こうすれば直る!Windows98の不安定 Part20
>>745 > これに加えて、田中氏の主張は「へろへろ式と田中式はまったく違ったもの」だそうで
> す。田中式は田中氏がまったく独自に開発した物であり、既知(田中氏が開発したとき
> に田中氏自身は知らなかった)のデバイスドライバ再認識法などとも、まったく違う非
> 常に高度な手法であると表明しています。
うーん、当たっているような外れているような(笑
田中さんの主張は性能的には「田中式=へろへろ式+α」である、ということだろうね。田中さんも以前2chに顔を出していた頃は
やっと入り口に立った、とかなんとか蔑んでいたから(笑
で、確かに田中式はへろへろ式よりもいろいろ追加されている。例えば再認識を行うときにconfig.sys等を一時的に
変更し、emm386.exeやSCSI BIOSとの干渉する確率が減るような工夫がされている。ただし俺の見解は
「そんなことをする必要はない」「このパターンでWin9xがデバイスを誤認識する事例は確認されていない」だけどね。
つまり田中さんが正しければ「田中式=へろへろ式+さらに安定してでバイスを認識させる工夫」だし、
俺が正しければ「田中式=へろへろ式+無意味で手間のかかる作業」ということになる。
この部分もまた何度か書いているけど、このパターンでデバイスを誤認識する可能性に対してはWindows側で
対策が取られており、意味がない。むろんそれをかいくぐって誤認識する可能性が100%ないとは言い切れないが、
いまのところそのパターンは聞いたことがないし、田中さん自身きちんとその有効性を説明できていない。
誰も気づかないバグがWindowsに残っているかもしれないが、そんな確認されていない(田中さん自身さえ、ね)
問題に対してあれこれ手間をかけるのはまさに「杞憂」だと思うのだけどね。
田中式のプラスαの部分で唯一「こんなものは100%無意味だ」と俺が否定できなかった箇所はこの点のみ。
あとのやれレジストリの並び順がきれいな方がwindows自身も検索しやすいから安定するとか、なんだとかは
田中さんの寝言に過ぎない。
>>746 これはずいぶん前に書いたけど、昔は田中さんも場合によっては対照試験をやる気があったのだろう。
しかし田中さん自身がBIOSをアップデートしたら田中式とほぼ同じぐらい安定してしまった、とレポートした以降、
もはや対照試験をやる気はなくなったのだろう。
ちなみに田中さんは「同じぐらい」とはさすがに言わなかったが、BIOSをアップデートしたらレジストリの内容は
田中式をしなくても田中式と同じように認識されたし、ちょっといじっただけで青画面が出るような症状は
改善された、とは書いている。
実際、ちょっといじっただけでハングするWin98は俺自身過去に何度が見ている。それに対していくつかはデバイス削除&
再認識をしたら改善したケースもある。俺の場合はIDEドライバを削除するだけだったから、へろへろ式よりもさらにシンプルだけどね。
しかしそれでも手順を間違えるとにっちもさっちも行かなくなって再インストールする羽目になるから、よほどせっぱ詰まった場合以外
あえてやることはなかったけどね。
繰り返しになるが誤認識で一番多いパターンは、そのマシンではACPIが完全には機能しない(BIOSのACPI対応が不完全
だったり、ドライバのバグだったりなどで)にもかかわらずWin98はこのマシンはACPIが使えると判断して使おうとするケース。
ここからの脱出方法は2通り。ACPIの一世代前の規格であるAPMモードでWin98をインストールする。APMはACPIより
シンプルだし、省電力によほど気を使わない限り外見上はACPIとさして違いがないのでこれで普通は問題ない。
もう一つはBIOSやドライバをアップデートし、ACPIを完全に動作させる。まあ方向としては正しいが、古いハードの場合はそもそも
メーカーからも見捨てられていてBIOSアップデートや最新ドライバが入手をするのは難しい場合があること。
むろん不安定になるのはこのパターンだけではなく、田中さんも書いているようにUSBマウスとやたら相性の悪いマシンもある。
これはUSBデバイスの割り込みと他のデバイス(例えばSCSI)の割り込みが共有されている場合におこりやすい。元来は
複数のデバイスが同じ割り込みを共有しても機能するはずなのだが、一方のドライバにバグがあり、しかもそのバグが
特定の他のドライバと干渉した場合のみ顕在化するものだと、なかなか改善されない。
Win9xのコントロールパネルに強制的に16bitモードでHDDを動作させる、等の選択があることを見れば分るように、
Win9xの発売当時はまだまだMS-DOS用のデバイスが少なからず存在し、Microsoftはそれらの対応に四苦八苦していた。
しかしいくらMicrosoftがWindows本体や付属のドライバを工夫しても、ハードそのものやBIOS側が改善されないと
どうしてもWin9xのネイティブで機能させられないデバイスでもWin9xを動かす最後の手段として強制16bitモードとかの
いくつかの選択肢が用意された。
今はすっかいり立場が逆転してしまったが、この頃はまだMicrosoftがハードメーカーに歩み寄る必要があったわけ。
俺は「このデバイスはWin9x未対応です」と安直に切り捨ててしまわなかったところにMicrosoftのすごさをかいま見たような
気がしたね。それによってMicrosoftは今や「Windowsで動かなければPC用デバイスに非ず」という状況を勝ち得たということ。