【インド】総選挙でモディ氏率いる野党圧勝 「敗者」は中国[05/29]
1 :
すらいむ ★:
インド・モディ氏圧勝で最大の敗者となる中国
インドの選挙管理委員会は、5週間にわたって繰り広げられたインド下院の総選挙で、野党のインド人民党
(BJP)が圧倒的勝利を収めたと発表した。すでにBJPは543議席のうち予想を大幅に上回る282議席を
獲得し、ゆるぎない与党の地位を勝ちとった。連立を組むほかの政党の議席を合わせると、BJPは337議席を
支配することになる。
一方、1947年の独立以来、世界最大級の人口を抱えるインドの民主主義体制を牛耳ってきた国民会議派は、
歴史的惨敗を喫し、獲得議席数はわずか44議席にとどまった。マンモハン・シン首相は17日に退任した。
インドの国内政治の文脈で見れば、最大の敗者となったのは国民会議派のラフル・ガンジー副総裁だ。
国民会議派が今回の選挙に勝利していれば、ガンジー氏がシン氏に替わって首相の座に就いていたはずだからだ。
しかしガンジー氏には、これまでずっとインドの権力を掌握してきたガンジー一族の気概が明らかに欠けていた。
ガンジー氏の選挙戦略は精彩を欠き、(3世代にわたって首相を輩出してきた一族も)4代も続けば
望ましくないということが露呈した。今後、歴史ある国民議会派のかじ取り役をガンジー氏が務めることは疑わしい。
■直接投資はインドに向かう
とはいえ、より広い視点で見ると、最大の敗者となったのはガンジー氏ではなく、北京の中国政府である。
この先数年、海外からの直接投資は中国ではなく、インドに向かうことは間違いないからだ。海外からの
資金を必要とする中国経済は、最悪の時期に直接投資の流れの変化を迎えることになる。
(つづく)
2014/5/29 7:00
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2800V_Y4A520C1000000/ (元記事は2014年5月18日 Forbes.com)
2 :
すらいむ ★:2014/05/29(木) 11:42:38.33 ID:???
(つづき)
一方のインドで、BJPはこのうえない好機に恵まれた。ラジブ・ガンジー元首相の母親であり、
ラフル氏の祖母だったインディラ・ガンジー首相が暗殺された後の1984年の総選挙では、国民会議派の
ラジブ氏が勝利したが、BJPにとって今回の選挙はその1984年以来の圧倒的勝利となった。
圧勝の結果、カリスマ性に富んだナレンドラ・モディ氏は正式にインドの第14代首相に就任する
(注:就任式は26日に行われた)。
モディ氏は、インド経済の構造改革を公約に掲げ、西部グジャラート州の州首相時代にリベラルな政策に
よって達成した好況の成果を、インド全域に広げることを約束してきた。「モディ氏は、グジャラート州に
インドで最初の、真の自由主義経済を導入し、新たなインフラ整備と雇用の創出を達成した」デリー大学の
元政治学教授、スブラタ・ムカジー氏はそう語っている。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのギータ・アナンドとゴードン・フェアクラウの両氏が伝えている
とおり、インドの有権者は、国民議会派の補助金政策やばらまき政策に魅力を感じつつも、インドが巨大な
グジャラート州になることを期待してモディ氏に投票した。つまり、今回のBJPの画期的勝利は、
インドの国民感情の変化の表れであり、かつて建国者たちが築いた社会主義経済との明確な決別を意味しているのだ。
退任したシン氏は、財務相を務めた1990年代、経済改革の推進役として知られ、第1期の首相時代には、
好況を達成してその手腕を高く評価された。だが第2期の首相時代の政策では失望を買った。足並みの
そろわない連立内閣のもと、必要な改革は断行されず、経済成長率は低下し、国民のあいだに不満が広がった。
同時に、海外投資家たちもインドに対して及び腰になった。シン氏が任期後半に手がけた経済改革のうち、
最も顕著な失敗は、大型小売店の進出規制に関するものだったといえるだろう。米小売大手ウォルマート・
ストアーズの苦戦が大きく話題にされたことで、多国籍企業はインド進出に慎重になった。そのほかの
外国企業の多くも、インド政府の対応に疑心暗鬼を募らせた。
とはいえ、これまでの失望はインドの将来に対する展望を悲観的にはしていない。海外投資家たちは
総選挙の結果を待つことなくインド買いに転じた。モディ氏勝利に期待が高まったことも一因となって、
代表株価指数SENSEXは、昨年の8月以降、29.5%上昇した。海外投資家たちは過去半年間に
インドの株式や債券を160億ドル以上も購入し、現在ではムンバイ証券取引所に上場している株式の
22%以上を保有している。また最近は、ルピーの対ドル相場も上昇している。
(つづく)
3 :
すらいむ ★:2014/05/29(木) 11:43:09.79 ID:???
