようと降りて来た自転車と、
速度違反(80km/h程であったそう)で多摩川通り上をタンデム走行中のバイクが衝突、バイクの二人組がバイクからはね飛ばされてガードレールに接触し死亡、
自転車は飛ばされつつも奇跡的に乗車姿勢のまま自転車から離れずに着地した為に生還・軽傷、死亡したバイクの遺族が自転車の運転手を訴えて裁判になったそうです。

これは知人の弁護士がその事件を担当したので、イヤホンヘッドホンに詳しい(と彼が思っている)私に質問して来たケースでこの件を知るところとなりました。

『なぜ自転車は、いくら夜間だからと言っても、時速80kmもの速度で爆音を上げながら迫って来るバイクに対して無防備で突っ込んでいったのか?』です。

で、もうわかったと思いますが彼はイヤホンを付けて爆音で音楽視聴をしていたそうです。
弁護士の疑問点は、『イヤホンというのは、80km/hもの猛スピードで迫って来るバイクの大音量すらかき消すことが可能なのか?』でした。
彼はオーディオ関係まるで素人なんで。
私の答えは『イエス』でした。SE215みたいな高遮音性イヤホンを使い爆音で聞けば、鉄道の高架下ですら普通に音楽視聴出来てしまうぐらいです。
私はよく高田馬場駅の鉄道高架下バス停でバス待ちの際に実際それをやってました。

で、話を戻すと、自転車の彼は、いくらぼんやりしていて夜間だったからと言っても、イヤホンさえしてなければ、
猛スピードで迫って来るバイクの爆音にビックリして、ブレーキぐらいはかけたはずです。

多摩川通りは少し曲がりくねっているので、あまり高速で迫って来ると視認しても一瞬のうちに視界に現れたと同時に接触してしまいます。

しかしエンジン音ならば、視認より遠く早く耳に届いたはずです。
イヤホンさえしていなければこの事故は回避出来たかもしれない、いくら自転車の運転手がぼんやりしてても、
爆音を上げながら高速走行して来るバイクに自分から突っ込むなんて恐ろしいことは、自殺狙い以外はしないはずです。

結局自転車側が負けて賠償金を支払ったらしいです。