今年も、ボジョレー・ヌーヴォーの季節がやってきた。
2004年度の日本への輸入量は107万本と大量に輸入された。
近年の平均販売価格は2500円前後であり、数年前までは2000円程度だったから、ここ数年は値上がり傾向にある。
メーカーは高品質のものを選んでいるからと言うが、実際はどうなのだろうか。
ちなみに、定価2400円の内訳は以下の通りである。
定価 2400円
原価 400円
航空便 800円
関税 100円
国内輸送費 50円
販促広告費 250円
メーカー利益 80円
卸売り利益 170円
小売り利益 500円
400円の安酒を2500円前後で売りさばくというヌーヴォー商法を考えた人物は天才といえるだろう。
ちなみに小売りマージンは20%にもおよび、ビールの7%を考えると販売店にとっても実においしい商売ということになる。
マスコミ総動員でお祭りする訳も理解できるというものである。