932 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/07(金) 11:16:18 ID:LphkO7HG
国内のワイン業界(日本ワイナリー協会)の表示について自主基準
http://www.winespiral.com/entrance/jlabel.html によるとコンコード葡萄を50%以上使用した場合には「コンコード」という表示が可能であるし
また、2007年収穫のワインを75%以上使用した場合には2007年表示が可能であるそうであ
るから、100%なる表示がない限り違反ではないが、逆に、100%なる表示がないのだから実際は
コンコードは50%、2007年収穫のワインが75%であると解釈することもできる。そうならそ
うと公表して欲しいな。
「生」、「本場」、「手造り」などの表示は不当表示として禁止されているそうだが、Kidoワイン、
コンコード2007には「とことん手造りにこだわった本物のワイン造りを追求しています。」と
書かれている。これは違反だろう。
933 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/07(金) 11:45:15 ID:LphkO7HG
本物のワインを造ろうとしたら初めに葡萄の木を植えることだが、次には地下室(貯蔵庫)
を造ろうとするのではないだろうか。Kidoワイナリーには地下室らしきものがない。通常の室内
でワインを貯蔵・熟成するとすれば24時間365日の空調が必要であり、とてもやってられない。
塩尻は夏は35度、冬は氷点下15度まで下がるのだ。私が居たワイン会社にも地下室だけはあった。
(私も地下室だけは造った。台所の床下を3メートルほど6ヶ月ほどかけて掘り、壁をモルタルで固
めた。)
正直旨くて体に害がなければどうでもいい。
ワインは頭で飲むものではない。
>>931-933 そもそも栽培・醸造データーの出ているサイトって「酒屋のサイト」だろ?
酒屋が自分の宣伝の為に載せただけじゃないか?
しかもコンコードについてはそれこそ栽培・醸造データーに「ろ過:あり」と記載されている。
データかコメントのどちらかが間違っているんだろう。
> 加糖を行っている筈だがそのようなこと
> は書いてない。
行って「いない」とも書いてないのでは?
どうも加糖は「当たり前だからいちいち言わない」と考えているふしがある。
> 通常の室内
> でワインを貯蔵・熟成するとすれば24時間365日の空調が必要であり、とてもやってられない。
少なくとも勝沼にはあるぞ。農機具倉庫を改造したとかで建設費は安く済んだが
電気代がたまらん、と言っていた。
それとKidoワイナリーのサイトの仕込み紹介のページで明らかに「普通の建物」に
樽を並べている画像があるからこっちも空調がんがんじゃないのか。
それに今もやっているかはわからんが少なくとも当初は小布施ワイナリーに貯蔵を
頼んでいたとも書いてあったし、どこかを借りている可能性もある。
良スレ
937 :
ワインオタク:2007/12/16(日) 16:26:52 ID:A58gNzKM
美味しいワインに逢いました。
スイス村 あづみアップルという変な名前の会社の
ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワール 06年の1575円値段の割りに上出来
シャルドネも旨かった!
938 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/16(日) 17:37:58 ID:Z4zkcS0m
>>933 自宅地下室は年間通じて何度〜何度ですか?
