【国際】世界の食卓支える“日本流”サケ養殖、南米チリへ 日本の食の安全保障を確立する新たな試み、静かに結実[07/13]

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1すらいむ ★
【貳阡貳拾年 第4部 食糧安保新時代(2)】世界の食卓支える“日本流” サケ養殖技術、南米チリへ

 今年6月、日本の食卓を揺るがす、ある“事件”が起こった。銀ザケの卸価格が跳ね上がり、一時、20年
ぶりの高値水準になったのだ。高騰の理由は、サケの病気が流行したことなどから南米チリで漁獲量が激減
したこと。世界的にサケ人気が高まっていることもあって日本向けの供給が減少したのだ。

 日本にとってチリは重要なサケ調達先だ。東日本大震災で宮城県の銀ザケ養殖が打撃を受けた際にも
代替の調達先となった。2013(平成25)年の日本のサケ・マス輸入(金額ベース)のうちチリは
約6割を占める。

 かつて南半球にサケはいなかった。チリを北欧・ノルウェーに次ぐサケ輸出国にまで押し上げたのは、
ほかならぬ日本だ。1972年、現在の国際協力機構(JICA)が養殖技術の専門家を派遣。北海道
から卵を輸送し、放流、養殖の技術協力を本格化した。水深のあるフィヨルドと餌に恵まれた海域が
サケ養殖に適していることは分かっていたが、文字通りゼロからのスタートだった。

 奇跡を可能としたのは、「卵の選別から餌の開発、病気予防など日本の養殖技術の総合力と海面養殖
への切り替え」(JICA研究所の細野昭雄シニア・リサーチ・アドバイザー)だった。78年に
日魯漁業(現マルハニチロ)と三菱商事が海面養殖に乗り出し、88年には日本水産が現地企業を買収。
日水はその後、養殖から加工、販売までの一貫生産を立ち上げた。

日本の養殖技術によって育まれたチリ産のサケは、今や日本のみならず世界の食卓に欠かせないものと
なっている。

■「海外生産しか…」

 赤道直下の国・インドネシアでも、“日本流”が成果を挙げつつある。

 日本人農家の海外進出をサポートするフロンティアベース(長野県軽井沢町)の木村敏晴代表は昨年2月、
信州ファーム荻原(同県東御(とうみ)市)の荻原昌真専務とともにジャワ島でジャポニカ米の本格作付けを
始めた。今年2月からジャカルタのスーパーなどで販売。月産数トンと量はまだ少ないが、棚に並べれば
即完売する人気という。

 木村氏は「日本人農家の高品質化技術は確かで、それこそ世界が求めている。しかし、日本の農地では
人件費を考えると、競争力がない。日本の農業をビジネスとして成功させるには海外で生産するしかないと
思った」と打ち明ける。

 ビジネスだけでなく、日本の食糧安全保障にとっても海外に農地を持つことは重要な意味をもつ。
荻原氏は「海外で生産しても、そのコメをどこに売るか主導権を握るのは日本人。武器を使わなくても、
カロリー(穀物)を握ることの意味は大きい」と指摘する。

 海外の農地は資本で押さえることが可能で、中国や韓国など多くの国が他国の農地を押さえ始めている。
しかし、日本人農家が海外で農業をやろうとしても日本の金融機関からは資金が借りられず、国からの
補助金もない。2人の場合も資金調達は海外で行った。

 木村氏は訴える。「日本人農家の海外生産のために、海外農地を押さえ、貸し付けるといったインフラ面や
金融面などのサポートを国策として真剣に検討すべきではないか」

(つづく)
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140713/biz14071314300010-n1.htm
2すらいむ ★:2014/07/13(日) 15:09:19.27 ID:???
(つづき)