(つづき)
■21世紀は「インドの世紀」
いま、インドの将来に期待しない人間などいるだろうか。モディ氏が予想を大幅に上回る勝利を
収めたことは、少なくとも今後、議会下院で彼が多数派を牛耳り、前任者のシン氏にとっては
夢にすぎなかった大業を達成できることを意味している。モディ新首相はインド経済を立て直す権限を
手に入れ、まず確実に、立て直しに成功するはずだ。すでにモディ氏には「スーパー・モディ」
「インドのマーガレット・サッチャー」などの呼び名がついている。インド国民のあいだでは、
「モディ・ウエーブ」の話題でもちきりだ。
モディ氏自身もこの国民の熱狂をあおっている。BJPがこれまで掲げてきたスローガン
「輝けるインド」を口にするだけでなく、21世紀は「インドの世紀」になるとも公言している。
本来、21世紀は中国の世紀になるはずだったが、最近ではこの掛け声はあまり聞かれなくなってしまった。
中国躍進の原動力となった経済はいまや息切れ気味で、歴史的な破綻をきたす寸前に来ている。
しかも、中国政府は多国籍企業に対して差別的な調査を強化している。
一例を挙げれば、今月半ば、中国政府は、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の
中国担当部門トップ、マーク・ライリー氏を贈賄容疑で起訴した。その一方で、同罪の国内会社を
目こぼしし、支障なく営業させている。
経済が低迷するいま、外国企業を悪者にする中国政府の手法は政治的には有効な政策といえるかも
しれないが、経済的には、長期的に見てきわめて拙劣だ。残念ながら現在の中国は、1970年代末に
改革路線を打ち出した指導者、ケ小平の知恵を学んでいない。
かつて「インドのケ小平」と呼ばれたシン氏は、失政により首相の職を辞した。シン氏の最大の失敗は、
インド経済を開放することができなかった点にある。いまのところ外国企業にとっては、ビジネス環境と
しては中国のほうがインド亜大陸よりも魅力的だ。しかし投資家にとって重要なのは今後の動向である。
(つづく)
4 :
すらいむ ★:2014/05/29(木) 11:43:40.84 ID:???
(つづき)
■「モディノミクス」に期待する外国企業
外国企業は、中国の今後の動向は自分たちにとって悪化する一方だが、インドは格段に向上すると見ている。
いまや「モディノミクス」とも呼ばれるモディ氏の経済政策は、大企業こそが雇用と富を創出し、
よりよい社会を築けることを最大の信条にしている。
ウォルマートの見解を聞いてみればよい。モディ氏はインドの小売市場──実はこれこそ、早急に近代化すべき
産業分野なのだ──開放を外国企業へ認めていない現行の規制を維持することを公約に掲げてきた。
だがこの公約はモディ氏の政治的方便にすぎないというのが大方の見方だ。真偽はともかく、世界最大の
総合小売業ウォルマートは、この公約を聞いてもなお、インドへの投資を増やし続けている。モディ氏の勝利を
予想して、ウォルマートはインドに新たに50店舗を開店し、ネット販売も開始する計画を先月発表した。
5000億ドル規模のインドの小売市場に今後もずっと進出できないという予想のもとに、ウォルマートが
こうした方針を打ち出すわけがない。
アナリストたちはモディ氏が中国の「古くからの友人」である点を指摘しているが、中国にとってモディ氏の
登場は、長期的に見て最悪の事態となる公算が大きい。中国経済が低迷するいま、モディ氏は自らが直接手を
下すことなく、中国を窮地に追い込もうとしている。じきにカネが音を立てて流れ始めるだろうが、
その流れはもはや中国ではなく、インドへ向かうことになる。
(おわり)
5 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:07:35.97 ID:tZmDwnR0
チャンコロ涙目wwwwwwwwwww
6 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:12:45.92 ID:yZSyFWAx
中国内乱カウントダウン開始
7 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:17:47.12 ID:lpCLjYQD
アングロサクソンに訴えたところでアングロサクソンはインドのが好きなのよね
読み甘すぎんだよ共産党(笑)
8 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:24:11.46 ID:ERe0oBi+
>>1 モディ首相は、インドの安倍総理。
モディ首相ご自身が、安倍総理の統治をモデルにしていると広言されている。
つまり「モディノミクス」 = 「アベノミクス」と言う事!!!
日印安保条約やASEAN集団安保によるシナ挟み撃ちやシナ包囲網、有るデ!!!
9 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:26:07.69 ID:ERe0oBi+
>>8のつづき。
モディ政権は、日本の核武装に協力してくるだろう。
さらに、安倍政権での、新スパイ防止法の制定もあるだろう。
総選挙と聞いて
インドでもAKBみたいなことししてるのかと思った
11 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 12:45:27.16 ID:dH7nHqaV
中国の紐付きだったのか 全体的に
なにやら 身近に感じる話だな
13 :
名前をあたえないでください:2014/05/29(木) 13:34:49.03 ID:ENb9ehMZ
>>10 AKBみたいな、しょぼいのと一緒にすんな
21世紀がどの国の世紀になるか。とどのつまり、それは国の民度で決まるよ。中国が失敗したからって次に人口が多いインドが主導権を握るって?インドの民度見たら永遠に無理だというのわかるよ。
16 :
名前をあたえないでください:2014/06/01(日) 03:37:21.59 ID:w3v4dAlB
>>15 中国があの民度で行けた所ぐらいまでは行ける
ただし、どこの国も先進国になる前に失敗して退場する
日本だけはそこを通過して先進国になれたが
韓国ですら世界から見れば先進国の条件は満たしてないからな
永遠に無理かどうかを考えるのはまだ20年ぐらい先の作業
17 :
名前をあたえないでください:
ウォルマートとかIMFは見当はずれな経済学だからな こいつらの意見は聞くだけ無駄