939 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/16(日) 18:27:14 ID:WlcqDXi0
真冬で9度程度、真夏(外気温30度以上)でも18度程度です。
真夏にここで昼寝するにはセーターが必要。壁や床は結露で
びっしょり、ラベル付ワインはカビが生えるのでそのままでは
貯蔵不可。
940 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/16(日) 18:47:46 ID:WlcqDXi0
百科事典(平凡社 初版 1969年刊)による「日本のブドウ酒」 には
「好みも生産品も外国とは趣を異にしており、テーブルワインのような生ぶどう酒は需要がきわめて
少ない。ポートワインと称する甘みの多い加工ブドウ酒が好まれ、年間約2300万?が消費されているが
これはアルコールに酸、砂糖、色素など加えた模造ブドウ酒に生ぶどう酒を適量加えて風味をつけた
もので、日本独特のブドウ酒である。」
と記されている。さすがに今はそのようなブドウ酒は稀だろうが、そのような伝統は続いている
のではないだろうか。ワイン会社の経営陣はそのようなワインで育った世代である。
(私も、始めて飲んだワインは赤玉ポートワイン。それで、初めて本物のワインを飲んだときには、
「こんな酸っぱくて苦いモノが飲めるか、これは不良品に違いない。」と思った。)
無添加ワインの売れ行きが好調だが、日本の伝統的ワインに亜硫酸塩など不要。無添加とは「アル
コール、酸、砂糖、色素など無添加」と解釈してよい。
941 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/16(日) 19:16:00 ID:WlcqDXi0
日本で販売する加工食品にはラベルなどに原材料を全て表示する義務がある。ビールやコーラなど
にも原材料が表示される。ワインにそのような表示が無いのは何故だろうか。無添加(原材料はブドウと
砂糖、酵母だけ)であれば「無添加」なる表示は不要である。原材料に「ブドウ 砂糖 酵母 」と
いう表示だけが必要だ。
935にあるように「加糖は当たり前」であっても本来は表示すべきであろう。炭酸飲料に「砂糖・
ブドウ糖・液糖」が原料のなかに無かったらおかしいだろうに。(「加糖は当たり前」という理屈が通
用するか。
(私の勤めていた会社ではジュースなどの飲料に「砂糖無添加」なる表示していたが、「加えているのは
液糖であって砂糖ではない。」と言っていた。(液糖とは砂糖を水に溶かしたモノである。)
通常販売されている日本産ワインは「 原料 輸入ブドウ濃縮果汁 国産ブドウ酒 ブドウ果汁 酵母
香料」 だろう。(輸入ブドウ濃縮果汁は輸入生ぶどう酒である場合も多いだろう。輸入生ぶどう酒はフ
ランス産やイタリア産ではなく南米産である。)
いつまでン十年前の感覚にとらわれてんだかw
どんな体験したかは知らないけど状況はもう変わってるっつーのwww
>>941 おいおい、「液糖」って
・ 澱粉を分解してブドウ糖を生成 -> できたブドウ糖の半分を果糖に変換
* これらの反応は「溶液中で」行われるので出来上がった溶液をそのまま使用
といったもので“砂糖”とは全然別物だぞ。もし本当に「砂糖を水に溶かした」ものを
使っているのならばむしろ良心的だ(コストが全然違う)。
> 無添加(原材料はブドウと
> 砂糖、酵母だけ)であれば「無添加」なる表示は不要である。原材料に「ブドウ 砂糖 酵母 」と
> いう表示だけが必要だ。
なるほど、二酸化硫黄を添加したワインは古来より存在しない、と言う主張か。
944 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/17(月) 10:21:55 ID:9yyEkpdJ
砂糖も液糖も中身は同じではないか。いや砂糖には水分(水)は殆ど
含まれないから正確には同じではない。飲料製造工程では砂糖よりも
液糖を使うほうが遥かに効率的である。異物混入の危険も少ない。
原料コスト的には高くついたと思うが、今は液糖の方が安い? 確かに
サトウキビなどは値上がりしたらしい。
百科事典(平凡社 初版 1969年刊)
とりあえず補糖してるか、してないかより、補糖の制限量が決まってないことが問題。
アルコール上げるためだけでなく、甘くするために加糖してるのもある。
947 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/17(月) 18:05:45 ID:PsG3xEq9
新光製糖株式会社
精製糖、氷砂糖、液糖の製造販売
液糖
http://www.shinko-sugar.co.jp/02_products/03.html ショ糖型
グラニュー糖を溶解した品質に相当する無色に近い液状の砂糖で、67から68%の砂糖を含んでいます。
溶解の手間がなく、ポンプ輸送による作業、管理ができるので、主に大規模な食品工場、なかでも清涼
飲料・パン・餡、タレ、乳製品などの食品やドリンク剤など医薬原料として多く使用されています。但
し製品の特性上、使用時・貯蔵時には十分な微生物管理が必要となります。液糖は大きく分類すると溶
けている成分がショ糖だけのものと、ショ糖の一部を転化糖にしたものがあります。ショ糖型の液糖は
、上品でさわやかな風味の甘味が特徴です。
