IEEE1394 vs USB2.0 今ならどっち?

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635名無し~3.EXE
なんたらbps、という時は、Bits Per Second。なんたらB/secという時はBytes Per Second。
この使い分けがわかってないアホの書いた記事では、よく混同されがちなので注意。
ちなみに1byte=8bits。 bitの語源はbinary digit(二進数)。

ただし、USBやIEEE1394、CPUやチップ内部のバス幅や帯域、あとメモリの容量なんかの場合は
1バイト=8ビットと思ってほぼ間違いないのだけど、通信関係だと前後に1bitついて
10ビットワードだったりする事もあるので注意。

で、USB1.1の論理値は 11 Mega Bits Per Second (11Mbps)、1.375MB/sec。
USB2.0の論理値は 480Mbps、60MB/sec。
IEEE1394の論理値は 400Mbps、50MB/sec。

ただしバス型接続の場合はバスにデータのみが流れる訳ではなくコマンドも流れるし
調停期間等のオーバーヘッドも存在するので、1対1接続でも論理値がそのまま出るということは
まず無いといっていいです。

USB1.1のバス速度を遥かに凌駕するHDDを接続して行った転送テストで
帯域の8〜90%以上も出ていれば、立派にその限界まで使い切っていると言えますよ。

また同じテストでUSB2.0が奮わなかったのは、HDDのATA規格から
USB2に変換するチップの性能が悪いためであって、USB2.0自体の問題ではありません。

IEEE1394の場合はUSB2.0より古くからある規格であるために、
ATA-1394変換チップも無駄を省いた効率の良いものが出ていて、
テストの結果が良いのはこのためです。

プロトコル変換チップの性能は時間(世代)が解決する性質のものであるため、
USB2.0の将来を悲観することは無いですよ。