□■ Windows Vista 78 ■□

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40名無し~3.EXE
Vistaパソコン総点検(3)ファイルがいきなり消えた! 早々の不具合にがく然

●Vistaアップデートを適用後、いきなり不具合が続発

 前回リポートしたように、試作機に載っていたVistaは、ソフトをアンインストールしても、それを格納し
ていたフォルダーが空の状態かつロックがかかった状態で残り、インストール時に作成したデスクトップ
上のショートカットアイコンも表示されたままという不具合があった。日本語入力システムも挙動がおか
しく、前回は書かなかったが、USBメモリーを外すように指定してもそこへの通電が切れない現象も見
られた。

 それが、30日のアップデートでどうなったかというと、まず、アンインストール後にフォルダーはきれい
さっぱり消えるようになった。

 そう書くと改善したように聞こえるが、違うのだ。アンインストールのときは、あらかじめ指定されたファ
イルまたはフォルダーのみが消えなければならない。そのソフトで利用者が作成したデータファイルな
どがプログラムフォルダー内に保存されている場合でも、一緒に削除せずに残すのが正しい動きである。
41名無し~3.EXE:2007/02/01(木) 13:01:46 ID:I7XXNPdT

 ところが、なんとVistaは、残すべき重要なデータファイルもろとも、指定に反してごっそり消し去ってし
まったのだ。試しに手元の他のパソコンで同様の処理をしたところ、すべての端末で同様の症状が起
きた。アップデート後のVistaに起因する問題とみて間違いないだろう。Vistaのファイル復元機能で復
旧を試みたものの、うまくいかなかった。

 一体どのような事態が起きたのか。パソコンにソフトを導入すると、通常はインストールのログが残る。
ソフトをアンインストールする際はそのログファイルを元に対象データを1つ1つ削除するはずなのだが、
アップデート後のVistaはプログラムがあるフォルダー全体を消去してしまったようなのだ。

 パソコンを長年使っていると、データを消失するというのはよく経験するのだが、それはデータの編集
中にパソコンが突然停止するとか、記憶媒体が物理的ないし論理的に壊れるといった原因で起こる。
ファイルをきっちりと管理すべきOSが、編集中でもない、保存されているファイルを指定に反して消し
去るなど、前代未聞である。ましてや、今回使っているVistaは試用版ではない製品版なのだ。

 いくらなんでもそこまでひどい動きはしないだろうと信じていた私は、おかげで、本来なら前日(1月31日)
に掲載する予定であった本コラムの原稿そのほかを消失してしまった。そこには、もう少しマイクロソフ
トにもVistaにも好意的な記述があったのだが、Vista自らが消し去ってしまったというわけだ。
ttp://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMIT0w000001022007