転化糖型
一般的に転化糖型液糖とは、ショ糖を主成分とした液糖に、転化糖を加えたタイプの液糖を指します。
転化糖とはショ糖をブドウ糖と果糖に分解したものです。ショ糖より濃厚な甘味を持ち、保湿性が高く、
焼き色がつきやすいなどの特性を持っています。飲料や冷菓をはじめ、パン類、果実酒、缶詰類などの
用途で多く使われています。ショ糖型液糖に比べて、調和のとれた風味や深みのある甘味が特徴で、パ
ンやケーキの焼き色を出したい目的でも使用されています。
当社では転換糖型液糖を上白液糖と言います。含まれる転化糖液の割合を調整し、上白糖を溶解した液
糖の特性を持たせているためです。上白液糖はショ糖型液糖に比べて調和のとれた風味や深みのある甘
味が特長で、上白糖に準じた使い方をします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食品業界では「液糖は砂糖ではない」が未だ定説だろうか。ワイン製造工程で
加えるのも液糖だから砂糖ではないのだろう。
948 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/17(月) 18:26:56 ID:PsG3xEq9
ワインのラベル(表示)にはアルコール濃度が必ず記されているが、未だに「15度以下」とある
製品が国産には多い。アルコール飲料として販売されている以上アルコール濃度は1%以上であろうが、
3%なのか、14%なのか、10%程度なのか、「15度以下」という表示では不明である。これほど
消費者を愚弄した表示があろうか。他のアルコール飲料で「15%以下」などと表示されている製品は
見たことが無い。日本のワイン業界の体質というのがこのあたりにも現れているのだろう。
(法的には、政令で「15度以下」というような表示ではなく「10%」というように±0.5%の
精度で表示せねばならないことになっていたと思う。罰則が無いので、メーカーは無視か。)
949 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/17(月) 21:19:44 ID:g/tF6wLH
????????
ワインのアルコール度数表示って、
X度以上(X+1)度以下
もしくは、
X度
って、表示しないといけないんだが。
不正な表示すると脱税になるから税務署の怖いおじさんがやってくるよ。
950 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/18(火) 09:24:18 ID:WVzV3jlU
300円ワインばっか飲んでたせいか親父が北海道の富良野ワイン買ってきて
(値段はわからん)
飲んだときには「うわ、しぶ!」と思った。
同じ国産ワインでもこうも違うのか…
952 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/18(火) 21:33:39 ID:XXx7iZip
>>951 “国産”ワインで300円というのはありうる。
タンカーで輸入したワインを「日本国内で瓶詰めすれば」“国産”ワインだ。
956 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/19(水) 19:45:55 ID:/Fz3hNuI
フランスで普通に(毎日)飲まれているワインは2-300円/ボトルだろうと思う。
日本酒も1000円/1.8リットルが日本での相場だ。日本酒の方がアルコール度数も
高いし造るにもずっと手間がかかる。フランスの2-300円/ボトルワインの質が悪いわけではない。
日本で2000-5000円で売られているワインの品質だ。日本のワインが高すぎるだけの話。だから
「国産」にして売るだけで儲けられるのがこの業界。国産にこだわらずに500-1000円のフランスや
イタリアのワインをいろいろ楽しむのが賢い。十分な品質。
957 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/19(水) 20:11:20 ID:wcOuCof0
イタリアワインってイマイチなのが多くないか?酸味が多くて、こくが
ないのが多い。
もちろん3000円以上出せばいいんだろうけど、千円台をいつも
買う俺としては、イタリアワインは買わない。いつもはずれるから。
>>956 > フランスの2-300円/ボトルワインの質が悪いわけではない。
> 日本で2000-5000円で売られているワインの品質だ。
良く聞く話だが根拠を聞きたいな。
いくらなんでも10倍以上と言うことはないだろう。
2〜3倍くらいというならまだ話はわかるが。
ちなみに現地価格で200〜300円程度の“フランス”ワインは
補糖+補酸やりまくりだぞ。
ただこれにより必ずしも「質が落ちる」わけではない(からこそ困る)。
日本酒にしても1000円/1.8l程度の酒ならアルコール添加が普通。
>>957 今度スパゲッティを食いながら飲んでみろ。
あの酸味がばっちり合うぞ。
蒼龍葡萄酒の「あじろん」を呑んでみた
薬みたいな変わった味だったけど、甘い香りと軽い呑み口で300ml瓶を
あっと云う間に空けてしまった
しまった!栓を開けた後の味の変化が確認出来ない・・・
>>957 チーズでもワインの味の感じ方が変わるから、一度試してみては?
