【賛否】iPodは、本当に音が悪いのか?【両論】

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751名無しさん@お腹いっぱい。
面白い文書(pdf)がある。長文なので抜粋すると
ttp://www.arts.or.jp/docs/data6.pdf

抜粋------------
86年からの第2次貸しレコード裁判の和解を受け、91年から邦楽は段階的に
3週間のレンタル禁止期間を置きましたが、和解に加わっていない洋楽メーカーは
92年から禁止期間を 1 年間としました。そのため発売1年以内の洋楽新譜、話
題作をレンタルで楽しむことができなくなりました。
添付資料2は
(中略)
邦楽の生産額が90年以後も伸びつづけているのに対して、洋楽は96年以後急
速に生産額を落とし占有率も98・99年で22%とかってないほど下げているの
がわかります。
(中略)
92年に洋楽アルバム・シングルの 1 年間レンタル禁止が行われたことにより、
CDレンタルの中心客層である女性や若年層の洋楽離れがまず起こり、洋楽のシン
グルヒットで楽しむライトユーザーがいなくなり洋楽シングルの売上低下が起き
ています。次に、若年層による新たな洋楽ファンが補充されないために、アルバム
で楽しむコアユーザーの減少が起き、4年ほど遅れて96年からアルバムの売上低
下が起きていることが容易に推察できます。

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日本の販売CDにおいてgainが上げられるようになったのは、
過去のCDを買って並べてみれば、わかるが、
洋楽離れが起こったとされている80年後期〜90年代と時期的に合致する。
752名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 16:46:35 ID:CUUsK4NW
さてここから想像だが、洋楽ファンの減少に伴って
洋楽と比較して日本の音質がおかしいという意見に
共感できる人が少なくなり、日本は事実上の音楽鎖国状態に陥った。

乱暴なマスタリングが横行しても、それを非難する声が多勢にならない。
また、買わずにレンタルしている人の増加で、
その音質について堂々と文句を言えない雰囲気的なものを作ってしまった。

日本人消費者は、CDレンタル商売の合法化で得をした気になっていたが、
同時に目に見えないトンでもない損害を背負い込んだ、と言えるかも知れない。
753名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 16:51:09 ID:CUUsK4NW
事態は悪化する。音楽だけでなく音楽機器の方もそれに対応していった。
例えば、ソニーなんて民生用とプロ用で全く音の傾向が違う。
その民生用の音がまた大量の糞耳を自前量産している。

彼らの言う「良い音」とは?
日本のCDを買って聴きなれている音楽ファンと、
少ない洋楽ファンとで、
「良い音」や「良い音の再生機」は同じだろうか?
iPodは、そんな鎖国状態における一種の黒船ではなかろうか。

「iPodの音が悪い」という書き込みを見ると
たまにそう思う。