★女性つきまとい認める 直前に襲撃相手物色か 柏連続通り魔
※写真 連続通り魔事件が起きた現場付近で花を手向ける女性=7日午後2時10分ごろ、柏市あけぼの
http://www.chibanippo.co.jp/sites/default/files/IP140307TAN000034000.jpg?1394233875 柏市あけぼのの連続通り魔事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された自称無職、竹井聖寿容疑者(24)が
事件直前に現場付近での女性へのつきまといを認めていたことが7日、県警への取材で分かった。
襲撃相手を物色していたとみられる。竹井容疑者は死亡した池間博也さん(31)を襲った後、
乗用車を奪おうとしたがエンジンがかからず、刃物でタイヤを刺してパンクさせていた。
県警捜査1課と柏署の捜査本部は同日、竹井容疑者が同日朝から黙秘を始めたことを明らかにした。
雑談には応じるが、事件に関係する供述はしなくなったという。
竹井容疑者はこれまでに「金を奪おうと刺した」などと一連の事件への関与を認めていた。
「ネット仲間に借金を申し込んだことがある」とも供述していた。
女性は3日午後11時35分ごろ、事件現場近くの交差点で、男に「すいません、ちょっと」と声を掛けられた。
女性は走って自宅に逃げ込み、「不審な男がいる」と110番通報。その後、約10分の間に一連の事件が発生。
通報中、女性は窓から路上に池間さんとみられる男性が倒れているのに気付き、県警に連絡した。
捜査本部によると、竹井容疑者は近くで停車した車を襲撃。
運転席ドアを開けた上、刃物を突き付けて「金を出せ。人を殺した」と脅迫、男性から財布を奪った。
男性が車外に避難したすきに、運転席に乗り込み発車させようとしたが、エンジンがかからなかった。
このため、タイヤをパンクさせて、強奪した別の車で逃走した。
◆以前から不可解言動
竹井容疑者は事件を起こす前にも、周辺住民から不可解な言動を目撃されていた。
近くに住む無職女性(71)は竹井容疑者が昨年、自ら119番通報しながら、
自宅に来た救急隊になかなか玄関ドアを開けなかったのを見た。
女性は「相当容体が悪いのかと思っていたら、救急隊員と一緒に歩いて救急車に乗り込んだ」と振り返った。
また、ごみを出す際にも、マンション前の指定場所ではなく、少し離れた場所までわざわざ捨てに行っていた。
曜日も守らず、しばらく回収されないまま放置され、路上にごみが散乱していたこともあったという。
無職女性(65)は「分別をせず、ごみ袋の使い方もいい加減だった」と話した。
千葉日報
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