>>957 ファルネーゼいっとけ
カサーレヴェッキオで軽いと言われると俺にアドバイスできることはなさそうだ
で、国産だけどミーハーながら金井醸造のは美味いと思う
961 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/24(月) 21:40:53 ID:TnNU90A1
このスレ落ちまくり。やはり国産ワインはワイン党にとってゲテモノなのか。
958について、私はフランスを一ヶ月ほど旅行していたことがありスーパー
で買った2−300円ワインを毎日飲んでいた。おかしなワインには一度も当たらなかった。
たとえ補糖や補酸がしてあったとしても一級品の味だった。
ワインはブドウを醗酵させただけのお酒。普通に造れば、それだけで一級品になる。
ブドウの品種や出来により味は変わるだろう。それは個性だ。高級ワインと称する5000円/ボトル
以上のワインとはブランドによる値段、品質とは関係ない。高級ワインほど味は落ちる傾向すらある。
(鉛や銅など重金属の含有量は高級ワインほど高い傾向にある。)
>>961 > たとえ補糖や補酸がしてあったとしても一級品の味だった。
当のフランス自身が法律でそれを禁じているのだがw。
もちろん補糖や補酸それ自体をやっていないわけではないが、
やったものは「格下」扱いされる。
少なくとも一級品を“名乗る”のならば補糖と補酸の併用は禁止だし
やるにしても制限がある。
> ワインはブドウを醗酵させただけのお酒。普通に造れば、それだけで一級品になる。
その通り。そしてその通りならば本来補糖や補酸をやる必要がないはず。
だがフランスでも格安ワインはやっている。
ちなみに「国産ブドウ100%のワイン」でもボトル500円以下のものはあるぞ。
サイズは違うが一升瓶で1200円以下のものはざらにある。
>>962 ホントは補糖や補酸をわかってないか吊りだろ。
「補糖と補酸の併用は禁止」はあってるけど単独では禁止ではない。
制限はあるが。
ブルゴーニュやボルドーのトップクラスでもやってるが
もちろん格下げはしていない。
964 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/27(木) 10:53:48 ID:7WYmWPA2
堂々と「輸入ぶどう果汁・輸入ワイン使用」と大きく表示してある国産ワインもある。
マンズワイン(キッコーマン)。ブドウ品種名(アルゼンチン、チリ産)や醸造地(勝沼・チリ)
なども堂々と記載。アルコール分9%、1000円前後/1.8?紙パック。味は上々、よく出来ている。
ポリフェノリッチ、ポリフェノールが通常の3倍、4000mg/?含まれるという。国産ワインの偽造
問題を逆手にとったような製品だ。輸入ワイン(南米産)だろうが輸入果汁醗酵ワインだろうが、アルコールが
9%だろうが、飲んで旨ければ十分満足して楽しめる。不快なのは騙されることだ。ワインは頭で飲むものでは
なく、心で、ラベルで、信頼で、飲むものだ。フランスの2−300円ワインが美味しいのも「ワインの本場で
本場のフランスワインを飲んでいる。」という満足感からだろう。
日本のワインがいまいちなのは、単純に木が若いからだと思います。
テーブルワインの農家でも樹齢40年とか平気でいます。
樹齢があがり、根が地中深くもぐり土地の風味がでてくればその風味を生かしたワイン作りが出来ると思います。
長い年月の熟成に耐えるワインがでると評価が上がりますよ。上位ワインの評価基準は長期熟成がポイントですよね。
966 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/27(木) 17:07:02 ID:hfvoC9Yc
「国産ワインコンクール(://www.jwine.jp/)に出したワインならは、
素性だけは確かでしょうか?
>>965 > 日本のワインがいまいちなのは、単純に木が若いからだと思います。
そうとばかりも言えない。
カリフォルニアあたりは12年くらいで植え替えているとのことだが
評価は高い。
968 :
Doors999:2007/12/28(金) 01:15:35 ID:uhvGgTO3
>> カリフォルニアあたりは12年くらいで植え替えているとのことだが
評価は高い。
すみません。12年で植え替えてる評価の高いカリフォルニアワインてどこのワイナリーですか?