■「稼ぐ農業」普及へ

 “日本流”を輸出することで、日本の食の安全保障を確立しようという国家戦略は、徐々にではあるが
動き始めている。

 政府は、5月から、アフリカ全土で日本流の「稼ぐ農業」の普及に乗り出した。5月にエチオピアや
ルワンダ、次いで11月にはカメルーンやモザンビークなど計18カ国から農業省庁や地方行政官を日本に
招聘。来年度からは日本の専門家を各国に派遣し、技術指導者を1千人規模で育成する。市場動向を見て
栽培品目や作付け時期などを農家に教え、「稼ぐ農業」を各国で拡大してもらう計画だ。

 日本型の小規模農業を発展させ収入を増やすことで、人口増加によるアフリカの食糧不足の問題を
解決するとともに、長期的には日本の食糧の調達先となることが期待される。

 高い技術とノウハウを伝えることで、世界各地に農業・漁業そのものを根づかせる。その試みは今、
静かに実を結ぼうとしている。

(おわり)
3名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:13:33.67 ID:z2hnts8k
世界の人に食事を与えることは不可能です。
4名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:17:42.73 ID:3NDbJS/L
海外海外海外
そんなに海外がいいならまず糞マスコミどもが海外に移住しろよ
5名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:24:34.74 ID:csYL2jgo
チリ産のウニはクソマズイ
6名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:26:10.88 ID:nE3OXsfj
早く安全で安くて美味しい国産鰻の養殖を成功させてください
7名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:42:17.12 ID:/aqF/oaA
そういや近所のスーパーで売ってる鮭はチリ産ばっかだったな
8名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:43:37.23 ID:Z9084xCL
外来種サケに滅ぼされた固有種・・・。
9名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 15:58:39.36 ID:7ZjUK08Z
チリで津波、宮城で病気と同時に起きるって考えないんだね。

 馬鹿だからwww
10子烏紋次郎:2014/07/13(日) 16:05:02.63 ID:ck6uy/BO
>>9
馬鹿はお前www
11名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 16:14:43.24 ID:nhhl2lIO
日本流は他に及ぼす影響やシステムの持続性を無視するから、
いつか破綻するし、取り返しのつかないことになる。
12名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 16:44:05.28 ID:hCIOIM63
>>11 そうなの?知らんかった。何か具体例教えてよ
13名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 17:29:56.21 ID:LHFapMMa
儲かる農業を海外で実践なんてしたらTPPとか関係なく国内農業ジリ貧
残るのは鮮度くらいか
14名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 18:08:57.98 ID:IRvw3Qhu
>>11
「日本流」を「朝鮮流」「中国流」に置き換えるとあ〜ら不思議・・・・・。
15名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 18:27:23.94 ID:1eSIi+NB
東アジアは特亜プラスワンだから、同類だよ
16名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 18:28:32.70 ID:1eSIi+NB
善意の押し付け
中国は中国の善意を、韓国は韓国の善意を、日本は日本の善意を送る
17名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 18:37:21.53 ID:dWKS6BkV
狙いは養殖技術。
笛を鳴らして技術を盗み取るのが本命
18名前をあたえないでください:2014/07/13(日) 18:52:00.63 ID:Bb8AabaE
日本政府が金出さなくても有望なら農漁業とも日本の商社金融が黙って
指咥えてない。チリでもブラジルでもインドネシアでも。
だからシナより規模は小さいがシッカリやってる。何でも政府のせいにするなよ。
政府は税金からユルユル融資して役員天下りさせるから頼ってはいけない。
19名前をあたえないでください:2014/07/14(月) 00:28:44.37 ID:bRtO0tAQ
>>11 アルカニダの寝言かよ
20名前をあたえないでください:2014/07/14(月) 15:04:19.19 ID:bbKyLz9y
生銀鮭ってアンビリバボーに旨いな
チリ産の解凍物もそこそこ旨いけど宮城産の生は奇跡的にうまい
21名前をあたえないでください:2014/07/14(月) 18:12:40.01 ID:ekvR36mU
>>9
ギンザケは鳥取でも養殖始めてるよ
22名前をあたえないでください
hage