その評価て誰の評価ですか?
今度飲んで見ます。
>>968 具体的にどこ、とは聞いた事が無い。
と言うよりそれが“カリフォルニアでは普通”とのことだから
かなりの数のワイナリーがやっているようだ。
強いて言うなら「木の古さを自慢していない」ところは全て、
と言っても良いのではないか。
970 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/28(金) 10:55:25 ID:wXEJ00zj
そもそも、若い木よりも古木の方が良いワインが作れるという説には、
実証的で科学的な根拠があるのでしょうか?
>>970 どちらかと言うと経験則なんでしょうが、強いて言えば
「木が弱って“ちゃんとした”実をつけられなくなる」と言うことでしょう。
どう言うことかと言うと、ブドウの果実の中にはいろいろな物質があるわけですが
木が歳を経て“弱る”ことにより、生合成が必ずしもうまく出来なくなることもあるわけで、
それが結果的に「複雑な味わい」を作り出す、と言うことではないでしょうか。
それと果実の粒も小さくなりますがこれが凝集感につながる、
と言うこともあるでしょう。ただし「収量」はかなり減ります。
フランスワインでもグッドヴィンテージの時より
バッドヴィンテージに徹底した収量制限を行ったブドウを使ったワインの方が
良いものができることもあります。
* グッドヴィンテージのワインはある意味“単純”な味わい。
カリフォルニアでは若木を使うと言うのも、
ある程度の年数を過ぎると収量が落ちるので経営効率が悪い
ということだそうです。
ちなみに旧勝沼では「そんなに頻繁に植え替えるとそれはそれでコスト増」
と言うことでカリフォルニアより3〜5年+くらいで植え替えているとか。
972 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/28(金) 12:29:11 ID:qMY6P2mp
葡萄の木と同時に土壌の良し悪しもよく語られますが
土にはどんな手当てをしているんですか?
それこそ何百年も同じ場所で栽培している訳ですよね
973 :
Doors999:2007/12/28(金) 13:30:19 ID:uhvGgTO3
すみません。
そもそも論なんですが、価格の割にはということを除けて、価格関係無しに美味しいなと思ったのはやっぱりフレンチワインです。
で、醸造技術を調べてみると日本も最新の醸造設備を持って、よく研究されていると思いました。で残る差は樹齢にあるのかな〜と思っているしだいです。
樹齢の若いカリフォルニアワインで美味しいと思ったものは残念ながら無いのです。
カリフォルニアワインで美味しいと思ったロバート・モンダヴィ・ワイナリーも樹齢50年以上と聞いています。
>>937 そもそも論で言うなら「おいしい」とは何?と言う話になります。
あなたの「おいしい」と私の「おいしい」が全然違う可能性だってありえますから。
* このスレでも「高級ワインより2-300円のワインや
1.8Lの紙パックワインの方がおいしい!」と言っている人もいますし。
私自身で言っても
・ パスタとあわせる時はイタリアワイン
・ 寿司や和食とあわせるときは甲州
・ フランス料理とあわせる時はボルドーや南フランス
・ 何のつまみも用意せずにワインだけを楽しむ時はブルゴーニュ
が「おいしい」と感じます。
逆に言えば無条件で「おいしい」と言い切れるワインは私には“ありません”。
いわゆるパーカーポイントにしても「あんなのしぶい順に点をつけてるだけだ」
と言う人もいますし。
それとブドウの生育において「気候」と言う条件もあることをお忘れなく。
特に日本はブドウの大敵である「多湿」気候ですし
フランスと比べたら(夏場は)日照時間もかなり短い。
975 :
Doors999:2007/12/28(金) 20:57:19 ID:uhvGgTO3
ID:bj+Rz157さんのご説もっともです。
味覚は個人のものですよね。「寿司や和食とあわせるときは甲州」ですか自分は無理です。
気候もテロワールの一部ですので、ヨーロッパ原産のワイン用原種はやはり不利ですよね。
やはり日本ではワイン作りは無理となってしますのでしょうか?
>>975 > 「寿司や和食とあわせるときは甲州」ですか自分は無理です。
これまでどんな「甲州」を飲みましたか?
寿司や和食にあわせるにはむしろあまりきれいでないものの方が良いです。
それこそ一升瓶で売っているようなやつですね。
本当は「醸し」のやつが良いのですが最近は作り手が減ってしまいました。
次点としては中央葡萄酒の「グリド甲州」あたりですか。
甲州の「渋み」をうまく生かしたワインです。
* 私はあの「渋み」こそが甲州の特徴だと思っていますので。
良く言われることですが甲州は「ワインではなく葡萄酒」ですね。
あれは赤/白と言う範疇には入らない、言わば「別のもの」だと思っています。
あとはそれを受け入れられるかどうか、でしょう。
私は「欧米と同じワイン」を作るのは難しいと思っていますが
同時に「欧米では作れないワイン」を作れるのではないか、
とも思っています。
* 欧米では「味噌ラーメンに合うワイン」は作れないでしょうw。
977 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/29(土) 01:14:20 ID:vq2btuKR
ID:bj+Rz157さん
「それこそ一升瓶で売っているようなやつですね」は理解できます。
牡蠣にあうのは安いシャブリと一緒で、繊細な味の和食にはそれを邪魔しないワインが良いのと同じかな〜と思いました。
甲州ワインはワインと違うものですか。奥が深いですね。
私は、単純ですが鮨や刺身には自分では純米吟醸酒が一番合うと思っています。
ワインは魚の臭みが出るようで、純米吟醸酒は互いに引き立てあって最高のマリアージュのような気がしてます。
日本酒も以前はまってまして、実は日本の酒造はフランスのワイナリーよりも数が多いのですよ。
日本酒とワインは酵母を使った醸造酒というところでは醸造工程を調べると似てるところがあってなんかうれしい。
978 :
Appellation Nanashi Controlee:2007/12/29(土) 10:05:39 ID:SrZicRUf
>>976 まぁ個人的にですが私も寿司、和食に甲州って合うと思いますね。
淡白なイカや白身の魚にはちょっと甘みのあるタイプ(キザン白とか)が個人的には好きです。
また素朴な根菜系の煮物などには素朴な葡萄酒タイプ(ホンジョーオールドとか)が良かったです。
しかし甲州って色んな味、醸造があって甲州=この味って一概には言えないですよね。
>良く言われることですが甲州は「ワインではなく葡萄酒」ですね。
たしかにそうかもしれませんが、グレイスの「koshu」とか飲まれましたか?
あれは十分にワインと呼べると個人的には思いました。
また勝醸のアルガブランカ・ピッパとかも甲州の一つの形かなと思います。
生食にもワイン用にもあまり人気のない甲州ですが開花してくれると良いんですが。
一応ヴィニフェラ系で日本の風土にあう貴重な品種ですし。
>>977 「和食には甲州」と言うのはあくまでも
「ワインの中から選んだら」と言うことです。
もちろん日本酒のほうが合うと思いますよ。
>>979 飲んだことはあります。それと山梨市の有限会社さんのものも。
だから甲州で「ヨーロッパスタイルのワイン」を作る可能性は否定しませんが、
むしろそれから離れた方が“楽”なんじゃないか、と思ったのです。
ワインって結構なんでもありですからね。
トカイみたいなとんでもないもの(あの“匂い”は最初腐っているのかと思った)も
「世界3大貴腐ワイン」として高い評価を受けているくらいですから
“良いもの”を作ればスタイルはどうでもよいと思います。
「国産」ワインで忘れていたものを思い出しました。
赤の品種としてマスカット・ベリーAがありますが、
これを使ったワインで「ふしぎな香り」を持つものが出てきています。
富山のホーライサンワイナリーのものが顕著ですが
勝沼のフジッコワイナリーのものにもその傾向が多少見られます。
ベリーA100%にも関わらずカベルネ系の香りがするのです。
フジッコのものはステンレスタンク醗酵なので何かが混じったと言うことはありません。
ベリーAなのでフルボディは望めませんがフルボディだけが赤ワインではありません。
今後「国産」赤ワインにおいてベリーAは案外面白いかもしれません。